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バラは奥が深くて、世話をすればするだけ綺麗に咲くように感じます。近所にも非常にバラの栽培がお上手な方がおられて、色々ご教示いただきましが、マメに世話をしだすと切りがないので、要点を絞って余り手間を掛けない範囲で楽しんでいます。品種のこともよく分かっていませんし、ツルのはわせ方もまだまだです。私なりの手抜きながらも外せない要点です。1.土質の改善 黒土と牛糞、腐葉土を混ぜた土を年2回、鋤入れしています。2.元肥と追肥 窒素、リン酸、カリ、マグネシウムの有機質肥料と油粕を年2回与えています。 また、5月の開花を狙って、4月初めにハイポネックスを希釈して根元に十分散布しています。 つぼみが出てくれば、肥料を与えないようにします。3.薬剤の散布 特に黒点病、ウドンコ病に注意し、症状の出た葉はドンドン早めに摘んでいます。 年2回、6月と8月ころにベニカXやオルトランを希釈して噴霧器で散布しています。4.剪定 開花が終われば、放置せずにすぐに花の二節くらい下で剪定するようにしています。 茶色づいてきた古い枝も切り取って、新しい枝が出るようにします。大きな目安としては、冬に落葉させない、葉が黄色くなれば注意信号として追肥や水やりを十分するようにしています。毎年、5月の開花を夢見て、手抜きとは言え、それなりの準備が肝心です。黒土3: 牛ふん3: 腐葉土1の割合で混ぜています。単に上から蒔くだけでなく、しっかり鋤入れして散水します。多少の根切れは気にしていません。有機質肥料は住友化学の定番品のみで特別なものは使っていません。「ばら」の名が付いただけで値段が高くなるように感じますので、チッソ、リン酸、カリ、マグネシウムが含まれている肥料であれば、何でもいいと思います。消毒は負圧ポンプがお薦め。左は4L肩掛け用、右が2Lハンディ用でモノタロウで買いました。各1,000円強、500円強と格安で、植木専門店は何でも高すぎるように思います。4L肩掛け用は6月や8月などの定期一斉散布に使い、2Lハンディ用はうどんこ病などの兆候が見えた時に随時、部分的に噴霧して重宝しています。写真右の赤いボトル品や下の写真の青い「バラ」用ボトル品は成分が同じ住友化学のベニカXなので、小箱販売のベニカX乳液を水で薄めて噴霧器で散布するほうがはるかに経済的です。したがって、予備でボトルも手許には残していますが、殆ど使っていません。黒点病とうどん粉病対策が主なので、ベニカXを主に希釈して噴霧しています。アブラムシなどの害虫駆除は見つけた時だけオルトランを希釈して散布しています。噴霧は1回吹いて乾いてきたところでもう一度吹くと薬剤が濃く定着していいように思います。あとは雨が降ると流れてしますので、4-5日ごとに計3-4回噴霧すると充分と感じます。いつもは6月と8月に消毒していましたが、2024年は暑くなるのが早く、一部の葉に黒星が出てきたので5/22に1回目の噴霧をしました。開花は人間の出産と同じで大きな負担。花弁がしおれてきたら放置せずにすぐに花弁のかなり下からカットするようにしています。追肥とともに来年に余力を残してあげます。花ガラだけでなく、青い葉であっても周辺部分を思い切って剪定しています。少しでも茶色くなってきた古い枝も早めに剪定しています。そして、今年も満開になりました。ドライフラワーは咲き切らないうちにカットして少しでも早く水分を抜くのがコツです。シリカゲルで1週間かける方法もありますが、面倒です。ドライヤーで変色していないか、花弁が広がっていないかを注意深く観察しながら、やさしく徐々に加熱して2-3時間くらいで乾燥させるとうまくいきます。ケースは両面黒の厚紙をモノタロウで買って自作しました。手土産代わりに持参すると、小さくてもかなり喜んでもらえます。現在、透明のクリアラッカーを塗布してガラス細工のようにできないか、試行錯誤中です。今後、投稿を充実させていきますので、よろしくお願いいたします。
2024.05.09
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仁川から夙川に引っ越してきて、この10数年に亘り殆ど毎年4/1前後の満開期を狙って夙川のさくら並木を楽しんでいます。夙川沿いのさくら並木は谷崎純一郎の頃から有名で、さくら夙川というJRの駅があるくらいですから、インバウンドの観光客も花見に訪れています。ただ、毎年の写真をこうして比べると、さくらの老齢化が進み、つぼみの間隔が空いて連続していない木やつぼみの付いていない枝が多い木、あるいは幹が黒っぽくゴツゴツしている木が特に5年ほど前から目立つようになってきました。西宮市や地元の有志の方々もさくら並木の保存に注力いただいているようですが、他の地方での桜並木保存運動の内容を拝見すると、施肥としての御礼肥と寒肥や後継木の育成など、継続的なケアをしていかないと60-70年とも言われている桜の寿命の中で50年を過ぎると老木の域に入り、急激に勢いがなくなると言われています。その実態を時系列で振り返ってみましょう。2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年2018年つぼみのない、あるいは少ない枝が目立ち始めてきました。2019年2020年つぼみのない、あるいは少ない枝が一層多くなってきました。2021年2022年2023年2023年は特につぼみのない、あるいは少ない枝が多かったようです。2022年の写真と比べても花が貧相です。2019年と比べるともっと貧相に見えます。2024年4/7の満開快晴日に花見に行ってきました。残念ながら、昨年以上につぼみのない、あるいは少ない枝が多かったようです。両岸のさくらが覆うように夙川の川面の上で繋がらなくなり、空がよく見えるようになって川岸に咲いているだけの感じになりました。ここもかつては見事なしだれ桜で川面に花が写っていたのですが・・。上のほうの枝に全くつぼみの出ていない老木が目立ちます。数年前から慌てて若木を植樹しているようですが、焼け石に水のように映ります。「阪急沿線」ファンとしては何とかしたいです。今後、この桜並木がどんな花を付けてくれるか、心配ですが地域で大切に守っていくことの必要性を強く感じます。
2024.04.01
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