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「怖くなって、答弁書に払いますと書いて裁判所に送ってしまいました」「裁判所に行くのが明日ですが、どうしたらよいでしょう?」 緊急の相談があったのは昨日。 相談者A子さんは、ある消費者金融から10年前に借金、最後に支払ってから5年は経過している。その後、あの債権回収会社に債権譲渡されて現在に至っている。時効援用すれば、借金は無くなる。 しかし回収会社は、そんなことはお構いなく裁判を起こしてくる。債務者が時効援用しない限り請求はできるからである。 さて、A子さんの場合はどうだろうか、答弁書で相手の請求を認め、債務の承認をしてしまった。通常、債務を承認してしまうと、時効は中断してしまう。 ただ、訴訟の場合、答弁書に書いただけでなく、裁判所での陳述が必要である。「時間がない!」 当事務所が委任を受け、予定をやりくり、本日、代理人として担当司法書士が出廷した。 裁判官は好意的、A子さんの債務承認を撤回して、新たに時効援用の主張を認めてくれた。「時効中断の理由がなければ、訴えを取り下げた方がよいのではないですか?」裁判官の被告へのひと言で閉廷となった。やれやれである。 A子さんの場合、ぎりぎりのところで助かったが、時効を援用すれば払う必要のない借金を、払わなければならなくなる人が沢山いる。やはり、自分で判断せず、早急に専門家に相談することをお勧めします。マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2016.11.08
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過払い請求の相談、依頼が少なくなった。違法金利も是正され、総量規制が実施されれたので当然の結果である。 ただ、最近、総量規制に関係ない銀行やショッピングでの借り入れで多重債務に陥る人が増えている。属性も当時とは違っている。一流企業に勤める人、公務員等、こんな人がと思う人もいる。 当事務所で過去に過払い請求をした依頼人も、「すみません、またお願いします」と、遠慮そうに相談にくる。 借りている金額も半端ではない。 属性が良いだけに、銀行も遠慮なく貸付けるだろう。1ヵ月程前に 「銀行カードローンが消費者金融を大逆転」というニュースが」流れた。銀行にとっては甘い蜜なんだろう。 その銀行もどんどん貸付けるだけで、延滞が続くと保証会社に投げ、直接は手を汚さない。三井住友銀行はSMBCコンシューマーファイナンスというように。 払い過ぎもないため任意整理をしても元金は減らない、考えられるのは借金が原則として5分の1になる個人再生だ。幸い勤め先もきちんとしているため認可も出やすい。とにかく、今は勤め先もきちんとして、ある程度信用もある人が多重債務に陥る危険があるということです。十分気を付けて頂きたい。もしもの時は早めに専門家に相談することをお勧めします。 マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2016.09.05
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忘れたころに金融業者から催促状が届く。良くある話だ。原則として最後の返済から5年経過していれば、時効を援用することによって借金を逃れることができる。一般の人はそこまで気が付かないことが多い。そこで、少しでも支払ってしまえば時効は中断してしまう。本日、ある方が相談に見えられた。「借りた覚えがないんです」「少しでも良いから払ってくれと、男の人は来たんです」「怖くなって、借りていませんと言って帰って貰ったんです」借りた覚えがないと言っても、何か心当たりがあるのだろう。男が持ってきたという請求書を見れば、大手の債権回収業者である、最終返済日は平成15年0月0日となっていた。時効を援用できるのではないのか?その場で業者に電話、本人確認の後、相談者から電話を代わる。私 「訪問したようですが、そんなことまでするんですか?」業者「今まで連絡がとれなかったもんで、仕方なかったんでしょう」私 「最後の返済が平成17ですから時効ですよね?」業者「そうですね、それなら時効援用の通知を出してくれませんか」 「こちらも、整理が付かなくて困っていたんですよ」 どうやら、業者も処理に困って、連絡が取れない相談者宛てに訪問したようだ。こうして、相談者は時効援用の通知を出すことにより債務を逃れることができることになった。 何十年前の借金でも弁済するか時効を援用しない限り債務は消滅しません。貸金業は遠慮なく請求してきます。こんな時、冷静になって支払う前に専門家に相談することをお勧めします。 マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2016.01.22
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本日から仕事始め、休み明けを待ちかねていたように、相談、依頼が相次ぐ。生活保護の申請に行ったら借金も整理して下さいと言われたと、ある男性が突然の来所。借金を生活保護費から返済していくことはできない。自己破産するしかない、法テラスで受任する。 「過払い金が少なかったたら申し訳ないが?」遠慮がちな女性からの電話.「少額でも喜んでさせて頂きます。過払い金を超える費用、報酬はかかりません」当事務所の方針を説明、安心したのか来所の予約を受けるその他、任意整理、相続、登記の相談、依頼もあり、忙しいスタートであった。 マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2016.01.05
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当ブログの総アクセス数が500万件を突破した。この9年間、平均して1日1472人の人に見ていただいたことになる。感無量だ。 ブログを始めた当時は、「借金を苦に自殺」等々の新聞の記事がよく目についた。情報が少なかった。払い過ぎた利息が返ってくることを知らない人もほとんどだった。「過払金は全額返して貰って当然」「解決できない借金はない」この信念で、生の情報を発信し続けた。 沢山の共鳴を頂き、北海道、東北、四国等の遠方から相談に見えられる方もいた。 その反面、業者からの抵抗、嫌がらせも半端ではなかった。次回からは総括として、今までの、特に忘れられない事件、依頼者、そして業者との戦いを書いていきたいと思う。 マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2015.06.23
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「武富士の時の借金ですが、日本保証という会社から、 元金70万円に延滞利息250万円をプラスして払えと言われているんですが」ある相談者からの電話。めちゃくちゃのような話であるが、長期間支払いを延滞していれば、 そのぐらいの金額になってしまう。決して違法ではない。 この借金を逃れるのには、時効を援用するしかない。最後の返済から5年を経過すると、時効を援用することができる。 しかし、訴訟等起こされ判決が確定してしまうと、 そこから10年に時効は延長されてしまう。 ところで、この相談者、平成20年頃、訴訟を起こされ、出廷もせず、ほっといたため、判決を取られてしまったようだ。そうすると、早くても平成30年まで時効が援用できない。 そして、その間に給与差押え等の法的処置を取られれば、 さらに、そこから10年時効は延びてしまう。 運のわるいことに、この人、日本保証に嘆願の電話をした時、 聞かれるままに、現在の勤務先を話してしまったらしい。 このような状態になってしまった場合、専門家が介入しても、 満足できる解決は難しくなるこうならない前に、即専門家に相談することをお勧めします。
2015.05.26
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ある裁判所の法廷内、傍聴席で自分の順番を待っている。目の前では次々と審理が行われている。訴えた金融業者の原告は欠席、被告だけがぽつんと座っている。この業者は 支払督促を乱発して、そして異議申立をされても、自ら出廷しないようだ。このような珍しい光景が、法廷内では3回程続いている。「今日は、原告が欠席のため、何もできません」「原告から期日の申し立てがありましたら、再度呼出状を送りますから、その時また出廷してください」 裁判官が、何もわからない被告に丁寧に説明しているそして、「随分古い借金だから一度、専門家に相談したらいかがですか?」 本人は何のことか、分からずポカンとしている。どうやら、時効期間が過ぎた借金らしい。しかし、本人が時効を援用(主張)しなければ、時効の利益(借金の消滅 )を受けることができない。裁判官は「時効を援用したらいかがですか?」とは言えない。せめて親切心で専門家に相談を勧めたのだろう。 時効期間が経過した借金でも、債務者が時効を援用しない限り、業者は支払督促、訴訟等、裁判上の請求はできる。何もしないで、ほっといたり 裁判に出廷しても自ら時効を援用しないと、もはや時効は援用できなりくなりますので、気を付けて頂きたい。 マイサイト 過払い請求・債務整理 相談所
2015.04.22
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ある簡易裁判所、3件の事件を掛け持ちする。最後の事件は、貸金返還訴訟の被告の代理人として出廷。相手原告はCFJ。驚くことに、同法廷の40件程の事件は全て原告がCF J の貸金返還訴訟だ。不良債権の一斉整理が始まったのだろうか、破産したSFファイナンス、同じくクラヴィス、 そして今、盛んに訴訟を乱発しているアペンタクルの事が頭に浮かぶ。 CFJも、貸付を停止して数年になる。これからの動向に目が離せない。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き
