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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。2015年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」に関わる世界遺産に認定され、明治時代の遺構部分がその構成資産として認定された長崎県の端島(通称「軍艦島」)には、認定前の2011年8月に夫婦で訪れたことがありますが、今回会員である「炭鉱の記憶推進事業団」の九州視察旅行に参加し、14年ぶりに再訪しました。JR長崎駅からは路面電車で行くのが情緒もあってお薦めです。電車は他市から譲り受けたレトロな車体ほか、モダンなデザインの車体も走っているので、見飽きません。軍艦島へのクルーズに乗船する前に、2015年9月に開設された「軍艦島デジタルミュージアム」を訪れました。上陸しても立ち入りが制限されている地域の遺跡群の姿や全盛期には人口密度が世界最高だった人々の生活ぶりをVR、プロジェクトマッピングで再現する施設です。当時のアナログ写真も若干ですが展示されています。軍艦島の歴史や人々の暮らしを知ったうえで上陸すると感慨が一層深まります。前回11年前に軍艦島を訪れてから、色々集めた写真集、ビデオも今回の訪問の事前勉強として役立ちました。特にビデオは世界遺産認定前のまだ崩壊がそれほど進んでいない時期に、現在の制限された見学コースからは全く分からない島の北側、東側地域の内部をドローン撮影したもので非常に貴重です。デジタルミュージアムで公開しているコンテンツより充実しています。上陸記念に利用したクルーズ老舗の「シーマン商会」からいただいた記念資料一式です。最盛期の1959年にはこの島に5,259人も住んでiいて、人口密度は東京23区の9倍でした。プライバシーのほぼない暮らしを送っていたのですから、高給による最新電化生活の代償に不自由することもさぞ多かったと推察されます。長崎に渡航して、そのまま島に帰ってこない方も結構おられたようです。端島炭鉱拡張の歴史や地下炭坑の伸長過程がよく分かります。急斜度で伸びる鉱脈に沿って坑道が海底1000m付近まで伸びていて、先端は軍艦島からかなり離れていました。前回訪問時にはこんな立派な岸壁はなく、軍艦島クルーズの運営会社は1社しかありませんでしたが、現在は3社もあるそうです。今回利用した「シーマン商会」の遊覧船です。知床の事故もあったので、救命胴衣や緊急出口、最寄りの陸地の方向を確認をしてしまいました。長崎港内にはこのような巨大クルーズが連日寄港しているそうで、写真のクラスは乗客2,500名程度の中クラスであり、最大は4,000名の大型船になるそうです。観光立国への変貌を実感しました。30分ほどで端島が見えてきました。左側が軍艦の艦首に当たります。上陸は波が高いとできません。上陸して見学できるのは艦首側に限られます。元々は半分以下の大きさで埋め立てにより、大正、昭和の時代に拡張されました。豊かさの中で育った人間には、アルカトラズのような絶海の孤島に見えます。艦尾側にある左手が端島病院で、右手が鉱員アパートです。同じ端島病院の14年前の姿です。右手鉱員アパートの屋上構築物がまだ崩落せずに残っていました。山手にあった上級職員用の社宅です。上級職員、職員、日給鉱員、下請け鉱員、下請けアルバイト鉱員など、職階に応じて住居が異なります。何だか、階級社会を象徴するようです。左手が小学校、右手が病院です。小学校の前は広い運動場でした。左手が端島小学校です。屋上に増設したコンクリート造の教室棟は崩落しています。小学校屋上の増設階を比べてみてください。並んでいるのは日給鉱員用の高層アパート群59号ー61号棟で、台風などに対する護岸機能を果たすために岸壁に対して直角に建物が配置され、窓が少ない設計でした。百葉箱のように見えるのは、端島神社の御社です。台風による高波が建物を超えて降り注いでいたようです。16号棟から10号棟までの日給アパートで、屋上では子供農園が作られ、子供たちに田植えや稲刈り、野菜作りを体験できるようになっていました。ガス爆発事故以降は海底600m以上のメイの鉱脈を水没で放棄せざるを得なくなり、急激に鉱員数が減って、子供農園もわずか3年で閉鎖されたようです。廃墟の裏側に回れば、高層ビルの密集で日当たりがよくなかったことがうかがえます。そのうえ、共同トイレ、共同浴場など、プライバシーのない過密空間で濃密な人間関係を強いられる人々の生活ぶりにただ驚きます。鉱員の奥さんと下請けアルバイトの若者が駆け落ちしたようなこともあったようです。「人はどのような環境にも適応できる」とは言え、当時の随筆を読むと「流れ者が多かった」とあります。この過密環境と地下1,000m近い海底での坑内勤務には高給の魅力も色あせがちで人々は日々選択を迫られていたと思います。高給を背景にTVの普及率は100%で日本一でした。共同アンテナではなく、戸別アンテナなのが時代を感じさせます。中央にあった木造の映画館などは崩落しています。島の南側の岸壁からいよいよ上陸です。ただ、現在の見学コースは写真の赤線部分のみです。残念ながら、いかに制限されているかが分かります。北側、東側はクルーズ船で沖から眺めるにとどまります。桟橋からの歩行トンネルを途中で出て見学コースに繋がっていますが、本来は島の北側まで長く続いていました。左手のレンガ積みの護岸は明治時代の遺構で今回の世界遺産構成資産に認定されています。歩行トンネルが南側の桟橋から島の北側アパート地域まで炭鉱施設の下を通って繋がっていた昔の姿です。現在は南側の一部のみ、見学通路として使われ、途中から鉄扉で封鎖されています。左手のレンガ積みの壁面は端島炭鉱の司令塔だった総合事務所の前にあった倉庫の壁です。これが明治時代の構築物として世界遺産になりました。軍艦島は大正、昭和に拡張、増設された遺跡が多いのですが、これらは世界遺産を構成するものではありません。レンガ壁面を支える補強鉄筋アングルがはっきり見えます。14年前の姿です。明治時代に構築されたレンガ積み壁面には、世界遺産認定のためにその後加えられた鉄筋の補強はまだありません。第2坑口棟です。竪坑は全部で4棟ありましたが、ガス爆発事故による水没や老朽化で1974年の閉山時まで稼働していたのはこの第2坑口と第4坑口でした。第2坑口棟です。鉱員は階段を上がって、頂上のフロアから秒速8mの高速エレベーターで地下600mまで下りて、7段に重なった坑道で採掘作業に当たりました。最深部の坑道は地下1,010mでした。1907年(明治)40年に構築されたレンガ積みの護岸壁が世界遺産の対象となりました。見学コース終点の展望スペースから右側に見えるのは、1916年(大正5年)に日本で初めて建築された高層鉄筋コンクリート造のアパ-トです。鉱員アパート30号と言われ、当初4階建てしたが、さらに7階建てに増築されています。すでに中央部分の崩壊が進み、天井と床が抜けています。14年前に訪れた時のほぼ同じ地点からの姿です。中央部分の崩落もありませんでした。現在の崩落部分のクローズアップです。現在の崩落部分をさらにクローズアップしてみると、ビルの中央部分がアトリウムのように吹き抜けだったことが分かります。当時の入居者の話では日当たりが悪く、低層階はかなり湿気が多かったようです。当時の屋内写真です。基本的に六畳一間と台所で、独身の下請けアルバイトや新入鉱員が入居したようです。後方は鉱員アパートです。65号棟、正式には「報国寮」と呼ばれ、317戸のマンモス棟でした。65棟「報国寮」のクローズアップです。コの字型になっていて、中央は子供公園になっていました。「潮降り街」と呼ばれていた島の北東地域です。共同購買所がありましたが、通路には島外から船に乗って生鮮野菜などの行商が沢山来ていました。海が荒れても定期船が運航し、接岸できない時は揺れる縄梯子に身を任せて上陸したそうです。生活用水は当初給水船3隻に頼っていましたが、1957年に長崎までの5kmに及ぶ配水管2本による海底水道で賄うようになりました。密集したアパート棟の間を縫うように通路と階段が走っていました。写真左下に端島神社の参道に続く有名な地獄段が見えます。家族棟とは言え、最低限の六畳一間のスペースです。トイレは共同です。この人たちはどこに消えたのでしょうか。元住民の方々は思ったより再訪される方は少ないようです。専業主婦などはほとんどおらず、懸命に働いていたようです。商品化された精炭を選炭場から貯炭場に運搬するベルトコンベアの支柱だけが残り、和歌山県の有名な景勝地の橋杭岩のように並んでいます。桟橋から帰路の乗船です。事前に当時の生活ぶりを調べてきたので、炭鉱遺跡巡りに終わらず、何か過去の世界を訪れたような気分になりました。今から見れば、危険と背中合わせの過酷な生活ですが、当時の日本人は何か元気があったように感じます。お蔭さまで本ブログも色々なテーマで閲覧数が167,000件を超えました。ほかのテーマにも興味があられたらご覧ください。「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.11.30
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。散々迷いに迷ったGT3RSでしたが、この3か月くらいは全力で中古車探しに明け暮れ、結局992 GT3RSバイザッハPKGの2025年式最終生産ロットを買うことに決め、現在納車待ちの状態です。◆GT3RSをなぜ買わないか:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/◆絶対失敗しないGT3RS中古車選び:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510310000/そのような状況の中で、ポルシェ・エキスぺリエンス・センター(PEC)東京のHPを観ていると、何と992GT3RSヴァイザッハPKGの「デモンストレーションラップ」が11/24で終了するとの案内が出ているではありませんか。もともと、納車されれば、愛車で訪問し、1日のうちにインストラクターが愛車に同乗でマンツーマンの指導を受けられる「ドライビング・プログラム」とレーシングドライバー運転のPEC所有車に同乗する「デモンストレーションラップ」の両方を楽しもうと考えていた矢先でしたので、随分驚きました。何はともかく、PEC東京に詳細を問い合わせ、同乗走行可能日を教えていただいて、仕事の都合を無理やり調整し、11月の期限前に関西から木更津への日帰りで訪問することにしました。6:00始発の新幹線に乗って、品川駅で下車、8:30発の高速バスに乗り換えて木更津駅をめざしました。木更津駅東口までの料金は片道1500円で、所要時間は約1時間。助かりました。海ほたるを経由してアクアラインを走行。JR木更津駅東口からはタクシーで20-25分くらいです。料金は帰路に電話で呼んでもらうので迎車料金も加算され、写真の通り、往復で7,200円も掛かりました。😢 高速バスに比べ、何と高いこと。PEC東京の正面玄関に10時過ぎに到着。正面受付で早速、本日の走行予定を確認し、11:45からのGT3RSヴァイザッハPKGの「デモンストレーション・ラップ」を2回申し込みました。1日で16:00からもあります。料金@18,000X2=36,000円です。なお、天候などの走行条件が厳しいため、事前予約はできず、当日のフロントでの申し込みだけになります。同乗ID2枚とストライプをいただき、カフェでひと休み。パンフ記載の全長2.1kmのコースは写真右側白線の本館から出発し、右回りのワインディングコースになります。バックストレッチにシケインが設けられていて最高速度は170-180km/hに抑えられています。シケインが無ければ、岡山TIサーキットのように220-240km/hまで出るでしょう。鈴鹿のショートコースのように、コーナーが奥になるほどきつくなり、逆バンクが加わるようなトリッキーさはありません。素直なコースです。走った印象では「つくばサーキット」に最も似ている感じで、ラップもよく似ています。もし「つくば」で走れば、1分を切るのは確実で、58-59秒台は行くと思います。テクニカル・コースですが、コーナーでの退避ゾーン(ライト・ブルー部分)をたっぷり取ってあり、スピンアウトした走行車が出ても、中断なく他車は走行できます。手前のT字路は本館への誘導路になります。CORNESの館山にあるプライベート会員制クラブ「MAGARIGAWA」の全長3.5kmコースに比べ、高低差はありませんが、ストレートが短いのでスピードは出ません。比較参考に、こちらはMAGARIGAWAの左回り3.5kmコースです。最高速度は280km/hの設計で、488ピスタで実際260km/h前後出ました。ストレート終端の右コーナーが緩く登っているので、恐怖感は少ないです。PEC東京が「つくば」なら、こちらは「FISCO」です。スピードが乗っているだけに左回りで右内側の最終登坂コーナーを上ると頂上手前でコース前方が一瞬見えなくなるのが怖いです。ひと休みしてアイス・コーヒーを飲んだ「レストラン906」です。PECはグローバルで10拠点あり、PEC東京は9番目に開設された拠点で、アジアでは上海に次いで2番目。当日は韓国からの来訪者も居て、話したところ、992GT3RSは韓国では型式認定を受けられず、公道を走れないとのことでした。CUPカーのGT3も展示されていました。992GT3RSはこのGT3さえを凌駕する性能ですから、考えると恐ろしいです。シングルスロットルからツインスロットルへの変更、カムプロファイルの変更、インテークマニフォールドの形状変更、ECUのマッピング変更により、トルクを470Nm→465Nmに落として、最高速度を318km/h→296km/hに抑えても、出力は510PSから525PSに上げて、高回転域の伸びとレスポンス、最高速度への到達速度をさらに絞り出した印象です。トルクがないと速度は出ませんので、実際FISCOを走らせてもGT3は1,500mのホームストレッチでおそらく280km/h前後しか出ないはずなのでGT3RSを抜かせず、中間加速に勝るGT3RSのほうが速いでしょう。因みにニュルブルクリンクでは両車は同じ6分56秒台で最高速度は249-251km/hでした。それにしても、465Nm、525PSとは700-800台を誇る他のプレミアム・スポーツカーに比べてかなり低い値です。高回転型のNAエンジンによるレーシングカーを極めたいポルシェの意地を感じさせます。これ以上、トルクや出力を上げるには排気量を増やすか、ターボ化するか、軽量化するかの3択しかありませんが、重量が増えればRRの操安性の悪さを助長してしまうので、これが限界かも知れません。尖らす一方で、GT3では6速MTと7速PDKが選択できますが、992GT3RSでは7速PDKだけで、しかもギア比を近づけてクロスミッションにしているので、7,000-9,000の高回転を素人でも維持しやすくなっているそうです。とは言っても、一心不乱にパドル操作を強いられるでしょうが・・。懐かしの「Rothmans」はもはや使えないので、「Roughroads」とは泣かせます。整備サービスコーナーも併設されています。2階にはドライブ・シミュレーターがズラリ。私は実車の運転感覚とかなり違うので敬遠。別の乗りモノですね。待っている間に正面玄関前にGT3RSヴァイザッハPKGが展示駐車され、気分が次第に高揚してきます。PEC東京の憎い演出です。外装が白とシルバーの2台があり、本日は白に同乗することになりました。そのうちに同乗予定の白のGT3RSが点検を終えて登場。「デモンストレーションラップ」を始める前にも、入念にウォーミングアップ走行を行い、タイヤを温めていました。やはり、まじかに観るとカッコイイ。このあと、2.1kmのワイディング・コースを3周しました。同乗中は安全のため、静止画、動画の撮影はできないので、お見せできないのが残念。代わりに992GT3がニュル(PEC東京のコースは元々ニュル北コースのカルーセルコーナー等を真似て設計)でタイムアタックした時の動画があり、強烈な横Gtとダウンフォースを除けば全く同じ感覚なのでご覧ください。https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=992+GT3+0%e2%86%92200km%2fh&mid=A74A806588CBF01EBEF2A74A806588CBF01EBEF2&FORM=VIREPEC東京で類似コーナーが取り入れられた、本家のニュルブルクリンク北コースのカルーセルコーナーです。急な右カーブで落ちていく感じです。今回同乗した状況を説明しますと、シートベルトは意外にも3点式でヘルメットの着用はなし。出発前に愛車ドライブの参考になるよう、プロドライバーと走行条件を打ち合わせました。具体的には、ドライブモードを「トラックモード」にしていただき、TC OFFにしないであくまで「グリップ走行」に徹して最速走行をお願いしました。出発前のブリッフィングでは、ちょっとアクセルを踏むとタコメーターはあっという間に9,000rpmに達し、あっという間に1,500rpmに落ち込みます。シンガーポルシェを思い出しました。コックピットドリルとしては、ステアリングのリムに「ドライブ・モード」「ESC/TC」「PTV」「PASM」の4つのダイヤルボタンがあるので、取り敢えずは「トラックモード」におけるダンバー減衰率、タイヤのロードホールディング性、ダウンフォースなどの各調整項目と基準値のレクチャーをしてもらいました。かなり複雑な調整が可能なようですが、色々な項目相互の関係もあるので、ちょっと聞いたくらいでは頭に入りませんでした。4つのダイヤルをセットしては実走行を繰り返してドライブフィールを試すという調整作業を体得するにはオーナーも大変でしょう。写真は路面がウェットの前提で調整した状態を例示していますが、同乗当日は快晴で路面温度も上がっていたので、基本的に-3や-4でセットされました。走り出すと注文通り、いきなり全開走行に入り、平均ラップは私の簡易測定値を基に、ドライバーに教えていただいたところ、1分1-2秒とのこと。コース長は2.1kmですから、平均124km/hで最高速度は170km/h前後とのことでした。通常992カレラでの平均ラップは1分22-25秒前後なので、かなり速いです。エンジンは7,000-9,000rpmを維持するため、PDKだけに頼ることはできず、パドルを1周で5-6回操作、ほとんどがシフトダウンでした。ショートストロークの高回転型エンジンでエンジンブレーキは効きにくいので、パドルによるキックダウンを多用するそうです。フットブレーキは1周で6-7回ですが、軽く踏むにとどめ、エンジンブレーキに主に依存していました。私は後方を振り返れないので確認できませんでしたが、ドライバーによると急減速時のリアウィングの可変調整式アッパー動作によるドラッグ・リダクション・システム(DRS)も減速に大きく寄与していたそうです。かつての愛車ルーフBTR3.4以上のかなり暴力的な加減速の連続で、横Gが想像以上にものすごく、嵐のよう翻弄されました。ルーフBTR3.4はまだロードカーの範疇でしたが、GT3RSは「グループ5」にそのまんま参加できそうです。以前の同乗体験として、ルーフのBTR3.4でFISCOを黒沢元治様に同乗したり、フェラーリ458、296GTBアセットフィオラノに岡山TIサーキットなどでレーシングドライバーに同乗したことがありますが、今回くらいきつい横Gとダウンフォースによる左右と上下の振り回しはありませんでした。992GT3RSのダンバーが非常に固く、電子制御とリアの335/30ZR21タイヤで強いアンダーステアを封じこめています。しかし、ロール、ピッチの抑制までには至らず、路面からの突き上げは少なくても、上下、左右の振り回しが極端に激しい印象でした。この辺りは左右後輪のトルク配分をデフの進化した電子制御で行い、タイヤへの負担をかなり軽減しているフェラーリ488ピスタや296GTBとはかなり異なります。この完璧なトルク配分がデュアルミッションによる円滑な変速、減速やロールなしの完璧な姿勢制御を実現しているので、パドルを使わなくてもサーキットを爆走できます。ドライバーに技量を求める「スーパーGT」クラスのようなレーシングカーに対し、高出力、高トルクでも電子制御で安全マージンを確保し、素人でも飛ばせるプレミアム・スポーツカーの違いです。今回のGT3RS同乗に一番近いほかの体験としては、桑名市にあるナガシマスパーランドの4大絶叫ジェットコースターのうち、左右旋回を激しく繰り返す「ダブル・ワイルド・マウス」です。このコースターでも脳震盪になりそうで正直なところ、かなり気分が悪くなり、30分以上、休んでいましたが、今回のGT3RS同乗も同じ症状になりました。どちらも「アドレナリンが出る」と喜んでいられるような軟弱レベルではありません。因みに「白鯨」や「スチールドラゴン」などの他の絶叫ジェットコースターは主に音とスピードで恐怖を煽るだけで、振り回しは続かないので脳震盪はほとんど起こりません。「ダブル・ワイルド・マウス」:すばしっこい野ネズミのように入り組んだコースを走り抜ける小型ジェットコースターです。全長400mのショートコースながら、右に左に急旋回が連続するように設計されており、PEC東京のワインディングコースのコンセプトに近いです。ぜひ、GT3RSのプロドライバードライブ同乗の疑似体験をお楽しみください。今回の「デモンストレーションラップ」で私以外に次に同乗された中年男性も同乗後に2階で休まれていました。私の2回目同乗は3番目の走行になる予定でしたが、冷や汗が出て少し休んでも気分が回復しないので結局、2回目の同乗をキャンセルさせていただきました。(18,000円は返金いただきました。ホホ・・)1回だけとは言え、タイヤのグリップ限界でのコーナリング速度の高さが実感できたのが、大きな収穫でした。296GTBではかなりコーナリング速度を上げているつもりですが、GT3RSで同じ速度で回ろうとしても、技量不足でポテンシャルの30%も引き出せないことを思い知りました。992GT3RSでは私の場合、エンジン回転を3,000-4,000rpmまで落としてしまっているのが最大の課題です。フェラーリのように低回転でのトルクがないので、PDKだけに頼らずパドルでキックダウンを繰り返して高回転を維持する必要があります。明確に運転方法を変える必要があります。また、怖がりなので振り回されてステアリングにしがみつく傾向があるため、肩に力が入り、ステアリング操作が遅れるのも課題です。ジムカーナ練習でもっと横Gに慣れる必要を痛感しました。同乗を終えてからもドライバーとお話しすることができて、非常に参考になりました。今回の体験は大変な手間とお金を掛けた価値あり!帰路は高速バスの中でも気分がすぐれず、品川駅から寄り道せずに新大阪行きの新幹線に乗りました。トホホ・・この貴重な体験を愛車納車後に活かしたいと思います。ともかく、百聞は一見に如かず。有意義でした。GT3RSヴァイザッハPKGが素人に媚びないストイックなマシンであることを再認識し、「大変なマシンを買ってしまった」と嬉しいやら、恐ろしいやらです。今後も引続き、更新しますので、よろしくお願いいたします。なお、このブログは閲覧数が167,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対失敗しないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「ロータス エミーラ 2026 3.5L V6SE国内第1号車をオーダー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall
2025.11.24
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お蔭さまで閲覧数が165,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。そもそもアストン・マーチンに興味を持ったのは3代目のVantageで高いスポーツ性に加え、伝統的な車内外の高級感に魅せられたからでした。しかし、何台か2-3年落ちの中古車を実際に試乗したところ、ショートホイールベースの運動性能やトルクフルなDOHC V8エンジン、前後ともダブルウィッシュボーンの柔軟なサスには満足したのですが、シングルクラッチの6速ATのガサツなタッチとギア音が気になり、購入に至りませんでした。その後、結局はV12のDB9とDB11AMRを乗り継いだわけです。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/その後、フェラーリのパーフォーマンスの高さに圧倒されて、ピスタや296GTBに乗り換えていきます。Vantageに関しては、ノッペラ顔の4代目には魅力を感じませんでしたが、2025年1月にモデルチェンジした5代目モデルを八光の特別招待会で検討し、その好印象結果をすでに投稿しています。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/今回、特別招待会のフォローとして「アストン・マーチン神戸」八光店長の畑中様による特別の計らいで5代目モデルの試乗車を存分に走らすことができました。畑中様にはDB11AMRを1日お借りして龍神ドライブウェイを一人で走り回り、購入を即決した因縁があります(笑)。元町の旧居留地にある「アストン・マーチン神戸」を訪れ、試乗しました。本来芦屋や西宮の顧客を誘引するには三宮の東側のほうがいいはずですが、この立地はイギリス本社から指定してきたそうです。CORNES神戸ショールームも近く、東インド会社以来のレガシーを感じます。さすがに大人の街のたたずまいとピッタリ合っています。20年ほど前に初めて惹かれた3代目のVantageやその後購入したDB9、DB11とも全て外装はジェットブラック、ホイールはダイヤモンドカットのシルバーでしたが、この試乗車の外装「アルミナイト・ブロンズ」にホイールが「サテン・コッパーブロンズ」の組合わせも中々渋みのある素敵な配色で気に入りました。本国デザイナー指定の配色だそうです。特別招待会では室内で見て、旧型よりも大きく口を開けたフロントグリルのデザインが少々気になっていました。しかし、このように戸外でメッキグリル仕様を見ていると、外装と溶け込んでそれほど気になりません。ポルシェ992カレラ・シリーズよりも大きなエアインテークのフロントデザインは長けていると思います。アストンマーチンでは最もスポーツ性の高いVantageですが、それでもベンツのセダン以上に存在感が強いデザインです。DODC V8 4.0LツインターボのエンジンはメルセデスのAMG製にアストンマーチン独自のチューンを加えています。トルクは800Nmもあり、特筆すべきは実用回転域の2,750-6,000rpmに亘ってフラットな特性を持っていることです。試乗して改めて感じるのは、市街地走行でプレミアム・スポーツカーとしてのFun to Driveを楽しむには、1,000-3,000rpmでもトルクがあり、重厚なエキゾースト・サウンドに浸れることが必須であり、それに乗り心地と良好なロードホールディングの両立を実現できる電子制御ダンパーが加われば、理想だということです。8速のデュアルミッションも非常になめらかであり、5速から3速に掛けてのキックダウンが特に優れていました。ブレーキの踏み加減で5速→4速、5速→3速に自由自在に瞬間変速でき、フェラーリ296GTBには及びませんが、488ピスタと同等と言える絶妙なチューニングが施されていました。Vantageはそのようなプレミアム・スポーツカーとしての高度な要求に十分応えてくれたので非常に気に入りました。カタログデータでは最高出力は680ps、最高速は325km/h、0→100kmは 3.4秒です。試乗した感じでは高トルクに支えられて70km/hからの中間加速が非常に鋭く、オーバー300km/hは確実、0→200kmも7秒台で行けると確信しました。今回の試乗の前に、ポルシェの992カレラTと992GT3RSヴァイザッハPKGにかなり走りこんでいたので、比較の印象が強烈に残りました。ショートストローク、高回転型でトルクの薄いポルシェのエンジンは高回転、高出力を維持するためにはMTとの組み合わせやPDKに頼らないパドル操作補助が必要であり、そのための操り感がまさにFun to Driveになる訳です。ドライバーには高い技量を要求し、プロとアマの差が極端に出るクルマだと今さらながら思います。内装も無機質でラクジャリー感は全くなく、トラクションコントロールもリアのブレークを制御することが主眼で、ローリングや路面からの突き上げを無くすことにはあまり注力していないようです。紛れもなくストイックなマシンであり、目指すところがプレミアム・スポーツカーではないことがはっきり分かりました。ホイールベースは270.5cmでDB11の285cmよりもコンパクトであり、試乗しても運動性、回頭性に優れ、不満はありませんでした。タイヤはフロント275/35 ZR21 9.5J、リア325/30ZR21 11.5Jと、DB11AMRよりサイズ、太さともに一段階大きくなり、運動性能の向上を図っています。試乗では走り出した当初にアクセルを踏み込むと、ドライブモードがスポーツであるにも関わらず、これだけ太いリアがスキッドして驚きましたが、トラクションコントロールの問題というより、タイヤが温まっていなかったのが原因と思われます。走りこんでからはトラックモードでも完全なグリップ走行に徹することができました。定評のあるリアビューです。迫力が伝統のエレガンスを壊していないのが、アストンマーチンの真骨頂です。なかなか人が運転する姿を見る機会が少ないので、貴重な印象になります。フェラーリを強く意識したサイドのキャラクターラインがよく効いていて、スポーティな印象です。リアが丸まったローマやそれを是正した後継のアマルフィーに比べ、洗練されたデザインのまとまりを感じます。アルミ削り出しのノブやスイッチとコノリーレザーの組み合わせがクラフトマンシップを実感させ、アストンマーチンならではのラクジャリー感を演出しており、私にはこれがたまりません。また、スイッチ類を過度にタッチパネル化せずにアルミ削り出しノブの物理スイッチにしているのも、質感や運転中の操作を考えると嬉しいです。このような豪華な作りこみが重量増につながっています。DB11 AMR V12の1,870kgに比べ、1,745kgと軽いものの、フェラーリやポルシェのようなライバル車に比べ200kgは重いです。どちらを取るか、選択の問題です。正反対であるロータス・エリーゼやアルピーヌA110Sのような軽さがスポーツカーの運動性能に大きな優位性を与えることは理解していますが、それでも実際乗ってみると操安性よりもチープさが気になって、チョイ乗りでは絶賛しますが、買う気がしないのです。私と同じ志向の方がいると見えて、2026年3月に受注終了するA110にもGTSというA110Sの豪華版がラインナップに追加されていますが、ドアステーは依然アルミ剥き出しのナビ無(スマホのカップリング前提)ながら1,200万円です。オプションとして、カーボン仕様はサイドスカートの外装に留め、ドア、センターコンソール等のカーボン内装やアルカンターラ巻きのステアリングは止めて、ここはコノリーレザーで決めたいです。ピアノブラックに仕上げられたセンターコンソールの一番上に位置する大きな円錐形のボタンを回すと、ドライブモードをスポーツ、スポーツ+、トラックの3モードから選択でき、トラクションやダンバーの硬軟、エキゾーストノートの大きさを変化できます。さらにトラック・モードではTC1からTC OFFに相当するTC8まで8段階で、ダンバーの減衰率やタイヤのグリップレベル、ABSの効き具合などのトラクション特性をきめ細かくセットで調整できます。これはフェラーリで言えば、296GT3のようなチャレンジのワンメークレーシングカーの個別独立調整機能をセットで段階的に簡便調整できるようにしたものです。公道走行ではTC1-2くらいで十分でしょう。シートは全面をコノリーレザーにもできますが、コンフィギュレーションでは座面、背面をアルカンターラ仕様にしました。ターゲットとした「Vantage S」の車両本体価格は現在見積りで2,760万円ですが、カーボンセラミックブレーキ132万円、プレミアム・オーディオシステム122万円や全面プロテクションフィルムの本国施工97万円、シートのエアコンディショニングなどのオプションを選択すると、支払い総額は3,547万円になりました。1-2年内に売ってしまうと、走行距離が短くてもリセールバリューが非常に低くなるので、買う場合は4-5年乗る覚悟が必要でしょう。フェラーリとは違います。ショールームにはスピードスターモデルも展示されていました。ソフトトップは10秒以内で展開され、強度もかなりしっかりしていました。ベントレーと同レベルの品質です。シートの高さを低くするとヘッドクリアランスは身長183cmの私でも問題ありませんでした。キャビン容積はクーペより小さくなるので、車内で感じる没入感は強いです。ダッシュボードや内装の丁寧なコノリーレザーの仕上げはさすがです。オプションでカーボンボディのバケットシートやアルカンターラとのコンビネーションシートも選べます。乗降が楽な跳ね上げドア。使ううちに気が付きます。このロードスターでは車両本体価格2,860万円に398万円のオプションで総額3,258万円に仕上がっていました。今回の徹底試乗で、正直なところ、私にとっては将来最後の1台になるかもという想いがしました。今後、296GTBだけでなく、ポルシェ992GT3RSやロータス・エミーラ3.5L V6SE 6MTにも走りこめば、このような予感が変わるかも知れませんが、都度更新していきますので、引続き、ご覧いただければ嬉しいです。閲覧数が165,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「アストンマーチン Vantage 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「修復歴?フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/映画 Ferrari 観ました。情熱と狂気、愛憎と迫力レースシーン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「難関 フェラーリ ドライ・カーボンの補修」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230002/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対失敗しないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「Singer シンガーポルシェに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202409220000/「ロータス エミーラ 2026 3.5L V6SE 国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「全日本 痛快ロードを快走!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「私のバイク趣味 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.11.24
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、別稿の「なぜポルシェGT3/GT3RSを買わないか」(https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/)をご覧いただいている方も多いと思いますが、冷やかしで色々中古車を見ている訳ではなく、最近の相場軟化に伴い、買う気でこの数か月買い得の個体を探し続けてきました。その結果、ついにGT3RSの購入を決めましたので、追って投稿させていただきますが、中古車選びのポイントを最新情報と経験に基づいてまとめてみましたので、真剣に探している方はぜひ参考にしてください。対象とした「GT3RS」は991.1前期型、991.2後期型、992現行型です。■991.1前期型特に注意すべきは発売後10年近く経過しているので、コンディションの個体差が非常に大きいことです。発売直後の初期生産700台に関して、コネクティングロッド不良によるエンジン交換リコールがありましたが、マニュアルの点検記録簿でまず確認してください。次にサーキット走行歴、CUP2の交換状況、社外パーツ交換状況、社外デカールの貼付状況を注意深く確認しましょう。写真の個体はサイドデカールとして991.1後期型純正品を真似た社外品を貼ってありました。また、実車確認で判明したのですが、フロントフードにGT2RSの純正デカールを真似た社外品デカールが過去に貼ってあり、それを剥がした日焼け跡が残っており、リペイントが必要な状態でした。以上のことはカーセンサーの商品説明には全く書かれていませんでした。ポルシェセンターでなく、街のショップで売られていたのですが、コレクターアイテムにも関わらず、なぜ認定中古車になっていないのか、原因を考えたいものです。991.1でオプションの純正デカールを施工した数少ない個体です。サイドデカール・オプションはナローポルシェのような横長のPORSCHE文字仕様しか、当時ありませんでした。996後期型から写真の997前期型と下写真の997後期型は「GT3RS」の派手なサイドデカールがオプション設定されていましたが、991.1前期型だけ設定がなくなって上の写真のようなデカールに変更されましたが、991.2後期型で復活しています。997後期型のオプション純正サイドデカール施工例です。■991.2後期型991.2後期型でもコンディションの個体差が小さくないので、注意して確認しましょう。この個体はかなり奇麗そうに見えますが、フロントウィンドウの傷の有無を問い質したところ、4か所の傷があり、画像で確認して交渉した結果、無償で交換してくれることになりました。認定中古車だからと安心できない事例です。■992現行型(992.1)スリット、ダクト、ハイマウントのスワンネックウィングとかなり派手な992型の外観に加え、この個体のようにガース・レッドのホイールとサイドデカールの組み合わせになると、将来売るのに苦労するかも知れません。グループ5でしか見たことがないルーフより高いアッパー可動式のリアウィングだけでも迫力に圧倒されます。この認定中古車は2023年式ですが、すでに走行距離が7,000kmであったため、4,000万円強でも売るのに苦労されている様子でした。10年近く経過した991.1前期型でさえ、2,400-2,600万円はする高価な買い物です。992.1のバイザッハPKG装着車に至っては、ピークの無走行登録車6,500-6,900万円から相場がかなり落ち着いたとはいえ、依然4,800-5,300万円です。「細かいことはまあ、いいや」で済む買い物ではありません。将来の処分のことまで考えて、売買差額を小さくする努力が欠かせません。実車確認の訪問は一番最後にしましょう。実際に見てしまうとほしくなり、「これしかない、今買わないと売れてしまう」などと冷静さをなくしがちです。次の事項を訪問前にチェックしましょう。1.新車価格+オプション価格に相当する価格帯で探す。ポルシェのコレクターアイテムは当初のプレミアムが転売ヤーの暗躍で大変大きいですが、大体、7-8年落ちで相場として落ち着くのは新車価格とオプション価格の合計当たりの価格です。因みに新車の発売時の車両本体価格(税別)は、991.1前期型が2,530万円、991.2後期型が2,692万円、992現行型は3,134万円(途中から円安で3,378万円に値上げ)です。オプション項目の確認も欠かせません。通常総額で991型なら300-400万円、992型でヴァイザッハPKGなしなら200-300万円、付きなら700-800万円前後です。オプション項目別に見ます。ーフロント・リフター(フロント・アクスル・リフトシステム)はほとんど必須ではないでしょうか。価格51.6万円(発売時税込み、以下同)。ーロールケージがレス・オプションで付いていない個体もたまにあり、一見使い勝手がよさそうですが、GT3RSの性格上、将来売る時には減点項目になるかも知れません。余談ですが、米国ではロールケージ付の車両は販売が禁止されています。ーマトリックスLEDヘッドライト43.4万円も必須に近いでしょう。ーセラミック・カーボンブレーキ(PCCB)は151.4万円。標準の鋳造製のほうがよいというのは迷信です。ポルシェのオプションは非常に複雑で、基本構成、無償オプション、有償オプションに分かれ、プロでさえ、判別が難しいくらいです。本来は新車注文時のオーナー氏名宛ての「カスタマイズ」リストが交付されているのですが、中古車を買う場合にはまず付属していません。また、フェラーリのようにオプション・プレートがフロントのラゲージ・スペース壁面に付いている訳でもありません。ポルシェ・センター以外から買われる場合はひとつずつ入念にチェックしてください。新車保証の継承完了と装備オプション内容を確認するために、買ってすぐにポルシェセンターに持ち込まれることを推奨します。最後に最も重要なオプション、「ヴァイザッハPKG」を深堀りします。992型の「ヴァイザッハPKG」は何と599.5万円。単に派手な外観の違いだけでなく、レーシング・カーにさらに近づけるマニア垂涎の(将来売りやすい!)差別化仕様ですから、多少無理しても装着車を買うほうが絶対いいです。中古車相場も600万円差で推移しています。■992現行型「ヴァイザッハPKG」装備車フロントフードやルーフ、リアフェンダーの一部、エクステリアミラーのアッパーシェル、ロールゲージ(クラブスポーツのスチール製より6kg軽)がドライカーボン製になります。フロントのエアインテーク、リアのディフューザー、フロント&リアのアンチロールバー、リアのカップリングロッド、リアアクスルのシアーパネル、サイドスカートがCFRP(炭素繊維強化プラスティック)製になります。ポルシェはフェラーリやマクラーレンと違い、何でもドライカーボンにするのではなく、損傷しやすい下部の外装パーツは交換コスパを考えてCFRPやマグネシウムにしています。ホイールがマグネシウム鍛造製(8kg軽)になるほか、細かいところではPDKのパドルシフトもマグネシウム製です。その結果、「クラブスポーツPKG」装備車よりも合計22kg軽量化されています。GT3のPDK仕様車に比べ、元々GT3RSはエアロパーツの追加にも関わらず、15kg増の1,450kgしかありませんが、ヴァイザッハPKGで逆にGT3のPDK仕様車より軽くなる訳ですから、このオプションは見逃せません。「クラブスポーツPKG」は無償オプションで、フルバケットシートにシュロスの6点式シートベルトとロールゲージ(スチール製)が付き、ルーフはマグネシウム製、ホイールはアルミ鍛造製になります。たまに広告で「ヴァイザッハPKG」と「クラブスポーツPKG」の両方が装備されているような表現が見られますが、「ヴァイザッハPKG」を装備していれば、全て軽量化パーツに交換されているので、「クラブ・スポーツPKG」独自の優位装備品はありません。オプション選択リストでは、無償オプションの「クラブスポーツPKG」も選択されたようになっています。2.走行距離15,000km以内で探す。 「厳しすぎる」とお感じになる方もいらっしゃるでしょう。しかし、買ってからの思わぬ修理支出をなくし、将来売却しやすくするためには重要です。もし、乗りつぶす覚悟でしたら、最低ポルシェセンターで車検を受けている個体にしましょう。GT3RSは他のモデルのように有償で3年、5年のメンテナンス契約を付けられません。したがって、車検の時の修理代は全て実費負担になります。街のショップで車検を受けている場合は前オーナーが費用節約志向で最低限のメンテしかしていない傾向が強く、ディーラーのような専用テスターがある訳ではないので、走行距離が伸びるほど隠れた不具合箇所のリスクがあります。もし、車検の残存期間が短いようなら、最寄りのポルシェ・センターで車検を受けて納車という条件で交渉するのも得策です。例えば25,000kmのような個体でもいいという方は、将来自分の乗る距離を加算して、同じくらいの走行距離の中古車が今いくらで売られているか、確認しましょう。991.1や991.2型になると、7-10年落ちになるので、年式よりも走行距離が中古車価格や売れ行きに大きく影響します。希少性の高い「992型ヴァイザッハPKGクラス」になると、走行距離は5,000km以内に絞るのが賢明でしょう。4,800-5,300万円前後になるので、クルマが純粋に好きな方でも投資志向が強まります。リセールを考えると売る時点でも10,000kmを超えない余裕が欲しいところです。また、走行距離だけでなく、年式も問題になってきます。2022年8月からの日本での受注開始から2023年12月の受注締切に基づいて生産された992.1GT3RSは2023年11月から納車が始まり、2025年2-4月で納車が終わっています。現在、市場で販売されているヴァイザッハPKGは主に2023年11月や2024年6-10月に納車された個体です。初年度登録が2025年の最終生産ロット車はまだほとんど販売されていません。なお、後継の992.2型は2024年5月に発表されましたが、2025年から納車が始まったのはカレラ、カレラS、カレラGTS(ハイブリット)の3車種だけで、GT3やターボSは2026モデルでの展開が予定されています。992.2型はフルデジタル化とハイブリット化が売りですが、つい先日発表されたGT3はNAエンジンを維持しています。ただ、外観の変更はほとんどなく、パーフォーマンスの追加はありません。それとGT3でありながら、何とヴァイザッハPKGをオプションで付けることができるようになりました。ひょっとして、992.2型のGT3RSは作らない可能性もあります。992.1以上に重くなったり、デジタル化が進むのを嫌うパラノイアも多いので、992.1型ヴァイザッハPKGモデルの希少性や人気が衰えることは考えにくいでしょう。走行距離に関しては、業者によっては、走行距離の端数を切り捨てて(1,200km→1,000km)表示していることもあり、そのような業者は誠実性評価で減点して他の項目も丸呑みせずに注意深くチェックしましょう。3.整備記録に記載されている車検場所、オーナー数を必ず確認する。 前オーナーの個人情報が入っているので、事前に整備マニュアルを直接見せてもらうことは難しいですが、整備記録の記載内容であれば、聞いたり、画像で送ってもらうことは可能です。曖昧な対応しかしてくれないなら、スルーしましょう。この個体は3か所のポルシェセンターで点検整備を受けており、途中で認定中古車の整備も受けているので、3オーナーですが、素性はしっかりしていることが分かります。整備記録の他のページで写真のように検査時の登録ナンバーが記載されているので、それからもオーナー数が推察できます。4.タイヤ4本の製造年週を確認する。さすが、ポルシェだけあって、ホイールのガリ傷がある個体は滅多にないですが、タイヤは非常に重要な確認事項です。サーキット走行歴を推察する手立てにもなります。「1123」ですから、2023年の第11週、つまり3月に生産されたタイヤであることが分かります。照会のうえ、必ず4本の画像を送ってもらいましょう。4本が同一でない場合はぶつけて交換した可能性があります。現にフロント2本だけ交換していた個体があり、こちらが指摘しない限り、説明はありませんでした。サーキット走行していれば、タイヤのトレッドが回転方向と反対側に傾いて偏摩耗しているので、容易に推察できます。溝さえ残っていればよいと考える安易なマニアは少ないと思いますが、GT3RSの場合、製造年から4年経過していれば交換すべきです。業者の説明に惑わされず、無条件交換で初めから交渉しましょう。新車から未交換のままなら、サーキット走行の可能性は低いですが、交換をけちる転売ヤーなどが所有していたのかも知れません。カップ2 4本セット交換で工賃込み約70-80万円します。ポルシェの場合、RRの特性でトラクションコントロールの電子制御がフェラーリほど十分ではなく、ロードホールディングをまだまだタイヤに頼っている面が大きいので、タイヤを決して甘く見てはいけません。5.フロントウィンドウの傷がないか、質問の上、画像を送ってもらう。沢山の中古車を見ましたが、911の場合、フロントガラスの傷のある個体が多いのに驚きます。フェラーリでは滅多にないので、対象的です。乗り方の違いかも知れませんが、業者から説明がない場合が多いです。傷があるといざ乗り出すと意外と気になりますし、次の飛び石でフロントガラスが粉々になってしまうリスクもあります。質問の結果、「傷がある」と言われた時は必ず映像を送ってもらいましょう。「この客にはいい加減な対応はできない」と思わせる売り手へのプレッシャーにもなります。赤丸を付けた4か所の傷が確認できます。特にステアリングの上の2か所は運転していると視界に常に入ってだんだん気になってくる箇所です。交渉の結果、ガラスを無償交換してもらう条件になりました。通常ですと交換に20万円前後掛かります。6.サーキット走行歴を現状から推察する。サーキット走行が全くない個体も思いのほか多いので、極端に分かれるようです。チェックポイントはフロント・スポイラー下面の擦り傷、フロント・ガラスの傷、タイヤの偏摩耗、リアフェンダーのストーン・ガード(透明樹脂製)の傷、リアのタイヤハウス後端の傷の有無です。クルマにとって、1日のサーキット走行は公道3,000kmくらいの負担に匹敵します。オイル、ブッシュ、サスペンション、ブレーキ、タイヤなど、少なくとも消耗品類の交換が早まります。ないに越したことはありません。フロントスポイラーの傷の有無はサーキット走行だけでなく、普段どれだけ大切に扱われてきたかの証拠になります。フェラーリのような造形が複雑なドライカーボン製(488ピスタでは120-140万円)より安価ですが、単なるチンスポイラー型のCFRP製でも交換すると20万円超の出費になります。透明のストーンガードが貼られていますが、サーキット走行の飛び石にはほとんど無力で破れていることが多々あります。全面プロテクション・フィルムを貼っている場合も同じで、一部破れていると張り替えが高くつきます。リアフェンダーのタイヤハウス後端部分もサーキット走行の自車飛び石で傷ついていることが多いです。7.車高調、マフラー、フロントリフター、ホイールの社外品装備車はスルー。オーリックスの車高調やパワークラフトのマフラー、ロベルタのフロントリフターなどの社外品が後付けされている場合には、純正部品の有無や無償で原状回復できるかを確認しましょう。広告には「交換対応します」とだけ書いてあり、突っ込むと「交換工賃として15万円いただきます。」とさりげなく言われて呆れ果てます。純正状態でないと、ポルシェセンターでは車検メンテを一切受けられませんので、将来処分する時に非常に不利になります。いずれにせよ、社外品装備車はスルーするのが無難です。GT3RSは国産旧車とはレベルが違うので、「ソレタコデュアル」付で改造費が浮くというような安易な発想は捨てましょう。そもそも「改造=自己満足=市場価値なし」なのです。何度も言いますが、「安く買う」より「高く売れる個体を買う」ことに集中します。パワークラフトのマフラー装着事例です。ブランドロゴが入っているので、すぐ判別できます。オーリックスの車高調装着事例です。タイヤのフェンダー・クリアランスがほとんどないので、奥が見えにくいですが、注意して覗き込むと色違いのパーツですぐ分かります。8.社外品デカールや剥がし痕をチェックする。サイドデカールやウィング上面、下面のデカールはオプションなので、貼っていない個体も結構あります。嬉しいような、気恥ずかしいような。そのため、各モデルの冒頭でも解説しましたが、中古車を見ても、何がオリジナルの状態か、判別しにくいので、事前の研究が欠かせません。因みにサイド・デカールの純正品をポルシェ・センターで貼ってもらうと、991.1や991.2が15万円前後(うちデカール代95,000円)、992が23万円前後です。多少高くでもリセールバリューを考えると、純正品を正規ディーラーで施工してもらうのが、絶対安心です。社外品デカールは字体が微妙に異なるのと、貼ってある位置がずれていたりすることがあり、ディーラーから指摘されて驚くのでは手遅れです。992型の純正サイドデカールです。社外品はGT3の3の上部の影部分が細いです。また、貼る位置のチェックは左側ドアの開口部でRの足が奇麗に余白の過不足なく貼られ、リアフェンダー側のSとスムースに接続しているかで見ると判別しやすいです。992型のウィング下面にオプションで純正デカールが貼られている事例です。純正の位置と色を確認しておきましょう。貼る位置はウィング後端のカーボン地の下面部分になります。文字デカール色はマットブラックが多いですが、バイロレッドをホイール、サイドデカールに合わせて選択している写真の事例もあります。991.2後期型のウィングに社外のカーボン柄のカッティング・シートと文字デカールを施工した事例です。カーボン柄がドライカーボンの格子縞ではなく、ウェットカーボンの綾織縞で、CFRP(炭素繊維強化プラスティック)製の場合の無地でもないので、マニアの方は違和感を感じるでしょう。991.1初期型のウィング上面に社外デカールが貼られている事例です。991.1にはこのようなウィングの純正デカール・オプションとして当時用意されていませんでした。あと、デカールではありませんが、全面プロテクション・フィルムを貼ってある個体も結構あります。10年前の991.1初期型でもありますが(オーナーによると10年前で40万円)、当時はフィルムの品質や型紙の精度が低かったせいか、ドアミラーやフロントフードの角などを見ると、雑な貼り方をしている個体が多く、剥がす費用も交渉材料になります。今、ラッピング業者に全面プロテクション・フィルムを新たに貼ってもらうと、業者やフィルムの耐候性などの品質、求める精度にもよりますが、120-160万円くらいはかかります。因みに前面だけだと35万円ほどです。なお、サイドデカールやリアデカールの上からプロテクション・フィルムを貼ると、経年で空気が入るリスクがあるうえ、本来のデカールのマットカラーが艶ありに変わってしまいます。純正のデカールを剥がしたうえで、プロテクション・フィルムを貼り、その上から純正デカールを貼りなおすのが、適切な施工方法です。このようなお金のかかる細部がチェックポイントになります。2016年式991.1初期型の事例です。プロテクションフィルムがブレーキ冷却ダクト前端の形状に合わず、一回り大きくずれて貼ってあるのが分かります。型紙の精度に問題があったのかも知れません。ここまで来ると、日焼けなど10年の経年変化もあります。シート全面を剥がすか、さらに最新の高品質フィルムで貼り換えるかで交渉すべきでしょう。2016年式991.1初期型の事例です。飛び石でリアフェンダー後方のフィルムが破れています。貼り換え後の納車条件で交渉すべきです。2016年式991.1初期型の事例です。ドアの開口部シムでも隙間が空いていて、しかも均等ではなく、ラッピング施工の荒さが眼につきます。ラッピングのチェックポイントとしては、ドアミラーやリアウィング支柱部分、フロントフードの先端角を確認します。この写真も2016年式991.1初期型の事例ですが、ドアミラーやドアサッシと隙間が空いて、汚れが浸み込んでいます。こちらは2025年式の992型GT3RSでの事例で完璧な仕上がりです。比べてみるとよく分かります。2025年式の992型GT3RSの事例です。スワンネックのハイマウントウィングになり、プロテクション・フィルムを貼るのがさらに面倒になっていますので、このように隙間なく、密接されているかを確認します。以上、急所を外さない検討が高価なGT3RSには不可欠です。「安く買う」より「高く売れる」個体を見つけることに注力したいですね。カーセンサーなどを見る場合も「掲載順」で表示して広告期間の長い個体には手を出さないという安全策もあります。追加情報を得るごとに更新していきますので、引続き、ご笑覧下さい。なお、このブログは閲覧数が167,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「ロータス エミーラ 2026モデル 3.5L V6SE国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 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2025.10.31
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。画像データの増加に伴い、パソコンのストレージ容量だけでなく、バックアップする場合のデバイスをどう選択するかも容量と転送速度の点でかなり大きな問題になります。私なりに今まで経験したノウハウをまとめましたので、参考にしていただければ有難いです。パソコンはスリム軽量を売りにしている機種ではディスクドライバーを内蔵していないので、写真のような外付けドライバー(アマゾンで8,340円でした)を別途購入して接続する必要があります。適合OSがWindow10以上であることに注意するとともに、古い機種はDVDとCDRしか読めず、RD(レーザーディスク)を読めないことが多いので、中古品などを買う場合は特に注意してください。まず、ストレージに関して、最初に惑わされるのが、「マイクロソフトのクラウドサービス」です。マイクロソフトのワン・ドライブをインストールすると、クラウドに自動でバックアップコピーされる「マイクロソフト・クラウド・ストレージ・サービス」は無償なのが5GBだけです。複数のパソコンを所有する場合など、データの同期も取れるので一見有難く感じますが、5GBを超過すると有料になります。下記のような物々しい警告、容量拡大売り込みの画面が時々表示されます。ワンドライブは数台のパソコンを使う場合にクラウドに収容されたメールや文書ファイルの最新データを共用でき、いちいちバックアップコピーを取る手間も掛からないので便利です。例えば、文書や画像を保存する場合に、画面の「名前を付けて保存」の場所をデフォルトの「OneDrive個人用」を選ぶとクラウドに保存されるので、容量がどんどん増えていきます。私は走ならないように、赤印の「参照」を選び、ローカルのパソコン内に保存しています。無意識にクラウドへの保存を繰り返していると、マイクロソフトは下記のような有料クラウドサービスを提案してくるので、「まあいいか」と申し込んで定額のサブスクリプション・サービスを受けている方も多いでしょう。しかし、毎月自動引き落としされるので、馬鹿になりません。ただ、考えてみると常時更新している文書などのデータは限られ、写真や動画はたまに見るだけのことが多く、しかも元データはカメラやスマホに残留しているので、バックアップが不可欠でもありません。警告画面では、「ストレージの上限を超えているとメールの送受信ができません」とありますが、必ずしもそんなことはありません。もし、メールが送信できなくなれば、過去の不要なメールや画像を削除して、ストレージ容量を削減してください。結論として、私はクラウドデータは増やさずに外部デバイスにバックアップを定期的に取って、特に不自由なくパソコンを使っています。バックアップを取るためのデバイスとしては、1.USBメモリースティック(写真一番上) 最近容量が急激に大きくなり、32GBでも珍しくありません。 一番安いのは例えば、モノタロウで8GBが599円で買えます。64GBなら849円です。 2.HDD(ハードディスク・ドライブ)(写真上から2番目) スイッチをONにすると回転音が聞こえます。また製品品番はHDから始まる場合が多いです。 写真の1.0TBのHDDはアマゾンで10,000円前後でした。3.SSD(ソリッドステート・ドライブ)(写真一番下) アクセス速度が速く、最近のパソコンの立上がりが速いのはHDDではなく、SSDを使っているためです。写真の1.0TBはアマゾンで10,404円でした。4.DVD 文書データの保存に向いていて、保存データの安定性も高いです。容量が4.7GB前後に限られるのが難点。 5.RD(レーザーディスク)があります。 映像を保存する媒体として最適ですが、ドキュメント保存には不向きなように感じます。繰り返し録画可能なRW、REタイプでも、1-2回にとどめたほうが保存データの安定性が高いようです。USBのインターフェースは通常横幅の大きい「Aタイプ」ですが、スマホ等への接続用の小さい「Cタイプ」に変換できる写真のSSDに装着したようなアダプターが市販されています。私はアマゾンで@999円で買いました。SSDはHDDより圧倒的に伝送速度が速く、最近では写真の1TBタイプでも@10,000円前後で買えるようになりました。私はアマゾンで10,404円で購入しました。中国製は実容量が1TBないのがあるのでご注意ください。現在主流の媒体としてDVD(最大容量4.7GB)とBD(ブルーレイ・ディスク最大容量50GB)があり、何度も書き込めるRWないしREタイプがバックアップには割安でいいと思います。また、ディスク媒体として今もCD-Rが販売されており、記憶用容量はわずか700MB程度ですが、安価で保存の安定性が高いのが利点です。写真の10枚入りはアマゾンで何と443円でした。これはこれで使い勝手がいい面もあり、写真をアルバム単位で整理したり、頻繁に更新するドキュメントだけ別管理したりする場合、更新が短時間に済むメリットがあります。何でもかんでも一緒に大容量のBDやDVDのディスク1枚にまとめてストレージしておくと読み込み速度は遅くなり、特定のフォルダーを読んだり、書き加えたりする場合、ディスク全体をまずスキャンするので時間が掛かります。また、BDでは一旦コピーしたデータをフォーマットして全部消去しても再コピーすると読み込みエラーになることがあるので、沢山の文書フォルダーのコピーは容量は小さくともDVDのほうが無難です。経験的にBDは画像、動画向きと割り切ったほうがよいと思います。今後の経過を失敗談や成功ノウハウとともに更新します。引続き、ご笑覧下さい。お蔭さまで本ブログも色々なテーマで閲覧数が167,000件を超えました。ほかのテーマにも興味があられたらご覧ください。「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.10.13
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、映画「国宝」をご覧になりましたか。6/6の公開から早80日ほどで興行収入110億円突破、観客動員数も780万人を超えたほか、2017年に発表された原作の芥川賞作家吉田修一さんの同名小説も累計発行部数が140万部になったそうです。血筋か才能か、もがき苦しむ人間の姿は一般の人々だけでなく、本業の歌舞伎役者の方々にも大変好評で、歌舞伎への関心を高めるブームが巻き起こっています。10月には映画で印象的だった「二人藤娘」が京都や博多で上演されるそうで、地方巡業の可能性も検討されています。東宝の映画で松竹が潤うのも面白い現象です。梨園の御曹司と部屋子の間に交わされる競争心とシンパシーの揺らぎを象徴的に示している「二人藤娘」の舞踏シーンを忘れることはないでしょう。「連獅子」では花井半次郎役の渡辺謙も吹き替え無しで半端なく好演。私も初めは女房に誘われて、シネマ・コンプレックスの大画面で3時間の大作を観ました。圧倒的な迫力と眼を見張る映像美、才能か血筋かの間で生きる苦しみと芸道を追求するひたむきさに心から感動しました。結局3回観る羽目になり、シネマ会員になってポイントカードも持つようになりました(笑)。吉沢亮、横浜流星が代役無しで自ら演じる迫真の舞台演技や渡辺謙、田中混、寺島しのぶ、黒川想矢(子役)などの共演者の素晴らしい助演に加え、李相日監督、種田美術監督、出演と歌舞伎指導の四代目中村鴈次郎など関係者の熱意と努力が伝わってきます。何度観ても新たな発見ばかりで飽きることがありませんね。この映画が今年のアカデミー賞を総なめにするのは間違いありません。9月には来年の米国アカデミー賞国際長編映画賞の対象となる日本代表作品に選ばれました。この映画の感動をより深めるために、次の動画や情報をご覧いただくことをお薦めします。鑑賞前でも鑑賞後でも結構です。1.「国宝公開記念特番」https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=%e6%98%a0%e7%94%bb%e5%9b%bd%e5%ae%9d%e4%ba%88%e5%91%8a%e7%b7%a8&&mid=0F7580C9C825A44331480F7580C9C825A4433148&&FORM=VRDGAR出演者や監督が生の言葉で語る映画製作の過程はまさに感動的です。この動画だけをみても一つの作品として満足感が残ります。半次郎が「二人藤娘」の舞台に立とうとする俊介には「あんたは生まれた時から役者の子や。何があってもあんたの血が守ってくれる」と諭し、喜久雄には「あんたは誰よりも芸の稽古してきたんや。踊り忘れてもあんたの体が勝手に踊ってくれるはずや」と励ます。中村勘三郎が中村勘九郎、中村新之助と中村鶴松を導いたように・・・。上方歌舞伎界の重鎮、女形人間国宝の万菊が喜久雄との初対面で才能を見抜く。十三代目片岡仁左衛門が愛之助の才能を見抜いたように。一応予告編の形になっていますが、「こういうことに苦労されたんだ」と知ったうえで、2回目、3回目に映画を観るとさらに感動が深まること、間違いありません。映画の中では、「血筋か才能か」に関して数々の共演者が繰り返し、色んな角度から素晴らしい演技で観客を歌舞伎の世界に引き込んでいきます。出典:感謝 https://dorama9.com/kokuho-cast-model/1.興行主の跡継ぎ竹野(三浦貴大 百恵の次男)喜久雄に言い放った「歌舞伎なんてただの世襲だろ。あんたは所詮よそ者。今は一緒に並べてもらっても、最後に悔しい思いして終わるのはアンタだぞ」という言葉が伏線として耳に残ります。2.花井半次郎(渡辺謙)喜久雄の二代目襲名披露の最中の死に際に意外にも「俊ぼん」と息子の名前を呼ぶシーンは余りに残酷です。3.最も複雑な想いの母(寺島しのぶ)俊介の死後に詫びに来た喜久雄に返答せず、孫のところに駆け寄るシーンも残酷でいたたまれません。4.上方歌舞伎の重鎮で国宝女形万菊(田中混)喜久雄の才能を早くから認めていたにも関わらず、初対面の時に才能ある部屋子の行く末を示唆し、半次郎の死に際の言葉にも黙っているだけでした。さらにドサ周りに堕ちた喜久雄を呼び寄せながら、俊介に稽古を付けている時には訪れて横から見つめる喜久雄を完全に無視します。人間の性でしょうか。ため息しか出ません。このような多くのシーンが目に焼き付いて思い出される映画はそうないです。さらに、同じ「血」で苦しんだ、在日韓国人3世の李相日監督の映画化に対する執念や寺島しのぶさんの迫真の熱演の背景(息子眞秀君に2歳から日本舞踊や父、弟の舞台映像を繰り返し見せて修行を重ね、10歳で初代尾上眞秀を襲名、歌舞伎界にデビュー)に想いをはせると、「血筋か才能か」をより深く感じ入ることができるでしょう。李監督は「フラガール」と同じく、苦難、苦境に打ち勝とうとする人間に常にやさしい。寺島しのぶさんは「5歳の時、弟の五代目菊之助が生まれましたが、その日から周りの眼がひゅっと弟に向いたことを子供ながらに覚えています」と語っています。そのようなせつない経験がないと、この表情はできないでしょう。その五代目尾上菊之助当人が原作「国宝」を15日間のべ90時間掛けて全編朗読し、オーディオブックが生まれたのも深い因縁を感じます。また、映画の歌舞伎指導に関わるとともに、娘を喜久雄に奪われた上方の重鎮歌舞伎役者を演じた四代目中村鴈次郎さんは9月のトークショーの中で次のように語っています。「原作者の吉田修一さんと出会って10年になりますが、ここまでこの映画に深く関わるとは考えてもみなかったです。歌舞伎の所作はもちろん、楽屋に置いてある小物、舞台や客席の雰囲気まで、歌舞伎のシーン全般の責任を持ちます。主役の吉沢さんと横浜さんは本当に頑張った。精魂尽き果てる思いだったと思いますよ。自然に動きたいけど、なかなかできなくて、もがく日々。それでも絶対あきらめず、ストイックに役と向き合う。その繰り返しでしたね。二人はくじけないし、妥協しない。監督も譲らない。教えることによって、自分も教えられたと感謝しています。そういう緊迫感を観客の皆さんにも味わってもらいたいです。私は出来上がった作品を試写でチェックすると、ジーンとして立ち上がれなかった。心が揺さぶられました。」皆さん、いかがでしょうか。この動画は単に予告編ではなく、映画を観たあとの感動の走馬灯になるのではないでしょうか。2.市川團十郎が語る映画「国宝」の率直な感想と歌舞伎への想いhttps://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%9B%BD%E5%AE%9D%E4%BA%88%E5%91%8A%E7%B7%A8&mid=8B1642549D598A1A51998B1642549D598A1A5199&ajaxhist=0これも本当にすごい動画というか、プロが語る立派な「作品」です。まさか、市川團十郎さんがこんな形で真っ先に感想を述べられるとは誰も思っていなかったはずです。7月には再生回数が170万回を突破、コメントも400件以上付きました。梨園御曹司の歌舞伎役者として非常に言いにくい立場にありながら、慎重に言葉を選びつつ、率直な感想を述べられた市川團十郎さんに改めて敬意を表します。一層、好きになりました。歌舞伎界の当事者として「心に刺さる痛みを与えてくれた」と映画を正面から絶賛されています。普通は「あれは誇張だとか、所作、作法が形になっていない」とか、本業の役者としてついケチを付けたくなるでしょうし、コメントの内容によっては梨園の関係者から批判を浴びるリスクもあるので軽はずみなことは言えません。火中の栗を拾われて歌舞伎指導に当たられた四代目中村鴈次郎さんの顔に泥を塗ることにもなりかねません。映画の感想を6/6の公開直後の真っ先に公表されたこと自体が立派です。また、映画を絶賛するだけでなく、「長女の市川ぼたんや長男の市川新之助にも早速映画を観させて、二人の眼の色が変わった」と素直に映画に感謝していることを述べておられます。さらに市川宗家を担うプレッシャーで8-16歳ころには修行の厳しさ、苦しさ、辛さで歌舞伎が嫌になったこともあること、そして小学生3年のころから自分の子供ができたら、こう育てたいというビジョンを持つようになったことなど、赤裸々に語っておられます。人柄が偲ばれて、この動画だけでも4-5回繰り返し拝見しました。あと、皆さまにぜひお薦めしたいのは、市川團十郎さんがYouTubeで啓蒙的に投稿されている一連の動画です。私は全く知りませんでしたが、2020年5月から投稿を始められて、一時中断していましたが、2025年6月から再開されています。総閲覧数は何と1億2,000万回を超えているようです。投稿テーマの一覧が閲覧数順に整理されていますので、ご覧ください。https://yutura.net/channel/34127/latest/血筋を象徴する「家族のルール」をまず最初にご覧になるのがいいかも知れません。花井半次郎と俊介、尾上菊五郎と寺島しのぶの関係などを念頭に置きながら・・一連の投稿テーマは「歌舞伎から学んだ人生訓」、「歌舞伎の始まり」、「せりふの覚え方」、「発声法」、「十八番」、「型」、「見得」、「睨み」、「正念場」などなど、歌舞伎の修業や稽古にも繋がる内容で、どれも素晴らしくて私たちに色々な気づきを与えてくれます。とりわけ、「発声法」「せりふの覚え方」は圧巻です。私はこの動画を観て、2歳から修行を重ねる世襲制の必要性も自然に受け入れることができました。声は呼吸から始まり、身体全体を響かせるものだと團十郎さんが説く姿は、先代から教えられ、それをご子息や弟子たちに営々と伝え教えている稽古の口伝内容、そのものでしょう。せりふは300-500の演目に亘って子供のころから稽古と舞台の中で、登場人物の心、感情とともに覚えてきたとのことですが、信じられない記憶力と努力の積み重ねには何と称賛していいのか、言葉が出ません。歌舞伎で病気やケガによる代役が短期間のうちに立てられる理由が分かりました。團十郎さんの教えを聞いていると、自分が歌舞伎の世界に飛び込んだらとふと考えてしまいました。台本も見ずに、こんなに感情を込めてよどみなく、聞く者の関心をそらさずに喋り続けられる人は他にいません。ただ、ただ脱帽!実社会でもコミュニケーション・スキルの教材として非常に参考になると思います。一連の動画を拝見していると、ご子息だけでなく成田屋一門を率いる歌舞伎界の大御所としての実力や平素からの精進、歌舞伎の奥深さを感じずにはおれません。歌舞伎400年の歴史を経て、現在歌舞伎役者は総勢300人、屋号は栄枯盛衰を繰り返して100近くが現存しています。この複雑な関係の中で團十郎さんが仰る「義理と人情」、「挨拶と感謝」など梨園のルールを実践する重圧があるわけです。一般社会から隔絶した異質の世界になるのも已むを得ないかも知れませんが、門閥外の者が一門の名跡を得てここに入り込むのがいかに大変かは容易に想像できます。この成田屋と澤潟屋の家系図を観る限り、名跡を受け継いだ門閥外の歌舞伎役者は見当たりません。子役で知られた市川福太郎や市川右若などは十二代市川團十郎の最後の弟子と言われています。また、血族であっても2歳ころから修行を積むのが当たり前の一門の中で途中から加わった市川中車(香川照之)さんは役が付くのが早いだけにさぞ大変だろうと感じます。市川團十郎さんの本気度がよく分かるのが、10月の博多座と京都南座の特別公演です。昼の部では一人七役の早変わり「三升先代萩」を、夜の部では「歌舞伎の世界」と称してあの「二人藤娘」を廣松と虎之助が演じたあとで舞台挨拶を行い、自らは総重量60kgのかつら・衣装を身にまとい「荒事絵姿化粧鑑」を演じます。ともかく、映画で歌舞伎に関心を持った観客に分かりやすい形で歌舞伎の魅力を伝えようとしています。さすがです。「二人藤娘」を演じる二代目大谷廣松と初代中村虎之助は各々明石屋と成駒屋の御曹司であり、本業外の俳優には負けられないプレッシャーも相当でしょうし、「化粧鑑」は東京オリンピック2020の開会式でも披露された曰くつきの十八番演目です。迷いなく、京都南座の公演切符を買いました。夜の部はあっという間に売り切れて、やむなく昼の部で我慢します。特別席で@16,000でした。開演中は撮影できないので、お伝えしにくいですが、観客はやはり中年や若い女性が増えているのがすぐ分かりました。満員御礼で3階席まで埋まっていました。昼の部でも団十郎さんの口上があり、楽しく歌舞伎を観てほしいという熱意を感じます。演目は成田屋の十八番演目の「三升先代萩」。伊達家のお家騒動を善と悪、忠義、孝などの要素をふんだんに盛り込んでスピーディに展開させますが、団十郎さんの一人七役での早代わりは見ごたえ十分でした。やはり、より楽しむには、筋書を事前にしっかり読むことが大切で、誰が誰やら分かりにくくなります。3.部屋子出身の片岡愛之助が語る映画感想:市川團十郎さんの率直な映画感想は素晴らしいですが、江戸歌舞伎の本流直系の本業役者の視点です。私たち一般の人間には、喜久雄と同じ境遇で「歌舞伎の家に生まれなかったが歌舞伎を愛する役者」の映画感想を聞きたいところです。そこでまず思い浮かぶのが、部屋子から本流に入った片岡愛之助さんです。愛之助さんが映画の感想を直接語っている動画は見当たりませんでしたが、まずは本流の家系図から調べてみました。驚きました。堺の船舶部品製作メーカーの家に生まれ、松竹芸能の子役オーディションに合格して舞台・TVで活躍しているところを上方歌舞伎の大御所である人間国宝、十三代目片岡仁左衛門さんに見いだされ、2021年に同じく人間国宝の次男二代目片岡秀太郎さんの養子(芸養子だけでなく、戸籍上も養子縁組)になっています。過去に同じく養子となった事例として、1964年に部屋子の坂東玉三郎さん(下記5で後述)が14歳で十四代守田勘弥の芸養子(1974年に戸籍上も養子縁組)になっていますが、他に殆どありません。松嶋屋では片岡仁左衛門の名跡は祖父が十三代目、叔父が十五代目を襲名していますが、長男、次男ではなく、三男であり、芸の世界の厳しさを感じさせます。愛之助さんは次男秀太郎さんの娘の婿養子になったのではなく、まさに養子であり、しかも門閥外の藤原紀香さんと結婚されています。失礼を承知で言いますと、私なら、片岡サチさんや京子さんと結婚します(笑)。再婚の身ながら、玉の輿に乗られた紀香さんのご苦労も多いでしょうが、それにしてもよくぞ松嶋屋の華麗なる一族が結婚を許したと驚嘆せずにはいられません。秀太郎さんも当時はまだご存命でした。苦渋の選択とまでは申しませんが、先代の十三代目片岡仁左衛門に始まる「一門繁栄のための総意」があったのでしょう。愛之助さんもよく思い切りました。「王冠を賭けた恋」ではないでしょうか。これだけでも1冊の小説が書けそうです。松嶋屋の写真中央が長男の三代目片岡我當(故人)、右が養父の二代目片岡秀太郎(故人)、左が叔父の十五代片岡仁左衛門です。人間国宝ファミリーです。仁左衛門は2025年10月に文化勲章も授与されました。歌舞伎が注目される中、本当におめでたいことです。なお、後列一番左が後出4の映画の感想をブログで語る片岡千之助です。愛之助さんの芸道を極める興味深い動画を見つけました。Bing 動画https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e7%89%87%e5%b2%a1%e4%bb%81%e5%b7%a6%e8%a1%9b%e9%96%80+%e6%84%9b%e4%b9%8b%e5%8a%a9&mid=3DF640EE26132630E2F23DF640EE26132630E2F2&FORM=VIRE叔父の十五代片岡仁左衛門が、自身の当たり役「木曽義賢」の稽古を愛之助に付ける動画です。片岡仁左衛門は体調不良時の代役に長男の片岡孝太郎さんではなく愛之助さんを指名するなど、「家より芸の質を重んじる」上方歌舞伎の伝統を感じさせます。事実、上方歌舞伎の始祖坂田藤十郎に関して四代目まで血縁はありませんでした。十五代片岡仁左衛門さんは父が眼を掛けた愛之助さんにどういう気持ちで稽古を付けていたのでしょうか。「自身の当たり役の伝承」というより、「松嶋屋の十八番」、「人間国宝の宗家」を絶やしてはならないという強い使命感があるに違いありません。カメラなど全く気にせず、ただ無心に芸に打ち込む二人の姿は感動的です。舞台稽古での指導にとどまらず、楽屋でも愛之助に対して剣術指導を行う片岡仁左衛門。愛之助さんの映画感想に関しては、報道記事によると「血には勝てないと感じることもあるが、積み重ねてきたものの方が濃くなることもある。歌舞伎の家に生まれた方と共演していて、父上に所作が似ていると感じることがあるし、国宝の秀太郎の養子になったことが配役にも影響して大きな転機になったことも事実。自分も義父の片岡秀太郎や叔父の仁左衛門に似ていると言われると嬉しい。」と述べています。また、「映画を観て非常に興奮し、余りによかったので、夜遅くになっていたが、大河「べらぼう」で共演した横浜流星に連絡したところ、本職の方から褒めていただき、本当に嬉しいですとの返答だった」と振り返っています。自信と実績が裏打ちされたコメントと思います。4.片岡一門の御曹司 片岡千之助が語る映画感想:直系の御曹司である片岡孝太郎の長男、片岡千之助さんの率直な感想も非常に興味深いです。片岡千之助と祖父の人間国宝十五代目片岡仁左衛門。二人で「連獅子」を三度も共演しており、片岡一門の期待の大きさが感じられます。片岡千之助は原作を映画化前に読み、映画の製作過程を見ていました。https://intojapanwaraku.com/culture/282618/原作は発売時から梨園でも評判で、千之助は周りから「いつか映像化される時は、千之助がやればいいね」と言われ、自身も「歌舞伎役者でもない限り、この物語を表現しきることは難しいだろうと思い、心のどこかで本当に僭越ながら、自分がやらせてもらえる可能性に期待していた」とのことです。その期待は日本舞踊の稽古場で、主役の二人と李監督に出会うことで打ち砕かれ、「自分にご縁のなかった作品への羨ましさや嫉妬に近い感情を持ちながら、稽古場での時間を過ごしたのも事実です」「映画が公開されてからも、真っ先に観た母にぜひ観なさいと言われたのですが、気持ちが複雑で中々観に行けず、結局友達から誘われて漸く観て非常に感動した次第です。」と率直に想いを述べておられます。素直なお人柄に感心しました。5.部屋子出身の中村鶴松が語る映画感想:愛之助さんは名実ともに上り詰めるところにいますが、二代目中村鶴松さんは同じ部屋子出身でも現在の置かれている立場を反映してか、映画を観た感想はかなり異なります。中村鶴松は5歳の時に応募した歌舞伎の子役オーディションをきっかけに八代目中村勘三郎に目を掛けれれ、小学5年の時には「おまえはうちの子になったらいいね」と言われ、「3人目のせがれ」と言われ厳しい稽古を重ねました。2005年、10歳の時には「二代目中村鶴松」として部屋子初演を務めました。中村勘三郎さんがそこまで言いながら、生前や遺言で鶴松を養子にはしなかったこと、二人だけの写真は散々探しましたが、これしかなかったことを考えると複雑です。この写真は鶴松が早稲田の学生時代に学内報で公開したもので、中村屋から公表されたものではありません。恐らく、お母さまが撮られたのでしょう。私には「嬉しくて悲しい写真」に見えます。共通一次入試の英語成績で全国1位、早稲田、慶応大学の4学部に合格するなど万人が認める秀才でもありますが、好事魔多し。2012年の高校3年生の時に師匠が57歳で早世し、その後も2021年に部屋子としては異例の主役に抜擢されたものの、現在は長男六代目勘九郎や次男二代目七之助の兄弟の後ろで中村屋を盛り立てる立場にあります。鶴松は亡くなった中村勘三郎の養子になっていたわけではないので、中村屋の家系図を見ても、鶴松の名前はありません。この点が同じ部屋子出身の歌舞伎役者である片岡愛之助と決定的に異なります。中村屋の公式HPでは兄弟二人が前面に出て、鶴松は「一門」の筆頭で紹介されています。https://e-nakamuraya.jp/「罪作りな人」と感じてしまうのは私だけでしょうか。「3人目のせがれ」は追悼公演の記念撮影でも並んでいません。毎年恒例の中村屋の春暁特別公演での打ち出しと配役にも不安定感があります。2021年公演は鶴松の存在感があったほうですが、それでも勘九郎の息子二人も絡んで来て複雑さが感じられます。中村屋の定期公演で鶴松が主役級を演じられる機会は非常に限られるようです。中村屋の写真中央が長男の勘九郎、その右が次男の七之助、そして鶴松です。2018年中村座スペイン公演で「連獅子」を共演する勘九郎と鶴松です。映画で東半コンビとして「二人藤娘」共演する喜久雄と俊介を彷彿させます。2021年の「豊志賀の死」で共演する中村七之助(写真右)と鶴松(左)。本来は同じ女形なので共演する機会は少なく、最近は七之助の人気が高まっているので、ライバル意識は相当かと思います。共演しなくとも客を呼べるこの二人が「二人藤娘」を踊る日はいつ来るのでしょうか。鶴松は中村屋の公演以外に2022年に全て一人で企画運営する「鶴明会」という自主公演を行っています。はたから見ても中村屋公演と離れた公演になり、非常に難しい微妙な試みです。「仲良く、中村屋の再興に向けて頑張って下さい・・・」あまりにも薄っぺらな言葉でどうもすみません。鶴松がラジオ番組出演時に述べたところによると「映画はこれは違うという見方は絶対したくなかったので、そういうのは一切ゼロにしてみました。舞台裏を知っているだけに出演者の苦労に特に共感しました。今まで言われたことのあるせりふや経験したことのあるシーンを観て、苦しい気持ちになり、途中で10回ほど中座したい気持ちになりました。」とのことでした。切羽詰まってくるものが現在進行中であることを感じさせます。同情せずにはいられません。ただ、鶴松は9/18-19に東京で開催する第二回目の自主公演「鶴明会」に関する7/25の取材で次のように述べています。「国宝を観た人は全員観てほしいです。僕は喜久雄と同じ立場。違うとすれば任侠の家庭生れでないことです。今回の上演演目は仮名手本忠臣蔵」の5-6段目の早野勘平と六変化する「雨乞狐」で、今やりたいトップ2を選びました。来年は「道成寺」と「鷺娘」をやります」と現在の役に恵まれないストレスを自主公演で昇華させるかのような気配ですが、ちょっと驚くような大胆な発言でもあります。注目すべきは中村屋の部屋子だけでなく、「鶴明会という鶴松と勘三郎の本名(波野哲明)から名付けた自主公演」に中村屋宗家から勘九郎も共演していることです。中村屋の再興を図るため、芸に秀でる者には一門を挙げて協力するという思惑もあります。これは愛之助の養子入りを認めた松嶋屋一門と同じでしょう。関係者はお互いに苦しいんです。鶴松は大胆な発言をしながらも、他方で「最も尊敬しているお兄さん二人に似ていると言われるのが一番嬉しい」と健気な発言もしています。「三人目の倅」としてどうしても認めてもらいたい気持ちが伝わってきます。今後、勘九郎が九代目中村勘三郎を襲名すれば、「お兄さん」ではなく、「旦那」になるわけで、これまた、関係がより微妙になるかも知れません。今も八代目勘三郎を師と仰ぐ鶴松にとっては、先代亡きあと誰に稽古を付けてもらうかは大きな課題です。「お兄さん」と呼ばれる勘九郎や七之助も鶴松にどこまで芸を伝えるか、割り切れない面があるはずです。片岡秀太郎亡きあとの片岡仁左衛門と愛之助のようには行きません。鶴松は「浅草若手歌舞伎で親交のある八代目市川染五郎を通じて、その父の松本幸四郎に稽古中のビデオを送り、観てもらって丁重な指導の手紙をいただいた」と記しています。鶴松に手紙を読ませてもらった市川染五郎は「子供の自分でも父からここまで丁寧な指導を受けたことはない」と苦笑したそうです。屋号の壁を越えて、波紋が広がっているわけです。来年新春にも恒例の浅草若手歌舞伎が開催され、鶴松や染五郎も出演します。6.部屋子出身の元祖人間国宝 語らない坂東玉三郎の生き方:「国宝の原作にモデルはいない」と言われていますが、喜久雄の話は昔話でも造り話でもありません。個人的には小説のモデルは五代目坂東玉三郎さんが最も近いと思います。子連れ再婚同士の姉兄たちに囲まれる料亭の家に生まれ、幼いころは小児麻痺の後遺症で病弱だったためリハビリとして始めた日本舞踊が縁で、1964年に14歳で守田勘弥の「芸養子」となり、10年後の1974年に「戸籍上も養子縁組」を受けました。いわば試用期間付養子であり、愛之助のように同時ではありませんでした。「芸養子」となった14歳の玉三郎と守田勘弥夫妻です。任侠出身というハンデに代わって174cm近い長身で左利きというハンデを負いながら女形として精進を続け、ついには2012年に「人間国宝」になられています。当たり役は何と喜久雄が最後に踊った「鷺娘」です。吉田修一の原作は2017年発表ですから、3年間の歌舞伎楽屋入りを含む6年の入念な取材期間を考えると、時期的にも符号します。坂東玉三郎は結婚歴もなく、女形として芸一筋の人生であり、まさに「悪魔と取引」したのかも知れません(笑)。玉三郎演じる「鷺娘」、映画を超えて、つい見とれてしまいます。彼が立派なのは自らの当たり役を独占せずに後進に積極的に伝承している点です。「阿古屋」の遊君や「伽羅先代萩」の政岡などはかって六代目中村歌右衛門が独占的に演じていましたが、歌右衛門亡きあと女形盟主となった玉三郎は若手の中村梅枝、中村児太郎を指導して「阿古屋」を三人交互に演じたり、「二人道成寺」を尾上菊之助と共演したほか、「伽羅先代萩」の政岡を中村七之助に指導したりしています。部屋子出身者が宗家の若旦那に伝授しているわけです。上方歌舞伎復興にも尽力し、同じ人間国宝同士で十五代目片岡仁左衛門と繰り返し共演しているほか、同じ部屋子出身の片岡愛之助とも共演しています。まさに身をもって範となす生き方です。二人の共演には感慨深いものがあり、舞台を離れて話し合うこともさぞ多かったでしょう。なお、ご本人は公式サイトで毎月コメントを出されているのですが、演目の役と自分の芸とを見つめ続け、お客様のことを考える姿勢で一貫しており、「国宝」の原作や映画に関する感想などは一切投稿されていません。https://www.tamasaburo-bando.com/comment人間国宝の身で自重されているとも考えられます。確かに原作主人公との共通性が高いので、市川團十郎さんとは違い、何を言っても反響がさらに大きくなると懸念されているのかも知れません。しかし、元々人間国宝に指定された時の記者会見でも歌舞伎の将来の発展と後進の指導を謙虚に語られ、義父の守田勘弥のことや過去の苦労話などには全く言及されていませんので、常に「未来志向」の方なのでしょう。https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=%e5%9d%82%e6%9d%b1%e7%8e%89%e4%b8%89%e9%83%8e+%e5%9b%bd%e5%ae%9d&&mid=2D33987543762C7DC5DF2D33987543762C7DC5DF&&FORM=VRDGAR2011年に京都賞を受賞した時には、「人間の魂は空間を共にすることで感じ合っている。黙っていても伝わる、感じるものなんですね。人間同士が会えば、細胞の振動だけでも理解できるものがあると思います。」と話されています。玉三郎さんの実力を知るために2025年10月に公開中のシネマ歌舞伎「源氏物語六条御息所」を観ましたが、個人的な感想としては舞台で生を観る以上に、シネマで観ると細かい眼や首、指先、肩の動き、表情の変化などの所作がはっきりつかみ取れるので、シネマ独自のすばらしさがあります。お蔭で玉三郎の名演技にどっぷり浸ることができました。セリフが無くても感情が伝わってくるのはさすがというほかありません。このような演技のうまさに触れると、大河前作「光る君へ」の吉高由里子さんの演技を思い出しました。いすれにせよ、映画国宝の直接のモデルが誰であろうと、今も鶴松のように「血を飲みたい」ともがき苦しむ門閥外の役者が沢山いらっしゃるのです。8/23のTV情報セブンデイズで三谷幸喜さんも映画を絶賛、「3時間では短い。原作にはほかにも一杯興味深いエピソードがあり、ぜひ続編を製作して、脚本を書かせてほしい」と仰っていました。「血をめぐる葛藤」は大河「鎌倉殿の13人」に通じるものがあります。先述の片岡千之助さんのブログによれば、編集前の4時間半バージョンの映像があるそうです。原作を早速アマゾンで買って(税込@880X2冊)、4回目の映画を観る前に読み終えました。確かに映画で割愛されたストーリーの紆余曲折がふんだんにあり、これをそのまま映画化すれば少なくとも5時間になるのではと感じます。映画では分かりずらかった上方歌舞伎と東京歌舞伎の関係や唐突感のあった喜久雄と綾乃との再会、春江の心変わりなども詳しく描かれています。また、長崎生まれの吉田修一さんが懐かしい大阪弁のため口会話(谷崎潤一郎の小説での会話をさらに庶民的に崩した感じで、最近は下町でも中々聞けません)を巧みに再現されていて、それもすごいと思います。以上、周辺情報まで頭に入れると、映画「国宝」の深さは底知れないものであることが分かります。歌舞伎役者の方々の映画に対する感想が各々の置かれている立場、状況によって異なるのは非常に興味深いです。どうか、皆さんもぜひ何度も映画を観られて感動を深めて下さい!私も今回の投稿で色々勉強できたので、これを胸に4回目を観に行きます。お蔭さまで本ブログも色々なテーマで閲覧数が167,000件を超えました。ほかのテーマにも興味があられたらご覧ください。「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/ 「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「フェラーリ488スパイダー あま猫 修復歴騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.23
