Sleeping Sheep

Sleeping Sheep

2010.05.04
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カテゴリ: 映像 ・ 全般
戦争映画なので、いつものごとく見に行こうと思っていたところに、
なんとなんと、本場でアカデミー賞取っちゃったので、
人が多そうだなァ~~~ と思ってたけど、
そんなに混んでいなくて助かった。

うん。

えーとまず、
ハート・ロッカーの、ロッカーは、
鍵のついた収納箱。ロッカー、そのまんまですね。
服入れたり、靴入れたり、駅にあったり、会社や学校にある。


ハート、というのは、これ、「心」ではないんですね。

以前「ロード・オブ・ザ・リング」という映画がありましたけど、
あれの「ロード」も「道」という意味のロードではなくて、
「支配者」という意味合いのロードだったのですが、

今回の「ハート」は、「苦痛」とか「苦悩」とかいう意味らしいです。
英語の苦手なわたしには、単語の違いなんて言われるまで解かりません。

苦痛・苦悩と共にロッカー(業界用語では棺桶)へ、閉じ込められる。

という、もう死んでるやんコレ、って身も蓋もない意味合いのタイトルです。




で、内容ですが、、、 これはおもしろい!!!
気に入っちゃいました!

もともと私自身が戦争とか精神とか心理とか人間とか哲学とか

厄介な人間なので、
という性格が前提ですが、
おもしろかったです。

アカデミー賞取るだけありますね。
世論も反映してるし、現代の人間が描かれてる。



あの国はイラク戦争始めて長いですから、
帰ってきた兵士が、そういったものに掛かって苦しんでいる――。
というモノローグが、本当に文章だけであるんです。

最初にそういうものを読ませておいて、ふむふむ、、、で?
と思ったところに本編がはじまるわけです。

爆弾処理班の話で、リーダーが殉職して、新しいリーダーが赴任してくるところから始まるのですが、
そのリーダーが、あぁもう破天荒で(笑)

ゲリラで道端とかに設置された爆弾を処理するのが任務で、
それはそれはみんな真剣に、本当に掌に汗を握って慎重に慎重に
爆弾の解除を行おうとしているところに、
「あ~~大丈夫だいじょうぶ」とか言って、一人でガンガン突っ込んで行っちゃう
すげー男なんですね。

そりゃもう周りは気が気じゃないわけですよ。

しょっぱじめに、リーダー死んじゃってますから、
いつどこで誰がどうやって死ぬか
わからないわけです。



映画なのにリアリティがものすごい。
映画でこれを表現できる。映画でこれを感じてしまう。
フィクションです。作り話。物語。
でも、
近似のリアルがそこにある。




あとは見てのお楽しみ。

戦争映画です。
あからさまにグロイのが1シーンほどあります。
苦手な人は心してください。



現代の人間が描かれてる、といいましたが、
個人的にですが、これは戦争うんぬんに限った話ではないと思うんです。
何かに夢中にならなければ、やっていけない、というこの世界。
吉と出るか凶と出るか。
運命といえば聞こえはいいが、博打と打っても変わらない。


あ、そういえば、戦争映画ですが、爆弾処理、なので
よくあるアクションシーンはほぼありません。
でも、あれほど人間が動いている世界というか、表現というか、
脳が動き回ってるものも、ないと思います。


う~~ん。
わたしは面白いと感じました。

見終わって、ぞくり、と くるんですよ(笑)






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Last updated  2010.05.04 23:04:08
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