2014.10.10
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最終返済日より5年を経過した金融業者からの借金は、時効を援用(相手への通知が必要)すれば支払 う義務がなくなります。 しかし 彼らは時効を援用させまいと、あらゆる手を使ってきます。 「1000円でも、2000円でも良いですから、とりあえず払って下さい」 決して甘言に乗って払ってはダメです。債務を承認したとして時効が中断してしまいます。 また、裁判所に訴えられて、判決等が出てしまった場合にも、時効の期間はその確定の日から10年に 延びてしまいます。 今年1月30日、このブログで紹介したAさんも、危機一髪のところでした。 6年前の住宅ローンの債務、時効期間が経過していても、サービサーは支払い督促を起こしてきました。 相談に見えられ時は、支払督促の異議申立期限は経過していましたが、最後のチャンスが残っ ていまし た。その後、送られてきた仮執行付支払い督促に異議の申し立てをしました。 相手の業者も時効のことはわかっています。支払督促を素直に取り下げてきました。 こうしてAさんは、辛うじて何百万円の債務の支払い義務を逃れることができました。 しかし、本日の相談者はお気の毒でした。 とっくに時効期間が過ぎた10年程前の借金、昨年、突然裁判を起こされました。 訴状が届いても出廷もせず、放っておいたため、判決は確定、そして給与の差押えがきてしまいました。 こうなったら手遅れです。悔やんでも仕方がありません。 「架空請求は相手にしないで放っておくこと」 巷ではよく言われているが、裁判所からの書類は違います。気を付けて下さい。 ご自分で判断できない場合は、即、専門家に相談することをお勧めします。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です)
2014.03.11
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「任意売却をしたのに、 今だに、督促がきます。ローン会社からは裁判を起こされ て しまいました。」 心配そうな、お母さん、そして、父親に娘さん。 一家で相談に見えられた。 よく話を聞くと、6年程前、住宅ローンの支払いができなくなり、 ある不動産屋を通して、任意売却をした。 住宅ローン以外に、他の債務もあったが、「任意売却をしたら、一切、支払いをする必要 はない」 「催促がきても、ほっとけばよい。」 こう説明されたと言う。 その後、各業者からの督促は止まらず、ついに 住宅ローン会社のサービサーからは、 法的手続(支払督促)を起こされてしまった。 このまま、ほっとけば、債務名義となり、給与も差押えられてしまう。 しかし、最後の返済から5年を経過しているため、時効を援用すれば債務は逃れられ る。 支払督促の異議申立期限の2週間は経過しているが、仮執行付支払い督促に異議 申し立てをすれば、何とかなりそうだ。 ようやく、相談に見えられたご家族も安堵された。 気を付けていただきたい、任意売却で自宅を処分しても、残った借金は消えません。
2014.01.30
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「仕事場にまで取り立てに来るんです、助けて下さい!」 Aさんから、怯えるような声で電話があったのは2週間程前のことだった。 10年程前に事業に失敗して、多額の借金を抱えていたが、ほとんどの借金は時効で 払う必要がなくなったが、この会社だけは、判決を取られているため、時効では逃れら れなくなっていた。 債権は転々と譲渡を繰り返し、強烈な債権回収専門会社に移った。 多分、二束三文で譲渡されたのだろう。 その間、Aさんも、居所を転々として、逃げるように暮らしていた。 あれから5年、もう大丈夫と思い、住民票を移したのだが・・・・・・。 ところが、この債権回収専門会社の執念はすさましい。 担当の鬼太郎が、即、Aさんの住所を突き止めて、住込みで働いている管理人室ま で毎週のように、取り立てにくるようになったのだ。 元金と同額ぐらいの遅滞損害金を付加した全額を一括で払わなければ給与を差押え ると脅かす。 「勤務先に知られたら居られない、夜逃げするしかありません!」 Aさんは、極限まで追い詰められてしまった。 直ぐに、事務所にくるよう話したが、仕事の都合でそれも無理。 そこで、今度、鬼太郎が来たら、「近いうちに司法書士に依頼する予定だから、それまで 待ってください」と、私の事務所名と電話番号を教えて、その場を切り抜けるよう、アドバ イスをする。 すこしほっとしたAさんと面談の日時を決めて電話を切った。 そして、2、3日後! 「ヒビヤ債権回収の鬼太郎さんから電話です」と事務員の声。 またも、鬼太郎がAさんの前に現れたようだ。 一瞬緊張する。まだ、受任はしていない、どう対応しようか? 一呼吸して電話を代わった。 長くなりましたので、続きは次回にさせていただきます。 (最近あった事例を少しアレンジして紹介させていただいております) マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です)
2013.10.12
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K子さん来所。300万円程の借金。今まで何とか支払ってきたが、ついに、ギブアッ プ。 債務整理により、少しでも借金を減らすことを決意した。 ところが、K子さん。 「 債務整理をしても、新しく部屋を借りられますか?」 安い部屋に借換えて、浮いた分を、少しでも借金の返済に 回す予定だが、 債務整理をしても部屋が借りることができるか心配のようだ。 債務整理をすれば、信用情報(ブラック)として掲載される。 しかし、信用情報は情報センターに加入している金融業社しか利用できない。 それも、本人の承諾がいる。 信販会社が、審査、家賃の支払の代行をしていない物件を除き、部屋を借りるのに 影響は出ることはない。 当事務所でも、自己破産をして自宅を手離した人が、新たな住まいを捜すのに困っ たという話は聞いたことがない、 「 正直に自分の状況を話せば、きっとあなたにあった、素晴らしい部屋が借りられる でしょう」 「 今は、物件過多で借りて市場、不動産屋さんも決めるのが仕事だから・・・ ・・・。」 A子さんも、私の説明に納得して、笑顔が戻った。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です)
2013.08.27
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「他の事務所に○社の過払い請求を依頼しているんですが、○割しか取り戻せない と言われましたが、実際はどうなんですか?」 「自己破産の手続きをお願いしているんですが、本当に破産しない方法はないんです か?」 最近、他の事務所の依頼されている方の相談が多くなっています。 「お電話だけですと詳しい事情はわかりません、その先生も貴方のことを考え、一生 懸命やっているんではないですか?」 としかお答えするしかできません。 各事務所は、それぞれの方針、考えで業務を行っています。 それを、詳しい事情もしらない部外者が口を挟むのは良くないことです。 場合によっては、同業者の考え、方針を批判することにもなり、依頼している人の不安、 不信を増大させることにもなりかねません。 そんな訳で、このような、相談には、具体的な回答はできかねますのでご了承ください。 各事務所の考え、方針はまちまちです。どれが正しいということはありません。 今は依頼者が事務所を選ぶ時代です。 何軒へも問い合わせ、相談をして、もっとも自分に適した事務所を探してください。 途中で依頼先を変えるには大変なエネルギーが必要になります。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中、場合によっては出張相談も可能です)
2013.06.04
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本日から新年度、裁判官も移動の時期のため、先週に続き、今週も裁判所への出廷は ほとんどない。 さて、年収の3分の1しか貸出しができなくなった総量規制が実施されて今年の6月18 日で3年になる。 ほとんどの人は、新たな借入れができなくなり、やむなく返済だけ続けるしかなかった。 そして、最近、返済を終わったこれらの人からの過払い請求の相談、依頼が増えてい る。従前の高い金利のまま完済されたので、相当の過払いになっていると思われる。 これはこれで万々歳だ。 次に債務整理だが、 いわゆるエリートと言われる一流企業の社員、社会的地位の人達が多重債務に陥っ ているケースが多い。 総量規制にあんまり関係ないこれらの人達がターゲットにされたのだろうか? また、総量規制に関係ない銀行からも狙い撃ちされたようだ。 借入金額も半端ではない。 これらの人は、面子とプライドがある。延滞を起こさないため、他から借入れをしてで も返済を続けていく。 そして借金は雪だるま式に増えていく。 最悪のパターンだ。 多重債務の罠はこのような人にも忍び寄ってる。 駄目だと思ったら、できるだけ早くギブアップすることをお勧めする。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2013.04.01