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。TVなどで放映されている「帯状疱疹」と聞いて、私には関係ないと思っている方が大半ではないでしょうか?しかし、高齢化などで免疫力が低下してくると、誰しも掛かりやすく、80歳では1/3の方に症状が発生するようです。しかも発症が治癒しても「帯状疱疹後神経痛」という長期的で深刻な後遺症としての神経痛に苦しむ場合もあります。<原因とワクチン接種>:帯状疱疹の原因は、水痘(水ぼうそう)と同じ「水痘・帯状疱疹(ヘルペス)ウィルス」で、子供のころに水痘に掛かった人でも免疫ができるわけではなく、治癒してからもウィルスは体内の神経細胞に生涯にわたって潜伏しています。そして華麗や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると再活性化し、帯状疱疹として発症します。そのため、「帯状疱疹予防ワクチン」が2025年4月から65歳以上の方を対象に予防接種法に基づく「定期接種」になりました。大まかに言えば65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、 95歳、 100歳以上の方に接種券がご自宅に届いて接種が推奨されています。接種費用の自己負担額は自治体により異なり、強制ではないのでご自分で予約して接種を受ける必要があります。対象年齢以外の方で任意にワクチン接種を希望する場合は保険対象外の全額自己負担となり、44,000円前後掛かるようです。<初期症状>:帯状疱疹に掛かると、身体の片側で皮膚がチクチク痛んだり、脇腹が張るような感覚がします。私の場合は倦怠感も強くなりました。次に背中、腹、首、顔などに赤い小さな斑点が出て来ます。自分で発疹に気づけばいいですが、毛虫や蚊、蜂などに刺された場合の腫れのように一気に広がって痒くなる訳ではないので、腹痛などと勘違いしてつい放置してしまいがちです。私の場合も3-4日放置して、発疹が広がり一部水泡化して腫れが大きくなったのに驚いて、初めて掛かり付けの内科医院に行った次第です。<結論>から言うと、一刻も早くヘルペスウィルスを叩く抗ウィルス剤を服用することが重要で、服用が遅れると発疹の範囲がどんどん広がり、神経痛の後遺症がひどくなります。発疹患部は色素沈着して跡が残ります。早いほうがいいので、医師とも確認しましたが、大病院や皮膚科専門医にこだわる必要はなく、最寄りの内科医の診察を受けるといいです。帯状疱疹の症状は神経系に沿って広がります。したがって、右側だけ、左側だけの背中、腹、首、顔、足に順次広がり、後述のように患部の痕跡が残るので、首や顔に広がると大変です。また、症状が広がった神経系が後遺症になって痛むので、広がらないうちの治療が非常に重要です。初期段階ではこの程度の粒のような斑点が出て、チクチクするくらいです。この状態ですぐに治療を受けて抗生物質を早めに服用しても、症状範囲は薬効が出るまでしばらく続きます。初期段階で虫さされなどと勘違いして、写真のような「ステロイド系の塗薬」を塗布するのは逆効果になるので、注意しましょう。2025/8/16: 発症3-4日後に内科医に診てもらった時の発疹の状態です。一部水泡化していますが、まだ破れたりはしていません。<処方と治療費>:私は73歳で高齢者の健康保険補助があるので自己負担は20%ですが、それでも診察治療に1,640円、治療薬に4,045円も掛かりました。やはり、対象年齢になってワクチン接種券が届いたら、多少は自己負担してもワクチンを打ってもらったほうがよいと思います。なお、知人の話によるとワクチンの副反応はコロナワクチン並みで半日くらいの安静が必要になりそうです。写真の右側が抗ウィルス薬の「アメナリーフ」、左側が塗薬の「アラセナーA軟膏」です。代表的な抗ウィルス薬としては、他に「バルトレックス」がありますが、腎臓への負担が大きいので糖尿病の既往症がある私の場合は「アメナリーフ」にしていただきました。調剤薬局でもらった説明書です。調剤薬局でもらった説明書です。「ロキソプロフェンナトリウム錠」は鎮痛薬として有名な「ロキソニン」の後発薬です。効果に変わりはなく、5日分として1回1錠で計10錠を胃の保護薬とともにもらいましたが、私は1日1錠に制限して服用しました。炎症の鎮静効果もあるので、患部のチクチクは殆どなくなりました。<患部の変化>:2025/8/17: 内科医から処方箋をもらって、その日の昼食後に抗ウィルス剤を初めて服用しました。すぐに効くわけではないので、翌日の発症4-5日後には発疹が神経系に沿って脇腹から背中半分に掛けてさらに広がりました。2025/8/18: 発症5-6日後には水泡が破れて固まる部分が多くなり、範囲が最大になりました。この段階では、抗ウィルス薬の効果もあってか、インフルエンザに罹った時のように少し気分が悪くなり、1日ほどベットで安静にしていました。すると、回復軌道に乗ったようで、その後はかなり楽になりました。2025/8/18: 女房に頼んで発疹患部に綿棒で塗り薬を塗布してもらいました。朝と晩の1日2回です。晩は毎日入浴して石鹸を手の上で泡立ててから患部を軽く洗い、そのあとで塗布しました。2025/8/18: 塗布したあとに包帯を上に固定して患部を刺激しないようにしました。柔らかい綿のTシャツやパジャマを羽織って、寝るときは患部と反対側の身体を下に向けて休みました。2025/8/18: 2025/8/18: 2025/8/18: 身体は激しく動かさないようにしていたので、テープも剥がれませんでした。2025/8/19現在、発症後7-8日目になり、処方薬は7日分のうち5日分を服用しました。アルコールや刺激物は飲食しないようにしています。昨日、内科医に2回目の診察を受けましたが、順調に回復しているそうで、処方薬の抗生物質を飲み切って終わりになる見込みです。2025/8/20、発症後8-9日目になり、ひどかった背中の水泡が枯れて腫れも引いてきました。これでも、主治医によれば「非常に順調に治っている」そうですから、追加の処方もありませんでした。焦らず入浴と残っている塗薬の塗布を続けていきましょう。すぐに消えたりはしません。2025/8/20: 発症後8-9日目になり、比較的軽かった腹部は一層患部が小さくなってきました。2025/8/20: 発症後12-13日目になり、飲む薬は使い切って、塗薬だけ毎日入浴後や寝る前に2回ほど塗っています。布は付けていません。水泡は殆ど破れずに枯れてきた感じになってきました。2025/8/24: 発症後12-13日目になり、こちら腹部の発疹はまだ水泡化していない状態で小さくなっています。2025/8/29: 発症後17-18日目になり、水泡化していた患部もカサブタが取れて腫れも引きました。カサブタはぶりに剥がそうとせず、入浴を毎日続けて塗薬を塗布していると支援に小さくなります。傷跡はまだ残っていて多少かゆく、神経痛が若干ですがあります。かゆい時は自分で背中を掻くと患部まで触ってしまうので、他の人に掻いてもらうようにしてください。2025/8/29: 発症後17-18日目の上の写真患部をクローズアップしました。2025/8/29: 発症後17-18日目で腹部側の患部は傷跡も殆どなくなりましたが、神経痛は若干します。2025/9/5: 発症後25-26日目で痒みや神経痛の痛みは殆どなくなりました。毎日入浴して清潔を保つよう、心がけていますが、塗薬の塗布も発症後20日くらいからしていません。漸くひと段落したようです。2025/9/13: 発症後33-34日目で患部の痕跡は薄くなり、指で押さえると少々固い程度です。また、痒みや神経痛の痛みはありません。後遺症の神経痛はなく、ほっとしています。患部の痕跡がもっと薄くなるには時間がかかるでしょうが、主治医によると「色素沈着しているので、個人差はあるものの完全には消えない」とのことでした。私の場合は早期治療で患部が脇腹から背中中心で腹部に少々程度でしたが、放置していると首や顔、腹部全体に広がるので、特に顔や首は痕跡が残ると大変です。2025/10/5: 発症後55-56日目の状態です。個人差があるとは言え、気になっていた患部の痕跡はkなり薄くなり、指で押さえても固さはほとんど感じなくなりました。もちろん、痒みや神経痛の痛みはありません。「完全には消えない」と医師に言われたものの、薄くなってきて、うれしいです。<後遺症としての神経痛>:私の場合は早期治療のおかげで後遺症としての神経痛に悩まされなくて済んでいますが、後遺症としての神経痛が続く方も沢山いらっしゃいます。10/18の読売新聞朝刊に次のような小野薬品の臨床治験者募集のチラシが入っていましたので、参加されるのも一考かと存じます。厚生省の認可を受けるための最終段階に来ている新薬のようなので、うれしい動きです。今後、患部の痕跡が消えれば、また更新するようにしますので、参考にしていただければ嬉しいです。このブログは閲覧数が167,000件を超えており、ほかにも色々なテーマで投稿していますので、ご笑覧下さい。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.19
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も3,600方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、いよいよ銘柄米の値下げ処分が始まりました!令和7年(2025年)産の新米が9月以降は本格的に市場に出回りますが、今まで高値で販売されてきた令和6年(2024年)産の銘柄米も古米にならないうちに8月中に処分する動きが出て来ました。私はたまたま最寄りの「マルハチ」とう中堅スーパーの店頭で「ゆめぴりか」の令和6年(2024年)産の無洗米5kgを何と税込み3,980円でゲットできました。「ゆめぴりか」は女房と気に入って従来賞味したきましたが、年初からの値上がりが激しく、生協定期配送でも税込み4,880円でしたので、さすがに諦めて随意契約の備蓄米を買って美味しく食べる工夫をしていた矢先の嬉しい出来事でした。恐らく、コメの流通業者が抱えてきた銘柄米在庫を古米になって売れ残らないうちに徐々に処分を始めたようです。8/18現在ではまだ市場全体には広がっていないようで、ネットで検索しても楽天市場では、税込み4,630円+送料930円が最安値ですし、アマゾンでは、「まるはち」で買ったのと同一の無洗米は売り切れ状態で、在庫のある他の出品商品は最安値でも5,480円、中心価格は5,600-5,900円です。今後、値崩れが市場全体に広がっていくはずですので、ネットやスーパーの店頭で小まめにチェックして物価高に挑戦していきましょう!楽天市場では、北海道の「ホクレン(JAに相当)」がゆめぴりかを送料別で販売していますが、全然安くありません。アマゾンでも現在在庫のある出品商品の中心価格は5,600-5,900円です。写真の右から2番目が「まるはち」で買った無洗米と同一商品ですが、売り切れになっています。販売力が圧倒的に高いアマゾンのことですから暫くすると在庫が補充されると思いますので、継続チェックしていきましょう。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。このブログは閲覧数が142,000件を超えており、ほかにも色々なテーマで投稿していますので、ご笑覧下さい。「随意契約 備蓄米 10kg買って美味しく食べています」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「万博 裏技と実態:来場予約、抽選申込、当日登録、交通、0時ログインの現実」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507070000/「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/ 「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.19
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お蔭さまで閲覧数が166,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。先日、食遺産のTV番組で紹介された大阪府泉南郡岬町のタコ料理を食べたくて、女房と行ってきました。阪神高速道路の湾岸線を関空まで南下し、阪和道路に入って一つ目の泉南ランプで降りて、R26の第二阪和に乗れば、岬町まで迷わず、行けます。まずは、食遺産の料理が調理されたレストランのある「道の駅 とっとパーク」を訪れました。海岸への渡り橋を歩いていくと、先端に有料の海釣り公園があり、沢山の釣り人、家族連れが来ていました。通路の壁には大きな魚拓が並んでいましたが、どうも沖釣りの釣果のようで、この公園からの投げ釣りでは余り大きな魚は釣れていませんでした。TVに出ていた「とっとパーク」内のレストランと土産物店です。レストランでは弁当だけでなく、食事も提供していましたが、グルメメニューはシラス丼くらいでした。板長さんによると、「タコ料理は昔出していたが、1匹2,000-3,000円と高価になったので、最近は釣り客対象のメニューから外した。TV番組では漁業組合の組合長の奥さまから頼まれて、特別に調理した」とのことでした。土産物店で海産品や地元産品を販売していましたが、タコせんべいやタコの燻製などはありませんでした。イワシの干物を少々買いました。「とっとパーク」でタコ料理を食べられなかったので、教えてもらった岬町多奈川の「魚てつ」を訪れました。12:30ころだったので、店内は満杯で30分ほど待ちました。食べログ:https://tabelog.com/osaka/A2705/A270504/27081039/造り、天盛り定食で@2,100円です。刺身はタコ、マグロ、ハマチで下の写真の天盛りが付きます。写真左上が定食に付いていた天盛りで、レンコン、エビ、ハモの3品です。写真左下は追加で頼んだ「タコの天ぷら」で@880でした。刺身は新鮮で柔らかくておいしく、天ぷらも揚げたてで堪能しました。タコの天ぷらです。夫婦二人では食べきれなかったので、天ぷらは一部持ち帰りましたが、トレイや袋も無料で用意してくれて親切でした。帰宅して、その晩にオーブントースターで500W 5分ほど焼いて美味しく食べれました。「魚てつ」は料理店だけでなく、魚屋も併営していて、タコなどの単品も売っていて持ち帰れます。関西では、明石のタコも有名ですが、岬町でもタコが獲れるのを知り、新鮮な驚きでした。このブログは閲覧数が166,000件を超えており、ほかにも色々なテーマで投稿していますので、ご笑覧下さい。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/ 「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/HOとNゲージを一緒に盛り込んでおり、両方ともダブルリバースを入れて、走行車両を前後左右から見れて飽きが来ないようにしています。ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.16
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お蔭さまで閲覧数が166,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。「ロータス エミーラ」はライトウエイトスポーツの究極であった「エリーゼ」、「エキシージ」のガサツさ、武骨さ、スパルタンさを時代の流れに合わせて「エヴォーラ」からさらに修正し、顧客層を一部のマニアから一層拡大するために開発したロータスの次世代戦略車です。最後のガソリン車になるでしょう。アルミ・バスタフ・モノコックにFRPパネルのボディ構造は変わりませんが、水すましのような俊敏性はそのままに、普段使いにも耐える静粛性や荷物スペースを確保しようと改良を重ねています。従来、「エミーラ」に関しては「エリーゼ、エキシージ始点」での「First Edition(2020モデル)」に関する評価が氾濫していますが、私は「ポルシェ、フェラーリのプレミアム・スポーツカー始点」での最新「2025、2026モデル」に関する評価を重点にしたいと思います。スタイルは万人が認めるものの、機能を削って価格を抑えても、普段使いでの中低速とワインディング、高速コーナーでFun to Driveを堪能できるかが、ポイントです。換言すれば、2025、2026エミーラが「デイリー・フェラーリ」「スタイリッシュ911」になり得るかです。こちらは試乗した2025モデル TURBO SE マグマレッドです。現在、日常の市街地スポーツ走行を担当している992.1カレラTです。華やかさはなく、高品質で堅実なスポーツカーであり、誰も「スーパーカー」とは呼びません。夢を呼ぶオーラが必要なんでしょう。930ターボが登場した1974年当時はこの変わらぬフロッシュ・スタイルでも圧倒的な高性能(0→100kmがハコスカGTR12.7秒に対し、5.2秒)で、スーパーカーのカテゴリーに入っていました(笑)。サーキットで年に数回無制限に走る場面ではなく、普段の圧倒的に多い1,000-3,000prm域で走る場面を想定して比較することが重要です。エミーラを「ベビー・フェラーリ」とか、「プアマンズ・フェラーリ」と呼ばないのはそのためです。2025/9/4に2026モデルの日本導入が正式に発表され、受注開始になりました。下記で色々比較検討の結果、2026 V6SEをロータス神戸でオーダーしました。日本での納車第1号車になりそうです。関係者の皆さまのご尽力とご配慮に心より感謝します。税金は納車月未定のため、仮置き値とし、確定後に契約更新します。車両本体価格やオプション価格はカタログに明記され、他の外車と同じくメーカーもオンラインで監視していますので、ディーラーによって異なることはありません。有償オプション項目はV6SEかTURBO SEかでホイールなど標準仕様が異なるので、ディーラーに詳細をご確認下さい。私の場合は488ピスタにできるだけイメージを近づけるオプションを選びました。なお、新車保証以外の定期点検、車検に関わるメンテナンスサービス契約は目下、メーカーおよび新体制のロータスカーズジャパンと調整中で、当面は実費精算になるようです。現在、ロータス東京(エル・シー・アイ)が独自に展開しているサービスパッケージ例は次の通りです。恐らく、これをベースに全ディーラー共通の契約スキームが早晩まとまるかも知れませんが、ロータス車の場合、サーキット走行など使用状況の多様性がかなり広いので、一律契約で縛らない方がオーナーの希望に合わせて柔軟にメンテできるというメリットもあります。とはいえ、新車車検までの3年契約がないとプレミアム・スポーツの仲間入りとは言い難いかも知れません(笑)。因みにポルシェ911のメンテナンスサービス3年契約は385,000円です。まず、エミーラを入手できる現在の状況から確認します。★2023年から現在もなお販売されている「First Edition」は2車種あります。 ■「AMGの2.0L 直4ターボ(M139)、8速DCT搭載のTURBO」と ■「TOYOTA3.5L V6スーパーチャージャー(2GR-FE)、6MT/AT搭載のV6」です。「First Edition」は2022年モデルですが、コロナの影響で納車が最大2年半遅れ、国内での納車は2023年5月が最初でしたが、2023年8月には新規の受注が早や中止になっています。今回、両車を試乗し、TURBOとV6、あるいは競合車のA110Sや911カレラ( ないしボクスターGTS)とも比較し、魅力と課題をまとめてみました。2025/9/4の2026モデル受注開始に伴い、中古車価格がかなり軟化し、80%を占める3.5L V6 6MTモデルでも1,000-1200万円でかなり選べます。2.0L TURBO 8DTCモデルは若干高く1,200-1,400万円ですが、いずれにせよ、割安なので検討対象からは外せません。また、★2024年10月に発表された2025年モデルは3車種ありますが、今や有名無実です。 ■「TURBO SE」ディーラーによって試乗車あり、希少在庫車販売中。2025/9/4より受注停止。 ■「TURBO」ディーラーでも殆ど在庫車ないまま、2025/9/4より受注停止。 ■「V6」日本HP情報では2025年第四四半期に詳細発表予定→結局、2026モデルV6SEに転化今回、2025 TURBO SEに試乗しましたので、「First Edition」からの改善点を評価してみました。2025/6/6の本国発表でモデルのラインナップが少々再編され、2025モデルは改良型の2026年モデルに移行。日本でも2025/9/4の正式発表でモデルが切り替わりました。今回試乗できた2025年モデルのTURBO SEでも、First Editionからの改良が顕著でしたので、2026年モデルでのさらなる改良が期待できます。★2026年モデル3車種が2025/9/4から日本で受注開始、来年1-2月に納車見込み 以下の改良を施した2026年モデルは欧州では2025/6/6の正式発表とともにオーダー受付が始まり、9月から納車されています。日本でも2025/9/4に発売が正式発表され、車両本体とオプションの価格が決定、即日オーダー受付が始まりました。11-12月の生産枠を確保し、納車は2026年1-2月から始まります。https://www.autocar.jp/post/1171843https://carislife.hatenablog.com/entry/20250904/1756980000 ■「V6SE」本体価格:20,856,000円、性能諸元は「First Edition」から変更なし。ただ、ダンバーやホイルアライメントを改良し、6MTではギヤボックスマウントを導入。スポイラー下端の「レーシングライン」をオプション追加。 ■「TURBO SE」本体価格:18,865,000円、性能諸元は「2025モデル」から変更なし。ただ、デュアルクラッチやダンバー、ホイルアライメントを改良し、スポイラー下端の「レーシングライン」をオプション追加。 ■「TURBO」本体価格:18,227,000円、性能諸元は「2025モデル」から変更なし。ただ、ダンバーやホイルアライメントを改良し、エントリーモデルと位置づけ。以上のまとめとして、主要な「2.0TURBO 8DCT」と「3.5V6 6MT」に関して、各年度モデルの比較をしました。実際に乗って中低速で体感するトルクは3.5V6のほうがはるかに太いですが、2.0TURBOは高回転型で最高値480Nmは4,500-5,500rpmで発生するのに対し、3.5V6は最高値420Nmを2,700-6,700rpmに亘ってフラットに発生します。実用トルクバンドが広いのです。この点は6MTと相まって、街中でもスポーツカーを操る感覚を楽しめる大きな利点になります。試乗しないでカタログ値だけ比較しても分からないです。なお、「GT4」という車検の取れないレース専用車が子会社のロータス・アドバンスド・パーフォーマンス社より、2022年に発売されており、GT4クラス参戦のホモロゲーションを取得済で税別、輸送費別の現地価格は179,000ポンド、3,500万円前後とのことでした。日本でも正規輸入総代理店のエル・シー・アイが2023年6月に発表していますが、実際に市販、レース参加の実績があるのか、分かりません。海外サーキット(英国ブランズ・ハッチかも)走行動画:https://www.msn.com/ja-jp/autos/performance-cars/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%B9-%E3%82%A8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A9-gt4-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E6%90%AD%E8%BC%89v6%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88%E6%98%A0%E5%83%8F/vi-AA1MH9sc★日本での正規ディーラー体制革新途上従来のロータス練馬、ジロン自動車(旧ロータス大阪)などが今春でディーラーを降りて、ケータハムやモーガンなどの販売を中心とするようになりました。代わって新たに八光自動車(新ロータス大阪)、GLIONグループ(ロータス仙台、ロータス神戸)などが新規参入し、全国11ディーラーの新体制がスタートしています。また、新たに設立されたロータス・カーズ・ジャパン(仮称)が2026年から現在の正規輸入総代理店エル・シー・アイの業務を引き継ぐ予定で、2025年中の2026モデルのマーケティングなどは両社が共同で行うようです。エル・シー・アイはロータス東京としてディーラーの一員となります。このような流通とサービス体制の大きな変革期の中でモデルチェンジが進んでいるため、2022年モデルである「First Edition」の売れ残り新車やデモカー落ち、低走行中古車が非常に多く出回っています。そのため、「First Edition」の買い時かも知れません。ただ、「First Edition(2022モデル)」には高級化志向の視点で課題があります。それでもエリーゼやエキシージを比較対象に評価するスパルタン志向の方には満足できるレベルです。それに対し、他のスポーツカーに乗ってきたスパルタン志向でない方には不満が残りかねないので、新たな2025年/2026年モデルを観てから選択した方がいい面があります。いずれにせよ、乗ってみないと分からない長所、短所がありますが、試乗できるケースは限られます。一部のYouTubeや自動車雑誌の表面的、礼賛的なチョイ乗りレポートに惑わされずに慎重にご検討いただく参考になれば、嬉しいです。各モデルの比較評価<First Edition 2.0L TURBO>:今も販売されている新車の税込価格は16,610千円ですが、走行1万km未満の低走行中古車が1,200-1,400万円中心に出回っていて相場が下降気味なので、よく比較検討したほうがよいでしょう。値引き交渉もかなり期待できますが、2026年モデルの納車が始まる来年1-2月には、さらに相場が下がる可能性はあります。「2025モデルに比べて古い」と決めつけるのではなく、価格が割安なうえ、「ロータスらしいスパルタンなモデル」と受け留めることができます。少し粗削りでまだ旧車の匂いがしますが、「エリーゼ」や「エキシージ」の旧来車と「エミーラ2025モデル」の中間に位置し、前作の「エヴォーラ」よりも日常性と快適性が格段に改善されています。八光自動車LOTUS部門(「ロータス大阪」)主催の京都宝ヶ池プリンスホテルでの試乗会はロータス正規輸入総代理店のエル・シー・アイの関係者も立ち合い、皆さん親切で大変行き届いた内容でした。唯一残念に感じたのはエミーラの試乗車がFirst Editionに限られていたことでした。2025モデルはまだ、本国から入荷していないそうです。写真はTURBOのへセル・イエローの「フルブラック・パック」というツートーンモデルの試乗車です。ルーフ、ミラー、エキゾーストパイプ、サイドシル、サイドエアインテーク、リアディフーザー、リアエンブレム等がブラックアウトされます。もちろん1色だけのレッド、シルバー、イエロー、ブルー、グレー、ダークグレーの基本6色からも本来選べるはずですが、First Editionは2023年8月に新規受注が中止になっているため、新車にこだわるなら、在庫車からの選択になります。デザイン上は非常にインパクトのあるフロントフードは、メンテ目的でボルトを外さない限り開かない構造でエアインテークとして機能します。整備中の他車写真ですが、フロントフードを開けるとこんな感じで、エアコンのユニットやコンデンサーがあります。確かに炎天下でもエアコンはよく効いていました。優美な曲線にエッジの効いた直線を取り入れた現代的なデザインで、外観は「プレミアム・スポーツカー」のレベルに達していると思います。チリは綺麗に合っていて、FRP外板パネルの仕上げも綺麗です。ヘッドライトケースとフェンダーの継ぎ目に段差が残っていて、ガレージキットのようだった「エリーゼ」とは雲泥の差です。バックヤードビルダーからメーカーに脱皮して、ブランドバリューを向上させようとするロータス・カーズの意気込みを感じます。いつまでも「型式フメイ」ではなく、メーカーとして正式の型式認定を取ってもらいたいところです。新車ではFirst Edithionでも1,800万円前後するので「スーパーカー」だと勘違いしている向きもおられますが、スタイルはいいとしても、エンジンは借モノですし、値段は断然手頃です。2,500-6,000万円する「プレミアム・スポーツカー」のポルシェ上級モデルやフェラーリ量産モデルとは「異なる活動域での性能価値」がどこにあるのか、見極めたいと思います。FISCOのストレートで300km/h以上出るからと言って、市街地を40-60km/hで走る時に楽しいとは限りません。また、軽量でスパルタンだから速い、操って楽しくドライブできれば最高。揺れや騒音は気にならないという「単能化の美学」はサーキット走行主体のマニアは別にして、大多数の方には成熟社会の進展とともに許容されにくくなっています。全長は4.4mと911カレラより15cmほど短く、全幅は1.90mとカレラとほぼ同じです。ホイルベースは2+2だった「エヴォーラ」と同じ2.58mで、意外にもカレラより10cmほど長いです。前後のオーバーハングが極めて小さいパワートレインの配置で、シャーシを共用していると思われる「エヴォーラ」とは対照的です。2.5-2.6mのショートホイールベースに徹底的にこだわるフェラーリと設計思想は同じで、回頭性と直進安定性の両立を図るベストポジションにあります。「エリーゼ」は私には回頭性がよすぎて、どこに行くか分からないような印象でした。フロントは245/35 R20、鋳造製ブレーキは4ポッドアルミキャリパーで鉄ディスク径は37cm。試走では結構飛ばしましたが、ダイレクト感が強く、車体の軽さもあるので制動に全く不安はありませんでした。試乗した限りでは巷間、言われるような「カックン・ブレーキ」とは感じませんでした。エミーラの出力とトルクではFISCOのストレートでも250-260km/hが限界と思われ、電子制御なしのカーボン・セラミックブレーキは明らかにオーバースペックと思います。コスパを考えると、正しい選択です。「ブレーキ・ダストが多い」とユーザーから不満がありますが、ポルシェも同じです。ホイールをコーティングしても、ダストが付かなくなるわけではないので洗車は必要です。リアは295/30 R20、鋳造製ブレーキは4ポッドアルミキャリパーで鉄ディスク径は35cm。前後の制動バランスもよく、制動時の荷重変化は最小限に抑えられている印象でした。サイドのエアインテークはラジエター冷却用とターボのインタークーラー冷却用が同居して並んでいます。「First Edition」を示す「1」のエンブレムが付きます。リアゲートはバタツキや捻じれのないしっかりした作りで、開口部分が大きく、楽に閉められました。電動までの軟弱仕様ではありません(笑)。エンジンカバーに脱着ノブが見当たらないので、簡単には外せないようですが、雑誌の写真では取り外していたので、手間を掛ければ、AMG A45Sの直噴ターボエンジンを見れるはずです。(後出2025モデルでは見れました。)恐らく、「見たければ見れるA110」と同じで、「全く見えない911カレラ」よりはマシです。365ps、430NmのAMG製2L直噴ターボエンジンは2Lでは最高出力を誇り、AMG SLにも搭載されて、最近ではSL43でターボの電動化によりエアの圧縮をさらに向上させるなど改良(ポルシェ992.2 GTSと同様)が続けられています。ただ、AMGと言えども、小排気量の高回転エンジンである2.0L直4由来の限界があるので自動車雑誌が絶賛するほどではありません。試乗で感じた課題は次の2点です。1.3.5L V6と比べると直噴ターボとは言え、パワーの物足りなさを少々感じました。 直列4気筒の配置ではツインターボ化が厳しいので、大きなシングルターボに頼っており、かなりエンジンを回さないとトルクが出ません。2Lは2Lという印象を受けました。2.エキゾーストノートが中低速ではグワーというメカニカルノイズ中心で、4,000rpm以上の高回転でやっと吹き上がり音がしました。恐らく、ターボのタービンで排気音が減衰されているためかと推察します。トラック・モードではエキゾーストバルブが全開になっているはずですが、それでも街中走行では不満を感じるマニアの方が多いのではないかと思います。現オーナーからも「エンジン音の主張が弱い」、「エンジン音が官能的でない」という声があります。因みに後出の2025モデル「TURBO SE」では出力が41ps増強され406psに、トルクは50Nm増強されて480Nmに増強され、排気バルブも改良されたのか、エキゾーストノートは吹き上がり音がよく出るようになっていました。リアのラゲージスペースは約200Lでゴルフバック1個が何とか入るそうです。(後出2025モデルで実証)911カレラのフロントスペースは深くて開口部もそれなりに大きいですが容量としては130Lなので、エミーラはフロントにラゲージ・スペースがない分、よく頑張ったと思います。比較参考のために、「992.1カレラ」のフロント・ラゲージスペースの写真です。比較参考のために、A110Sのリアトランクです。公称ではフロントスペースが100L、リアが96Lとされていますが、どちらも間口部が狭く深さがないので、かざばった荷物や長尺物は積めません。「フル・ブラック・パック」のオプションでは、リア部分のエアアウトレット、ディフューザー、エキゾーストパイプ、エンブレムがブラックアウトされます。ドアを開けたらシムの幅が狭く、しかもフレームの足元が奥に絞り込まれていて、ヘッド・クリアランスも十分なので乗降がとても楽でした。普段使いで頻繁に乗降する場合でも911カレラやA110と同様に苦になりません。一部のYouTuber オーナーは「着座位置が高すぎる」と仰っていますが、992.1カレラに比べ、着座位置とヘッド・クリアランスの関係はほぼ同じで違和感はありませんでした。着座位置が低すぎると乗降の負担が増えるのと、駐車場の料金精算が面倒になります。因みに「伝説のエリーゼ」では、乗降は儀式のようにまずステアリングに左手を置いて左足から奥に入れて、140度くらいの開脚姿勢を保ち、右足をあとから何とか折り畳んで入れる感じでした。スカートの女性は絶対乗れない代物でした。ステアリングの切れ味はさすがロータスでクイック、ニュートラルでした。油圧ステアリングは多少重たいですが、回頭性がよく、ダイレクト感が十分なので、タイヤからのロード・インプレッションを把握しやすかったです。スポーツカーとして合格点です。標準タイヤの「グッドイヤー・イーグルF1スーパースポーツ」は剛性が高く、グニュッとした腰の弱さは感じませんでした。私のようなミシュラン・ファンでも中古車を買った場合、何が何でも「パイロット・スポーツ・カップ2」に即交換する必要性はないと思います。「エヴォーラ」ではシムが前半部分から急に太くなり、ペダル配置がもっと左にオフセットされていて不評でしたが、「エミーラ」では共通フレームでホイールベースが同じでもシート位置が後方になったので、この点は大きく改善されています。「エヴォーラ」より改善されたとは言え、写真のように右足がステアリングの中心に来るくらいにオフセットしています。試乗車の8AT 2ペダルで苦にはなりませんが、このような姿勢を強いられるのは今時のプレミアムスポーツでは左足ブレーキを推奨する720Sなどマクラーレンくらいでしょうか。後出のV6 6MTでは3ペダルになるのでさすがにやや窮屈でした。サスペンションは硬めではありますが、ロード・ホールディングはよく、ライトウェイト・スポーツにありがちな路面からの突き上げはありませんでした。左右に振り回してもヨーイングはなかったです。同じダブル・ウィッシュボーンのサスペンションですが、40kg強の重量差にかかわらず電子制御ダンバーを共用する中途半端な992.1カレラシリーズと比べると、電子制御のないエミーラやA110のほうが、突き上げが少なく路面への追随性がよいと思います。8速のDCT(デュアル・クラッチ)は減速時のキックダウンが非常に円滑で、ジャガーXKのような出色のチューニングでした。しかし、逆に踏み込んだ時の変速にタイムラグがあり、厳しく言えば、スポーツカーとして合格レベルに達していませんでした。トルクが430Nmで決して小さくはないのですが、2,000rpm以下の低速トルクが細いので、エンジンの回転が上がるのを一瞬待ってシフトアップしているのかも知れません。また、ミッションギアのシャワシャワ音がするのは旧車並みで私は気になりました。ロータスの正規輸入総代理店のエル・シー・アイ関係者に聞いたところ、この異音は一部エンジン内部からも発生しており、固めのミッションオイルに交換しても解消されないとのことでしたが、ロータスマニアの中ではスパルタンなテイストの一つと許容される方もおられると思います。なお、2025モデルのTURBO SEに試乗したところ、このメカニカルノイズは解消されていました。センターコンソールのイグニッションボタンは、ランボルギーニのように赤い誤操作防止レバーを開いて押します。コックピット回りはシート、ダッシュボード、センターコンソール、パネルなど、一般車並みの内装に様変わりしました。「ロータスらしくない」と文句を言う方は殆ど居られないと思います。シートの厚みやホールド性は十分で、座り心地に問題ありません。内装を見た感じはこのようにはいいのですが、いざ走ると遮音材が少なすぎてグア~という魅力のないエンジン音やロードノイズがかなり飛び込んできます。エキゾーストノートの音質を改善するとともに、横置きエンジンを遮蔽するパワーバルジやフロントフェンダー回りの消音強化が必要と感じます。なお、YouTubeオーナーで「内装のキシミ音」を指摘される方もおられますが、私はそこまで感じませんでした。初期ロットなどで個体差があるかも知れません。エミーラの重量(本国表示値で恐らく乾燥)は1,405kgで911カレラTやフェラーリ296GTBアセットフィオラノと全く同じですが、この2車はここちよいエキゾーストノイズがするだけでもっと静粛です。1430kgのGT3RSでも同じです。また、A110Sは重量が1,110kgともっと軽量ですが、ドライビングプレジャーの心地よさは最高レベルです。ともかく、音の制御にライバルとの差を感じます。「虚飾を排したスパルタンなテイスト」の一つと許容される方は少ないと思います。シートの後ろには容量200Lの十分なスペースがあるので、普段使いには非常に便利な筈です。ホイールベースは2+2だった「エヴォーラ」と同じ2.58mでシャーシを共用しているようなので、これだけ余裕があります。911カレラと普段の使い勝手はほぼ同じと考えてよいでしょう。A110はチョイ乗り試乗の雑誌記事では「スポーツカーのお手本」と絶賛されていますが、シートの後ろにスペースが全くないので、私は日常使いとして買うのを断念したほどです。ネットも張ってある(オプション)ので嬉しいですが、これだけ広いなら、パワーバルジの遮音材を厚くできそうです。最後に性能諸元を掲記しておきますので、ご確認下さい。<First Edition 3.5L V6>:今も販売されている新車の税込価格は15,730千円ですが、走行1万km未満の低走行6MT中古車が1,000-1,200万円で30-40台出回っているので、よく比較検討したほうがよいでしょう。First Editionの中古車市場を見る限り、3.5L V6 6MTモデルが80%近く占めて、1,200-1,400万円の2.0 TURBO 8DCTモデルに比べ人気があるようです。2.0 TURBO 8DCTはAT優先/ONLYの方が数少ない個体を選ぶので、人気が低いにも関わらず割高になっています。TURBOとボディサイズは全く同じですが、エンジンやミッション(V6は6MTと6ATの選択可能)、デフ(V6の6MTはクワイフ社製のATBヘリカルLSDを搭載)の違いに関わらず、公表された乾燥重量はV6もTURBOも同じ1470kgになっています。不思議・・・。V6 3.5L DOHC、スーパーチャージャー付エンジンは、TOYOTAのセリカやアルファード搭載の2GR-FEで、出力は405ps、トルクは6MTで420Nm、6ATで430Nmを発揮します。このエンジンの最も優れている点は最高トルクがわずか2,700rpmから発生し、6,700rpmまでフラットである点です。これは街中でも非常に楽しく走れる強みであり、試乗した6MTとの組み合わせでは操り感を一層堪能できました。トラックモードにすると、エキゾーストバルブ全開になり、サウンド面も疲れない程度に堪能できました。リアトランクはTURBOと同じ容量360Lです。3.5Lのエンジンをよく収めたと感心します。今回6MTを試乗しましたが、TURBOの8ATデュアルミッションに比べ、気になる自動変速のタイムラグがない分だけ、キビキビしていてエキゾーストノートの良さも加わり、Fun to Driveをより堪能できました。スーパーチャージャー特有の唸り音もよく抑えられていました。このスタイルでMTの操り感を楽しめるのは希少です。クラッチは軽くて切れがよく、ミッションのストロークも短いです。「エヴォーラ」に比べ、リンケージが相当改良されている印象です。初めて乗ったのに飛ばしながら、気持ちよくシフトできました。私は992.1カレラT 6MTと比べても遜色のないシフトタッチと感じました。YouTube オーナーの中には「クラッチが重い、1速とリバースのシフトが渋い」と仰る方もおられるので初期ロットなどの個体差があるかも知れません。もし、そのような症状があれば、サービスメカニックとよく相談しましょう。特にシフトタッチはリンケージの調整やミッションオイルの交換でかなり改善されるようです。課題としてこちらのV6はクワイフ社製のATBヘリカルLSDを搭載していることもあって、TURBO以上にシャワシャワというギア音がして、旧車を思い出しました。それに加え、先述のようにペダル配置がセンター寄りにオフセットしているので、3ペダルになると少々窮屈でした。長時間の渋滞では足がつってくるかも知れません。なお、横置きエンジンの場合、シフトリンケージが複雑になり、変速時のカチカチ音がする場合が多いですが、それは殆どありませんでした。1速へのシフトダウン時にわずかに聞こえる程度です。元エリーゼに乗っていたV6 6MTの現オーナーと話す機会がありました.スタイルが大好きで、ギア鳴りや遮音性は気にしていない様子でした。ペダル配置は余り渋滞や坂道を走らないので我慢できるがサイドブレーキは欲しいとのことでした。また、メーターのパネル表示もタコメーターが回転型でなく、瞬間的な視認性に劣るように感じました。初代ソアラを思い出しました(笑)。「エキシージの丸形メーターのほうがよかった」と感じる方も多いのでは。スロープ表示の折れ目が実用トルク域の始点2,000rpmだと覚えてしまえば、それほど大きな課題ではないかも知れませんが。運転操作上の使い勝手としては、手動のサイドブレーキノブが写真の赤丸位置にあり、ステアリングの陰になって操作しにくかったです。911カレラTと比べると、坂道でのホールド機能はありますが、エンスト時の自動再始動機能、シフトダウン時の自動ブリッピング機能は付いていません。それでも「旧車のマニュアルシフト」に比べ、かなり楽です。ホールド機能があるので、「エキシージ」のように坂道発進で操作しやすい普通のサイドブレーキはありません。既存オーナーからは特に不満の声は上がっていません。ハンドブレーキのロックはセンターコンソールのシフトノブ側でできますが、リリースはこのノブを手前に引きます。比較参考のために、こちらは「ユーノス・ロードスター」のMT車のサイドブレーキです。マツダのこだわりは本気で、感心します。トランプ赤字にひるまず、頑張って下さいネ!最後に性能諸元を掲記しておきますので、ご確認下さい。First Editionの場合は元々オプションが少なく、フルブラック・パック仕様の即納在庫車が多いように感じます。私なりの結論としては、First Editionをもし買うならV6の6MT 低走行中古車を1200万円前後で選びます。ギヤ鳴りやペダル配置、遮音の問題より、ドライビングプレジャーのほうが大きいです。<2025 TURBO SE>:現在オーダーを受け付けている2025モデルの新車税込価格はTURBO SEが18,231千円で、TURBOが17,615千円です。納期は概ね1年で、オーダー時のデポジットは100万円です。First Editionに比べ、割高になった2025モデルがどこが変わったのか、ロータス神戸で試乗してきました。皆さんも2025モデルと試乗比較できれば理想ですが、試乗車のあるディーラーは非常に限られるので実際は中々難しいです。殆どのディーラーでは展示車すらないのが実情です。本稿が少しでもお役に立てばうれしいです。「ロータス神戸」は天保山の自動車博物館で有名なGLIONグループの経営で、ロータス仙台とともに英国ロータスの最新CIコンセプトに適合した店舗として2025年1月にリニューアル・オープンし、サービスセンター(1Bay)も併設しています。ショールーム、サービスセンターの奥にはストックヤードも備えています。ロータスディーラーとしては、今年のディーラー体制再編前から実績があるので、2025のTURBO SEが写真の展示車2台に試乗車1台の計3台ありました。驚くほか、ありません。こちらは「へセルイエローのフルブラック・パック」仕様です。こちらは2025 TURBO SE「新色ヴィヴィットレッド(朱色、ロッソコルサに近く、ロッソスクーデリアほど橙っぽくない)のフルブラック・パック」仕様です。ほかにカタログでは「ロアブラック・パック」もあり、ルーフやミラーは元色のままになります。2025モデルではカラーオプションがシルバー、グレー系を中心に豊富になり、計12色から選択できます。因みに赤は従来の「マグマレッド(茜色、ロッソコルサより暗く、ロッソディーノに近い)」もあります。試乗したマグマレッドの2025 TURBO SEです。シックな外装色なので、ダイアモンドカットのホイールがよく合います。2025モデルのボディサイズはFirst Editionと全く同じですが、2025モデルのTURBO SEと TURBOは乾燥重量が1470kgと同じで、First Editionの1,405kgに比べ、65kg重くなっています。しかし、TURBO SEではFirst Editionに対して出力が41ps増強され406psに、トルクは50Nm増強されて480Nmになっており、ギアノイズの解消、デュアルミッションのタイムラグ解消、遮音材の増量、内装の充実などでトータルのグレードアップに成功していると実感できました。1470kgの重量は488、ローマ、296GTBなど、フェラーリとほぼ同じで、出力、トルクは約半分しかありませんが、出力、トルクも同じくらいのポルシェ911と同様に市街地で日常的にFun to Driveを楽しめる条件を満たしていると思います。First Editionで課題だったエキゾースト・ノートはターボのタービンを軽量化したり、排気バルブを改良したのか、特にスポーツモードでは吹き上がり音がよく出るようになっていました。ただ、個人的には、試乗した2025 TURBO SEモデルに限って言えば、改良後でも911カレラ、ボクスターGTSやA110ほど官能的とは思いませんでした。ドライビングプレジャーに大きく影響する要素なので、正直なところ、まだ試乗できない2026のV6SEモデルと比較したい気がします。最低地上高は12.5cmでフロントのオーバーハングが短いので、競合する911カレラでオプション装備できる「フロントリフター」の必要性は試乗でも感じませんでした。ルーフをブラックにしたツートンではキャラクターラインの見え方に結構違いが出るように感じました。コンフィギュレーションで「ヴィヴィットレッド」1色にしたキャラクターラインです。比較参考のために、こちらは本家の488ピスタです。こう比べると、両車は非常に似ていると思います。エミーラは「ベビー・フェラーリ」、「デイリー・フェラーリ」と呼ぶのがいいかも知れません(笑)。コンフィギュレーションで「ヴィヴィットレッド」にレーシングストライプを遊びで入れてみました。ストライプの始点をフロントフードからにして、幅をもっと調整すればラッピングでかなり似せることができそうです。コーンズからはリセールバリュー維持のためにピスタにあまり乗らないように言われているので、普段の代役としてまんざら冗談でもありません。比較参考のために、こちらは本家の488ピスタです。改めて本物のすごさを感じます(笑)。ツー・トーン・ストライプ(Argento Nurburgring)もよく似合っています。比較参考のために、1/24のミニカーで外観を比べました。比較参考のために、ホイールベース、全長、キャラクターラインをミニカーで比べました。より厳密に比較するために、488ピスタとエミーラ 2025TURBOSE試乗車を並列駐車してみました。エミーラ試乗車の外装色は落ち着いた「マグマレッド」ですが、オーダーしたのは前述のように「新色ヴィヴィットレッド」ですので、ピスタのロッソコルサにより近くなります。ホイールベースはほぼ同じながら、同じV6エンジンが縦置きか横置きかでエミーラはピスタに比べ、キャビンスペースが大きく、リアのトランクも確保しています。逆にフロントのオーバーハングはピスタの場合、エアダクトとトランクスペースを取るためにエミーラより長くなっています。したがって、エミーラのほうがも乗ってみるとドライビングポジションが一層前方に位置する感じです。カーセンサーでたまたま「ロータス東京(エル・アイ・シー)オリジナル レーシングライン」というスタライプのラッピング施工車がロータス東京から出品されているのを見つけました。エミーラ2026モデルに話を戻して、TURBO SEのサイドエンブレムです。ゴルフバックをサンプルに積載してあるのが嬉しい配慮です。ズバリ、分かりやすい!試乗した2025 TURBO SE マグマレッドは「アンダーブラック・パック」ですが、リアエンブレムとエキゾーストパイプは変則的にメッキを選択していました。店内展示でバッテリー充電の必要から、エンジンカバーが開けられる状態になっていました。直列4気筒のエンジンと並列に配置されたシングルターボのタービン径が今時としてはやや大きい感じです。V6に比べてエキゾーストマニホールドからの距離が長くなり、エンジンの吹き上がり音が減衰されている理由が分かりました。「First Edition のTURBO」 が365ps、430Nmだったのに対し、「2025のTURBO SE」が406ps、480Nmで、「2025のTURBO」が365ps、365Nmとなっています。「2025のTURBO」は出力、トルクともFirst Editionと変わりません。今回「2025のTURBO SE」に試乗して、出力、トルクとも増強されたのを実感!できました。ただ、「プレミアム・スポーツカー」は今やV6ツインターボが主流で、小径ターボをエンジンバンク両脇のエキゾーストマニホールド直近に配置しているのがベンチマークとなっています。エミーラではターボ化しても直4の2.0Lでは限界があり、2025年モデル以上のパワーアップやエキゾーストノートの改善は厳しいと思います。比較参考のために、A110Sの日産ルノー合作1.6L DOHC直4 16バルブエンジンの写真です。余りファンシーな眺めではありませんが、A110でこのようにエンジンを観ようとすれば、7本のボルトを外す必要があります。車外では結構にぎやかなエキゾースト・ノートがしていたと思いましたが、車内で聞こえるのと若干違うようで・・・。ただ、First Editionからは確実に改善されています。艶のある写真の「グロス・ブラック」の鍛造ホイールです。艶を抑えたガンメタに近い「サテン・グレイ」も選択できます。前後20インチのホイールも2025モデルではスポーク形状と塗装の8パターンから選択できるようになっています。キャリパーは黒、赤、黄、シルバーの4色から選択できます。センターキャップやノーズバッチは黒字に銀文字も選択できます。ドアを開けると、2025モデルのグレードが向上したのを一目で実感します。911カレラと遜色ないです。特にこの展示車はアルカンターラのオプションが入っていたので、カレラのレザーオプションよりもプレミアム感が高いくらいです。ドアもFRP製とは思えない内装トリムでカバーされています。比較参考のために、こちらの写真は992.1カレラTの内装です。レザーはオプションになっており、写真の標準仕様では質感のよい合成皮革です。アルカンターラのオプションは確かカレラSやGT3、ターボSクラスなどに限られていたように記憶します。比較参考のために、こちらの写真のA110Sです。ドアトリム上部がアルミパネルの塗装むき出しで旧車を思い出させます。また、ナビは搭載されておらず、iPhoneのカップリングで対応することになります。ただ、遮音性は高く、エミーラ First Editionより優れています。ステッチやドアレバーなどの質感も合格点で大人の鑑賞に耐えます。ステアリングも試乗車のようにオプションのアルカンターラにすると、益々目の肥えた熟年マニアの鑑賞に耐える内装になります。「さすがにここまでは必要ない」と仰るロータスマニアが多いかも知れませんが、911カレラを競合と謳う限りはこのレベルのオプションは必要です。電子パネルのメーターも丸形ではないもの、視認性はよくなりました。個人的にはタコメーターだけでもアナログ風の円形表示にしてほしかったです。シートのホールド性、着座感は問題ありませんでした。電動シート、オプションでステッチ、シートヒーターも付きます。スイッチ類の質感、縫製やステッチの品質は大人の鑑賞に耐えます。シート後方のネット付ラゲージスペースも余裕があり、普段使いに意外と重宝します。比較参考のために、こちらはA110Sのシート後方スペースです。殆ど何も積めません。2025 「TURBO」と「TURBO SE」の性能諸元です。2025 「TURBO」はFirst Editionと同じエンジンを搭載しているようですが、エキゾーストノートやデュアルミッションのタイムラグ、ミッションギヤ鳴りなどが「TURBO SE」と同じように改良されたのか、分かりません。詳しくはディーラーの担当にご照会下さい。2025 TURBOとTURBO SEのオプション価格リスト1/2です。詳しくはディーラーの担当にご照会下さい。2025 TURBOとTURBO SEのオプション価格リスト2/2です。<2026 V6SE、TURBO SE、TURBO>:冒頭に各モデルの特徴と諸元を説明した通り、2025/6/6に2026年モデル3車種が本国で発表、欧州では現在オーダー受付が始まり、9月からデリバリーされるようです。ベースの現地車両価格は96,500ポンド、1,920万円相当ですから、いよいよ2,000万円に近づいてきました。出典「KURUKURA はじめようクルマのある暮らし」 https://kurukura.jp/gallery/74677-20250612-104/以下の写真5点は同サイトより転載させていただきました。感謝。なお、英語になりますが、LOTUS CARSの本国HPでも確認できます Lotus introduces 2026 Emira V6 SE and Emira Turbo システム上はコンフィギュレーションを登録し、国内ディーラーを選択して試乗予約依頼もできますが、国内でのオーダー受付は行われておらず、試乗車も入っていないので、実際はできません。日本ではFirst Edition在庫が残留しているので、2026モデルの投入を抑えていると思われますが、いつまでもこの状態が続くとブランド価値を下げるので、最近2025年8月になって漸く2026年モデルが国内で正式に発表されました。ただ、受注開始がいつになるのか、明確にしていません。発注時のデポジットは200万円になる見込みです。個人的には、このように改良が続いて旧モデルが滞留、値崩れする場合には、改良コンバージョンキットが別売されるとユーザーにとっては有難いように思います。車体下端のレーシングラインはV6SEとTURBO SEにオプション設定され、ブレーキキャリパーと同色になります。V6SEのシートです。もちろん、アルカンターラもオプションで選べます。最後に<エミーラGT4>に触れます。「エミーラGT4」の外観です。カーボン製の一式パーツが日本でも100万円超で市販されているようです。比較参考のために、「エミーラGT4」の2021年5月現在の性能諸元です。詳細はエル・シー・アイのHPをご覧ください。https://www.lotus-cars.jp/our-cars/current-range/emira/index.htmlその後のアップグレイド状況は分かりませんが、ベースが2LのTURBO モデルではなく、3.5LのV6をチューニングしている点が非常に興味深いです。TURBO SEの改良進化は試乗してみて目を見張るものがあります。正直、嬉しい誤算で大いに気に入りました。ここまで進化が進むのであれば、2026年モデルに期待できます。2025/9/4に2026モデルの日本導入が正式に発表され、受注受付中です。他方、First Edition(2022モデル)の流通在庫がはけていないので、相場が低い今が買い時であり、スパルタン志向の方には狙い目です。今後も経過を更新しますので、引続き、よろしくお願いいたします。なお、閲覧数が166,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.02
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。2025年10月19日、コーンズから「296スペチアーレのオーダー枠が確保でき、しかも「フリー・コンフィギュレーション(オプション自由選択可能)」なので、至急返答してほしい」とのショートメールが突然入りました。皆さんなら、どうされますか?しかも、オーダー条件が大幅に緩和され、オーダー時に296を所有していて、納車時に少なくともベルリネッタを1台保有していればよいということです。初回オーダー枠が4月の発表直後にあっという間に一杯になり、お声がけしてくれなかったことに不快感を持ちながらも7月には増産の可能性に賭けて、コンフィギュレーションを細部まで詰めて、デポジット1,000万円の資金手当まで準備しましたが、その後、進展がなく立ち消えになったと諦めていた矢先の事件でした。セールスマネジャーのご厚意を受けて真っ先にお声がけいただいたことに感謝しながらも、本来、「スペチアーレ・モデルにキャンセルは出ない」という常識に反するので引っ掛かりを感じました。また、現在保有の非常に完成度が高い296GTBアセット・フィオラノとどこが違うのか、2,400万円高い7,700万円も出す価値があるのか、296の人気低迷との関係でリセールバリューがどうなのかという点を熟慮させてほしいとお願いしたところ、オーダー枠を4日間ホールドして待ってくれることになりました。早速、コーンズ社内の関係者や296オーナーと意見交換や情報共有したところ、東京でもキャンセルが2件出ており、コーンズの説明では個人事業者などで1,000万円のデポジットを事業資金に使いたいという急な財政悪化事情によるキャンセルとのことでした。それに対し、仲間内の意見では「もともと296スペチアーレは296を買って生じた値落ちロスを取り戻したいという動機でオーダーした方が多い。そうした投資、転売志向の強い296オーナーが最近の296相場低迷を観て、将来スペチアーレも8,000万円近い購入価格を大きく上回るプレミアムが付くとは思えないと判断した結果でのキャンセルではないか」というような見方が多かったです。私も仲間の方々と同意見です。スペチアーレなら、例え資金繰りが苦しくなっても、納車まで何とか資金を繋いですぐ転売したほうがデポジット没収のリスクもないのに・・と考えてしまいました。色々考えるだけでなく、実際に296GTBアセットフィオラノを改めて走り込み、完成度の高さを再確認しましたが、ポテンシャルを十分活かしきれていない自分にとって、これ以上、何を求めるのかという正直な印象を持ちました。コーンズの関係者もスペチアーレの話は別にして296GTBは一般の評価を得られるのに時間が掛かるので売らずに乗り続けた方が得とのご意見が多かったです。その結果、非常に残念ではありますが、いただいたオーダー枠を辞退する決断に至りました。皆さんは以上のような「296スペチアーレ」オーダー辞退の経緯に関して、どのような感想をお持ちですか?色々な見方があると思います。ースペチアーレモデルであり、将来のリセールバリューが購入価格より下がることはない。無理しても買うべきではないか。ー296自体の完成度が高いので、発表された296スペチアーレの性能諸元を296GTBアセットフォラノと比較すると価格に見合うだけの差がやはりないように思える。ースペチアーレモデルはカタログモデルと性能諸元のデータ上はあまり差が無くても乗ってみると異次元の性能差を感じることがある。フェラーリ社のプライドと意地を信じて買うべきではないか。ー296はハイブリットであり、ガソリン車ほど好きになれない。今後、フェラーリの本流となりにくいので、オーダーしないほうが無難だろう。私の場合、現在保有する488ピスタと296GTBアセットフィオラノに関しては、ピスタのスタイルとドライビングプレジャーに痛く惚れこんでいますが、走行距離が6,000kmを超えてしまい、リセールバリューを考えるとこれ以上走行できる余地がほとんどありません。それに対し、296GTBは相場が下がっているので、多少走行が現在の5,200kmから10,000kmに近づいても、追加の売却ロスは少ないです。走りこむにつれて、その完成度の高さと高性能に改めて驚くことが多く、性能ではピスタよりも優れていると認めざるを得ない状況です。エンジンとモーターの連携が余りに円滑で、急加減速時にもモーターが確実にエンジンの+になっているからです。「ハイ、これからエンジンを始動しますよ」というプリウスのようなハイブリットは問題外として、「スポーツ・ハイブリット」と謳うスバルのインプレッサを乗っても、エンジン始動のタイムラグを感じてしまいます。具体的にはコーナーに突っ込んでエンジンの回転数が落ちたあとに急加速しょうとすると、エンジン→モーター→エンジンの転換が遅れます。296ではエンジンとモーターが同時に両方回っている瞬間があるのではないかと疑うほどです。フェラーリ社としても296はGT3やチャレンジを出して性能の極限追求を続け、次世代モデルとしての系統を充実させる一方で、モーターを付けたスペチアーレを加えて、ガソリンエンジン車の488ピスタとは発展性の違いを見せています。思い返せば、458から488に発展させた時にマイルドに寄せすぎて不評を買い、慌てて挽回のためにF8トリブートとピスタをリリースしましたが、F8トリブートはそれでも乗り心地、運転のしやすさを重視していたので、「最高のデートカー」、「街中で見せびらかしたい人向け」という一般評価が定着し、コーンズのセールス、サービス、チャレンジサポートメカの方々にお聞きしても、「止めた方がよい、お買いになっても飽き足らずにすぐ売られることになるでしょう。」と散々な評価です。それに対し、488ピスタは最後のレース志向ガソリンエンジン車として孤高の存在であり、今も非常に根強い人気があります。コーンズの方々も「ずっと持っていたほうがよい」とアドバイスしてくれます。クルママニアの仲間やポルシェ、ロータスディーラーの方々にお聞きしても異口同音で、フェラーリの威光に改めて驚きました。横道に脱線しましたが、何を言いたいかというと、ピスタを楽しむだけでなく、終活の一環として「タンス貯金」としても保有する私には例えピスタを気に入っていても296スペチアーレに乗り替える余地があるということです。「リセールバリューを下げないようにしながら走行可能距離を買う」という視点からです。その結果、重い腰を上げて「296スペチアーレ」の検討をすることにしました。プレスリリースでは「+50ps、-60kg、+20%」という性能上のセールスポイントが語られています。296に比べて、最高出力が830→880psに、乾燥重量が1,470→1,410kgに、車速250km/hでのダウンフォースが20%増しの435kgに改善したそうです。私には「トラクションコントロールの精緻化でロールが18%少なくなった」ということのほうがサプライズでした。296GTBでも天井知らずのコーナリング速度を絶賛しているのに、これ以上、何を望むのかという心境でした。それと両車の違いとして自動車雑誌では殆ど触れられていませんが、296スペチアーレになっても296に比べてトルクは740Nm→755Nmと伸び悩んでいるために、0→100km/hは2.9秒 →2.8秒、0→200km/hは7.3秒 →7.0秒と中間加速力の向上はそれほどでもない点です。本気で商談していなかったのはこのようなためらいがあったからです。まあ、実際に乗ってみないと分からない差が多く、ここで色々言っても仕方がないかも知れませんが、6/21-6/22のFISCOでのフェラーリ・レーシングデイズでデモ走行をご覧になった方からは「見た感じも違い、相当の速さだった」と聞かされました。フロントフードのエアアウトレットが特徴的で、空力効果だけでなく、従来やや間延びした印象だった296のフェイスデザインが改善されたと感じます。なお、296GTBと296チャレンジとの外観比較写真以下5枚は「フェラーリ・ランボルギーニ・ニュース」から転載させていただきました。感謝。https://www.ferrarilamborghininews.com/blog-entry-23086.htmlセンターストライプ「リバリー」は幅が均一ではなく、ルーフ付近で最も広くなっています。25の文字は2025年のルマン3連覇達成を記念しているそうです。オプションで色々選択できます。リアウィングが非常に特徴的で、中央が切れているだけでなく、リアフェンダーから立ち上がっています。もちろん全て超硬度ドライカーボン製です。エアダクトとスポイラーの形状は異なります。サイドのゼッケン番号25はオプションで外すこともできます。リアのディフューザーもデザイン変更され、外観の物々しさが一層高まりました。プレスリリースでは、296スペチアーレは「5年内にフェラーリ購入歴があり、現に296を保有しているオーナーに限っての販売条件である」と発表されましたが、後述するようにローカル・ルールはもっと厳しくなりました。296チャレンジの中でも「テーラーメイド・プログラム」の最新作となる「フェラーリ・ピロティ仕様」が6月のルマン24時間レースの開幕中に発表されました。まさに3連勝を祝うかのようなプレスリリースになりましたが、優勝車499Pをオマージュしたこのエクスクルーシブ仕様車はフェラーリのファクトリードライバーやチャレンジレース参加者などクライアント・レーサーのみを対象にした限定販売とのことです。具体的にはフェラーリ本社からの「指名顧客リスト」に記載されていない方はオーダーできません。センターストライプ「リバリー」やサイドに描かれたナンバー51やトロフィーマークはフェラーリが耐久レースに復帰して優勝した2023年のルマン24時間レースを記念しています。日本での受注開始に当たっては、296チャレンジの生産台数がグローバルで推定1,000-1,200台前後と極めて限られるため、コーンズの複数筋から聞いたところによると、「発表された新車は詳細が分からない時点でも、漏らさずオーダーする」というスーパー・プレミアム・カスタマーはフェラーリ本社からも割り当て指名がある。ピロティ仕様やスパイダーのチャレンジA(アペルタ)は指名顧客以外はオーダーできない。そのほかは購入実績の多いプレミアム・カスタマーから順次紹介したが、多数台所有オーナーや複数台発注オーナーもいるので、今回はこの段階で日本の受注台数枠が殆どなくなった」とのことです。また、転売を防止するため、販売条件はローカルでさらに厳しくなったようです。具体的には注文時にフェラーリ車を296を含め2台保有し、かつ2-3年先の296スペチアーレ納車時も296を保有していること、オプションは原則2,000万円以上にすること、キャンセルは実質できないことが追加されたようです。その結果、6月には日本の当初受注台数枠が完売となり、追加増産枠の検討のため、一応フェラーリ本社からのヒアリングが行われたようです。ヒアリング時の提示条件は、増産が決まれば、すぐに仕様を決めてデポジット(即時496万円、1か月後仕様確定時490万円)を支払い、キャンセルはしないのが前提でした。なお、当初の受注台数枠はコーンズの大阪、名古屋、東京だけでなく、オートカヴァリーノ等の他ディーラーにも照会しましたが、全て完売しています。将来のプレミアムを考えるとオーダーキャンセルはありえないでしょう。このようなやり方を「殿様商売」と揶揄する方もいらっしゃいますが、プレステージの極めて高いブランドバリューを決して安住せずに維持、向上するためのメーカー、ディーラーの努力も見てきているので、ビジネスでは致し方ないと私は感じています。「お客様を全くセグメント化せずに平等に扱っています」というほうが白々しいですし、ポルシェのように完全「抽選方式」は一見公平なように見えますが、転売ヤーを喜ばせて本来のユーザーを苦しめる弊害があります。ここまで書くと、私が簡単に「殿様商売」を肯定しているように感じられるかも知れませんが、念のため「上には上がいる」の具体的状況を列記しておきます。1.フェラーリ・チャレンジに参戦している。 参加車両代 4,000-5,000万円、年間エントリーサポート代 1,360万円に宿泊代、交通費、練習用追加タイヤなどを含め、年間必要経費は4,000-5,000万円2.ビンテージF1モデルを所有し、モデナに預けてテストコースで走行している。 車両代(入賞歴なし)エンジンレスで1-2億円、エンジン付で3-4億円、年間保管整備5,000万円以上、その他交通費、宿泊代3.MAGARIKAWA CLUB(千葉プライベートサーキット)正会員である。 入会費3,600万円 5年ごと更新4.CORNES RESERVEに愛車を預けている。 大田区京浜島や大阪南港、FISCO近郊に所在し、保管料金は最低年145万円からで、整備や洗車など様々なオプションあり。出るのはため息ばかりですが、こういう方々が先にオーダーしているので、先約されても仕方ないでしょ? スペチアーレの追加増産枠の可能性はかなり低いようですが、色々言っても始まりません。担当セールスとコンフィギュレーションのオプション内容を詰めて、見積りを出してもらいました。外装色はロッソコルサ、内装色はネロが私のデフォルトです。今まで例外は2台目の458がロッソスクーデリアで、ローマがグリジオ・シルバーストーンだっただけです。カ-ボンオプションは当然全て付けます。エンジンカバーは標準でカーボン製になっていて、296GTBのようにエンジンが見えるポリカネート樹脂製にこだわるとレス・オプションになってしまうため、変則的な仕様は止めました。内装もシートのセンターラインや赤のステッチ、シートベルトくらいで、好みが分かれるオプションはいつも通り設定していません。価格はフェラーリ本社がグローバルネットワークでモニタリングしているので、ローカルディーラーで勝手に値引きなどはできない仕組みになっています。ニュースリリースで発表された現地価格は税別、輸送費別で47万ユーロ、7,990万円ですから、見積本体価格の7,669万円はリーゾナブルと言えます。見積書では見積価格よりオプション項目にご注目下さい。ストライプ(リバリー)、フロントリフター(296GTB アセットフィオラノには設定がありませんでした。)やリアウィング・バンパーなどオプション扱いのカーボンパーツが多いので、これらを入れるとオプションは結局販売条件の2,000万円近くになります。もし、カーボンパーツを削ると、リセールバリューに大きく影響しますし、納車後に付けようとすると1.5-2倍近い費用が掛かります。オプション合計は見積書のように1800万円弱になりましたが、これで販売条件に問題ないようです。以下、オプション選択後のコンフィギュレーションです。サイドのナンバー25は外してもらいました。リアウィングが伸びて、250LMから288GTOをオマージュしたような感じになってきました。マフラーのカットエンドはシルバーを選択。焼けた雰囲気になるのが気に入っています。エンジンカバーは標準通り、カーボン製に。個人的にはポルカネート樹脂カバーのほうがエンジンが見えて好きですが、296との違いとして目立つスペチアーレ標準仕様なので「レスオプション」にする訳にもいきませんでした。ホイールは写真でシルバーになっているようですが、鍛造ガンメタにしたはずなので確認中。キャリパーは458以来、久しぶりにジャッロ(イエロー)を選択。メーターナセルの赤枠は担当セールスの提案。これはこれでいいので、検討中。シート両端の赤いすてっちは担当セールスの提案。車内が地味になるので、これも検討中。レーシング・シートをいつものデイトナ仕様にするかも検討中。現状はこんなところで、可能性が低いとは言え、増産枠の決定をウェイティング中です。9/10にはSF90ストラータの後継モデルである849テスタロッサが発表され、受注開始になったので、296スペチアーレの増産はほぼ絶望的になりました。849のように発表直後に発注すれば、手に入るということでしょうが、849は性能はともかくとして外観が今一つなので、スルーします。最新モデルは購入価格が7,000万円以上なだけに、下手をして不人気車を手に入れると、2,000万円を超える売却損を出すリスクがあります。引続き、よろしくお願いします。なお、閲覧数が162,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「難関 フェラーリ ドライ・カーボンの補修」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230002/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「修復歴?フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「458イタリア 新時代を切り拓いた名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402110000/「ロータス エミーラ 2026モデル V6SE 国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「私のクルマ趣味歴 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ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/ ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.08.01
