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「ハウルの動く城」は女の子のための夢物語だなあと思います。 同じ「城」とついたタイトルで、世界や物語の雰囲気が「ハウル」と「ラピュタ」ではとてもよく似ています。 「天空の城ラピュタ」は男の子のための物語でしたが、「ハウル」はその女の子バージョンでないか?って気がします。 「ラピュタ」ではとにかく、冒険・財宝・スリルの連続でしたが、「ハウル」は掃除・料理・洗濯の連続です(笑) ラピュタの非日常性と対比すると、ハウルは「日常性の物語」という気がします。 日常性というのは女性が特に求めるものではないでしょうか。 「ラピュタ」ではパズーがラピュタとシータを救うべく繰り広げる、おそらく数日間の物語でした。 そこには冒険冒険の連続で、およそ「日常」と呼べるものがありません。最初の方でこそパズーの生活や仕事ぶりが描かれていますが、シータの登場によって急展開し、軍隊に追われつつラピュタを探した結果、パズーがもとの生活に戻ったかどうかも劇中では定かではありません。 料理は飛行船内の簡易厨房にて、就寝も狭い船内で見張りの交代をしながら、洗濯はおろか着替えも満足にできない生活。しかもせっかく探したラピュタも宇宙に飛んでいってしまうという結末。 パズーは満足だったでしょう。でもシータはどうだったか?ラピュタをめぐる冒険よりも、騒動に巻き込まれる前の田舎の生活や、ラピュタ騒動後のパズーとの平穏な生活のほうが幸せだったのではないでしょうか。 でも「ハウル」では違います。ソフィーはハウルの城に乗り込もうが、戦争に巻き込まれようがあくまで日常の生活を守ります。 料理はちゃんとやるし、買い物も良いものを吟味する。風呂も入るし、洗濯も縫い物もする。 「ハウルは戦争をやめさせるために「何か」をやってるようだが、私は生活を守るわ」というスタンス。 おそらくソフィーは戦争の詳しいことはよくわかっていなかったのではないでしょうか。 旦那(ハウル)は毎日疲れて帰ってくるけどいつも優しいし、楽しい家族にも囲まれてるし、景色の良いところに家ごと連れてってもらえるし、魔法のドアでいろんなとこに買い物に行けるし、キレイな家に引越しもしてもらえるし、プレゼントももらえるし、ハウル以外にも求愛してくれる王子さまは現れるし、そして「最後は空飛ぶ城に幸せにくらしましたとさ」となったらこれ以上の女の子の幸せってあるんでしょうか? 「ラピュタ」のシータは、天空の城はもうないし、仕事もないかもしれないし、下手をすると軍の指名手配を受けるかもしれないしというような状況なわけで(笑)シータに比べると、ソフィーは何百倍幸せかしれません。 「ラピュタ」でシータがおそらくしたかったことは、ラピュタの庭で散歩したり食事をしたり、木陰でお茶をしたりお昼寝をしたりといったことだったはずです。そんな間もなく軍に城をメチャメチャにされたシータはなんとも不憫でした。そのぶん「ハウル」でのソフィーのゆったりした幸せな生活を見ると、なんかホッとしてしまいます。 パンフレットで女優の冨士真奈美も書いてますが、「ラピュタ」が炭鉱で残業中に居眠りをしてるパズーの夢の中の話なら、「ハウル」は帽子を作りながら居眠りをしてしまったソフィーの夢の中の話なんじゃないかって気がします。男の子には男の子の夢。女の子には女の子の夢ってことで。
2004.12.29
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anan増刊出版社名 : マガジンハウス (ISBN:4-8387-1549-8) 販売価格 : 650円(税込) 本の内容 高橋みどりの風の通る部屋/岡尾美代子の北欧ワッショイ!/川上弘美書下ろし「菊ちゃんのおむすび」/おばあちゃんの魚料理 ほか<感想> これ雑誌です。マガジンハウスの雑誌。テーマは「ストーリーのあるモノと暮らし」。 内容はスローライフの提案というか、衣食住をたんたんとシンプルに生きましょうって感じになってます。なんたってタイトルが「食う寝る」なので、その脱力感がたまらないく良いです。 古いアパートを改造してコギレイに住んでみたり、弁当を丁寧に作ったり、お菓子を作る、ジャムを作る、キルトを縫う・・・といった生活感のあることを、写真を多くしてちょこっとオシャレに紹介してる内容です。 読者の多くは女性かと思われますが、男性の私が見ても、なかなか和むものがあります。 「シンプルに生きる」というのは少し前からの流行りですが、こういう本がけっこう売れてるという話を聞くと「ああ、やっぱりみんな競争が嫌になってきたんだなあ」なんてしみじみ思います。 不況の世の中で「勝ち組」「負け組」なんて嫌な言葉が流行ったりして、本屋に行けば自己啓発系の本、成功論の本がたくさん売ってて、テレビを見れば「金持ち特集」なんてのばっかだし、ライブドアとか楽天の社長の話題だの、とにかく競争しなきゃみたいな風潮が蔓延してます。 でもみんながみんなバリバリの「勝ち組」になんかなりたいわけでもなく、当然なれるわけでもなく、どこかで妥協点を見出さなくては、永久に幻を追いつづけることになってしまいます。 成功のための努力はもちろん必要なんですが、一方で「自分の足元を見て生きる」といったことも大事かと思います。 この雑誌を読んでると「部屋を掃除すると気持ちいい」「手作りのお菓子はおいしい」「干した布団はあたたかい」といったそういう生活の中の幸せっていいなーって気持ちになります。生きる選択肢が多くなって、女性は特にお疲れの世の中。 そんなときに、お茶をわかしたテーブルでゆっくり読みたい雑誌です。
2004.12.08
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