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「不動産を担保にお金を借りています、払っても払っても借金が減りません!」 ある息子さんの借金の件でお母さんから相談を受けた。 息子さんは事業に失敗して、各金融業者からの借金 合計1500万円程が残った。 そんな時、ある金融業者の甘い囁き。 「借金を一本にまとめましょう!利息も安くなりますよ!」 お母さんは自分名義の自宅を担保に、そして連帯保証人になってしまった。 その後、息子に代わり支払いを続けてきたが、払っても、払っても借金は減らない。 テレビ、ラジオから流れる「過払い請求」のCMが気になって仕方がなかった。 契約書を見せてもらうと、利息は年15%、法律で認められた利息だ。 「残念ながら違法金利ではありませんので払い過ぎではありません!」 私の説明に「ても、利息ばかりで、借金は減っていきませんが・・」 と最初は納得できない様子だった。 年15%は法定金利内であるが、たとえば1,000万円の借金の場合、1年間の利息 は150万円。 月12万5000円払っていってもすべて利息の返済に回ってしまい、 元金は永久に減らないことになる。 運が悪いことに、一本化のため完済した各業者への過払い請求も、すでに10年を経 過していて時効だ。 「不動産担保」と「保証人」の罠にはまってしまったお母さん。なす術がない。 しかし、幸いなことに懇意にしている銀行があるとのこと、 その銀行で低利での借り換をお勧めするしかなかった。 「色々の事が分かってよかったです」お母さんは肩を落として帰っていかれた。 もう1年早ければ、過払い金も取り戻せたのに、 お役に立てない自分が空しい。 どうか、おまとめローン 不動産担保 保証人には気を付けてください。 (最近の事例をアレンジして紹介させて頂きました) マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2013.02.28
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今年も余すところわずか、あいかわらず、担当司法書士は、手分けして裁判所に飛び 回っている。 自分は**の裁判所に出廷する。 **と言えば、アペンタクル(旧ワイド)の本拠地。裁判所にとっては大のお得意さん? 掲示されている事件日程表をみれば、今日もアペンタクルの事件が並んでいる。 一つの法廷はすべてアペンタクルが原告の貸金請求事件で埋め尽くされている。 数えてみると60件、裁判官も御苦労なことだ。 開廷時間になったらしく、係りの人が、ソファーで待機している被告(債務者)らに向か って「入室してください」と声を掛けている。 さて。これからどんな裁判がはじまるのだろうか? 時効により債務を逃れる人もいるだろうか? 上手に時効援用を主張できるのだろうか? 自分の担当の事件が別の法廷であるので、傍聴ができなかったが、 以前、他の裁判所で同じような事件をみたので、それを再現してみよう。 裁判官 被告に向かって 「最後に返済したのは6年前ですか?残金も間違いありませんか?」 「何か言うことはありませんか?」 被告 (債務者)「 はい、一括では無理ですから、分割でお願いします」 これで、時効は中断してしまった。債務の承認である。 最終の取引から5年経過すると、時効を援用することによって債務を逃れることができ る。 しかし、これは権利であるので、自分から時効の援用を主張をしないと裁判官は 取り上げてくれない。 「時効を援用します!」この一言で良いのだ。 裁判を欠席する場合でも、答弁書にこの一言を付け加えなければ、時効は中断され 借金は復活してしまう。 とにかく、裁判所から訴状が届いたら、弁護士、司法書士に相談することをお勧めしま す。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2012.12.19
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同業社の話を聞いても、昨年の東日本大震災以来、過払い請求は激減しているよう だ、当事務所も例外ではないが、それ程ではない。また、多重債務者も減少の一途を辿 っているようだ。これは、これで喜ばしいことである。しかし、ここにきて、当時のように、 相談、依頼が多くなってきた。 「*社の支払いが終わりました、過払い請求お願いできますか?」 「何年も払ってなかったんですが、△社から催促がきました、どうしたら良いですか?」 当時と比べて、内容に変化が見られる。 過去のお客様の追加依頼、そして紹介、また、ホームページ、ブログにより当事務所 の方針に共鳴して頂いたお客様等々、大変有難いことだ。 1社でも、少額でも、それだけの理由では依頼はお断りしません。 各業者は過払い処理も一服、焦げ付き債権の洗い出しが始まっているようです。 忘れたころに催促! 元金を超える多額の損害金を付加して一括請求をしてくる非常識 な業者もいます。 時効により払う必要がなくなった借金かもしれません? 一人で悩まず、相談ください。 過払い請求者が、借金で苦しんでいる人がいる限り、全力で、お力になりたいと思いま す。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2012.10.03
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プロミス相手の「債務不存在確認請求事件」の判決が言い渡された。 主 文 1 原告の被告に対する別紙債権目録記載の金銭消費貸借契約に基づく債務が 13万9322円を超えて存在しないことを確認する。 2 訴訟費用は被告の負担とする。 まず、第一審は完全勝訴だ。 原告Aさんは被告プロミスと2件の取引をしていた。 1件は1年8カ月と4年程の空白のある純粋のプロミス分 もう1件は、クラヴィスからプロミスへの切り替え分。 2件とも一連一体として利息制限法で計算、合算すると13万9322円が残ってしまう。 しかしプロミスは、1件目は分断を主張、2件目はクラヴィス分は承継しないとして、 残っている債務は合算で116万0481円だと主張してきた。 この差は大きい。過払いなっていないので、債務不存在確認請求事件を提起した。 そして、4回の期日を重ね、こちらの主張を全面的に認める判決が言い渡された。 しかし、まだ一審、プロミスもこのままでは引きさがらないだろう? 控訴してきたら受けるしかない。 依頼者の承諾を頂きましたので判決全文をアップさせて頂きます。
2012.09.24
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ある簡易裁判所に出廷する。 一時は賑わっていた傍聴席もチラホラ。 主役だった不当利得返還請求事件もめっきり減り、 金融業者の貸金請求事件がその座に返り咲いたかのように見える。 珍しくアイフルは貸金請求で原告席に座っていた。 不良債権の洗い出しが始まったようだ。 当事務所も、債務整理、過払い請求の依頼は当時に比べると減少している。 ところが、最近になって盛り返してきた。 「ブログを見ました、大変ですね! 頑張ってください!」 「ところで、私の友人が・・・・・」 既存の、また業務が終了したお客様からの励ましの言葉と有難いご紹介。 「本当に*社から満額回収してくれるんですか?」 ブログかホームページを見てのご相談、ご依頼。 久しぶりに事務所も当時の賑わいを取り戻してきた。 皮肉のことに「アイフル」に対する、過払い案件もさらに増え出した。 また、過払いの比率が高くなって「苦情申出」をされるのかな?(冗談) ところで、任意整理と過払い請求との関係について日頃、思っていることを書きたいと思 います。同業の士は「戯言」と思い聞き流して下さい。 抱き合わせの和解提案を要求してくる業者に対する、過払い請求と任意整理は相容れ ない関係だと思う。 他の依頼者の任意整理の便宜を図ってもらうために、過払い請求を手加減する。 絶対やっていけないことである。ところが、そうすると任意整理に対する締め付けが厳し くなる。 任意整理をしても効果が期待できず、または逆に不利益になってしまう案件も出てくる。 さてどうするか? 理由を説明してお断りして、任意整理を得意としている事務所に依頼するよう勧めるか、 紹介すべきであろう。 書士会の債務整理の処理に関する指針第11条には「債務整理事件を処理するにあた っては、合理的な理由が無いにも関わらず、過払金返還請求事件のみを処理するなど してはならない」とあるが、このような場合は合理的な理由に当てはまると思う。 自己破産、個人再生の案件も積極的に受任することは勿論、また過払い請求も少額や 面倒くさいというだけの理由で断ってはならないことは言うまでもない。 そうでないと、本当の「過払い漁り」になってしまう。 逆に、過払い金を何割しか取れない事務所は、それが得意な事務所を勧めることも必要 ではないか? まず、依頼者にとっての利益を考えるべきだと思う。 マイイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2012.09.14
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K子さんが一通の封筒を持って来所された。 封筒の表面には「重要書類」と赤字で印字 そしてご丁寧に「本日中に必ず開封してください」とも書かれていた。 今年3月に旧武富士の業務を引き継いだ「ロプロ」からの督促状だ。 重要書類を普通郵便で送ってくるところが笑える。 しかし、一般の人はビビッてしまう。 K子さんが武富士から借金したのは十数年前、事情があり、直ぐに弁済ができなくなっ てしまった。 裁判も起こされたが、出廷もせず判決が確定、そして今日まで支払はしていない。 請求金額は元金45万***円 延滞利息 125万****円 そして、督促状には「平成24年8月**までに支払わない場合は判決に基づき強制 執行をする」と書かれていた。 「元金の3倍もの利息も含めての全額をとても一括では払えない!」 W子さんは心配した面持ち、昨晩は眠れなかったという。 「心配いりません、一切払う必要はないでしょう!」 W子さんは、いきなりの私の言葉に驚いた様子だった。 督促状には当時の事件番号として平成13年(ハ)第**号と記載されていた。 とういうことは、平成13年に裁判を起こされたのだ。 金融会社からの借金の時効は5年、 裁判の場合は、その裁判が確定してから10年経過すれば時効を援用できる。 事件番号も若い、そして欠席裁判だから確定したのも早いはずだ。 念のために、裁判所に問い合わせると、平成13年度中に裁判は確定したことに間違い はなかった。 これで、時効を援用することで借金の支払を逃れることができることになった。 ようやく、K子さんの顔にも安堵の色が広がった。 「注意」 最近、ロプロは、旧武富士の不良債権の洗い出しをしているようです。 無造作に多量の督促状を送りつけているようです。 借りたお金は返さなければなりませんが、 時効を援用して、その借金を逃れる権利もあります。 ご自身で判断できないときは、お近くの専門家に相談されることをお勧めします。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2012.08.27