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が154,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、カーボンパーツに関しては「鈑金は効かない、交換のみで相当高い費用が掛かる」と聞いておられると思います。ただ、お馴染みの綾織柄の「ウェット・カーボン」に関しては、一部の先進業者で補修技術が向上し、かなり目立たない程度まで補修が可能になってきました。しかし、フェラーリやマクラーレンの場合、カーボンの中でもジェット戦闘機や旅客機に使われる超硬度「ドライ・カーボン」が多用され、オプションで新車時に選択装着しておかないと後付けでは少なくとも1.5倍の費用が掛かり、リセールバリューにも大きく影響します。そのため、私も他人事とは思っていませんでしたが、先日コーンズに296GTBを定期点検に入れたところ、左側のサイドスカートが損傷しているのを指摘され、修理をどうするか、悩みましたので、ご報告します。まず、指摘された損傷の状況です。ぱっと見たくらいでは分かりません。最近はガラスコーティングで洗車の機会も殆どないので、自分でも気づきませんでした。赤丸印が損傷個所です。上から見下ろすと汚れ程度にしか見えません。損傷個所を真横から見たアップで撮った写真です。長さ10cmほどに亘って「ドライ・カーボン特有の格子縞」表皮が削れて下地が露出しています。なお、フェラーリやマクラーレンの超硬度のドライ・カーボンは「ウェット・カーボン」のような手作業はなく、ロボットアームによりカーボンの繊維の向きを精緻に交互に変えて積層成形しているため、綾織柄ではなく、格子縞になっています。損傷箇所を下から見上げた状態です。コーンズによれば、「後ろから前方向に引っ掛けた傷」とのことでした。つまり、バックで右に切りながら、内輪差でどこかに擦ったような傷? 私の場合、バックする時はハザードを点滅させて慎重に低速で動かしているので全く思い当たりません。静かに振り返って傷を受ける可能性があるシーンを思い返してみると、これです! 2024年7月に津軽海峡フェリーに乗った時にフェラーの先頭に1台だけ甲板員の指示に従って斜めに駐車しました。青森港到着時に甲板員の方々がトラックのタイヤに装着していた2個一組にロープで繋がれた木製車止めを小走りに一斉に外して引きずっていました。断定はできませんが、これが一番怪しいです。ただ、今さら、言っても仕方がないので、補修をどうするかです。皆さんへのアドバイスですが、やはり旅行などの非日常的長距離走行をするときは、フロントスポイラーやサイドスカートには厚手(0.09mm規格)のビニルテープを貼付して保護しておくのが無難です。取敢えず、自動車修理用のパテで埋めて、一番類似のガンメタブラックで塗装し、艶ありクリアを上から吹きました。格子縞は全く再現されていませんが、表面の凸凹がなくなってガンメタとクリア塗料に着色されたので、泥などの汚れが少し付いているのと区別が付かなくなりました。コーンズの大阪サービスセンターにお願いして見積りを出してもらったところ、何と100万円越えで納期3週間前後とのことでした。余りに高いので、心斎橋ショールームでチリンドリを観た時に担当セールスの方にも愛車の傷の目立ち具合を見てもらったところ、「そんなに目立たないので、無理に交換せずにこのまま乗った方がお得です」とアドバイスされました。「認定中古車として下取りに出す時も査定額の差は100万円も生じないし、交換後にまた損傷するリスクもないではないです」とのことで自分としても納得しました。ただ、仮補修の状態でこのまま乗るのも満足できません。色々な方法を検討したいと思いますので、ブログを更新して今後の経過をご報告します。今、<考えている4つの補修方法>としては:1.カーボン格子縞に近いラッピングシートを専門業者に依頼して、損傷部分ないしスカート全面に貼る2.市販のカーボン模様カッティングシートを損傷部分にDIYで貼る。 ただし、市販シートは写真右のような綾織柄のため、写真左の小さい格子縞のフェラーリ超硬度ドライカーボンとは柄の形と大きさが異なります。カーン補修業者の情報では、プロ用のカッティングシートには格子縞のドライカーボンに似た柄のシートもあるそうで、平面なパーツ全体に貼りこんで補修できる可能性はあるとのことでした。為念でTAMIYAのF1などの模型用シートも当たってみるつもりです。色々「ドライ・カーボンシート」ないし「類似柄のカッティングシート」を探し続けたところ、ヤフオクで「ウェットカーボンシート」10cmx20cmを1,600円で出品しているのが目に留まり、早速購入しました。落札してすぐにクリックポストで送ってくれました。また、ヤフオク出品商品にとどまらず、ドライカーボンシートの通販サイトを見つけましたので、見積りも取って手軽に入手できることが判明しました。シートの切断は比較的容易ですが、ネックは曲げ加工ですね。加熱させながら、スポイラーの先端部分のようにU字形に加工するのが大変そうです。https://www.eonet.ne.jp/~ts-paddock/drycarbon.html早速、296GTBのサイドスカートに重ねたところ、同一のドライカーボンであることが確認できました。撮影照明の方向で見え方が若干異なるので、数枚の写真を添付します。これをうまく損傷個所に貼付して、クリア塗装すれば、かなり目立たなくなると感じました。損傷部分を少し削って、短冊状に切断したドライカーボンシートをUV接着剤で固定できる可能性があります。「UV接着剤」とは紫外線硬化剤です。自然光では固まりませんが、専用のUVライトを照射すると固まって強い塗膜を形成します。先進的な板金業者が一部テストで使用を始めていますが、元々フィギュアの組立接着用に使われ、アマゾンでも2,000-3,000円も出せば入手できます。出品者にも照会して、今後加修にトライしますので、少々お時間を下さい。3.損傷カーボンの補修専門業者により目立たないよう、樹脂加工と塗装による補修を依頼する。 数年前に他オーナーから譲り受けたピスタの損傷スポイラーを対象に補修費の見積もりを試しに取ったところ、税込み118,800円でしたが、再連絡したところ、「熟練職人が不足し、現在は補修を受けていない」との返答でした。 また、YouTubeで観た豊中のBIC社にも実車を見せて見積りをしてもらいましたが、納期2-3週間で費用は税込み25.8万円でした。そこまで費用と時間を掛けるつもりはなく、結果が見えないので断念しました。ドライカーボンの加修実績を持っている専門業者が少ないので、見積り金額に見合うだけの修復完成状態のイメージを共有しにくいです。また、納期も試行錯誤と乾燥期間のマージンが必要なので、すぐというわけには行かないようです。パーツを外して持ち込む前提で考えたほうがいいです。 さらに、兵庫県川西市のEXPESSION社という業者のHPにカーボン修復の具体事例が多数掲記されていたので照会しましたが、結局ウェットカーボンには自信があるが、ドライカーボンの修復は引き受けられないとの回答を得ました。ともかく、ウェットカーボンの補修業者は増えてきましたが、フェラーリのドライカーボンとなると実車確認が必須で高度の技術と経験が要求され、補修結果を保証できないという話になるので、簡単には進まないことを思い知りました。「仲良くできる頑固職人」を見つけるのが大変そうです。まだ、諦めていません。損傷したピスタのフロントスポイラーは左折時に歩道の敷石に当たったとのことで左スポイラーの先端部分が幅25cm前後に亘って幅2-3cmの短冊状に割れていました。フェラーリの超硬度ドライカーボンは非常に固くて弾力性がないので、衝撃を受けると繊維に沿って竹のように割れるようです。4.ピスタのカーボンパーツ交換用にフロントスポイラー3点セット(左側折損品、中央と右側は新品)を2022年に他のオーナーから45万円(全て新品の場合、当時価格85万円、現在120万円)で譲ってもらったので、その折損パーツからカーボン表面生地を剥がして、損傷部分に移植する。この表皮貼り換え案は技術的に不可能であることがカーボン補修業者からの情報で判明しました。メーカー梱包のままで譲っていただきました。目立たない地面側の端部分を切り取って表皮を剥がせればと考えていますが、端部分は積層方向のズレで格子縞が変形しているようです。一筋縄ではいきません。引続き、投稿を更新しますので、よろしくお願いいたします。このブログ閲覧数も154,000件を超え、別稿テーマもご笑覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「修復歴? フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/映画 Ferrari 観ました。情熱と狂気、愛憎と迫力レースシーン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「458イタリア 新時代を切り拓いた名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402110000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「ロータス エミーラ 2026モデル V6SE 国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「アストンマーチン Vantage 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「私のバイク趣味遍歴」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。
2025.07.23
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、備蓄米をもうお試しになられましたか?8月末までに売り切るとのことで、スーパーやコンビニ、楽天サイトなどで6月から発売とオールドメディアでは報じられています。しかし、いざ買おうとすると最寄りの店舗では3,800円とか4,600円とか、少し安くなっただけの銘柄米や当初の競争入札された備蓄米ばかり。中々お目当ての随意契約で放出された、令和3年(2001年)産の5kg税別定価1800円前後の備蓄米は手に入りません。どこで買ったかと、実際美味しく食べるのにどうしたかの経験をまとめました。まず、スーパーやコンビニの店舗では非常に限られた店舗でしか店頭販売されておらず、店舗名は「混乱防止のため、公開しておりません」。しかも、限定日の早朝から並ばなければならないか、通常日は完売品切れが多いので、一般のお勤めの方は中々手に入れにくいのではないでしょうか。私も何度か空振りの末、ネットに的を絞って探しました。結論として、アマゾンが最も安く、早く、手に入れることができました。もし、品切れになっていても数日後にチェックしてください。<アマゾン>ネットで注文して翌日には配達されました。令和3年産、7月精米と明示されています。じっと見ても、コメ粒の形状や色に異常はありません。税込み1,944円、送料無料、翌日配達とパーフェクトな内容です。ただ、配達翌日に再度検索したら、写真赤〇のように「在庫切れ」になっていました。「再入荷予定は立っておりません」とアマゾンは他の賞品同様、方針として保守的に告知していますが、数日おきにチェックすれば、必ず注文できると思います。<楽天>小泉農林水産大臣と固く握手していた「楽天市場」も覗いてみました。初回は次回注文開始日の表示があるだけでしたが、数日後の注文開始日7/22になって注文できました。但し、値段は5kgで税込2,138円とアマゾンの1,944円に対してやや高いです。また、楽天の弱いところは配達日の約束がなく、「8月末まで」と最大限の余裕を持たせて告知しているだけでした。企業力の差を感じました。7/22に注文した備蓄米は「8/3~8/10頃の発送見込み」との連絡が8/2にありました。→下記8/8に無事届きました!2025/8/8: 本日午前中に楽天から備蓄米が届きました。2025/8/8: 品質表示も問題ありません。2025/8/8: 目視する限り、形状や色も問題なさそうです。アマゾンの備蓄米を食べてから、こちらも食べるようにします。楽しみです。<ファミマ>ファミマは最寄りの繁盛店でも売っていませんでしたので、ネットを探ってみました。2kg税込み756円ですから、5kg換算で1,890円とアマゾンの1,944円より若干安いですが、顧客登録をして、受取店舗を選択のうえ、取りに行く必要があるようなので注文はしませんでした。<イトーヨーカドー>イトーヨーカードーも大型店以外は限定日の店頭販売をしていないようで、ネットで探してみました。5kg税込み2.160円とファミマやアマゾンより、若干高いです。しかも配達日は注文後2-4日後に指定できそうですが、何と送料が550円も掛かります。これで注文は止めました。それでは次に<美味しく食べるコツ>に入ります。結論として、水は10%増し、お酒少々、10時間常温で浸してから炊くと、匂いもなく柔らくなって美味しく食べられます。以下、3回炊き方を変えて試した結果です。 炊き方炊き上がり炊量水加減氷酒浸し時間浸し場所硬さ匂い1回目1.5合+10%2-3個少々1時間常温室内やや硬め特に無2回目1.5合+10%2-3個少々10時間冷蔵庫やや硬め特に無3回目2合+10%無少々10時間常温室内普通特に無巷間、色々なメディアで紹介されているように、水は通常より10%くらい多めにして、第1回目と第2回目は冷蔵庫の氷も数個入れました。第1回目と第2回目の浸した状態です。特に古古古米としての匂いはしませんでしたが、念のため一般に推奨されるように3回ともお酒を少々加えました。第1回目は1時間ほど浸してから、圧力釜ですぐに焚きました。25分くらいで炊き上がり。10時間ほど浸した第2回、第3回と比較すると、炊き上がりのご飯の硬さは水の量や温度よりも浸す時間が大きく影響するようです。3回とも女房と美味しく食べられました。最初はご飯だけで食べてみて、第1回目と第2回目は多少硬めかも知れませんが、普段から「ゆめぴりか」(生協定期配達で5kg税込4,880円)を少し硬めに炊いて食べているので、違和感はありませんでした。さすがにご飯だけで噛んだ風味は落ちるので同等とは言いませんが、味による合理的な値段差は1,000円くらいと感じました。つまり、「ゆめぴりか」の新米か古米は3,000円くらいであれば理想と女房と話しています。当面、そうはなりませんので、備蓄米も買った10kgを食べて8月には追加注文する予定です。「競争入札された当初の放出備蓄米」はJA、流通業者の不当利益が含まれているので、買う気がしません。2回目は水は通常より10%くらい多めにして氷やお酒は加えてから冷蔵庫で10時間ほど浸して炊きました。こちらの方法でも硬さは1回目と殆ど変わりませんでした。理由は分かりませんが、第3回目に室内常温で10時間程度浸してから炊いたのが、普通に柔らかく炊き上がりました。ごはんだけを鼻に寄せて注意深く嗅ぐと匂いは多少するようですが、私は気になりません。実際食べる時はおかずと一緒に口に入れるので、大丈夫かと思います。もし炊き上がりで硬さや匂いなど何か気になる状態になった場合は、焼き飯やカレー、どんぶり、オムライスなどにするとおいしく食べられ、失敗の無駄になりません。匂いが気になる場合でも翌日冷ご飯で食べると、一層気にならなくなります。2025/8/18: 一昨日にアマゾンで買った備蓄米を食べ終わり、楽天市場の備蓄米を食べ始めました。今日は前日の残りを昼ごはんに食べましたが、特に硬くもなく、写真のように佃煮と一緒に美味しく食べられました。炊き方のコツも分かり、女房とはこのまま4年前の古古古古米を食べ続けられると話していて、気が楽になりました。新米が出れば、銘柄米も古米になります(笑)。それでは、皆さんもぜひチャレンジしてください。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。このブログは閲覧数が150,000件を超えており、ほかにも色々なテーマで投稿していますので、ご笑覧下さい。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「万博 裏技と実態:来場予約、抽選申込、当日登録、交通、0時ログインの現実」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507070000/「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/ 「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/HOとNゲージを一緒に盛り込んでおり、両方ともダブルリバースを入れて、走行車両を前後左右から見れて飽きが来ないようにしています。ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.07.23
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。「ベントレー」と聞いて、どのようなイメージをお持ちですか?同じ英国車ながら、アストンマーチンの伝統とエレガンスさより、米国市場を意識した押しの強いプレミアム感を感じています。個人的には、お隣りやお向かいがコンチネンタルGTやフライングスパーを所有され、乗せてもらったこともあるので比較的身近に感じていますが、まだ自身では一度も所有したことはありません。今後、歳を重ねるにつれ、どのようなクルマに乗るのか、思わぬ展開があるかも知れません。そこで、フェラーリでお世話になってきた担当セールスの方がベントレー担当に変わられた機会に、最新モデルの「ニュー コンチネンタル GT スピード」を試乗してきました。ベントレーでは最もスポーツ性の高い最強モデルです。場所はコーンズ大阪の神戸ショールームです。阪神高速神戸線京橋ランプを降りた海岸通りから左折したホテルオークラへの進入路沿いにあります。4ドア、4灯の「フライング スパー スピード」に加えて、「ニューコンチネンタル GT スピード」のクーペとオープンが2台ずつ展示され、試乗のほか、内外装の組み合わせを比較することができました。外装色は最近はやりのクレヨンカラーもあり、基本色7色に新色を加えると80色以上から選択できます。さすがに多彩です。また、内装はレザーがメインカラー15色、セカンドリーカラー11色などから選べるほか、パネル素材、ステッチ、パイピングなど幅広い選択肢が用意されています。オプションを選ぶというより、自分だけのカスタマイズを楽しめる感覚です。大別すると、ラグジャリーカーとして優雅なイメージにまとめるか、ハイパーフォーマンスカーとしてスパルタンなイメージにまとめるか、どちらでも対応できそうです。内装や装備も奇抜なギミックが後述のように色々用意されていて、ロールスロイスの有名なスターダスト・ヘッドライナー(LEDで星空のように輝く天井)を思い出しました。ベースの車両価格は3,900万円ほどですが、やはりオプションもあるので5,000万円前後の予算を考えておいたほうがよさそうです。リセールバリューを考えると、オプションは慎重に検討したいところです。このクラスになると、そんなことには全く頓着せず、他人とは違う個性を追求される方もいらっしゃいますが・・・。LEDヘッドライトも旧型の丸形4灯から印象が変わりました。オープンルーフの頑丈さは定評があります。高速走行時のバタツキなどとは無縁です。前面の押し出しは比較的おとなしい印象でした。最近のアストンマーチンDBSのほうがエグイくらいかも知れません。全長4.90m、全幅1.96m、全高1.40m、重量2,459kgの堂々たる体躯に高性能エンジンの組み合わせで、アストン・マーチンやロールスロイスとも異なる唯一無二のカテゴリーを築き上げています。最近他車でも軒並み巨大化しているエアインテークをセンターグリルの幅に収めていて、オイルクーラーなどフロントスポイラーへの取り込み方も巧みと感じました。4L V8 ツインターボの「ウルトラ・パーフォーマンス・ハイブリット」エンジンを搭載。782ps、1,000Nm(モーターのみで190ps、450Nm)で最高速度335km/h、0→100km/h3.2秒をたたき出す高性能はまさにベントレーの面目躍如です。殆どの方は意外な高性能に驚くでしょう。乗ってみても軽快な感じで大きさや重さはあまり感じません。リアもよりスポーティになった印象です。アストンマーチンに似てきました。ドアを開けると、そこはまさにベントレー・ワールド!メーターナセルなど、どことなくアメ車レジェンドの香りがします。ステアリングのデザインはおとなしめ。ロールスロイスから離れて、現在はフォルクスワーゲングループの一員なので、ドイツ車由来かも知れません。センターコンソール上部はナビなど使わない時はピアノブラックなどの通常パネルになります。電子パネルですが、アナログメーターの印象も再現しています。センターコンソールの上部はギミックのように回転して、写真の3連補助メーターや電子パネル(次の写真)、ピアノブラック(4枚上の写真)に早変わりします。LEDタッチパネルですが、各々のアイコンが独立しているので、誤操作が少なく使いやすそうでした。一つのアイコンで何通りもの機能を兼用する複合操作タイプや、機能選択を直接手でタッチせずに→アイコンでするようなタイプはストレスが溜まるので、避けたいところです。ナビデータはコネクティッド・サービスでワイヤレス更新されるとのことで、フェラーリ以上です。しっかり作られたリアシート。フロントシートを前に寄せる余裕が大きいので、2+2よりは広く使えそうです。22インチのホイールと巨大なフロントディスクブレーキに驚きました。ディスク径やキャリパーの長さはフェラーリに負けません。センターキャップが回転し、常にまっすぐ立っているギミックもあります。ホイールベースはさすがに3.93mありますが、全輪操舵システムの採用で試乗中にステアリングを急な車線変更のように左右に振り回しましたが回頭性がよく、長さを感じさせませんでした。日常の買い物に使う方は少ないかも知れませんが、街中の縦列駐車も楽でしょう。担当セールスによると、因みに4ドアセダンは全輪操舵角がさらに大きいそうです。試乗ではドライブモードを「スポーツ」、「ベントレー」、「コンフォート」の3段階に切り替えて比較しましたが、エキゾーストサウンドやダンバーの設定がうまく組み合わされた印象です。「ベントレーモード」は常用に耐えるチューニングで街中や高速に幅広く対応できそうでした。「コンフォートモード」のしとやか感はロールスロイス並みでしょうか。「スポーツモード」で踏み込んだ時は豪快な加速感もさることながら、アクティブ4WDがよく効いて操安性にも不安は感じませんでした。ゴルフバック2個も楽々収容可能なゆとりのトランク。容量は260Lあるそうです。開閉は電動。このラグジャリーな雰囲気はたまりません。白の外装色ともよく合います。内外装を白基調でまとめると、ホイールはダイヤモンドカットデザインが似合います。シニアカップルで高原ドライブなど、夢が広がりそうです。この優雅さはアストンマーチンと甲乙つけがたいです。ビジネスライクな内装も選択できます。細部まで丁寧に仕上げたクラフトマンシップを感じさせる定評の完成度。ロールスロイス、ベントレー、アストンマーチンはベンツ、BMW、フェラーリなど他車に比べて一段レベルが高いです。LED照明のパイピングをオプションで装備でき、流れる光が何ともお洒落なギミックです。閲覧数が163,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「修復歴? フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「難関 フェラーリ ドライ・カーボンの補修」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230002/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル デイリー・フェラーリになり得るか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「私のバイク趣味歴 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.07.23
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が149,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6.400方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、大阪・関西万博も10/15の閉幕まで1週間を切りました。10/9に来場してきましたので、これまでの8月中旬ころまでの状況とは全く違う混雑下で役立つ経験ノウハウを中心に内容を再編集してまとめました。10/0で累計来場者は2,800万人を超え、1日の来場者数は開幕当初が10万人、8月上旬で15万人、9月以降は連日20万人を超えています。1.来場予約できなくても「日時未指定チケット(死に券)」で「当日券」をゲットする。来場日時予約は閉幕日まで満杯で9時、10時、11時、12時、17時の予約枠は全て残っていません。この時刻にこだわるのであれば、キャンセルなどによる「2日前の空き枠開放」を狙う以外にありませんが、毎日朝7時にログインしても3万人以上の待ち行列で絶望的です。最後の手段として、「日時未指定チケット(死に券)を東西ゲート前のチケット交換所で「当日券」に交換する方法が残っています。12:00以降に入場できる「一日券」が11:00から、15:45以降に入場できる「夜間券」が15:45から予約の空き状況に応じて数百枚だけ販売されます。9/27の実績では、「一日券が早朝6:00に、「夜間券」でも9:00に売り切れになっており、一日券を3枚入手できた家族連れは「12時間待った甲斐があった」と話していたので、前夜から徹夜で並んでいるようです。交換は10/14までです。2.来場予約が取れていたら、ともかくできるだけ早くゲート行列に並ぶ協会からは毎日更新する公式サイト「今週の万博」で混雑状況や予約枠の情報を提供すると公表していますが、全て空欄で残数なしの情報しか出ていません。https://www.expo2025.or.jp/news/daily/元々がこのような状況ですので、私の場合も10/9の来場に備え、3日前空き枠先着申し込みをトライしましたが、パビリオン指定なしの検索でも全く取れませんでした。(後出参照)しかし、10/9は西ゲート9:00の来場予約が取れていたので、ともかく始発でできるだけ早く行列に並んで8:45の開門直後の8:50-8:55にはゲートを通過できるようにしたところ、何と1時間強の待ち時間でイタリア館に入場できました。私はJR神戸線の始発に乗りましたが、コスモスクエア駅に到着したのは6:05頃で、地下鉄の始発到着時刻5:39頃より、30分ほど遅いです。地下鉄の始発に乗るには、阿波座5:21→コスモスクエア5:34→夢洲5:39に乗る必要があります。6:10現在で、コスモスクエア駅前は予約迎車のタクシーで一杯でした。ただ、空車待ちのタクシー待ちもあり、10分ほどで乗れました。コスモスクエア駅から5人相乗りで15分、3,000円で乗れます。6:25に西ゲートの第2ターミナルに到着しましたが、すでにこの行列です。費用的には一人@600ですから、シャトルバスとそれほど変わりません。今回、7:40のシャトルバス始発の予約が取れませんでしたが、到着がかなり遅くなるので、イタリア館では3時間待ちになっていたことでしょう。怪我の功名です。6:30よりもっと早く西ゲートに到着したい方は、コスモスクエア駅、九条駅、大阪港駅などまでマイカーで行ってコインパーキングに車を停めて、地下鉄でコスモスクエア駅まで行き、タクシーに乗ることをお薦めします。6:17現在ではコスモスクエア駅の真下にあるコインパーキングもかなり空いています。ただ、時刻が遅くなるとすぐに満車になりますので、九条駅や大阪港駅のコインパーキングでマイカーを停めるのが無難です。西ゲート6:28現在の9:00来場予約者の待ち行列です。第2ターミナルからの行列で、ゲートは徒歩10分ほどのはるか遠くにあります。大体1,000人ほどの行列でした。第1ターミナルが6:30に開門されるのでタクシーに乗って開門を待っている方もおられましたが、第2ターミナルの行列最後尾までいかないと途中からは入れませんので、却って遠回りで遅くなります。並び始めた6:28ころの行列前方の景色です。7:20頃の行列後方の景色です。あっという間に行列が彼方まで前方の4-5倍に長くなりました。4,000-5,000人と思われます。8時になってゲート前に行列が移動を始めました。ゲート前に移動した8:15現在の行列です。ゲートは30か所あり、私が並んだ27番ゲートで30人目くらいになったので、30X30=900人前後が並んでいたことになります。これでも8:45に入場繰り上げで8:55にはゲートを通過できました。ライブカメラもパビリオン毎の行列長さなどを提供しているわけではないので、余り役に立たないでしょう。今や、「混雑しているから止めておこう」ではなくて、「混雑していても行く」段階ですから。Expo2025 大阪・関西万博 会場ライブカメラ – YouTubeイタリア館の予約なし待ち行列の最後尾に並び始めた9:00頃の状態です。係員に尋ねたところ、待ち時間は1時間半前後とのことでした。9:50頃には行列がかなり進んでイタリア館のすぐそばまで来ました。ただ、行列自体は後方にどんどん伸びて、このころには3-4時間待ちと聞きました。10:00の状態です。来場予約枠をかなり制限し、予約なし枠を広げているようで、8分刻みの予約時間帯(例えば、10:00-10:08)ごとに予約客に続いて予約なし客もかなり入館できました。結果的に10:15には入館できました。1時間15分待ちで入れたので、非常に驚きです。パビリオンの7日前予約すらかなり厳しくなっている現状では、行列に並ぶほかないですが、平日4時間近い待ち時間の人気イタリア館でもこのように早朝に並べば、入館できるチャンスがかなりあるということとです。ともかく来場日時予約の2時間半以上前にゲート前の行列に並び、早めにゲートを通過して、パビリオンの行列状況を実際に確認しながら、その場の判断で行動するのがよいと思います。私の場合でもゲート通過後、他のパビリオンには脇目も振らず、イタリア館に直行して並んだのが大正解でした。あとでアメリカ館に回ったところ、当日は要人来場で1日の入館枠が締め切られていました。また、レバノン館は1回目に来たときは予約なしでも入れたのに、予約ONLYに規制が強くなっていました。余り先入観に捉われずに、現地の状況に応じて並んで入れそうなパビリオンにはどんどん並ぶべきです。展示の充実度に拘らなければ、COMMON館のように穴場もあります。また、パビリオンの入場を断念せざるを得ない場合でも大屋根リングに上って、1周2kmを周遊したり、毎日20:55から開催されるドローン・ショーを観て楽しむことができます。花火はもう9月に入って毎日ではなくなり、9/6,9/13,9/20,10/8,10/12,10/13の18:30前後から始まります。閉幕間近になり、ドローンショーや水上ショーも9/25からスケジュールが変更になっています。ドローンショー:19:35水上ショー: 第1回 19:10-10:35、第2回 20:30-20:55https://ohitoritv.com/expo2025-japan-fireworks/参考に7/12(土)の10:00東ゲート来場予約者行列の状況です。7/12(土)の10:00東ゲート来場予約でも、8:30ですでにこのような待ち行列でした。10/9にイタリア館で並んだ後ろの方によると、「9:00の来場予約に地下鉄始発で5:40頃に夢洲駅に到着し、9:02にゲートを通過、全速で走ってイタリア館の行列に9:10に並べた」とのことでした。待ち行列では折り畳み椅子を持っていくのもいいですが、かさばるので段ボールの小箱を持参して入場後に捨てました。7/12ではブルーインパルスの飛行もあったので来場者は164,000人だったそうですが、炎天下でのこんな惨めな姿は公式サイトやオールド・メディアでは一切、公表されていません。テスト入場や開幕間もない4-5月頃の体験情報はその後の混雑悪化や裏情報の拡散に伴い、段々厳しくなって現時点では通用しないものが多いです。ネットで検索しても、かなりディープなハッシュタグを付けないと欲しい情報に中々アクセスできず、できても断片的な情報で自分の置かれた条件に合った情報が少ないです。「万博を楽しむために色々な条件がどのように影響するか」まず理解することが先決です。 楽 難1.来場予約時期: 3か月以上前 ← → 今週 → 今日2.来場予定曜日: 平日 火、月、水 ← → 金曜 → 土日祝日 3.来場人数: 一人 ← 数人 → 家族3-4名 → 団体4.来場者のITスキル: スマホ、PC達人(同行)← → スマホオンチ5.来場者の駆け足速度: 速い← 手荷物少 ← → 手荷物多 → 遅い6. 車いす同行者の有無: 有← 視聴障がい者有← → 健常者のみ7. 来場予約ゲート: 西口 ← → 東口8.来場予約時刻: 9時 ←16時以降 ← → 11時→ 10時9.来場ゲートへの到着: 2時間半前←2時間前← → 予約時刻→予約時刻に遅延10.希望パビリオン: 飯田グループ、タイ ← →イタリア館、いのちの未来、アメリカ ブルーオーシャン ガンダム、ヨルダン、住友館、ガス、 ハンガリー、 上記の「楽」と書いた要素が多いほど、簡単に予約して観たいパビリオンを余り並ばなくても観れる可能性が高まります。開催期間は4/13(日)-10/13(月)ですが、9月に入ったので「2か月前抽選申込」はもうできません。来場予約も9時、10時、11時、12時、17時は満杯で、予約可能時刻が14時しかないような日もあります。ともかく、できるだけ先の日程を押さえるのがいいと言えます。「車椅子同行者」がおられる場合は予約枠が別に設定されているので、混雑時でも予約(当日登録含む)できる場合が多いです。老親などをお連れすれば、少なくとも介護者を含め2名は人気館も行列無しで入れる可能性があります。情けは人の為ならず・・親孝行もご検討下さい。<事前調査>公式サイトがあり、一通りの基本情報を得る目的ではチェックした方がいいです。ただ、FAQですら表面的で、予約や入場の混雑状況など核心に迫った鮮度の高い情報が殆どありません。https://www.expo2025.or.jp/overview/サブテーマごとにパビリオンやアクセスなどの概要情報が得られますが、それだけのことです。やはり実際の来場予約の画面に入って行くことが手っ取り早いです。パビリオンの配置などを含めた詳細地図はこちらからhttps://www.expo2025.or.jp/expo-map-index/map/公式紙パンフに地図もありますが、肝心のパビリオンの位置が書いていないので、予めお目当てマークを付けてゲートからの導線を考えておきましょう。例えば、アメリカ館は東ゲートから走ってすぐなので、9:00に来場予約が取れていて、ゲート入場行列の先頭付近に2時間前の7:00から並んでゲート通過が9:10ころまでにできれば、30分行列待ちで入れるとか。それに対し、情報誌は色々出ていますが、出版時期に注意してください。情報誌は1,000円強しますが、古いものは公式ガイドと実質内容は変わりません。新しいものも「完全攻略」と謳っていますが、「最近の厳しい混雑による不愉快な真実」「万博協会を批判するような実態」は掲載されておらず、地図とパビリオン案内くらいと割り切って考える方がよさそうです。ご自分の事情(訪問時期やメンバーなど)に応じた作戦を考えるうえで、会場地図は非常に重要です。情報誌に掲載された地図です。まず、パビリオンの全体配置としては、来場者が多く使う東ゲート近くには人気パビリオンが少なく、来場者を奥に誘導するためにイタリア館やガンダムなど、奥の西ゲート近くに配置されていることを銘記しておいてください。会場内を東西に移動する時、例えば、東ゲートから入場してイタリア館に行くような場合は屋上リンクの下を歩いて移動するのがベストです。炎天下の直射日光を避けられるうえ、自動販売機、土産物ショップ、フードコート、休憩用ベンチなどがあるので、何かと便利です。子供連れ、団体なら、特に推奨します。会場内を歩こうとすると、パビリオンが思い思いの方向に立っていて見通しが悪く、しかも待ち行列や規制のパイロンで直線的には行けないので炎天下で却って遠回りになるかも知れません。また、外周道路を走る「e-Mover」というシャトルバスもありますが、大屋根リンクよりもさらに外側の会場敷地境界線に沿って運行し、停留書が7か所のみ、時計回りと反時計回りで予約は取りにくく、予約なしでも乗れるとはいうものの、いざという時に乗れる利便性は低いです。また、招待券をお持ちであったり、入館予約が取れればいいですが、知らない方は通常、地下鉄直結の東ゲートから入って人気パビリオンめがけて走り、行列後尾に並ぶ方が多いのではないでしょうか。しかし、一般的には東ゲートより西ゲートの来場予約がお薦めです。ただ、9月以降は2週間前から予約可能な西ゲート行きシャトルバスの確保も難しくなっています。夢洲駅から西ゲートに行く歩行路を使うこともご検討下さい。通行可能時間帯は9/13から8:30-13:00までと30分延長されました。他の手段として、ひとつ手前のコスモスクエア駅からタクシーで西ゲートに直行することも可能です。早朝以外は今も空タクシーが並んでいるので、シャトルバスが予約できなかった方にも助かります。また、どうしてもクルマで行きたい場合は、コインパーキングの多いJR西九条駅などに停めて、地下鉄に乗り換えて下さい。コスモスクエア駅下にも30台くらいのコインパーキングがありますが、最近はずっと満車状態で深夜か未明に行かないと停められません。歩行路は夢洲駅の改札出たところから西ゲートの外に行く一方通行の歩行路です。西ゲートの外から東ゲートの外に逆行することはできません。西ゲートから来場予約チケットで入場し、大屋根リンク下を歩いて、東ゲートから出ることは可能です。歩いて30分掛かり、混雑時や子供連れの場合は40分見ておいてください。西ゲートの来場予約チケットを持っていないと通行できません。地下鉄夢洲(ゆめしま)駅の改札口改札を出て階段を上がれば、東ゲート。利便性は抜群。5/12(土) 8:10でもこの有様ですが、この時期はまだ皆さん整然と歩いていました。9月現在では東ゲートの行列に早く並べるようにダッシュする方が増えています。グループで行く場合は足の速い人に任せましょう。向こうがいよいよ東ゲート。ただ人気パビリオンは近くない・・・ 「知らぬが仏」なんでしょうか?ここで初めて知ります。7/12(土)東ゲート10:00来場予約者の8:50現在の行列状況です。無料レンタル傘も会場で貸してくれますが、ともかく軽い傘(日傘でなくてもよい)を一人1本必ず持参しましょう。帽子は汗ばんで却って暑いかも知れません。しかし、9時の入場予約をしていても、9時に到着していてはゲート通過は9:30過ぎになり、入場行列の早い方々や西ゲートからの入場者が先に並んでいます。例えば、イタリア館ですと通常3時間は並ばなければならなくなり、10時の入場予約などでは仮に10時にゲートを通過できても、すでに9時入場者が並んでいるため。4-5時間待ちもざらではありません。(2025/6/7土の実績4時間半)「当日登録(空き予約)」も入場後10分程度経過するとできないことはありませんが、暑い中で立ったままスマホを自由自裁に操作できる方は限られます。お宅以外はあまり期待できそうにありません。また、開幕当初には「パビリオンに並ぶより会場内にある当日予約(登録)ができる16台の端末に並んだほうがよい」とのSNS情報が拡散されましたが、現在は全く通用せず、それら端末すら写真のように長蛇の列です。列に並びながらも並行してスマホから当日予約(登録)しようとする方が続出しましたが、結局は端末やスマホからログインしても空き枠がない状態がほとんどで、今は待ち行列の少ないパビリオンに並んだほうが間違いがありません。7/12に10:00来場予約で10:02にゲートを通過、10:15頃にスマホで当日登録を探しましたが、人気館の空きは全くありませんでした。(´;ω;`)なお、当日予約(登録)をめぐる混乱を防ぐため、パビリオンによっては行列を避ける整理券を配布したり、ガンダム館のように12時、15時、17時に向こう2時間分の空き枠を順次開放して当日の予約登録を分散させて受けるような対応をしています。 <来場日時予約>通常は親しい同行者の方々と来場可能日を打ち合わせて、代表の方が公式サイトから予約を入れるでしょうが、その発想がそもそも間違いかも知れません。パビリオンの入館予約が取りやすい時期、曜日、時間帯などの候補条件をまず決めてから、同行者の方々と来場可能日時の候補をできるだけ沢山選び、実際の予約に入るほうが格段に楽です。西ゲート9時入場予約(7時ごろゲートに到着して並ぶ)がベストで、東ゲート10時入場は避けたいところです。万博公式サイトのポータル画面です。https://www.expo2025.or.jp/来場日時予約はパビリオン・イベント予約とともに代表者が一人でまとめてできるので、パソコンやスマホに詳しい方にお願いして、予約に必要な万博IDもその方だけに登録してもらいましょう。一旦、来場日時予約が完了すれば、あとはこのポータル画面右上の「マイデジタルチケット」をクリックしてログインし、予約の確認、変更、パビリオン・イベントの予約、交通手段の予約などをすると便利です。<ログイン>ログイン画面です。予約・抽選申込や予約内容確認、変更、決済のアクションにはその都度、1回ずつ必要になります。万博IDの規制は緩いので、覚えやすいsssとか1111、1234を使っても登録可能です。パスワードも登録した万博IDの先頭文字を大文字にするだけで登録可能です。ログインすると、その都度本人確認のため、写真のようなメールでワンタイム・パスワードが送られてきます。メールされてきたワンタイム・パスワードを入力すると、ログイン完了です。<来場日時予約>メニュー画面の「デジタルチケットの購入」をクリックします。来場日を入力して、来場時刻を開いている時間枠から選ぶんですが、ここが運命の分かれ道になるくらいに重要です。私の失敗は来場日に制約があったので、7/12(土)で指定したところ、9:00が一杯だったので、次の早い時刻の10:00を安易に選んで来場1日券を購入してしまったことです。10:00は予約できなかったパビリオンへ入るには最も並ばなければならない入場時間でした。9:00からの入場者が先に並んでいるので当たり前ですが、こんなことはどこにも案内されていません!憤慨、憤慨「大失敗」でした。また、9:00が一杯と言うことは、次のパビリオン入館予約もすでにかなり入っていて、「7日前抽選の予約」もできにくくなっていると推察すべきでした。こんなこともどこにも案内されていません!また憤慨、憤慨これも「大失敗」でした。来場日を1日だけに決めるのではなく、9:00入場予約ができる日を選べるよう、先まで複数の候補日を持って予約するのがベストです。「後で気が付く何とやら・・」どうしても来場日が1日だけに決まっていて、その日の9:00が取れないのであれば、16:00からのトワイライト券(3,500円)を買って下見の機会にするとか、柔軟な発想が必要です。ただ、「夕方に行けば、人気パビリオンでも余り並ばなくても入れる」と思わない方がいいです。開幕当初の過去情報です。皆さんは同じような失敗をしないようにしてください。失敗はありましたが、ともかく来場日時予約、決済が完了しました。当日、ゲートを通過するために、チケットのQRコードを提示する必要があります。写真のようなデジタルチケットをスマホで表示できるようにしておくか、次の写真のようにチケットを紙に印刷して持参してください。紙に印刷するには、QRコードの付いた電子チケット画面の下に記載の「印刷」をクリックして下さい。チケット1枚ごとにA4サイズで折りたためるようになっていて、パビリオンの予約完了分も表示されるので、手許にあると便利です。<パビリオン・イベント7日前抽選申し込み>来場予約できた日のパビリオン入館に関わる抽選の予約をします。来場日時予約と同じ画面から、「予約・抽選の申込み」をクリックします。デジタルチケット画面が出てくるので、「7日前抽選申込」をクリックしてパビリオン・イベントの予約に進みます。ここで、私の失敗はどのパビリオン・イベントがいいか、調べたり、女房と話し合っているうちに「7日前抽選申込」の開始時刻(上の写真では2025/6/12の 0:00)を過ぎて翌日の昼間に申し込んだことです。その結果、抽選申し込みのできるパビリオンとイベントがすでに限られていて、アメリカ館、フランス館、ヨルダン館、ガスパビリオンは抽選予約の対象に選ぶことすらできませんでした。これらの人気パビリオンの名称が選択画面のリストに出てこないのです。選択画面には全てのパビリオンをリストし、「抽選申込枠満杯」とかの表示をしておけばいいと思うのですが。憤慨、憤慨。ご覧のようにここでも私は希望の選択で失敗しています。第1希望から第5希望まで選べますが、抽選で当選するのは一つだけです。したがって、全部当たる訳ではないので、色々なパビリオン・イベントを選んで、しかも時間帯を重ならないようにずらす必要は全くありません。例えば、人気のパソナ館やイタリア館、アメリカ館に的を絞り、時間帯を変えて、10:00-10:20、10:40-11:00、12:00-12:20、16:00-16:20、17:30-17:50と5つ選ぶほうが優先希望パビリオンに当選する確率が上がり、ベターでしょう。<パビリオン・イベント7日前抽選結果の確認>抽選が終わった時点で、デジタルチケットの画面の「7日前抽選予約」が写真のようにグレーアウトされます。クリックしても進みません。「抽選完了、第3希望当選」とか、予約欄の右横に「3日前空き枠先着予約」を並べて表示してくれれば、全体のステイタスが一目で分かり、迷わないんですが・・・。「当選メール」は来ますが、7/5(土)の0:00に抽選して、着信は7/5(土)の21:52でした。すぐ来ないからと落胆せずに吉報を待ちましょう。今回当選したのは、あまりわけも分からないまま抽選予約した第2希望の「空飛ぶクルマステーション」のイベントでした。部品が外れる事故があって「飛行再開時期不明」だったのですが、間違って予約に入れました。しかし、2025/7/8の新聞発表によると、7/12(土)の来場予約日から偶然、「2か月振りに飛行再開」とのことで怪我の功名となりました。また、7/12(土)は「ブルーインパルスの飛行」も15時からと確定しました。7/11(金)からは水質問題で6月から中断していた昼間と夕方の会場南での噴水ショーも再開されます。何も分からないまま、女房との都合だけで7/5に予約しましたが、我が悪運はまだ尽きていないようです(笑)。このような混雑が激しくなるような内容の告知は万博の公式サイトで余り出していないようです。したがって、一般のSNSで検索して情報収集するよう、お勧めします。例えば、ブルーインパルスの飛行コースや大屋根リングのどこが一番観覧しやすいとか。東ゲートから入ってパビリオンの行列に並ばずに、大屋根リングの観覧場所を確保したほうが賢明かも知れません。裏情報が頼りです。なお、第3希望のイタリア、第4希望の未来の都市、第5希望のブルーオーシャンを第2希望に入れていたら、違う結果になったでしょうから、全くのバクチで来場者泣かせと言えます。😢当選結果は先出のメール着信直前の7/5(土)の21:51になって、デジタルチケットのメニュー画面の「メッセージ」をクリックしても確認できるようになりました。こちらも早くありません。代表者が一緒に抽選予約した複数のチケットごとに表示されます。今回、私の場合は女房と二人分です。7/5(土)21:52になって、チケット1枚ごとに抽選当選結果を確認できました。<予約開始の午前0時ログイン混雑>パビリオン・イベントの「7日前抽選」の結果が判明したので、次は来場日3日前の「空き枠先着予約」を申し込むことになりますが、このためのログインが非常に大変です。開幕当初はログインして数分で空き枠がなくなったというような状況でしたが、今はもっと厳しい状況になっています。具体的には予約開始の午前0時の1時間前くらいにアクセスしても非常に混雑していて、ログイン自体ができません。私は23:10くらいにアクセスしたところ、並んでいる人数が7万人を超えていて、そのまま待っていましたが、写真のように23:42現在で41,006人待ちで、ログインできる推定予想時刻は0:40とのことでした。この段階で抽選申込はあまり期待できないと考えなくてはなりません。それでも私は眠たいながらも一応トライしましたが・・・。予約開始時刻の0:00になりましたが、ログインできる予想時のは0:39で殆ど早まらず、絶望的な状態でした。結局ログインできたのは、写真のように0:34前後で、ログインしても空き枠は全てありませんでした。予約開始時刻を34分も経過しているので当たり前です。それでは午前0時直後にログインできるよう、ずっと前からスタンバイ状態で待てばいいのかと、21:30ころにログインしました。すると並んでいる人数は100名未満でしたが、23:45ころになって最後尾に回されてしまいました。どうもシステムで自動処理して過熱な待ち行列を止めさせる趣旨のようです。この当たりの規制内容の解説など、全くどこにも案内されていません!憤慨、憤慨。最後尾に回されないようにするには、どうも22:00以降からスタンバイするのがいいようです。ともかく、このような段取りで「3日前空き先着予約」を7/12の来場日3日前の7/9午前0時に取るつもりです。<西ゲート9:00入場のための追加来場日時予約>初めて来場日時予約をする時は何も知らないまま、来場予定日の7/12を指定して東ゲート10時で来場予約をして大失敗してしまいましたが、段々事情が分かってきたので、西ゲート9:00で来場予約できる平日の水曜、木曜当たりを狙って追加で7/6に来場予約しました。結局、今度は「2か月前抽選」のパビリオン・イベント予約ができる閉幕直前の10/9木曜に西ゲート9:00で7/6に予約しました。デジタルチケットです。来場日時が7/12 東ゲート10:00と10/9 西ゲート9:00の各2枚のデジタルチケットが揃いました。ヤレヤレ。<7/12来場予約に関わる3日前抽選申し込み>7/12来場予約に関わる「4日前のリマインダーメール」が届きました。「3日前空き枠先着予約」の公式説明です。パビリオン・イベントの7/12来場に関わる「3日前空き枠先着予約」と10/9来場に関わる「2か月前抽選予約」は同じ7/9(水)の午前0:00開始なので、頑張ってログイン待ちしました。今回は7/8の22時過ぎからアクセスしてスタンバイしたので、ログインは予約開始の7/9 0:00前の7/8 23:30ころにログインできそうです。無事7/8 23:30ころにログインでき、マイチケット画面に入りました。まだ7/9の午前 0:00になっていないので「申込可能な予約・抽選がありません」と表示されています。その後、7/9の午前0時を過ぎても「申込可能な予約」ステイタスが変わらないので、不思議に思っていたら・・・突然、このような「エラー発生 処理中断」のメッセージ画面」に変わりました。そして、画面が写真のようにホワイトアウトし、左上に「Too many requests」とメッセージが表示されたので、どうもアクセスが集中しすぎて、処理できなくなったようです。7/12(土)の週末空き枠先着予約ですから夏休みに向けて段々アクセスが増えてくるので、当然のシステムダウンでしょう。どうなるのか、ホワイトアウトした画面のままで40分ほど待っていましたが、試しにマイデジタルチケットをクリックしてダメ元でログインしようとすると、写真のようなログイン待ちが再開されていました。気づくのが遅れた私の大失敗です。騙されたようで、今まで2時間もスタンバイしていたことが徒労になったようで憤慨、憤慨。ただ、嘆いたり、怒っていても始まらないので、ログイン待ちすることにしました。1:49になってやっとログイン待ちが終了し、ログインできました。憤慨、憤慨。しかし早速7/12の来場に関わる「7日前抽選申込」をしようと、希望パビリオン名を検索しましたが、全て満杯でした。イタリア館やアメリカ館、ヨルダン館など高望みは止めて、まず最初に「パソナ館」で検索しましたがみごと空振り。次の人気館「住友館」も満杯。多少人気は落ちても・・と「ガス館」を検索しましたが、ここも満杯。多少人気は落ちてもキャパの大きい「日本館」も検索しましたが、ここも満杯。最後にパビリオン名を入力せずに検索し、空きのある全てのパビリオンを探しましたが、車いす限定とか、空き枠残チケット1枚分のみだけで、結局7/12の来場に関わる「7日前抽選申込」は断念しました。憤慨、憤慨。検索方法でも私は大失敗でした。元々、人気パビリオンの空き枠が潤沢に残っている筈はないので、最初からパビリオン名を入れずに検索することを皆さんにはお薦めします。こうなると、7/12(土)は「当日の空き枠先着予約」挑戦になりそうですが、アクセス集中でシステムダウンが再発したり、当日までに予約できなかった来場者とのトラブルになりはしないかと懸念します。7/12の来場時に一緒に並んでいたオバサンが私と同じ目に遭って、随分文句を仰っていました。協会からはシステムトラブルのお詫びなどは一切開示されていません。憤慨、憤慨。<7/12来場>7/12(土)に行って来て得た情報をまとめましたので、参考にしていただければ嬉しいです。当日は西宮の自宅を7時に出発、地下鉄阿波座駅で7:40頃に中央線に乗り換えて夢洲を目指します。地下鉄は乗車した7:45現在でこの状態。座れません。8:00過ぎに夢洲駅に到着し、東ゲートを目指します。9月現在はこのコンコースも走る方が増えていますので、荷物はできるだけ少なくしておきましょう。地下鉄は後方(阿波座方向)に乗る方が東ゲートに近いです。東ゲートに向かう夢洲駅のエスカレーター。7月ころまでは先を争うほとの混乱はありませんでしたが、9月に入って駅の改札を出てからダッシュで走る人が増えてきました。数名で行く場合は足の速い人に任せて行列に並んでもらいましょう。東ゲートに8:10に到着しました。9:00の来場予約者がこの通りかなり並んでいます。列の前に並べるようにするには、予約来場時刻の2時間前に到着する必要がありそうです。9月現在では、入場予約9時の方でも早朝5時前から並び始めているようですが、夢洲駅に地下鉄の始発が到着するのは5:39なので、大阪駅などからタクシーで来ていると思われます。そこまでする覚悟なら、7日前抽選予約を全力で頑張って取ったほうがずっと楽です。来場予約時間別に9:00右側と10:00左側と行列が分かれています。10:00の行列は10:00になるまでゲート前で待機し、9:00予約者が遅れてくるのを優先させます。10:00になれば、ゲート前で一緒に並ぶので、9:00予約の方は遅れても次の予約時刻10:00までに行かないと10:00の待ち列の最後尾に並ばされてしまいます。10:00の来場予約の列に8:15頃に並び始めました。この段階で10:00来場者の先頭から200番目くらいでした。やはり、来場予約時間の待ち行列の先頭付近に並ぼうとすると2時間前ゲート到着が必要なようです。皆さん、アスファルトの地面に座り込んで傘を差して我慢して待ちます。阪神大震災の避難所を思い出しました。これでも熱中症アラートはなぜか大阪だけ7/29まで発令されませんでした(笑)。無料レンタル日傘を会場で貸してくれますが、ゲートを入る時に返却しなければなりません。入場してからも傘は必要なので、水分補給のボトルと同様に一人1本持参必須です。足腰の弱い方は折り畳み椅子や厚手の敷物があればさらに楽です。夢洲駅に着いてから2時間はトイレに行けないので、予めしっかり準備してください。9:00の来場予約者は呑気な方も含めて大体9:30までには到着するので、彼らの後ろに並ぶために10:00予約の来場者も9:30ころには座り込んでいた状態から立ち上がって移動を始めます。ただ、10:00になるまでは、ゲート直前のロープ規制で待っていますので、9時来場予約の方はいくら遅れても10時までに到着しないと、10時来場予約の行列後尾に並ばなければならなくなります。ゲートの入場口ごとに並びます。向かって左側の列がなぜか早く進んでいました。手荷物検査担当官の熟練度の差と思います。入場口では飛行場と同じ要領の手荷物検査があり、来場日時予約のQRコードの提示を求められます。スマホの画面か紙のプリントを用意しておきましょう。入場後も予約したパビリオンに入場する際に必要です。ネットを見ていると、来場予約してゲート以外のゲートでも入場できるようなことが書いてありますが、信頼しないほうがよいと思います。ゲートを間違えて並んだとか、家族バラバラになったとか、特殊な事情があって係員が温情対応したケースがあったかも知れませんが、それを初めから当てにして行動するのは非常にリスクがあります。結局、8:15に並び始めて、10:05ころにゲートを通過できました。同じ9:00来場予約者でも遅く来た行列の後方の方々はゲート通過が9:30-9:50にはなりそうです。ゲートを通過してから人気パビリオン向けて駆けっこ競争になるのではと懸念していましたが、皆さん、それまでの待ち時間で疲れ果てたのか、のんびり歩いている入場者が殆どでした。写真に写っている警備スタッフには何を聞いても教えてくれません。憤慨、憤慨。会場内の移動は大屋根リンクの下を歩くのがベストです。日陰で柱の表示番号を観れば、現在位置がすぐ分かるからです。ショップ、自動販売機がこの下にあり、トイレも近くにあるので便利です。会場内を直線距離で移動しようとしてもパビリオンに遮られて直進できず、方向感覚を失いやすいです。10:10ころに東ゲートから比較的近い人気パビリオンであるアメリカ館、フランス館をまずチェックしましたが、長蛇の列だったので、後回しにしました。これが大失敗でした。10時来場予約の方々があとからまだまだ並ぶわけですから、行列にひるまずに人気パビリオンに初めから並ぶべきでした。行列が「短そうな」ヨルダン館に並ぼうとしました。ヨルダン館は行列が折り返さず、ドンドン奥の方まで直線で伸びていて、10:15頃に最後方にたどり着くと、係員から何と「混雑のため、入場制限を開始します。再開時刻は分かりません。またあとでお越しください」と急な一方的宣告を受け、憤慨、憤慨!怒った来場者のオジサンが声を荒げていたら、係員が警察を呼んでご覧の通り。こんな風景も全く公開されていません。待ち行列の長さが分かるように並び方を変えるとか、待ち時間の看板をパビリオン近くに掲示するとか、協会側は全く改善努力をせず、このようなホスピタリティに掛ける対応をするのは我慢できません。ヨルダン館を断念したため、やけくそで行列が殆ど並んでいない不人気の「ペルー館」、「コートダジュール館」、「モザンビーク館」に入りましたが、全くお粗末でした。大学の学園祭程度の内容でこのネット時代に氾濫する圧倒的な情報量の足元にも及ばず、目新しい驚きは何もありませんでした。画像パネルや映写動画も特に博覧会出品用に撮影したものではなく、ありモノを流用した感じでした。ペルー館を例に取れば、今さらマチュピチュアスカの全景写真パネルを見せられても誰も感動しません。レプリカで結構ですから、マチュピチュ遺跡の積み上げられた石垣やアスカの地上絵の並べられた石などを展示したほうが小規模でも印象に残るのではないでしょうか。COMMON館のほうが、内容が多彩で楽しめます。「モザンビーク館」の内部。博覧会協会が出品国数稼ぎに無理に勧誘したようで、簡素な作りに気の毒に感じました。本来はコモンズ館の中で他の中小国と一緒に展示いただくような質と量の展示でした。気になっていたアメリカ館とフランス館に10:30過ぎに戻り、待ち時間を係員に聞いたら、フランス館は50分、アメリカ館は2時間と教えてくれたので、12:40に予約している「空飛ぶクルマ」やランチの時間を考慮して、フランス館に並ぶことにしました。長蛇の列が蛇行しているので、最後尾が中々分からない状態でした。通路で中断されているので、間違って列の途中に並ぼうとしたら、後ろの人たちに怒られました。美人や高齢者一人だったら許してくれたかも知れません(笑)。正面に彫像が設置してあるのはいかにもフランスらしくて素敵です。ファストパス入口を横目に見ながら、並んでいるとほぼ50分で11:20に入館できました。皆さんも行列に入る係員に待ち時間を聞かれるといいと思います。館内はルイビトンやカルチェの製品イメージが強く出ていて、協賛企業への依存化が強まっているように感じました。銀座や梅田など、ブランド旗艦店に行く方がフランスの香りを身近に感じられるかも知れません。スランスの歴史や文化の深さを感じさせる展示が欲しかったです。これを観るのに1時間近く待つとは?フランス館を出て、ランチは12:10ころ地図を観て比較的大きなランチコートにあるインド料理レストランで取りました。強い日差しの中で会場内の移動は結構辛いです。情報誌にはグルメ情報が一杯掲載されていますが、殆ど役に立ちません。実際、来場現場では「ともかく近くて行列の少ないところで食べたい」という要請が最優先になるからです。味にこだわらないと決めたものの、いざ出てくると、「何じゃこりゃ?」の世界でした。この5年間で食べたもっともまずい食事でした。しかも女房のチーズピザとドリンクで合計4,700円とぼったくりですが、文句は言えません。ランチを終えると12:40に2か月前予約が取れていた「空飛ぶクルマ館」を訪れました。まず、デモ飛行が観れると期待していましたが、飛行は11:00と14:30の一日2回で、場所はパビリオンから歩いて40分ほど掛かる西ゲート近くの会場最西端にあると知らされ、がっかり。ともかく、デメリット情報は余り公に言わないのが協会の方針のようです。憤慨、憤慨!めげずに館内の模型機での記念撮影とシミュレーションルームで模擬体験飛行があり、気を取り直しました。予約なしでも入館できますが、模型機を遠目で観るだけになります。実機模型の運転席と客室に座って記念撮影をしてくれます。飛行模擬シミュレーションルームでの光景です。将来の事業化を念頭に日本航空と丸紅がスポンサーになっています。遠き昔の全日空と日商岩井の関係を思い出しました。暗い発想でどうもすみません。離陸間際の映像シーンです。床が揺れて音響もするので、少し酔った気分になります。将来、色々なクルマが市街を飛び回るようになれば、色々話題の「オスプレイ」が身近で大量に飛ぶようで騒音や墜落事故の可能性など末恐ろしい懸念もしました。フランス館に並んでいた11:10ころは大屋根リンクへのエスカレーターは正常に動いていましたが、続々と人が昇って行きます。何だか、悪い予感が・・・それ飛ぶクルマのあとは、15時からのブルーインパルスの展示飛行観覧のため、大屋根リンクに移動しました。13:15ころでまだ余裕があると思っていたのですが、見上げるとリンクの上は人が鈴なりになっていて、昇りエスカレーターは13:00前後に規制されて停止し、階段を上ることになりました。このような規制開始に関して、会場内のアナウンスは全くありませんでした。憤慨、憤慨。やはり、花火、盆踊りなど、この種のイベントでは遅くとも2時間前には観覧場所を確保して待つのがよさそうです。リンクの柵際に観覧場所を確保して待っていましたが、その後もどんどん観覧客が増えて、写真のように二重、三重に人が並び、来場時と同じような難民状態になりました。炎天下では結構きついです。当日のマスコミ報道では9万人以上が観覧したとのことでしたが、後日協会が発表した来場者数は16.4万人でしたので、少なくとも12万人くらいは観覧されていたでしょう。最終的には観覧客が四重ー五重にも座り込んで、リンクの上を通行するのが困難な状態になりました。係員が巡回して「リンクの柵のところに座り込まないでください」と注意しますが、殆ど誰も指示を聞きません。立ったままで待てというほが無茶ではないでしょうか。特定日に開催される花火大会の時もこうなるんでしょうね。リンクのうち、一番高いところは13時ころから入場制限されて入れず、下のところからは飛来方向がよく見えないので上の人々が顔を向けている方向を観て、関西空港、大阪城、旧万博公園を経由して飛来するブルーインパルスを待ち受けました。「来た、来た!」大歓声とともブルーインパルスが飛来。曲技飛行ではありませんが、見事な編隊飛行を観て感激、待っていた疲れも吹っ飛びました。飛行が一通り終了した時には拍手が沸き起こりました。素晴らしい!ブルーインパルスの観覧を終えて、15:40ころには東ゲートを出ました。まだ、昨日から再開した噴水ショーが夕方から行われる予定でしたが、もう十分という感じで、早く帰宅したい気分でした。帰路の地下鉄車内です。結構、沢山の来場者が退出した様子でした。<10/9来場予約に関わる2か月前抽選申し込み>「7日前抽選申込」での検索に関する苦い失敗を踏まえて、10/9来場予約に関わる2か月前抽選申し込みではまず、初めにパビリオン名を入れずに空いているパビリオンを探索し、そこから予約できるパビリオンに関して複数の時間帯を押さえるアプローチを採りました。イタリア館、アメリカ館、ヨルダン館などは2:00過ぎですでに満杯でした。システムエラー発生後の再ログイントライの遅れが大失敗として悔やまれます。第1希望から第4希望まで抽選申し込みをした状態です。パソナ館、住友館はふたつの時間帯を予約しました。最終的には写真のように第1希望から第5希望まで現実的に当選が期待できそうなパソナ館、住友館、日本館の抽選申し込みをしました。なお、住友館は当日枠が少なく、並んでも途中でなくなるという評判を聞いたので、選びました。2か月前抽選予約が0:00から開始された7/9の8:09になって、リマインダーメールが届きました。このメールで初めてログインして予約をしようとする方は予約を取るにはかなり苦戦されると思います。2025/8/9: 協会より「2か月目前抽選当選のお知らせ」がメールで来て、写真のマイチケット通り、10:30-11:00のパソナ館Natureverseの予約が取れました。ほっと!10/9当日は7時ころには会場に行って、9時来場者の先頭近くに並び、できればイタリア館に並んで、その後にパソナ館に行ければ最高かと思います。<10/9来場予約に関わる7日前抽選申し込み>前回7/12来場でのパビリオン予約ではログイン待ち中に遭遇した思わぬ「長時間ログイン待ち強制キャンセル措置」や「システムトラブル」で苦しみました。そこで10/9来場分の7日前抽選予約では申込開始日9/9の前日早めにログインして、マイチケット画面から抽選予約をいれられないか、チャレンジしました。ログインを9/8の22時過ぎにしたところ、待ち行列も少なく、22:50頃にはログインできました。マイチケット画面に入ると、「7日前抽選」欄は申込開始時刻の9/9 午前0時前なのでグレイアウトされたままでした。この状態で午前0時になると同時にグレイがブルーのアクティブ状態に変わり、すぐに予約できると期待していました。しかし、申込開始時刻の9/9 午前0時を過ぎても、思惑通りにはならず、マイチケット画面はグレイアウトされた状態のままでした。午前0時15分ころまで待ちましたが、申込アクティブ画面に変化しないので、結局諦めて再ログインせざるを得ませんでした。行列に並び直した状態の写真です。9/9 午前1:20ころになってログインでき、抽選申込の画面からパビリオン名を入れずに検索したところ、イタリア館もまだ空きがあることが判明したので、今回は徹底的にイタリア館に集中することにしました。ただ、イタリア館の申し込み画面を覗くと、午前中の早い時間帯は全て予約枠がない状態でした。ただ、私の場合は2か月前抽選で10:30からパソナ館の予約が取れていたので、ちょうどよかったです。予約枠が空いていた12時以降の時間帯で適当に間隔を置いて、第1希望から第5希望まで抽選申し込みを入れました。為念で9/9の確認画面で抽選申し込み済みであることをチェックし、ほっとしました。これだけ集中すれば、イタリア館の抽選に当選するのではないかと思います。抽選申し込みをしておいた「7日前抽選で落選になったことが10/2に判明しました。イタリア館に第1希望から第5希望まで全て時間帯を変えて申込を集中させたのに落選とは非常に残念です。なお、落選の場合は当選と異なり、メールでの連絡はありません。公式サイトにログインして「メッセージ」をクリックすれば、確認できます。<10/9来場予約に関わる3日前空き枠先着申し込み>10/9来場分の3日前空き枠先着予約では、7日前抽選予約の時と同様に申込開始日10/6の前日10/5晩 21:50頃からログイン待ちして、マイチケット画面から先着申し込みを入れるよう待機しました。10/5 22:46にログイン成功。「まとめて予約・抽選申し込み」の画面にして待機します。チケットに記載されている「3日前空き枠先着申し込み」のバーも10/6 0:00前のため、グレーアウトされたままでクリックしても先に進めません。「まとめて予約・抽選申し込みする」をクリックすると、項目明細が出ますが、10/6 0:00前のため、「申し込み可能な予約・抽選はありません」の赤いメッセージが表示されています。待機中に不用意に赤丸印の「QRコードを表示する」をクリックしてしまうと、チケットログインを要求され、ログイン待ちに並びなおすことになるので、絶対触らないよう、注意してください。同じく待機中に不用意に赤丸印の「もっと見る」をクリックしてしまうと、チケットログインを要求され、ログイン待ちに並びなおすことになるので、絶対触らないよう、注意してください。10/6 0:00を過ぎて、「申し込み可能な予約・抽選はありません」の赤いメッセージが消えるのを待っていましたが、スタイタスが変化しないため、再度マイチケットログインしました。これはすぐに再ログインできました。ところが、再ログインして空き枠のあるパビリオンを検索したところ、検索画面へのアクセス待ち状態になり、35分ほど待たされました。10/6 0:40になって、ようやく空き枠のあるパビリオン検索をできるようになりました。ところが、パビリオンを特定せずに全検索したのに、全く空き枠がありません。次々、人気のないところも含めて確認していきます。「予約空き数を確保できません」という△印のついたパビリオンがひとつだけ残っていましたが、空き枠がひとつだけでした。二人連れなのでパスしましたが、おひとり様はこういう時に有利です。全館制覇の方々も全ておひとり様でしたよね。日本館、電力館などキャパの大きいパンビリオンも空き枠は全くありません。飯田グループやシグネチャー館のような不人気パビリオンですら、空き枠はありません。結局、全滅で3日前の空き枠先着申し込みはできませんでした。どうも空き枠そのものが閉幕間近になって初めからほとんどないと推察します。残念😢<西ゲートへの交通手段>西ゲート行きのシャトルバスは当初コースの場合、万博公式サイトから予約できますが、夢洲駅の一つ手前のコスモスクエア駅から西ゲートに行くバスのようにあとで新設されたコースはシステムを外付けしたために別の予約サイトから入る必要がありますので、ご注意下さい。万博公式サイトからシャトルバスの予約画面を探しても、コスモスクエア駅発のバスは見当たりません。シャトルバスの路線図も見ても、コスモスクエア駅から西ゲートへのコースは記載されていません。6/15から新たにコースが設定されました。本来は万博公式サイトの中にあれば、便利なのですが、予約サイトを別途探さないといけません。「コスモスクエア・西ゲートシャトルバス」で検索すると、下記の案内サイトのURLが出て来ます。https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250626-03/案内サイトからさらに具体的な予約サイトにアクセスします。https://cs.expo2025busreserve.jp/漸く専用の予約サイト画面に到達できました。ヤレヤレ。来場予約が9時であれば、当然7:40の始発に乗って8時には西ゲートで並び始めるのがベストです。乗車日の2週間前の0時から予約開始になります。2つのコースのうち、コスモスクエア駅→西ゲートを選択します。そのまま画面を下に移して、人数を入れて一番下の「同意する」にチェックを入れたあと。「確認して進む」をクリックします。この当たりの画面操作が非常に分かりづらいので、本番の予約をする前日などに一度リハをすることをお薦めします。いきなり本番では画面が進まずに焦ってしまうことになりかねません。画面が非常に分かりずらいですが、試しに9/9の午前9時ころに2週間先の9/22の始発の予約を入れようとした画面です。ちょうど2週間先の日の予約しかできないようになっています。午前9時ではとっくに満席になっていました。9/9の0時を待って予約しないと確保は難しいです。朝は全て満席で12時発頃から空席がありました。これに乗っても会場に入れば、混雑の真っただ中に入って並ぶ感じになります。いよいよ、10/9西ゲート9時来場予約に関わるコスモスクエア駅からの支配シャトルバスの予約をします。2週間前の9/24の23時頃から動作の早いパソコン2台体制で準備しました。9/25 午前0時とともに予約日の10/9をクリックすると、写真のような待機状態に10秒ほどなり、そのあと突然下の写真の始発満席状態が表示されました。恐らく、2000-3000件のアクセスが集中したと思われ、時報を聞いてからクリックしていては、0.5秒ほど遅れるので、見込み前倒しでクリックして同時に時報が鳴るくらいにしないといけないと感じました。9/25 0:01 11秒前後の画面です。次発の8:00発が「空席あり」の表示だったため、次善の策として選択ボタンをクリックしましたが予約はできず、「満席」になりました。結局、9/25 0:02前後の画面ですが、7:40の始発から8:00、8:30、8:45、9:00、9:30、9:45、10:00、10:30、10:45まで満席になりました。満席だから次発のバスをクリックするのではなく、むしろ8:45とか9:00のバスをクリックしたほうが、予約できたかも知れません。これだけ周到に準備したのに残念です。ほんとに異常です。睡眠不足と挫折感でどっと疲れました。早朝の予約が取れない場合のお薦めはコスモスクエア駅に沢山タクシー乗り場でタクシーが待機していますので、これに乗って西ゲートに向かうのが手っ取り早いです。10分2,000円前後です。このタクシーも行列になるでしょうが仕方ありません。5-10分の違いはゲート通過時刻に大きく影響し、パビリオンでの待ち行列の後ろになりますので、時は金なり!また、西九条駅など西ゲート行きの他の出発点バスもあるので、こまめに探しましょう。最悪タクシーで行く覚悟もしておきましょう。今後の経過を失敗談や成功ノウハウとともに更新します。引続き、ご笑覧下さい。お蔭さまで本ブログも色々なテーマで閲覧数が149,000件を超えました。ほかのテーマにも興味があられたらご覧ください。「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.07.07
