今回のお題はイエスの「海洋地形学の物語(Tales from Topographic Oceans)」。 1973年10/26にアトランティック・レコードからリリースされたスタジオ作品6枚目。 1973年2月、イエスはアンダーソン、スティーヴ、クリス、リック、アラン・ホワイトのラインナップで来日公演を行った。その際、アンダーソンが東京のホテルの自室で読んだヒンドゥー教のヨガ指導者・パラマハンサ・ヨガナンダの自伝"Autobiography of a Yogi(あるヨギの自叙伝)"を読んで本作のヒントを得、ツアー中にスティーヴとともに構想をまとめた。 LPでは片面に1曲ずつ、計4曲が収録された。前作と比べて歌詞・曲調共に幻想性と抽象性が強化された。リックは収録曲の長さや内容の難しさに対し、強く異議を唱えた。リックは制作にも最後まで参加せず、アランが「儀式」終盤のピアノを弾いている。 リックは本作をフィーチャーしたツアーの後、1974年6月に脱退してるが、その際にも様々なインタビューで本作に対する不満を数多く述べている。
<曲目> Disk1 1.(A-1) 神の啓示(The Revealing Science of God (Dance of the Dawn) 2.(B-1) 追憶(The Remembering (High the Memory)
Disk2 01(C-1).古代文明(The Ancient (Giants Under the Sun) 02(D-1).儀式(Ritual (Nous Sommes du Soleil)