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夏季休暇も終わり、本日から業務開始。 休み明けを待ちわびていたように、朝から、相談、問い合わせの電話が相次ぐ。 信用情報(ブラック)に関するものも、相変わらず多い。 「債務整理をしてもローンが組めますか?」誰でも気になるところ。 そんななか、3年程前、債務整理、過払い請求を終えられた山城(仮名)さんから、 何の問題もなく住宅ローンの審査がおりて、待望の新居を手に入れたとの、 嬉しいメールを頂いた。 以下、山城さんの承諾のもと全文を紹介します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 萩原事務所 さま 残暑お見舞い申し上げます。さて、以下のように3年前に債務整理、過払いを お願いいたしました、山城と申します。本日はご報告があり、メールいたしました。 おかげさまで、あれから健全な生活を送り、この度、新居を購入いたしました。 あの時、債務整理、過払いの際に、「過払いによる債務圧縮などがあっても それは事故扱いには絶対しないようにお願いします」と当時担当でありました、先生に 再三お願いしました。 その思いが通じたのか、住宅ローンを組む際は最も厳しい与信審査ですが、 無事問題なく与信審査を通過して、この度の新居購入となりました。 私自身、あと3年くらいは審査は厳しいとは思っていただけに、大変感激しており、 また3年前は、藁もすがるように萩原事務所さんに駆け込んだのが、 (**で新築の) 新居購入までたどり着けたことが、今でも信じられません。 もちろん当初の借金の事由が実家への援助という名目でしたので、ここまで回復でき たのかもしれませんし、また住宅ローンも借金には変わりませんので、偉そうなことは言 えません。 ただ、ようやく人並に戻れた感覚はあります。 そして、債務整理や過払いで悩んでいる方々には、専門家の元、きちんとした対応さえ すれば、こうした与信審査への交渉、それ以上に借金が数百万あり、40代であっても、 きちんと挽回するチャンスがあることをお伝えしたいと思います。 私にとっては、借金という最大のピンチが、人生を転換させる最大のチャンスでもありま した。それを適切に助力していただいた、萩原事務所の皆様に、深く深く感謝いたしま す。今後は住宅ローンで苦しまないように、より一層精進してまいります。 取り急ぎの御礼とご報告まで。 山城・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山城さんは9社の債務整理をした。取引期間も長く、1社を除き、過払いになった。 その1社の残った債務も、他の過払い金で一括返済した。 債務整理をした場合、短くても5年間はローンが組めないと言われている。 山城さんの場合、残った債務も一括弁済をして、他の債務も過払いによって消えて 身軽になったことが評価されたのだろう。 考えてみれば、債務整理をしないで、多額の借金を返済している人より、借金を整理し て身軽になった人のほうが、住宅ローンを間違いなく払っていけると判断するのは当然 ではないだろうか? 但し、ローンの審査は、信用情報だけでなく、その人の職業、収入、勤務状況等、あらゆ る事柄が総合的に判断される。 必ずしも山城さんのようにうまく行くとは限らない。 ただ、信用情報を心配して何もしないよりは、先ず今の生活改善を考えるべきだろう。 そうすると、おのずと道は開けてくると思います。 マイサイト 過払い請求・債務整理の手引き (全国から無料相談受付中)
2012.08.16
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台風のため、朝から交通機関は麻痺状態。 朝早く、遠方の00簡易裁判所へ直行した担当司法書士、時間までにたどり着けず期日は延期となった。 本日の新規の来客はKさん一人。完済案件の過払い請求2件、1件は平成一桁時代からの取引。過払い金は司法書士の代理権の範囲140万円を超える可能性がある。「その場合は、ご協力頂くことになりますが大丈夫ですか?」承諾を頂き受任させて頂く。 最近、アイフルの例に見る経営状態の悪化を心配しての駆け込みの過払い請求、それに総量規制を控えての貸し渋りのため、支払の窮しての債務整理。依頼者の事情は完全に二極化している。今後この二輪にさらに拍車がかかっていくだろう。 これに対する業者の対応は? 過払い金の流失を少しでも抑えようと必死だ。アイフルは言うまでもなく、武富士は数ヶ月後の返金、それも分割払いを提案してくる。プロミスもしかり。最優良児のオリエントコーポレーショは5割返還に方針変更、ニコスも過払い利息を付加するのを嫌い始めた。 逆に債務が残った場合はどうだろうか? 一括請求をしてくる非常識なネオライングループは別として、アイフルは経過利息、将来利息まで要求、訴訟を辞さない構えだ。武富士、プロミスも経過利息を要求してくる。他の業者も追随してくる恐れが充分ある。絶対食い止めないと! 何のための債務整理かわからなくなる。 一年前には考えられなかったのが今の状況だ。さらに一年後は?債務整理も過払い請求も早いに越した事がありません。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.10.09
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A子さんはリストラのため現在失業中。収入は無くなったが、借金は減らず、約300万円が残ってしまった。「これからどうしたら良いのかしら?」 悲痛な表情で来所された。やつれた表情には似合わず、身なりはキチットしている。先月まではキャリアウーマンとして名の有る会社で働いていたと言う。 私 「心配しないで下さい、解決できない借金はありません」 「でも、なぜ300万円も?」A子さん 「1年程前から何とかしなければと思っていたんですが・・・」 私 「なかなか決断がつかなかったんですね」A子さん 「はい、簡単に借りられましたので、つい・・・ ・・・」 「今回の事(リストラ)が無ければもっと借りていたかも知れません」 1年前の200万円の借金が今は300万円、自転車操業の怖さだ!!幸い長い取引の業者もあり過払い金も見込まれる。着手金もその中から充当、残った債務の支払が開始する来年1月頃まで再就職、生活の基盤を築くことを約束して受任させ頂く。 公務員、一流企業、こんな人も簡単に借金地獄に陥ってしまう。業者にとっては最良の顧客、どんどん貸増をしてきた。 しかし来年6月から総量規制、年収の3分の1を超える貸付が原則として禁止される。債務整理は早いに越したことはない。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.08.26
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「家族に内緒で債務整理(過払い請求)できますか?」よくある相談です。 弁護士、司法書士が介入すると、代理人が交渉窓口になりますので、本人、家族に連絡がいったり、書類が送付されることはない。 事務所からの連絡、書類の送付も、「携帯電話へ・・」「無地封筒で・・・」「受取りに来所する・・・」等、取り決めをしておくと、そのとおり取り扱ってくれる事務所も多い。 この意味では内緒でできる。 しかし絶対ではない。 まず、めったに無いが(当事務所も過去2件の例があった)弁済和解交渉が決裂した時、相手業者が訴訟提起してくる場合だ。 債務整理を受任した弁護士、司法書士が相手が提起した訴訟の代理人になるにはさらなる受任が必要だ。そのため直接、訴状が本人に送られてくる。 ネオライングループ(ネオラインキャピタル、SFコーポレーション、旧ステーションファイナンス、フロックス等)は「一括で払わないと訴訟する!」と息巻いている。注意が必要だ。 次に過払い請求の場合はどうか? 相手業者が起こした控訴審の訴状は直接本人に送られてくる。司法書士には控訴審の代理権はない。また一審の代理人の弁護士も控訴審では再度、受任が必要だから。 最近、判決が確定した場合、代理人を無視して過払い金を直接本人に送金してくる業者がいる。上記のネオライングループ、アイフルは為替で送り付けてくる。本人限定郵便だが・・ 自己破産や個人再生の場合、業者や裁判所から家族、職場に連絡がいくことはない。弁護士が代理人、司法書士が送達受取人になった場合、本人にも連絡もいくことはない。但し、裁判所にもよるが一部の書類が送達受取人ではなく、本人に直接送達されることもある。 人、家族、色々事情があるが、同居の家族に内緒の自己破産、個人再生、それに多大な債務の整理はお勧めできない。家計全体の問題だからです。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.08.20