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、「鉄印帳」をご存知ですか?地方セクターの40鉄道が共同で企画した朱印帳の地方鉄道版です。具体的には第三セクター鉄道等協議会が加盟鉄道会社の連携事業として「鉄印」の記帳を220年7月から開始したもので、鉄印帳(2,500円)を購入して、各鉄道会社の特定駅(全駅ではありません)の指定窓口」で乗車券を提示し、記帳料(300円前後)を払うと各社のオリジナル印がもらえる仕組みです。各鉄道を訪れる際には、予め鉄印記帳駅を調べて、乗車するようにしましょう。記帳駅一覧:https://tokidokitabi.com/2021/02/08/tetsuin/40社全ての鉄印を揃えると、希望者にシリアルナンバー入りの「鉄印帳マイスターカード」が発行され、2022年9月にはマイスターが1,000名を突破しました。北海道の五稜郭起点の「道南いさりび鉄道」から九州の人吉温泉起点の「くま川鉄道」まで全国に散らばっていて路線も僻地にあることが多いので、空港やJRの主要駅からすぐと言うわけには行きません。40鉄道をカバーするのは結構、継続的な熱意を持って時間とお金が掛ける必要があります。日本の原風景に触れながら、味わい深い旅を楽しむつもりで気長に集めたいですね。<信楽高原鉄道>まずは最初に訪れたのは信楽高原鉄道です。有名な信楽焼のふる里を走る鉄道ですが、過去には不幸な列車同士の正面衝突事故があり、健気に再建努力をされています。起点の信楽駅です。保守をキッチリされている感じで、寂寥感は全くありません。上品で綺麗な車体です。車内の造作も中々のモノです。こちらは信楽鉄道の終点 貴生川駅から接続し、米原駅まで走る近江鉄道です。近江鉄道の車内です。こちらは観光鉄道ではなく、現役の通学、通院、通勤列車で実用的です。近江鉄道のレトロ調外観に配慮した日野駅の駅舎です。近江鉄道は通学、高齢者などのローカル鉄道として事業存続してきましたが、最近は信楽高原鉄道に歩調を合わせて観光にも力を入れつつあるのが嬉しいです。信楽鉄道を乗る時は近江鉄道も一緒に乗ることをお薦めします。日野駅構内です。日野駅駅舎内にはレストランが併設され、観光客だけでなく地元の方々の地域コミュニケーションセンターのような役割も果たしています。ランチを食べながら、地元の方々の会話を横で聞くのも楽しいものです。ネットでは公開されていない地元作成のパンフを発見するのも楽しみのひとつです。路線図を観ていると、次回は途中下車して散策したくなります。やはり、乗るだけでは地方鉄道の魅力の半分も楽しんだことにならないようです。慰霊碑以外では何も語られていませんが、リマインダーとして過去の事故の概要をおさらいしておきます。1991年(平成3年)に信楽高原鉄道とJR西日本の列車が正面衝突し、42人が死亡、628人が負傷する大惨事になりました。事故原因は当時「世界陶芸祭」を開催中で、輸送力が不足するため、単線の信楽高原鉄道にJR西日本が乗り入れられるよう、途中にケーブルカーのような対面通行ポイントを新設したものの、両社が運用優先で関連信号装置を無認可で改造したことによります。普通ならATSが作動するはずです。近江鉄道の日野駅に関する珍しい駅舎のパンフです。100年以上、地方の駅が存続するなんて中々ありません。「みんなの日野駅」が地元の人々の愛着を物語っていて、嬉しくなります。<智頭急行>近畿周辺からカバーするべく、次に智頭急行を訪れました。自宅からクルマで中国自動車道の佐用ICを降りて国道373号線を北上し、智頭急行の路線途中にある大原駅から北の終点智頭駅まで乗車して引き返しました。ひな人形が飾られていて、地域密着性を感じます。駅舎内も綺麗に維持されています。日本の原風景のひとつになりそうです。終点の智頭駅の一つ手前の恋山形駅が縁結びで人気があるようで、楽しい装飾が施されていました。何とも遊園地を感じさせるカラーリングです。智頭急行の智頭駅はこのように地方鉄道には珍しい高架駅になっています。北の終点智頭駅に隣接するJRの智頭駅です。因美線の起点になっていて、北上するとの鳥取に繋がります。JR智頭駅の乗車券売り場です。北海道並みの質素な作りです。智頭駅前にある味わい深い土産店です。帰路の列車を待つのに退屈しませんでした。綺麗なラッピングが施されて、中々いい感じです。智頭急行の途中駅「平福駅」には後日、クルマで山陽道を走った際に立ち寄りました。<わたらせ渓谷鉄道>東北旅行の時に足尾銅山を訪れたので、時間の合間を縫って足尾駅から途中の原向駅まで往復しました。足尾駅は旧国鉄足尾線の構内と繋がっていたので、廃線後に構内に旧車両がNPO法人の足尾歴史館によって保存され、年数回構内で運転もされているそうです。出ました。懐かしい食パン顔のキハ30と35がありました。関西ではツートン塗装でした。構内作業用のDB064も動態保存されています。これまた、珍しい車掌車のヨ8928です。足尾駅に戻ってくる時刻を考えて、どこまで行くかを考えます。結局原向駅まで行くことにしました。沿線風景も楽しみたいので全線を乗車するのが筋でしょうが、ついでに訪れるとなると残念ですが、こういう形になります。どの駅で降りても「渡良瀬渓谷」のハイキングを楽しめるのが強みです。ちょうど足尾駅出発時に桐生からの列車と出会いました。引き返しで降りた「原向駅」です。無人駅ですが、綺麗に保守されています。線路脇標識をこんなまじかに観るのも珍しいです。これも日本の原風景と言えそうな素晴らしい眺めです。ブログの閲覧数もお蔭さまで167,000件を超えて、ぜひ他のテーマもご笑覧下さい。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「万博 裏技と実態 来場予約、抽選申込、当日登録、交通、0時ログインの現実」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507070000/「夙川桜並木14年の歩み」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010001/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「趣味の園芸 ガーデニング 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 西洋芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.06.28
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、京都の北野天満宮境内で毎年スーパーカーのミートが開催されているのをご存知ですか。自動車評論家でスーパーカーオーナーの西川淳さんがお近くに在住されていることもあって、10年前にランボルギーニ主体の非公開のプライベートミートを主宰されたのが始まりで、正式名はSGHG「スーパーカー&スポーツカー ヘリテージギャザリング&パレード」だそうです。2回目からは公開の形になり、今回2025年が10回目になります。どこか京都の身内の集まりみたいな感じが色濃く残っていますが、今までの交流実績が積み重なっているので無理もありません。逆にはんなりした京都の香りを楽しめるのが、このイベントの魅力と思います。私は今回初参加でしたが、ポルシェパラノイアのセレブ隅本先生から教えていただくまで知らなかったくらいで、何はともかく参加させていただくことになりました。すでに申し込み期限も過ぎていましたが、西川さんのご厚意で特別に対応いただいたので、参加台数が少ないポルシェの穴埋めとしてカレラTで参加しました。今年は今までで最大規模だったそうで、参加台数は85台前後でした。いきなり、ミウラの3台ですが、滅多に観られない光景ですので、どうぞじっくりご覧ください。ボローニヤでも、中々お目に掛かれません。眺めれば優美でしとやか、前後のカウルを開いて驚き、エンジン音を聞いて驚き、乗ってまた驚き・・。この赤い個体はオーナーがコツコツご自分でもレストアされたそうで、特別賞を受賞しました。ミウラは個人的にはナタリードロン主演のフランス映画「個人教授」で一目ぼれして何度か試乗はしたものの、ステアリングが膝に当たって満足に操作できない窮屈さで入手を断念した曰くつきの名車です。今回、オーナーからマゾヒストでないと耐えられないレストア作業の話をお聞きして、惚れた女に貢ぎ続ける512BBレストア悪夢を思い出しました。1968年の映画ではデビュー間もないカナリアイエローのP400がレーシングドライバーの旦那の愛車として登場しました。イエローのリトルホンダP25も学生の愛車として出ていて、対照的な格差がありながら、二人の男の間で揺れ動くナタリードロンの女心が印象に残っています。それと思い出すのは、自動車デザイン史に残る傑作との誉れ高いミウラのデザイナーは誰だったのかという論争です。ランボルギーニ社もガンディーニ自身もデザインしたのはガンディーニだと公表していますが、ガンディーニがベルト―ネに入社したのは1965年11月。ジュネーブ・ショーでミウラが発表された1966年3月のわずか4か月ほど前です。ジウジアーロは1965年にベルト―ネを退社していますが、彼はピッザリーニのミッドシップスポーツカー・プロジェクトのためにベースデザインのレンダリングを行っていたので、「ミウラのデザインの70%は自分のものである」と後日、主張したのでした。直線的なカウンタックとは両極にある曲線的で優美なミウラを一人のデザイナーが生み出すのは難しいだろうと、私も長年考えてきました。しかし今回、色々調べてみるとジウジアーロが退社後の「オートモーティブニュース・ヨーロッパ」誌のインタビューで示した「ベースデザイン」は次のモックアップであることが判明しました。これが事実なら、やはり論争の軍配は鬼才ガンディーニに挙がりますネ!曲線の古典的なキャラクターラインの随所に現代的なエッジを効果的に融合させたデザインは本当に巧みと感心するばかりです。のちにフェラーリ308や328など名作を輩出したピリンファリーナの天才デザイナー、フィオラバンティもガンディーニの影響を強く受けているのが、よく分かりました。自ら手塩にかけて生み出した作品でなければ、公式写真でこんなポーズを取りません。本国に送って4,000万円を掛けてレストアしたという個体です。完全なミントコンディションなので、何となくハセガワ(1/24)か京商(1/18)のミニチュアみたいで却って実車感がありません(笑)。4,000万円は高いと思う方も多いでしょうが、私は512BBのレストア経験から安いと思います。パーツの収集や各種手配、配送、修復ノウハウなど、素人では到達できない数々のネットワークを活かした無限の作業と出費を考えれば、約60年後の今でもここまで完全にレストアできたことに感謝すべきでしょう。レストアの仕上がりは完璧なものの、オーナーの荒い言葉遣いによる強烈な自慢話には正直なところ、少々ヘキエキしました。他人には分かってもらえないご苦労も並大抵ではなかったでしょうが、クルマに罪はありません。多くの方がご苦労されて開催した折角のイベントですから、ともかく和やかに楽しくやりたいですね。レストア状態に戻りますが、拝見していてほんとにため息しか出ません。スペアタイヤのCAMPAGNOLO製マグネシウムホイールは普通のレストア車では何回もブラスト加工されて角が丸いポテッとしているものか、アルミ製のレプリカホイールが付いていますが、彫刻のようなキレキレの新品と思われます。また、ゴムが劣化して殆ど欠損していることが多いタイヤバンドも付いています。マレリ製のラジエターファンの羽根やリザーバータンクも樹脂が全く黄ばんでおらず、恐らく新品でしょう。こんなレアパーツが一体どこにあったのか?ガラス越しの横置きエンジンから飛び込んでくる12気筒のタペット音と40パイのウェーバーキャブ3連装4セットの吸気音は嵐のようで、映画では車内でナタリードロンと夫がつぶやくようにアンニュイな会話をしていましたが、あれは嘘です(笑)。叫ばないと聞こえません。その代わり、私が試乗させてもらった時には嵐の中で横置きミッションを複雑なリンケージを介してシフトする時のカチカチ音が妙に響いていたように記憶します。なお、防火対策からか、燃料系は当時なかったステンレスメッシュのホースが使われていました。それに対し、手前の冷却水パイプの接合部分はお約束の布引きゴムホースがきっちり使われています。カーマガジンなどでお馴染みの、確かご兄弟で2台お持ちのコレクション。ブラウンメタのボディにゴールドのホイールの組み合わせは何度拝見しても素敵で渋すぎます。見た目は地味ですが、当日参加の3台ではキャブレターの調整が完璧で一切かぶっておらず、最も調子がよかったように感じました。川崎ナンバーですが、入場された時の様子を見ていると自走されてきたのでしょうか?普通は折角ジェットの組合わせを苦労してチューニングしても、キャブレターのリンケージのガタがあって吸気バルブが同時に綺麗に開いてくれなくなるので、好調なのはオーナー自身でもこまめにメンテされている証拠です。実は私が購入した512BBのエンジンOH歴を辿ると川崎にあった㈲ きくちエンヂニアリングという元コーンズのメカニックが高齢夫婦で経営していたショップに1999年に入庫していました。腕がいいと評判で松田コレクションのメンテも手掛けていたくらいです。初めて訪れた時、横置きエンジンのOH中で、「何のエンジンか分かりますか?」と聞かれて、ミウラと答えると、美人の奥さまとともににこやかに歓迎してくれたのを思い出します。ひょっとして、このミウラのエンジンかも知れません。何度か、展示車を訪ねたのですが、オーナーとお話できずとても残念です。出ました、スーパーカーの盟主、クンタッチ、カウンタック。何とも素晴らしいネーミング。1971年のジュネーブモーターショーで誰もが「発売されることはないだろう」と予想していたのに、わずか2年後に市販され、現在に至るまでその唯一無二の存在感は全く色あせていません。カロッツェリア・ベルト―ネのマルチェロ・ガンディーニのデザインセンスもさることながら、5速ミッションをエンジン前方に置き、後方のデファレンシャルにはサンプ内にシャフトを通すという奇想天外な設計をしたパオロ・スコンツァーニも称賛されるべきでしょう。走りは斬新なスタイルほどではなく、公称300km/hとは言うものの、個人的には公道やサーキットで240km/h以上で走っているのを見たことがありません。この車の高い価値には影響ありませんが。LP400と5000S(LP500S)が参加。この赤色と先出の白色の2台はイベント終了後、京都市内を帰路ご一緒に走りましたが、大人しい走り方に驚きました。無用な空ぶかしもせず、ゆっくり紳士的に走られるのがとても魅力的でした。こちらのディアブロも定番。高らかに揚がったシザーズドアがアイコンです。後方にはウルシエラゴも見えます。黄色がよく似合っていますね。今年は誕生50周年を迎えるフェラーリ308や40周年の328がテーマ車で沢山参加していました。50年前とは全く感じさせないエバーグリーンのスタイル。偉大な故フィオラバンティのエッジの効いた見事なデザインはフェラーリがピリンファリーナとの提携を解消してからも側面のキャラクターラインなどに脈々と踏襲されていると感じます。彼の愛車がロッソコルサではなく、キャラクターラインが綺麗に映るシルバーなのがデザイナーとしての面目躍如でしょう。生前、来日された時のイベントに行けなかったのが心残りです。それでも写真の愛車が現在日本にあるのはファンとして嬉しい限りです。参加車は沢山ありましたが、自分が初めて乗ったフェラーリである308GTBの最終型 QV(クアトロヴァルボーレ)とは再会できませんでした。参加車の中で一番イメージが近かった308GTBの初期2バルブ、ウェーバーキャブ、スチールボディ仕様。かなり大切に乗っておられるオーナーとお話ができてとても楽しかったです。タイヤに苦労され、オリジナルの14インチセットも保有されていますが、当日は16インチホイールにヨコハマの「GTスペシャルクラシック」という最近再生産の純正同一サイズタイヤのセットを装着されていたので、私には余計に308GTBQVと見た感じが重なりました。シートの形状はコの字形が水平に入る308GTB QVとは若干違いますが、コックピットの印象はまさにこの通り。ナルディ製(モモ製?)の寝たステアリングにタンブラースイッチやシフトゲート・・・。カチカチ音を鳴らしてゲートを意識しながらシフトしていたのを思い出します。ラジエターがコア増しのアルミ製に交換され、ホイールが16インチだったこともあって、受賞できませんでしたが、個人的には走りを優先されたオーナーの気持ちがよく分かります。クルマは走ってなんぼです。いくらオリジナル尊重とは言え、観賞用の硬化した14インチタイヤで夏の渋滞路を走れません。確か、QV以外の308でも途中から16インチがオプション設定になったような記憶があります。横置きVバンクに組み込まれたウェーバー40 DCNFキャブレター。各気筒へのエアフローの違いを余り考えていないエアクリーナーに、たった1個で8気筒の点火を制御するディストリビューターの組み合わせではパワーが255PSでトルクも29.0kgmに留まり、当時からアルトターボに発進加速でカモられていました。現代車と比べると、排気量が約半分の1600cc ヤリスとパワーはほぼ同等、トルクは80%ほどのレベルですから、後続モデルでウェットサンプ化、インジェクション化、4バルブ化、さらにボア、ストロークの拡大と次々進化を続けたのは当然の流れでしょう。最近のモデルでは、F8トリビューン、458スペチ、SF90、296GTとありました。ただ、ピスタやハンマーヘッドストライプの296GTBアセットフィオラノは1台も参加していませんでした。残念。来年はピスタで参加したいです。1台だけ参加されていた初期型センターロックホイールのテスタロッサ。テスタは自分が2台目に乗ったフェラーリで、再会できて嬉しかったです。重心が高く、ステアリングを切るとヨーイングが出て不安定なジャジャ馬娘でした。写真右側のドアミラーは取付け高さが違いますが、日本の安全基準に適合するため、後付けしたモノです。私のは後期型だったので、ピラーの根元に最初から左右のドアミラーが付いていて、ホイールも一般的なナット固定タイプでした。1台だけ参加されていた512TR。512TRは自分が3台目に乗ったフェラーリで、再会できてほっと。オーナーとのお話も弾みました。リアフレームを一から再設計し、エンジン、ミッションの2階建てを低くしたとは言え、リアタイヤの減りが早いと当時の私同様、嘆いておられました。電子制御なしで重い車体のトラクションをタイヤが一手に引き受けていたので、振り返れば早く減るのも当然です。Pゼロが2万Km持ちませんでした。F40は有名な個体の2台が参加。どちらも大切に乗っておられて、ただ感心。ヤフオクで出品されているパーツや関連グッズの数々を拝見してもマニア振りは半端ないです。アクセルを踏み間違えると、電子制御なしのIHI製(元々はポルシェと同じくKKK製だったが、ホンダF1 M P4/6での実績を観て、288GTOよりIHI製に変更)の「3,000rpmからのドッカンターボ」でホイールスピンにとどまらず、テールが流れるので、日常では岩のように硬いクラッチとは対照的にアクセルペダルには足を乗せる程度で運転されているのではと変に同情しました。因みに最新296GTBのツインターボは同じIHI製とは言え、最大許容回転数が18万回転と倍近くなり、アイドリングの700rpmから効き出して、もはやターボ圧メーターすらありませんので、不朽の名車とは言え、40年前と隔世の感があります。隅本先生の73カレラRS MIZWA日本正規輸入第一号車と太刀持ちしている私の50歳年下の2023 992.1カレラTです。ダッシュボードの上に置かれたカーグラフィックはまさにこのRSの試乗記掲載誌です。小林彰太郎さんが存命されていたら、この光景を見て何と仰るでしょうね。当日は横にレアなGT3Tまで伴って、隅本先生は見事受賞されました。本当におめでとうございます。現代車のように威圧的な怒り顔ではなく、カエルというより仔犬のような可愛い姿でパーフォーマンスは無敵とは何とも魅力的です。アストンマーチンは西川代表の帝王ヴァンキッシュとDB11AMRの2台が参加。得も言われぬオーラを放っています。間のマセラティと入れ替えて2台並んでほしいところです。六甲展望台のお仲間オーナーの珍しいライトグリーンのDB11AMRは、特注で施したF1カラーのイエローラッピングが効いて、見事受賞。フロントグリル中央は日本オーナーズクラブの特注バッチです。逆アリゲータ型(チルトボンネット)のフロントフードを開けて、エンジンとタイヤが露出しているのはジャガーか、マクラーレンなど、数少ない光景で思わずニヤニヤ。最近でも同じ景色が・・・チリンドリです。後日、コーンズにて。ジャガーの社運を賭けたスーパーカーXJ220で当然に受賞しました。最高速度220マイル(350km/h)を目標にルマン制覇用のプロトXJ13をオマージュして開発されましたが、結局市販モデルでは4WDは止めてエンジンも3.5L V6ツインターボに落ち着きました。総生産数は280台前後で正規輸入はされず、高価ゆえに長らく日本でも中々売れなかったようです。薄幸の1台かも知れません。思わずにやけてしまう懐かしのエスプリとパンテーラも元気に参加。デトマソパンテーラの悪役イメージは健在。1980年頃のGT5でしょうか。当日は20Jはあろうかと思われるゴールドの今風アメ車用ド派手カスタムホイールを履いていたので、一層、極道オーラが漂っていました。「7,500億円の赤字、やっちゃえ、日産!」と言いたいところですが、現在の苦境を知ってか知らずか、健気に雄姿を誇るフェアレディ240ZG。私もZL→432→240ZG→280ZTバールーフと乗り継いだので、とてもとても懐かしいです。オーナーは航空会社のベテラン機長で、Gノーズのマーカーレンズ色以外は175HR14の細い前後タイヤやホイールキャップ、オーバーフェンダーと取付けリベット、オートアンテナ、8トラックオーディオなどオリジナリティが高い個体なので、受賞するかと思っていましたが、残念!写真後方に写るレアなダークブルーメタのZ32北米仕様に攫われました。後ほど真相をお聞きすると、Gノーズのクリアレンズは社外品ではなく、ヨーロッパ向けの超レア純正品を意識して装着しているそうです。また、受賞に関しては、「西川さん主宰の他イベントで何度も頂いているので、イベント全体を盛り上げるには他の方が受賞したほうがいいかも・・」と涙の出るようなジェントルマンにふさわしいご意見でした。これもたった1台参加のハコスカGTR。Rファクトリーのスパゲティエキパイを付けていたので、ヤンキーなオーナーに話しかけましたが、相原代表も息子さんに代替わりしていて、話が噛み合いませんでした。残念、仕方ないですね。余り好きな言葉ではありませんが、「昭和は遠くなりにけり。」写真のようなワークス風のフロントオーバーフェンダーを付けてワタナベの10J前後のホイールをはめると、ストラットのままでは直進安定性が極めて損なわれるので、私が所有した2台のハコスカGTRではオリジナルに留めていました。外装色も純正と異なるローズレッドのような色調なので、昔の恋人に再会したような気が余りしませんでした。性懲りもなく、つい「ルビーの指輪」を探してしまいます(笑)。これも懐かしいNSX初期型です。3オーナーで走行30,000kmのレア車を5年前に入手されたとのことでオーナーの想いの深さに感激しました。色々お話できましたが、日常走行でのレジェンドのような感覚が我慢できず、神奈川県納車第1号車をわずか11か月で売却してしまったことはカミングアウトできませんでした。内装もご覧の通り、オリジナルのまま。ドアステップに取り付けられた革張りグリップを観て、「あった、あった」とつい興奮してしまいました。当時38歳でしたが、立ち上がりやすいよう、ここに手を付いたものです。また、サイドブレーキがセンターコンソールの向こう側に付いていたので、「対米輸出レフトハンダ―優先か」と多少不満に感じたものです。当日の会場では「KAMIKAZE COLLECTION」というクリーニング&プロテクション剤を販売する「KCインターナショナル社」(本社横浜 HP http://www.kamikae-collection.com)が希望者に無料クリーニングサービスをしてくれていたので、ガラスコーティングの上から無水でケア傷が付かないクリーニングをお願いしました。非常に光沢のある滑らかな仕上がりになったので、液剤とクリーニングクロスを5,000円で購入しました。また、その後の結果をブログで報告します。8:30からの開会まもなく、参加者全員で北野天満宮本殿を参拝し、参加車両に安全祈願のお祓いもいただきました。進行のスムースさはイベントの歴史を感じさせます。主宰代表者の西川淳さんは北野天満宮の氏子のようで、写真左側下から二段目にもお名前入りの奉納提灯が飾られていました。参加者で本殿に参拝する様子です。会場では西川代表によるトークショーが行われ、聞きごたえがありました。トークショーでの紹介のあと、レーシングシューズの専業メーカーNEGRONI社のオーダー販売もされていました。トークショー会場では自動車写真家の田中秀宏様の作品展が開かれ、撮影ノウハウを伺うこともできました。作品は奥行きのある渋い作風で、光の巧みな使い方がプロを感じさせました。昼過ぎからは北野天満宮の和太鼓「新若会」の演奏がありました。炎天下ながら見事な10曲の演奏に感動しました。何となく太鼓は男性のイメージが一般的に強いですが、今や今回の演奏でも女性陣の存在感がすごいです。しなやかさや繊細さだけでなく、持久力でも驚きました。最後に審査による表彰が行われ、ランボルギーニジャパン、雑誌「オクタン日本版」など協賛各社からの賞品贈呈もあり、和気あいあいとした雰囲気がとてもよかったです。約20台の授賞車は閉会式後、京都府警パトカーの先導で天満宮周辺をパレード走行しました。西川様はじめ、関係者の皆様、どうも有難うございました。このイベントが今後も継続して楽しい交流の場となりますよう、祈願しております。なお、閲覧数が163,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対買ってはいけないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「ロータス エミーラ 2026モデル V6SE 国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「修復歴?フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「フェラーリ296GTBカーボン製サイドスカート損傷補修」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230002/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「458イタリア 新時代を切り拓いた名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402110000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.04.28
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。我が家の愛犬、メスの豆柴12歳の「あやめ」です。ご存知と思いますが、「豆柴」という犬種があるわけではなく、小柄な柴犬の親同士を掛け合わせて小柄な柴犬を作っているだけですので、どこのペットショップでも売り文句は「親は両方小柄です」といかにも小柄な豆柴に成長することを期待させますが、エサをたっぷり与え、運動も十分させるとどうしても肩が逞しくなり前足も太くなって、成犬になった体重が10kgを超えてしまう場合もあります。現在の豆柴は2頭目で、1頭目のメス「ポッキー」は体重10kg弱の体格で14歳ほどで認知症が激しくなり、老衰でなくなりました。2005年 8歳の先代「ポッキー」です。2011年 晩年の先代「ポッキー」で、認知症で徘徊するようになったので、戸外に逃げ出さないよう注意していました。そこで新しい家に引っ越してから、2頭目のメスは京都府宇治の「柴匠」という血統犬専門店で22万円で生まれたての子犬を買って、本来の小さめの豆柴に育つように願いました。名前も「あやめ」とお淑やかな和名を付けたものの、子犬のころはひと時もじっとせず、あちこちを噛みまわって、寝床にしていた木製のベビーベットをかみ砕いたくらいです。体重8kg前後の成犬になってから漸く家の中で放し飼いにしても非常に大人しく、年2回の毛の生え代わり時期を除けば本当にお利口さんです。2012年 ポッキーが亡くなってすぐに飼うようになった「あやめ」です。2012年 「あやめ」は柴匠さんのアドバイスに従い、豆柴として大きくならないよう、初めはエサを厳しく制限していましたが、余りに可愛そうなので約束の1.3倍くらい(30粒を40粒)のエサを与えていました。それでも写真のように痩せてます。よく運動させると前足も太くなり全体にたくましくなります。この当たりは飼い主の考え方でしょうが、我が家はそれほど小さいことにこだわっていません。2012年 飼い始めてすぐに家の中に写真のケージを置きましたが、数か月のうちに飛び出すようになり、高い柵のあるベビーベットに移しました。2014年 「あやめ」2歳になりましたが、わんぱく振りは相当で、夫婦の留守が多かったため、一時戸外の犬小屋に鎖を付けて飼っていました。家の中で放し飼いにすると無茶苦茶になるので、仕方ありませんでした。エサはその代わり、50-60粒に増やしていました。2016年 「あやめ」庭で鎖を外して放し飼いにしていました。夫婦二人が不在の時が多かったので、一人でお留守番で可哀そうでしたが、夜や雨の日は勝手に犬小屋に入って寝ていました。2017年 「あやめ」庭で遊んでいるところです。門を開け放つと戻ってこないので、ヒヤヒヤでした。柴犬はよく言われるように懐いているようでもペットではないと主張しているところがあります。2017年 「あやめ」5歳ですが、私が家にいる時間が長くなったので可愛がれるようになり、次第に甘えたの性格になりました。2018年 「あやめ」6歳になり、玄関口で飼うようになり、体格も現在に近くなりました。2018年:散歩から帰ってきたところですが、このころは玄関入ってすぐの寝床周辺で鎖を繋いで飼い、夫婦どちらかが帰宅すると扉を開けてリビングルームに入れて自由に遊ばせるというパターンでした。2019年:「あやめ」7歳になり、大人しくなってきたので、玄関口からリビングルームに移り、殆ど放し飼いで、時たま鎖に繋ぐという感じで比較的自由にさせていました。2025年:「あやめ」リビングルームでの完全な放し飼いになり、我が家のお姫様です。ただ、さすが、毛が白くなって13歳のおばあちゃんらしいところもありますが、甘えたです。<エサ>2025年: エサのおねだりでジャンプ。エサはこの5年ほどは写真のユニ・チャームの「愛犬元気 8歳以上」を毎朝おたまに2杯あげることで定着しています。いつも6kgの徳用袋でしか買いません。エサは柴匠から薦められた柴犬用ダイエット食はいつも腹ペコで可愛そうなので3年目くらいで卒業し、色々試しました。牛、鶏などが入った缶入りは喜ぶものの、高カロリーで太りますし、混合高機能食は非常に高いので続けられませんでした。ちょっとしたお褒美のエサは写真のクラッカーかサツマイモを1-2片与えるようにしています。クラッカーは飛びつくほど好きではありませんが、人間のお菓子を食べる習慣が付かないよう、殆ど薄味のクラッカーで我慢させています。2025年 TVの前のソファの上が昼寝の定位置です。2025年 睡眠時間が1日20時間近くなりました。2025年 夫婦ふたりでいる時もこのように背を向けて寝ていることが多くなりました。2025年 すぐ横でTVが大きな音で鳴っていても構わず寝ています。2025年 熟睡中でネコみたいです。2025/5/1: リビングのダイニングテーブルの前に座ると、寝てると思っていたのにこのように寄ってきます。2025/5/1: 甘えに来られるとつい甘くなります。昔は目が合うのを避けてすぐにそらしていましたが、今はむしろ見つめ合うようになってきました。近寄って来て撫でてもらうのが嬉しいようです。先日、ペット犬の人気ランキングで柴犬は6位でした。猟犬由来で孤高のプライドを最後まで持っているとうで、このようにかなり懐いて数センチの距離まで近づいて見つめ合うのも嫌がらなくなっても、抱っこや膝の上で寝るということはありません。私としては過度にベタベタになるより、これくらいのほうがいいと感じていますが、皆さん、いかがでしょう。散歩は毎朝10時ころに20分ほどと、夕方に隣の空き地でおしっこをさせる習慣にしています。家の中ではトイレはしません。散歩のときは写真のように常に先導して歩きます。興味のあるものがあれば写真のように立ち止まりますが、よその犬と遭っても吠えたり、飛び掛かるようなことはなく、どちらかというとマイペースで飄々と歩いています。散歩中は必ずおしっこをします。朝晩2回戸外でさせているので、室内でお漏らししたことはありません。ウンチもほぼ毎日欠かさずします。窓際が暖かいので好きな場所です。<毛の生え代わりとブラッシング>2025/6/1: 柴犬と言えば、年2回の毛の生え代わりが少々大変ではあります。抜けて室内に毛が散らばる前に週に一度はこのように10分ほど櫛削ってあげると大分被害が少なくなります。見た目もトリミングしたみたいで非常にすっきりします。後ろ足は嫌がるので、しっぽを引っ張って固定しています。ご本人もすっきりした表情。毛が横の紙袋一杯になります。10回くらい櫛削るとこんな量になります。この生え代わりがペットとしてやや敬遠されるところかも知れません。柴犬は終末が近づくと、生え代わりしなくなるそうですから、面倒だと言いながらもその日が来てほしくない気持ちです。<てんかん発作と治療>2025/10/11朝になって突然、てんかんの発作が出て、まともに立つこともできず、舌を長々と出してよだれを流して苦しむ症状になりました。原因は分かりませんが、見ているとこのまま死んでしまうのではないかと思うほどで、しばらく休ませてから、最寄りの動物病院に連れて行きました。血液検査による治療の結果、CRPが測定不能なほどの高水準になっていて、脳が炎症をおこしているか、脳梗塞の疑いがあるとのことで、1週間入院しました。入院の結果、CRPも正常値に近づきましたが、抗てんかん剤やステロイド、抗生物質を処方され、さらに1週間自宅で様子を見ることになりました。退院後は通常のドライフーズに加え、薬を一緒に食べるようにペースト状のソフトフーズを急遽買ってきて混ぜ合わせて与えています。退院後の診察の結果、小康状態は継続し、薬を減らしてさらに2週間自宅で様子を見ることになりました。真の原因究明にはNRIを大病院で受ける必要がありますが、10万円以上するとのことで、その後の様子を見て検討することになりました。2025/10/30: 病み上がりで少し老けた感じがします。眼も優しくなりました。13歳ですのものネ。2025/10/30:ひねもす、こんな感じ。私たちが部屋に入ってきても、首だけ起こしてちらっと見るだけの時も。2025/10/30:1日16時間は寝ているような。より一層マイペースになってきました。2025/11/1: 気持ちよく、今日も定位置のベランダの窓際でお昼寝です。テンカンを患ってから、元気でいてくれるだけでいいと夫婦で思うようになりました。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が167,000件を超えており、ほかにも色々なテーマで投稿していますので、ご笑覧下さい。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラで楽しむ編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「夙川桜並木14年の歩み」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010001/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/HOとNゲージを一緒に盛り込んでおり、両方ともダブルリバースを入れて、走行車両を前後左右から見れて飽きが来ないようにしています。「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「帯状疱疹 早く治して神経痛に苦しまないために」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190001/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.04.26
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、愛車にコーティングをされている方が多いと思います。私も振り返ると、1.油脂系の固形ワックスをDIYで電動ポリッシャーにより既有車に塗りこみ2.ポリマー系のコーティング剤をDIYで電動ポリッシャーにより既有車に塗りこみ3.ポリマー系のコーティングのメンテで、ガソリンスタンドのKeePerに依頼4.新車/中古車購入時にオプションでついでにガラス系コーティングをお任せ依頼という遍歴を重ねてきました。油脂系やポリマー系は耐久性に限界があり、DIYでは専門技術や特殊照明がない中、鉄粉除去漏れ、脱脂不十分、研磨ムラ、塗りムラが起こりやすく、素人対応は止めたほうがよいと実感しました。フェラーリ新車購入時にコーンズにお任せ依頼してきたガラスコーティングやラッピングに特に不満はありませんでしたが、何分各々が20-30万円のため、メンテを考えるともっとコスパの高いコーティングはないかと感じておりました。また、施工店との人的信頼関係を持てないのも気がかりでした。そういう中で、二代目アウディTTクーペを「サンクス宝塚」という外車中古車専門店で買って、お任せガラスコーティングを77,000円で依頼したのですが、これが外装黒色だったこともあってか、りんご飴のような非常に艶々したいい仕上がりで、黄砂や泥砂も水洗いでさっと落ちてメンテが楽でした。施工証明書で調べたところ、「SOFT99のG’zoxというガラスコート」だったので、HPで施工店を調べ、兵庫県で唯一の指定店である伊丹市の「テクネスタジオ」にカレラTを持ち込んで施工をお願いすることにした次第です。 SOFT99 HP:https://www.gzox.com/coating_service/ テクネスタジオ HP:https://k-tsp.com/coat/コーティングの基礎知識として、次の3種類があります。値段に幅があるのは、コーティングに撥水性をどの程度持たせるかの組み合わせによります。中には法外な料金を取る業者もいて、高いからと言って耐久性が正比例するわけでもなく、メンテが必要になってきますので、料金に不安なら数件の施工業者サイトで見積試算されるとよいでしょう。1.ポリマー系コーティング: 3-7万円前後 施工容易、メンテ重ね塗り可能、低耐久性2.ガラス系コーティング: 7-13万円前後 専門技術、被膜硬度3.セラミック系コーティング: 13-25万円前後 専門技術、最高被膜硬度、7-10年の長期耐久性私はカレラTの場合、カーポート駐車で5年保有方針であり、主眼は黄砂、砂傷、雨シミ対策なので、ガラス系で撥水性も霧状までは求めず、通常の水玉状で十分と判断して選定しました。自分だけで決めつけずに、施工店のプロと電話で話して、保管状態や求める艶や耐久性を相談するといいと思います。選んだ施工店の「テクネスタジオ」はSOFT99の兵庫県唯一の指定施工店ということで安心感はありましたが、事前にHPで事業内容を確認し、電話でテクニカルディレクターの今給黎(いまきゅうれい)店長とお話ししました。当地で20年以上、創業地も入れると30年近くコーティング、ラッピング事業をされているとのことで、入庫車は高級外車中心でディーラー取引もあり、預かり車の駐車保管状況やトランスポーター、代車の状態も予想以上でお任せできる信頼感を持ちました。幹線道路尼宝線に面した間口の広い敷地で、十分な駐車スペースが確保され、入出庫も楽でした。フロントリフティングなしでもチンスポイラーは大丈夫です。プロショップ定番の特殊照明の下で、4台同時に並んで作業できるようになっています。マスキングテープも丁寧に貼られています。作業スタッフの方々もきっちり挨拶いただきました。やはり、伺った時の印象がとても大切で、整理整頓ができていない、トイレが汚い、植木が枯れている、社員の愛想が悪いというショップは避けるべきです。仕掛中のガラスコーティングですが、すでに艶がよく出ています。外装色によって見た目の艶感は異なるようです。研磨が完了したフロンノーズ上面と未了の側面では明確な差があります。マットブラック塗装のランボ ウルスにラッピング加工中でした。ラッピングシートはマットクリアではなく、同色のマットブラックでした。折り紙細工のようなエッジのきついウルスの形状に合わせて丁寧な貼り合わせができていると感じました。代車はテクネスタジオのHPでは軽四輪と書いてありましたが、実際はこのプリウスでしっかりメンテもされていて好感を受けました。乗る前に除菌作業をしてくれて、満足でした。3泊4日で十分な乾燥時間を取って引き取りに伺った時の仕上がり状態です。フロントシールドもおまけで撥水加工していただきました。2023年式で登録後1年半のため、まだ艶は残っていましたが、黄砂をかぶって水かけで落とそうとしたところ、余りよく落ちないので今回のガラスコーティングを決断しました。後方にポルシェマカンの最新EV車がコーティングのために待機しており、ディーラーのポルシェセンターとの良好な関係が見て取れます。写真では分かりにくいですが、艶もかなりよくなりました。レンズ周りのマスキングもばっちりです。「フロントフードに洗車機のような小傷がありましたが、綺麗に取れました」と今給黎店長に説明されて、ギクッとしましたが、実は黄砂を取るために濡れ雑巾で私が拭いた時の細かいすり傷でした。ブラシ、モップ、雑巾などで拭くのは絶対ダメですね。コードレスのエアブロウなどで吹き飛ばすのがベストとのことでした。太陽光線に当ててじっくり眺めても、コーティング剤の塗りムラは見当たりません。ガソリンスタンドでKeePerをメンテ施工してもらった時は塗りムラが素人目にも明らかでした。安かろう、悪かろうの教訓です。SOFT99 G'-zoxのガラスコーティング施工証明書は保険適用の時に必要ですので、しっかり保管。ポリマー系の場合はせいぜい1年しかもたないので定期メンテ記録がないと保険を求償できない可能性があります。アウディTTの時から水洗いはこのG'-zox専用シャンプーを使ってシャワーで軽く砂や泥などを洗い流し、マイクロファイバークロスを車体に貼り付ける感じで拭き取っていました。実際の汚れ除去効果を「鳥のフン」で確かめてみました。こびりついて1日ほど経過しており、さっと水を掛けたくらいでは殆ど落ちない状態でした。そこで、フン跡の左半分にG'-zoxの付属専用シャンプーを散布し、専用スポンジで軽く拭いたところ、流れるように汚れが落ちました。写真に写っているのは左半分を拭き取ったあとの残りのフン跡です。さらに比較のために2025/4/27の北野天満宮スーパーカーミート会場で無料お試しクリーニングをしてもらった「KAMIKAZE COLLECTION」社のガラスコーティング車専用のメンテシャンプーとマイクロクロスを使って、同じ鳥のフン跡の右半分を除去してみました。北野天満宮ミート当日に専用シャンプーとマイクロクロス5枚セットを5,000円で買いました.。「KAMIKAZE COLLECTION」の専用シャンプーとマイクロクロスを使って、残りの鳥のフン跡を拭き取った写真です。表面円滑剤がかなり効いている感じで、さらに容易に流れ落ちました。比較テストでは鳥のフンに予め水を流しましたが、こちらは水なしシャンプーだけで拭き取れるメリットがあります。若干差はありますが、両社のシャンプー液とスポンジ/マイクロクロスにはともに満足です。ともかく、まずは黄砂や泥を絶対こすらずにシャワーで十分散水して洗い落とすようにして、汚れのひどい箇所のみ、シャンプーを掛けて軽く拭くのがいいと思います。折角のガラスコーティングを傷つけたり摩耗させることなく、表面の艶を長く保持したいものです。皆さんがコーティングを検討される際の何かの参考になれば嬉しいです。GOOD LUCK!閲覧数が142,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「フェラーリ296スペチアーレを待つ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「修復歴? フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/映画 Ferrari 観ました。情熱と狂気、愛憎と迫力レースシーン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407160000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「私のバイク趣味」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall9
2025.04.20
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お蔭さまで閲覧数が155,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。カレラTを買って初めて、六甲山展望台のサンデーミートに行ってきました。途中からF355クラブの方々も来られてお話できましたが、8時ちょうどでほぼ満車状態。やたらとポルシェが多かったです。空冷マニアも相変わらず、多いですね。930だけ乗っていると分かりませんし、確かに軽快で楽しめますが、ボディ剛性や操安性はその後、かなり改善され、ツインターボ化されているのでやはり991,992当たりがお薦めでしょう。大切に乗っておられる991.1のカレラT PDKオーナーともお話できて、楽しかったです。もう1台空冷もお持ちですが、パワーが全く違うので乗りやすいと大変満足されていました。やはりTの軽量化コンセプトに深く共鳴されていて、カレラSやGTSは欲しいとは思わないとのことでした。普段使いを考えると、コレクターアイテムとは言え、RHのPDKも狙い目です。PDKはキックダウンもスムースと満足されていました。PDKは25kg重くなるのが唯一の難点でしょう。グリーンメタの外装色に合わせて、デカールを元のグレーから業者特注のイエローに交換されています。ブリティッシュ・レーシングの匂いがして、マニア振りが伝わってきます。オールアナログで大変見やすい5連メーター。992.1で重ならないメーター配置に戻っていますが、どちらがいいか、難しいところです。本当に911の呪縛は強くて魔物なんですね。レッドストライプのドノブが何とも言えません。別稿の「本当のセレブに招待される 3」でご紹介している隅本先生も73カレラRSでご登場。先生には私のカレラTを乗っていただき、「ガレージが空いていれば買いたいんだが・・・」とぼやいておられました。「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/隅本先生のもう1台の73カレラRSはクラッチ調整のため、現在西宮ポルシェセンターに入院中です。前オーナーが改造して搭載していたレース用タンクはノーマルタンクに戻されています。大きな燃料フィルターに名残が見えます。今でも名残が尽きない991.2 GT3RS PDKのオーナーともお話ができて大きな収穫でした。何と初めて!のポルシェとのことで、まだサーキット走行はされていないそうです。全面ラッピングに80万円掛けられ、走行歴のない個体のようでした。手始めに岡山国際などをお薦めしておきました。バックストレッチで無理なく220km/hは出るでしょう。また、収穫があるつど、シリーズ4以降の続編を投稿しますので、よろしくお願いします。閲覧が155,000件を超えていて、他のテーマも気軽にご笑覧下さい。「六甲展望台サンデーミート 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「六甲台サンデーミート 2」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050001/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「ロータス エミーラ 2026モデル 3.5L V6SE 国内第1号車発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 バラ、ツルバラを楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.04.20
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お蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。別稿の「フェラーリの任意保険をいくら掛けるべきか」をご覧いただいていると思います。来年から平均7%保険料が上がることもあり、皆さんの関心が非常に高く、閲覧数も1400件を突破しました。今回フェラーリ2台とポルシェ1台のノンフリート多数割引の任意保険が満期になったので、更新時に改めて保険金額の見直しを行いました。<見直しの要点>①外資系保険会社との交渉で免責金額が従来の100万円から200万円まで設定可能になったことと、②保険金額の設定目標額に関する考え方を変えたことです。 具体的には、従来は保険金額が同程度中古車の再購入価格に比べて大きく不足しないことを目標に新価特約を付加するなどの検討をしてきました。ただ、それでは保険料が非常に高額になるので、今後は修理予想額を下回らないことを目標に検討することに変更しました。これはCORNESからリセールバリューを下げないように走行を抑えるようアドバイスされているので、歳を取るにつれ走行距離が少なくなってきたことと、公道のワインディングなどで全損事故を起こしかねない無理な走り方はしなくなってきたことが背景にあります。「免責額」見直しのための保険料見積額を296GTBアセットフィオラノを例に比較してみました。保険代理店を通じて交渉の結果、今回から免責金額が200万円まで可能になりましたので、従来の100万円の場合と比べると下の写真の見積書のように保険料は年10万円前後安くなります。フェラーリの場合、物損事故はカーボン製のスポイラー、サイドスカート、リアディフューザーの損傷や軽い接触によるドアミラー、フェンダーの傷、凹みが多いと思いますが、修理費用はコーンズに依頼しても大体200万円までで済みます。このような軽度で発生頻度が高いと思われる事故に保険を使うと、別稿でご説明したように翌年から等級が3段階下がって事故有係数が3年間適用され保険料が増額してしまいます。元の等級と同じ保険料レベルに戻るには3年間保険求償歴なしで過ごして4年目まで待つ必要があります。ただ、今回の見直しは自己負担する修理代と免責金額による保険料の差額を比べて目先の損得を考えるというのではありません。あくまで主眼は②の要点である保険金額が大きな事故の場合の修理費用を超えるように設定する場合の保険料の増加額をできるだけ抑えるため、等級を絶対上げないことです。したがって、免責額が100万円であろうが200万円であろうが、保険は求償せずに自己負担で修理する方針には変わりはありませんので、免責額は当然200万円にすることにしました。次に②の修理予想額ですが、コーンズの横浜ボディショップとも一般論としてご相談しました。私の場合は損傷程度として自走不能になる大事故とは言え、道路横の側溝に落ちて側壁やガードレールに衝突するか、先行/対向バイクと衝突するような想定で十分で、谷底に落ちるとか、クルマ同士の正面衝突、無謀な競争による横転事故などまで想定する必要はありません。そうした場合の想定希少モデルの復元費用としては最近のパーツ代高騰を考えれば、最大3,500-4,000万円まで見ておけば安心との指針をいただきました。296GTBアセットフィオラノは2023年8月の新車登録で、購入価格5,300万円に対し、保険会社から提案された2025年度の保険金額は下の写真のように3,325万円で、「新価特約」を付けると5,245万円まで増額可能です。保険金額を上げると保険料は上がるので、免責額を引き上げて保険料の上昇を抑えることが重要です。全損時の修理見積が保険金額内に収まるように「新車特約」を付けるかどうかを判断し、免責額を通常の20万円から100万円、200万円に引き上げた保険料を比較して、最終決定してください。次に「修理予想額と保険金額との関係」を考えます。ご存知と思いますが、「保険金額」は保険会社の損害補償限度額で、修理費予想額(修理見積り費)が保険金額を上回って修理を断念すれば、保険金額をもらえますが、事故車の所有権は保険会社に移ります。逆に修理費予想額(修理見積額)が保険金額を下回っていれば、修理を断念して保険金額をもらっても事故車の所有権はあなたに残ります。ここは非常に重要な分かれ目です。なぜかというと、フェラーリのレアモデル事故車であれば、損傷の程度にもよるとは言え、現状のまま1,000-1,500万円で売却できる可能性が高いためです。ですから、保険会社から提案される保険金額が購入後の経年で段々下がってきたからと言って、保険料が安くて済むと喜んでばかりはいられません。むしろ、修理費予想額を下回らないよう、新価特約を付けてでも保険金額を保つことが重要と考えます。以下のオプション比較表をご覧ください。オプション1やオプション2は修理予想額が保険金額以上になり、事故車の所有権を失うので絶対損です。オプション3やオプション4の状態にすれば、事故車の所有権が残り、修理を断念しても、あるいは横浜ボディショップに復元してもらっても総手取り額は増える可能性があります。特にオプション4は事故車の状態や希少性評価に左右されるので、下記の「完全復元希少車の委託販売手取り額」は仮置きの4,500万円からかなり変動幅が大きいと考えられます。458スペチアーレの復元車はCONECOのコーンズ顧客内で6,500万円前後で販売されたので、手取りにすると5,500万円前後になります。復元車をコーンズに買い取ってもらうのは、一見手離れがよさそうですが、お互い得にはならないでしょう。私の経験では決してお薦めしません。委託販売でリスクを共有したほうが、コーンズともWin-Win関係になるよう、色々交渉できて柔軟に販売方法、告知方法を検討できます。恐らく、カーセンサーなどで修復歴ありの中古車として一般的に外販する可能性は少ないと思われます。コーンズ顧客限定サイトのCONECOでの対応も多彩になってきました。ここでディーラー車を買っておくことの重要性を思い知らされるでしょう。ともかく、このような最後の段階まで車のライフサイクル全体で損得を考えないといけません。目先の安い、高いではありません。私の経験から得た個人的な意見なので、皆さんに押し付ける気は毛頭ありませんし、皆さんが愛車の個別事情を前提により具体的に保険金額を決めていただければいいと思いますが、今まで述べてきたことが少しでも参考になれば嬉しいです。 Opt1Opt2Opt3Opt4修理予想額3500350035003500保険金額3000350040004000事故車現状売却予想額0015000完全復元希少車委託販売手取り額0004500保険手取り額3000350035003500修理費支払い予想額0003500総手取り額3000350050004500自分の対応方針修理断念修理断念修理断念売却復元車売却事故車所有権保険会社保険会社自分自分復元車を委託販売する場合の価格を考えるうえで参考になればと思い、最近のカーセンサーでの出品価格を掲載しておきますのでご覧ください。委託販売手取り額はコーンズの手数料等を差し引かれたNET額なので、販売価格の85%前後と考えて下さい。富裕層の方々は株価の乱高下など、世の中の景気動向に関係なく、欲しいモノを買われる方が多いので、希少車の委託販売価格はそれほど変動しません。オーナーの自信過剰で時折飛んでもない委託価格で出品されている事例がありますが、相場を離れて売れません。最近はスパイダーの価格のほうがピスタやSF90、F8などでも高くなっていますが、マニアの選好より転売ヤーの投資対象になっているようです。GOOD LUCK!閲覧数が153,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「修復歴? フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/映画 Ferrari 観ました。情熱と狂気、愛憎と迫力レースシーン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407160000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「私のバイク趣味 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.04.12
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。全体序:従来、全部まとめて1テーマにしていた趣味の園芸ガーデニングがボリュームが大きくなりすぎたのでカテゴリーごとに分割しました。 趣味の園芸ガーデニング 総合 草木編 趣味の園芸ガーデニング 立ち木、低木編 本稿 趣味の園芸ガーデニング バラ、ツルバラ編 趣味の園芸げーでニング 芝生編本編「立ち木、低木編」は我が家の庭の中でも、樫、シマトネリコ、さくら、キンモクセイ、万作、山法師の手入れが難しい立ち木だけを収載したものです。終の棲家として15年程前に新築しましたが、基本はバリヤフリーの平屋で、建物配置も自然に親しむ雰囲気でオープン型にしています。巡回している警察官に聞くと、防犯上もこのほうが泥棒は入りにくく、手入れをしてあると泥棒には「油断のない家」と受け留められて余計に効果があるそうです。「シマトネリコ」と「桜」がシンボルツリーになっています。立ち木にある程度の大きさを求めると、今度は樹形維持の手間が掛かります。このブログをご覧になっても、繰り返し剪定をしています。前の自宅では「はなみずき」を玄関前のシンボルツリーにしましたが、やや小さめ(2階相当)ですが、全く手間いらずで樹形も崩れませんでした。それに対し、内庭には「ケヤキ」の株寄せを植えたところ、4階ほどに大きくなりすぎて剪定もできず、ケヤキの涼しそうな景色が維持できなくなって大失敗しました。「くすのき」「プラタナス」「イチョウ」「トチノキ」など街路樹系は避けたほうが無難です。剪定に手間は掛かりますが、それだけ自然の移り変わりに接する時間が増えて、季節や天気を実感できるので、却っていいように思います。植木屋に任せると単に家の維持に出費がかさむという感覚しかしません。玄関左手にも正面と同じくらいに高い「シマトネリコ」があります。立ち木にある程度の大きさを求めると、今度は樹形維持の手間が掛かります。このブログをご覧になっても、繰り返し剪定をしています。前の自宅では「はなみずき」を玄関前のシンボルツリーにしましたが、やや小さめ(2階相当)ですが、全く手間いらずで樹形も崩れませんでした。それに対し、内庭には「ケヤキ」の株寄せを植えたところ、4階ほどに大きくなりすぎて剪定もできず、ケヤキの涼しそうな景色が維持できなくなって大失敗しました。「くすのき」「プラタナス」「イチョウ」「トチノキ」など街路樹系は避けたほうが無難です。剪定伐採料金とDIY道具:立ち木は高くなると、幹や太い枝の「伐採」になるので、自分でやるのも難しくなり、業者に頼むとこのように割高になってしまいます。剪定料金例です。庭を綺麗にしていると、植木業者が沢山DMを投函してくれます。「自分でやっている」と説明すると、「手間のかかりそうなことばかり頼まれて儲かりそうにない」と尻込みしてしまう業者も多いですが、来てもらって単に料金を聞くだけでなく、お試し剪定をしてもらったり、庭の樹木、草木を見てもらいながら剪定や肥料、消毒のやり方を教えてもらえるメリットもあります。立ち木の剪定には1本ハシゴ/脚立と枝打ちが必要です。◆「1本ハシゴ」(正式名です)は植木職人がよく使っている1本支えのハシゴで花壇に入っても脚立のように草木を痛めませんし、場所の狭いところにも立てられます。最近はホームセンターでも売っていますが頑丈な作りのため、写真の1.5m長ですと少々高くて2.5万円-3万円はします。しかし、植木屋さんに頼むと1人日当が2-3万円しますので、すぐ回収できる投資です。気を付けなければならないのは、横に身体を伸ばして枝を切ろうとした時に転倒しやすいので、助けを呼ぶと誰かが来てくれる環境で作業をしたほうが無難です。◆「枝打ち」はハサミの付いた軽量で伸縮自在の竿状のモノと、四角いブロックが伸縮するノコギリの付いた多少重たいモノの2種類があれば理想です。後者は重たいので女性には厳しいかも知れませんが、重いがゆえに太い枝も簡単に切り落とせるメリットがあり、業者に頼む必要がまずなくなります。最初は使いずらい印象を受けるかも知れません。しかし、低い枝から徐々に切り落とす練習をすれば、かなり使い勝手がよくなります。2種類の「枝打ち」です。2025/8/14: 長年酷使してきた高枝ハサミが壊れたので、ホームセンターで買い換えました。写真の一番上がモノタロウで買った従来のハサミで全長4.0mです。下が今回買ったハサミで全長4.2mで価格は7,826円とほぼ同額でした。長持ちさせるには、余り太い枝を力任せに切ろうとしないことで、シャフトの中のリンケージが外れたり、曲がって痛んでしまうようです。細くて軽量のハサミ付の竿タイプ枝打ちでも直径1cmくらいの枝なら切り落とせます。重たいノコギリ付のブロックタイプの枝打ちで綺麗に切断した「樫」の木の枝の跡です。直径5cmくらいありましたが、10分も掛かりませんでした。ご近所に頼まれて出張剪定に伺うこともあります(笑)。さくら:表の正面右手にさくらの木があり、我が家のシンボルツリーになっています。2024/4/2: さくらはほんとに素晴らしいですね。日本の春には欠かせません!2025/4/5:今年も見事に桜が満開!昨年、かなり枝を剪定したので、ちょと心配していましたが、杞憂でした。新築時に植えて2年後の2014年に初めて花が咲きました。まだ移植されて間もない苗木のような雰囲気です。新築時に植えて6年後の2017年の姿です。現状を想起させる、それなりの樹形になってきました。2024/7/15: 玄関右手の「さくら」も枝が伸びてきて剪定する前の樹形です。「さくら切るバカ、梅切らぬバカ」と言いますが、さくらは切らないと道にはみ出してドンドン樹形が崩れていきます。隣家に来ている植木屋さんに聞いても、さくらは剪定は難しいが切ってOKとのことでした。切り口が腐りやすい(プロはニスを塗ります。私はグリスで代用)せいかも知れません。なぜ、このような教訓があるのか、また調べてみます。2024/7/15: いつもの2種類の剪定ハサミを駆使して、飛び出した高い枝をカットしました。燃える家庭ごみとして出すため、写真ではかなり切った枝を切断して専用ごみ袋に入れています。2024/7/25: 7/15に続いて剪定した「さくら」の現在の樹形です。高い枝の剪定ができていないので、1本ハシゴを使って改めて剪定するつもりです。木が大きいので形にあまり変化がないように感じられるかも知れませんが、切った枝は45Lのごみ袋一杯になりました。2024/11/26: 落葉してからのほうが剪定しやすいので今年はかなり切りました。晩秋になって放射状の枝ぶりに落ち着いてきたと感じます。ご近所に来ている植木屋さんに一言アドバイスをいただくのも有益です。2024/11/26:「さくら」が殆ど全て落葉しましたが、「クチナシ」と「ワイヤグラス」は青々としているので、綺麗なコントラストです。2024/11/30: 落葉して晩秋らしい姿になりました。今年かなり剪定しましたので、放射状の枝ぶりに落ち着いてきたと感じます。ご近所に来ている植木屋さんに一言アドバイスをいただくのも有益です。2025/4/1:三寒四温が厳しく、中々春の訪れが本格化しませんでしたが、漸くさくらも三分咲きくらいになりました。2025/4/6:今年も満開になり、ほっとしました。やはり、日本の春です。2025/4/6: 当初に比べ、さくらは枝をかなり剪定しましたので、ややこじんまりとして樹形になりましたが、15年近くになるので花びらの密度も高まってより綺麗になりました。2025/5/1: 非常に元気に夏を迎えています。昨秋選定したので、全体の樹形もすっきりして気に入っています。2025/5/12: 夏も近づき、とても元気です。下のワイヤーグラスやユキヤナギ、クチナシも剪定したので、全体にすっきりしました。2025/11/22: 今年は寒暖の差が激しいので、3週間ほど奇麗に紅葉しはじめ、この2週間は落ち葉掃除で大変でした。2025/11/22: 毎日、落ち葉掃除をしていると、落葉は毎日少しずつ進むのではなく、気温の状況で何度かまとめて落ちることに気づきました。シマトネリコ:玄関正面の中央と左手にシマトネリコが2本あり、さくらとともに我が家のシンボルツリーになっています。2024/6/8: 6月に入って白い花が咲き出したので、剪定に忙しいです。ともかく、シマトネリコは園芸の本にはちょっと大げさですが、「成長が早く、高さと幅のコントロールが難しい。」と書かれているくらいです。確かに建売業者には成長が早く枯れにくいので外構の植樹として選好されています。このように「シマトネリコ」に白い(薄黄色)花が伸びてきますが、そのまま放置すると種が飛散して芝生やサツキ、クチナシの間から雑草として生えてしまうので、機先を制するわけです。20分ほどの作業でまず手が届く範囲の花を剪定しましたが、この通りです。切るための背伸びと落ちた花を拾う屈伸の運動になります。2024/8/2: 玄関正面の「シマトネリコ」の白い(薄黄色)花は一旦剪定したのですが、最近、また一面に咲いてきました。そのため、急遽2回目の剪定を6:30頃から40分ほど行いました。やはり、シマトネリコは成長が早く生命力が強いので、高さが2-3mのうちはいいですが、我が家のような大きさになると結構手間が掛かります。2025/6/20: 玄関正面の「シマトネリコ」の白い(薄黄色)花は今年も満開になりました。😢今年は真夏日が梅雨明け前に続くなど、異常なので開花時期も前倒しになりました。2024/8/2: 花は「シマトネリコ」の高い箇所に多いので、カットすると樹形の維持にもなりますが、結局45Lのごみ袋一杯になりました。2024/7/20: 玄関左のシンボルツリー「シマトネリコ」を剪定しました。中央のシマトネリコ同様に白い花の剪定はしましたが、背も伸びてきたので、全体を小さく剪定しました。シマトネリコの成長が早いので、周辺の枝先をカットするのではなく、伸びてきた枝の根元からカットし、葉が生い茂っているところは枝単位で剪定して涼し気に見えるようにすることが肝心と思います。2025/5/12: 水平方向に剪定して、涼し気な雰囲気にしました。まだてっぺんの剪定をもう少ししたほうがいいかなと感じています。梅雨に入ると成長が加速されるので油断できません。いつも鑑賞して楽しむように心がけています。 樫:建物の裏側が南東向きになっていて、2本の「樫」を植えています。この写真は東側(向かって左側)にある1本です。「樫」も生命力が極めて強いです。比較的大きくなって自分で剪定できなくなる懸念があるので、3階くらいの高さ以上にはしないよう、幹を切断したほうがいいと思います。「枯れるのではないか」と思うくらいに短く切断しても切り株からまた枝が伸びてきますので心配不要です(笑)。私の場合は4階くらいの高さになるまで放置してしまったので、業者に頼んで切断してもらいました。自分で庭の手入れをしようとすると、最も手ごわいのが立ち木です。この「樫」も以前に放置して4階くらいの高さになり、手を出せなくなったので業者に頼んで3階くらいの高さにまで幹を切断してもらった経緯があります。一番重要なことは高くなりすぎる前にドンドン剪定することです。2024/6/24 今年の「樫」の剪定が終わりました。枝の切口が多くなっているのが確認いただけると思います。<樫 東側(左側)1m短縮プロジェクト>2024/8/17: その後、東側(向かって左側)の「樫」はドンドン繁って高くなってしまい、取敢えず外形は整えましたが、上部はなかなか涼し気な状態には戻っていません。そのため、写真赤線まで幹を切断して高さを1mほど短縮することにしました。簡単にはできないので、繰り返し作業を行うプロジェクトのスタートです。2024/11/4: まず、背丈を抑えるため、左側の「樫」の一番中央の太い幹を枝打ちで切断しました。ただ、周辺に伸びた太い枝が出ていますので、これらを全て切断する必要があります。2024/11/13:左側の「樫」の切断した切り株を2階のベランダから撮影した写真です。2024/11/13: 今回切断した左側の「樫」の幹です。このような大きな幹も電動ノコで細かく切断して一般の家庭ごみで出しています。2025/4/9: 左の樫の切り株周辺の枝葉を除去した状態です。木の高さを低くするには太い幹を横から水平に切断するのが理想かも知れませんが、業者に依頼しない限り、DIYではほぼ不可能です。そこで、このように周辺の枝を切断しながら上部の全体像を把握し、少しずつ縮減していくのがいいと思います。この写真も目標とする最終樹形ではなく、飛び出ている枝を順次切り落としていく予定です。2025/5/28: 梅雨に入る段階で葉がまた生い茂ってきたので、横に飛び出している太い枝の形を揃えて切断しました。一応綺麗に整ったように見えますが、目標の高さは赤線です。てっぺんの幹がまだ水平に切断できていないので、明日また、引続きトライします。2025/5/28:写真で分かりにくいですが、直径10cmほどのY字形の太い枝を枝打ちで切断しました。切断は縦に歯を入れるほうが枝打ちの重量が掛かって早く切断でき、これくらいの太さでも10分くらいで切断できます。太い幹になると、水平に歯を入れることになるので、力が入りにくく、直径15-20cmになると20-30分掛かります。ともかく、大きくなりすぎると切断するのも大変ということです。2025/5/28:左右の樫を2日掛かりで剪定した結果、45Lのごみ袋5袋になりました。太い幹も30cmほどの長さに電動丸鋸で短く切断して一緒に家庭ごみとして出していますが、問題なく収集してくれます。2025/5/29: 前日の剪定に続き、てっぺん周辺に生い茂った枝葉をまず剪定して、Y字形の右側に飛び出している太い幹を露出させました。2025/5/29: 次に飛び出した幹の根元に枝打ちを入れて切断します。2025/5/29:飛び出した幹には向こう側に太い幹が分かれていたので、切断は水平に切ったつもりでも長さ20cmほどの楕円形で切断に結局1時間余り掛かりました。2025/5/29:幹の切り口のクローズアップです。2025/5/29:切り株周辺の枝葉が残っていて、まだ全体樹形を捉えにくいので、さらに枝葉を剪定します。2025/5/29:太い切り株の周辺に伸びた比較的太い枝を切断しました。2025/5/30:これで漸く次の切断すべき幹が赤線のように明確になりました。2025/5/30:見る方向を変えて切断目標の幹を赤線で示しました。以前の写真と隣家の生垣と高さを比べると低くなってきたのがご理解いただけると思います。2025/6/2:中央の太い幹に関してはY字形だった右側の先を切断。また、右側に張り出していた太い幹も切断した。2025/6/2:この方向から見ると、背景の竹林の葉と紛らわしいが、目標赤ラインの高さまで切断できた。ここまでの一連の写真を見ていただだければ、ご理解いただけるでしょうが、一旦高くまで成長させてしまった立ち木を低くするというのは大変です。幹は想像以上に水平に切りにくいです。また、切断のために枝葉を除去するので、一時的に樹形がいびつになりますが、重要なことは幹と枝の長さを揃えるようにすることかと思います。次に裏庭にもう1本ある西側(向かって右側)の「樫」をご紹介します。ずっと剪定せずにほったらかしていた2016年の姿です。2020年頃からこのままではさすがに大きくなりすぎて剪定できなくなると思い、枝先の選定からは始めました。2024/6/22:今夏の剪定が数日前に一応終わった状態です。2024/7/31: 結局また伸びてきたので、「樫」の剪定をもう一度やりました。写真は剪定後の姿ですが、枝が伸びて樹形が変わっているので、どこを剪定したのか、分かりにくいかも知れません。2024/7/31:赤丸の枝を切り落とすとともに、密生した葉の剪定を行いました。2024/7/31:樫の枝切と剪定で45Lごみ袋2個分です。ほかの2袋はシマトネリコの剪定分です。剪定作業は週2回のごみ収集日に合わせて行うようにしています。当日8:20頃にごみ収集車が来るので、暑くならない5:30-7:00の時間帯に済ませています。2024/8/1: 女房から「まだ刈り方が足りないわよ」と言われて、今日も朝から密生している葉の剪定をしました。昨日の写真と「間違い探し」の要領で見比べていただくと嬉しいです。45Lごみ袋1個です。2024/8/6: 今以上の高さにならないように、「樫」の上部の枝を切り落としました。直径3-4cmの2本です。45Lのごみ袋一杯になりました。2024/8/6: 剪定後の「樫」の姿です。後方に隣家の立ち木があるので判別しにくいですが、上部のでっぱりは無くなりました。2024/10/10: 隣の空き地の草木からよく病気をもらうので、困っていますが、樫の葉が写真のように斑点が広がり、ベニカ溶液を散布して消毒しました。今回3回目ですが、いつも消毒が効果的です。2024/11/26:今年は結局剪定を3-4回繰り返しましたが、やっと適当な高さで枝ぶりも落ち着いたと思います。2024/8/6の写真と比べても全体にこじんまりしました。2025/5/28:梅雨に入る段階で成長も一気に早まったので、横に出ていた太い枝も枝打ちでカットして、全体をコンパクトにするよう、かなり思い切って剪定しました。以前の写真と比べてご覧ください。やはり、樫はすぐに夏に生い茂って大きくなるので、全体をコンパクトに維持しようとすると太い幹を切断しないとダメだと痛感しています。サクランボ:2024/9/15: 「葉焼け」猛暑の強い日差しで茶褐色になった「サクランボ」はその後も葉の変色が止まらず、ドンドン切り戻しています。写真のように寂しい姿になりましたが、自然治癒を待つしかありません。ツルバラも同じように茶褐色に葉が変色して落ちています。→その後の調べで、やはり「葉焼け」でした。葉の中のクロロフォルムが強い太陽光で破壊され、茶色に変色するようで、一旦変色した葉は元に戻らず、落葉します。日中の水やりや堆肥は控えて休ませるほかないようです。バラも同じ症状になりました。2024/10/8: 「サクランボ」は葉も大きくなって「葉焼け」から復活しました。復活までまる1か月掛かりました。2025/4/6: 「サクランボ」は3月下旬に少しだけ花が咲きましたが、すぐに葉を茂らせました。2025/5/1: 2週間ほど前に黒土、腐葉土、牛糞の混合土を根元に耕して追加したところ、このように「サクランボ」の葉が茂り、喜んでいます。ただ、放っておくと大きな立ち木になってしまうので、これからは剪定に忙しくなります。2025/5/25:喜んでいたのも束の間、夏日が来た途端に、また「サクランボ」に「葉焼け」の症状が今年も出始めました。ともかく変色した葉を除去して消毒などしていますが、梅雨入りしたようで曇空や雨降りが数日続いたあとも点検してみると元の木阿弥になっていてがっかり。有効な予防、治療方法をご存知の方はコメント欄からご教示いただけると嬉しいです。2025/5/31:色々ネットで調べていますが、「葉焼け」と言うより、変色が周辺のシマトロニクスにも一部拡大しているので細菌に侵された可能性があるようです。1か月前の元気な姿が台無しです。悲しい。2025/6/11:ネットで色々調べましたが、「葉焼け」の症状を記載しているだけで、治療や予防法まで解説していない場合が多いのですが、何とか原因が穿孔菌ないし糸状菌であるらしいことが分かり、写真の3種の消毒殺菌剤をモノタローで買って、混合散布しました。2025/6/11:左からモストップジンRが税込み1,208円、サルバトーレが692円、サブロール乳液が1044円でした。2025/0614:殺菌消毒後の「サクランボ」です。葉の変色が一応小康状態になり、新芽が次々出て来ましたので、ひと安心です。2025/6/20: 葉焼け症状が依然、消毒を続けても完全には止まらないので、モノタロウで写真の殺菌剤「トップジン ゾル」(税込989円)と「サブロール乳剤」(税込1,384円)をさらに買って、昨日散布しました。これで様子を見ます。2025/6/30: 「サクランボ」は葉焼けの症状から立ち直って若葉が生えてきましたが、一部の若葉はまだ葉の周辺が茶褐色になっており完治はしていません。2025/7/2: どの薬剤が葉の茶褐色症状対策に有効か、見極めにくいので、今まで散布した「トップジン ゾル」、「サブロール乳剤」、「モストップジンR」、「サルバトーレ」、「サブロール乳液」、「ベニカ」、「オルトラン」の全楽剤を混合して2日おきくらいにたっぷり散布しています。キンモクセイ:写真を引きながら撮っていますが、一番手前にベランダがあり、その下はバイクのガレージになっています。右側に「キンモクセイ」の生垣があります。キンモクセイは常緑樹に分類されますが、葉は毎年全部生え変わるので落ち葉掃除が結構大変です。生垣としての密生度がよく、毎年いい匂いの花が咲くのが魅力です。一番向こうの樫は剪定途中の姿が写っています。「キンモクセイ」の根の周辺はレンガを買ってきて並べただけですが、土と砂利を入れて花壇らしくなりました。セメントでレンガを固定するつもりでしたが、土壌が固着したので取敢えず、そのままにしています。2024/7/30: 真夏日が今後も続きそうなので、引き伸ばしていた「キンモクセイ」の剪定をしました。写真は剪定前の状態です。ベランダの手すりが影に映りこんで分かりにくいですが、背丈、横幅ともにかなり伸びて大きくなっています。毎日見慣れていると、大きくなってきても分からなくなりますので、植木屋の要領で少し驚くくらいに小さめに剪定するのがよいようです。2024/7/30: 暑いので、「キンモクセイ」の剪定作業は朝の6時から開始。手慣れてきたせいか、後始末を別にして電動バリカンで剪定するのは40分ほどで終了しました。生垣の上面は一本ハシゴに乗って、まず一番手前40-50cm幅を同じ高さで刈り込み、次に奥に水平に広げる要領で刈ると高さを揃えやすくなります。2024/7/30: ベランダ側の「キンモクセイ」の生垣面です。刈り込んで庭を行き来するスペースが広がり、いろいろな作業がしやすくなりました。2024/7/30: 庭の南東端面の「キンモクセイ」ですが、剪定しにくいのでどうしても生垣が大きくなりがちですが、今回かなり思い切って刈り込みました。今回の剪定で45Lのごみ袋2個になりました。2024/10/6: 「キンモクセイ」ですのオレンジの花が咲き始めて、スウーとしたいい匂いを一面に漂わせています。2024/10/15: 「キンモクセイ」のオレンジの花を敷き詰めたように満開になりました。2024/10/15: 「キンモクセイ」に2週間ほど前に牛糞とハイポネックスの肥料を与えたのが効いたようです。常緑樹に分類されていますが、落葉して生え代わるので結構手間が掛かりますが、報われた気がします。2024/11/26:「キンモクセイ」も「サツキ」も綺麗です。2025/4/22: 「キンモクセイ」は常緑樹だから落葉しないと勘違いされている方がおられるかも知れませんが、春に全て落葉して新しい葉に生え代わります。毎日、落ち葉を掃除しても写真の状態になります。あまり神経質にならず、ある程度落ち葉を貯めてから掃除するくらいにしましょう。いろはもみじ:玄関側の桜の背後にある塀の裏側に「いろはもみじ」と「サツキ」を植えています。新築後5年経った2016年の姿です。まだ小さくて苗木のようです。現在のようになるとは想像もできませんでした。8年後の2024年6月の姿です。枝先の剪定はしていたのですが、段々大きくなりました。「いろはもみじ」は生命力が強いので、剪定しないとドンドン密生して、紅葉しても涼しげな雰囲気がなくなってしまいます。枝先を切りそろえるというより、枝の根本から切り取って間引きする感じの剪定がいいように思います。「サツキ」は日当たりがイマイチなので、6月に入って漸く咲きはじめました。以前に世話をしなかったので、いろはもみじの葉が生い茂り、余計に日当たりが悪くなってサツキが枯れてしまい、全部植え替えてもらったことがあり、それ以後、気を付けるようになりました。紅葉の剪定を欠かさず、サツキには植木屋さんに教えてもらったように保水性の高い鹿沼土と中和性の高いピートモスを毎年入れて、3-4月には窒素、リン酸、カリウム、マグネシウムを含んだ液体肥料のハイポネックスをよく散布しており、元気で葉の密生度合も格段によくなりました。やはり手入れが肝心ということです。勉強しました。2024/8/1: 女房から「「いろはもみじ」真のん中あたりはまだ葉が密生していて暑苦しそうだわ。」と言われて、追加で剪定しました。向こうの抜けがよくなりました(笑)。2024/8/5: 「いろはもみじ」の一番上の部分はまだ葉が密生している感じだったので、透かすために追加で剪定しました。これでようやく完成です。やはり立ち木は剪定が何回にも亘って時間がかかるのが分かります。そんなものだと気長にやるのがいいように思います。減点主義で取り組むと楽しくなりません。2024/9/5: 「いろはもみじ」の背後にあった太枝をカットしてさらにすっきりさせました。2024/9/5: 写真中央の切り株がカットした「いろはもみじ」の太い幹です。直径4-5cmくらいで、ノコギリを使い10分ほど掛かりました。2024/9/5: さらに奥(写真の右側)にあった同じ「いろはもみじ」の太い幹も3本カットしました。イロハモミジの枝ぶりを涼し気にするだけでなく、実はその下で生えているサツキが日当たりが悪くなり元気がなくなってきたせいもあります。葉が小さくなって枚数が減ってくるのは日当たりが悪い証拠です。2024/9/10: 「いろはもみじ」の剪定をこの1か月くらい続けたので、下にある「サツキ」への日当たりがよくなって葉が密生してきました。ホホホ・・・。2024/11/26:「いろはもみじ」と「サツキ」の共存も定着してきたように思います。2024/12/6: 遅れていましたが、やっと紅葉しました。2025/4/15:冬の間は枝だけになっていましたが、暖かくなって、この数日で一気に新芽が出て葉を付けてきました。ここからがいつも成長が早いのでびっくりします。2025/5/12: 毎週剪定していますが、枝がグングン伸びています。2025/5/25:下の「サツキ」も咲いてきました。ただ、日当たりが「イロハモミジ」の影響で若干悪いので、一面満開ということにはなりません。山法師と万作:2024/11/26: 山法師も紅葉して落葉しかけています。シマトロは毎月剪定して高さの抑え込みと涼し気な雰囲気の維持に力を入れています。2024/7/29: 真夏日が続いていますが、朝6時ころから「万作の木」と「アゼリア」を剪定しました。毎日大体夕方に散水しているので、生育も早く剪定との競争です。きっちり切り揃えることより、電動バリカンでサッと整えるつもりで気軽にやっています。2025/5/12:今年も剪定を終えたところです。電動コードレスバリカンは本当に重宝します。切り葉の始末もふくめて、約2時間の作業です。2025/5/20:勢いに乗って「サツキ」もバリカンで剪定しました。こちらは数日の雨で一気に伸びた剪定前の状態です。2025/5/20:剪定して随分すっきりしました。2024/6/22: 玄関正面左の「山法師」も剪定しましたが、また1か月くらいで剪定が必要になると思います。生垣は「クチナシ」です。2024/8/11: 玄関正面左の「山法師」をまた剪定しました。剪定後の写真を上下で比べると却って繁っているように見えますが、剪定前はうっそうと向こうが見えないくらいでした。庭仕事は成長する植物相手なので原形を維持するだけでも結構作業があることを写真を見て改めて感じます。なお、山法師の下にある「クチナシ」は枯れていたところに植え替えた株が順調に育っています。2024/9/4: 「クチナシ」も夏の間によく成長したので剪定しました。枯れた「ヒメクチナシ」から植え替えた「クチナシ」の株も段々溶け込んできて違和感がなくなってきました。2024/11/26:「クチナシ」は葉が生い茂って随分落ち着いた雰囲気になってくれました。山法師も綺麗に紅葉しました。2025/5/20: 隣家のクチナシ(左)と我が家のクチナシ(右)を比較してみました。隣家の生垣はプロの植木屋さんが入っているのですが、年3回程度で普段はほったらかしになっているので生育が悪く、無残な姿になっています。我が家は素人の私が全部面倒みており、ピートモスや油かすなどの堆肥や黒土、腐葉土、鹿沼土の追加を何度もしているので、かなり密生するようになりました。2024/9/7: 玄関右手の隣家際にはシマトロを植えていますが、背が伸びて不揃いになってきたので剪定しました。奥に向かって傾斜になっていますが、水やりのホースが届くので奥ほど成長が早いです。2025/5/31:中々水やりと肥料が行き届かない場所ですが、4月初めに木の根元を耕して、黒土、腐葉土、油かす、牛ふんをやりました。そのせいか、元気です。書き出すと色々あって季節の移ろいもありますので、今後も頻繁に更新を続けます。どうかよろしくお願いいたします。お互い、楽しくやりましょう。閲覧数が167,000件を超えましたが、草木、バラ、芝生、花壇作りの別稿ガーデニングや他の投稿もご覧くださいませ。「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 ガーデニング 花壇作り編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504070000/「趣味の園芸 バラ、ツルバラのガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生のガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「夙川桜並木14年の歩み」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010001/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「万博 裏技と実態:来場予約、抽選申込、当日登録、交通、0時ログイン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507070000/「市川團十郎 愛之助 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2025.04.09
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。別稿のⅠ蒸機編の続編です。ディーゼル車、電気機関車、電車、客車、貨車をご紹介します。⑯ 天賞堂 ブラスモデルDD13両軸モーターのジョイントゴムがボロボロに劣化していましたが、新品に交換して注油すると60年前の製品にも関わらず、難なく動くようになりました。アルコールで汚れをよくふき取り、塗装の剥げていたところをタッチアップしたら落成時にリボーンしました。今から見ればペーパー製かと思えるようなシンプルな外観ですが、当時は定価が4,800円でDF50の定価4,990円と負けず劣らずの高級機でした。⑰ 天賞堂 ブラスモデル DF50 シリーズ写真の中央は小学6年時代の記憶が最も鮮明な60年前の#450初期型モデル茶(定価4,990円)です。実機は高山線や福知山線、関西本線にウジャウジャいました。さすがに見慣れていたせいか、当時から窓ガラスのないのが気になり、セルロイド!の下敷きを切って車体を外さずに横窓から無理やり押し込んで貼っておりました(笑)。当時の曇ったガラスとベーカーカプラーを交換し、グリスアップで大分静かになったとは言え、気動車らしいエンジン音?で楽しんでおります。写真の右側は同じ#450の朱ですが、1966年製の後発製品のせいか、同じ品番でも窓ガラスが付いていました。音も静かで特に整備せずに円滑に走行しています。天賞堂の場合、9600やC62、D51、DF50、EF58などの人気モデルは品番が同じでも何度か改良を重ねていることが多いので中古品を買う場合は気を付けて下さい。写真の左側は重連したいので、あとでヤフオクで買い足した1974年製の#492の後期モデルです。少々角ばった印象のフェイスにHゴムが入って、車体の塗装も半艶消しで最近の製品とあまり変わらない高級感があります。当時から集電不良が起こりやすく、走行途中で停まることがありましたが、集電ブラシを少々強く折り曲げると再発しません。なお、無知だったので1974年製の#492をつい買ってしまいましたが、同じ#492でも1979年製になると運転台付きになります。#450初期型モデル茶ですが、当時から牽引力があり、今も材木列車16両を楽々牽引できます。#450初期型モデル朱ですが、これも材木列車16両を楽々牽引できます。#492の後期モデルはずっしり重くなって牽引力が向上し、静かに走行します。前照灯が豆球である点を除けば、まるでよく似た角フェイスのTOMIXの現行製品DF50のようです。持たないと真鍮製の感じはしません⑱ 天賞堂 ブラスモデル EF60集電不良などでスムースに動かず、自分でOHしようとしましたが、車体が中々外れないので、結局「れーるぎゃらりーろっこう」の床次様に修理をお願いしました。修理後は快調で、同じく手許に残っていた60年前のKTM赤ラベル20系ブルートレインの初期ブラスモデル7両(照明のみエンドウのLEDに交換)を牽引できました。KTM赤ラベル20系ブルートレインの初期ブラスモデルの手許にあった状態です。赤いセレン板がやたら目立ちます。KTM赤ラベル20系ブルートレインの初期ブラスモデルは蛍光管がほぼ全滅して点灯せず、エンドウのLEDに交換してはみたものの、却って伽藍洞の車内が浮き彫りになる始末で、寝台列車の内装をゼロから自作する気になれませんでした。60年前の20系の赤ラベル太古客車は結局ヤフオクで売却。代わりに45-50年ほど前のKTMゴールドラベルのインテリアと照明パネル付きブラスモデル8両編成を新たにヤフオクで購入しました。KATOのプラ製7両編成も一応新品で買い揃えましたが、やはりブラスモデルが好きです。⑲天賞堂 ブラスモデル EF65好きなEF60の後継機として、天賞堂のプラス製EF65 #503をヤフオクで入手しました。商品説明から見てかなりのマニアの方が保有されてきたせいか、非常に好調。何も手を加えていません。天賞堂の軽量客車7両を楽々牽引する凛々しい姿は面目躍如です。⑲ 天賞堂 ブラスモデル 「軽量客車シリーズ」、「国鉄客車シリーズ」C57やD52に牽引されている天賞堂の軽量客車シリーズの7両は小学5年生の時に大阪の大丸百貨店で親に買ってもらいましたから、ちょうど60年前のモデルです。真鍮製の当時としては非常に豪華な模型でインテリアは装備されていました。同級生の医者の息子が持っていて、うらやましかったんです。再生に当たっては、カプラーをベーカー/KDタイプからKD#148に交換。蛍光管は暗くて一部しか点灯せず、全てエンドウのLED照明に交換し、光色は黄色のクラフトペーパーを貼って電球色に変更。また、カプラーは待避線のR550の4番ポイント組み合わせのS字カーブを通過するため、連結の片側を首の長いKD#146に変更しました。当時、子供心に感じていた「高級感」を明るめの電球色とフィギュアの追加などでできるだけ再現しました。ちょうど、憧れのデパートの雰囲気に近いです。殆どの場合、エンドウのチップLEDタイプの長さ188mmの室内照明板を屋根に両面テープで貼付しています。エンドウのLED照明板は車内を両端まで満遍なく照らせる構造で、照度が高いですがカラークラフト紙を貼り重ねて電球色に変更したり、暗くする調整がしやすいので重宝しています。60年近く手許に残っていた「軽量客車シリーズ」のモデルはインテリア付への移行期だったのでしょうか、食堂車は全く伽藍洞になっていました。そのため、KTMから当時市販されていた食堂車用テーブルや特急用シートをヤフオクで調達して内装を整え、照明も調理室の蛍光色と食堂の電球色に貼る色紙を変えて色調を分けました。それにしても、当時のインテリアパーツはプラスチックの塊のようで、金型技術のその後の進歩に驚かされます。2024/9/19:何とKTMから食堂車、寝台車のインテリアパーツが再販されました! うれしいですね。⑳ KATO プラ製旧型客車モデル 亡き兄の遺品整理で出てきたKATOのプラ製旧型客車は兄が後年買ったモデルで15-20年前の製品と思われます。室内照明は豆球タイプでチラツキが多かったので、エンドウのLEDに交換し、フィギアを追加、インレタもKATO製を貼付しました。また、長編成に仕立てるため、ヤフオクで当時モノ車両を買い足して加工しました。⑳ エンドウ ブラスモデル キハ58 8両50年以上前から保有していた元々のモデルは縦型モーター2両の7両編成でした。ボルスターの絶縁不良でショートしていたのをOHして動くようにしましたが、モーター、ギア音が非常に大きいうえに電気の消費も大きく、消えるような照度の蛍光管からエンドウのLED室内照明に交換してもあまり明るくなりませんでした。そこで、縦型モーター車2両はあきらめてヤフオクで売却し、代わりに片軸MPモーター車3両を入手し8両編成に仕立てました。インテリアは買い足した3両を含め8両ともモデルが古くて装着されていなかったので、後付けで市販シートキットを使って製作、フィギアも付けました。インテリアとフィギアを追加しているところです。詳しくは別稿の「ブラス車両室内作りこみ」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「世田谷車両センター」製の架線注意標識の小型を正面ステップの上に取り付けました。実車写真と比べてみてスケールは小型で正確と思いますが、周囲のゼブラマークの黒線がやや太く、遠目では黒縁に見える難点があります。縦型モータ車を後続製品の片軸MPモーター車に買い替えたのは、室内の見栄えの問題もありました。この写真は売却した縦型モーター車ですが、モーターを隠すためにブラインドを付けてごまかしていました。⑳エンドウブラスモデル 113系湘南7両 元々は40年ほど前に5両編成を持っていたのが手許にあり、特に手を加えなくても走行しましたが、M車がMP片軸の1両のみでややパワー不足気味だったので、ヤフオクでM車1両、T車1両を入手し、7両編成に仕立て直しました。経験的に真鍮モデルは4両に1両のM車を配したほうが無難と思います。エンドウモデルとしては、50年以上前のキハ58の片軸MPモーター駆動から40年前ころの113系では両軸MPモーター駆動に進化していますが、内装は相変わらずの伽藍洞状態です。KTMは赤ラベルの縦型モーター伽藍洞からゴールドラベルになって両軸MPモーター、インテリア付に進化しており、それに比べるとエンドウの進化は若干遅れを感じさせます。室内照明パネルも両社とも蛍光管から進化しているとは言え、エンドウはKTMよりも少し暗いです。明るくすると伽藍洞が目立つからかも知れません。写真の手前にある缶モーターに関しては、キハ58で一時期、縦型モーターからの交換を検討していましたが、インテリアの邪魔になるのは同じなので、結局断念した経緯があります。キハ58と同じく、市販キットを使ってインテリアを製作しているところです。フィギアはなし。窓の多い真鍮モデルで照明付きなのに内装なしはきついです。エンドウも後ろめたかったのか、一応、消灯用の大きなスナップスイッチが付けています(笑)。詳しくは別稿の「ブラス車両室内作りこみ」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/⑳KTMブラスモデル ゴールドラベル キハ82KTMのキハ82赤ラベル8両は小学6年生の時に兄に連れられて、今は無きツバメ屋模型店で買った思い入れの強いモデルでしたので、HO再開の時も真っ先に復活を図りました。眠れる美女は50年間の長い眠りから起こされて最初はご機嫌が悪かったものの、次第に往時の精彩を取り戻したに見えましたが、縦型モーターと真鍮床板の絶縁の悪さには泣かされました。TOMIX等の最新モデルに習って、床の上には一切電気を上げない決意でボルスターを中心に樹脂ビスも使って絶縁の徹底を図りました。ただ、最新モデルのように両輪を真ん中で結合させた「両軸集電システム」やプラ製台車と真鍮製軸受けの組合わせになっていないので、自ずと限界があります。最新モデルでは電気は台車で通電が完全に遮断され車体にまで上がってくる余地がありません。ただ、美人の割にモーター、ギアの音が大きく、口うるささに嫌気が差しました。結局、オークションで処分し、もう少し後年のインテリア付、両軸MPモーターの条件で、ゴールドラベルの7両編成に買い換えました。KTMゴールドラベル キハ827両編成が晴れて入替え入庫。悪戦苦闘しましたので、特にマゾヒストの方でない限り、このゴールドラベル以降のモデルで楽しまれるのがいいように思います。ゴールドラベル キハ82の嘘のような調子のよさに苦笑しながら、「女王」の復活を喜んでいる次第です。女性付き合いは難しい、特に美人は・・(笑)。⑳KTMブラスモデル ゴールドラベル 151系こだま8両KTMの電車編成モデルは当時高くて買えませんでしたが、小学4年生の時に父親に連れられて東京に行った時に乗車した151系の「こだま」がどうしても欲しくなり、丁寧な内装と室内照明パネルを装備したKTMゴールドラベルの8両編成をヤフオクで最近買いました。40年ほど前のモデルですが、最近の高価な黒ラベル赤箱と比べても大きな遜色はなく、私としては当時を思い出すに十分な品質でコスパも高いです。何も手を加えておりません。⑳エンドウ ブラスモデル 253系成田エクスプレス海外出張で頻繁に利用して思い出深かったことから、1990年頃に生産された基本Aセット6両を3年前にオークションで入手し、さらに中間Bセット3両を追加で入手してフル編成で走らせています。259系もNゲージで揃えたので、並走させるのも楽しみです。エンドウ製品の持病か、車輪のキーキー音が中々止まりませんでしたが、エンドウの殻から勧められて「セラミックグリス」を買って車軸に塗布したところ、やっと静かになりました。詳しくは別稿の「持っててよかったツール・サプライ」をご覧ください。⑳エンドウ ブラスモデル 有蓋・無蓋貨車傷、錆がひどい車両はヤフオクでジャンク品として売却し、比較的程度のいい車両はタミヤのプライヤーで下地を整えてから、セミグロスブラックでスプレー塗装しました。カプラーはベーカーから全てKATOカプラーに交換、所属標識などはレボリューションファクトリー製転写シールや買い足したKATOのプラ製貨車の付属インレタを流用して貼付しました。手すりもKATOのプラ製貨車で余ったパーツ等を流用して取り付けました。なお、KATOカプラーはKDカプラーのようにナックルにスプリングを入れずに樹脂の弾性に頼っていますので、金属製の貨車、客車の重い長編成になるとナックルが開いて走行中に自然開放することがあります。それなりにケースに収納すると、古さを感じさせません。エンドウのブリキ製貨車にレボリューションファクトリー製の所属標識転写シールを貼付しています。段々大人の鑑賞に耐えるように変身してきました。なお、エンドウのブリキ製貨車はカプラー変更時に十分高さ調整をしないと走行中の自然開放などのトラブルが生じるので、注意してください。無蓋貨車トラに関しては、KATOのプラ製貨車と混成で16両編成の材木列車を製作しました。⑳ロコモデル・KTM急行貨物列車皆さん、「ロコモデル」をご存知ですか?1970年ころに元製靴業の遠藤春一氏が浅草で起業し、1999年の廃業まで一世を風靡した伝説のメーカーで精密な設計に基づき、主にペーパー製の車両を製作販売していましたが、一部真鍮製のキットも販売していました。この「ロコモデル」のワキ1000キットの組立ディーテルアップ品6両とKTMから1970年代に販売された有蓋緩急車ワムフ100の計7両の急行貨物列車を偶然にもヤフオクで発見し、入手しました。伝説通り見た目は非常によかったのですが、相当長期間放置されていた様子で、そのままではスムースに走行させられず、車輪の磨きと交換、カプラーの天賞堂KDタイプからKD#148への交換、床下機器類の台車干渉部分改造、塗装ムラの修正、所属標識インレタ貼付など、かなり手を加える必要がありました。同時代のエンドウやカワイのOゲージの流れを汲んだブリキ製貨車よりは車体の精巧度ははるかに高かったですが・・。加工を終えてIMONの銀箱に収納すると「馬子にも衣装!」。見違えました。ビンテージモデルを今風に楽しむために欠かせないのが室内照明です。KTMの緩急車ワムフ100は両絶スポーク車輪(こんなところにもありました!)を片絶(エンドウ製、10.5mm径スポーク)に交換、床板との絶縁をしたうえで、短くカットした客車用のLED室内照明板(マイクロエースのLED電球色)を流用しました。室内も再塗装し、フィギュア、長椅子などを配置しました。また、窓が多いので配線が見えないよう、特に注意しました。マイクロエースのLED室内照明灯(広幅G0002 HO/N両用)は照度が適度に抑えられており、ほかの緩急車やストラクチャーの照明などにも多用しています。特に色紙などで照度調整しなくても、この程度の明るさで違和感がありません。EF5889天賞堂カンタムに引かれて、快走中です。脱線もせず、550RのS字カーブも通過します。いくら精巧なモデルでも走らないと可哀そうです。順次、他のビンテージ車両の再生状況も追加更新していきます。よろしくお願いいたします。また、閲覧数が150,000件を超えて、鉄道模型の他テーマに関しても、ご覧下さい。「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ 蒸機編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/ 「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「HON サウンドを極める: カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.04.09
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。花壇作りは新築などに際して新たに造園の一環で花壇を作る場合は業者に委ねるのが適切でしょう。しかし、その後に花壇を大きくしたり、木製造作の腐った部分を改修したりなど造作は思いのほか、DIYでできるものです。もちろん安上がりなこともありますが、自分やご家族とご一緒にすることで一層庭木への愛着が高まり、趣味を堪能できるのではないかと思います。剪定料金例です。庭を綺麗にしていると、植木造成業者が沢山DMを投函してくれます。「自分でできるだけやっている」と説明すると、「手間のかかりそうなことばかり頼まれて儲かりそうにない」と尻込みしてしまう業者も多いですが、来てもらって単に料金を聞くだけでなく、花壇づくりのポイントや花壇、土留めの現状を見てもらいながら補修、リニューアル、拡張などの可能性を教えてもらえるメリットもあります。できないと決めつけずに、ちょっとしたことからチャレンジされてはいかがでしょうか。レンガや石材、コンクリート板などを使うと思いのほか手軽にできます。<木製土留めのコンクリート板への交換>最近、草花の手入れと並行して、庭の南東端の土留めを作り直しましたので、ご紹介します。7年程まえにウッドデッキ用のアイアンツリーを使って腐った木製の土留めを交換したのですが、水はけが悪いだけに結局それも腐ってきました。そこで、今回はホームセンターで見つけた新製品の木目調コンクリート板(1枚約90cmX20cm、@1,800円弱)を並べてやり直しています。このような作業を工務店に依頼すると大体20-30万円しますので、健康と節約の一石二鳥です。まだ全体が完成していないので、詳細は追ってアップします。2024/6/18: 追加のコンクリート板を肥料とともにホームセンターでまず試しに4枚約7,200円で買ってきました。いきなり全部揃えるのではなく、実際に施工して試してみることが失敗しないコツです。いよいよ工事開始です。なお、左側の油かすと消石灰はクローバーなど豆科の雑草が増えてきたところがあり、本を読むと土が酸性に傾いている兆候だそうで、土壌改良のために散布しようとしています。ただ、消石灰は水と混ぜると発熱し、防護手袋と眼鏡が必要なほど怖いモノなので今回限りにしたいと思っています。2023/08/13: お盆休みに入ったので、のびのびになっていた庭の南東端の土留め交換作業を始めました。先出の写真は左手の土留めで交換が完了しましたが、この写真の通り反対の右手は板が腐った状態です。アイアンツリーということで腐らないと過信していましたが、土留めのように常に湿気のある土壌に接している場合はデッキと違い、4-5年で腐ってしまいます。2023/08/13: 元の杭を抜くのが一苦労。さすがに力仕事なので男性の出番です。2023/08/13: 除去した土留め板です。やはり、メンテナンスフリーを目指すなら、石やレンガ、コンクリートにするほかありません。2024/8/14: 暑くならない6時半ころから、残っていた部分のコンクリート土留めの敷設工事を行いました。既存の木製土留めを撤去して杭を抜き、土壌を成形してコンクリートの土留めを置きます。2024/8/14: コンクリートの土留めを固定する位置を微調整しています。すでに張っている木の根をやむを得ず切断する場合もあります。2024/8/14:敷設の終わった右手のコンクリート土留めの状態です。すだれを立てている奥の部分もいずれは同じようにコンクリートの土留めに交換する予定です。2024/9/5: 庭の南端の土留めをコンクリート板に入れ替える作業が全て完了しました。今回の作業は写真の奥に写っている箇所に5枚の板をはめて土盛りしました。今まではここに玉龍を植えていましたが、日当たりがよすぎて最近の異常気象ではほとんど全滅しましたので、今後は日に強い樹木を選びたいと思います。2024/11/4: 「ゴールドクレスト」などの植付も完了しました。2024/9/5: 反対側からのショットです。一番奥からコンクリート板への入れ替えを始めて、結局18枚使いましたが、費用は鉄筋も含めて40,000円ほどですから、ほんとに安いものです。2025/6/30: 現在、このようになっています。コンクリート板の違和感も全くありません。<アイアンツリー板とレンガを併用した花壇作り>隣家との境界に沿って脇道があり、下り坂に合わせて10年ほど前に写真のようにウッドデッキ用のアイアンツリー板をコの字形の木枠に組立て、段々に並べて花壇にしていました。同じ場所の現在の姿です。さすがアイアンツリー材とは言え、水はけの悪い場所は腐ってきたのでレンガを並べて花壇の補強をしています。ここは下り坂を下りた一番低い場所なので、アイアンツリー材も自然に還ろうとしています。下り坂の上のほうはアイアンツリー材の木枠が腐らずに残っていて、花壇の役目を果たしています。<レンガを置いただけの簡易花壇作り>「サクランボ」の下にセメント製成形材を用いて花壇を作りました。スコップで地面を2-3cm掘ってから成形材を埋めて、さらに中に土を盛ると時が経つにつれて次第に落ち着いてきて、置いただけには見えなくなります。「キンモクセイ」の根の周辺にレンガを買ってきて花壇を作りました。地面をスコップで2-3cm掘ってレンガを固定し、中に土、外に砂利を入れて固めました。当初、セメントでレンガを固定するつもりでしたが、意外にもレンガが安定し、そのままにしています。特に外側にレンガが倒れることもありません。<ベンチの修理>バラの花壇の前に市販の二人掛けベンチを置いていましたが、4-5年風雨にさらされてアイアンウッドの板が腐ってきました。スチールの両サイドの枠も下側が錆てきているので、この際、板は全て交換し、枠も補修することにしました。いくら防錆剤やニスを塗っても、錆だけでなく見た目も余り座りたくなる外観でなくなってくるので、ある程度、消耗品として割り切るほうがいいかも知れません。スチール枠はグラインダーで錆を落として錆止め専用の「ジンク塗料」を下塗りしたうえで、外装用のアクリル系黒塗装をしました。木板は元々ベンチ幅が110cmでしたが、ホームセンターでウッドデッキ用の板材は90cm(@税込399円)か180cm(@税込799円)長でしか販売されていないので、ベンチ幅を90cmに短縮して材料効率を上げて(費用削減)復元することにしました。腐り防止のため、取付穴を開けてからニスを4回塗り重ねました。ステンレスボルトを使って、板を固定します。出来上がって花壇の横に置きました。足の部分には小型レンガを置いています。大阪湾も見下ろせるので、お茶を飲みながらゆっくり眺めを楽しめます。書き出すと色々あって季節の移ろいもありますので、今後も頻繁に更新を続けます。どうかよろしくお願いいたします。お互い、楽しくやりましょう。閲覧数が142,000件を超えましたが、庭のガーデニングや芝生に関する別稿もご覧くださいませ。「趣味の園芸 ガーデニング 全体 草木編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「趣味の園芸 立ち木 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504090001/「趣味の園芸 バラ、ツルバラ ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「趣味の園芸 芝生 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/「夙川桜並木14年の歩み」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010001/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「大阪・関西万博 公式裏情報: 来場予約、抽選申込、当日登録、交通、0時ログインの現実」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507070000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道は今日も雨だった」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「修復歴?フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「軍用機 飛燕甲 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2025.04.07
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。ある有名自動車雑誌を読んでいたら、GT3やGT3RSに対する数々のジャーナリストの皆さまからの熱い支持が簡潔にまとめられていました。確かに仰る通り「“走り屋”垂涎の絶滅危惧種」です。ただ、買う寸前まで迷いに迷って結局止めた私の評価も聞いて下さいませ。なお、正確性を期すため、原文のまま転載させていただきました。商業目的ではないので悪しからず、ご了承下さい。添付された写真は投稿者独自のものです。まずは評価の対象となっているGT3とGT3RSをざっと振り返りましょう。2017年「991.1 GT3RS」です。 「GT3」自体は2014年前後の997モデルからありましたが、「GT3RS」と言えばまずはこれでしょう。2016年にデビュー当時は注文が殺到し、車両本体価格2530万円に対し、一時4,000万円までに高騰しました。10年モノとなった現在でも2,300-2,500万円するので根強い人気が分かります。同じ2017年「991.1 GT3RS」のリアビューです。 本来はGT3RSでもナローのような単に「PORSCHE」のサイドデカールだけがオプションでしたが、この個体のように991.2用のデカールを流用して貼付している例が多いです。なお、アルミ製リアウィングは表面にフジツボのような錆が出ているケースが多々あるので、購入時は問題がないか、注意しましょう。2018年「991.2 GT3」いわゆる後期型です。体感性能では991.1 GT3とあまり違いはないようです。最近の相場は3,000万円前後井でしょうか。同じ2018年「991.2 GT3」のリアビューです。2019年「991.2 GT3RS」です。ブレーキ冷却用の排気スレットやフロントフードのインテークなど、次第に派手な外観に変化するとともに、フロントフードはカーボン製に、ルーフはマグネシウム製になって軽量化が一層進められます。同じ2019年「991.2 GT3RS」のリアビューです。 ハイマウントリアウィングはまだ可動式にはなっていませんが、存在感は十分です。この後期モデルも人気が高く、今も2300-2500万円くらいの相場です。フェラーリほどではありませんが、希少モデルは年式よりも走行距離が中古車価格により影響するようになるので、手放すなら5,000-6,000kmまでがベストです。頑張っても10,000kmで抑えましょう。それ以上乗りたいなら、最後まで乗り倒すか、走行の少ない中古車に乗り換えるのが得策です。2023年式「992 GT3RS」いわゆる現行モデルです。ルーバー、スリット、アウトレットのオンパレードでよく公道走行可能な登録ができたと感心するばかり。サーキットウェポンと呼んでも違和感はありません。車両本体価格3,378万円にバイザッハオプション600万円やカーボンセラミックブレーキ150万円など、各種オプションを付けると4,500万円ほどの仕上がりになりますが、一時は転売ヤーの暗躍もあり6,400万円まで高騰。現在漸く相場が沈静して、写真の2023年式個体で4200万円前後、2025年式のバイザッハ仕様なら5,200-5,800万円になってきました。同じ2023年式「992 GT3RS 現行モデル」のリアニューです。スワンネックのハイマウントウィングやタイヤが半分露出したフェンダースレットが筆舌に尽くしがたい迫力を感じさせますが、525ps、474NmのNA高回転型・低トルクエンジンでは300km/hは出ません。2025年式「 992 GT3RS バイザッハ仕様」です。新車価格は3,378万円にバイザッハPKGオプションが約600万円、セラミックブレーキオプション約150万円、フロントリフター、マトリックスLEDなどオプションを入れると、大体総額4,500万円になります。発売直後は6,400万円くらいまで高騰し、転売ヤーが暗躍しました。2025年10月現在の相場は走行距離が1,000km以内なら5,700-5,800万円、3,000-4,000kmで5,000万円強です。同じ2025年式「 992 GT3RS バイザッハ仕様」のリアビューです。ハイマウントのウィングもスワンネックの本格的な可動式になりましたが、ここまでするならトラクションコントロールを向上させるため、現在のグループホモロゲーションには適合しませんが、左右2分割にしても面白いと思います。 以下の雑誌評価は概ね992型モデルを念頭に置いていますが、991型でも同様の調子の高評価が多いです。■「ドライバーに正確で繊細な操作を求め、それに応えられるドライバーには従順な操縦性を見せてくれる。純粋に走ることが面白い」(斎藤聡様)→「純粋に走ることが面白い」というより、限界走行での怖さを私はより感じています。GT3で鈴鹿を走ったことはありませんが、「従順な操縦性」ではなく、限界で牙をむくアンダーからオーバーステアに急激に変化するトリッキーな特性は現代の電子的によく調教された安全マージンの大きい強豪他車群に比べると古さを感じませんか。■「スポーツカーに精緻な操縦性を軸とした速さと快楽を求めるなら、911GT3以外に選択肢はない」(山田弘樹様)→全く同じ「速さと快楽」の観点で考えて、私は選択肢から488ピスタに軍配を上げましたが、いかがでしょうか。端的にはピスタがあるからGT3RSを買いませんでした。PDK前提で考えますと、少なくとも991.2まででしたら、ピスタのZF7段デュアルミッションのAUTOのほうがキックダウンもスムースで優れていると評価しています。「速さと恐怖」を求めるなら、911GT3以外に選択肢はありません。■「世界で最もモータースポーツと密接に関係し続けるメーカーの精神が凝縮された1台。エンジンのキレ味は自動車用として他に類がないと思う」(渡辺敏史様)→目指す山は違うにしてもメーカーの精神が凝縮された1台であるのは間違いありません。それだけにその純粋さが強くマニアの心を鷲掴みにするのでしょう。「エンジンのキレ味」は確かに回転型NAとして究極のモデルですが、絶対的なトルク不足は否めず、458スペチアーレと同じ限界を持つように感じています。■「ただただ速さに怖れおののいたGT2RSとは違って、何かとヤル気にさせてくれ、ドライバーを喜ばせてくれる点で、GT3RSに敵うNA+RRはなし」(西川淳様)→数々のスーパーカーのベテランオーナーであり、プレスリリースの受け売りでない、いつも的確な試乗レポートを拝読しております。最後に加えられた「NA+RRはなし」は含蓄があって誠に言い得て妙と感じます。なお、GT2RSに関しては、私の経験では速さと「不安定さ」に恐れおののきました。■「ドライバーの操作に対する反応も速ければ、クルマの動きをドライバーに知らせる伝達系も素早い911GT3。スポーツカーのスリルに満ちた1台」(大谷達也様)→「スポーツカーのスリルに満ちた1台」とは本当に本質を突いたお言葉です。以前、NSXの鈴鹿での2泊3日のドライビングレッスンに参加して、開発者の上原繁様が「人間中心のスポーツカーを作った。スポーツカーは緊張感を強いるだけでよいのか」と説明され、当時RUFのBTR3.4にも乗っていた手前、皮肉を言われたようで激しい議論になったことを思い出します。鈴鹿を走ると上原様の仰るように安全マージンの有難みを身に染みて感じますが、普段公道で走る大半の時間ではスポーツカーの皮をかぶった「レジェンド」になられるのも困るのですが(笑)。■「大きく幅広くその接地性と高い操安性はRRか4WDなのかも判定不能なほど路面に喰い付いて何も起こらない驚愕の安定性」(桂伸一様)→「RRか4WDなのかも判定不能なほど路面に喰いついて」というインプレッションはGT3ではなく、TURBO Sで私は感じましたが、いかがでしょうか。操安性の観点からの評価するなら、私は296GTBアセットフィオラノがNo1と評価しています。モデルの出るたびに進化するトラクションコントロールの中でも、とりわけ電子デフによるトルク配分の絶妙さは舌を巻くしかない印象です。FISCOや岡山国際を走って、今まで一番怖くなかったクルマです。■「アクセル、ブレーキ、ハンドル、全ての操作に対する素直な反応は当然として、操作するほどに路面に食い込むように安定感が増すのが期待越え」(五味康隆様)→人馬一体となれるダイレクトで素直なドライブフィールでは、ピスタに軍配を上げますが、いかがでしょうか。コスパまで考えれば、アルピーヌA110Sかも知れませんが。■「年に数回サーキット走行を楽しむ程度でも、GT3とGT3RSは魅力的だ。ナンバー付きで普段は快適なのに、レーシングカーを運転している感覚になれる」(菰田潔様)→私も2台の458を普段乗りして、計83,000km乗りましたので、「普段の快適性」に関しては許容限度が高いほうです。ただ、GT3/GT3RSはバルクヘッド、タイヤハウスの遮音性が殆どなく、エンジン音に加えてシフトリンケージが噛み合う金属音もダイレクトに耳に飛び込んでくるので、日常では使えないと感じましたが、いかがでしょうか。ロールケージをレスオプションしても、余り普段使いにしたくはありません。992.2GT3RSになりますと、フロントラゲージスペースがなくなるので、荷物は助手席に置くしかなく、日常性は極端に悪くなります。手荷物や上着など、出し入れが大変になりますが、それ以上に走行後、後ろに散乱した荷物を取り出すのに往生します。バイザッハオプションになると、ロールケージもドライカーボン製になり、格子柄がくっきり見えます。992.2のGT3RSのフロントフードを開けるとフロントノーズからのエアアウトレットが占領しています。■「9000rpmまで嬉々として吹け上がり500psを発生するNAエンジンとMTの組み合わせにゾクゾクさせられる」(島下泰久様)→確かに9,000prmまで回る俊敏なエンジンですが、超高速ではトルク不足で7,000rpm以上に回しても加速感は殆どありませんでした。私にはFISCOのストレートで300km/hが限界でした。パナソニックコーナーでビビッて、140km/h前後までしか速度が乗っていなかったこともありますが。■「スポーツカーとしての911の究極の姿」(新井一樹様)仰る通りです。これ以上を求めるなら、911特有のパワートレインの呪縛から解き放つ必要があります。私の思い違いもあるでしょうが、ご笑覧いただければ嬉しいです。なお、閲覧数が163,000件を超え、クルマに関する別稿テーマもご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対買ってはいけないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「Singer シンガーポルシェに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202409220000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「修復歴?フェラーリ488スパイダー あま猫 騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「458イタリア 新時代を切り拓いた名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402110000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.03.31
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。北海道の雄大さが好きで、最近7年間で9回訪れましたが、フェリーとマイカーだけでなく、鉄道にも乗って多面的に自然と大地を満喫しています。キハ261は室蘭から函館まで特急「北斗」に乗り、狩勝高原の新得で特急「十勝」に乗りました。北海道は廃線跡巡りや釧路湿原ノロッコ列車、富良野のノロッコトレイン、釧網線の原生花園にも乗り、鉄道の存在感が大きいです。とりわけキハ261は下降気味のJR北海道に新風を招く爽やかな印象で、TOMIXの新製品発表があって、すぐに昨年予約しました。付属のワイパーを取り付けて、早速雄姿を手許で再現。ニヤニヤ。札幌から函館本線、室蘭本線、千歳線経由で函館駅に到着した特急「北斗」です。北海道は2両連結が多い😢ので、7両編成だけでも威風堂々としています。狩勝高原の新得駅を帯広から札幌に向けて出発する函館本線の特急「十勝」です。ホームの向こうに広がる草原にはかつて新得機関区があり、難所の狩勝高原越えのD51が扇状機関庫や給炭塔周辺にウジャウジャいました。新得駅は根室本線の要所でもありましたが、2016年の台風災害で新得、富良野間がバスに置き換えられたまま復旧せず、結局2024年3月で廃止、根室本線は分断されてしまい、新得駅からは根室方面にしか行けなくなりました😢。何か北海道を象徴する駅みたいで寂しいですね。だから、キハ261が余計、印象的です。昭和41年(1966年)に新狩勝トンネルの開通に伴い、根室本線の新線に付け替えられ、廃線となった狩勝線の横にD51が静態保存されています。のちにリアルライン製のNゲージ鉄道模型で再現された実機です。静態保存機はスノーブロウが取り外され、ランボードやデフレクターに白線、ロッドに赤線が入るなど装飾が施されていますが、リアルライン製のNゲージ模型は新得機関区での活躍当時を1/160で再現しています。さて、北斗の模型に戻って、今回のTOMIX新製品は発売日の2/28に「れーるぎゃらりーろっこう」に予約品を取りに行きました。こういう体験は今回初めてです。基本セット4両に増結3両と室内照明6本セット3箱も含めて現金払で20%引ながら、総額112,024円の買い物です。基本セットの4両に増結用中間3両(M車含む)の7両編成の実車通りの構成です。金型の精密性がますます向上し、塗装も落ち着いた色調で見事な仕上がりです。車両の出し入れがカンタンにできるよう、いつものIMON 1/80用金箱8両ケースに収納します。この時に連結順の番号シールを車両と元箱に貼って混同しないようにしています。なお、IMON 1/87用銀箱には車長が長いので収納できません。特急車両はいつの時代も華やかで夢があります。乗車経験のある思い出深い列車を主体に集めています。早速、室内照明を取り付けます。車体の分解は取説では車体の真ん中を押し広げるように解説されていますが、実は少し端から外してバナナの皮をむくように広げていくのが楽です。今回、連結面の組付けがしっかりしていて分解しにくいので、外れにくい時は爪楊枝を間に挟んで、どの部分が引っ掛かっているかを確認しながら慎重に外しましょう。TOMIXサンライズエクスプレスでもスカートが回り込んでいて車体を外しにくいので爪楊枝が大活躍。車体と床板を外しました。車体の屋根板は写真のように親指で押さえていくとカンタンに外せます。TOMIXも随分製品の改良を重ねているようで、昔の製品は屋根板が中々外れず、マイナスドライバーで爪をひとつひとつ広げていく必要がありました。室内照明は一気に7両分を開封して、LEDチップの鉢巻きを施します。内職のおばさん気分です。車体をはめこむ時に連結面の角が非常に入りにくいですが、爪楊枝で広げて強く押し込みます。必ず四角が全部完全にはまっていることを確認してください。不完全なままで照明板を入れる次の工程に進むと、端子が外れてやり直すことになります。車体が完全に床板にはまっていることを確認したうえで、リン青銅接点がしっかり当たるよう、押し広げるように照明板を車体天井穴に挿入します。左右反対方向に挿入しますが、先頭車のキロ261とキハ261だけは運転席と逆の連結面方向に並べて挿入しますので、注意してください。LED照明は先頭のキロ261のグリーン車のみ電球色#0794で、他の6両は白色#0795です。先頭車の2枚のうち、連結面側の1枚は先端から34.5mmで切断します。写真のように寸法を測って切断するのもいいですが、車体に開いている穴の長さに合わせて切断するほうが間違いがなく、きっちり収まります。私は挿入した照明板がリン青銅の弾力で外れないよう、念のためセロテープで両端を留めています。M車は床板面が高いので特に外れやすいです。屋根板を取り付ける前に照明テストをします。数々の失敗から学んだ「急がば回れ」です。先頭車2両はヘッドライト、テールライトの点灯も車体を分解する都度、行います。屋根板を取り付ける前のテスト状況です。テスト線路の電源はONのままにして、マメに点灯チェックできるようにしています。ここで製品の初期不良と思われるトラブルが2両に関してありました。LED照明板の片方だけ照明が点灯しません。こんなことは初めての経験でリン青銅の接点の酸化をまず疑いましたが異常なし。次に台車を外して通電チェックしましたが、これも異常なし。見事な4軸集電機構にただただ、感心。原因判明。何と座席シートを外すと、車体側のリン青銅端子(写真では奥の1本)の曲がりが弱く、床板の通電板と接触していませんでした。照明が点灯しない2両とも同じ状態でした。皆さんも恐らく、同様の症状が出ると思いますので、すぐにチェックしてください。一般的にTOMIXでは組立後の通電検査が必ずしも完全ではないようです。以前に通販で買ったDF50プレステージモデルの完全な新品が全く始動せず、修理に出したことがあります。信号炎管、アンテナ、ワイパー、連結器カバーなどの付属部品を付けていく中で、コツが必要でそれなりに面倒だったのが側面行先案内板です。車両番号入りの案内シール(7両で14枚)を切り抜いて案内板表面ガラスのプラ板に裏から貼り付けて、車体の外側からはめ込むという作業になります。切り抜いた案内シールを側面ガラスのプラ板部品の裏側から貼り付ける作業状態です。基本的に腰の強いピンセットを両手で操るのが、一番楽です。プラ板をライナーから外さずに、そのままの状態でシールを貼っていくのがコツです。シールが車両番号の順に並んで印刷されており、境界線が非常に分かりずらいです。1枚、1枚切り離すよりも外側の輪郭を切り抜いた状態でまとめて作業すると楽です。シールの表面保護シートが非常に剥がしにくいので、まとめて切り出したシールにカッターナイフを断面から差し込むようにしてシートをまとめて剥がします。そのあとで精密ハサミで1枚、1枚貼るたびに切り離すと楽です。7両分、前部で14枚の案内シールを全てプラ板に貼り終えました。ここまで、ライナーからは外さずに作業します。車両番号を間違えないよう、1枚ずつライナーから切り離して、車体にはめ込みます。シールをプラ板の形通りに綺麗に切って貼っておかないと車体にはめ込みにくいので、十分留意してください。また、誤って車体の中に落としていまわないように。私はうっかり、1枚落としてしまい、車体を外すのが面倒なのでもう1枚追加でシールを貼ってはめ込みました(笑)。側面案内板を綺麗にはめ込めました。ヤレヤレ。買った勢いですぐに作業しないと、車体の穴が目立つのに取付け作業が億劫になりそうです。車体番号などの転写シールを車体に貼付します。シールを切断してメンディングテープで留めたところです。メンディングテープでシールを車体に固定したうえで、ボールペンでこすり付けます。作業難度は高くありませんが、シールの粘着力がやや弱いので、いい加減に保護シートを剥がすとシールが剥がれたり歪んだりしますので甘く見ないで基本手順に忠実に作業しましょう。すっきり貼付できました。ともかく「急がば回れ」に尽きます。最後に先頭車2両のドア手すりを取り付けます。付属治具を使って0.5mm径のドリル刃で穴を開け、金属パーツの手すりをはめこみます。ピンデバイスでゆっくり穴を開けます。さずがに治具を使うと位置も完全でした。外装の取付けを終えて入線後の試走。それなりの達成感があります。550Rの4番ポイントをS字に組み合わせた待避線で1-2両が脱線したのでチェックしたところ、台車の引張棒の先端が車両タンクに接触していることが判明しました。接触していた台車の引張棒先端部分を1-2mmカッターで全車両とも切断した結果、走行に全く問題がなくなりました。さよなら三重連の「急行ニセコ」を追い抜くなんてありえないシーンも模型ならではのショー。長万部駅付近でしょうか(笑)ニセコを重連にして長さを揃え、ホームで記念撮影。「北斗」が不定期運行にならないことを祈っています。「スーパー北斗」が2020年に廃止になって残念。寝台特急だけでなく、在来線の特急まで駆逐する憎き新幹線・・・最近設置した腕木式信号を通過していく雄姿です。これもあり得ない組み合わせのシーンです。先日、拡充したHO用のサウンドシステムで早速楽しんでいます。サウンドカードは写真のように「キハ58」用を流用しましたが、違和感はありません。閲覧数が150,000件を超えて、鉄道模型の別テーマに関しても、ご覧ください。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HON: サウンドを極める カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「Nゲージ蒸機収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406120000/「HO/Nゲージ 持っててよかった!ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.03.18
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。20年ぶり、28年目のポルシェとの生活を再開します。ポルシェ911には27年間で78SCS、73カレラRS、RUF BTR3.4の3台を乗り継ぎました。もちろんオールMTです。好きで好きで、自他ともに認めるパラノイアでした。ただ、超高速や下りのワインディングでの操安性に強い不安と怖さを感じていたところに黒沢元治選手やステファンローザがドリフト姿勢を維持しながら巧みに操るのを目の当たりにして、すぐにカウンターを当てて反射的にスロットルを戻してしまう自分には到底できないと見切りを付けたのです。特にFISCOで黒沢選手がドライブするRUF BTR3.4に同乗した時の衝撃は今も忘れることができません。それから早20年。RUF BTR3.4に乗っていた時からフェラーリには乗っていました。スタイルに惹かれて非力な308GTB QVからの付き合いですが、テスタロッサや512TRにステップアップするとV12はトルク型で重心が高いうえにトラクションをタイヤに頼っていました。512TRでかなり改善されたとは言えアンダーが強く、ドライブフィールは全体的に鈍重で、ポルシェの俊敏さや回頭性の良さには及びませんでした。しかし、V8のF355や458当たりから高回転型のNAエンジンになり操安性は画期的に改善されます。特に458以降のデフ、ブレーキ、デュアルミッション、サスの電子制御は後発モデルが出るたびに精緻化と進化を遂げ、ただただ驚嘆するばかりです。現在所有しているピスタ、296GTBは開発コンセプトが違うとは言え、いずれも最高峰の1台に違いありません。ロードカーとしてのパーフォーマンスではポルシェをトルクと操安性で圧倒していますし、アクティブ4WDのターボSなら戦えそうですが、デザインの斬新性やラクジャリーな快適性がありません。GT3やGT3RSの検討を続けてきた経過は別稿の「GT3やGT3RSをなぜ買わないのか」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/それがなぜ先祖返りしたのか。買い物などの普段使いには、ずっとアウディTTクーペを一代目から三代目まで乗り継いできました。2ドアで取り回しがよく、奥さまも運転できるオルガンペダルで急発進防止のフールプルーフも付いていますが、その気になれば六甲のワインディングを攻めることもできます。ただ、991のGT3や992のカレラ、特にMTモデルに乗ると、3000-4000rpmくらいの日常使用域でもTTにはない高い緊張感を感じながら俊敏な運転を楽しむことができることに気が付きました。しかもPDKに比べ、何と25kgも軽い!普段使いの時間でさえ、単に「便利な移動ツール」としてクルマに乗るのは勿体ない!実際、ピスタや296GTBは年に1500-2500km程度しか乗っていないのに対し、アウディTTクーペは3,000-3,500km乗っていて、一番よく乗るクルマでした。日常の中で速い、遅いは関係ない楽しみ方をしようと考えたのです。そこまで来ると、911の中でのモデル選びは自ずと見えてきます。ドンドン鈍重になる911は魅力をなくしつつあります。リセールバリューも考えると、ハイブリット化されたGTSに代表される静かで乗りやすくなりすぎた992.2になる前の最新992.1モデルの人気が必ずや今後も持続するでしょうし、その中でもコレクターアイテムのMTはGT3かカレラTに限られます。GT3は7MTの991.2モデルを乗せてもらいましたが、折角のパワーを4000rpmくらいまでの頻繁なマニュアル変速では活かしきれない(GT3RSはPDKのみ)のとサスやシートのセッティング、遮音材の省略度合いがたとえ、ロールケージが付いていなくても普段使いにはやはり向かないと感じました。他方カレラTの7MTは使い勝手がよくコンセプトに惹かれるのですが、0→100km 4.5秒という遅さが最後まで気になりました。PDKなら4.2秒なので速さにこだわろうとすると、日常の操る楽しさは減ってしまいます。そこで911の有名なコレクターで仰々しいウィングやエアロパーツを好まれない隅本先生にもご意見をお聞きしたところ、やはり911カレラTを強く薦めていただき、背中を押されて漸く決心がついた次第です。「純粋なライトウェイト・ポルシェ」、現代の73カレラRSに「日常生活の中で」逢えたらいいなぁという想いです。20→70km/hの世界で・・・。結局、2023年式の白の992.1カレラTで、レフトハンダ―、走行4,950km、ワンオーナーで3年のメンテナンス契約に入っているポルシェセンター青山 出のディーラー車を選びました。オプション内容も非常に重要な決め手でした。①フロントリフター(402千円)、②LEDマトリックスダイナミックヘッドライト(605千円)、③レーンチェンジアシスト(123千円)、④リアシート、ストレージパッケージ(約200千円)、⑤プライバシー軽量ガラス(82千円)、⑥ホワイトメーター(58千円)と、走りを中心とした総額150万円ほどの過不足の少ないオプション内容が気に入りました。スポーツマフラーやスポーツプラスシートは標準装備です。992.1のカレラTは限定車ではないのに品薄でピークには2,200-2,400万円までしましたが、漸く相場が沈静化しています。ポルシェの場合、コレクターアイテムの相場は6-7年落ちになるまで新車本体価格くらいで推移しているので、1,850万円の新車本体価格+オプション価格を基準に探しました。高騰時の高いコストで仕入れた個体は売値が高いので、最近の仕入れ車を探しまわり、リーゾナブルな車両価格+オプション価格で入手できました。新車、中古車の違いがあるにしても、296GTBの1/3、ピスタの1/4です。フェラーリはパーフォーマンスを自分たちが納得するまで徹底して追求するうちに随分高くなりましたが、5年乗ったリセールバリューで考えると3台とも売買差額は小さくてリーズナブルと思います。このカレラTの場合ですと、5年で3万kmを念頭に考えていますが、コレクターアイテムなので、認定中古車としての下取りは1,200万円前後と思われ、1年で150万円落ちですから、ベンツ、BMW、ベントレー、アストン、レクサスに比べて、かなりお得です。911を認定中古車として下取ってもらうには、5年ないし7年落ちで3万km以内、8-10年落ちで2万km以内に収めて乗るのが賢い乗り方と思います。もし、その基準を超えそうになったら、トコトン乗りつぶす気でない限り、別の低年式、低走行の中古911に乗り換えるのが得策のようです。こうして並べて観ると、「なぜGT3RSにしなかったの?」という方が多いと思います。出品まもなくカーセンサーで眼を付けて、すぐに見積りとオプション内容等の素性をスムースに確認できたので、販売元の愛知県あま市のポルシェを中心とした外車専門店SHOEI AUTOまで間髪入れずに伺いました。ポルシェ・センターでないのが気になりましたが、社長が知り合いから買い取ったようで、個体としてもポルシェセンター青山から3年のメンテナンス契約付で新車販売され、1年目メンテもきっちり受けていました。ショップとしても、お愛想や強引なセールストークはなく、ガレージ内は虚飾なしで綺麗に整理されていたので信頼できると判断しました。また、最寄りのポルシェセンター岡崎に照会しましたが、両社の取引歴が長く良好な関係にありました。余談ですが、愛知県は私にとって縁起のいいゆかりの地です。探し続けたCB750K0や初代TTクーペを見つけたのも名古屋の専門店でした。ただ、支払い総額の算定に曖昧な商習慣が残る地域なので、今回も注意しましたが、ETCセットアップやスペアキー製作費など明朗会計でしたので、安心して契約できました。写真は実車確認に伺った時の光景で、この角度からの眺めが結構好きです。今までの3台と同じ外装色は白を選択。ウィンドトリムが好みのサテンブラックなのも嬉しいところ。ポルシェパラノイア好みのデコラティブサイドロゴ。じっと見ているうちに冷静さを段々なくす自分に気が付きました。悪いパターンです。「クルマと眼が合った、クルマが自分を呼んでいる」とか・・・。ヘッドライト周りのフェンダー盛り上がりも雰囲気は残しているものの、全体としては930のフラットノーズモデルに近くなりました。GT3のツーリングパッケージと同じく、ウィング無しの自動展開スポイラー。ダックテールとまでは言いませんが、開いた状態は991.2に比べ左右のフェンダー部分を含めて一体になり、デザイン的にかなりカッコよくなりました。エンジンフード中央のハイマウントストップランプが特徴的です。初回のオイル交換シールが貼ってあり、新車購入時にメンテナンス契約をした個体であることが分かりました。ディーラーにもシャーシ番号で問い合わせました。なお、カレラTはスポーツエキゾーストが標準装備で、3000-4000rpmのブリッフィングでも吹き上がりの俊敏さと野太いサウンドはさすがポルシェと感じました。日常使いのパワーバンドで感動できないといけないので確認にもいつになく力が入りました。付属の整備手帳に記載の新車販売証明です。首都圏でも富裕層が多く浜田山、目黒などとともに販売実績が大きい人気のポルシェセンター青山で販売された車両なので、安心しました。なお、各ポルシェセンターは地元の有力企業が運営しており、浜田山はCORNES、青山は国際グループ(KMタクシーで有名、エクセレンスインターナショナルは子会社)です。同じく整備手帳の納車1年後の定期点検記録簿です。オーナー名は個人情報保護のため、切り取られています。手を尽くして内々に調べたところ、ポルシェにぴったりの「湘南に住むヤシの木が生えたお家の方」でした。整備手帳では2023/6/22の納車1年後の2024/6/8に走行わずか3,686kmで定期点検を受けていることが確認できます。1年が経過してオイル交換をしないと警告ランプが消えません。ただ、これだけでは新車購入時にメンテナンス契約を締結したクルマかどうかは分かりませんので、シャーシ番号でディーラーに確認する必要があったわけです。メンテナンス契約を締結してあって、殆ど無料で点検整備を受けたのか、また契約は3年か5年かは、クルマのコンディションと購入後のメンテナンス費用に大きく影響するので、しっかり確認しておかないとあとで後悔します。今回は2026/6の初回車検までの3年契約でしたので、車検を受けた時に2年間の継続契約延長をするつもりです。これも初めて途中から契約すると20%ほど割高になります。この契約状況と残存車検期間も決め手になりました。なお、991のGT3やGT3RS、カレラT7MTなどは並行輸入車がそれなりに多いですが、上記のようなメンテナンス契約は一切結べません。サービス担当者に確認したところ、ポルシェセンターで点検整備、修理をしてもらうためには、日本の保安基準をクリアした状態(例えば、ヘッドライトの光軸変更でアッセンブリー交換必要)にしたうえで、ディーラー車の1.5倍の実費負担で、しかも後回しの整備になるそうです。名義変更後でないと免許証などの本人確認が必要なETCのセットアップはできないので、前オーナーの「セットアップ証明書」を必ず受け取る必要があります。リサイクル券や自賠責保険証と同じです。比較検討した別のカレラTで新車購入時にメンテナンス契約を締結していない個体があり、もし今から3年契約した場合の見積もりを出してもらったところ、写真のように385,000円でした。そのカレラTは2024年式でしたが、転売ヤーに買われたようで点検を受けたことがなく、オイル交換やブレーキフルード、フィルター類の交換を全くしていない状態でした。なお、フェラーリの場合はディーラーの新車購入価格に7年メンテナンス契約が初めから含まれているので、並行輸入車でもない限り、ポルシェのようなリスクはありません。930と比べ、ウィンドシールドの傾斜がきつくなりました。リアフェンダーの張り出しも930ターボ並み標準色のパナジウムグレーメタリックに塗装されたモノクロームのクレストホイールにガリ傷は4本ともありません。GT3やGT3RSのようにセンターロックになっていないので、長距離の旅行などでもパンクを気にしなくてもよいです。タイヤはフロント245/35 ZR20、リア305/30 ZR21で新車時のミシュランパイロットスポーツ4Sが八分山で装着されていました。新車購入時にタイヤ銘柄は選べないのでピレリが付いている場合もありますが、好きなミシュラン装着車だったのでほっと。昔はP6、P7、PZEROとピレリのファンでしたが、最近のピレリは真円性が高く燃費もいいものの、トレッドが固すぎます。あのグニュとした限界の分かりやすさはどこに行ったんでしょうか。それに対し、今やダントツと言える「ミシュラン」の4Sならサーキット走行も可能なハイグリップタイヤとは言え、快適な街乗りができます。GT3/GT3RSのようなスリックパターンのCUP2までは必要ないです。タイヤの製造年週も漏らさずチェック。2023年の第9週(2月下旬)生産品が4本とも装着されていました。生産時期が4本で大きく異なっている場合は、事故などで交換された可能性があります。よくタイヤの溝だけ見てOKという方がいらっしゃいますが、スポーツカー用途なら5年が経年硬化による交換限度でしょう。トレッドの摩耗状況もチェックします。タイヤは公道走行距離5,000kmに見合った綺麗な摩耗状況で、ホイールナットの状態などからホイール交換歴もないようでした。一般にサーキット走行をしている個体ではトレッド表面が溶けてケロイド状になっていたり、ショルダー部分が回転方向に大きく傾いて偏摩耗しています。リフターで4cmアップできますので、PASMで可変ダンバーをスポーツモードにして1cm車高を落とした状態でも安心です。35km/h走行までアップ状態を保持できます。ブレーキはカーボンディスクではなく、ローター、キャリパーともに小ぶりです。0→100km 4.5秒、最高速度295km/hですから、これで十分なんでしょう。乾燥重量は7MTでPDKより25kg軽い1,470kgしかありませんので、この軽さが全てに好循環をもたらす最大の武器です。乾燥重量よりスペアタイア、工具なしで軽い筈の「空車重量」でも992.2のカレラはSで1,595kg、GTSで1,670kgとドンドン重くなっています。いつ見てもポルシェのフェンダーとタイアの指1本入らないクリアランスの少なさには驚きます。サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リアがマルチリンクで、他社のプレミアムスポーツのベンチマークはこのカレラでもクリアしています。なお、ポルシェには失礼かも知れませんが、964までリアが接地性に限界があるセミトレのままだったので呆れたのを覚えています。長寿モデルゆえに部品の互換性を優先したのかも知れませんが(マスタングも同じ呪縛に嵌っていました)、CADやNCマシンの登場で複雑なサスペンションアームが少量でもローコストで製作可能になったのに競合他車に出遅れるとは不可解でした。リフターが付いているせいか、フロントスポイラーやトランクのフロアパンには全く擦り傷はありませんでした。ポルシェのスポイラーはFRP製なので、カーボン製のフェラーリと違い、ある程度「消耗品」として5-6万円で交換できます。比較参考に、こちらは「488ピスタ」のカーボンスポイラーです。素材といい、造形といい、申し分ない妥協の無さを感じますが、右、中、左のカーボンスポイラー3点セットでしかオーダーできないのでざっと120万円!「地面に近いところにはお金を掛けない」ポルシェの偉いところです。リアフェンダーのフレアは930のターボ並みですが、ストーンガードは930ターボを彷彿させる半艶黒色(下記写真のように997型や991型ではオプションで選べたようです)ではなく、透明シールが貼られています。これもサーキット走行がなかったかの重要なチェックポイントになります。比較参考に、2014年式997カレラSに貼付されたマットブラックのストーンガードです。ただ、このような高機能樹脂系のガードやラッピングはサーキットや超高速では弾丸並みの飛び石に対して気休め程度にしかなりませんので、傷として確実に残ります。私の場合、ピスタは高価な「プロテクション・ラッピング」をしましたが余り効果を感じないので、296GTBはガラスコーティングのみです。透明ストーンガードは左右とも表面が非常に綺麗でした。フロントパネルやフードのチリが合っているか、飛び石、デカール除去跡がないか、念入りにチェックします。991.2に比べ、992.1ではフロントフェンダーが広がってグリルも口を開けたような大型になりました。個人的にはちょっと気になりますが、皆さんの印象はいかがですか。今の時流に合った、人に威圧感を与えない「ファンキー・フロッシュ」と受け留めればいいのかも。なお、次の写真のように992カレラTでも「スポーツデザインパッケージ」を50万円近いオプションで選ぶとフロントグリルの形状が991.2のように八の字形のステーが入ります。比較参考に、こちらは992.1カレラTの「スポーツデザインパッケージ」を選んだ場合のフロントグリルです。比較参考に、こちらは991.1カレラTのフロントグリルです。比較参考に、こちらは991.2カレラTのフロントグリルです。フロントパネルやシールドの飛び石も入念にチェックしましたが、気になる傷はありませんでした。ポルシェはフロントガラスに傷や浅いヒビが入っている個体を時折見かけるので、要注意です。フェラーリではなぜか殆ど見かけません。フロントパネルだけでなく、グリルにも飛び石による塗装の欠けなどはありませんでした。LEDのマトリックスヘッドライトには、オプションのダイナミックライトシステムが付加され、コーナリング時の明るさが際立ちます。カレラTはサイドミラーやエンブレム、リアトリムなどがパナジウムグレーメタリックに統一されていて嬉しいです。インテリアはレザーではありませんが、軽量モデルなので、これくらいの質感でもよしとしました。991.1にあったような赤いストラップのドアノブがなくなったのは嬉しいような寂しいような。比較参考に、こちらは991.1カレラTのドアトリムです。992.1になって現代的な高級感が増したのは確かです。比較評価の段階でオプションのBoseスピーカーが装着されている個体もありましたが、軽量化と7MTでカレラTのコンセプトを堪能するには蛇足と思われ、エキゾーストサウンドに浸ることにしました。→後日、標準スピーカーはカレラシリーズ共通品で、BASSを効かして位相(バランス)をちょっと調整するだけでかなりいい音質のサウンドが出るのを確認できました。ホホ。カレラTはスポーツクロノが標準装備。オプションはホワイトメーターですが、リングだけの色違いになります。伝統の5連メーターは漸くデジタルパネル化が進みましたが、それでも中央のタコメーターだけはアナログのままで残してあり、しかも5連メーターを930時代と同じく重ねずに並べてあります。イグニッション・スイッチもメカニカル・キーを彷彿させる「ひねるタイプ」です。こういうディテールがポルシェ流のFun to drive の真骨頂とも言えるでしょう。次モデルの992.2では残念ながら、カレラT 7MTはカタログ落ちして、全てPDK、8速デュアルクラッチになり、5連メーターは次の写真の通りタコメーターも含めて全てフルデジタル化されてしまいました。イグニッション・スイッチも「ボタンタイプ」になりました。パラノイアの皆さんの反響はいかがでしょうか? 私の聞いた限りでは余り芳しくないようで、結果として992.1のカレラMTはますますコレクターアイテムとしての価値が高まったように感じます。比較参考に、こちらは992.2カレラ(Tも遅れて生産したようです)のメーターパネルです。タコメーターも含めて全てデジタルメーターになり、メーター配置は5連メーターを重ねて全てがステアリングから楽に見える991.1時代に逆戻りしました。また、イグニッションスイッチが992.1のようなひねり回転型ではなく、単なる押しボタンに変化したこともマニアにとっては寂しい点です。比較参考に、こちらは991.1カレラTのメーターパネルです。全てアナログメーターで赤色オプションですが、メーターが重なっているので、5連メーター全てがステアリングから楽に見えるメリットがありました。カレラTは電動、シートヒーター付の「スポーツプラスシート」が標準装備。座面の昇降と背もたれのリクライニングだけが電動で、前後調整は手動になりますが、機能として不足は感じません。普段使いで乗降の機会が多いので写真のようにホールド部分は余り大きくないほうが有難いです。7MTはショートシフトのソリッド感が強く、クラッチの切れも大変いいです。991モデルに比べリンケージが改良されたのか、若干前寄りに位置していて操作しやすい印象です。また、同じ軽量化志向モデルの991.1や991.2のGT3に比べ、バルクヘッドやタイヤハウスの遮音性は余り犠牲にしておらず、後方からのシフトリンケージが噛み合う金属音がほとんど聞こえません。この後ろからの金属音の「ささやき」こそがいいという方もいらっしゃいますが、私の経験ではランボルギーニミウラやロータスヨーロッパくらいでしか聞いたことがありません。オプションのレザーインテリアパッケージ(596千円)が付いた個体もあり、プレミアム感に惹かれましたが、ここは我慢のしどころ。シンプルな軽量化コンセプトを尊重して標準装備で納得しました。→その後、1,000km乗ってみて、標準の合皮シートの艶を落とした質感、表面処理、耐久性に心から満足しています。国産車の内装とは一線を画する品質です。フェラーリやアストン、アウディ、ジャガーと本革シートばかり乗ってきましたが、長く乗ると表面が硬化して微細なひび割れが生じたり、運転席外側のランバーサポート部分が擦れてしまうことがありました。この点、耐久性が高いのも普段使いでは有難いです。合成皮革ではなく、高機能樹脂仕上げと言ったほうが適切かも知れません。質感も非常に気に入っています。比較参考に、こちらは992.1カレラTで「フルバケットシート」がオプション(何と802千円)で付けられている個体です。前オーナーが何を考えていたのか、分かりません。3Lのカレラなら最低GTSでないと似合いませんネ。また、フルバケ―シートは座面と背面がアルカンターラですが、ステアリングとドアトリムが本革オプションでは多少違和感が残ります。しかし、バケットシートは嫌いではないので普段乗りに使えるか、一応何回も乗降を繰り返しました。やはりフルバケシートは座面が落ち込んでいるうえ、ホールド部分の盛り上がりが大きいので、思いのほか大変でした。ジジイには尻よりも膝が高くなるほどに足を投げ出した姿勢から立ち上がるのは結構の大仕事。つり革が欲しくなります(笑)。フェラーリでこんな観点から真剣にチェックしたことはなかったです。また、別に比較検討したカレラTでは「カーボンルーフ」のオプション(533千円)が付いていましたが、軽量化と矛盾しないギリギリの許容範囲内と思えました。また、「ガラスサンルーフ」のオプションが付いている個体もありましたが、何を考えているのか、さすがにそれはNGにしました。軽量化モデルにてんこ盛りのオプションを見ると、「お買い得感」を通り越して何だか悲しくなりますが、折角のポルシェをブランドファッションとして買っている方が増えているので、ディーラーもそういう方の足許を見て装飾的オプションをあるだけ薦める傾向があるようです。😢フロントラゲージスペースは深くて開口部もそれなりに大きく、容量としては130Lです。2025/3/26に納車されました。名義変更書類を購入先の愛知県あま市のSHOEI JAPAN様に郵送して、実車を神戸市東灘区魚崎にある兵庫県陸運支所に持ち込んでいただき、ナンバーフレートの封印を受けて、下取りのアウディTTクーペを引き渡しました。実直な宇佐美社長様やメカニックの福田様には迅速確実なご対応をいただき、本当に有難うございました。ポルシェ、ベンツを中心とした信頼できる輸入車販売店であり、今回初めてのお付き合いでしたが、お薦めします。https://www.shoeiauto.com/在庫リストをご覧になれば分かりますが、写真と商品説明が非常に丁寧で、グレードやオプション内容が分かりやすいです。業界経験が長く、専門知識が豊富だからこそ、低年式車や5万km以上の走行車にも保証を付けられるのかと納得できました。また、初代から三代に亘ってよく頑張ってくれたTTクーペには感謝、感謝。元々走行距離の少ない個体を半年掛けて探したので、引き渡し時点でも2011年式ながら34,600km。すぐに次のオーナーも決まるでしょう。納車されてそのまま、「ポルシェセンター西宮」にカレラTを持ち込みました。下の写真でタイタンと並んでいますが、ホイールベースの違いにただ、唖然。スポーツカーは250-260cmが常識のところ、何と290cmもあります。これではタイカンの運動性能が劣るのも納得できます。ジャンプ用の長いスキー板を履いて大回転のアルペン競技に出るようなものです。「ポルシェセンター西宮」では、名義変更後に実車がないとできないETCのリセット、スペアキーの注文、3年メンテナンス契約に基づく2回目の定期点検の予約をしました。おまけでブルートゥースとスマホのカップリングもしてもらいました。3-4日後にはスペアキーも出来上がるとのことで、受取時に営業担当者が決まるので、その時にオーナーの変更登録をして新車保証、メンテナンス契約の正式の継承が完了します。→3/30に完了しました。話が脱線しますが、西宮センターは元々ポルシェディーラーの老舗であった「昌和自動車」が経営していましたが、幹部の大口不正などがあって2019年に倒産し、トヨタ大阪が引き継いで「SHOWA AUTO」のグループ会社名で運営しています。私としては最初のポルシェ、1978年式911SCS中古車を買ったのが昌和自動車で、西淀川の本社で故奥坊初代社長(元ヤナセのメカニックから独立)に接客いただいて決めたのをよく覚えています。ターボなどと同じ「ダイヤル形3本ハンドルに交換してほしい」と頼んだところ、「しばらく4本のオリジナルで乗りなさい」と怒られました(笑)。工場長の平野様にも大変お世話になったので、非常に感慨深いです。当時のメンバーとしては、前嵜専務様と懐かしいお話ができたほか、平野様のご子息がメカニックとして働いておられるそうです。隅本先生のあの73カレラRSがクラッチ調整のため、ちょうど2階の整備工場に入庫中でした。首都圏のパラノイアの方々なら、あの「ミツワ自動車」(日本全国で60%前後のシェアを握っていた最大ディーラー)と同じような感慨深い関係を持たれていた方が多いと思います。空冷の930に乗っていれば懐かしい昔話ではなく、元ミツワのメカニックが集まった「ポルテック」などで今もメンテを受けられていることでしょう。ポルシェセンター西宮での支払いは、スペアキーが102,630円、ETCリセットは7,920円でした。各ポルシェセンターでのパーツ代はポルシェジャパンから供給されるので同一価格ですが、工賃は各センターで違います。スペアキーの工賃で言えば、京阪神のセンターは首都圏や中部のセンターより1万円弱高めです。ETCリセットの工賃も通常は3,000-5,000円が相場ですから、正直高いです。これはポルシェセンター西宮との今後のお付き合いを深める意味での「ご祝儀」として我慢して払いました。余談ですが、ETCリセットは陸運支所の隣の自動車工業組合でお願いすれば3,000円弱で済みます。こまかいことですが、車検整備工賃にも当てはまるのでお伝えしておきます。その後、早速、六甲に連れ出してサンセットドライブウェイ(県道16号)を往復50kmほど走りました。いつもの山頂ホテルのテラスで。930と一番違うのはスロットルのON/OFFによる荷重変化が非常に少なくなり、トラクションが安定していることです。PSM(操安性自動制御)とPASM(電子制御サスダンパー)がよく効いています。コーナリング中に少々スロットルを踏んでもテールが流れません。「後輪で曲がる」と昔言っていたのがウソのようです。別物に感じました。回頭性の良さも相変わらず群を抜いていて感心。しかし、怖さがなくなったのかと言うと、コーナリング中に5,000rpm以上でリアにパワーを掛けると、リアが落ち着かなくなり、RRのトリッキーな挙動を思い出させる面があり、思わず苦笑い。ただ、そこまで回すとトルクがピークアウトするので、RUF BTR3.4のようにリアがブレイクするところまでは行きません。