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一週間の始まりです。すでに夏休みに入った会社もあるらしく「いつもより電車が空い」ていました」と補助者のT子さん。業者からの電話も少なく、仕事が捗るとスタッフ一同。 しかし相談の電話は途切れる事はない。払いすぎたお金の返還を求める過払い請求、それと、支払いが立ち行かなくなっての債務整理、二極化している。 住宅ローンに、車ローン、欲しい物はカード決済、生活費の不足はキャッシングで・・・借金に依存している人は必ず行き詰る。不透明な時代、減収、倒産、失業に派遣切り、は突然やって来る。これに病気が加われば二重苦、三重苦。こんな時に備えてこそ蓄えが必要ではないでしょうか? こんなことを言うと「それができないから、毎日借金に苦しんでいるんだ!」とお叱りを受けそうだ、ごもっともである。 以前、読んだ本(生き方 稲盛和夫著)にこんな、くだりがあった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 講演会で松下(幸之助)さんは経営もダム経営と同じように景気の悪いときに備えて蓄えをしておく、そういう余裕のある経営をすべきだと話をされたのです。それを聞いて、何百人という中小の経営者がつめかけた会場に不満の声がさざ波のように広がっていくのが、後方の席にいた私にはよくわかりました。 中略・・・・一人の男性が立ち。こう不満をぶつけました。「ダム式経営ができれば、たしかに理想です。しかし現実にはそれができない。どうしたらそれができるのか、その方法を教えてくれないことには話にはならないですか」 これに対し、松下さんはその温和な顔を苦笑を浮かべて、しばらくだまっておられました。それからポツリと 「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけれど、ダムをつくろうと思わんとあきまへんな」とつぶやかれたのです。中略・・・ほとんどの人は失望したようでした。」 しかし私は失笑もしなければ失望もしませんでした。それどころか、体に電流に走るような大きな衝撃を受けて、なかば呆然と顔色を失っていました。松下さんのその言葉は私にとっても重要な真理を突きつけていると思えたからです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「強く願えば思いは実現する」ナポレオンヒルを初め、世の東西で語られてきた成功哲学である。 どうか一日でも早く借金生活を脱出して、ゆとりのある生活を送っていただきたい。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.08.10
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日経平均1万円台を回復!! 景気回復への期待感が広がっているようだが・・はたして? 当事務所には 相変わらず職を失った人、仕事のない人の駆け込みが続く。三年前に任意整理のお手伝いをさせていただいたHさんから電話あり。 Hさん 「以前お世話になったHです」 私 「しばらくですね!元気ですか?」 Hさん 「それが、また借金で・・」 私 「もう終わっているはずでは?」 Hさん 「実は・・・」 Hさんは 建築関係の職人さん。今年になって仕事がほとんど入ってこなくなった。任意整理の残債を支払うどころか。住宅ローンも払えなくなってしまった。こんな状態だから、夫婦の仲もうまくいかない。離婚の危機にも直面していると言う。 先日来店したTさんは 5年程前、奥さんと都心に高級飲食店を開店した。最初は夫婦仲睦ましく頑張っていたのだが、不景気の波をまともにかぶってしまった。会社の交際費、接待費が削られる不景気の世の中、客足は目に見えるように減少、 頑張れば、頑張るほど借金は増えていってしまった。従業員が一人、二人と去り、そして最愛の奥さんまで。「店を閉めることにしました」 かえってサバサバした表情のTさんだった。 生活苦、借金苦は夫婦仲まで引き裂いてしまうことが多い。苦しい時程、逆に絆を深めていただきたいものだ。解決できない借金はありません。最後の守るものは何ですか? 車? 自宅? お店?それとも家族の幸せ?
2009.07.27
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「地元だと誰かに見られそうで」とMさん、A県のT市から1時間半かけて来所。そのわりにはあまり深刻そうではない。 借金総額 13件 800万円程 住宅ローンも支払い中、それなりの収入もあるのだが・・ 私 「何故、こんなに(借金が)なってしまったんですか?」Mさん 「何故と言われても・・自転車操業ですよ」 「カードで簡単に借りられるもので、つい・・」 私 「奥さんはご存知ですか?」Mさん 「はい、妻名義のものも200万ありますが、それは、まだ大丈夫です」 私 「うぅーん・・・」 (何かおかしい?) 書いて頂いた債権者一覧表の最後に[T信販、300万 車ローン、借り入れ時期 平成21年3月]とある。 私 「車買ったんですね、新車ですね?」Mさん 「はい、これ(車のローン)の支払いも来月から始まるもんで・・」 私 「何故、こんな状態で車を買うんですか?」Mさん 「車が無ければ不便なんですよ、田舎だから」 私 「車は引き上げになりますよ」Mさん 「引き上げ?困るなぁ・・・・」 私 「再生するには何かを犠牲にしなければなりませんよ」 「それに意識を変えないと、何度も同じ事を繰り返しますよ」 多重債務から脱出するにはそれなりの覚悟は必要だ、痛みも伴う。本当に守る者は何か? 家?車?信用情報?それとも家族の幸せ? 遠方から来所されたMさんには申し訳ないが受任を見送る。奥さんともよく相談して、借金に真剣に立ち向う気持ちになって貰いたいものだ。其の時こそ再生への第一歩です。
2009.06.22
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静岡のYさんは失業保険暮らし、その支給も今月限り。そして250万円程の借金を抱えている。いよいよ土壇場か? 時間は余るほど有るYさん、高速で2時間足らずだが、5時間かけて一般道で来られた。精彩がまるでない。 私 「仕事は捜しているんですか?」Yさん 「はい、それがなかなか気に入った・・・」 私 「仕事を見つけるのが先決ですよ、借金は待ってくれませんから」 借金の事で頭がいっぱい、就職活動にも力が入らないという。自分に合った、やりがいのある仕事に就くのが一番だが、今はそんな状態ではない。 私 「着手金の支払いは8月末からでいいですから・・」 「バイトでも、なんでもいいですから、直ぐに仕事に就いて下さい」Yさん 「わかりました、二種(免許)を持っていますから、とりあえずトラックにでも 乗ります」 私 「そうですよ、何もしなければ解決はしません、すぐ行動をしないと・・」 見る見るうちに血色が良くなったYさん、ようやく再生への第一歩を踏み出した。 派遣切り、失業、倒産、不況、現状は、まだまだ厳しい。昨年、派遣村に溢れた失業者、見かねた飲食店のある経営者が衣食住付きで職場を供しようとしたが、気に入った仕事でないとの理由か?応募者が少なかったという。 まずは職に就く、気に入った仕事を探すのはそれからでも遅くはない。 ゴールに向かって、まずは小さな一歩を踏み出そう。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.06.08
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母子家庭のK子さん 意を決して来所された。「昨晩はよく眠れませんでした」「こういう所に来るのは始めてなんですもの・・」その心配も吹き飛んで笑顔で帰っていかれた。 借金はNカード一枚、35万円程 8年程前から月1万円程支払っているが一向に減らない、油断すると借り入れを重ねて増えてしまうという。 しかし他のカードには手を出さなかった。 「この支払いがなければ、子供に、もっとおいしいものを食べさせてあげられるのに・・」ため息交じりのK子さん、「借金は無くなり過払いになる可能性がありますよ」と聞いてやっと安堵したようだ。過度の期待はいけないが、返ってきた過払い金で、ちょっと豪華な食事でもしていただきたいものだ。 「相談者は、やっとの思いで電話をし、そして来所される」いつも事務所のスタッフに言っている。1件、2件でも遠慮はいりません。 どうか勇気ある最初の1歩を踏み出してください。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.06.01
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先週の土曜日、過払い請求における当事務所の解決までの事例を紹介させて頂いたところ、多数の相談、問合わせを頂いた。紹介したのは、あくまで事例である。争いがある場合は、1ヵ月、2ヶ月と解決が延びる場合があります。 和解の条件も相手業者、各事務所の方針にもよります。 さて今日は、専門家から見た上手な専門家の捜し方を本音でお伝えします。 あくまでも私の主観ですので、あしからず。1、 友人等、経験者に紹介して貰う。 これが一番です。自分が満足したから紹介をするのです。 しかし自分も満足するとは限りません。 条件、成果等を詳しく聞きましょう。 紹介された専門家も自分の仕事が評価されたのですから嬉しいものです。 さらに力が入ります。 「00さんからの紹介です」と必ず伝えましょう。1、 司法書士会、弁護士会に紹介して貰う。 当たり外れはありません、債務整理、過払い請求を扱ったことがない人を紹介さ れることはありません。ただ、割り当てる事務局も公平を考えます。 自分にとって最適の専門家を求めるのは無理があります。1、 ネット、新聞、その他の広告を頼りに捜す。 沢山の広告の中から最適な事務所を捜すのは大変です。 しかし頑張れば不可能ではありません。できるだけ多くの事務所に問い合わせ、 相談しましょう。 ほとんどの事務所が無料で相談に応じています。 そして遠慮なく、報酬、費用、各業者に対する方針、実績等を聞いて、 最終的に判断しましょう。1、 地元の個人事務所か? 遠方の(大手)事務所か? 地元に債務整理、過払い請求に特化している事務所があれば一番のお勧めです。 捜せない場合や、事情により遠方に依頼する場合は次のことに気を付けて下さい。 (1) 訴訟は、依頼人の住所地、相手業者との取引支店、本社を管轄する裁判所に提 起することになります。裁判所が遠方になる場合どうするのか、出廷してくれるの か?その場合の費用は?その他事務所の方針等を確認してください。 (2) 任意整理から自己破産、個人再生に移行する場合も同じです。 全国の裁判所の取り扱いに精通している事務所は少ないです。 (3) 大型事務所は多量の案件を扱っていますので、各業者の状況、方針、癖等に精通 していて安心して任せることが出来ます、その反面、能力以上の案件を抱え処理が 間に合わない事務所もあると聞きます。自分のほうからこまめに連絡を取って手続 きを早めてもらうよう働きかけることも必要でしょう。 債務整理、過払い請求は一度に何度もするものではありません。 「こんな筈では・・」 とならないように、自分でも勉強して、値踏みするつもりで捜してみてください。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.05.18
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2年前に任意整理、過払い請求で借金が無くなったはずのKさん、リピーターとして再度来所。 「あの時、カードを破棄しなかったばかりに・・」神妙な顔して呟く。 Nカードは法定利息、任意整理をしても減額は期待できない。過払いから一括返済することにして除外。一括返済したまではよかったが、カードは破棄しないで、ずっと手元に、人間は弱い者だ、ついそのカードを・・・・・気がつけば、またも借金生活に逆戻り。「もうありませんね?」 「はい、これが最後です、もうこりごりです」とカードを差し出す。 おまとめローンで完済はしたが・・親族の援助で完済はしたが・・同じように再度、多重債務にを陥る例は後を絶たない。 「カードを一枚ぐらいは手元に残さなければ、」不安な気持は分るが、債務整理は全てを一気にするのが鉄則、そしてどこからも借入れが出来ない状態を自らつくらないと、数年間は謹慎期間、リハビリに励まないと、なかなか借金癖は直りません。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.05.08
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連休が明けて今日から業務開始。 朝から、相談・問い合わせの電話が殺到する。休み明けのいつもの情景。 即日の予約も入れる。 今は私を含めて4名の司法書士が対応している。以前のように制限することも無くなっ た。さらに決め細かい、スピーディーなサービスを心掛けるべし。 「これから行っていいですか?」Sさん20分後に来社。連休が明けるのが待ち遠しか ったとのこと。A社は平成10年頃からの付き合いで過払いの可能性大、他も減額が見 込まれる。安心したのか足取りも軽く帰って行かれた。 午後一番 Yさん来所 完済後の過払い請求、最終完済日はいずれも平成11年8月頃 時効もぎりぎりセーフ。3年前に任意整理をしたとのこと 「なぜ、其の時、一緒にやらなかったんですか?」 「任意整理と過払い請求は別だと思っていたんです」とYさん。 K社もW社も今は破綻状態、其の時、過払い請求をしていたら・・・ 「過去に完済した分はありませんか?」当事務所は聞く事にしている。 続いて破産申立て準備中のTさん突然来所。 申立ては4月上旬の予定だったが延び延びに、何度電話しても依頼した書類が集まら ない。請求がストップして安心し切ってしまったのか? 「まだ終わっていません!!」「破産するのはTさんですよ!!」「やる気がないならや めますよ!!」先日ショック療法を与えた。ようやく眼が覚めたようだ。 午後3時頃、個人再生の打ち合わせのためKさん来所 「家計簿を付けてみてわかりました」「今まで、収入以上の買い物をしていました」 カードの怖さが改めてわかったと言う。500万円の借金が100万円になる予定。 個人再生も本人がその気にならなかったら成功しない。 本日、最後の来所はAさん。 5社全部債務残り、自分で計算したらすべて過払い、今、すべきか?それとも完済して から? 信用情報に載るのがネックのようだ。今月一杯で完済するとのこと。 幸い、すべて一流のサラ金会社、問題はないだろう。 業者からの電話もいつもと変わらない。レイクと2件5名の和解(過払い)成立。 連休ボケも完全に戦闘モードに切り替わる。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.05.07
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「車を引き揚げられて不便ではないですか?」と尋ねると 「お金を貯めて中古を買いました」と笑顔のSさん。今日は弁済計画の打合せのため来所。総額370万円の借金、受任したのは昨年12月の初め。車ローンの債務は引き揚げ、換価されたため半減した。車は今や生活の必需品、各社の請求がストップしている4ヶ月の間に貯金をして安い中古車を購入したと言う。 「欲しいものがあったら、貯金して買う」見事に実践されたSさん。 最後に「これからは払えば払うだけ(借金)が減っていきますよ。頑張ってください」と励ますと、「余裕があったら貯金して一括返済します」と元気よく帰って行かれた。 もう、二度と多重債務に陥ることはないだろう。 「車だけは手放したくない」よく相談される。気持はよく分かる、しかし良く考えていただきたい。何が一番大切かを・・ 車に拘ったばかりに債務整理に失敗した例も多い。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.04.16
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「すごい!!」「どんどん読み込んでいるわ!!」事務員A子さんの驚きの声。利息計算を瞬時に行うために、ある設備を導入した。なかなかの性能のようだ。 利息の引直し計算はエクセルで取引日、入金日、返済日を順次に打ち込んで行うのが 一般的、これに以外と時間がかかる。計算する案件が多量にあると、外注に出すか、 計算専門の事務員が必要になる。 そして、この仕事が速く正確に終了しないと、次の仕事(過払い請求、弁済和解交渉) に進めない。 当事務所は依頼された案件の迅速な解決を心掛けているが、さらに満足を頂ける サービスを提供できそうだ。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.03.24
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「実はT社とA社に給与差し押さえられているんです」Kさんの悲痛な叫び 「えぇー・差し押さえ!!」思わず聞き返す。 借金総額450万円、「自己破産」で0からやり直したいという。 私 「直ぐに差押はされません。裁判があったんでしょう?」 Kさん 「はい、何回も裁判所から書類が届いたんですが」 私 「ほっといたんですね? 欠席裁判ですよ」 Kさん 「会社にも居づらくなって・・」 「何とかなりませんかね?」 私 「受任通知を出しただけでは差押手続きは中止されません」 Kさん 「そうですか・・」 私 「とにかく急ぎましょう、破産の開始決定がされると中止できますから」 貸金業者は何回か催促しても支払いが無い場合、訴訟を起こします。 そして債務者には「答弁書」と称する書類が送られてきます。 この答弁書に「分割払いを希望します」と記入、第一回目の期日に出廷すれば ほとんどの場合、分割払いで和解になります。 しかし、答弁書も出さず、出廷もしないと、業者の言い分がすべて認められ 一括支払いの判決が下りて、給与等の差押も認められてしまいます。 この、俗にいう欠席裁判は多いです。 弁護士、司法書士が介入しても、業者は裁判上の請求、手続きを法的に中止する 義務はありません。 自己破産の場合、開始決定があるまで差押を中止することはできません。 そして免責が決定確定して初めて取消しができます。手続きも複雑になります。 すべてから逃れたい気持ちはわかりますが、傷口を大きくしないため、 早めに借金に立ち向う気持ちが大切です。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.03.23
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昨日 アエルの債権者集会(民事再生)が開かれ賛成多数で可決・ 即時に認可決定がされた。 詳細は以下のとおりです 参加債権者数 150名程 投票の結果 有効投票債権者数 18,980名 賛成票 15,249名 反対票 3,731名 よって債権者の議決割合の77.66%の賛成により認可が決定。 これにより過払い債権者にも今年6月以後、請求額の5%が配当されることになる。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.03.19
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Wさん来所。紹介者のTさんも同行する。 Tさんには,これまで3名紹介して頂いた。 面倒見の良い、親分肌の人はどの職場にもいるものだ Tさん 「今度はこいつ(Wさん)お願いしますよ」 私 「いいですよ」 Tさん 「皆で(過払い)の話をしていたら、こいつが聞き耳を立ててきて・・」 私 「こう言う悩みは、なかなか相談できませんよ」 Tさん 「早く事務所へ行けっていたんですが、一人じゃ心配だと言うもんで・・・」 Wさんの債務は 武富士、アエル2社 取引期間は昭和時代から。 私 「間違いなく過払いだと思いますが、アエルは全額は無理ですね。 民事再生中ですから」Tさん 「いいんですよ、支払いがなくなればそれで、なぁ・・?」 Wさんも頷く。 貸し出しもストップされて、毎日7万5000円程、支払ってきたWさん。 アエルからは僅かしか返金されないだろう。もう少し早く気が付いていれば・・ 今度は、午後SさんがN子さんを伴って来所、そして夕方、3年前に過払い請求の依頼 を受けたT子さんから「友達の娘さんが借金に苦しんでいる、是非相談に乗ってくださ い」と電話がある。 借金の悩みは相談し難い、どこに相談していいのかもわからない。 身近で同じ悩みを克服した人に相談するのが何よりだ。 日本は借金天国、身近に、借金に苦しんでいる人、克服した人が必ずいる。 恥ずかしがることはない、明るく笑い飛ばして相談してみることは必要だ。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.03.17