軽くてトルクが余り太くないスポーツカー(カレラTは450Nm、GT3RSでも460Nm、488ピスタは770Nm、296GTBはエンジンのみで740Nm)では限界での操安性がエンジンとのバランスでうまく調教されていることを実感。アルピーヌのA110S(340Nm)やNSX(294Nm=30kgfm)を思い出させます。デザイン的にはガバっと開いたお口が少々気になりますが、パーフォーマンス向上のためにはアストンマーチンのVantageも同じような顔になりましたので、まあ、慣れてくるでしょう。昔から「美人は3日で飽きるが、ブスは3日で慣れる」という品のない格言もございます(笑)。911SCS、73カレラRS、RUF BTR3.4と3台とも外装色は白でしたので、何か昔の恋人に再会したような気分になります。フェラーリが「たまに華やかに遊んでドキドキハラハラする危険なギャル」なら、ポルシェはまさに「日常安心してオレとオマエで付き合える良妻賢母の女房」でしょう。両方のお相手で、これからパパも大変です(笑)。走行モードはWET、NORMAL、SPORT、SPORT PLUSの4種類から選択できます。走行モードによるスポーツエキゾーストや電子制御ダンパー(PASM)などの作動状況の違いが写真のようにオーナーマニュアルで解説されています。他社のパーフォーマンスカーではこの部分に徹底的にお金と技術を投入していて、選択モードの違いで走行状況に応じた電子制御を微妙に変化させています。デフのトルク配分からデュアルミッションの繋がり、ブレーキのパッドとローターの間隔、ダンバーの双方向減衰バネレート、エアインテークのフロー圧、ハンドリングの操舵力など、枚挙に暇がありません。この制御の度合いがドライブフィールに直接影響します。ちょっと車速を上げれば感じる「操っているという楽しさ、忙しさ」は限界に迫る速度になると走行の円滑さや安全マージンのなさになるので、ドライブのTPOに応じてクルマを選ぶ、乗り分ける必要がありそうです。最新のポルシェはこの制御のチューニングがどうなんでしょうか?端的に申し上げて、デフのトルク配分によるグリップ制御が甘いように感じます。元々リアが重いので左右の後輪でグリップ力を変化させるのが大変なのかも知れません。「左右の後輪でグリップ力を別々に制御しようという試み」はCAN-AMやF1で1968年から1969年後半の規制まで多用された左右分割式のリアウィングが始まりです。CAN-AMのシャパラルが1968年に初めて採用し、R381も日本GPで採用、F1では1968年から採用されて1969年のスペインGPでウィングが飛ばされて大事故になり、その後禁止されて現在に至っているいわく付きの制御方式です。具体的には、例えば右に旋回中は内側の右ウィングが外側の左ウィングより仰角を大きくして内側のグリップを向上させる構造でした。1968年の日本GPで優勝した北野元選手のR381ゼッケン20号車。右コーナー(ダンロップコーナー?)で2分割可動ウィングの右側が上がり右内輪のリアグリップの向上に効いているのが非常に分かりやすく理解できます。296GTBはこれを2分割リアウィングではなく、デフの電子制御で右後輪によりトルクが掛かるように配分することで瞬時にかつより効果的にやってのけます。458ではこの電子制御デフの機能がまだ十分ではなく、右後輪にブレーキを掛けることでアンダーを抑え、トラクションを保っていました。ポルシェ911もセミトレからマルチリンクに変更し、リアアクスルステアリングや4WD化など、工夫を重ねていますが、この電子制御がまだ甘いために激しくコーナーを攻めると運転の危険度が高くなる印象です。296GTBや488ピスタはTC-OFFにしない限り、公道のコーナーでリアをブレイクしたり、ドリフト、スピンターンは絶対できません。グリップ走行によるコーナリング速度が違うのです。アウディがEVスポーツカーのe-tron GTで左右後輪を別々のモーターで制御しているので、ポルシェもその方向に行くかも知れません。因みに992.2のカレラGTSはハイブリッド化された3.6Lエンジンで、モーターは2基搭載していますが、EV駆動はできず、エンジン補助用とシングルターボになった排気を圧縮するコンプレッサー補助用です。また、デフだけでなく、サスの電子制御もライバルに比較して改善の余地が大変大きいです。モノコックボディの完璧な堅牢さは特筆できますが、PASMの可変ダンバー制御が甘く、サスペンションのバタつきが非常に気になります。個人的には「電子制御」の中身を疑っていますが、OFFにしても突き上げの挙動は大差なく、満タンで30kgくらいの荷物を積むとちょうどよい感じになるので、45kgほど重いカレラS PDK(乾燥重量1,515kg)とダンパーを共用している可能性があります。いずれにせよ、ライバルは路面の凹凸に対して、同じ固さでももっと円滑なロードホールディングを実現し、矢のような直進安定性を実現しています。センサーからECUへの交信回数が少なかった458当時を思い出させるレベルで10年は遅れている印象で、粗削りなバタつき感はGT3、GT3RSでもあまり変わりません。先日東名で西宮↔京都南を結構の速度で走りましたが、ピスタ、296GTB、ローマ、DB11AMRでは全く感じなかった路面の起伏やギャップがカレラTでは感じられて驚きました。並み居る雑誌試乗者がボディの堅牢さばかりを礼賛し、時代遅れのサス制御の問題点を指摘しないのはなぜでしょう。電子制御に関しては、以上のようにふたつの課題があります。限界域でないと問題にならない課題ですし、車両販売価格の差を考えるとポルシェには申し訳ないとも思いますが、他社のプレミアムスポーツカーとの競争に伍していくには、持てる技術力を存分に発揮してポルシェの面目を市販車で保ってもらいたいところです。911のような長命モデルはコストダウンのため部品の共通性を維持したいので、技術的に可能でも中々抜本的な改善をしてくれません。「ポルシェがそんなことはない」と仰るパラノイアの方は、サスペンションの革新を思い出してください。964までサスペンションはフロントがマクファーソン・ストラット、リアがセミトレのままで、競合他車に5年以上遅れて993でやっとマルチリンクになりました。スポーツカーとして世に出す以上、コストを考えて抑えると、これが限界かと勘違いされます。ステアリングのボタンを回してSPORT PLUSモードを選択すると、5連メーターの右側リンクに選択モードが写真左手赤丸のように赤く表示され、かつセンターコンソールのスポーツエキゾーストとPASM作動ボタンが写真右手赤丸のように赤く点灯しているのが見えます。この作動ボタンは単独でバラバラにセットできます。ただ、エンジンを切るたびにモード選択がリセットされてしまうのが少々不満です。ディーラーに確認しましたが、フェラーリのように始動時のデフォルトに固定できないそうです。😢2025/6/16:段々慣れてきて、梅雨の激しい雨でもNORMAL MODEのままで結構飛ばしていたら、WET MODEへの変更を促す表示になりました。テールが流れる気配はないので、そのままで走っています。六甲に行く前の街中でもSPORT PLUSモードにすれば、ロー(タコメーター内で1の赤表示)で引っ張ると4,000rpmで約40km/hになり、エキゾーストサウンドを十分堪能できます。この5年間で街乗り感動でNo1だったアルピーヌA110Sには叶いませんが、かなり楽しいことには違いありません。セカンド(タコメーター内で2の赤表示)に入れて4,000rpmまで回すと75km/h! パワーバンドが狭くて、スポーツカー本来の実用トルクが出るのは2,000-6,000rpmくらいです。2,000rpm以下でも一応3速で加速はしますが、スポーツカーの走りではありません。「ツインターボは何しているの?」と聞きたくなるくらいトルク不足が目立ちます。「だから回転を落とさないようギアチェンジに忙しくて、それが操る楽しさなんだ!」ということでしょう。カレラTのまさに桃源郷!2速で6,000rpmまで回すと100km/hになるので、ワインディングは殆ど2速↔3速でカバーし、2,000-6,000rpmで回すことになります。龍神スカイライン後の六甲2回目の本格的試走で、実用回転域をエンジン音と加速力(トルク感)で正確に知ろうと回してみたのがこの写真です。6,200ー6,300rpm前後が限度かなと感じました。友人と二人で県道16号線をサンセットドライブウェイからT字が辻経由で森林公園まで往復したのですが、結局二人とも殆どセカンドで走り切りました。サードに入れたのは森林公園前のストレートと鉢巻山トンネルくらいで、ワインディングが連続するので3速に上げてもすぐに減速が必要になり、結局6,000rpm強までセカンドのまま回した方が速いという印象です。もちろん、箱根ターンパイクや東北八幡平アスピーテラインのような高速ワインディングになれば、3速↔4速が主役でしょうが。6速2,000rpmで100km/h、3,000rpmで140km/hになりますが、2,000rpm以下の領域でスポーツカーらしい加速はできないので、空いている高速でも6速を維持することが殆どで7速は使えません。トルク余力や走行安定性からすると、現実的な最高速はカタログ公称の290km/hに対し、2,000mくらい走って250-260km/hくらいと思います。本格的にドライブするため、六甲での1回目試走に続き、いつもの龍神スカイラインで全長40km余りの高速ワインディングを走りました。比較参考のために、翌日には488ピスタで、1か月後には296GTBでも龍神スカイラインを走って、各々のFun to Driveを再確認しました。速さは六甲で試した印象と同じく、カレラTは488ピスタと比べるとコーナリング速度やワインディングの短い直線での加速に劣るのでやはり30%前後は遅いようですが、Fun to Driveでは大健闘!カレラTも納車初日の六甲試走とは違い、高回転型エンジンを全くためらいなしに2速で6,000rpmまで回しっぱなしでしたが、その面白いこと!ポルシェの底力を体感しました。3速→2速のシフトダウンがまだ手間取っていて遅いだけでなく危ないので、もっと走りこんで練習します。なお、「オートブリッフィング機能」がSPORTS以上の走行モードでの減速時に機能しますが、回転数を合わせるというより、キックダウンのショックを和らげるのが主のように感じます。また、2速→3速などのシフトアップはスロットルを踏んだままでも最新技術でできるのですが、どうしても習慣的に戻してしまうのでこれも回転を落とさない一環として練習します。→できるようになりました(笑)。エンジン音もポルシェは1,000-3,000rpmで「巡行」すると、単にボー、シューンというだけでフェラーリに比べて全く楽しくないですが、ひとたび4,000-6,000rpmまで吹き上げると雄たけびのサウンドに変化し、5,000rpm前後を境に2段階で異なるエキゾーストサウンドが車内に響き渡ります。これも中々魅力的です。正妻との初顔合わせで張り切る488ピスタ ギャル。トラクションコントロールの精緻さとツインターボの俊敏でトルクフルなエンジンの組み合わせで、不安感なく猛スピードでアップダウンのワインディングを殆ど3速で駆け抜けられるのはまさに痛快。2,000-6,000rpmの全域で酔い痴れるエキゾーストサウンドもNA顔負けで大きな魅力です。カレラTとはFunの中身が違う感じですが、両車には甲乙付けがたい楽しさがありました。記憶が鮮明なうちに、296GTBも比較走行してきました。乾燥重量が1,470kgとカレラTと全く同じフェラーリ296GTBフィオラノアセットのツインターボはエキゾーストパイプをエンジン上方に上げて、排気の直後にタービンを回しているため、アイドリングの700rpmからターボが効き出してトルクの塊を感じさせます。トルクはカレラTが450Nmに対し、296GTBが740Nmですから、ジェット戦闘機のように空を飛んでいる感覚です。たまたま、羽曳野から来ている500CCバイクの若者二人連れが後を追う場面がありましたが、休憩して出会うと彼らが開口一番、「連続コーナーをブレーキを掛けずにスルスル抜けていくので、到底付いていけません。」とのこと。296GTBの強みはエンジン、ミッション、トラクションコントロールが高次元で電子融合されていることで、限界知らずのグリップ走行で思いのままに走るという一体感はピスタやカレラTのようなドライバーも一緒に操っているという人馬一体感とは異なります。スピードが出ているので、Fun to driveというより、ただ走りに集中しています。296GTBは龍神スカイラインを殆ど3速 2,500-5,500rpmで走ります。ワインディングでの限界速度75km/h前後では、写真のように4,000rpmになります。ピスタに比べると、デフの電子制御による左右後輪へのトルク配分が強くなり、コーナーでのブレーキングが少なくて済みます。また、デュアルミッションの進化でキックダウンがブレーキの踏み具合に応じてよりスムースにできるので、パドル操作が一切不要です。ピスタではAUTOによるキックダウンが不十分でパドル操作で補うことがありました。296GTBでは使用する回転域が余り乱高下せずにともかくスムースな印象です。今回296GTBに慣れて、かなり思い切って攻めましたが、パーフォーマンスカーとしての完成度の高さに舌を巻きました。あまり認めたくありませんが、ピスタを性能的に上回っていることは間違いありません。Fun to driveではピスタやカレラTが勝っている印象ですので、クルマの評価は難しいですね。カレラTで龍神スカイラインを同じスピード75km/h前後で攻めようとすると写真のようにほぼ2速、4,000rpm前後で回し続けることになります。296GTBやピスタに比べ、タコメーターの乱高下が激しく、同じ回転数でもかなりエンジンを回して飛ばしている印象です。Fun to driveは体感スピードが大きく影響します。皆さんは静かな湖でモーターボートを高速で飛ばすのと、急流をカヌーでラフティングするのとどちらが面白いですか?ポルシェとしてもさすがにトルクの細さを感じたのか、後続のカレラ992.2モデルでは3.6Lに排気量をアップして、しかもGTSではターボチャージャーをモーターで回してブースト圧を上げる工夫をしています。最上級の「ターボS」モデルがあるとは言え、今や911全車がツインターボ付きであり、ルマン・ホモロゲーション取得用のGT2RSのような極端な形にしないと明確な差がマーケットでアピールしにくくなっています。街中ではエレガントでともかく乗りやすい最新のフェラーリやアストンマーチ、ランボルギーニですと、ZF8段のデュアルミッションがAUTOでは4速、5速になるまでドンドンギアチェンジを促して、トルクの太いエンジンは可哀そうに1,000-2,000rpm領域をうろつき、Fun to driveは街中で全くと言っていいほど味わえません。そういう傾向の中で、488ピスタや296GTBアセットフィオラノはAUTOでもパドルでシフトダウンすれば、回転が上がっていてもかなり2速、3速でミッションがホールドしてくれるセッティングなのでこの2台が好きな理由になっています。296GTBはリニア的なトルクとデフの電子制御が圧倒的に優れていますが、ハイブリットなので街中の走行サウンドとFun to Driveは劣ります。疲れませんが。カレラTの7MTは街中含めて思う存分、2速↔3速を多用でき、吹き上がる爆音と忙しいギアチェンジでアドレナリンがドンドン出て、Fun to Driveを実感させます。ともかく楽しめる時間が長いんです。端的には新幹線(最高速300km/h)の退屈なサラリーマン運転手から蒸気機関車(最高速120km/h)の鍛えられた職人機関士になったような違いがあります。今までの市街地普段使いと六甲2回、龍神スカイラインのワインディング走行の印象を総括しますと、価格差を無視して、カレラTはピスタに比べ、楽しさで同等、日常の使い勝手で30%優れ、限界の速さで25%劣り、操縦の安楽さ/限界での安全性で15%劣ります、また296GTBに比べ、楽しさで30%優れ、日常の使い勝手で30%優れ、限界の速さで30%劣り、操縦の安楽さ/限界での安全性で20%劣ります。ずっとMTポルシェに乗っている方には分かりにくいかも知れませんが、高速コーナーでステアリングとブレーキに集中できるのは非常に安全性を高めます。カレラTにもっと乗り慣れてギアチェンジに習熟し、2,000rpmを常にキープできるようになれば、限界の速さや安定性、安全性の印象はもっと変わるでしょう。ともかく「運転をもっとうまくなって楽しみたい」と感じさせる不思議なクルマです。普段乗りの中でもスポーツカーらしさを堪能でき、価格が3-4倍のパーフォーマンスカーと異質ですが、同じようにFun to Driveを味わえるのは、最大の強みでしょう。さすが、ポルシェ! カレラT 7MTを購入した満足感こそあれ、後悔は全くありません。このあとは細かい点をフォローします。MTで気になる坂道発進時の「ホールド機能」ですが、確かに便利です。むしろ、早くクラッチを戻しすぎてホールド機能がOFFにならないように注意したほうがいいくらいです。万一エンストした時のエンジンのオート始動(アイドリングストップの再始動と同じ)も便利で安心感があります。MTと言っても、旧車のMTとは段違いに楽になっています。写真は結構急な登りですが、オートホールド機能によりギアを入れてブレーキペダルを写真のように戻しても停止状態のままです。クラッチを戻した途端に後ずさりしますので、他車のマニュアルに慣れた方ほどご注意を。ホールド機能がONになると写真赤丸の緑色のサインが点灯します。緩い登り(オーナー・マニュアルによれば5%未満の勾配)ではオートホールド機能が効かずに後戻りする場合があります。なお、「作動勾配角度の微調整がシステム的に可能」という誤情報がサイトにありましたが、定期点検時にポルシェセンター西宮で確認してもらったところ、工場出荷時のデフォルト値は変更できないことが判明しました。後戻りが不安なら為念でセンターコンソールのエレクトリック・パーキングブレーキのノブを上に引いて作動させ、文字通りクラッチ合わせでノブを押さえてブレーキをリリースする手もあります(笑)。「エレクトリック・パーキングブレーキ」という仰々しい名前が付いていますが、PDKの付随ブレーキ機能をマニュアルシフトに流用しているので、電動ブレーキなのに作動も解除も手動になります。しかも手動できるのはエンジンが掛かっている時に限られます。つまり、エンジンを止めても自動作動しませんし、走り出そうとしても自動解除されません。少々違和感。😢比較参考に、こちらはユーノスロードスターのMT車です。992.1カレラT7MTに装備されたエレクトリックPブレーキは元々PDK由来の電動ブレーキなので、マニュアルシフトとの組み合わせに違和感を感じていましたが、何とユーノスロードスターでは写真のように機械式のサイドブレーキが装備されていました。比較参考に、こちらはハコスカGTRの運転席寄りに付いたサイドブレーキです。この当たりのこだわりは今や天下のポルシェよりMAZDAのほうが強いと言えるかも知れません。比較参考に、こちらは2005年997カレラのMTです。「あのポルシェがそんな筈はない」とその後、色々調べましたら、ドライバー寄りに配置された手動のサイドブレーキになっていました。PDKとMTの部品共通化でコストダウンを図ろうとするのは分かりますが、ピュア911のレジェンドを守る頑固な情熱をどこかに残してほしいですね。フロントのリフターを上げなくとも、コンクリートの車止めとは写真のように余裕があります。ただ、PASM(電子制御ダンパー)を作動させたり、走行モードをSPORT/SPORT PLUSで選択していると、車高が1cm落ちるのでチンスポイラーは大丈夫ですが、奥のロアアームのアンダーカバーが写真のように車止めにわずかながら接触します。やはり注意が必要です。リアの車高は下部に仰々しいディフューザーがないので、このように余裕です。フロントのリフターを上げた状態でもリアが傾いて接触するような心配は要りません。お買い物にも使うんで、クリアランスの検討も真剣です。フェラーリにも付けているドアのカーテシランプをヤフオクで買って取り付けました。ヤフオクの商品説明画面です。純正アクセサリーランプもありますが、文字のみの投影で10,000円以上するので、エンブレムまで投影して4,450円の即決価格はリーゾナブルと思います。既存のカーテシランプを外しますが、結構固いので力を入れる場所と加減に注意。外観の形状は同じですが、内部構造は写真の向こうが純正品、手前が社外品でかなり異なります。今回の社外品の適合説明は991型モデルでしたが、純正カーテシランプの外形が991型と992型で同じだったので、流用可能と自己責任で判断して落札しました。しかし、ポン付けではなく、ドライバーで指した内装への留め金具が992純正パーツと異なるため金具をL字形近くまで起こして現物を内装にはめ合わせて形状を調整する作業が必要でした。内装に組み付ける前に点灯テストしましたが、綺麗にポルシェのエンブレムロゴが投影され、ほっと。また、車内でUSBに収録した懐かしの自選5,000曲を聞きたかったので、アームレストのUSBインターフェースを見ると何とタイプCが! 眼が点になりました。電子化が遅いポルシェがここだけ、タイプAのフェラーリやアストンマーチンに勝っていました(笑)。というわけで、アマゾンでUSBの変換アダプターとスマホの充電ケーブルを買いました。各々999円と824円でした。こんな感じで宇宙ステーションのようにドッキング。スマホの充電も無事に進行。最近はナビも目的地に近づくとスマホに頼ることが多くなりました。車庫に入れてもらえず、カーポートで健気に過ごして、お買い物にも活躍中です。スーパーによっては左ハンドル用のゲート機器がないところもあり、ウロウロ。シートを高くすると、乗り降りや駐車券の出し入れがかなり楽になることも知りました。また、エンジンを止めてもMT車はエレクトロニックパーキングブレーキが自動で効かないので降りようとしたら動いて慌てる場面も。マニュアル操作が必要なのはシフトだけでなく、パーキングブレーキもでした。自動車評論家 西川淳様主宰の京都北野天満宮で開催されたスーパーカーミートに参加し、50年年上の隅本先生の73カレラRSの太刀持ちとして並びました。小林彰太郎さんが存命でしたら、この姿を観て何と仰ったでしょうか。継承されたメンテナンス契約に基づく年1回の2回目の定期点検を受けてきました。点検費用は交換消耗品を含め無料です。ついでにでライブアシスタンスシステムに関するリコール加修を受け、ナンバープレートの盗難防止ロックボルトを前後に取り付けてもらい、ロックボルトの代金7,865円を支払いました。朝10時預けて17時受け取りで、代車も手配してくれました。鋳鉄製のブレーキシステム特有の懐かしい鉄粉落とし風景。458以来、13年ほどセラミックカーボンブレーキの装着車に乗り継いできたので、ポルシェ911の古さを感じずにはおれません。GT3、GT3RSにはPCCB(ポルシェ・セラミック・コンポジット・ブレーキ)のオプションを170万円前後で装着できますが、サーキットも走るスポーツカーとしては、何とも寂しいです。カレラTは街乗り主体なので鋳造製でもまだ我慢できますが、ひとたびカーボンセラミック・ブレーキの効きの良さと軽さ、耐久性、ダストの無さを知れば、911には標準装備すべきと大半のパラノイアが仰ると思います。現在オドメーターが6,200kmで、買ってから1,300km走ったところですが、段々911の体感を思い出してきました。シフトチェンジは高速コーナーでもっと慣れる必要がありますが、普段使いでは自分の分身のようです。移動時間もエンタテイメントにしてくれるクルマです。NORMAL MODEでも車内の揺れが激しく、フェラーリやアストンマーチンのプレミアムスポーツに劣るのが普段乗りしていて感じる唯一の弱点です。こぎみよく快活に街中を走ってFun to driveを日常的に楽しめ、買い物、社内ゴルフ、冠婚葬祭にも乗っていけて、駐車場所や荷物でストレスを余り感じない。オーナーは愛車の説明不要。一目でクルマ好きと認知され、かつフェラーリ、ランボルギーニのような反社会的非難の眼差しは全く受けず、「常識人」の範疇で周囲の方々が受け留めてくれる有難いスポーツカ―です。良くも悪くも、昔と変わっていません(笑)。PEC東京で992.1カレラTが乗れるようになりました!2025/7/23:| PORSCHE EXPERIENCE CENTER TOKYO (ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京)90分で55,000円ですが、ハンドリング・トラックとドライビングモジュールでマンツーマンのプロ指導を受けながら堪能できます。広告には、「軽量化、マニュアルトランスミッション、ピュアな走りのカレラTで屈折したワインディングでのより優れた俊敏性、ダイナミクス、ドライビングプレジャーを満喫して下さい。」と高らかに謳われています。担当の方に聞くと、「最近カレラTの要望が非常に多くなったので加えました」とのこと。このブログも多少影響しているかも知れません(笑)。「軽量化」「マニュアルトランスミッション」「ピュアな走り」にこだわった911 Carrera今後も、さらに走りこんで投稿の中身を深めますので、引続きよろしくお願いいたします。なお、このブログは閲覧数が163,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対買ってはいけないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall「」
2025.03.16
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。アストンマーチンのVantage ヴェンテージは2025年1月にマイナーチェンジされましたが、早速、八光の特別招待会に行ってきて、大阪支店長の畑中様から実車を観ながら詳しいご説明をいただきました。DB9 V12→DB11 V12AMRと乗り継いで、DB12の試乗では余り代わり映えしない印象を受けただけに、別稿の「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」で書いたようにNew Vantageに期待するところが大きかったです。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/まだ、New Vantageの実車が日本のディーラーに余り届いていない状態のため、試乗までできませんでしたが、その結果は改めてご報告したいと思います。それでも、V8 4.0LのNew Modelの内容は今までのモデル変遷の理解と畑中様との率直な質疑応答から十分確認することができましたので、以下ご紹介したいと思います。他のカラーバリエーションはまだ日本に届いていないので、当日の展示はこのワンモデルだけでしたが、フロントのボリューム感が増えたにも関わらず、全体としてはコンパクトな印象でした。フェラーリから多くのスタッフが移籍したあとのモデルチェンジの方向性やフォルムのまとまりはよく理解できました。正規ディーラー八光からの特別招待状です。一番気になっていたのは、モデルチェンジ前の薄目でノッペリした不人気フロントフェイスが、パワーアップのための空気取り入れ口の拡充の結果、過激で品がなくなっていないかでした。比べて下さい。DB11AMRです。乗っていた時は結構押しの強いデザインと感じていましたが、Vantageと比べると端正に見えます。特にサイドエアインテークのエラが心配でしたが、ご覧の通り、DB11との違いを明確に出したスタイルでありながら、アストンマーチンのエレガンスは失っていない感じでした。実車に接すると、特に上から見下ろす機会が多いので幅の広さが目に飛び込んできて、エアインテークの陰影が想像していたほど目立つものではありませんでした。横から見ると、グリルが上方にも拡大され、先端がサメの口のように上がっているのがよく分かります。フロント部分のデザイン処理は従来のアストンマーチンでは考えられない過激さです。サイドビューはV8になってもロングノーズ、ショートデッキのアストンマーチンの一族であることを明確に主張しています。ホイルベースはDB11の285cmに比べて270cmと短く、フェラーリの488シリーズと変わりません。ドアサイドまで強くエッジが効いたプレスラインはどこかフェラーリを感じさせる力強いキャラクターデザインです。Vantageはアストンマーチンとは言え、エレガンスよりパワーを優先させたデザインです。アストンマーチンを買う時はずっとジェットブラックを選好してきましたが、このワインレッドも中々いい感じでVantegeにはとてもマッチしています。リアは好評だった前モデルを基本的に踏襲しています。急激に絞り込むリアのディフューザーとマフラーのデザインは、フェラーリ・ローマに似てきたと感じました。比べて下さい。ローマのほうが緩やかな曲線から構成されるマイルドな姿で、昔のアストンに似ているかも知れません(笑)。最近とみにアストンマーチンとフェラーリはお互いに刺激しあっているようです。展示車はフルオプション仕様でしたので、普通に内装を簡素化して取捨選択すれば、3100万円前後になろうかと思います。後出の見積書でも実際3,076万円でした。V8ツインターボエンジンは馬力が665ps、トルクが800Nmで最高速度325km/hと不満のない性能です。弱点は重量が乾燥で1745kgとプレミアムスポーツのトップ集団より少なくとも100kgは重いことで、これが0→100km/hの3.5秒というタイムに反映されています。まあ、サーキット走行しない限り、この加速力は直接のライバルである911カレラGTSの3.3秒、カレラSの3.5秒と拮抗するレベルなので決して遅いとは言えませんが。端的にはFISCOのストレートなら、コーナー手前150mポストで260km/h前後まで出るレベルと思います。300km/h出るのはGT3RS、ピスタ、SF90、マクラーレン720S、DB11AMRクラスになりますが、その差をどう見るか、Fun to driveを感じられるかで異なるでしょう。ショールームが光線をふんだんに取り入れるガラス張りだったので、写真が露出オーバーでうまく撮れませんでしたが、内装は非常にいい印象を受けました。一番気に入りました。現行のアストンマーチンではベストと思います。DB11やDB12のややオーバーデコレーションに思えたシートもスポーツシートとして機能的なデザインにまとめられています。センターコンソールのパネルは画面表示中心になり、よりスポーツカーらしくなりました。明らかにポルシェ、フェラーリを意識したデザイン変更です。ある自動車雑誌では「DB12を踏襲したデザイン」と評されていましたが、違います。DB12はDB11よりラクジャリー志向が強まっていて少々華美な感じでした。どこを見ているんでしょうね。いつも感じるのですが、アストンマーチンはドアトリムとメーターパネルとの連続性が非常にうまくまとめられ、ステアリングを握った手許スペースのゆったり感があります。センターコンソールはピアノブラックと手で擦れた時の質感を重視したアルミノブの組み合わせで操作しやすそうです。DB11やローマで採用されたダイアルスイッチやタッチパネルはボタンスイッチの数を減らせるのですが、運転中の操作がやりずらかったので、逆戻りした感じです。ボタンスイッチの数が多いポルシェやランボは一家言があっての選択と思われます。カレラシリーズに「レザー内装オプション」や「Boseサウンドシステム」を付けて乗っている方々には、よりプレミアム感がありながら違和感は殆どないので、ピッタリのお薦めかも知れません。シートもDB11やDB12のようなデコレーション過剰感のないシンプルなスポーツシート志向になりました。ただ、しっとりした半艶のコノリーレザーに包まれたアストンの内装は抜群で座った時の何とも言えないエレガンスにはただしびれます。この当たりはポルシェ911でレザー内装オプションを付けても、この雰囲気に及びません。スポーツ志向でありながら、「911の次」を求める方に好評なのも頷けます。シートは横のホールドがポルシェのノーマルシートより高く、オプションの「スポーツプラスシート」よりやや低いくらいです。アストンファミリーの場合、ドアの後端が上方に上がって開きますのから、狭い駐車場などでも乗降は楽です。比べて下さい。ポルシェのスポーツプラスシートです。縫い目も直線的で機能美に徹した感があります。メカニカルな要素とエレガントな要素が見事に融和しています。アルミ削りだしのノブは見た目の質感と触った時の冷たさが何とも言えません。レクサスに乗って樹脂製のメッキノブにがっかりした方も多い筈です。細かいことですが、日常触れる頻度が高いのでクルマへの愛着に影響するところです。完全な2シーターになっていますが、リアゲートが開いて荷物の収納量が大きいのはVantageの伝統です。個人的にはアストンマーチンの4人乗りは要らないのではないかと感じています。実際、3-4人が乗ったDB9、DB11は見たことがありません。開口部の大きいリアゲート。とても使いやすいので、駐車スペースを選ぶ点以外は普段使いもできると思います。2ドア、リアゲート付クーペの利便性は根強い人気のアウディTTクーペにも通じます。因みにDB11を持っている時は買い物などにも使うことが少なからずありましたが、ロングホイールベースのため、縦列駐車と回転が結構大変だったので、コンパクトなVantageは助かります。パーティションは荷物の転倒防止用で容易に折りたためます。運転席から荷物を置く時にすぐ取れる状態に収まるので有難いです。当日は本カタログとコンフィギュレーション、見積書、ローンシミュレーションまでいただきました。ローンシミュレーションは、今回の特別招待会の2日間限定企画として、リセールバリューがネックとなるアストンの弱点をカバーするため、5年で走行20,000km以内を条件に残価を保証し、毎月35万円の定額払い(形式は頭金なしのローン返済)で乗れるという意欲的な提案でした。ユーザーにとっても不安が低減し、ディーラーにとっても中古車市場を充実させるいい契機になるのではないかと感じました。ともかく、アストンママーチン、とりわけヴァンテージに関しては、911並みに買取り価格が5年後2万kmで45%くらいにはなってもらいたいものです。本カタログ記載の主要諸元です。頭金なしの定額払いで5年満了時の下取り損がないので、35万円がどうかという点はありますが、サブスク感覚で乗れる気楽さというか、安心感があるのは確かです。今回、親戚の病状悪化でこの特別企画への検討が尻切れトンボになりましたが、今後試乗もして検討を深める価値があります。このブログは閲覧数が163,000件を超え、よろしかったら他のテーマもご覧下さい。「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「フェラーリ488スパイダー あま猫 修復歴騒動に思う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501310000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「私のバイク趣味歴 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「やっぱりHawaii セレブライクな旅に挑戦」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマのリストです。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.03.13
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お蔭さまで本ブログも閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700方名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。毎年恒例で4回目になる越前海岸のズワイガニ堪能旅行に行ってきました。日本旅行とJR西日本の共同企画日帰りパックです。神戸発、大阪・新大阪発、高槻発、京都発があり、敦賀までサンダーバードで行き、北陸新幹線つるぎに乗り換えて越前かけふ下車、送迎バス往復で料理旅館にて入浴、新鮮な漁港タグ付きのズワイガニ@2.5杯と甘えび、ハマチ、いかの刺身を満喫できるコースです。11/1-3/31まで、今まで12月、1月、2月と行きましたので、今回は3月を選択。料理旅館はいつもの「はま屋」さんを迷わず選択。老夫婦が先代から引き継ぎ、改築して経営している老舗です。ズワイガニの食事処は芦原温泉、越前海岸、加賀温泉郷の3か所から選べますが、@34,700円と一番高いコースになります。涙を呑んで、「折角行くんだから」と挑戦しています。大阪駅8:10発のコースを選択しましたが、サンダーバードを待っている間に高山行のディーゼル特急「ひだ」が先発入線してきました。エンジン音と煙がすごかった昔のステンレス張りの4両編成から、スマートな2両編成に様変わりしています。模型で恐縮ですが、旧型の特急「ひだ」4両編成です。実車はこんなスマートな印象はなく、車体側板が歪むなど、少々見すぼらしかったです。さて、新型「ひだ」に戻りますが、インバウンドの影響もあり、雪の白川郷合掌造りなど人気で結構、満席に近い状況でした。次に来ました、本命サンダーバード。敦賀で切られて可哀そう!武生の皆さんも敦賀での乗り換えが敬遠されて客足が少し減ったと怒っていました。サンダーバードの6両目と7両目の連結部分。貫通していません。大阪駅発車10分前で一見空いているようですが、京都駅からインバウンド客や日本人観光客がどっと乗り込んできてほぼ満席になりました。1/160 Nゲージの鉄道模型です。色んな視点から楽しめます。昨晩は走らせていました。前週の連休で北陸地方が大雪になっていて近江今津を過ぎて琵琶湖北岸当たりに差し掛かると、このような雪景色に一変しました。敦賀での新幹線への乗り換えは至ってカンタン、前評判とは違って拍子抜けしました。富山行の「つるぎ」との接続もスムースでした。つるぎの車内風景。若々しい東海道新幹線とは違い、落ち着いた民芸風。ゴールドとのツートン車体がとても魅力的に見えました。越前たけふ駅の正面玄関を出ると、マイクロバスが待ってくれていて楽チン。車で来たら、雪道が大変です。越前かけふ駅から料理旅館までのマイクロバスからの風景です。これでも前週の連休中に比べたら、雪がかなり減ったそうです。はま屋さんに到着。いつもと同じ部屋で安心一息。オーシャンビューと言うんでしょうね。早速、運ばれてきたズワイガニ。右は焼きガニ用です。水揚げ漁港のタグ付き。安いコースはタグ無し、足折れのズワイガニになります。ハマチ、甘えび、いかがとても新鮮でこれだけでも来た甲斐がありました。色々行きましたが、冬の北陸は富山や金沢まで行かなくても福井や武生で美味しい魚料理を楽しめます。醤油が博多のような少し甘めの味でよく刺身と合います。写真の中央上にあるのはカニチリの刺身です。新鮮でないとこの花のような繊細な切り身にはなりません。酸っぱすぎないカニ酢がこの旅館の自慢。やはり美味しいです。この通り、全部食べちゃいました。今回の発見は雑炊にする前からご飯と一緒に食べるとカニがすごく美味しく食べれることです。一度、試してみて下さい。一緒に食べて美味しいのは天ぷらと同じですね。ズワイガニの甲羅を観ているとクルマのデザインオマージュになりそうです。子持ちズワイガニを焚きこんだお味噌汁がまた絶品でした。お腹の中はオレンジ色の卵がぎっしり詰まっていました。甲殻類は海老も同じでいい出し汁が出ます。最後の仕上げは雑炊。それまでにかなりご飯も食べていたので、もう動けないと言いながら完食(笑)。越前武生駅に帰路の富山発、敦賀行きの「はくたか」が入線してきました。敦賀駅でサンダーバードに乗り換え。車体色をリニューアルしたのは10年近く前の筈ですが、北陸新幹線のブルーとの共通性を当時から見越してたのかしら。北陸新幹線がいずれ敦賀から南進して京都や大阪まで結ばれれば、今や30年の歴史を誇るサンダーバードも消えてしまうのでしょうか。1両目のグリーン席3列シートです。こちらは普通席。帰路は満腹なこともあり、よく眠れました。以上、また来年も行こうと女房と誓いを立てています。閲覧数が167,000件を超えて、ほかにも色々ありますので、お気軽にご覧ください。「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「文楽 人形浄瑠璃 事始め 教育公演 桐竹勘十郎、吉田和生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407310000/ 「ゆめぴりか 銘柄米令和6年産無洗米5kg 税込み3,980円!値崩れ開始」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508190000/「タコ料理を楽しむ 穴場大阪岬町」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508160000/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「北海道 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260005/「全日本 痛快ロードを快走!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403020000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「史上最悪三毛別ヒグマ羆7人惨殺事件 本当の現場を突き止める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403110000/「北海道は今日も雨だった」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.03.06
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。蒸機や気動車が走るHOレイアウトに欠かせない腕木式信号機と、ギミックになりますが、踏切を今回設置しました。<腕木式信号機>腕木式信号機は手動にせよ、動作と点灯の問題があるため、初めから自作は断念し、ヤフオクで最近人気沸騰のため高額落札が続いている商品を泣く泣く42,000円で入手しました。😢ただ、場内主本線・副本線、上下二段式 手動点灯のフルスクラッチによる本格モデルで、出品者の加工技術の高さには感心するばかりで思わぬ出費も忘れさせる魅力があります。設置したのは本線とヤード待避線の合流ポイント横です。向こうに踏切も見えます。こんな風景は昭和40年ころまで非電化ローカル線では日常的に観ることができました。電動であれば一番有難く、ポイント切り替えと連動できるのですが、上下ニ段式の電動はまだ出品されたことがないので、今後の楽しみにしておきます。電動化のために地下部分のスペースが大きくなると、お座敷レイアウトでは設置できない課題もあります。腕木式信号機の動作規則に関しては、TOMIXの製品カタログに詳しい説明があり、これが一番参考になります。製品自体はリアル感は落ちるものの、場内出発信号機が#5545で4,620円、場内・通過信号機が#5542で6,82円ですが、欠品で再生産待ちが多いようです。また、信号機は電動化されていますが、電圧低下を懸念してポイントとの連動までは推奨していないようです。少なくとも「ハイパワーポイント電源」が必要でしょうね。詳しくは「動かないポイントを動かす」参照:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/腕木式信号の実物は大宮の鉄道博物館で確認できます。信号機は設置後に車両保守作業などで引っ掛けやすいので、そのまま土台ごと外れやすいよう、落札商品のベース台をそのまま利用します。商品付属のニクロム線は土台の底に巻いた状態で接着し(引っ掛けた場合の断線防止対策)、配線の末端にコネクターを繋ぎました。ショートを防ぐため、ハンダでの結線位置をずらして、収縮ゴムチューブで保護しました。余った配線は台座の中に巻き取ってメンディングテープで軽く固定しました。この状態まで加工したうえで、シーナリーのモジュール基板に接着しました。<踏切>PLUMの踏切キットにポポギミックの点滅キットを組み込む形で製作しました。PLUMの踏切キットは1,980円でしたが、金型の精緻さに驚嘆する製品です。黄色と黒色の塗分けは何と2色のパーツを別々に成形して、合体させる構造になっています。さすがに支柱部分は黄色と黒色のパーツを両端でつなぎ合わせる華奢な構造のため、カンタンに外れやすいので慎重にライナーから外します。それにしても金型精度の高さには舌を巻きます。踏切キットを組み上げた状態です。ポポギミック社の踏切点滅キットで、同社のHPから1,540円で入手できました。点滅ランプ部分はプラパーツが損壊しないよう、まず1.5mm径ほどの下穴をピンデバイスで開けます。次にミニリューターのテーパードリル刃でLEDチップが入るまで穴を拡大します。ヤスリを使う場合はプラ製パーツの支柱が折れないよう、要注意です。LEDチップが通るか、何度も試しながら、やっと穴が拡大できました。LEDチップとニクロム線を警報機に取り付けるために、アマゾンでUV接着剤(レジン液500mlで499円)と硬化用のUVライト(1,080円)を購入しました。レジン液の蓋にあるブラシは太すぎるので、爪楊枝にたっぷり浸み込ませて塗布しました。ライトを照射して1分ほどで硬化します。液を付けすぎると大粒の粒子のように固まってしまうので、多少付け足りないと感じるくらいがちょうどいいと思います。この感覚を掴むために何度かテストするのがお薦めです。LEDチップが交互に正常点滅するか、取付け前に慎重に点検します。今回は左右の警告ランプだけでなく、通過方向ランプも点滅するようにしました。2mm厚ボール紙の基盤に配線を整理して固定します。着色前の基板に警報機と遮断機、警戒柵を置いて、固定位置を現物合わせで決めます。2mm厚のボール紙をベース板に使ったのは軽さと加工のしやすさからです。曲線道床に合わせて何度も微調整を繰り返すので助かりました。シーナリーモジュールは配線の関係もあるので、腕木式信号機と一体で製作しました。曲線部分の踏切なので、遮断機のバーや防護柵が車両に接触しないよう、実際に長尺車両、特に両端タンクの大きい客車、ステップの突き出た蒸機やディーゼル機関車を走行させて位置調整のうえ固定しました。Ra80のダイハツミゼット郵便配達車とエコーモデルの自転車、KATOのフィギュアを多少加工着色して取り付けました。エコーモデルの自転車は「れーるぎゃらりーろっこう」で現行製品に比べ、金型精度の低いデッドストック品を見つけ、980円の格安で入手できました。シーナリーの作りこみが進み、リアル感が徐々にでてきました。Nゲージの路線が並行しているため、スケールの違いが目立たないよう、踏切の向こう側は坂を下りて行ったような感じにごまかしました。今後もアップグレード作業の更新を続けますので、よろしくお願いいたします。また、閲覧数が150,000件を超えており、他テーマも、ご覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/ 「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.03.04
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お蔭さまで閲覧数が165,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。最近、走りだけでなく、サウンドやギミックにも関心を持っていますが、皆さん、パンタスパークを楽しまれたことはありますか?実車のパンタスパークはパンタグラフや架線に霜や氷結が付着して、両者が引き離されるために生じるアーク放電で、速度の速い新幹線や時期的には冬の寒い朝に起こりやすいと言われていますが、ユーチューブで実際見るとすさまじいですね。東北新幹線はバリバリという破裂音を伴っています。https://www.youtube.com/watch?v=7LUTWLalKho正統派上越カッターのEF64が走り去る動画は、静寂の中で雷のようなスパークと雪煙がカメラのシャッター音と相まって、もう芸術作品のような素晴らしさです。https://www.youtube.com/watch?v=Tb4yk7-L_3wこのような興奮を何とか鉄道模型でも再現させて楽しみたいと思う方が多いのでしょう。長野県上伊那郡のポポギミック社(旧社名エクシンテック社)がその夢をマイコンでプログラム制御された電飾セットで実現してくれました。https://popogimmick.base.shop/blog/2024/12/02/115715代表の笠川知洋社長はセイコーエプソンからの脱サラで、元々モーター制御や両肩ロボットの開発に従事されたエンジニアながら、2014年創業後もポポンデッタ秋葉原店でバイト修行し、鉄道模型マニアの志向をよく理解されています。最近では地元のスタッフも増強されています。お付き合いするうえで、マナーとして注意すべきは営業時間帯(土日祝日、定休水曜以外の10-17時)以外はネット注文を除き、質問欄からの問い合わせやメール、電話によるコミュニケーションができない点です。当然ではありますがライフスタイルを重視されているようで、送信してもエラーになります。今回、ポポギミック社のスパークセットを装着したのは次の3編成です。・HO TOMIX製 485系雷鳥 ダブルパンダ仕様の2両・HO TOMIX製 EF63 ダブルパンタ仕様の2両・NゲージのKATO製 500系TYPE EVAの片持ちパンタ 2両HOではまだ見慣れないと思いますが、Nゲージと同様に綺麗にスパークします。HO TOMIX 485系雷鳥はダブルパンダM車2両に後出の「連続」と「ホワイトとアクアの混合」の仕様でチリチリと連続的にスパークさせています。同じくHOのTOMIX EF63重連ですが、パンタが4基並んでいてもLEDチップやポリウレタン線は特に目立ちません。この EF63重連は 485系雷鳥と異なり、後出の「断続」と「ホワイト」の仕様でパチパチと間隔を置いて激しくスパークさせています。取り付けた主務機、補機ともダブルパンタ仕様ですが、4基はバラバラにスパークします。4基が同時にスパークすることは滅多になく、連写で撮っていますが、同時発光のシーンはまだ写せていません。NゲージではTOMIX 500系TYPE EVAはEF63と同じ「断続」「ホワイト」仕様で、パチパチと間隔を置いて激しくスパークさせています。私のリテラシー不足で楽天ブログに容量の大きい動画をアップできないのが残念ですが、この静止画像でも結構苦労してスパークの瞬間と列車の位置を合わせて撮影しています。5枚に1枚くらいの撮影成功率ですが、前後2基のパンダが両方ともスパークしている瞬間は中々撮れそうにありません。<パワーパックへの適合性と現時点の運用課題>:ポポギミック社ではTOMIXのパワーパックをベースにスパークキットを開発したと説明されていますが、KATOのパワーパック(HYPER DX、スタンダードSXなど)と天賞堂のパワーパック(TR-1,TEP-1, TS-1S, 3A2PERなど)のいずれでも支障なくスパークします。ご存知かと思いますが、両社はサウンドボックスとカンタムに関する各々のQSIデコーダ制御方式が異なり、KATOはさらにパルス制御のため、互換性はありません。恐らく、このような制御課題も分かったうえでクリアされていると敬服します。なお、原因究明中ですが、458系雷鳥の場合のみ、サウンドBOXと一緒に動作させようとすると、次の2枚の写真のように一旦青ランプで動き出しますが、すぐに赤ランプが点いて停止してしまいます。しかし、EF63の重連では正常作動します。どちらもサウンド同調カードなので、なぜ症状に差が出るのか、分かりません。一旦、正常に動き出したかに見えますが・・・すぐに写真のようにサウンドBOXの同調ランプが赤に点灯して停止してしまいます。室内照明も消えています。この症状はサウンドBOXの電源をOFFにしても同じく停止するので、プログラム制御(パルス幅変調)方式がパンタスパークの制御(高周波回路?)と干渉しているのかも知れません。それに対し、トランジスタ制御である天賞堂のTR-1では同じ458系雷鳥でもパンタスパークは正常に発光し走行も問題ありません。この当たりの電子制御の相互干渉は非常に微妙で、リテラシーが乏しい私はお手上げ状態です。やはり、DCCなどデジタル制御の世界に入るには電子知識が不可欠と思います。サウンドボックスやカンタムはすでにDCCの世界に入りかけています。徐々にDCCを部分的に拡大しようとするとこの種のトラブルは必至かも知れません。苦労せずに楽しもうとすれば、海外モデルで初めから全てDCCを導入するのがよさそうです。車両やメーカーを国内と混ぜたりしないほうが無難と感じます。<スパークキットの細かい仕様選択>:以下の項目に関して仕様の選択ができますが、無難なところでは太字の選択になるでしょう。■スパーク色:ホワイト、アクア、グリーン、ピンクの4色■スパークサイクル:「断続」時折激しく 「連続」小さなスパークがチリチリ連続 「超絶」メチャ派手に https://www.youtube.com/watch?v=0wC9p-kQtTo■スパーク方向:片方向、両方向から選択■スパーク始動:常時、走行時のみから選択■ダブルパンタ選択可能:電車や機関車でパンタが2基ある場合に同一条件でスパークします。ただ、スパーク色は2基のパンタでホワイトとアクアというように混ぜることもできるようです。<有償で取付け依頼も可能>:電飾セットは単品販売が主体ですが、有償で取付け依頼もできるのが嬉しいです。12mmX6mmの制御基板に1.0mmX0.5mmの極小LEDチップと0.08mm/0.14mmのポリウレタン線をハンダ付けして組み立てられており、パンタグラフへの取付けはスキルと電気知識が要求される上級者向け作業になります。熟練のマニアでしたら、基板とポリウレタン線を単品で購入して(各々税込2,570円と330円)、配線を先に車体へ通したあとで基板にハンダ付けすると、車体に開ける穴も通常なら1.2mm径のところ、0.3mm径に抑えられます。精密ハンダ付けと断線が難関です。車体に取り回す際にちょっと引掛けただけで切れます。ポポギミック社はHPで笠川社長自ら取付け作業の詳細をYouTubeで丁寧に解説されており、作業中の断線には1回パーツの無償交換に応じたり、修理対応もしてくれるので、顧客本位で良心的と感じました。https://popogimmick.base.shop/blog/2024/12/02/115715私は今まで極小LEDチップと配線に関しては、HOのストラクチャーの構内灯、街頭などで散々断線とハンダ外れに悪戦苦闘した経験から、「君子危うきに近寄らず」あっさり、ポポギミック様に取り付けていただくことにしました。<スパークキットの取付け状態>:取付けた状態は以下の通りです。1.HO TOMIX製 485系雷鳥 ダブルパンダ仕様LEDチップのポリウレタン線はホワイトとアクアの2色分が撚られて車体を貫通しています。全ての車両に共通しますが、パンタを畳むときにポリウレタン線を挟んで断線しないよう、注意する必要があります。2.HO TOMIX製 EF63 ダブルパンタ仕様パンタの擦り板にLEDチップをUV接着剤(UVライトの照射で硬化)で固定し、ポリウレタン線はそのままパンタ台と車体に開けた穴に通して自由度を確保しておきます。因みに自作する場合の参考にUV接着剤(レジン液500mlで499円)と硬化用のUVライト(1,080円)はアマゾンで安価に入手できます。別の踏切製作で実際に使用しましたが、接着剤は少量を爪楊枝に付けてポリウレタン線の端をまず留め、次にポリウレタン線を引っ張りながら反対の端を固定する要領で固定するとうまく行きます。パンタの開閉はLEDチップのポリウレタン線がパンタ枠に絡んで断線することのないよう、摺り板をピンセットで押さえて配線をよく見ながら行うのが無難とアドバイスいただきました。取付を担当いただいたポポギミック社の武田様によると、TOMIXのEF63はパンタグラフが屋根板にきっちり固定されていて取り外しができないので、パンタの台枠にピンバイスを通して穴を開口するなど,いつもとは違う工法での施工となったそうです。また、電気的な事ではスピード調整スイッチが搭載されているので,どの位置でパンタスパークを稼働させるか,パンタスパーク基板へ供給する電源をどの位置で確保するかなど,テスターを用いての作業だったとのことです。今回高速走行位置で取り付けていただき、スパークに何ら支障ありません。このようなご苦労を伺うと、やはり自分で取り付けるとなると、初めてですし、結構大変だなと感じました。YouTubeでも概略は分かるのですが、このような完成見本を身近で観察して、お話を聞くと自分でトライする時も失敗がより少ないように思います。3.NゲージのKATO製 500系TYPE EVAの片持ちパンタ仕様新幹線は低騒音シングルアーム形式の片持ちパンタなので、LEDチップのポリウレタン線はUV接着剤(UVライトの照射で硬化)でパンタのリンク枠に沿わせるように固定します。ポリウレタン線の下端は固定せずに車体の穴を通し、パンタを折りたたんだ時に車内に配線が逃げれるようにしておきます。<スパークキットの取付け依頼費用と納期>:下の請求書写真のように、HO 485系雷鳥2両が17,600円、HO EF63の2両が21,600円、NゲージTYPE EVAが15,600円で、セットと取付け依頼チケットを購入後、宅配便元払いでモデルを送って、契約通り1週間前後のうちに元払い宅配便で納品いただきました。明朗料金で作業も迅速丁寧ですし、私は大変満足しています。地方再生で、ポポギミック社のように若い方々がこうやって地方で起業されるのは本当に頼もしい限りです。できるだけ、応援させていただければと思います。仕様の違いで色んな楽しみ方が可能で、何がリアルか、難しい面もあります。ただ「楽しくなければ模型じゃない」。思わすにんやりして話が弾むギミックは面白いと思いませんか。皆さんもぜひ、パンタスパークにチャレンジしてみて下さい。お蔭さまで閲覧数が165,000件を超え、鉄道模型などの他のテーマも、ご覧下さい。「サウンドを極める カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.02.04
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お蔭さまで閲覧数が165,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。皆さん、ユーチューバーの公認会計士 あま猫さんが所有していたフェラーリ488スパイダーが追突事故に遭って、コーンズから2000万円強の修理費の見積もりを言われて、修理せずに事故現状車として1900万円でコーンズに売却したところ、その後になってカーセンサーに同一車が「修復歴なし」の状態で大阪の外車販売店から価格応談(3600万円)で売りに出されていたというスキャンダラスな一件をご存知かと思います。どのような印象を持っておられますか?よく、格言に「犬が人間を噛んでもニュースにならないが、人間が犬に嚙みつけばニュースになる」と言いますね。私のように全く無償でブログを楽しんでいる者でも閲覧数が現在の107,000件のように増えると嬉しいくらいですから、生業でアフィリエート広告収入を得ながらユーチューブやブログを発信している方々は閲覧数を増やすことに数百倍の努力をされていると思います。人間が犬に噛みついたようなネタ探し、ネタ作りのために生きていると言っても過言ではないでしょう。ただ、発信内容が修理箇所の分解再査定の結果、「修復歴無し」の判定が出て「大山鳴動ネズミ一匹」とも言えそうな、沢山の方々を振り回す結果になった場合、やはり発信内容の事実確認や関係者全員の言い分を偏りなく収集し、正確な事実を確認してから発信する必要性を強く感じる次第です。特に販売店や修理業者、オークション主催者、査定員の方々に批判の目を向けた言い方をする場合はよほどの慎重な調査が必要と思います。私に言わせれば、週刊文春のフジテレビと中居正広氏事件に関する報道と同じ側面があります。曖昧にされている社会の闇を突くのはいいとしても、一旦公表したセンセーショナルな報道とささやかな誤報訂正記事のアンバランスには呆れるばかりです。今後週刊文春は厳しく糾弾されると思いますが、本件の責任はどうなるんでしょうか。曖昧になっているのは、それなりの相互依存関係があるからで、誰が悪いと簡単に決めつけることはできません。パンドラの箱を開けて騒ぐのなら、人並外れた覚悟と執念が必要ですが、それでもクリアカットされず、後味の悪い結末になることが多いです。488スパイダーの事故直後の損傷状態やコーンズの横浜ボディショップに持ち込まれて分解され、認定技術者が説明している動画を見ました。コーンズはどうも保険適用による修理を想定して、かつての458スペチアーレの復元と同レベルの修復を行う場合の見積りを出したと想像します。別稿の「なぜ、フェラーリ458スペチアーレを買わなかったか」をぜひ、ご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/動画によるとクロスメンバーの右端が曲がっているのは確かですが、「サイドのサブフレームが前方に押し込まれ、クロスメンバーとサブフレームのカット、交換溶接が必要」というコーンズ側の説明と、その後のAISによる分解再査定の判定とは食い違っています。AISの判定では曲がった「クロスメンバーの鈑金修理」であり、範囲が限定的なので「修復歴ありにはならない」との結論でした。つまり、コーンズのボディショップが見積内容で説明したような「クロスメンバーとサブのサイドフレームの溶接個所をカットして、クロスメンバーとサイドフレームを交換、溶接する」ことはしていない訳です。両者の違いを458のファクトリーマニュアルを使って簡単に図解しますと、次の通りです。AISによる分解再査定の判定は赤丸箇所のクロスメンバーのみの鈑金修理であり、CORNES横浜ボディショップの説明は青丸のクロスメンバーとサイドフレームのカット、交換、溶接が必要との見積もりです。フレームが歪んだ場合、フェラーリ専用のベンチに車体を固定して治具を付けながらミリ単位の三次元修正を繰り返し、フレームはボルトオンではないので、切断、交換、溶接する必要があります。コーンズの新横浜ボディショップは希少性が高く莫大な修理費を掛ける価値のある458スペチアーレの事故車で初めて修復歴車の「復元」と限定販売にチャレンジしたくらいです。復元品質を担保しるため、2015年式で発売後20年を経過していないにも関わらず、例外的にフェラーリ本社のクラシケも取得しています。通常の鈑金と軽度のフレーム修正はフェラーリ社の純正ベンチと治具の提供を受け、認定技術者を擁する契約修理業者にコーンズから外注する場合が多く、私の知る限りでは全国2社工場だけです。ファクトリーマニュアルには純正専用ベンチ(確か外販禁止だったと思います)に載せた車体各部位の3次元位置情報が克明に記載されています。YouTubeを観ていると、中国やアメリカの悪質レストア業者が専用ベンチを使わずにフレームのA点とB点の距離をマイクロスコープやメジャーで計測しながら修復していますが、専用ベンチを使わずに修復しようとすると、本来は全ての交差点、例えばA、B、C、D、E、F、Gの7点なら21か所(順列組み合わせの積算)の距離を測定して修復しないと、三次元では並行四辺形やねじれた状態になりかねません。したがって、フレームの修復をほかの一般修理業者が行うことは殆ど不可能です。フレームのこちらをチェーンで引っ張れば、あちらが歪んできて・・の繰り返しになります。三次元の補正ですから大変です。458スペチアーレの復元でも横浜ボディショップは2か月以上、フレーム補正作業に掛かっています。ましてや、横浜ボディショップはあま猫さんの488スパイダーに関しても「修復歴は付きますが、元通りにきちんと戻します。サーキット走行も大丈夫です」と458スペチアーレの復元ケースと同じく動画で言い切っています。加害者側の任意保険を使って最高水準の修復実績を積みたいと意気込んでいたのでしょう。コーンズに限らず、任意保険適用による修理は保険会社のアジャスターのチェックが入るとは言え、高額車になると修理後のクレームを恐れ、保険会社も及び腰になって中々修理の簡素化、費用の削減を要求できません。私の458も駐車中に神戸市バスにドアミラーを引掛けられ、先方の任意保険で修理してもらいましたが、長さ2cmほどのちょっとした擦り傷が付いたくらいで当然鈑金塗装するだろうと思っていたら、何とコーンズでは35万円近いドアミラーをアッセンブリー交換し、総額40万円近い修理費請求になっていてびっくりしたことがあります。もちろん、神戸市バスの保険会社了承済みです。今回は修理することにはならず、あま猫さんが相手の保険会社から2000万円を受け取った(付保していた車両保険金額が2,000万円以上だったから可能)そうなので、コーンズも488スパイダーを修理はせずに廃車にして事故車現状で業販したと思われます。オーナーが修復歴の付く修理を断念した事故車をコーンズが自社リスクで修理して、一般に外販することはあり得ないと思います。フェラーリには延べ10台、35年間乗っていますが、そのようなことを噂レベルでも聞いたことはありません。458スペチアーレもカーセンサーなどを通じて一般に広告外販するのではなく、フェラーリオーナーだけのクローズコミュニティCONECOを通じて購入希望者を内々に募っていました。しかも、修復歴の開示だけでなく、横浜ボディショップでの修復の証としてプレートを車体に付けたくらいです。つまり、「修復歴のある中古車を販売する」ではなく、歴史に残る希少な名車を大切に「レストア復元し、後世に引き継いでいく」という発想です。欧米ではそのような慣習は定着していますし、日本でも例えば250GTOや365GTB/4、288GTO、F40、512BBなどを見て、「修復歴はありますか?」なんて愚問をおっしゃる方はいないでしょう。ビンテージカーは例外なく修復歴ありと考えましょう(笑)。修復の有無はクラシケの認定条件になっていない筈です。詳しくは別稿「なぜ458スペチアーレを買わなかったか」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/ただ、そのような資産性、希少性条件に合致するビンテージカーを復元する機会が多々ある訳ではないので、復元/レストア実績を磨くには保険適用される修復歴の付く修復必要車が格好の材料になる訳です。今回の488スパイダーの事故後の動画を見る限り、あくまで個人的意見ですが、レッカーで移送されたとは言え、ホイールは損傷もないようでタイヤもパンクしていませんでした。また横浜ボディショップも「エンジン回り、下回りは見た限り、損傷はない」と言っていたので、完璧なレストア復元ではないにしても、AISに再査定された修理状態が手抜きだったとも思いません。事故が固定された外壁や分離帯に激突したのではなく、クルマ対クルマの正方向での追突であり、両方にクラッシャブルゾーンがあります。クロスメンバーが曲がっただけでなく、もしサイドフレームまで前方に押し縮めるほどの衝撃を受けていれば、ドアがスムースに開閉できなかったり、外板パネルのチリが不揃いになったり、場合によっては屋根にシワが出たりしていたのではないかと思います。ミリ単位でどこまでフレームの歪みを問うか、微妙なところです。例えば高速の直進安定性ですと、アライメントの調整でもある程度吸収できる余地はありますし、デフやキャリパーの電子制御によるトラクションコントロールでカバーできる範囲かも知れません。引続き、CORNES等の方々とも意見交換してサーキット走行レベルまで研究してみたいと思います。余談ですが、フレームは事故がなくてもサーキット走行を重ねると歪んできてアライメントがずれてきます。以前、458で自覚症状はなかったのですが、CORNESの薦めでアライメントを超有名メカに修正いただいたことがあります。富士や鈴鹿を3-4回走っていて、富士のストレートでは直進性に特に不安なく270-280km/hで走っていましたが、修正してもらうと確かにシャンと走る感じにはなりました。「ロールゲージを入れたほうがいいか」聞きましたが、「応力がフレームの根元溶接部に集中するので、むしろフレームをたわまして吸収したほうが、フレームにはよい」と言われました。また、本件ではオークションシステムや査定システム、販売店の責任に言及されるコメントもあるようですが、大量取引の場であるオークション販売車に厳密な査定を求めるほうが無茶と思います。希少性、資産性が高く、オプション内容も複雑な高級車ですから、サザビースとまでは行かなくとも高級車専門オークションで取引されるべき商材ではないでしょうか。AIS検査も外板パネルを外してまで通常行うわけではないですから、フェラーリはじめプレミアムカーを余計な心配なしに買いたい方は、やはりディーラーから担当者とも親密になって認定中古車を買うのが間違いないと思います。私がCORNESに下取ってもらった458やローマは全く市場(外部広告)に出ることなく、順番待ちのCORNES顧客に即売されています。素性の分からないクルマを査定や保証に頼って買いたい気持ちは分かりますが、フェラーリのリアバンパーパネルを一度でも外したことがある方なら、専用純正ナットの数とセンサーを含めた脱着の手間がいかに大変かを実感されているので、軽々しく「分解して確認すべき」などと関係者や査定評価方法の批判はされない筈です。リスクに敏感なのに、それでも出モノを探したい方は「ディーラー車なのに、なぜ街の販売店で売られているのか」「並行輸入車なら、新車輸入か、中古車輸入か、ディーラーに所定の登録を済ませているか」を注意深く確認することが得策です。書類を見せずに口を濁すようなら、スルーしたほうがいいと思います。また、別のリスクとして、458以降の電子化されたモデルのメンテナンスは街の販売店や修理店ではもはや手に負えなくなっている点も重要です。車検切れになっていたら、ディーラーで車検を受けるよう、交渉しましょう。ここでケチってはいけません。販売店が見積りも取ろうとせず、「ディーラーに頼むと高くなりますよ」というような返答なら、スルーした方がいいです。ともかく、実車を見ても興奮せず、これしかないと思わないことです。別稿の「絶対買ってはいけないフェラーリ」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/オーナー登録や「7年メンテナンスプログラム」の保証継承もあるので、ディーラーとの直接コンタクトは早晩必要になります。信頼できる情報を事前にしっかり収集されることをお薦めします。お手軽情報はお手軽でしかありません。<復元された458スペチアーレの後日談>文中に出てくる458スペチアーレの復元車はコーンズ顧客のコミュニティサイトCONECOを通じて内々で6,500万円前後で買われたフェラリストが、その後コーンズを通じて委託で「修復歴あり」のクラシケ付き中古車としてカーセンサーなどで一般的に販売中(2025/5/5現在)のようです。しかし、価格は修復歴のない他の正規輸入車とほぼ同じに設定しているのが特徴的です。恐らく、オーナーの方が強気というだけでなく、コーンズとしても「復元レストア」の価値を高め、修復歴=事故車=割安という風潮を払拭したいのでしょう。「修復歴あり」と明記されていますが、広告文の中には修復内容の説明は特にされていません。元々芝ショールームで実車確認のうえ、商談の条件になっていますので、その際に詳しくレストア復元の内容を説明するつもりかと思います。<後日談 2>カーセンサー等での「修復歴あり中古車」としての販売はうまくいかなかったようです。2025年10月になって、CORNES顧客限定サイト CONECOでコーンズ東京芝のスペシャル・オファーとして、販売されています。初めての方もいるので、まずは経緯説明。「修復歴あり」の単純な中古車ではなく、「復元」された個体であることを強調しています。板金や塗装の過程を動画で紹介しています。今回、なぜか特例で取得した「クラシケ」のことは余り表に出していないようでした。高額車ですし、250GTOのように極端な希少車ではなく、修復歴なしの中古車が現に中古車市場で出回っているわけですから、わざわざ同じような価格で復元車を買う方はなかなかいらっしゃらないと思います。修復歴なしの中古車のリフレッシュなら、まだ理解を得られやすいでしょう。なお、このブログは閲覧数が165,000件を超えて、関連するテーマも色々投稿していますので、お手すきの時にご笑覧ください。「フェラーリ296スペチアーレのオーダー枠をなぜ辞退したのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「ロータス エミーラ 2026モデル V6SE 国内第1号車を発注!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対買ってはいけないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「マニアなら一度は乗りたいアストンマーチン」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120000/「最後の1台になるかも アストンマーチンVantage ヴァンテージ徹底試乗」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240000/「アストンマーチン Vantage ヴァンテージ 発表特別招待会 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2025.01.31