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A子さんの目は滲んでいた。「よかったですね」私のひと言に涙がこぼれ落ちた。 そしてハンカチを取り出し瞼に・・ 借金に苦しんでいた時の涙がうれし涙に変わった。 借金が無くなり、過払い金も先日精算させていただいた。 「ちゃんと(事務所に)行って御礼言わなければだめよ」娘にも促されて来所された。 私 「どうですか、今の気持ちは?」 A子さん 「幸せです。電話にも脅えなくなりました」 「それから(過払い金の)入金ありがとうございました」 私 「A子さんが苦しい中、払われた大切なお金ですよ」 A子さん 「はい、娘の入学金にあてます」 「安心して(専門学校)に行かせることができます」 そう言うと、また、涙が頬を伝わった。 A子さの家庭にも長い冬が終わり、ようやく春が訪れた。 苦しい悲しい涙も、いつか必ず、うれし涙に変わることを信じて 勇気ある第一歩を踏み出しましょう。解決できない借金はありません。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.03.13
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千葉県のK市からSさん来所する。派遣切りや、失業の心配ない公務員だが 昔、ついサラ金に手を出してしまい、抜き切れなくなってしまったという。 私 「遠いところからどうも・・・」 Sさん 「近くにもあったんですが」 「仕事が仕事ですから、誰かから見られているようで」 私 「そうですよね、気持はわかります」 「ところで、借金の原因は?」 Sさん 「昔、財布を落としてしまい、あまり簡単に借りられるもので、つい・・」 私 「どんどん貸してくれたんでしょう」 Sさん 「はい、簡単に限度額を上げてくれました」 人とのつながりが強い地元地域、元を辿れば知り合いにぶち当たる心配も・・ こんな理由でも遠方からの相談、依頼が多い。 それに、公務員、一流会社の社員等で多重債務に苦しんでいる人も。 「職場に知られたら大変だ!!」「誰にも相談できない」そして延滞することなく払い続け る。業者にとって最良顧客、どんどん貸し増しもする。 借金は麻薬と同じ、多重債務に陥らないためにも脱出するにも、強い意志が必要だ。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.03.03
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「遠い所からどうも、どのくらい(時間)かかりました?」 「7時間ぐらいですかね」 Tさんが新潟県の00市から来所された。 当事務所は遠方からの相談者、依頼者が多い。 光栄であり、身の締まる思いである。 私 「地元では相談してみましたか?」Tさん 「それが、駄目なんです・・」 「少しでも分断があれば、個別計算で交渉が方針だと言われたりして・・」 私 「そうですか、交渉事は、最も有利な条件で交渉するのが鉄則ですよね?」 Tさんの地元には希望に沿った事務所は無かった。 弁護士、司法書士の仕事は「債務整理」だけでは無い。 相続、労働問題、不動産登記、会社登記、成年後見等々 得て不得手はある。 まず、依頼する前に、どれだけの経験、実績があるのか、 そして方針を聞いて見るべきだ。 「7割、8割で過払いの和解をさせられた」「何ヶ月も放置されている」苦情の相談は多い 事務所だけ責めることはできない。それぞれの事情、方針があるからです。 依頼先を変えるのは、精神的にも金銭的にも負担が大きい。 事務所選びは慎重にと言いたい。 マイサイト債務整理,過払い請求専門
2009.02.27
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還暦を過ぎたKさん、ようやく仕事が見つかったが、癌が判明採用を取り消され検査入院をすることになった。 身寄りも無く孤独なKさん、役所に生活保護の申請をしたが、わずかな所持金があること、それに債務を整理することが先決と断られた。そして、誰に聞いたのか当事務所を訪れた。 債務総額 350万程、取引期間は昭和時代から。信販系が3社、銀行が2行 そのほか離婚した妻名義の銀行1行銀行の減額は無理、信販系は過払いが期待できる。しかし昭和時代からの履歴開示は難しい。やはり破産しかないのか?それに問題なのは元妻名義の借金。 私 「奥さん(離婚した元妻)名義の借金も整理しないと駄目ですよ」 Kさん 「それだけは払っていきたいんです」 「再婚していますし、迷惑は掛けたくないんです」 私 「気持ちはわかりますが、まず自分のことを考えなければ・・」 「今の状態で払っていけるんですか?」 Kさん 「入院するのをやめようかと思うんです、お金もかかりますから・・」 私 「それは・・・」 「わかりました、奥さんの分はしばらく保留にしましょう」 再婚して平穏に暮らしている家庭に波風を立てたくないという。 こういう実直な人が生活苦に、借金苦に、落ち入ってしまう。 自己破産する場合は、元奥さんへの借金を外すことはできない。 過払いで相殺して借金が無くなることを、そして健康が回復することを 祈るしかない。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.02.25
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「娘の00です、一緒に連れてきました」とY子さん。 母と娘の二人暮らし、借金の名義は母親、娘さんとともに完済に向けて頑張っていると いう。紹介する母も、挨拶する娘さんも微塵の暗さもない。 P社、30万、A社15万、T社30万 N社5万の計80万円程 私 「一社あたりの金額が少ないですね?」Y子さん「この数年、返済だけしてきたんです」 私 「そうですか。道理で・・」Y子さん「今年完済するのが目標なんです」 娘さんも笑顔で頷く。 私 「取引期間の短いP社以外、借金はなくなっているかもしれませんよ」Y子さん「いいんです、少しでも借金が減れば・・」 私 「そういう気持ちなら大丈夫です、それに事故情報に載りますが?」Y子さん「かまいません、もう借りることはないですから」 私 「わかりました、着手金も後払いということで受任させていただきます」Y子さん「えぇ・・いいんですか、払わなくて?」 私 「過払い金の中からで結構ですよ」Y子さん「その分貯金します」 私 「それはいいですね?」 家族に内緒の借金、相談することもできず一人悩み苦しむ。その場しのぎで再度の借金、そして最悪の状態に・・・ しかし、この母娘は違う、すべてを共有、完済に向けて共に頑張っている。借金のなくなる日もそう遠くはない、応援せずにはいられない。 マイサイト 債務整理,過払い請求専門
2009.02.06
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「妹が自殺未遂をしたんです」「私が変わって整理してあげたいんですが?」 S子さんからの思わぬ電話に驚く。3年程前、お母さんの代理で手続きをされ、思いがけない過払い金にお母さん共々喜んでいただいた。そして今度は妹さん、しかもこんな形で・・・ 病院で療養中の妹さん、まだ口が聞けないという。元気になられたら一度電話を頂くことを約束、簡単な委任状だけで受任させていただくことにした。 借金に悩みは相談しにくい。一人で悩んでしまう、まじめな人程、そして・・・貴方だけではありません、多重債務で苦しんでいる人は、そして多くに人が脱出しています。相談することです、そして勇気ある一歩を・・・今より悪くなることは絶対ありません。解決できない借金はないのです。たかが借金、尊い命、大切な家族に比べたら。
2009.02.04
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不況の波が身近に感じてきた。本日、新規の相談者5組、4名の司法書士、そしてスタッフ、ふる回転。この種の相談に笑顔で来られる人はいないが、最近の相談者の表情は特に暗い。 借金苦だけでなく、不況のための生活苦もか?・・早く笑顔を取り戻していただけるよう我々も頑張るしかない。 近隣のS市役所からの紹介のAさんは自営業、今年になって売り上げが半減してしまったという。今まで資金繰りは消費者金融に頼ってきたが、ついにギブアップ。インターネットもやらない、電車に乗ることも滅多にない、自宅で黙々と仕事をしてきた。どこに相談したらよいかわからず市役所に駆け込まれた。今は各市町村役場に多重債務の相談を積極的に受ける専門家の名簿が提出されている。 さて、Aさんは古い業者で15年、殆ど10年以上の取引。「心配ありませんよ、借金は無くなるとおもいますよ」の言葉にも、信じられない様子でついに笑顔が戻らなかった。 最後に来所された浜松のTさん、昨年12月派遣切り、今は無職。しかし借金の催促は待ってくれない。請求を止めるには介入するしかない。猶予は3,4ヶ月、その間に仕事を探すことを約束して受任する。 毎日、暗いニュースが続く、駄目だと思ったら本当に駄目になってしまう。 立ち向かうのは自分自身です。解決できない借金はありません。 「病気の人は健康になる楽しみがあるから幸せだ!!」何かの本に書いてありました。
2009.01.27
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昨年1年間の依頼者の分析をしてみた。住所別では地元の埼玉県が全体の42% 続いて東京都の25% 神奈川県6.5%千葉県5,7% その他20.8%の割合であった。遠方からは 茨城県29人、 栃木県14人 群馬県7人、山梨県5人 新潟県5名 静岡県3名の他、全国からも沢山の依頼も頂いた。 男女別では女性が32%。CM放映等で女性も気軽にサラ金が利用できるようになり、多重債務で苦しむのは男性ばかりではなくなったようだ。 次に年代別では、20代、10.4% 30代 49.2% 40代 20.8% 50代 10.0% 60代 7.4% 70代 3,2% 子育てに、教育資金にお金がかかる30代が半数近くを占めた。 60代、70代はさすが少なかったが、ほとんど子供さんの同行か、代理による手続きだ った。どこにも相談できず苦しんでいる高齢者の人もまだまだ沢山 いると思われる。 当事務所は、地域に制限することなく、できるだけ受任させていただいている。また、高齢等の理由で本人での手続きが不可能な場合は、息子さん、娘さんの代理でも受任させていただいている。 今年もこの方針で、一人でも多くの人の笑顔が見られるよう頑張っていきたい。
2009.01.08
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明けましておめでとうございます。本日から仕事始め。 沢山の年賀状、メールありがとうございました。 「今までこんな気持ちで正月を迎えたことはありませんでした」と借金が無くなったKさん 「借金に追われない生活を送っています」と2年前個人再生と破産により再出発をした Yさんご夫婦等々・・・・ しかし、まだ、まだ、借金に苦しんでいる人は沢山いる。 新聞、テレビからは暗いニュースばかり。 「悪い!悪い悪い!」「駄目だ!駄目だ!」と思っていると本当にその通りになってしま う。 心を強く持って頑張って欲しい。 昨年は人員不足のためご迷惑をおかけしましたが、本年は新たに2名の司法書士も加わり万全の体制。一人でも多くの笑顔が見れるよう、スタッフ一同、頑張る所存です。 最後に高田雅子(仮名)さんから頂いたメールをご紹介いたします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下原文) 千葉の高田です。 去年、受任して頂いてから毎日、笑いながら過ごさせて頂いています。 ご多忙の中、自分の見栄のための借金で身動きが取れなくなった私に希望を与えてくださった事、とてもとても感謝しています。 今年のお正月はおかげさまでのんびりする事が出来ました。本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いします。00先生、スタッフの皆様に今年も良いお年であるようにお祈りいたします。 メールで失礼しました。
2009.01.05
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時計の針は午後7時半を回ろうとしている。知り合いの中山さん(仮名)が駅に相談者を迎えに行ってから1時間を経過しようとしている。 中山さんとは4年越しの付き合いだ。 過払い請求を依頼された縁で今まで何人もの紹介をいただいている。 今日も営業時間外の午後6時半に相談者Aさんを伴って来所する予定だった。Aさんは親とは別居して今は神奈川に住んでいる。実家に督促状が頻繁に飛び込むため、お母さんが心配して、会社の上司の中山さんに相談したとのことが経緯だ。 「どうしました?8時から予定があるんですが・・」待ちきれず、中山さんの携帯に電話すると「すまん、すまん、今連絡が付きました、もう直ぐ来ますから」と・・そしてしばらくして来所。 「どうなされました?」 遅れた理由と侘びを期待してAさんへの問いかけに、「遠かったもんで」の一言、全然、悪びれた様子がない。時間が無いため直ぐ事情聴取。5社230万円 借入れたのはすべて3年前、そして借りるだけ借りて今まで放置。 私 「3年前に借りて今まで一度も返してないんですか?」相談者 「はい」 私 「何かあったんですか?」相談者 「急に北海道に転勤になってしまって・・」 私 「北海道からでも返済はできましたよね?」相談者 「そうですね」 平然としている、まるで人事のようだ。たまりかねた中山さん 「駄目だよ、認識を持たないと、お母さんが心配していたよ」 「延滞金も元金と同じくらい付いちゃっているんじゃないの」相談者 「何とか自分で払っていきます」 私 内心(これは駄目だ!!) 債務整理は本人がその気にならないと成功しない。Aさんは各業者に不義理をしてしまった。まずこの点を反省して侘びの気持ちをも待たないと駄目だ。代理人として介入するからには二度と業者の期待を裏切ることはできない。依頼者、代理人、業者との信頼関係が必要だ。 中山さんとAさんに今の状態では受任できないことを説明する。
2008.12.25
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今年も、一日、一日と終わりに近づいている。借金の悩みは、行動を起こさない限り終わらない。 新しい年に持ち越したくない。今、第一歩を踏む出せば、介入通知で、請求はストップする。そして、しばらく借金のことを忘れ、新しい年を迎えて欲しい。きっと新たな希望も勇気も沸いてきます。 昨年の12月に受任させて頂いた吉田幸一(仮名)さんから応援のメールが届いた。 以下原文00先生 1年前にお世話になった吉田です、その際はありがとうがざいました。 あの時は、借金にどうにもならなくて、藁をも掴む気持ちで先生にお願いしました。 「心配することはありません、今より悪くなることは絶対ありません」 「しばらく借金のことは忘れて新しい年を迎えてください」の先生の言葉に 気が楽になり救われました。 そして新年を迎え、希望もわいてきました。けっきょく過払いで借金もなくなり。今年は夢のような一年でした。まだまだ、借金で苦しみ、クリスマス、正月どころでない人が沢山いると思います。どうか、一人でも多くの人を助けてあげてください。 不景気のため仕事はあまり順調ではありませんが、何の心配も無く、クリスマス正月を迎えられる自分が幸せです。ほんとにありがとうございました。事務所の皆様にも宜しくお伝えください 吉田 幸一
2008.12.18
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毎日、相談、問い合わせの他、セールス、売り込みの電話がひっきりなしに掛かってくる。電話帳、ネット等で電話番号を公開している以上、仕方がない。相手も仕事、必死だ。 しかしこちらの仕事も中断してしまうので、失礼のないよう即座にお断りしているが・・「先生 Yさんと言う人から電話です」 事務員のM子さんの声。聞き覚えがない、顧客でもなさそうだ。 電話を代わる。 私 「司法書士の00です」Yさん 「お忙しいところすみません」 「私,Yと言いまして、此度15年間勤務していました金融会社を退社しまして 過払い請求の事業をやることになりました」 「是非、先生に協力していただきたいと思いまして・・」 私 「弁護士か司法書士の資格をお持ちですか?」Yさん 「ありません、そこで先生に介入していただきたいんです」 私 「それは問題がありますよ」Yさん 「心配ありません、話だけでも聞いてくれませんか?」 私 「申し訳ありません、今、そのような事を考えていませんので結構です」 無資格者との提携は禁止されている。開業まもない新人に、この手の誘いはよくあるようだが、まさか事務所にもとは・・・ スタッフ一同大笑い。 怪しげな相談センターから、司法書士、弁護士を紹介されて、ずさんな処理、高額な報酬の請求等、被害にあった話はよく聞く。 気を付けてください 債務整理、過払請求の相談、代理は弁護士、司法書士(制限があります)しかで きません。 相談、依頼は信頼できる、これらの専門家に直接すべきです。
2008.12.17
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昨日に続きカードの話です クレジット会社からの履歴を見ると、カード作成日と,キャッシング開始日が大幅にずれていることが多い。3年から5年後にキャッシングを開始したという例もある。 どういうことなんだろう? 「洋服を、家電製品を、買ったら作らされた」 「サービス品に目が眩み、使うつもりがないが作ってしまった」という話を良く聞く。 私が週末に行く近くの天然温泉、会員カードで入場券を買うのだが、そのカードも信販会社との提携カードに切り替えを進めている。 「このカードで入場券も、入浴後の飲食代も決済できます」 「カードを切り替えていただくと無料入場券を差し上げます」 信販会社の係員が盛んに勧誘している。 悪い話ではないと、手続きをする人が列を作っている。しかし、カードには当然キャッシング機能が付いている。こんなところに落とし穴があるんだろう。 本日来所したKさん。「借金の原因は?」と尋ねれば。 「会社の資金繰りのため、2年前に作ったカードが手元にあったので、つい・・」 との答え。銀行に、いやな思いをして頭を下げるより、便利で簡単なカードの魅力に嵌ってしまった。そして、会社も破綻、今は多重債務。 最後に「あの時、カードさえ持っていなかったら」と悔やんでいた。 「サービスを付加してまでカードを発行して採算が合うのだろうか?」 前に思ったことがあるが納得。「何人にカードを発行すれば、そのうち何人がキャッシン グに走る」との詳細なデータがあるのだろう。 もうすぐ、クリスマス、そして正月、成人式。 カード商戦も盛んになる。「カード」を持つ、使うからには、よくよく考えて下さい。
2008.12.03
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