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。従来、HOは天賞堂のカンタムシステム、NゲージはKATOのサウンドBOXで走行音を楽しんできました。しかし、手持のHOビンテージ車両を整備しMPユニットや缶モータ、コアレスモータへ変換を進めたので、動力系の騒音が大幅に緩和されました。他方で低下した牽引力を補うためにプラ製の客車、電車、貨車を増やしました。その結果、静かになった反面、HOはカンタムとの落差が大きく、軽い走行音に大きな違和感を感じるようになりました。別稿「HO蒸機の牽引力と走行音を極める」(https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/)では、走行音の改善のために継ぎ目音を増やそうと線路をロングレールから定尺レールに交換しましたが、焼け石に水で抜本的な改善の必要性を感じました。そのため、次のアップグレードを図ります。1.HOに既存のカンタムに加え、KATOのサウンドBOX導入2.HOとN共用でTOMIXのホームサウンドユニット導入3.外付けスピーカー導入ここまで来ると、「それじゃ、DCCを導入したほうがいいんじゃないの?」という声が出ると思います。確かにカンタム搭載機がほぼ利用可能なうえ、サウンド制御だけでなく、点灯制御、ポイントのルート切り替え、リバース区間の自動極性変換、スパゲティ配線の解消など、数々の効果が期待できそうです。反面、1.既存のパワーパックやDC機器をDCCコマンドステーションに全て交換 (KATOのHYPER DXがDCCに使えるというのは嘘で、デコーダが焼損した事例があるそうです)2.車両にデコーダ、コネクターを搭載するための改造が必要3.天賞堂はDCCのサポートは行わない方針 (カンタム機をDCCで動かしてトラブルが生じても、サポートしないという意味です)などの実際やってみないと分からない不透明な課題が多々あります。そのため、費用面とともに大きな不安、障害を感じ、今回はアナログ対応の範囲で走行サウンドを極めることにしました。まず、完成した現在に至る機器構成の変化です。<HOゲージ 変更前の状態>HOゲージ側の当初の機器構成です。この写真のあと、機関区の電飾用電源を追加し、さらにポイント動作の改善用にTOMIXのハイパワー電源を導入していました。詳しくは各々をご覧ください。「機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「動かないポイントを動かす。」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/<HOゲージ 現時点の変更後状態>第一次変更後第一次変更の要点:1.天賞堂のパワーパックTR-1をカンタム用とサウンドBOX用に2台に増強 ☞ 技術的に不可判明2.HO用のサウンドBOXを増設。3.Nゲージと共用のTOMIXホームサウンドユニットを増設。4.Nゲージと共用でサウンドBOX/ホームサウンド用の外部スピーカ増設。☞ホームには不要判明通電テストは終わりましたが、細かい運用方法を試行錯誤中です。第二次変更後第二次変更の要点:1.天賞堂の既存パワーパックTR-1はカンタム専用とし、 新たにKATOのHYPER DXをサウンドBOX専用に増設。(増設TR-1は撤去)2.TR-1とHYPER DXの電源を切り替え遮断できるよう、トングスイッチを増設3.HO用のKATOサウンドBOXを増設。☞1台では不足、リバース線用にもう1台必要確定4.Nゲージと共用でTOMIXのホームサウンドユニットを増設。5.HOとNゲージ共用でサウンドBOX用の外部スピーカーも増設。☞蒸機ブラスト音には役不足判明第三次最終変更後第三次最終変更の要点:1.天賞堂の既存パワーパックTR-1はカンタム専用とし、 新たにKATOのHYPER DXをサウンドBOX専用に増設。2.TR-1とHYPER DXの電源を切り替え遮断できるよう、トングスイッチを増設3.HO用のKATOサウンドBOXを2台に増設。4.Nゲージと共用でTOMIXのホームサウンドユニットを増設。5.HOとNゲージ共用でサウンドBOX用の外部スピーカーをBose製に交換漸くこれで完成しました。ヤレヤレ😥増設したKATO サウンド BOXは新型でメーター目盛りが付いていたので、写真をプリントアウトを既存の旧型にも貼付しました。<Nゲージ 変更前の状態>Nゲージ側の当初の構成です。KATOのサウンドBOXは本線用とダブルリバース線用の2系統に分けて2台導入。<Nゲージ 変更後の状態>17-18Vの高電圧パワーパックHYPER DXにしてから、ポイントとサウンドBOX2台は全て側面のスナップ端子で連結して共通電源にしていました。しかし、長編成列車やC62三重連など運用負荷が上がって来て、リバース線や渡りクロスのポイント2基を同時動作させると、サウンドBOXが停止するトラブルに見舞われるようになり、結局パワーパックをKM-1に分離独立させました。外付けスピーカーは重低音が効くBose製に交換。ブラスト音のリアル感が数倍よくなりました。写真では右側スピーカーのみ写っていますが、左側スピーカーは共用するHOエリアに設置しています。なお、別稿のように、本線、ダブルリバース線の電圧差問題はサウンドBOXを2台にしてSTART(起電圧調整)ボタンで調整するようにしています。詳しくは「Nゲージ KATOサウンドボックス 課題は運用でカバー」をご参照下さい:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402200000/それでは、具体的な導入作業の詳細内容に入ります。<HOゲージ KATOサウンドBOXの導入><HOゲージ パワーアンプの並列化>既存の1台のパワーアンプ(天賞堂TR-1)からレールへのフィーダー線を天賞堂のカンタムエンジニア経由とKATOのサウンドBOX経由の2本にするだけでは互いに電流が干渉して、電圧が異常に上昇し、カンタムエンジニア側に取り付けたメーターパネルでは電圧が15V前後になり、異音も出ました。そこで、運用を単純化する意味でも、TR-1をヤフオクで買い増しして、レールへの給電を天賞堂のカンタムエンジニア経由とKATOのサウンドBOX経由とに完全に分けました。当初、使わない方を電源OFFにしていれば、片方だけの機能を使えるだろうと思っていましたが浅はかでしした。レールのフィーダー線を二股で分けたところから電流が電源OFFにしたパワーアンプにまで逆流し、互いに干渉しあうため、使わないほうはパワーアンプをOFFにするだけでなく、アンプのターミナルからフィーダー線を外すと初めて正常に動作しました。電機に弱いので理論的に説明できませんが、実地テストの結果です。そのため、フィーダーのコネクターをいちいち脱着しないと運用できないので、フィーダ―線の二股のところに配線の切り替えスイッチを設けることにしました。当初のフィーダーの二股配線とトラブル対策用に買った切り替えスイッチです。なお、青いケースはKATOのフィーダー線3分岐ボックスです。対策用としてモノタロウで購入したのは、「NKKスイッチ社製のトグルスイッチS-7A」という「ON-OFF-ONの2極双投スイッチ」で税込@712円でした。「トグル」とは左右に動かすレバーが付いたスイッチのことで、「2極」とは+ーの配線が2本に意味です。「双投」とはON-OFF-ONとスイッチが入る回路が2か所あるという意味です。ON-OFFだけのスナップスイッチは「単投」と言います。工業部品になるので、素人にとっては専門用語を理解したうえで、用途に従って買い間違わないようにしたいですね。モノタロウだけでなく、ヤフオクにも家電>AV>電子部品>スイッチで色々小型のスイッチも出品されています。トグルスイッチを付けて、片方に通電中は、もう一方への通電を完全に遮断できるようにしました。これでパワーアンプの並列化はやっと終わり、全部が正常作動するようになった段階でスイッチパネルを作って取り付ける予定です。なお、KATOの配線接続端子を以前に「カンテラ工房」で買って、今回も配線作業で助かりました。KATOから販売されているフィーダー線の延長コードや二股/三股コード、三股分岐ユニットだけでは加工の融通性が低いので、自作加工する場合に重宝するパーツです。白色コードが+で樹脂ケースの上から見て左に付けます。2本のパイプが出ている樹脂ケースにコードを付けた丸型の金属端子をパチンと音が鳴るまで挿入します。紛らわしいので、ご注意下さい。このような接続端子を使わずにコードを直接はんだ付けできますが、今回のように配線の試行錯誤を繰り返す場合には非常に不便です。急がば回れの感覚です。レールの極性調べは「検電テスター」(検電ドライバーとも言います)を使うと便利です。片方のレールにワニグチを挟んで反対のレールに接触させて赤ランプが付く場合は接触させたレールは+プラスです。緑色ランプが付けば、接触させたレールはーマイナスです。なお、小学校の理科の実験みたいですが、食塩水やジャガイモに配線を接触させて泡が出るほうがーマイナスです。懐かしくて苦笑しているあなた!<サウンドBOXのHO専用電源の導入>KATOではサウンドBOXでHOや消費電力の大きい車両を安定走行させるためには、出力16-17VのHO専用電源アダプター(#22-083)を接続するよう、推奨しています。KATOの推奨に従い、HO用アダプターを「れーるぎゃらりーろっこう」で税込2,475円で購入し、電源接続しました。Nゲージの場合でも長編成や大型レイアウトにはKATOのパワーパックに装備されているACアダプターのスナッププラグに連結して電源にすると電圧が下がって12Vを保てなくなる場合があるので、HO用アダプターはお薦めです。本件の2台目のサウンドBOXにも専用アダプターを購入しました。<パワーアンプからサウンドBOXへの接続>まず、本線のみで接続して試したところ、KATOサウンドBOX専用に追加したTR-1から何とレールに給電されません!?天賞堂のTR-1はトランジスターコントローラーですが、カンタムシステムに適合するよう、パルス制御ではないので、TR-1からのパルス信号を伴わない給電ではサウンドBOXが作動していない可能性があります。作動していないので、サウンドボックスの電源をOFFにしても、レールに給電されていません。KATO本社営業部と天賞堂模型商品部に直接確認。天賞堂のパワーパックは現行製品も含め、全てパルス制御ではなく、独自の制御方式を採用しているため、KATOのサウンドBOXは使えないとのことでした。HOにサウンドBOXを使う場合はKATOのパワーパックでも電圧が安定するHYPER DXを使っていただきたいとのアドバイスでした。KATOの取説「他社のパワーパックを使う場合」は修正していただく必要がありますネ!。私怒っています。詳しく言うと、「両社のQSIデコーダ制御方式が違う」ので、天賞堂のカンタム搭載機をKATOのDCCコマンドステーションで動かすと突然駐機状態に入って全く動かなくなり、解除手順がかなり面倒なそうです。電気に強く、興味のある方は、マニアのサイト:カンタムはややこしい – 電機屋の毎日をご覧ください。これで振り出しに戻りました。HYPER DXをもう1台買って、2台目に設置していたTR-1を撤去し、入れ替え。本線用に限定して、HYPER DXでのサウンドBOX運用をテストしました。HOはNゲージに比べて使用電圧が高いので、START (起動電圧調整)ボタンを動かしながら、HYPER DXのコントローラーをゼロにした時にギリギリ動かない程度まで電圧を上げておかないとスムースに動きにくいです。Nゲージでも本線とリバース線の電圧調整のためにSTARTボタンを調整しましたが、サウンドBOXを使いこなす重要なキーなので、注目してください。サウンドBOXの調整が整ったので、本線だけでなく、ダブルリバース線用のトグルスイッチ(写真の2番)も配線しました。写真右手の二つの青いケースはKATOのフィーダー線三股コネクターで、1が本線用、2がダブルリバース用です。アルミケースを自作して、2個のトルグスイッチを取り付けました。ホームサウンドユニットとHYPER DX、トルグスイッチが綺麗に収まりました。この後、本線とダブルリバース線の両方に関して、■TR-1によるカンタム機、非カンタム機の走行と■KATO HYPER DXによるサウンドBOX ON/OFFでの走行をテストし、給電の切り替えが正常にできることを確認できました。なお、走行テストの中でリバース線にもサウンドBOX1台で運用できないか試してみましたが、Nゲージと同じく電圧差による走行速度差が問題になり、HOではNゲージ以上に症状が顕著に出ました。結局、サウンドBOX2台体制にすることを決めました。専用設置台をアルミ板で自作しました。HO専用アダプターは「れーるぎゃらりーろっこう」で購入し、自作した設置ケースを置いて、あとはサウンドBOXの入荷を待つだけになりました。緑色のTOMIXパワーパックは機関区照明用です。なお、サウンドBOXの電源をHYPER DXの側面スナップ端子から取ると、やはり棒モーターのビンテージ蒸機三重連などで電圧不足が生じます。HOの場合は専用アダプターで電源を取ることをお薦めします。HO用の2台目サウンドBOXを設置。スパゲティ配線をまず整理してタイラップで束ね、さらに写真左の2mm厚の「ボール紙」(アマゾンでA3サイズ購入)でカバーを製作しました。固いので工作は面倒ですが、裏面に細かく折れ筋をカッターナイフで入れると立体的な曲面成形もでき、ホワイトボンドで固定すれば、仕上がりはプラ製カバーのようになります。カバーをかぶせてスッキリしました。Nゲージエリアも同様にカバーを設置しました。走行面は漸くこれで全体が完成!HOとNゲージ双方に導入したKATOのサウンドBOXに関する本線、ダブルリバース線の電圧差問題は、結局ともに2台体制にしてSTART(起動電圧調整)ボタンで調整することで完全ではないですが、かなり走行ギャップが緩和され、ほっとしています。区間を跨ぐ時の走行速度の急激な変化がなくなり、サウンドも瞬間的にハウリング音がする程度です。振り返ると電気の専門知識がないので、機器と配線の交換による試行錯誤が大変でしたが、皆さんもこれを参考に回り道せずに楽しんでいただければと思います。最後に走行面だけでなく、サウンドのさらなる追求として、Bose製の外付けスピーカーに至った経過を説明しておきます。<HO/N共用のサウンドBOX用外付けスピーカーの設置>従来、NゲージでのみサウンドBOXを導入していましたが、筐体内の30mm径標準スピーカーしか使っていませんでした。今回、HOにもサウンドBOXを導入するに伴い、初めて外付けスピーカーを取り付けてみました。取付けたのは、アマゾンでコスパが抜群と評されているFUNLOGY社の48mm径スピーカーです。サイズは幅6.9cmX奥行13.2cmX高10.8cmとコンパクト。しかも税込1,990円で安価にも関わらず、なかなか高性能で音質もそれなりにいいです。上の写真で指差ししているようにサウンドBOXの外付けスピーカー接続プラグは前面にあり、常時接続すると見た目が不細工ですが、我慢しています。外付けスピーカーを接続すると筐体内の標準スピーカーの音は出ません。電源プラグは元々PC用なのでUSBタイプA(旧来の大きい方)のため、コンセントに接続するにはUSBアダプター(アマゾン700円前後)が必要です。また、2本のスピーカーを繋ぐケーブルは1.3mで、右側スピーカーに電源とボリューム調整スイッチがあります。右側スピーカーから出ているサウンドBOXに接続するステレオジャックのケーブルと電源コードはともに長さが1.3mですので、十分かと思います。スピーカーを選ぶ時にはケーブルやコードの長さを気にしませんが、いざ設置する時は重要なことに気づきます。お忘れなく。音質が改善されたとは言え、聞き慣れてくると蒸機のドラフト音に不満が募ってきました。結局、下の写真のようなアマゾンでベストセラーのBoseスピーカー「コンパニオン2シリーズⅢマルチメディアスピーカー」(税込10,800円)に交換しました。特に重低音の違いが顕著で、蒸機のドラフト音もサウンドBOXの標準スピーカーでは道路脇の騒音、FUNLOGY社のスピーカーでは雨の音、Boseのスピーカーでは大太鼓の響きのように聞こえます。左右のスピーカーを離して聞くとレイアウトルーム全体に臨場感が広がります。機関士として搭乗している雰囲気で、音がどこから鳴っているかは余り気にならなくなります。リアル感が高まるのは絶対間違いありませんが、サイズが大きくなる(8cmX13cmX20cm)ので設置スペースの余裕も含めて検討されるのがいいと思います。元々同機種のBose製スピーカーをパソコン用に使っていて、ジャズやロックの重低音に満足していたので、試しにサウンドBOXに外付けしたところ、余りの音質の違いに即断しました。小型とは言え、ウーハー、ツイターを備えた本格仕様です。音源品質やスペース制約もあるのでこれ以上のスピーカーは不要と思います。右側スピーカーは共用するNゲージエリアに設置しています。今回の機器構成増加に伴い、テーブルタップも10連の個別スイッチ付で、大きいアダプターも接続できるタイプ(エレコム製2,899円)をアマゾンで買って交換しました。写真のようにガジェットだらけになるので非常に重宝しています。スイッチに識別シールを貼り、機器のON/OFFはタップ側で行っています。NゲージのサウンドBOXにもケーブルを接続し、Boseスピーカーを共用しています。はっきり言って、全くリアル感が違います。特に蒸機のドラフト音は・・・。今までNゲージを標準スピーカーだけで聞いていて、HOは無理だと勝手に思い込んでいましたが、もっと早く付けておけばよかったというのが正直な感想です。<HO/N共用 TOMIXホームサウンドユニットの導入><基本機能と収録音声の選択>予め、TOMIXのHPで調べたうえで、「れーるぎゃらりーろっこう」で税込み13,685円で買いましたが、やはり実際試行錯誤で使ってみないと分かりません。写真は裏面のプラグに黒の四角いステレオマイクと2個の振動型スピーカーを接続した状態です。赤い大きなボタンは非常停止ボタンで、これのみ筐体に内臓のブザーで再生します。右の大きなON、OFFボタンは発車ベルです。SP1とSP2の二段に分かれて、左右に4つのボタンが並んでおり、これが音声の登録領域になります。あとでやっとわかったのですが、SP1は二つあるスピーカーのNo1、SP2はNo2に対応しており、スピーカをホームの違う番線に設置することを想定しているようです。SP1に登録した音声はNo1のスピーカーでしか再生できません。例えば、「1番線に電車が入ります」の案内音声は1番線に設置したNo1スピーカーで鳴らす感じです。400種類前後ある色々なホームサウンドを準備されたコンテンツから選んで、順次好みの音声を選択登録していきます。発車ベルボタンのONとOFFを同時に長押しすると選択モードになり、登録したい領域のボタンを次に押します。これからが結構面倒でした。写真のようにSP1-2の領域を選ぶと、そこで登録できる収録音声リストが印刷ガイドに記載されているので、希望する音声、例えば「2番線にまもなく電車が参ります。危険ですから、白線の内側でお待ち下さい」を希望する場合、ボタンを連続的に押してその音声が出るまで操作を続けます。横に4つボタンが並んでいますが、収録音声は1,3,4は10前後ですが、2のみバリエーションがあるので400強あります。したがって、収録音声の選定は1,3,4から始めて、操作に慣れるのがいいと思います。長押しすると10項目ずつ収録音声を早飛びできますが、男性、女性の別もあるので、希望する音声を選んで登録するのは結構辛気臭い作業です。再生中の収録音声の番号がデジタルで表示されないので、選定中にどこまで収録項目が進んだのか、分かりずらい面があります。<録音による音声の追加収録>予め用意された収録音声以外に付属のマイクを使って録音することもできます。緊急停止ボタンを押して電源スイッチをONにすると録音モードになります。録音領域はSP-1とSP-2の1,2,3,4各々に15秒/30秒枠があり、収録項目の最後に収録されます。自分で喋って色々好きな案内を録音するのが一番手っ取り早いですが、元々準備されたコンテンツは首都圏の近郊通勤電車を想定しているような内容で、特急や昔の蒸機列車などには似合いません。どうせカスタマイズするなら、当時の録音音声も取り入れられないかと思いました。そこで、NHKアーカイブのCDから特急はつかりの上野駅発車案内やD51の北海道での駅到着案内などを選んで再生し、それをマイクで録音して取り込んでみました。当時録音された音質自体がよくないので、限界はありますが、自分で喋るよりは当時の雰囲気が伝わっていい感じになりました。「お見送りの方は・・」など、長距離列車向けアナウンスが泣かせます。もう少し探していいコンテンツを取り込みたいと考えています。なお、直接CD再生機器からもホームサウンドユニットにプラグインでモノラル録音できますが、電源コードを他の機器と束ねて固定してしまったため、ホームサウンドユニットを持ち運ぶのが億劫になりました(笑)。コードを言い訳にしていますが、歳のせいかな。スマホで収録した駅構内の実際のアナウンス音声もマイクから取り込んでいます。やはり周囲の音も混じって臨場感が違います。各ボタンに識別シールを貼った状態です。全部に貼っていないのは、まだ選定する音声が変動する可能性があるためです。ともかく、使い慣れることが楽しむコツです。今回、チャレンジしませんでしたが、線路にセンサーを付けて、選定した音声を組み合わせて自動再生することができます。ただ、センサーの買い増しやフィーダー差込口の付いた線路への変更/改造が必要になり、ギミックを増やせば増やすほど、配線コードが増えて走行以外のことでストレスが掛かるので将来の課題としました。<振動型標準スピーカーの設置>写真赤〇はNo1とNo2の振動スピーカーの設置場所を試行錯誤で選定しているところです。振動スピーカーのケーブルは125cmもあるので、設置範囲を柔軟に選べます。取説ではTOMIX製のプラ製プラットホームの裏面に両面テープで固定するように解説されていますが、どこに設置するかは、実際にレイアウトで鳴らしながら、リアル感や再生音の大きさを比べてみてご検討下さい。今回、カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIX走行ホームサウンドユニットで走行音を極めようと試行錯誤を重ねるうちに、走行音や案内アナウンスがどこから聞こえるのがいいか、かなり柔軟に選択できると感じました。例えば、車両にスピーカーがあれば理想と私は当初思い込んでいました。皆さんは運転手、機関士、車掌のつもりで鉄道模型を動かしていますか?それとも撮り鉄の方のように沿線から列車を眺めるつもりで楽しんでいますか?見た目は後者ですが、臨場感は前者と後者が混ざっています。ホームサウンドユニットに関しては、アナウンスと汽笛、ドア開閉、笛、発車ベルなどが主体で、手許で忙しく操作するので前者の感覚が強くなり、外付けスピーカーは特に必要ないと感じました。音質も単純ですし、振動スピーカーが中々の優れモノで取付け方法により、音質や音の大きさがかなり異なります。したがって取付け方法を工夫するほうが効果が上がると思いました。振動スピーカーは設置場所がカーペットのような柔らかい面ではなく、硬質で重い基盤のほうがはるかに綺麗に再生でき、私の場合は試行錯誤の結果、写真のようなウェイトを付けた1mm厚の基板に固定しました。No1スピーカーはNゲージのレールが敷かれた遠くのヤード(駅想定)ではなく、同じ方向で手前にある丘のジオラマの中に設置しました。音がこもらないよう、ジオラマには小さな穴を沢山開けて、樹木スポンジで隠しています。音声はNo2スピーカーに比べて小さいので、バランスが取れるよう、共鳴箱をかぶせる予定です。共鳴箱をかぶせたところ、No1振動スピーカーの音声が大きくなり、2個の音量バランスがよくなりました。実際、やってみないと分からないです。No2スピーカーはHOゲージのレールが敷かれた簡易ホームの横に設置して、保線収納庫風のケースで隠しました。設置後の状態です。音声は綺麗で全く問題ありません。やはり、このように共鳴する箱があったほうがいいのは明らかです。<外付けスピーカーの導入>外付けスピーカーも試しましたが、結論的には振動スピーカーほどストレートな響きがないので採用は見送りました。ただ、設置環境の違いや好みもあるので付け方は説明しておきます。外付けスピーカーは裏面のプラグから接続します。通常はステレオスピーカーの筈ですが、スピーカージャックを差し込んでも、実質はモノクロ再生になります。通常のスピーカー接続ジャックはイヤホンでもない限り、ステレオジャックになっています。モノクロ再生になってしまうとは、具体的には左の外付けスピーカはNo1振動スピーカーと一緒に鳴ってSP-1の登録音声を再生します。右の外付けスピーカーはNo2振動スピーカーと一緒になってSP-2の登録音声を再生します。また、SP-1とSP-2のボタンを同時に押すと、振動スピーカーと外付けスピーカーの4個が同時に鳴ります。この辺りは取説に説明がなく、試行錯誤の結果、初めて解明できました。<サウンドBOXとの連動>また、KATOのサウンドBOXにホームサウンドユニットを接続して、アナウンスの音声をサウンドカードの再生音と一緒に再生する方法も試してみました。写真赤〇のようにホームサウンドユニット裏面の外付けスピーカー用のジャックから接続プラグをサウンドボックス前面の取り込み入力フラグに接続すれば、サウンドカードの走行音と一緒にアナウンスを聞くことができました。ただ、試行錯誤の結果、私には異種の音が混在している感じでリアル感は余り上がらない感じがしたので見送りました。今後も調整改善作業を進めて、更新を続けますので、よろしくお願いいたします。また、閲覧数が150,000件を超えており、他テーマも、ご覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/ 「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ 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2025.01.25
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。天賞堂のHGシリーズやクラウンモデルの殆どに搭載可能だったドラフト擬音再生システムSL-1に関して、従来「30-60年前のビンテージモデルを楽しむ」の投稿に入れていましたが、内容を深めたうえ参照しやすいよう、独立してまとめておきます。1995年製HGシリーズのD51肥薩線重装備(#502)にオプションとして組み込まれたSL-1システムです。SL-1オプションキットが組み込まれていた天賞堂HGシリーズのD51重装備(人吉機関区肥薩線モチーフモデル) #502です。カンタムシステムの先駆けとして、米国製PFM/LTM を天賞堂が日本化したTPEシステム(商品名「SL-1」)と呼ばれる疑似ブラスト音の再生システムが1983年前後からHGシリーズモデルに別売のオプションキットで装備できるようになっていました。また、TPE付きの完成品も1983年発売のD52 品番525のように一部で発売されました。テンダーから伸びた接続端子が特徴的です。定価は79,000円とノーマルのD51に比べ10,000円ほど高い設定になっていました。先出の写真のように動輪に付けられたドラムを擦る時のスパーク雑音をテンダーに搭載したスピーカーで再生する仕組みです。再生音が動輪の回転と同期するのは優れていますが、カンタムのように録音した実機の音源ではないので、リアル感に限界がありました。端的に申し上げると再生音は低速では「ジィジィ」、中高速では「シャカシャカ」という感じの音です。動輪の回転と同期しているので、蒸機と擬音の一体感が強いのが特徴です。ただ、動輪のドラムは動輪より小径なので、走行が速くなるとブラスト音のテンポが実際より速い連続音に変化するわけです。生の再生音を聞きたい方は、13mmゲージの巨匠パラノイア鈴木様のユーチューブ、「おとなの秘密基地 鉄道ジオラマ総集編」の最後1-2分でサウンドジェネレータを使ったTPEの走行音が聞けます。https://www.youtube.com/watch?v=AIHRf6cVoK0ユーチューブの画像です。鈴木様が13mmレールを敷設される作業を観るだけでもただ感動します。模型作りが邪魔くさくなった時は、ぜひこの姿をご覧になって元気を出して下さい。なお、サウンドジェネレータは写真のように横向きに設置されています。ユーチューブの画像です。擬音の効果で動輪の回転が非常に印象に残りました。SL-1オプションキットの配線説明図です。正確には動輪のドラムは工場出荷時に第1動輪ではなく、第3動輪に装着されていました。TPEシステムを車両に搭載すれば、疑似ブラスト音を楽しめると誤解されている方が少なくありませんが、再生には「サウンドジェネレータ」という専用パワーパックが本来必要であり、すでに生産販売中止となっていて、たまにヤフオクで3万円前後で出品されているだけです。カンタムやDCC、KATOのサウンドボックスなど後発システムが有力化する中でも、根強いファンがいらっしゃって落札されています。「サウンドジェネレータ」外観です。ブラスト音の調整だけでなく、中央のレバーを手前に引くと汽笛を鳴らせました。この「サウンドジェネレータ」を使わずに通常のDCパワーパック(TR-1,TEP-1, TS-1S, 3A2PERなど)で走行させると、テンダーのスピーカーにリード線を接続していないのに機種によっては微細なチリチリという雑音を発してしまいます。電気リテラシーの低い私には、詳しい原理は説明できませんが、深入りすると不可思議なことがいっぱい起こりますので、覚悟が必要です。今回ヤフオクで買ったD51肥薩線重装備モデル(#502)ではオプションのTPEキットが組み込まれており、テンダーのスピーカーと接続しなくても雑音がするので、天賞堂の模型商品部に依頼して関連パーツを全て取り外してもらいました。なお、後出のクラウンモデルC581やまぐちは動輪のドラムは付いていますが、TPEオプションキットは組み込まれていないので、そういう雑音はしません。SL-1関連装置を取り外して調整するだけで結構修理代が掛かりましたが、雑音は完全に消えて、走りもよりスムースになりました。さずが天賞堂模型商品部の丁寧で完璧な作業にはいつも感心させられます。SL-1オプションキット搭載機をお持ちでSL-1を使っていない方には、ぜひお薦めします。取り外したSL-1オプションキット一式です。大きなボックスはテンダー搭載の専用スピーカーです。現在、生産販売中止になっています。取り外したSL-1オプションキット一式の裏面写真です。専用スピーカーは下向き線路側が見えています。なお、HGシリーズだけでなく、後発のクラウンモデルでも、SL-1の別売オプションキットを組み付ければ、疑似ブラスト音を楽しめるようになっていました。写真の2008年製クラウンモデル C581やまぐち号ではSL-1のオプションキットは組込まれていませんが、動輪のドラムは工場出荷時に最初から車軸に組み込まれています。先出のHGモデルのD51重装備とは異なり、ドラムを擦るブラシは主台枠の裏蓋ではなく、車体の内部に取付けられています。クラウンモデルのC581やまぐち号(#11027)です。SL-1オプションキットが組み込まれていなければ、異音(ブラシの摩擦音)は殆どしません。ちょっと驚きましたが、クラウンモデルの2024年製の最新モデルにもSL-1システム対応用の動輪ドラムが装着されています。2024年製クラウンモデルの C57 180号機 JR東日本仕様(#11093)の主台枠裏面です。SL-1システムがすでに販売中止になっているのに、昔からのファンの要望が強いのかも知れません。天賞堂模型商品部に確認したところ、SL-1オプションキット装備機の修理対応をしているのみで、コンデンサーなどの手許修理用パーツ在庫も少なくなっているとのことでした。現行のクラウンモデルに動輪ドラムが付いているのは、残っているドラム付きの動輪在庫を使って生産しているにすぎず、「新たにSL-1のオプションキットを装着してくれ」と頼まれてもできないとのことでした。余談ですが、昨年12月に銀座本店で「自分のX'mas プレゼント」に買ってしまいました。それにしても中古の軽自動車が買えます😢。フェラーリの新品ホイール1本相当と言ってもいいですが。最後の締めくくりとして、もう一つ驚きがありました。2019年製のプラ製9600(品番51049)のテンダー車輪に何とSL-1用のドラムが付いているではありませんか。テンダーの中にはしっかり電子基板とスピーカーが装着されておりました。消えたと思っていたSL-1が今も密かに生き続けているのですね。トホホ・・・9600はSL-1に似ているように思います。大型ボイラーで出力のわりに軸重が軽い長所を活かして交代役のD51に駆逐されず、最後まで稼働したしぶとさはそっくりです。SL-1の動輪ドラムを装備しているのは前出に一番左2019年プラ製現行モデル#51049(定価52,800円)だけでなく、中央の2001年製ブラス製HGシリーズ#477(定価194,000円)もです。右端の1965年製の初代モデル#477(定価11,000円)は定番商品として異例のロングセラーでした。SL-1の説明は以上になりますが、閲覧数が153,000件を超えて、鉄道模型の他のテーマも、ご覧下さい。「サウンドを極める カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! 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2025.01.15
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。小学5年生のころから始めたHOゲージのトラウマか、ブラス車両の金属音は実機の走行音と重なってリアル感の大きな構成要素になっています。そのため、15年ほど前に亡き兄の遺品整理を契機に再開した鉄道模型で天賞堂のカンタムD51を買って走行させた時の驚きは衝撃的で忘れられません。ただ、ビンテージ蒸機を再生していく中で、モータ交換やウェイト増量と牽引力、走行音の関係が非常に複雑になってきたので、現在までの試行錯誤の結果をまとめてみました。まだ、完成域には到達していませんが、ご参考になれば嬉しいです。今回、蒸機の牽引力を評価するベンチマークとして、同じ車種として高崎車両センターの旧型客車のエンドウブラス製7両と天賞堂プラ製7両を選びました。また、組合わせのバリエーションを増やすために今まで私のレイアウトで標準編成としてきた天賞堂のブラス製「軽量客車」(エンドウ製室内照明とインテリア、フィギュア追加のフル仕様)7両とプラ製客車として、天賞堂の「はつかり客車」7両編成も加えてみました。<全体の総括>〇が牽引できた、Xが牽引できず、△は牽引できたが、始動時に動輪の空転ありです。全体的に昔の棒モータ搭載機、ダイキャスト車体のカンタム搭載機のほうが牽引力があります。それに対し、ブラス製車体でも缶モータ搭載の天賞堂HGシリーズやクラウンモデルは牽引力が弱いです。また、棒モータから缶モータやコアレスモータに交換した場合、牽引力が弱くなります。ただ、牽引力が弱くなるのは缶モータやコアレスモータのトルクが低いからではなく、しっかり動輪を空転させているので、ウェイト不足であることが判明しました。しかも、ウェイト不足は棒モータ40g前後に対し、缶モータ15g、コアレスモータ10gとモータの重量差が原因であることも分かりました。ウェイト増量は少々面倒で、天賞堂のHGシリーズのように高級機ではためらう面もありますが、ボイラーの細いC57やC59でチャレンジ事例を紹介しておりますので、ご笑覧下さい。 ブラス製客車プラ製客車エンドウ高崎センター天賞堂軽量客車天賞堂高崎センター天賞堂はつかり客車7両7両7両7両メーカーモデル車体モーター追加ウェイト@260-270g@300-310g@125-130g@140-145gAdachiD51全流ブラス棒50g〇〇〇〇KTMD51半流シュパーブブラス棒ー〇〇〇〇KTMD52ブラス缶交換55g〇〇〇〇天賞堂C622ブラス棒ー〇〇〇〇天賞堂C59標準形ブラス棒50g〇〇〇〇天賞堂C59標準形ブラス缶交換50g〇〇〇〇天賞堂9600ブラス棒ー〇〇〇〇天賞堂C62カンタムダイキャスト缶ー〇〇〇〇天賞堂D51カンタムダイキャスト缶ー〇〇〇〇天賞堂D52カンタムクラウンブラス缶ーXX〇〇天賞堂C57クラウンブラス缶ーXX〇〇天賞堂9600二つ目HGブラス缶ーXX〇〇天賞堂C59HGブラス缶50g〇△空転有〇〇AdachiC57門鉄ブラス棒55g〇〇〇〇AdachiC57門鉄ブラスコアレスモータ交換55g△空転有X〇〇天賞堂C57HGブラス缶45g〇△空転有〇〇天賞堂C58クラウンブラス缶ーXX〇〇天賞堂C58HGブラス缶ーXX〇〇KTMC56ブラス缶交換ーXX〇〇<テストに使った客車の詳細>同じ高崎車両センターの旧型客車ですが、写真左側のエンドウはブラス製、右側の天賞堂はプラ製です。エンドウのブラス製は純正室内照明付で1両当たり@260-270gです。対する天賞堂のブラ製は純正室内照明付で1両当たり@125-130gと、エンドウブラス製の約半分です。今回ベンチマークテストに追加した天賞堂のブラス製軽量客車7両とプラ製はつかり客車7両です。また、従来から当レイアウトの「標準客車7両編成」としている天賞堂のブラス製「軽量客車」は室内照明、インテリア追加、フィギュア追加で@300-310gと、エンドウのブラス製の@260-270gよりさらに20%ほど重いです。客車としては最も重いモデルと考えて下さい。60年前に販売されていた天賞堂のブラス製「軽量客車」は私の小6時代の憧れでもあり、重量増を厭わずフル装備に改造して楽しんでいます。具体的には室内照明は蛍光管が全滅だったため、エンドウのチップLEDに変更。室内インテリアも当時モデルは殆どが伽藍洞状態でしたのでKTMの当時モノパーツやPLUMの市販クロスシートセットを取り付け、フィギアを1両に@15体ほど載せています。また、同じ天賞堂のプラ製はつかり客車は室内照明付で@140-145gです。プラ製の高崎センター旧型客車@125-130gに比べ約15g重いです。因みに室内照明を付けないと10g前後軽くなります。<電気機関車、DL機関車の牽引力>以下、個別に牽引テスト結果をご紹介する蒸機以外のEF58ーEF81の電気機関車モデルやDF50、DD51、DD54のディーゼル機関車モデルは天賞堂、TOMIX、KATO、エンドウのメーカーを問わず、全て最も重い天賞堂のブラス製「軽量客車」フル装備7両を牽引できました。エンドウブラス製高崎センター客車7両を軽々牽引快走するTOMIX EF64です。見ていて少々憎たらしいです(笑)。老兵初代天賞堂DF50も同じ天賞堂のブラス製軽量客車フル装備7両を軽々牽引します。<走行音改善のためのレール対策>プラ製客車の導入に伴い、少しでも走行音のリアル感が保たれるよう、レールを369mmのロングレールから定尺20mに相当する246mmか174mmに変更し、電圧低下を避けるためにフィーダーを増設し、ジョイント部分のレール外側には通電促進グリスを塗布しています。なお、KATOのレールはTOMIXに比べ、電気抵抗が大きいせいか、電圧降下が顕著です。KATOのHYPER DX取説によると、パワーパックの保護回路が働くための電圧を維持するためには、約230cm、直線線路248mmに換算すると14本ごとにフィーダー設置が推奨されています。実際、大型レイアウトを製作された時に2mごとにフィーダーを設けた事例を聞いています。ポイントやジョイナー数が増えれば間隔はさらに短くなります。特にカンタム機ですと、走行速度が落ちて電圧降下の症状がより明確に分かりますので、好調を保つには注意したいところです。追加のフィーダー増設はKATOのフィーダー付レール(#2-153)を使うと長さが246mmで限定され、フィーダー付きジョイナー(#24-818)でも接続したレールの取り外しとジョイナー交換が結構面倒なので、写真左側のようにレール外側に直接ハンダ付けしています。フィーダ付ジョイナーやハンダ付でフィーダーを増設する場合は+ーの極性を間違わないよう、注意してください。配線の白が+、青がーで「右プラス前進」にして下さい。余談ですが、皆さん、KATOのユニトラックのレールはHOとNゲージで同じなことをご存知ですか?写真のフィーダー付ジョイナーは何とHOとNゲージの共通製品です。レールの極性調べは「検電テスター」(通電だけをチェックする「検電ドライバー」もあるので注意)を使うと便利です。片方のレールにワニグチを挟んで反対のレールに接触させて赤ランプが付く場合は接触させたレールは+プラスです。緑色のランプならーマイナスです。なお、小学校の理科の実験みたいですが、食塩水やジャガイモに配線を接触させて泡が出るほうがーマイナスです。懐かしくて苦笑しているあなた!<走行音改善のための抜本対策>その後、KATOのサウンドボックスをHOにも2台導入、TOMIXのホームサウンドユニットをHOとNゲージに共用で導入、サウンドボックスにはHOとNゲージ共用で外付けスピーカーを設置しました。詳細は別稿をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/以下、具体的な牽引テスト経過を説明します。<エンドウの真鍮製高崎センター旧型客車7両牽引事例>①Adachi D51全流 棒モータ搭載 50gウェイト増量動輪空転なく牽引できます。棒モーターですが、ギア音はそれほど大きくなく、走行音は金属音主体で、問題を感じません。②KTM D51半流シュパーブライン 棒モータ搭載 ウェイト増量なし小6時代に急カーブ通過のため、第2動輪のフランジを削り取っていましたが、それにも関わらず、余裕で牽引します。棒モーターですが、①のAdachiのD51全流よりギア音はさらに小さく、走行音は金属音主体で問題を感じません。③KTM D52標準形 缶モータ交換 55gウェイト増量棒モータから缶モーターに換装後も牽引できます。モーター音が劇的に静かになりましたが、ブラス客車の金属走行音が大きいので、それほど違和感は感じません。やはり、缶モータでも客車がブラス製であれば、走行音は金属音主体になり、許容限度内と思います。④天賞堂C59 缶モータ交換 50gウェイト増量缶モータ交換後も空転なく快調に牽引できています。やはり、缶モータでも客車がブラス製であれば、走行音は金属音主体になり、許容限度内と思います。⑤天賞堂9600 棒モータ搭載 ウェイト増量なしブラス製の1960年製ビンテージ9600ですが、棒モーターでウェイトを増量していないオリジナル状態で速度はあまり出ないものの、牽引できています。走行音としてはギア音がやや大きいのでそちらが気になります。⑥天賞堂C62カンタム 缶モータ搭載 ウェイト増量なし問題なく牽引できました。ダイキャスト製であることが非常に牽引力にプラスになっていることを実証しました。D51やC61のカンタムも同様に牽引できました。やはり、カンタムの場合はやはり、ドラフト再生音が大きいので、客車がブラス製であれ、プラ製であれ、走行音のリアル感は高いです。⑦天賞堂D52カンタムクラウンモデル 缶モータ搭載 ウェイト増量なし動輪が空転し、牽引できませんでした。同じカンタムでもクラウンモデルは車体がダイキャスト製ではなくブラス製のため、重量が軽いので牽引力は劣ります。しかし、クラウンモデルを改造したくないので、重連運用したいと思います。ドラフト再生音は正直なところ、ダイキャスト製のほうが低く響いて迫力を感じます。⑧天賞堂C57180号機 クラウンモデル 缶モータ搭載 ウェイト増量なし動輪が空転し、牽引できませんでした。元々クラウンモデルやHGシリーズは牽引力が弱いために天賞堂がわざわざプラ製の高崎センター客車やはつかり客車を発売したのですから、ブラス製が牽引できなくて当然な結果が出ました。共通の課題はウエイト不足であり、缶モータのトルクは動輪が空転しているほどですから十分です。クラウンモデルのため改造したくないので、プラ製客車で運用します。⑨天賞堂9600号機二つ目15号機 0477 缶モーター搭載 ウェイト増量なし動輪が空転し、牽引できませんでした。HGシリーズとして同じ結果が出ました。やはりブラス製車体と缶モーターの組合わせでは、ウェイト不足になり牽引力が弱くなっているのが明らかです。天賞堂としては、ボイラー裏側に出た精緻なパイピングのハンダとの干渉など無理なウェイト搭載は無難に避けたと思われます。私も改造はせず、下の写真のような重連か、プラ製客車で運用しようと考えています。9600号機二つ目15号機はHGシリーズのブラス製の#0477と プラ製の#51049を持っているので、両機の重連でも楽しんでいます。<天賞堂の真鍮製軽量客車7両牽引事例>①天賞堂カンタム D51重装備 缶モータ搭載 ウエイト増量なしD51鷹取式集煙装置 重油タンク付のカンタム搭載機はダイキャスト製とは言え、高崎センター客車より重いフル装備の軽量客車では発進時に空転しながら発車。D51の実機もそうだったので、「まあいいか」と思っています。②天賞堂C59標準形 棒モータ搭載 50gウェイト増量これだけ重い客車編成でも特に動輪が空転することもなく牽引できていました。ギア音がやや大きかったので、その後、缶モータに交換しましたが、若干動輪が空転するものの、同じ客車編成を牽引できています。この当たりは、コアレスモータ交換後にこの重い客車編成を牽引できなくなったC57門鉄型(後出③、④)とは微妙な違いが出ています。もし、ギア音が大きくなければ、棒モータを無理に缶モータやコアレスモータに交換するのは慎重にしたほうがいいかも知れません。バックプレートが付いてキャブ内がすっきりする反面、牽引力が弱まって走行音も軽くなるデメリットを比較考量する必要があります。③Adachi C57門鉄デフ 棒モータ搭載 55gウェイト増量コアレスモータに交換する前はこれだけ重い客車編成でも特に動輪が空転することなく牽引できていました。④Adachi C57門鉄デフ コアレスモータ交換 55gウェイト増量③と同型機ですが、コアレスモーターに交換する前の棒モータでは天賞堂のブラス製軽量客車7両編成が牽引できていたのに、交換後は写真のように20gのウェイトを車体に載せても動輪が空転し、牽引できなくなっていました。棒モーターの重量が40gに対し、コアレスモータが10gしかないので、-30gが牽引力に大きく影響しているようです。ただ、ボイラーの細いC57にはモーター交換前にすでにウェイトを55g増量しているので、これ以上増量しようとすれば、Adachiのボイラー内にある標準ウェイトをは外してボイラーに隙間なくウェイトを埋め込む必要がありそうです。今後の課題として検討したいと思います。⑤天賞堂HGシリーズC57 135号機 缶モータ搭載 45gウェイト増量ウェイト増量作業は大変でしたが、始動時に少しだけ実機同様、空転するものの、ブラス製軽量客車7両を無事牽引できました。この天賞堂C57135号機はウェイト増量後の機関車重量が375gですから、前述の③棒モーター搭載のAdachi製C57のウェイト増量後の機関車重量507gよりもかなり軽いです。軽いにも関わらず、同等の牽引力があるのは軸箱スプリングとイコライザー機構が組み込まれて、動輪のレールへの密着性が格段に強いからです。したがって、HGシリーズもクラウンモデルも牽引力のポテンシャルは高いので、ウェイトをうまく増量すれば牽引力を高められる余地はあります。HGシリーズでも高価ですので、このC57135のように改造するかは慎重に決めて下さい。C57で比較すると、上がAdachiのビンテージモデルで、下が天賞堂のHGシリーズモデルです。HGモデルでは、動輪の軸箱にスプリングが組み込まれて可動し、なおかつ第2、第3動輪の軸箱はシーソーのように動くイコライザーのステーで繋がっています(6点式ではなく、厳密には4点式のイコライザー)。これによりレールに対する圧着力のバラツキを少なくして、脱線や集電不良、動輪の空転を緩和する構造になっています。⑥天賞堂クラウンモデルC581 SLやまぐち 缶モータ搭載 ウェイト増量なし実際のSLやまぐち号を模してブラス製天賞堂の軽量客車7両編成を牽引させたところ、ウェイト不足で空転するばかり。クラウンモデルであり、細いボイラーでウェイト増量の余地もほとんどないので、改造はしません。当時のSLやまぐち号の初期と同じく、C57を補機重連で走行させて運用しています。④天賞堂 C62 2号機 棒モータ ウェイト増量なし天賞堂 C62 2号機(#491)は棒モータ搭載、ウェイト追加なしのオリジナル状態でジョイントゴム折損を修復後、天賞堂のブラス製軽量客車7両を牽引できました。これは機関車単体で575gもあり、AdachiのC57標準形棒モータ搭載のオリジナル状態での507gより70g近く重いためです。<天賞堂 プラ製高崎センター旧型客車7両牽引事例>①天賞堂C58 北海道形 HGシリーズ 缶モータ搭載 ウェイト増量なし同じHGシリーズのC57135に比べ、さらにC58はボイラーが細いのでウェイト増量は諦めましたが、天賞堂の高崎センタープラ製客車7両編成は写真のように楽々牽引しているので、これでよしと考えています。もちろん、天賞堂のブラス製軽量客車7両は空転して牽引できません。なお、機関車が缶モーターで静かであってもプラ製客車の車輪とレールの金属音はロングレールを止めたこともあってそれなりなので、Nゲージのような不自然な静かさは感じません。ともかく、軽すぎる走行音の課題は引続き、検討の余地があります。<天賞堂 プラ製はつかり客車8両牽引事例>① KTMC56 缶モータ交換、ウェイト増量なしプラ製による軽量化と走行抵抗の低さの効果は想像以上に大きく、KTMC56は幅12mmのマシマの小型缶モーターに交換したにも関わらず、はつかり7両編成を牽引できました。走行音ははつかり客車のほうが静かなので、機関車が缶モーターだと通勤電車のように聞こえ、改善の必要性を感じました。②Adachi C57門鉄デフ コアレスモータ交換 55gウェイト増量コアレスモータ交換後はブラス製のフル装備軽量客車7両を牽引できなくなりましたが、プラ製のはつかり客車を7両編成の特急かもめに仕立てて実機通り牽引しています。走行音はC56に比べ、機関車自体の金属音が大きいので、通勤電車のような違和感は少々緩和されていました。順次、牽引力と走行音の経験を重ねて、今後も更新していきます。よろしくお願いいたします。また、閲覧数が150,000件を超えて、鉄道模型の他テーマに関しても、ご覧下さい。「HO/N サウンドを極める カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/ 「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATO東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ 「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.12.30
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。「架線注意標識」に関して、従来、「30-40年前のビンテージモデルを楽しむ」や「天賞堂カンタム搭載機を極める」の投稿で説明していましたが、本稿に詳しい取付方法などをまとめて掲載することにいたしました。架線注意標識はナンバープレートや所属区票より標識が小さいので、取付けの難度は高くなりますが、なかなか存在感のあるパーツなので、ぜひ楽しみたいものです。「架線注意」標識は昭和35年(1960年)頃から電化対策の一環として取り付けられるようになり、決して復活蒸機特有の標識ではありません。交流電化区間では架線から1m離れていても感電事故があったそうで、2万Vの高電圧になると磁界が広がって30cmの距離では手袋をはめていても吸い寄せられてしまい、蒸機の古い電球交換(150Wの電球。補助灯は電球切れの時に点灯させるシールドビームの予備灯で本来、電球の前照灯とは同時に点灯させなかったそうです。)などは命がけだったようです。蒸機での定番の取付け箇所は①前照灯の下、②スチームドームの手前のステップ、③テンダーのハシゴ最上段の下です。あとは番外になりますが、④デフの左右取付けステー、⑤増設重油タンクの手すり下、⑥ボイラー上の発電機下、⑦テンダー貯炭板の前端などに取り付けられた事例があります。なお、蒸機に限らず、キハ58系の正面手すりの上やタンカー貨車の給油口手すり付近、石炭貨車セキ3000などのホッパー上端(アイドとエンド側)、ブルトレのブルトレのスハネフ15やオハネフ25の緩急車側昇降ステップ最上段の横などにも取り付けられています。こちらは架線注意標識の2種類あるうち、小型のようです。架線注意標識の「標準型」実物です。縦10cm、横30cmですので、1/80としてデカールは縦1.25mm、横3.75mmになります。また、「小型標識」もあり、実物は縦6cm、横18cmですので、デカールは縦0.75mm、横2.4mmになります。小型標識はキハ58系の正面手すりのほか、蒸機のスチームドームのステップの前などにも取付け例が見られます。一番肝心なのは市販のインレタ選びです。写真左が「世田谷車両総合センター」製、写真右が「くろま屋」製のインレタです。中央は記憶があいまいですが、「トレジャータウン」製だったと思います。写真の右下に架線注意のインレタが並んでいるのは、自分で「台紙に貼付した加工品」です。こちらはIMON製です。そのほか、トレジャータウン製、鳳車両製造製など他社製もありますが、スケールが正確か、文字が判読できるか、ゼブラ外枠と文字がバラバラにならないか、両者の印刷位置関係がずれていないか、品質に注意して選んでください。なお、趣味の延長でマニアックに製作販売されているメーカーもあるので、個人に分けてもらうつもりでお願いしましょう。アマゾンに発注するような調子で、「すぐに返答が来ない」、「発送が遅い」などと文句を言わないように。<貼り方の注意>テンダーの後方ハシゴ周辺やキハ58の先頭車運転席の上に標識を貼る場合はインレタを直接貼れますが、前照灯の下やデフの左右ステー、スチームドーム前のステップ周辺、重油タンク給油口ハシゴ周辺などに綺麗に歪みなく取り付け付けるには予め固い台紙にインレタを貼っておく必要があります。架線注意インレタをそのまま貼って、あとで歪んできた「失敗例」です。急がば回れ・・ですね。台紙は写真のような厚さ0.1-0.2mmの腰のある樹脂シートが最適です。市販品は中々ないので、私はKATOやTOMIXのインレタ保護シートを流用しています。ポリプロピレン製の「クリスタル」調の透明袋でも適しています。セロテープは腰がないので不適です。台紙のシートにまず、艶消しクリアのスプレー塗料を10cmくらいの距離から軽く吹き付け、その上に「架線注意」のインレタを置いていきます。クリア塗料が乾燥したら、上からさらにクリアスプレーをもう一度軽く塗布します。これで完璧です。貼るのは比較的簡単なスチームドーム手前のステップから始めます。まず、爪楊枝でホワイトボンドを点付けします。C58の場合、小型機なのでステップが小さめで架線注意標識も小型のほうを取り付けました。後方のC62には通常型の標識を取り付けていますので、大きさを比べて下さい。前照灯下には同じ要領で通常型の標識を取り付けました。C58以外に先出の天賞堂C57や9600にも取り付けました。天賞堂C59にも取り付けました。スチームドーム前のステップには写真では分かりにくいですが、小型を取り付けました。天賞堂のC62カンタム搭載機にも取り付けました。前照灯の下に取り付けます。まず、ホワイトボンドを爪楊枝で点付けします。乾くと収縮して透明になりますので、余りはみだしに神経質になるより、ボンド不足で外れないように注意してください。台紙シートに貼った標識をボンドの上に置くように貼ります。うまく行きました!ナンバープレートに比べて非常に小さいので、作業難度が高いのも納得いただけると思います。貼り付け作業の際にも機炭連結状態を保つために、ウェスを丸めてテンダーの下にかませています。ご存知と思いますが、北海道時代のC623とC622は架線注意標識の位置と数が違います。なお、C623も昭和63年の復活時にはC622と同じく左右の2枚が追加されました。細かいことですが、歴史を辿ると楽しいですね。大宮鉄道博物館のC57135号機のデフ裏取付け事例ですが、標識のぶら下げ方法はC622と同じです。ラストランの三重連の姿に合わせて、架線注意標識を貼り終えました。C622には0.2mmの真鍮線をデフとボイラーの間に渡してホワイトボンドで固定し、その上に取り付けています。なお、C6216の煙室用ナンバープレートはニコイチ加工で製作したモノですが、あとで後出のように作り直しました。スチームドーム前にあるツララ切りの付いたステップにも実車通り、装着しました。正規側です。C62カンタム搭載モデルもギア割れなど初期生産品のトラブルはありましたが、後期になってボイラー煙室の艶消し黒トーンが塗り分けられ、空気作用管固定ステーもエッチング地肌が艶消し黒塗装されるなど、改良が進んでいるのは嬉しいことです。定価が4倍近い2013年以降のカンタム搭載のクラウンモデルと精巧度の差が少なくなってきたので、個人的には通常のカンタム機に架線注意標識などのディーテルアップを施すほうがお買い得感があると思います。念のため、昭和63年のC623復活時の実車写真と比べてみました。架線注意の標識だけでなく、ドームも実車写真のほうが平ぺったい印象ですが、広角レンズによる撮影のせいかと思われます。興味深いです。同じ要領で非正規側にも装着しました。C623のATS発電機にも取付けました。写真の一番手前からC6216、C623、C622です。見ていると、ついニヤニヤしてしまいます。<ゼブラ板の取付け>テンダーにはステップ3段目の上にゼブラ板(写真のEco Model製品)を取り付け、1段目の下に通常型の架線注意標識を取り付けました。C58以外に、前述の天賞堂「C57135」にも同様に架線注意標識とゼブラ板を取り付けました。実機に電化対策で取り付けられたゼブラ板はハシゴを上る整備員に見えるように原則、ハシゴ下段に上向きですので、取付け方向を間違わないように。なお、「C57135」の取付け位置は変則的でハシゴ中段です。大宮鉄道博物館の「C57135」保存機です。現役時代から変則的にハシゴの中段にゼブラ板が付いていました。非常にレアで私の知る限り、唯一の例外ですが、「C571」の実機はゼブラ板がハシゴの上段に下向きに付いています。写真はIMONのHPにある同社製ゼブラ板の取付け解説写真です。さすがによく見ておられます。架線注意の標識はC622とC623は同じハシゴ最上段の下で同じですが、C6216は苗穂工場で耐寒装備を受けた時にC6232のテンダーに交換されたため、ハシゴの右上になっています。広島工場で山陽仕様の電化対策を受けた時のなごりと思われます。三重連ラストラン前日に小樽築港機関区でナンバープレートを磨かれるC623とC6216。50年前を思い出します。<天賞堂 クラウンモデルでの取付け例>クラウンモデルの外観上の簡単な識別ポイントとして、煙室扉の開閉に加え、架線注意標識が標準で取り付けられています。C57180 2024年製のクラウンモデル11093の事例です。C57180 2024年製のクラウンモデル11093はJR東日本仕様のため一層の電化対策が施された姿になっており、キャブ窓の上やテンダーの炭載ゲートの上部にも架線注意標識が設置されています。C581やまぐち 2008年製のクラウンモデル11027の事例です。C56小海線2007年製のクラウンモデル11018の事例です。<エンドウ キハ58での取付け例>キハ58には「世田谷車両センター」のインレタを取付けました。「小型」とのことで実車写真と比べてスケールは正確と思いますが、周囲のゼブラマークの黒線がやや太く、遠目では黒縁に見える難点があります。<KATO タキ43000での取付け例>取り付けた状態です。なお、標識の位置はハシゴ横だけでなく、ハシゴ最上段の場合もあります。まず標識を貼る位置にホワイトボンドを爪楊枝で点付けします。次に台紙シートに貼った標識を腰のあるピンセットでつまんでボンドの上に置くように取り付けます。反対側の手すりにもうまく貼れました。北海道の三笠鉄道村のセキ3000保存車に注意標識が装着されていました。天賞堂のセキ3000完成品には架線注意標識がサイドのみしか貼付されていなかったため、早速、エンド側のハッチ開閉ハンドルの上にも追加しました。閲覧数が150,000件を超えており、鉄道模型の別テーマに関しても、参考にしていただければ嬉しいです。 「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「サウンドを極める 天賞堂カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 車両収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/ 「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall
2024.12.25
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お蔭さまで閲覧数が167,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。KATOのユニトラックは手堅く走行性能を維持すべく、ポイントの種類もTOMIX ファイントラックやメルクリンのように3方ポイントやダブルスリップポイント、曲線ポイントまではカバーしておらず、片開きや渡りポイントなど基本構成のみになっています。スペースを大きく取るHOでは何とかしていただきたい要望点ですが、今回は「動かないポイントの再生」に関して、私の紆余曲折の経験を踏まえて説明したいと思います。何かご参考になれば嬉しいです。さて、ユニトラックは耐久性を重視した頑丈な作りなので、誤って踏みつけたり、落としたりしない限り、ポイントが壊れるということはまずないと思います。それでも、通電不良や可動レール(トングレール)を左右に動かす転轍器部分の動作不良が起こります。しかし、ポイントを交換しようとすると固定レイアウトの場合などセメダインホワイトで固めた砂利をまず除去したり、周辺レールも外してはめ込んでジョインナーで接続するのがかなり大変な作業になります。なお、現在、市販されている左右片開きのポイントは6番がR867の手動と電動、4番がR550の手動のみとなってしまい、電動化するには別途左右別のポイントマシン(品番 左2-503、右2-504)を購入して外付けする必要があります。外付けすると、道床からはみ出てしまうので、昔のように4番ポイントも電動を販売してほしいのですが・・・。また要望を言ってしまいました(笑)。左が4番手動ポイントに外付けポイントマシンを取り付けた状態、それに対し、右が昔に販売されていた4番電動ポイントです。道床にはみ出ない昔の4番電動ポイントを使い続けたい方にもお役に立てるかと思います。それでは、本題の簡単な対処方法から次の順序で説明します。 1.トングレールの接点への通電グリスの塗布 2.転轍器部分に付着したカーボン等の除去 3.ハイパワー電源への交換 4.ポイントそのものの取り外し修理/交換(最後の手段)まず、通電不良から対処します。1.トンクレールの接点への通電グリスの塗布車両がポイント内で停止したり、速度が低下する場合はトングレールの通電不良ですので、接点に通電促進グリスを塗布します。この商品名「接点グリス」は元々バイクのヘッドライト等の接点不良を修理するために開発された優れモノですが、モノタロウで税込@580円で買えます。詳しくは別稿の「持っててよかった!ツールとサプライ」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/通電促進グリスを爪楊枝に付けて、トングレールと外側の固定レールとの接点に各々ごく薄く塗布します。今までの経験では通電不良になる可能性は低いですが、念のためトンクレールの支点2か所にもごく薄く塗布します。付けすぎると不動の原因になるので注意してください。最近補充でモノタロウで600円ほどで買えますので、参考にレシートを添付します。2.転轍器部分に付着したカーボン等の除去左右に動くトンクレールの転轍器部分が全く動かなくなったり、途中で停まって脱線の原因になることもあります。これは、当初錆やホコリと思ってオイルやシリコングリスを塗布していましたが、余り改善がなく、却ってホコリを貯めて逆効果なことに気づきました。動きが悪くなっているのは恐らく通電時のカーボンが付着している可能性が高く、パーツクリーナーを吹き付けて、余分はティッシュで拭き取るのがベストと思います。これでかなりの改善が見られると思います。それでもなおトンクレールの動きが鈍かったり、密着不充分で通電不良が改善されない場合には、次の3の対策に進みます。3.ハイパワー電源への交換まず、ポイントの電源はレールのフィーダー電源兼用ではなく、基本的にはポイント専用のパワーパックを使ったほうが電圧の降下がなく安心です。それでも、トンクレールの左右転轍機動作が遅かったり、密着不充分で通電不良になっている場合は、TOMIXの「ハイパワー電源」を購入し、電圧を12Vから24Vに上げて動きを確実にする対策があります。この3はポイント自体を取り外して交換するのがかなり面倒な場合に先にやっていただきたい対策ですが、ポイント自体を容易に取り外して修理/交換できる場合は4に進んでいただいて構いません。この3の対策をしておくと、渡りやリバース線で2個のポイントを同時に動かす場合にも電圧が殆ど下がらず、動作が確実に行えるメリットがあります。私は元々ポイント専用にKATOのKM-1のパワーアンプ12Vを使っていました。しかし、色んなポイント不調に遭遇するうちに、TOMIXの高電圧電源を使えないかと考えました。今回交換に流用したのは、TOMIXの「TCSハイパワーポイント電源N」(品番5529)で電圧が24V仕様になりますが、以前からファイントラックを使ったNゲージレイアウトでも使用し、効果を確認していた製品です。税込み定価は5,280円、サイズは60X 90X 61mmとコンパクトです。流用に当たっては、横にスナップで連結するKATOのポイントコントローラーとの接続部分を加工する必要があります。私はまずTOMIX側の電源接続に家電のコンセントの金具を代用しました。さらに、連結させるKATOのポイントコントローラー側のスナップを使うため、写真の「ポイントアダプター」を購入してTOMIXと接続できるよう改造しました。なお、ポイントコントローラーは作例では半艶黒色に塗装しましたが、現在黒色の製品もKATOから販売されています。結線に当たっては、KATO製品は手前がプラス、向こうがマイナスであるのに対し、TOMIX製品は手前がマイナス、向こうがプラスと電極が反対になっているのでクロスして繋いでください。写真は最初に結線を間違えた状態です(笑)。なお、ショートしないよう、絶縁テープを巻いて下さい。綺麗に収まり、両面テープで取り付けました。使った商品を確認するため、パッケージと取説を再掲しておきます。KATOのポイントコントローラーとスナップで連結して、正常動作を確認できました。電圧が上がった分、パチ、パチと動作音も大きくなり、トンクレールの密着不良などなく、転轍器部分の動きが確実になって安心です。電圧を12Vから24Vに上げることによるコントローラー切り替え通電接点の摩耗やカーボンの付着などのトラブルはNゲージ時代を含めてありません。KATOのポイントスイッチを黒色新製品に交換し、配線を隠すカバーも付けて、綺麗に仕上がりました。Nゲージも17-18Vの高電圧パワーパックHYPER DXにしてから、写真のようにポイントとサウンドBOX2台は全て側面のスナップ端子で連結して共通電源にしていました。しかし、長編成列車やC62三重連など運用負荷が上がって来て、リバース線や渡りクロスのポイント2基を同時動作させると、サウンドBOXが停止するトラブルに見舞われるようになり、結局パワーパックは分割するようになりました。現在は左のHOはTOMIXの高電圧電源、右のNゲージは元々HOで使っていたKM-1を再登板させてポイント専用に変更しました。HOに比べ、Nゲージはポイントの動作負荷が小さいので、その後、特に電圧不足は感じていません。4.ポイントそのものの取り外し修理/交換ポイント自体を取り外して分解修理します。ポイントを裏返し、8本のプラスネジを全て外して、裏カバーを取り外します。左上の黒色の手動用レバーを動かして、1.左側のT字形接点切り替え金具が左右に動くか、2.中央の電動部分の磁石が同時に左右に動くか、3.右側の転轍器部分が上下に動くかを確認してください。次に通電不良が起きないよう、T字形接点切り替え金具が接触する基盤側の接点赤丸の4箇所に通電グリスを爪楊枝で塗布しておきます。通電グリスを塗布したら、次は手動用の黒色レバーを左右に動かしても電動磁石や転轍器部分が正常に動かない原因を探ります。今回、私の場合、ボールペンで指している黒色レバーのL字形にある赤丸の「先端穴」が磁石を左右に動かす黒色レバーの「裏面突起」から外れて動かないことが判明しました。恐らく、皆さんのポイント不調も全て同じ原因と思われます。そこで、黒色レバーのL字形先端穴が磁石を左右に動かす黒色レバーの裏面突起から外れないよう、厚さ0.2mm前後のケント紙を写真のようにカットして黒色レバーの下に貼ることにしました。ゴム系接着剤でカットした赤枠のケント紙を黒色レバーの下に貼り付けた状態です。これにより黒色レバーのL字形先端穴が下から持ち上げられて、磁石を左右に動かす黒色レバーの裏面突起に深くはまり、外れないようになりました。ケント紙を貼ってから、ボールペンで指し示した黒色レバーのL字形先端穴が突起から外れないことを確認しました。底のカバーを取り付けて、電動テストした結果、確実に転轍器部分が動いて外側レールに密着することが確認できました。これで修理完了です!なお、今回のトラブル以外に、下の写真のように転轍器部分を左右に動かすリン青銅線の赤丸起点が外れている故障も過去に稀ですがありましたので、そこも点検してください。黒のレバーが右に動くと、斜めに設置されたリン青銅線が上に押し上げられて、転轍器部分が一緒に上に上がる構造です。したがって、赤丸の起点が非常に重要な役割を果たすので、ここが固定されていないと転轍器が動きません。皆さんもこれで先行きの見通しが付いたので、ぜひチャレンジしてみて下さい。「鳴かぬなら鳴かせてみせよう、ホトトギス」太閤さんです。また、閲覧数が167,000件を超えて、鉄道模型の他テーマに関しても、ご覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「サウンドを極める カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATO東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/ 「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「14年ぶりに軍艦島(端島)を再訪。当時の人々と向かい合う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511300000/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.12.11
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。2024年2月にリニューアルされたホビーセンターを訪れて、地道に鉄道模型ファンの裾野を広げようとするKATOの企業姿勢に感銘しました。建物手前には京急電車が保存展示されており、2フロアの広大なスペースにはジオラマ付きの大小さまざまなレイアウトが設置され、車両持ち込みの運転体験もOKで、各種イベントスペースや工作教室もあります。当日は地元保育園のミニ遠足やインバウンドマニアの来店も結構ありました。他社製品は展示されておらず、Nゲージ主体です。海外向け製品や多品種少量のボディ、台車、床下キット、カプラー、集電シューなどのアッセイパーツ、レイアウト素材類はオンラインショップ(https://www.e-katomodels2.com/shop/default.aspx) の倉庫を兼ねているようにも感じました。東京都新宿区西落合1-24-1003-3964-2171https://www.hobbycenterkato.com/地下鉄大江戸線の光が丘方面に乗って、落合南長崎駅で降ります。注意点は大江戸線が周回ではなく都庁前駅で交差する路線であることと、落合南長崎駅のA1出口からの進路です。目白通り側と新青梅街道方面側の2方向に分かれていますが、写真の新青梅街道方面側に出て左側、写真の奥方向に進みます。新青梅街道沿いを西に歩くと写真前方のY字路で4m幅くらいの街路地のほうに進みます。街路地を進むと左手の緑色PサインのところがKATO本社です。京急デハ268がお出迎え。いい味が出ています。5階建てビルの1-2階がホビーセンターで入口は右手になります。入口を入ると1階にドンとNゲージの巨大ジオラマ付レイアウトが展示されています。この巨大ジオラマで不思議に感じたのは室内照明が点灯した列車が何とひとつも走っていなかったことです。別稿の「難物KATOの室内照明を極める」でも説明していますが、長編成列車で1両もチラツキや不灯なしの状態を運用維持するのはかなり大変なはずで本家本元でもあきらめたのかも知れません(笑)。大宮鉄道博物館にあるTOMIX製の巨大ジオラマでは全編成が室内照明付きだったので、興味深いです。2階に上がる階段の横にやや遠慮がちにHOゲージのジオラマ付レイアウトが展示されています。どこのジオラマを観てもターンテーブルの運用は難しそうで、実演をしているのを観たことがありません。まさか、公開の場で、面倒くさいので直接蒸機を手で持って移す・・という具合にはできませんし。C56やD51、貨車もいずれ走ってもらいたいものです。2階の階段を上がった踊り場には利根川橋梁の実景再現ジオラマモジュールの力作が展示されていました。中々の完成度。KATOの製品カタログにも掲載されていたはずです。2階へ階段を上がると左手に修理と「運転体験」の受付などをしてくれるサービスカウンターがあります。「運転体験」は車両のレンタルや持ち込みも可能ですが、レンタルレイアウトとは銘打っておらず、利用には500円以上の買い物をして運転券をもらう必要があります。受付時間は19時まで。Nゲージの運転体験用レイアウトです。2階の奥にはHOゲージの運転体験用のレイアウトがあります。ジオラマは並べたという最低限。こちらはEC-1、つまり、リアルな運転士体験ができるワンハンドル運転台形のコントローラーの操作体験コーナーです。金属製筐体で質感やどっしりした重量感があり、片手で操作してもコントローラーは動きません。鍵を入れて起動し、レバーを動かす時もカチカチカチというクリック音がして、リアル感は高いです。サウンドシステムと連動できるのも嬉しいところ。電車ファンは一度検討される価値があると思いました。お子様向けのKATO直営店限定製品 Nゲージ「チビロコセット」を走らせたりできるジオラマのようです。並んだ椅子から楽しそうな光景が浮かんできます。機関車トーマスが並んだレイアウトもありました。2階は各種イベント会場にもなるので、全体にゆったりした配置で、多目的スペースが確保されています。これはアルプス列車走行用のジオラマ付のミニレイアウトのようです。高いアーチ橋が欲しいところ。入口正面になる新製品紹介コーナーです。現行完成品は見本展示のような雰囲気で圧倒的なボリューム感まで感じませんでした。スペースが広すぎるせいかも知れません。こちらは海外向け製品の展示コーナーで、インバウンドのマニアが結構訪れて熱心に観たり、KATOの社員に質問していました。東京駅から大江戸線に乗って、この落合まで来るとは相当のマニアですね。彼らを見ていると、自分がハンブルクからもかなり遠いムンスターの戦車博物館に行った時を思い出しました。DCCの案内コーナーが、一度じっくり導入を検討してみる価値はあります。おなじみのスピーカー付サウンドデコーダーだけでなく、アクセサリーデコーダーやファンクションデコーダーがあり、車両1台、1台の走行、音響、点灯、カメラ制御ができるだけでなく、ポイントや信号機、踏切の動作制御ができて、あの面倒な配線がなくなるのが革新的です。PCやスマホと連携できるのも魅力的です。ただ、厳しい見方で恐縮ですが、KATOはまだ本気になっていないと思います。海外メーカーの製品は高機能で品数も多く、KATOの限られた現行特製品だけでは夢が広がりません。デコーダーがさらに小型化してコストも小さくなるのが待ち遠しい印象でした。車種別にじっくり見ていないので、何とも言えませんが、圧倒的なボリューム感に驚かされます。こんなに沢山のカプラーセットがあって、相互の互換性が心配になるくらいです。先頭車のボディキットです。私はNゲージの自作はしないので想像が付きませんが、完成品を買わずに床下パーツや台車と組み合わせて、自作するということでしょうか?KATOのカプラーはプラの成型が繊細過ぎてナックル部分が壊れたり、口が開いて自然開放したりという印象を持っていますが、私の偏見でしょうか。昔のように少々オーバースケールで作っていた関水金属の時代が懐かしいです。ともかく、TOMIXに追いついてほしいです。これも豊富です。Nゲージゆえ、詳しいことは知りませんが、これだけあれば、細部の違いに目をつむってでも共通パーツ化やモジュール化を図っていただきたいです。これはすごい!車体ボディ、床下セット、台車、トラクションタイヤ、カプラー、集電シューなど、見出したら切りがありません。車両パーツも沢山在庫されていましたが、特定車種に限定して適合製品を探すとこれでも十分と言えないのかも知れません。インテリアパーツは車種別にすると品切れに悩まされるので、切ったり、貼ったりできる汎用品があってもいいと感じました。収納ケースや製品ケースの販売は良心的です。KATOのフィギュアやミニカーのアクセサリー類は欠品が多すぎます。ツール類はまあまあ。精密ピンセットが5,000円は高すぎ。これだけ広大なフロアがあり「ホビーセンター」と銘打つ以上、「KATO製品展示即売場」ではないはずなので、車両以外で自社でカバーできない品種はTAMIYAの製品なども置いてほしいですね。ユニトラックの現行製品の品ぞろいも豊富でした。ざっと見たところ、欠品は4番ポイント右用の電動ユニットくらいでした。「もっとポイントの種類を増やしてほしい」と申し上げましたが、店員の方は走行性能の低下を懸念されていました。確かに脱線や動作・通電不良などがあると、特に固定ジオラマでは砂利の除去も含め、交換修理作業が大変です。しかし、ファイントラックやメルクリンでは曲線ポイントや3方ポイント、ダブルスリップポイントがあるので、それに比べ現行製品のラインアップはあまりに寂しいと感じるのは私だけでしょうか。ストラクチャーもざっと見ただけですが、TOMYTECにはかなわないものの、ひと通りは揃っていました。ジオラマ素材は近年注力されているだけに、かなりの品ぞろえでした。製品カタログも解説が詳しく親切な内容でよく出来ています。やや樹木の完成品が少ない印象でした。山麓鉄道では樹木素材から森林を造成するのはかなり大変です。着色スポンジの塊を並べるだけではリアル感が乏しいです。大人の鑑賞に耐える精緻な橋梁ストラクチャーやJUST PLUGのLEDトータル照明システムが目を引きました。KATOもジオラマ付レイアウトの受注製作を始めたのでしょうね。閲覧数が150,000件を超えて、鉄道模型の別テーマに関しても、ご覧ください。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/HOとNゲージを一緒に盛り込んでおり、両方ともダブルリバースを入れて、走行車両を前後左右から見れて飽きが来ないようにしています。Nゲージ山麓レイアウト ジオラマ コンテスト入選作」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「Nゲージ蒸機収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406120000/「HO・N走行サウンドを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「Nゲージ KATOサウンドシステム 有難いが課題が残る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402200000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HO/Nゲージ難物KATOの室内照明を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190002/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO40-60年前のビンテージモデルを楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO/Nゲージ 持っててよかった!ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.12.10
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お蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。伝説の桃源郷・・。まさにレジェンド。少しでもHOをやっている方でしたら、EKO MODEL (エコーモデル)の名前を知らない方はいらっしゃらないと思います。ただ、小さな部品を電話やヤフオク、他の専門店で買ったことがあり、実際にお店に行ったことがない方も多いのではないでしょうか。https://www.echomodel.com/index.php?FrontPageTEL 03-3969-6073東京都板橋区蓮沼町53-7首都圏に住んでおられても気合を入れないと中々行ける場所ではありませんし(笑)、地方ならなおさらで、「どうしてインターネット通販をしないんだ?」、「何度電話しても話し中!」というご不満をお持ちの方もおられるでしょう。私も別稿の「HO蒸機 空気作用管を極める」でエコーモデルや阿部様のことを絶賛していますが、伺ったのは40年ほど前に同好の知り合いのクルマに同乗して一度伺っただけで詳しい経営方針や品揃え、店員の方々のことまで知りませんでした。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/今回、お店に伺って今までの疑問が氷解し、改めてEKO MODELが「HOマニアの桃源郷」であることを確信しました。社長の阿部敏幸様や店員の方々とお話し、店内を見せていただいただけでなく、実際、色々な欲しい部品のことをお聞きしながら、下の写真のように全部で15点、3万円ばかり買いました。以下、私が確信に至った具体的経過を詳しく、ご案内させていただきます。部品を買うまでには店内で色々やり取りがありました。<写真の一番上列>が大型蒸機用のコアレスモーター、シャフト径変換パーツ、取付けアダプターです。これは別稿「HO蒸機 棒モーターを缶モーター、コアレスモーターに交換する」で詳しく解説していますが、棒モーターを交換するにはトルクのあるコアード缶モーターでないとダメと考えていた私に提案いただいた最新のコアレスモーターで、実際の搭載には関連パーツが必要です。<写真の中列>はバックプレートと電化対策用のテンダー取付けゼブラ板です。ビンテージモデルを缶モーターに折角交換してもバックプレートは鋳造が甘くて立体感がないものが多く、サイズの問題もあってずっと探していたものです。また、ゼブラ板は以前にエコーモデルで買いましたが、シーナリー用でゼブラの間隔が広すぎました。<写真の一番下の列>の機関士、駅員、保線要員のフィギュアはKATOの製品の種類が限られていて流通在庫が切れているようなので、適当なモノを探していたところでした。現品を見ながら選択でき、価格がリーゾナブルな自転車も買い足しました。皆さん、このような商品購入経過では、簡単にインターネットで品番を指定して買えますでしょうか?お店としても細かいパーツの最新在庫リストを更新公開できませんし、買う側もどんなことをしたいか、どのようなモノが欲しいかを説明できても、具体的なメーカー名や商品名、品番が分からない場合がほとんどの筈です。これでは一方通行のメールオーダーやファックスでは完結できず、双方向の会話やお店から提案を受けなければ買えないわけです。私も今回の体験で完全に納得しました。やはり、来店か電話がお薦めです。長い相談が必要な場合はできるだけ、平日の昼間の時間帯を狙ってコンタクトするのがいいと思います。3名の店員の方は阿部社長同様に商品知識が豊富でご自分で模型が好きな方ばかりです。お店は都営三田線「本蓮沼(もとはすぬま)」駅の東出口(蓮沼町方面出口)から歩いて10分くらいの住宅街の中にあります。近道はあるでしょうが、初めての方は、出口を出て左に進んで、正面の「アスリート通り」を左(東側)に歩き、初めての信号を左折するのが最も迷わない行き方でしょう。社長の阿部敏幸さんです。とても気さくで親しみやすいお人柄の方です。あなたがマニアなら、話して5分で意気投合するはずです。この方が、なぜ、2010年に日本鉄道模型の会から初めて功労者賞として「エポックメイキングモデル賞」を受賞されたかは接していて自ずと分かりました。エコーモデルの阿部さん以下、運営スタッフの皆さん。この写真1枚でも社内のオープンな人間関係が伝わってきます。阿部さんとエコーモデルを理解するために現在販売中の「鉄道模型ひとすじ50年」の総合カタログを兼ねた記念誌(税込3,960円)やTMS2024年8月号の抜粋リーフレット(330円)を買われることをぜひお薦めします。記念誌はアマゾンでも買えます。阿部さんがまず半端ないマニアであったことに驚嘆します。車両モデルやロストワックスやホワイトメタルの部品だけでなく、フィギュアなどのシーナリーパーツ、アクセサリーも豊富に品ぞろえされているかも読めば自然に伝わってきます。阿部さんの若いころからの取材旅行がエコーモデルの製品開発に繋がっていった過程も辿れます。お客さまのモデラ―の作品も収載されています。作品だけでなく撮影の照明も抜群で、本物の自然光での生写真と見まがうほどです。拝見していると、製作意欲がモリモり湧いてくるのは私だけではないでしょう。「総合カタログ」はあくまでエコーモデルのオリジナル商品で、ロストワックスやホワイトメタル製が多いですが、他に素材やツール、アクセサリーも収載されています。お店の在庫はこれらのオリジナル商品に加え、メーカーからの直接仕入れ品なども多数あるので、阿部さんによれば、全部展示すると体育館のようなスペースが必要になるとのことでした。実際、お店は3坪強でぎっしり商品が陳列されていますが、横の倉庫にバックストックが整然と保管されているようで、店員の方に聞けば、すぐに取り出してくれるので、まるで魔法を見ているようでした。今以上の商品を陳列する必要はないです。運営スタッフも記念誌の中で紹介されていますが、阿部さんに加え、店頭での接客3名とバックヤード担当の4名の全8名体制です。商品整理と在庫管理が命ですから、資金繰りや商品の発注検収、通販発送と合わせ、普段のご苦労がよく理解できます。一時の情熱やマニアックな興味関心だけではとてもこのような地道な経営を持続できません。店頭では3人のベテラン店員の方々が得意分野があるとは言え、自身がマニアなので商品知識は非常に幅広く、来店客に対して丁寧にマンツーマンで接客いただけるので非常に有難いです。それだけに買う側の私たちも前もって自分がやりたいことや欲しいモノを書き出して漏れのないように準備しておくといいでしょう。店員さんがバックスペースへの通路ドアを開けたのを覗かしていただくと、店頭と同じく在庫商品が整然と整理保管されていて、驚嘆するばかりです。ずっと奥に入るとすごいんでしょうね。店頭には直接仕入れているメーカーカタログがずらりと並んでいます。皆さんはどれだけご存知ですか?最近は3Dプリンターのガレージメーカーも増えているので、恐らく直接発注仕入れするのは大変かと思います。それと感心させられるのは、それでなくても限られた店内スペースにも関わらず、お客様の作品を展示されていることです。自身がマニアの阿部さんだからこその対応でしょう。「模型を作ることの楽しさ」を来店された方々と共有することはまさに阿部さんの活動の原点になっていると感じます。店内のショーケースにもお客様の作品展示コーナーが設けられています。作者の顔写真入りで解説も添えられ、お客様も嬉しいでしょうね。それなら、私も・・と張り切りますよネ。いよいよ、店内の陳列商品をご案内します。このボリューム感には圧倒されます。完成品在庫が整然と隙間なく陳列されていますが、これだけの商品を元箱から出して陳列し、元箱を紐づけて別保管するのも相当の作業負担です。ただただ脱帽です。私はここまでのHO商品量のお店は見たことがありません。昔のマッハ模型やつばめ模型店をはるかに超えています。阿部さんの「何でも揃い、品切れがなく、買いやすい店」という経営方針がまさに実践されています。口で言うのは簡単ですが、HOのようにメーカーが販売数を絞って予約販売に傾斜し、卸の流通在庫が少なくなっている現在の環境下では、小売店として発売後の商品を補充フォローすることは非常に大変なはずです。これだけ商品が並んでいると、Nゲージのように見えます(笑)。ずらりと整列した商品もさることながら、値札の書き方、並べ方にも脱帽!私も自分では几帳面と思っていましたが、これには参りました。阿部さん、井門(いもん)さん、床次(とこなみ)さん、3人のお店で共通しているのは、いずれも商品を大切にする姿勢が徹底していることです。「神は細部に宿る」と言う格言を思い出しました。陳列ケースを巡っていると、マニアの世界に吸い込まれそうです。ハンブルグの有名なミニチュア・ワンダーランドに迷い込んだようでした。天賞堂のカンタムモデルは銀座本店の展示とほぼ同じラインナップでした。マニアのご自宅に伺ったような錯覚に陥りました。細かい仕様の違いもできるだけ全てフォローされているのがよく分かります。お客様がこだわるなら、当店もという意気込みが伝わってきます。私もEF81が好きで4両持っていますが、とてもここまでは・・。しかし、じっと見ているとまた欲しくなるのが不思議です。 急いでざっと見ただけなので、KTM、エンドウ、ムサシノ、U-TRAINなどの在庫に関しては、直接お問い合わせください。トラムウェイは当初、安さでアピールしていましたが、阿部さんのお話ですと、品質も向上、安定してきたとのことで買う側としても嬉しい限りです。大宮の鉄道博物館では気動車は冷遇されていましたが、ここに来れば、ほっとします。本家の天賞堂銀座本店でもここまでのキハ58の陳列は見れなかったように思います。こちらにはナローもあります。天井までぎっしり保管されています。プラモデルも抜かりがありません。さすがに素材関係の品ぞろえも充実しています。KSモデルの洋白帯板、真鍮帯板、チャネル、アングル、全て揃っていて、サイズ別で欠品はありませんでした。脱帽!「土日に慌てて買いに来て、0.2mm真鍮線やリン青銅線がないので工作が止まった。」ということはなさそうです。行けば必ずあるという安心感は今や非常に貴重です。ナンバープレートやインレタもかなり陳列されていますが、それでも自分で探さずに店員の方にお聞きした方がいいでしょう。私もC6215のナンバープレートを聞いてみたところ、「ここに在庫はありませんが、IMONで特注製作してもらったら4,000円くらいで手に入りますよ。有名ナンバーなので、製作実績があれば、もっと安く製作してくれる可能性もあります。」と親切に教えてもらいました。エンドウのパーツ在庫もエンドウ大阪のモデルショップより沢山ありました。ストラクチャーやアクセサリーもご存知のエムズコレクションや犬走工房などのマニアック製品、キットが揃っています。凝りに凝ったフィギュアの数々。原風景を再現しようという意気込みは鬼気迫るモノがあります。皆さん、フィギュアのスタイルが全部違うのが、すごいと思いませんか。塗装も丁寧で艶が適度に抑えられています。私はこの陳列に感激して、冒頭のご紹介のように機関士、駅員、保守要員を買わせてもらいました。下地塗料もばっちり揃っているのがニクイです。接着剤なども皆さんがモデラ―ですので、抜かりない品ぞろえです。艶消しクリアの在庫もさすが。工作参考図書類も店頭陳列以外に沢山ありそうですから、聞いてみたらいいと思います。店内に入ってすぐに掲げられた新製品入荷情報です。最後までご覧いただき、どうも有難うございました。取材して整理するだけでも大変でしたから、阿部さんはじめ、これを実践継続されている方々の普段の努力はまさにその数百倍です。今回の訪問でエコーモデルの本質的なすごさを十分実感させていただきました。まさに「ローマは一日にしてならず。」お店は阿部さんのご子息が継承されるようですが、ぜひ今後も引続き皆さん元気に頑張っていただきたいと思います。また、閲覧数153,000件を超えて、鉄道模型の他テーマに関しても、ご覧下さい。「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 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2024.12.06
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お蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。京都の鉄道博物館は3回行きましたが、大宮は今回初めて。仕事の出張に抱き合わせて東京駅から東京上野ラインに乗って約30分、大宮駅からは大宮車両区の向こう側1.5kmほど離れているので、ニュートリムのシャトルライナーで10分ほどでした。大宮駅の改札を出たところの案内板です。西口から「てっぱく通り」を抜けると、ニューシャトルの始発駅です。ニューシャトルの基本構造はゆりかもめと同じです。一つの停車駅が鉄道博物館駅で、改札を出るとそのまま博物館の入口につながっています。まずは待合スペースでこのD51426号機がお出迎え。10時開館に合わせていきましたので、開館と同時にスチームを吐いて入場者を歓迎してくれました。なお、D51426号は館内入って右手のD51運転シミュレータと繋がっています。待合スペースにはお子様用の就学旅行列車遊具もあり、待ちくたびれた子供たちの顔が浮かびます。よく知らないんですが、クモハ455でしょうか?入館料は当日券の場合1500円。前売りなどの割引もあります。博物館は3階建てで北館から入って、本館、南館と奥に進む配置になっています。本館1階に入るとすぐ右手にD51の運転シミュレータがあります。お薦め!まず、スマホでアプリを登録し、抽選の申し込みをして、10分間ほど模擬運転を楽しめます。女性ガイドさんが親切でした。汽笛の鳴らす棒が突き出ていないので少々寂しいですが、中々リアル感があってシミュレーターは電車も含め、ぜひ体験してください。走行景色の画像がいいです。D51のシミュレーターから振り返ると、本館の車両展示場の入口です。正面にターンテーブル上のC57,右手にぶどう色2号のEF5889(愛称パック)が見えます。右奥の一番手前に1号御料車があり、ずっと奥まで歴代の御料車がずらりと並んでいます。横川~軽井沢間の碓井峠の急勾配で使われたアプト式の1921年(大正10年)製電気機関車ED40です。こちらは東海道線で特急「富士」「つばめ」を牽引するために流線形にデザインされて1936年(昭和11年)に登場したEF55です。戦中、戦後は先端の流線形カバーを外して、東海道線や高崎線を走っていたとか?なぜ、高崎線なのか、ミステリー・・・。EF55の後尾です。初めて見ました。確かに双方向の走行が必要ですし、これが本来の姿かと。なぜ、当時急に何でも流線形が流行って、あとで整備性が悪いと元に戻したりという混乱があったのでしょうか。最初は電気機関車が並んでいて、こちらはEF58のぶどう色2号に塗られた1956年(昭和31年)製EF5889号機です。東海道本線で「つばめ」を牽引していた栄光機です。直前まで特急色に塗られていたようですが、保存に当たって元々のぶどう色に戻されて展示されています。天賞堂のカンタムモデルがあるので、じっくり観察します。室内照明の関係でミルクチョコレートのような「ため色」に見えますが、ぶどう色2号です。間近に見ると、ヒサシが思いのほか大きい。てすりが白に塗られていて、天賞堂のカンタムモデルとは異なります。レイアウトに並んだ天賞堂のカンタムモデルです。左側がつらら切りのヒサシが付いた展示保存の実機と同じEF5889号機、右がヒサシのない大窓のEF58で、次の実車写真にあるEF5861に相当します。本館と北館の通路に沿ってEF5861が展示され、明るい光を浴びて、現役時代のぶどう色2号の雄姿を思い起こせる状態になっています。塗装の仕上げも大変綺麗です。艶があって阪急電車みたいです。C51、C53、C55から発展し、性能的にもデザイン的にも集大成されたC57の姿はさすが貴婦人と呼ばれるにふさわしいです。1940年(昭和15年)落成です。架線注意標識が3か所にしっかり装備されています。1940年(昭和15年)の落成時には100Wの電球だったと思われますが、1956年(昭和31年)頃から150Wに強化が図られました。それでもシールドビームのような冷たさはない電球色です。なお、左隣に付けられた補助灯はシールドビームで、本来は交流電化区間での危険な電球交換を避けるために予備灯として増設されたもので前照灯と同時に点灯させることはなかったようです。模型では両方を同時に点灯させていますが(笑)。デフ裏に吊り下げ式に装着された架線注意標識です。C622などとも装着方法は共通しています。空気作用管、砂蒔管元栓、架線注意標識とモデラーには恰好の参考写真です。モデルでは下の写真のように空気作用管の取付けに四苦八苦しました。キャブ室内はウグイス色ではなく、ベージュに近い色で、意外でした。モデルではディーテルアップしようとすると、従台車と干渉し、走行性能を落としてしまうキャブ下パイピングの数々。それにしても実車の外板は年季が入ってデコボコしています。復活蒸機の多くはキャブを一から作り直しているようですね。キャブとテンダーの連結部分。模型では大変損傷しやすい戦後蒸機によく見られる「石炭水撒き管」も見えます。HOで模型化する時は強度不足を考えて、0.2mm真鍮線を使っていますが、外側のフレームはともかく、張ってある散水パイプは0.1mmでしょうね。電化対策用のゼブラ板がなぜか、ハシゴの中段に装着されています。通常、他機ではハシゴの最下段に装着されています。赤ナンバーは好調機を識別するために塗り分けられたようですが、いつから黒ナンバーから変わったのでしょうか。保存車を見て、模型のゼブラ板取付位置も修正しました。12時からはお待ちかねのC57のターンテーブルでの回転が見られました。圧縮エアで汽笛を鳴らしてくれるだけで、現役時代が彷彿されます。増設された空気管がなんとも無造作に取付けてありましたが、もう少し、「らしさ」にこだわってもらいたいものです。今では転車台の遺構も中々観れなくなりました。C57のターンテーブルの向こう側に展示されたED75です。交流電化区間の標準型として1963年に登場。700番台は最も完成された形式。後年には青函トンネル用に一部がED79に改造されたのはあまりにも有名。かなり近代的になった運転席。ジャンパ類と四方操作弁のモデリング参考になります。上野~青森をつないでいた「あけぼの」は「あさかぜ」や「トワイライト」と並んで最後まで寝台特急として頑張っていましたが、2014年に廃止になって早10年になりました。1968年(昭和43年)に登場した高速貨物列車牽引用の力持ちEF66です。1000tの貨物列車を100km/hで牽引し、当時国鉄最大の出力を誇っていました。1985年(昭和60年)からはそのパワーを買われて寝台特急「あさかぜ」「はやぶさ」「富士」も牽引するようになりました。485系のクハ481形は151系をベースに交直両用特急電車の先頭を務めた名機で、これは初期のボンネット型。交直相互の切り替えシステムに関する説明は興味深かったです。デットセクションで電車が止まったこともありました。よく大阪から北陸への出張で乗りました。室内保管がされて自由に出入り着席できるのが嬉しい。座っていると思わず当時を思い出します。窓際にビール缶が並んでいました。181系のクハ181形で、東京大阪間のこだま編成だった151形を改良し、勾配区間でも使用可能としたので一気に活躍の場が広がりました。上越線を走ったこの「とき」や信越線の「あさま」、中央本線の「あずさ」など、乗車経験のある方も多いのではないでしょうか。乗車口から覗いた運転席の光景。やや落ち着かない雰囲気がします。枕カバーを含め、よくメンテされていて嬉しかったです。言わずと知れた20系ナハネフ22形寝台特急用客車です。1964年に運転を開始した「あさかぜ」は「走るホテル」とよばれ、「ブルートレイン」の愛称で一世を風靡しました。今のアメニティレベルからすると、当時の仕様はまるでアルミの弁当箱に入ったような雰囲気ですが、よくぞ、昭和の企業戦士や旅行者は頑張りました。殆ど、プライバシーのない空間ですから、いびきの激しい乗客と同じコンポーネントになると、大変でしたでしょうね。本館の西側の奥には1920年(大正9年)製のC51が展示されていて、C57の曽祖父に当たります。特急「つばめ」や「富士」を牽引するために巨大な1,750mmスポーク動輪が採用されています。安定した性能でお召列車も沢山牽引しています。スチームと砂のドームが各々独立していました。1930年(昭和5年)製のマイテ39形1等展望車で、戦前は特急「富士」、戦後は「へいわ」や「つばめ」に使われました。天井が大名屋敷みたいな純和風の「桃山式」と言われた豪華な内装が目を引きます。団塊世代から私たちにはとっても馴染みが深く、まさに国電の原形となった101系電車クモハ101です。大阪環状線でも忘れられません。照明の関係から知れませんが、もう少し鮮やかなオレンジだった印象です。ともかく沢山乗せて、乗降時間を短くすることが優先された高度成長時代でした。何と懐かしい光景でしょう。大阪環状線の外回り(時計回り)では、天王寺駅を過ぎるとオジサンが朝から酒を飲んで横になって寝ていました(笑)。山手線で言うと、内回りの上野駅を過ぎた日暮里や巣鴨当たりの雰囲気です。だんご鼻の0系と言われますが、当時は全くそのような失礼な名前では呼ばれず、踏切なしの「弾丸列車」、「夢の超特急」という触れこみで東京オリンピックとともに登場しました。あの頃の日本は活気があったなあ。こちらは200系。雪に強いアルミボディの新幹線です。まさに企業戦士の出張用でこのころから東京・大阪は日帰り出張になりました。個人的には出張で2階席によく乗ったH編成でのみ使われた2階建てグリーン車248形、249形を保存展示してほしかったですが、元々6両しか作られていないので残っていなかったんでしょうね。この3列シートが新鮮でした。これでも豪華な内装で誰も文句も言わず、じっと座っていました。本館を抜けて南館に至る屋外にE1系が展示されています。上越新幹線、Max全2階建てでしたが、乗ったことはないので、記憶が薄いです。人によって感慨が違いますね。E1系の反対側には183系がランチコートして開放されています。1/80のHOゲージ 485系通称 電気釜です。実車と模型を比べてみるのも面白いです。もう少し外装のメンテをしてもらわないと、車両が悲しそうでした。内装は綺麗にメンテされ、懐かしいです。出張と駅弁を思い出します。このころは駅弁を食べると座席の下に置き放つ習慣がありました。今だったら、隣の乗客に叱られるところです。非貫通式の運転席。南館に入ると、400系(山形新幹線つばさ)とE5系(はやぶさ、はやて、やまびこ)が並んで待っていました。最近の列車名は区別が付きません。赤帽の子供たちがしゃべるのを聞いて勉強しました。これは車掌シミュレータ。2階には運転シミュレータがずらりと並んでいます。このE5系東北新幹線は特によく出来ていて、320km走行のリアル感がかなり高かったです。205系山手線、最新のE235系山手線、211系高崎線、E233系中央線と色々運転を楽しめます。平日の午前中なので、全く並ばずに全部運転できました。E205のシミュレータは、山手線内回りの実写映像を使用し、100インチ大型スクリーン3面で迫力のある前面展望を再現してくれます。E235系は、E231系・E233系に代わる次期通勤形車両の標準として、2015(平成27)年に山手線に投入されましたが、前面デザインの大きな1枚窓による開放感に加え、運転席では列車情報管理装置INTEROSにより、機器類の状態を常時監視できるようになっているのが分かります。E235系は、E231系・E233系に代わる次期通勤形車両の標準として、2015(平成27)年に山手線に投入されました。前面デザインは大きな1枚窓で開放感のあるものとし、従来の扉上に加えて窓上部、連結面上部にデジタルサイネージを配置して、さまざまな情報サービスを提供できるようにしました。列車情報管理装置は従来のTIMESの機能を大きく拡張させたINTEROSを導入し、機器類の状態を常時監視することで故障の予兆を把握して事前に対処できる体制を構築し、車両の安全性と信頼性を高めています。211シミュレータでは自動列車停止装置(ATS-P)による運転を体験できました。211のATS-Pは列車の速度・性能や停止信号までの距離などをコンピューターで演算して減速パターンを作成し、そのパターンを実速が超過しそうになると自動的にブレーキをかける機能があり、その感覚が体感できました。南館3階には鉄道歴史フロアがあり、これも中々興味深かったです。これは新橋駅起点を発掘調査した結果を基に、枕木とレールを再現したものです。腕木式信号は今見ても味がありますね。1/80のHOゲージで再現してみました。直流電化と交流電化の歴史的進化がよくわかりました。なるほど。私の世代には懐かしすぎます。眼が釘付けになりました。今の子供たちにはサランラップのCMに出てくる「おかっぱ頭」でしょうね。新幹線で修学旅行!私たちの時代は夜行列車「ひので」だったのに・・・。仕事で出張中に一緒になって、時代の流れを感じたものです。オリエント急行、確か京都駅だったか、羨望のまなざしで観ていました。確かに振り返れば、豪華観光列車の先鞭を付けました。通常はEF65が牽引し、D51498は最終列車で東京駅から大宮駅まで牽引しただけです。KATOのNゲージモデルです。実車はシベリア鉄道を通って香港から船便で日本に運ばれたそうです。KATOのNゲージモデルです。実車が国内を走行するための狭軌用台車を製作し、交換したのは大宮工場だったそうです。色んなポスターも掲示してあり、面白かったです。南館3階のレストランでランチを食べましたが、大宮のメッカで通過列車をみているだけで楽しかったです。本館の1階には日本食堂が運営するトレインレストランもあります。廃車したトワイライトエクスプレスなどの食器・家具などの備品は全て処分して残っていないのでしょうか?できれば、折角ですからそっくり再現してほしいですね。本館2階には23mX10mの日本最大級のHO鉄道ジオラマがあり、30分おきくらいで解説付15分間のプログラムを上演しています。照明も凝っていて早朝始発から終電、夜間の保線作業、貨物列車まで鉄道の1日を再現しています。2017年にリニューアルされており、以前は全面ガラス張りでメンテは楽だったでしょうが、来館者は身近に観れなかったので評判が今ひとつだったようです。線路の総延長は約1,200mとのことです。サンライズエクスプレスが走行しています。成田エクスプレスが早朝走行しています。HO車両は全部で1700両あるとか。TOMIXから専任スタッフが常駐派遣されているようでした。新幹線「はやぶさ」と「こまち」の切り離しも再現していました。バックスクリーンで実車の写真が映るのが新鮮でした。本館2階にはライブラリーも併設されていて、鉄道関係の小説、雑誌、時刻表のバックナンバーなどが展示されていました。鉄道がらみの楽曲もこんなに沢山のCDが発売されているんですね。当日は次の予定があったので、博物館には3時間弱しか滞在できませんでしたが、1曲1曲見ていくと懐かしいと思います。映画もご覧の通り。何か、高倉健さんの北海道ロケ映画が多かったような印象です。これは駅弁コレクション。横川の釜めし、網走のカニ弁当などなど、見ているだけで旅行気分になって懐かしいです。女王キハ82の姿が懐かしいです。特別企画として、2025/1/27まで「日本海縦貫せん100年展」が開催されていて、北陸本線、信越本線、羽越本線、奥羽本線の歴史がまとめられています。こちらは同じ本館2階にあったコレクションギャラリーで、初代鉄道博物館からの所蔵品が展示されていました。製作所プレートです。なくなった機関区の名前が郷愁を誘います。個人的にも収集して、ゆかりの蒸機模型とともに楽しんでいます。郡山工場は多くの蒸機が最後の解体された終焉の場でもありました。最後回ったのはミュージアムショップでした。どちらかというとお土産グッズという感覚でマニアックな記念品は見つかりませんでした。足も痛くなり1日で楽しく回るのは3時間くらいが限度ですが、また、興味のあるところを重点的に時間を掛けて観たいと感じました。なお、このブログもお蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、他にも色々投稿していますので、お気軽にご覧下さい。「日本三大鉄道アーチ橋を巡る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407120000/「北海道 トロッコで楽しさ倍増!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403060001/「北海道 絶景お薦めスポット」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090003/「タウシュベツ川橋梁 ついに上端部崩落」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404150000/「北海道 今昔物語 遠くに足音が聞こえる」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260004/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「Nゲージ山麓レイアウト ジオラマ コンテスト入選作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 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2024.12.05
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お蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。銀座の本店が鉄道模型だけ移転して初めての訪問でした。地下鉄銀座線のB4出口から1分ほどですが、銀座4丁目交差点の服部時計店の方向に歩いて、角にグッチがある筋を左に曲がると、写真のような少々分かりにくい天賞堂ビル入口があります。その3階です。今回訪問して重要と感じた点は、次の4点です。1.銀座店はフラッグショップとしてオンラインストアとは別に独自の在庫を持っているので、オンラインストアで在庫がなくても銀座店に問い合わせればある可能性があり、クレジットの場合5%、現金払いの場合8%のポイントが付き、税込3万円以上は送料無料です。2.修理は私の場合、江東区千石にある模型商品部に直接依頼してきましたが、顧客サービス志向が強い銀座店にお願いする方が、きめ細かい迅速な対応をしていただける可能性があります。購入品のナンバープレート取付けや多少の走行・点灯・連結の調整、軽修理は接客の合間に店頭でされていました。3.銀座店は模型営業部で運営されており、商品知識は模型商品部が製作サイド(構造、材質、下請け工場、修理方法など)の視点で深いのに対し、模型営業部は顧客サイドの視点で深いので、過去の販売商品の変遷や各モデルの仕様、定価、予約状況、Tenshodo Book記載内容などに関してより丁寧に詳しく回答いただける可能性があります。事前に電話で相談し、来店客の少ない曜日、時間帯に訪問されることをお薦めします。営業時間:木曜定休、月曜~土曜11:00-19:30、日祝日10:00-18:304. 完成品だけの販売かと思っていましたが、オリジナル小物パーツや真鍮線/アングル、塗料など素材も販売しています。エレベーター乗って3階で降りるとそのまま店内になります。やはり、卸元ですから、他の専門店に比べて在庫品目は多いですし、現物を見ながらの色々質問ができるのが有難かったです。HOは自社製品に加え、エンドウ、KTM、トラムウェイ、U-TRAINなど大手だけでなく、意外にもマニアックなピクタの叡電なども陳列されていました。一般的な印象としては、オンラインストアに比べ、薄く広く在庫がある感じです。商品単価が高いので、天賞堂製品に関しては他の専門店もこれだけの在庫は持てません。他社製品では、トラムウェイのC60やEF60、U-TRAINのキハ58なども並んでいました。KATOのD51も来春、貨車とともに入荷予定です。銀座本店とオンラインストアの在庫は天賞堂鉄道模型公式HPでこのように確認できますが、電話でも確認したほうが次回入荷見込みなど、関連情報も教えてくれます。https://models-store.tenshodo.co.jp/例えば、オンラインストアの在庫にない、C57 3次形やD51 東北仕様屋根延長形や、最新モデルのC62常磐タイプゆうづる牽引機もありました。クラウンモデルを例にすると、C5711のかもめ牽引機はオンラインストアと銀座店の両方にありますが、C57180JR東日本仕様は銀座店にだけ5-6両あり、全く予定外でしたが、気持ちのいい丁寧な接客をいただいたこともあり、思わず買ってしまいました。税込み418,000円、トホホ・・。言い訳をすれば、2009年の門鉄デフ仕様のC57180定価28万円と見た目の精巧度では同程度ですが、走行は静かではるかにスムースであり、前後のイルミライトも随分明るくなっています。この11月に予約完売したC622、C623、C6215の定価594,000円に比べると割安で、C57も次回生産される時は同じような価格になりそうなので今が買い時かと。機関車だけでなく、客車、電車、DL車の品揃えも中々のモノでした。うまく自社製品と組み合わせてラインナップの充実を図っています。右側にエンドウのプレミアムシリーズの瑞鳳やクリスタルエキスプレスの編成などが並び、左にはNゲージのKATO、TOMIX、マイクロエース、グリーンマックスなどもあります。克明に在庫調査したわけではないので、興味のある方は先出の天賞堂鉄道模型公式HPや直接電話でご照会下さい。また、銀座本店独自のHPもあります。https://x.com/tenshodo_modelsこのサイトを見ていると、例えば、上記お召列車1号編成の新旧製品の違いなど、製品情報の詳細も説明されたいます。また、色んなイベントを店内で開催し、すでに完売したブラス/プラ蒸機などのモデルが数両単位で蔵出し販売されることもあるので、時々チェックするといいと思います。ショーケース右側の他社HO製品のアップ写真です。このように店頭で軽整備の作業も対応されています。写真は寺村係長で、もう一人の森係長も丁寧に接客してくれます。実際、気になっていた9600のイルミライト テンダー後方照明灯に関して、快く相談に乗っていただき、購入したC57を無料配送いただいた中に着払い宅配便伝票が同封されていて感激しました。他社製品のディーテルアップキット購入品の取付けも有償で引受けてくれるようです。工作の苦手な方は個別にご照会下さい。こちらは新製品コーナーだったと思います。線路類の在庫はKATOやPICOを中心に豊富です。真鍮線、角棒、アングルの在庫が意外にも豊富だったので、驚きました。塗料もこの通り意外に豊富でした。海外製HOサイズのフィギアも豊富でした。ぜひ、皆さんも銀座本店を訪れてご自分の目で品揃えや商品知識、接客サービスを確かめて下さい。他社品やNゲージモデル、小物類など思いのほかに品ぞろえが充実して、お店の方々とリレーションを持たれる価値はあると思います。なお、移転に際して2019年2月に閉店してしまった中古部門のエバグリーンショップは、渡辺店長以下の元スタッフの方々が中心になってU-TRAIN ANNEXとして渋谷の宮益坂で営業されており、長らくサイトリニューアルで休止していた通販も2024年11月から再開されています。https://u-trains-annex.com/その後、お電話でお話して、店長の渡辺様と須藤様のお二人が拙宅にお越しいただき、模型やレイアウトをご覧いただきながら、親しく1時間半ばかりお話しできる機会がありました。私の印象ではお二人とも天賞堂での勤務経験が長かっただけに、銀座本店の寺村係長や森係長ともまるで社内のように親しくされており、天賞堂のブランドに対するプライドと商品に対する愛情を強くお持ちであることが心に残りました。IMON(MONTA)や名古屋のラディッシュなどを除き、多くの中古取り扱い店が概ね定価の30%前後くらいでの買取しか行わない中で、委託取引のみで手数料は20%とリーゾナブルで遺品整理など遺族が自宅で中古品を丸ごと渡しても、元箱との照合や整理、清掃などもやってくれるそうで、売れた品物から手数料差し引きで銀行振り込みいただけるので、遺族にとってもこれ以上有難い条件はないと思います。豊富な商品知識があればこそできるビジネスモデルです。他店は委託の場合でも自分で元箱に整理保管した状態で店頭に持ち込み、査定いただいたうえで、委託か買取の契約を結ぶのが通例ですから、何も分からない遺族にとっては大きな助け舟になろかと思います。いずれにせよ、質屋やBOOK OFFに持ち込まないよう、遺族には専門店コンタクトリストを渡しておくのが最低限のマナーではないか感じます。再開したANNEXの販売サイトを拝見すると、中断前のサイトに比べ、写真枚数や商品説明も多くなり、親切になったと思います。人気商品はあっという間に売約済みになるので、探している商品を登録しておけば、入荷通知が来るような利便性もあれば嬉しいと思います。今後、実際に委託販売や中古品の購入をしてみて、その体験談を更新していきますので、よろしくお願いいたします。このブログも閲覧数が153,000件を超え、鉄道模型の別テーマに関しても、お気軽にご覧下さい。「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/ 「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/ 「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「サウンドを極める 天賞堂カンタム、KATOサウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「パソコン バックアップ・ストレージ・デバイスの選択」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202510130000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「歌舞伎 事始め 鑑賞教室から京都南座・大阪松竹座公演へ 愛之助、中車、鴈治郎、獅童」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405120000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.12.01
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。背景と概要:ビンテージ蒸機は当初、棒モーターで駆動され、トルクと耐久性があるものの、鉄心にコイルを巻いたコアの大きな回転音とキャブ内にまで飛びだす大きさが、リアル感を求めるうえで大きな障害になっていました。天賞堂の製品を例にとると、当初の黒ラベル製品は棒モーターとしてMH-8とMH-9が盛んに採用されていましたが、1980年に入ると缶モーターが主流になり、1985年から発売されたHGシリースでは全て缶モーターに統一され、キャブにはバックプレートが装着されるようになりました。ただ、当時採用された缶モーター、「マシマ1630」や「フルイチ1623」はトルクを確保するために、それなりに大きいものでした。なお、ここで言う「缶モーター」とは、Y字形の鉄心にエナメル線を巻き付けた「コア」が付いたモーター、つまり「コアード・モーター」の意味で使っています。「コアレスモーター」は全部缶に入っているので、これも「缶モーター」なんでしょうが、「コアードモーター」より「缶モーター」のほうが一般的に普及していますので、ややこしい言い方はしないようにします。ご了承下さい。写真は1997年製の天賞堂HGシリーズC57に搭載された缶モーター「マシマ1630」です。全長は従来の棒モーターMH-8の45mmに比べ短くなったとは言え、まだ32mm前後あります。これは外径を小さくすると内壁のマグネットを薄くしなければならず、磁力が落ちてしまうので、全長を伸ばしてマグネットの量を増やしトルクを確保したためと思われます。それでも缶モーターは何とかキャブ内のバックプレートよりも前に収まっていますが、モーターの小型化だけでなく、ギアボックスの一体化も図られたのが分かります。缶モーターの幅は1980-1990年代の標準サイズ幅14mmで中大型機には搭載できますが、C50やC56、C11のようなボイラーの細い小型機には収まりません。そのため、当時はまだまだ非力でしたが、幅12mm前後のCOPALやキヤノンのコアレスモーターが1980年のC53#488や1993年のC56#545に一時的に使われました。しかし、牽引力不足は明らかで市場からは受け入れられませんでした。1997年や1999年になるとコアードの缶モーターもようやく幅12mm以下まで小型化されて、「マシマ1628」や「フルイチ1623」がC50#559やC58#532に搭載されるようになり、広く普及した経過があります。写真は恐らく2000年頃のメーカー不明の缶モーター(コアード)ですが、先出の「マシマ1630」に比べ、幅は14mmと広いものの、全長は25mmとかなり短くなっています。これはAdachiから市販されているMC1525とサイズから見て同一と思われます。Adachiの製品は品番5009でMC1525モーターだけでなく、取付けアダプター、ビス、軸径変換アダプター、ラグまで付属した良心的な製品で最近再生産されました。定価4,180円でホビーサーチで10%OFF3,762円で通販されています。ECO MODELでも買えると思います。別々に入手するよりも手間もかからず、割安かも知れません。最新のマシマの小型缶モーター(コアード)3種と1970年代の棒モーターのベストセラーMH-8とMH-9を比較のために並べてみました。缶モーター(コアード)は2000年以降になって14mm幅からさらに小型化され、写真の3種では各々10mm、11.5mm、12mmです。重量も棒モーターの40g前後に対し、16g-18gしかありません。缶モーターを主台枠に取り付けるアダプター(マウント)も数少ないAdachiやエンドウの旧来品(製品名「モーターフォルダー」等)だけでなく、最近では汎用のスグレモノがモデルアイコン社から販売されました。写真のモデルアイコン製の汎用アダプターは取付けビス穴と位置が工夫され、幅14mmの標準サイズ缶モーターだけでなく、幅12mmの細身の缶モーターやコアレスモーターもM2ビス2本で取り付けられます。概要は以上の通りです。これから具体的な交換手順の説明に入ります。まず、最難関のC56やC11、C50、C58などのボイラーの細い小型蒸機の缶モータ交換作業から説明します。起こりうる障害と必要な加工作業が全て入っているためです。後出の天賞堂C59やAdachiC57のケースでは作業がずっと楽になります。1. KTM C56の缶モーターへの交換ボイラーの細いことが、単に缶モーターの選定の制約になっただけでなく、取付けアダプターのかなりな加工を強いられました。ただ、この経験は程度の差はあれ、中大型蒸機での缶モーターへの交換でも役立つことなので、ぜひご覧いただければと思います。次々に課題が生じて、組立と分解を繰り返す紆余曲折がありましたが、皆さんはこれらを予見して遠回りせずに作業いただけたらと思います。KTMのC56を分解します。棒モーターが限度一杯の大きさであることが分かります。棒モーターを外すと改めて分かりますが、この棒モーターは元々かなり幅が狭くてコンパクトなうえ、モーター軸も20mm近くあって異様に長い特別仕様の設計になっていたようです。缶モーターで現在よくヤフオクなどで出品されている標準幅14mmの缶モーター(写真銀色)でさえ仮置きすると幅が収まらないのが分かります。😢なお、写真一番左の棒モーターは天賞堂の中大型機に標準装備されていたMH-8ですので、元々C56に装着されていた棒モーターのコンパクトさがよく分かると思います。そこで、マシマの幅12mmのより小型の缶モーター(写真の上側黒色)を付けることにしましたが、探すのが大変でヤフオクで半年近く掛かりました。😢将来交換を計画されている方は早めの手配をお薦めします。「エコーモデル」にはあると思います。アダプターは前述のモデルアイコン製の汎用製品が適合するので装着しました。「エコーモデル」や「れーるぎゃらりーろっこう」など専門店のほか、モデルアイコン社のHPや「ホビーサーチ」など通販サイトでも入手可能です。KTM C56にアダプターを付けた状態で小型缶モーターを仮置きしてみると、幅は12mmで大丈夫ですが、モーターの位置が高すぎるうえ、軸長が10mmと短いので、ギアに届きません。😢ウォームギアをモーター軸の軸長10mmのギリギリ端まで寄せて仮止めしましたが、まだまだ届きません。😢モーターをギアのほうに寄せるためには、アダプターを主台枠の内側に落とし込む必要があります。それにはアダプターの幅を主台枠内寸まで削らなければならないことが判明しました。😢アダプターの幅を現物合わせで削っては主台枠に当てて、収まるよう調整します。アダプターが主台枠にすっぽり収まったら、次にモーターの取り付け位置を低くする加工に入ります。L字形に折り曲げられたアダプターをさらに低い位置で折り曲げ直すためにアダプターにヤスリでV字形の溝を掘ります。アダプターを万力に挟んで折り曲げなおし、缶モーターを仮に取り付けて、高さを調整します。折り曲げ直したアダプターの折り目が切れないよう、ハンダで補強します。アダプターの加工が一通り終わりました。加工前のアダプター右側と比べてみて下さい。幅、高さとも縮減されています。加工後のアダプターを缶モーターに仮止めしました。右側が加工前のアダプターです。KTM C56にウォームギアを仮止めして、ギアとの嚙み合わせを見ながら、モーターの取付け位置が適当か確認します。缶モーターの軸を削って、ウォームギアの取付けビスが止まるようにします。削った箇所は分かりやすいように私は赤マジックで印を付けました。アダプターを主台枠に取り付けるための2mmネジのタップ位置を主台枠の裏側からヤスリの先で傷つけて印をつけます。「主台枠側の2mmネジの調整用楕円形穴」に合わせるアダプター側の印が付きました。アダプターの必要なステー長の目印も付けておきます。あまり長くするとテンダーのドローアのセンターピンと干渉してショートしますので、注意してください。アダプターを切断後、タップを切るための穴位置をセンターポンチで決めます。2mmネジのタップを切るための下穴は1.5-1.6mm径で開けます。アダプターの真鍮版は厚さ1.2mmなので、非力なミニリューターよりコードレスの電動ドリルを使いました。次に2mm径のタップ(通常のMネジなら0.4ピッチです)を立てます。アダプターに対してタップが垂直になるよう、注意します。加工したアダプターに缶モーターを取り付けて嚙み合わせに問題ないか、確認します。アダプターの上半分の幅がKTM C56の主台枠より広くて飛び出ています。これが後で問題になります。アダプターの下半分がすっぽり、主台枠の中に収まっているのが分かります。KTM C56に通電して正常にクランクが動くことを確認します。万歳! 実はここからも大変でした。😢モーターに「右プラス前進」で配線を施し、テンダーを連結して試走させます。私はミスを防ぐために写真の右側のように電極と進行方向をラベルで視認できるようにしています。配線のハンダ付け状態です。モーターの側面を+の赤コードが横切っていますが、これが後で問題になります。KTM C56にルンルン気分で車体をかぶせたところ、アダプターの上半分の幅が大きく、ボイラー内面に引っ掛かっているのが判明しました。また、モーター側面に回していた赤コードもボイラーの内面に当たっていることが判明しました。😢邪魔になっていた赤コードを取り外し、アダプターの上半分を缶モーター幅まで面一になるよう、ヤスリで削り取ります。アダプターの上半分がボイラー内壁に漸く引っ掛からなくなりました。左側は加工前のアダプターです。M2ビスの取付けタップ穴に掛からないギリギリまで小さくなったのが分かります。アダプターの横幅も缶モーターの幅と面一にまで削っています。こうしないと主台枠に入りません。缶モーターの側面に回していた+側赤コードは外してモーターの真上を通るように変更し、目立たない黒コードに付け直しました。車体裏面のボイラー内壁幅に缶モーターがギリギリで収まるようになりました。最終缶モーターが収まった状態で、元々の棒モーターや14mm幅の標準缶モーターと比べてみました。KTM C56のような小型蒸機は取付け環境がかなり厳しいのを実感します。KTM C56をレイアウトで実際に走行させた結果、ウェイトを追加で搭載する前で、ピポット車輪の2軸ブラス貨車なら7-8両、急行貨物のボギー台車の長尺ブラス貨車なら4両編成の貨物列車を牽引できることが分かりました。プラ製の客車であれば、5-6両は引けそうです。小型缶モーターのトルクには満足していますが、これ以上ウェイトを増量して無理をさせるつもりはありません。当レイアウトでは通常はブラス客車7-8両は標準編成なので、C56は当面貨物列車や混合列車に活路を見出しそうです。→下の写真のように、プラ製客車でさらに活路が広がりました。2024/12/20: KTM C56に天賞堂のプラ製はつかり客車8両編成を引かせたところ、C62/61が本来牽引する特急列車編成で快走しました!天賞堂のクラウンモデルやHGシリーズは元々牽引力が弱く、ウェイトも増量しにくいので天賞堂としては苦肉の対応策として客車の軽量化を進め、それがモロに功を奏した結果になりました。走行音が軽すぎるのは改善検討中です。室内照明付きの客車重量は@140-150gでブラスの半分に過ぎません。同じ天賞堂のブラス製旧型客車です。室内照明、インテリア、フィギュア搭載のフル装備とは言え、プラ製の倍の重さです。ヤレヤレ。ご覧になるほうも長丁場で大変だったと思います。最後までどうも有難うございました。2. 天賞堂 C59の缶モーターへの交換次に中大型蒸機への缶モーター搭載事例を天賞堂のC59黒ラベルを題材にご紹介します。先出のC56のような小型機と決定的に違うのは、スペースにゆとりがあるので、缶モーターアダプターの整形加工は必要ありませんが、トルクもあるので、缶モーターとギアボックスとの接続部分の加工が必要になることです。まず、天賞堂C59の車体を分離して現状の棒モーター「MH-8」の搭載状況を確認し、交換予定の缶モーターにアダプターを取り付けて、交換後の取付け位置を検討します。今回、使用する写真の缶モーターは恐らく2000年頃に発売されたメーカー不明品ですが、比較的ヤフオクでも安価(@700-800円前後)に入手しやすく、幅は当時の標準14mmで、全長は25mmと最初に登場した缶モーター「マシマ1630」や「フルイチ1623」に比べると大分短くなっています。回転数、トルクも適当なので、ヤフオクでまとめ買いしてストックしています。軸長は10mm、軸径は2mmで、アダプターにはM2のビス2本で容易に取り付けられます。現在、メーカー名や定格電圧など出品者に詳細を照会中ですので、分かる範囲で追記します。缶モーターの軸径は2.0mmです。他方、天賞堂のギアボックス側のシャフト径は規格の2.4mmです。棒モーター「MH-8」の軸径も同じです。軸径が0.4mm異なりますが、缶モーターを仮置きして「れーるぎゃらりーろっこう」で購入した手持ちの「2.0-2.4mm用」のゴムジョイントをはめてみたところ、うまく接合できました。ジョイントの全長は30mmで少々長めですが、缶モーター軸は10mm長、ギアボックスシャフトも10mm長で各々入っているので、大丈夫かと思いました。うまく接合できてほっとしましたが、実はあとで問題が起こります。缶モーターの取り付け位置が確定したので、アダプターに主台枠への固定用タップを開けます。写真は主台枠側の楕円穴にヤスリを入れてアダプターに穴あけの印をつけたところです。中大型機の主台枠のモーター取付けビスはトルクが求められるので通常M3の0.5ピッチのはずです。C59もその通りだったので、センターポンチで位置決めをしてから、M3タップの下穴を2.5-2.6mmで開けます。C56の時と同様にアダプターは厚さ2.4mmで結構厚いので、非力なミニルーターに代えて、コードレスのハンディドリルを使いました。タップを垂直に注意しながら立てます。M3になるとかなり力を入れて押し込むように回す必要があります。これで缶モーターが固定でき、通電テストをしたところ、快調に動きました。うまく動いたので喜んだのも束の間、後で問題が起こります。「右プラス前進」の原則に注意して、配線します。私はミスのないよう、電極にシールを貼って+ーの区別をその後の作業で考えなくてもいいようにしています。そして、実際に天賞堂C59にテンダーを連結させてレイアウトで貨物列車を牽引させたところ、ジョイントゴムが空転して円滑に走行しないことが判明しました。ゴム系接着剤を塗って固定しようとしましたが、回転の負荷が掛かると簡単に外れてしまいました。「れーるぎゃらりーろっこう」で分けていただいたジョイントは、「2.0-2.4mm用」のゴム製でしたが、実際の内径が1.9mm前後であったため、軸径2.0mmの缶モーターでは滑ってしまったようです。材質が硬化しやすいゴムだったことも弾性不足に拍車をかけたようです。そのため、天賞堂C59を再度分解して、ジョイントを交換することにしました。「れーるぎゃらりーろっこう」の床次社長と相談し、写真のシャフト径変換ブッシュ(2.0mm→2.4、1.5→2.4、1.5→2.4)とシリコン製チューブ内径1.2mm、1.4、1.5、1.9)を購入し、色々試すことにしました。チューブは材質開発が進んだ現代ではやはりシリコン製がいいようです。色々検討の結果、最も方法がカンタンな写真のIMON製シリコンチューブ内径1.2mmに交換し、正常走行できるようになりました。ついに天賞堂C59も缶モータに交換して、急行貨物列車5両を牽引して快走できるようになりました!ここまで作業時間は正味3時間くらい掛かりましたが、C56の小型機のようなアダプター整形加工は不要だったので、次はAdachiのC57も交換したいと考えています。材料は今回揃ったので、手慣れると簡単に済むと思います。今後も交換事例を追加していきますので、よろしくお願いいたします。3. 最新情報:トルクのある大型蒸機用コアレスモータの出現2024/11/27にEKO MODELに伺った時に、つい最近モデルアイコンからトルクを最大限引き出したコアレスモーター「MIMO0104」が発売されたことを教えてもらい。先出の事例2の缶モーター@700-800円に比べ、まだ@4,000と大変高価でしたが、今後の可能性を検証するため、買って取り付けることにしました。なお、モデルアイコンの通販HPですと、なぜか5,170円もします。並べた5つのモーターうち、一番左が今回発売された大型蒸機用の「コアレスモーター MIMO0104」です。重さは10g強しかありませんが、大きさは14mm径なので小さくないことに注目してください。その右側に並んだ4つのモーターは全て鉄心コアのあるコアードモーターです。先出事例2のメーカー不明の缶モーターは右から2番目で、一番右側は棒モータMH-8です。早速、固定マウント用のアダプターをM2ビスで取り付けました。また、元々中国製の汎用モーターを鉄道模型用に仕様変更生産した製品であるため、シャフト径は1.5mmしかなく、軸長も5mmしかありません。そのため、モデルアイコンからシャフト変換ブッシュが併売されており、今回それで軸径を1.5mmから2.4mmに、軸長を5mmから7mmに変換しました。3-1. Adachi C57門鉄型へのコアレスモータ搭載コアレスモーターへの乗せ換え機種に選んだのは、ボイラーが細いAdachiのC57門鉄仕様の特急かもめ牽引車です。まず、車体を分離して現状の棒モーター「MH-8」の搭載状況を確認し、交換予定のコアレスモータにアダプターを取り付けて、交換後の取付け位置を検討します。AdachiC57の主台枠に棒モーターを固定するのに頭の大きいM3平頭ネジが使われていますが、モーターも軽くトルクの反発も小さいので、工作のしやすい通常のM2プラスネジに変更します。例によって、主台枠の小判型調整穴に合わせてアダプターにタップを切る位置を決めて印を付けます。M2の下穴として1.5mm径の電動ドリルで開けます。缶モーター交換と同じ要領です。垂直に注意して、M2の0.4mmピッチのタップを立てます。コアレスモーターと言えども、幅は14mmあるので、ボイラーが細いC57では余り前方で固定しようとすると下の写真の赤丸のように火室に当たるほか、軸箱スプリング式の動輪にも干渉するとショートする可能性も出てくるのでよく注意して位置決めしてください。シリコンチューブをつないで、軽快に動くか通電テストします。先述の通り、コアレスモータは軸径1.5mm→2.4mm、軸長5mm→7mmに変換シャフトを入れて加工しています。シリコンチューブはIMONの内径1.2mmを使用しました。私などは昔のゴムチューブの感覚が強いので、接続部分の中央にシャフトが入っていないと、耐久性に不安を感じるのですが、さすがシリコンは試走させても問題なく、ねじ切れるような品質ではなさそうです。さらに、急がば回れ!Adachi C57門鉄形をテンダー連結状態にして集電テストします。特に問題なかったので、配線作業に進みます。右プラス前進の原則どおり、配線してハンダで固定します。上側の電極がマイナスだったので、間違わないよう青のシールを貼りました。コアレスモータ交換後のAdachi C57には、バックプレートが楽勝で装着可能です。細部を調整のうえ、取り付けます。キャブの天井にはボイラー内に追加で積む余裕がなかったウェイトを付けています。Adachi C57門鉄形を試走したところ、無事スムースに走りました。超低速時も含め、この@4,000円の強化されたコアレスモータのトルクに問題なさそうです。今後、様々な客車を牽引させてテストを重ね、微調整していきます。ここまでの作業は慣れてきたので2時間弱で完了しました。なお、通常の電車などの台車に組み込むコアレスモーターではトルクがまだ小さいので、複数動力にしたり、フライホイールを入れないと回転が脈動するようです。バックプレートはエコーモデル訪問時に購入した、WEAST JAPAN製の#2591@2,000円を使いました。メーター類を白く塗ると、ぐっとリアル感が増します。コアレスモーター後尾のハンダ付け配線とショートしないよう、絶縁テープを切り抜いて円筒状のボイラーエンドにはめ込みます。バックプレートを両面テープで固定しました。今後のメンテも考え、モーター脱着に備えておきます。Adachi C57門鉄形はモーター重量が軽くなったので、動輪の密着性を上げるため、従台車のバネを弱くするなど調整し、最終的には天賞堂のプラ製はつかり客車を流用した8両編成の特急かもめを問題なく静かに牽引できるようになりました。トルクのあるコアレスモータはまだ高価なので、今回は初めてテストしたわけですが、結果に満足しています。空気作用管の取付けやウェイトの増量、バックプレートの装着なども加わって、もはやAdachiのC57門鉄形ではなく、天賞堂のHGシリーズのC57のようです。その後、色々な客車で牽引力を試したところ、Adachi C57門鉄形はコアレスモーターに交換する前の棒モーターでは天賞堂のブラス製旧型客車7両編成が牽引できていたのに、交換後は写真のように20gのウェイトを車体に載せても動輪が空転し、牽引できなくなっていました。棒モーターの重量が40gに対し、コアレスモータが10gしかないので、-30gが響いているようです。ただ、ボイラーの細いC57にはモーター交換前にすでにウェイトを55g増量しているので、これ以上増量しようとすれば、Adachiのボイラー内にある標準ウェイトをは外してボイラーに隙間なくウェイトを埋め込む必要がありそうです。今後の課題として検討したいと思います。「ローマは一日にしてならず。」「鳴かぬなら鳴かせてみせよう、ホトトギス。」引続き、経験を重ねて投稿を更新しますので、よろしくお願いいたします。閲覧数が150,000件を超えており、鉄道模型の別テーマに関しても、参考にしていただければ嬉しいです。 「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「HON サウンドを極める:カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「天賞堂 SL-1システムとは何だったのか」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/ 「HOカプラーを極める」:「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO/N 持っててよかった! 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2024.11.23
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お蔭さまで閲覧数が150,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。電車、気動車もいいですが、機関車が牽引する列車はまた違った雰囲気で楽しめます。客車も旧型客車、軽量客車、特急客車など、バリエーションが豊富ですが、貨物列車はさらに多彩ではないでしょうか。今までコンテナ列車こそ、まだ手を出していませんが、それ以外は色々楽しんできましたので、ご紹介したいと思います。1.木材列車「材木列車」とも言いますが、最近見かけなくなりました。昔は伐採した木材は鉄道(軽便鉄道を含む)か、川をいかだで流すくらいしか手がありませんでした。現在のように大型トラック輸送に変わったのは、広い林道を切り開くための重機ができてからです。そのため、木材列車は郷愁漂う独特の存在感があります。トラの無蓋貨車はエンドウのブリキ製ビンテージモデルとKATOのプラ製現行モデルを併用しています。現在、16両編成にしています。エンドウのブリキ製ビンテージ貨車にもインレタやKATO用の白い手すりを付けて古臭さがないようにしました。実際の樹木を搭載するので、1両当たり重量も200g前後重くなります。私の場合、乾燥させた桜やシマトネリコの枝を使いました。支柱は1mm強の厚紙(なければプラ板)をカッターナイフで切り出して、ホワイトボンドで固定しました。ホワイトボンドは乾燥後も塗装を傷めずに綺麗に剥がせるので、現状回復する時に助かります。ボンド乾燥後に艶消しブラックで塗装します。1両当たり6-7本の木材を重ねていくので、見えなくなる中央は途中を空けて軽量化を図りました。積載する材木同士はホワイトボンドで接着しましたが、将来原状回復もできるよう、貨車には直接接着していません。沢山の枝木を切断するので、庭ばさみが重宝しました。枝木の節や曲がりはカッターナイフで成形し、見えないよう下に向けて接着します。この状態では貨車を逆さまにすると互いに接着した材木が外れます。材木を固定するチェーンはアマゾンで0.8mm径、全長40cmの「ネックレス・チェーン」を購入しました。艶消しブラックに塗装したチェーンを支柱にホワイトボンドで接着し、木材を固定します。材木列車は沢山ある貨物列車の中でも異彩を放つ存在感があり、蒸機やディーゼル機関車に牽引させるのが似合います。2.急行貨物列車皆さん、「ロコモデル」をご存知ですか?1970年ころに元製靴業の遠藤春一氏が浅草で起業し、1999年の廃業まで一世を風靡した伝説のメーカーで精密な設計に基づき、主にペーパー製の車両を製作販売していましたが、一部真鍮製のキットも販売していました。この「ロコモデル」の真鍮製ワキ1000キットのディーテルアップ完成品6両とKTMから1970年代に販売された有蓋緩急車ワムフ100の完成品計7両の急行貨物列車を偶然にもヤフオクで発見し、入手しました。伝説通り見た目はボギー貨車の重厚さが再現されて非常によかったのですが、相当長期間放置されていた様子で、そのままではスムースに走行させられませんでした。車輪の磨きと交換、カプラーの天賞堂KDタイプからKD#148への交換、床下機器類の台車干渉部分改造、塗装ムラの修正、所属標識インレタ貼付など、かなり手を加えました。同時代のエンドウやカワイのOゲージの流れを汲んだブリキ製貨車よりは車体の精巧度ははるかに高かったですが・・。改造のうえ、IMONの銀箱に天賞堂のウレタンスポンジを入れて収納すると「馬子にも衣装!」。見違えました。以下、改造の手順を説明します。まず、台車を外して、動きの悪い車輪はエンドウの新品10.5mm径の片絶ピポットスポーク車輪に交換しました。また、ロコモデルキット組立品のワキ1000の中に1両だけ、メーカーが異なる台車TR40が装着されていて、走行抵抗が大きく動きが悪い状態でした。そのため、ホビーサーチで見つけたトラムウェイの類似台車TR42D(1両セット税込2,070円)を購入し、付け替えました。プラ製台車で中央のマクラバリの厚さや適合ボルスターの形状が異なるため、加工して段付きビス、ワッシャも交換しました。プラ製台車はマクラバリが金属製より厚いので段付きのセンターピンが締まりすぎるため、削って自由度を高めました。モデルが古いと最新パーツをポン付けというわけにはいきません。さらに急行列車最後尾に連結する緩急車ワムフ100はKTM製ですが、室内照明がないため改造します。外した元の車輪は今やレアパーツとなった10.5mm径の両絶スポーク車輪でしたので、蒸機の先輪、従輪のショート防止用に活用できてうれしい限りです。また、カプラーは天賞堂のKDタイプが付いていたので、走行中の自然開放を防止するため、KD#148に交換します。車体が20m級客車のように長くないのでロングタイプの#146にしなくても、550RのS字カーブは通過できます。詳しくは別稿の「HOカプラーを極める」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/台車のセンターピン穴をルーターで拡大、樹脂製段付きワッシャを穴にはめこんで床板と台車を絶縁します。室内照明用として、客車用のLED室内照明板(マイクロエースの品番G0002 広幅HO/N両用LED電球色)を短くカットして流用しました。この照明板は写真のように照度が適度に抑えられており、ほかの緩急車やストラクチャーの照明などにも多用しています。点灯を確認後、照明板を室内の長椅子、人形とともに接着します。窓が多いので外から見える室内を塗装します。さらにコードが見えないよう、配線の取り回しを整理して車体に固定します。車体をかぶせて内部の見え方を最終チェック。特に色紙などで照度調整しなくても、この程度の明るさで違和感がないのでほっとしました。9600の二灯仕様の重連で快走中です。「急行小口扱い列車」時代か、「急行貨物」廃止後の急行便表記やオレンジストライプのない時代を想定しているので、実車最高速度75km/hの9600でも違和感はありません。3.普通貨物列車先出の材木列車、急行貨物列車ほどではないにしても、2軸の有蓋、無蓋貨車を混用した貨物列車もすっかり見かけなくなりました。電気機関車はEF81やEF66など現代モデルも揃えていますが、コンテナ列車は味わいがないように感じてまだ保有していません。近代化車両はプレス車体茶色のワム80000までの編成です。製品としては材木列車と同様に、エンドウのブリキ製ビンテージモデルとKATOのプラ製現行モデルを併用しています。カプラーはプラ製のKATOカプラーに統一しています。編成の一体感を出すため、全車所属標識インレタを貼って、白いKATO用プラ製手すりを付けています。所属標識のインレタはレボリューションファクトリー製を使いましたが、貼りやすい優れモノです。エンドウの真鍮製有蓋貨車とKATOのプラ製無蓋貨車に計15両、30面に貼りましたが、台紙の上からボールペンで直接上下左右にこすっただけにも関わらず、一度も失敗しませんでした。ヒートガンでも温めていません。綺麗に貼れたのは、大きなインレタ文字、貨車特有の半艶消し塗装面、比較的柔らかいシート素材(KATOの昔のNゲージ用のように硬くない)が影響していると思います。インレタはいくらスムースに転写できると言っても、メンディングテープを貼るという基本動作を守りたいものです。ボールペンで擦る時に転写マークの位置がズレたり、文字が欠けたりするトラブルは多いです。また、無蓋車トラにはコの字形に折ったボール紙にビニル製のショッピングバックを防水シートとして被せ、艶消しクリア塗料で質感を出しています。艶消しクリア塗料は一部の有蓋車の屋根にも塗布して経年劣化感を出しています。写真では2種類写っていますが、やはりさすがTAMIYA、艶消し効果が圧倒的に高いです。最後尾の救援車掌車ヨ5000は先出の急行貨物ワムフ100と同様に、内部の塗装とインテリアやフィギュアで作りこみ、マイクロエースのLED室内照明板(品番G0002 広幅HO/N両用LED電球色)を短くカットして流用しました。この貨物列車は9600、D51、C58、C56などにピッタリでレトロ感満載です。4.石炭列車北海道や九州を代表する石炭列車は黒一色になるので、少々地味ですがどこか郷愁を掻き立てる雰囲気があります。モデルアイコンのセキ8000を新品で14両揃えましたが、値段の高いわりにプラ製の車輪やカプラーが全く使いモノにならず、全てエンドウの10.5mm径ピポット車輪とKDカプラー#148への交換を強いられました。車体の成型は素晴らしいと思いますので、残念です。石炭は軽量化を考えて、直接積載せずにベース板を厚手ケント紙で作成し、その上にホワイトボンドの中性洗剤入り水溶液をスポイドで垂らして固着させました。また、所属標識は先出の普通貨物列車と同じくレボリューションファクトリー製のインレタを貼りました。モデルアイコンのセキ8000に加え、天賞堂のセキ3000/6000北海道仕様6両を買い足し、ヤードに収容可能な最大20両編成にしました。北海道の三笠鉄道村のセキ3000保存車には架線注意標識が装着されていました。天賞堂のセキ3000/6000の完成品にはなぜか架線注意標識がサイドのみしか貼付されていなかったため、早速、エンド側のハッチ開閉ハンドルの上にも「くろま屋」のインレタを追加しました。また、付属の積載用石炭成形プラパーツに代えて、1mm厚のプラ板に石炭をホワイトボンドで固定して自作しました。写真はプラ板の周囲にまず石炭粒をホワイトボンドで堤防のように固定したところです。石炭は徐々に積み上げて何度かホワイトボンド中性洗剤水溶液をスポイドで垂らしたほうが確実に固定できます。写真手前の天賞堂らしくない貧相な石炭カバーはヒョッとして伯備線石灰列車用と金型を共用したせいかも知れませんが、余りに小粒で石炭に見えません。向こう側がWOODLAND SCENICS社製の石炭粒をお約束のホワイトボンド中性洗剤水溶液で固定した自作品です。段違いにリアル感が出ました。やはり、「こんなもんか」と妥協してはいけませんね。なお、蒸機のテンダーにも全てこのような加工をしています。天賞堂のカンタム機用別売石炭カバーは粒々感が乏しくオートミールのようで使えません。D51のプッシュプル重連で走行する14両編成の石炭列車です。後方補機のヘッドライトが見えます。5.タンカー列車当初、電気機関車やディーゼル機関車に牽引させるタンカー列車はタキ3000クラスを考えていましたが、ボリューム感に満ちたタキ43000が気に入り、全てKATOのプラ製で9両編成としました。収容ケースは手すりなど、出し入れに気を遣う形状なので元箱を活かすにしても。面倒くさくならないように箱を開けた状態でホルダーでまとめるように工夫しました。形状が特殊で繊細なので、元箱の発泡スチロール製の緩衝材を活かした方がぴったり固定できて大変助かります。タンカーは下半分が錆色になっているのが実車の大半ですが、「シンガーフィニッシュ」などと意気込んであまり激しいウェザリングをすると将来処分に困るので断念し、手すりに架線注意の標識を付けてリアル感を出すに留めました。取付けの難度は高いですが、交流電化区間では架線から1m離れていても感電事故があったそうで、タンカーには通常装着したいものです。実物は縦10cm、横30cmですので、1/80としてデカールは縦1.25mm、横3.75mmになります。肝心なのは市販のインレタ選びです。結論的には「くろま屋」か、「世田谷総合車両センター」の製品がいいように思います。他社製もありますが、オーバースケールか、文字が判読できない不良品も見受けられます。なお、両社とも趣味の延長でマニアックに製作販売されているようで、個人に分けてもらうつもりで交渉してください。アマゾンに発注するような調子で、「すぐに返答が来ない」、「発送が遅い」などと文句を言わないように。写真の右下に架線注意のインレタが並んでいるのは、自分で台紙に貼付した加工品です。SLテンダーの後方ハシゴ周辺やキハ58の先頭車運転席の上に標識を貼る場合はインレタを直接貼れますが、このタンカー貨車の手すりに取り付ける場合には固い台紙に貼っていないと綺麗に歪みなく取り付けられません。SL前照灯の下やデフの左右ステー、重油タンクハシゴ周辺などに付ける場合も同じです。台紙は写真のような厚さ0.1-0.2mmの腰のある樹脂シートが最適です。市販品は中々ないので、私はKATOやTOMIXのインレタ保護シートを流用しています。ポリプロピレン製の「クリスタル」調の透明袋でも適しています。セロテープは腰がないので不適です。台紙のシートにまず、艶消しクリアのスプレー塗料を10cmくらいの距離から軽く吹き付け、その上に「架線注意」のインレタを置いていきます。クリア塗料が乾燥したら、上からさらにクリアスプレーをもう一度軽く塗布します。これで完璧です。まず標識を貼る位置にホワイトボンドを爪楊枝で点付けします。次に台紙シートに貼った標識を腰のあるピンセットでつまんでボンドの上に置くように取り付けます。反対側の手すりにもうまく貼れました。EF66に引かれて快走中です。今後も更新を続けていきますので、よろしくお願いします。閲覧が150,000件を超えており、他の鉄道模型関連テーマも気軽にご覧下さい。「HO・Nゲージ複合レイアウト ジオラマ」 https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ Ⅰ蒸機編 Ⅱ蒸機以外編」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HOブラス不動蒸機の再生」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001「ビンテージ蒸機の棒モーターを缶モーターに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「HO・Nサウンドを極める: カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/ HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HOカプラーを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404270000/「HO/N 車両収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「頼れる鉄道模型店探訪 ホビーセンターKATOト東京本社」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412100000/ 「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.11.07
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。2か月に一度ほど六甲展望台のサンデーミートに行きますが、今回収穫があったので、シリーズ2として投稿します。8:10頃に到着しましたが、すでに駐車場の空き区画は2か所だけでした。やはりポルシェが多いです。930系が多いです。見慣れた風景でまたかとは思いつつ、なぜか安心感もあります。古物商の免許を取ってポルシェを7台保有するHさんの74カレラRS。本ブログの「セレブ3」でご紹介した隅本先生の姿もHさんの隣に写っています。元色はシルバーでミツワのディーラー車だそうです。ビックバンパーとダックテールの組み合わせは74だけ。持参されていた74RS専門書を拝見しましたが、この形のドアミラーは74RSの共通仕様かと思っていましたが、何と日本と香港の2地域限定仕様であることを初めて知りました。ほかの地域仕様では73RSと同じ砲弾型や75以降のビックミラーが付いた仕様もあったようです。FRPの軽いダックテールなのに、持病とは言え、ダンパーのガス抜けで下がってきます。😢私がRUF BTR3.4に乗っていた時は重いターボウィングだったので、ダンバーを2本付けていました。こちらは964ベースのRuf RCT。コンプリートカーはアロイスルーフが所有していた1台のみで現在日本にあるとか。これはノーマルターボにコンバージョンキットを組み込み、リアのセミトレに可変ダンバーを付けているそうです(インタークーラーの右横にある赤ノブで調整)。「飛ばすとフロントが浮いてくるでしょ?」と尋ねたら、「そんなことはない」との返事。えっと思ったら、250km/h域の話でした。FISCOのメインストレートではこの仕様なら290kmくらいまで出るはずですが、怖いですよ~。ストライプも鮮やかな930のUS仕様とタイカンターボ。不人気タイカンのオーナには話すのも気を遣いますが、「チャージする場所が限られて旅行に行けないのでは?」と尋ねたら、「あるところにしか行きません。スマホで事前にステーションの予約を取ります。」とのご返事でした。大きな声では言えないご苦労をされているのですね。プロレーサーが所有されるSF90スパイダーを拝見。最近モデルには珍しく赤いヘッドカバーまで綺麗に見えるV8ターボエンジンのマウント位置がこんなに低いのには本当に驚きました。新たな発見です。296もほぼ同じ位置なんでしょうが、ターボとエキゾーストパイプをエンジン上方に回している「ホットチューブ」と言われる構造のため、気づきませんでした。ここまで低いとロールしないのは電子制御デフのお陰だけではないと得心します。マルーンのRZ34型フェアレディZは初めて実車を間近でみました。カッコいい!思わず、240ZGに乗っていたころを思い出しました。実はS30のマルーン色はもっと明るい「ミルクチョコ」のような茶色なんですが、リペイントしたレストア車を見ると、まず例外なく、このニューモデルのような「ビターチョコ」になっています。2025年型の改良モデルが新色も加わって、11/22から受注再開とのこと。うれしいですね。やっちゃえ!日産。今までS30の後継モデルが色々リリースされましたが、最もイメージが近い仕上がりになっているのではないでしょうか。オリジナルデザイナーの松尾良彦さんが生きておられたら、きっと喜ばれたことでしょう。RZ34はZ34と全く同じプラットフォームを使い、Aピラーまで共用していることをご存知ですか?今の日産の窮状を反映した、そのような厳しい制約条件の中で、デザインを一新したチーフデザイナー(専務執行役員)のアルフォンソ・アルバイサー氏の手腕は大したモノですね。前任者の中村史郎氏も凄かったですが、ただ、ただ感心します。リアも中々の仕上がりです。リアクオーターパネルのエンブレムも泣かせます。アニバーサリーのステッカーが貼ってあったので、「フロントフェンダーのエンブレムもあればいいねぇ~」と漏らしたところ、ちゃんと市販されていて手許にストックされているとのことでした。懐かしの3連メーターもあります。中央のナビ画面もS30の雰囲気をぶち壊さないよう、配慮されているのが分かります。エンジンフードは前ヒンジにこそなっていませんが、ノーズを低くするためにいかに苦労したかが一目でわかるレイアウトです。こんなに手が入らないメンテ泣かせの詰め込み方も日産らしいです。昔、「アウトバーン・モーター」というポルシェのメンテショップが世田谷にありました(今は川崎に移ったようです。)が、メカ募集の広告に「手の小さい方はなお歓迎」とあったのを思い出しました。確かにベテランメカの手はヤケドと傷だらけでした。「日産」と来たところで、綺麗に仕上げられたハコスカGTRも観ました。L28ソレタコデュアルのモドキでしたが、ワタナベの10.5Jでリアを面一にするなど、こだわりは中々。特にリペイントのシルバーが最高の仕上がりでした。ご本人は「本来はもっと明るいシルバーなんですが・・・」と謙遜されていましたが、「当時からクリア塗料の日焼けが早くて、ほとんどシャンパンゴールドがかった、このシルバーでしたよ」と熱くなってしまいました。40数台の愛車遍歴で同じモデルを2台買ったのはハコスカGTRと458だけですから、忘れようにも忘れられません。セブンはサイクルフェンダーがよく似合います。目障りなロールケージは横転よりも衝突対策とのこと。確かにリッターバイクとコーナーで正面衝突してもケージが無ければ、即死するかも知れません。また、収穫があるつど、シリーズ3以降の続編を投稿しますので、よろしくお願いします。閲覧が142,000件を超えていて、他のテーマも気軽にご笑覧下さい。「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「六甲展望台サンデーミート 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「六甲台サンデーミート 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504200000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.11.05
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。レイアウト・ジオラマは結構、屋根裏部屋とか納戸、元子供部屋などに設置されている場合が多いように思いますが、単に室内照明だけに頼ると全体的に暗くなりがちです。もし可能なら、太陽光の下に出すと風景が一変するので驚いてしまいます。私の場合、書斎の隣の屋根裏部屋にHO/Nゲージの複合レイアウトを設置しており、書斎との引き戸を開けて少し太陽光を取り入れるとともに、部屋の天井にLEDの電球色室内ランプを付けていました。それでも、もう少し明るくしたいと以前にLEDの白色クリップライトを付けたところ、投光器のように明るすぎて光があまり分散せず照度の調整もできなかったので、すぐにお蔵入りになりました。その後、光が柔らかく分散する撮影用の特殊白色ランプをプロカメラマンから薦められて2年間ほど使っておりました。ただ、発熱が大きく地震の時にガラス片が飛散するリスクもあるため、色々検討の結果、アイリス大オオヤマの配光可変型で照度・色調が調整可能なクリップライトに交換し、一応満足できるようになりましたので、試行錯誤の経過をご紹介します。<撮影用の東芝製特殊白色ランプ>まず、以前に使っていたプロカメラマン推薦のランプをご紹介します。東芝の「フォトリフレクタ フラッドD」という製品名で、確かに光が均一に分散して被写体に影を作らない白色ランプのため、レイアウトでも全体に万遍なく光が当たる長所があり、商品のカタログ写真撮影やオークションの出品商品の撮影にも非常に向いていると思いました。恐らく、画質が要求されるユーチューブ動画やインスタグラムの撮影にもいいように思います。ただ、レイアウト照明としては照度や色調の調整ができず、発熱が大きいのが難点でした。レイアウト全体に照明が分散していて、明暗がないのが分かります。<アイリスオオヤマ製配光可変型 照度色調調整可能のLEDクリップライト>次に今回買い換えた照明です。価格は税込4400円でモノタロウで入手しました。3枚の配光板を照らしたい方向に調整できます。白い樹脂カバーを取り外せるので紙やセロハンなどを挟んで照度や色調を好みに調整できます。何も調整せずに白色照明した状態です。朝か正午ごろに印象です。オレンジ色のセロハンを挟んで調整してみます。暖色系の照明になりました。写真より結構黄色っぽい印象です。続いてセロハンに代えて、厚手のケント紙を挟んだ調整してみます。写真では違いが分かりにくいですが、壁紙の色で見ると違いが出ています。目にやさしい昼光色になりました。当面、黄色のセロハンと交互に楽しんでみます。引続き、更新を続けますので、よろしくお願いいたします。このブログも閲覧が142,000件を超え、他の投稿もお手すきの時にご笑覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HO・Nサウンドを極める:カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/ 「Nゲージ山麓レイアウト ジオラマ コンテスト入選作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「頼れる鉄道模型店探訪 天賞堂銀座本店」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412010000/「HO 頼れる鉄道模型店探訪 エコーモデル」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412060000/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.11.05
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローア―の方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。約40年ほど前に帆船模型に凝っていて、サンフェリッペやヴィクトリーなど、戦艦は合計4隻製作したほか、船型のスマートさに惹かれてカティサークを製作しました。サイズは全長105cm、全幅55cm、全高65cmです。イタリアか北欧か、メーカー名は忘れましたが、チークやローズウッドなど素材は素晴らしい反面、殆どカットされていないうえ、解説書が貧相で、上級者向けとか書いてはありましたが、随分試行錯誤の連続で苦労しました。戦艦に比べて船倉や砲門など船体の製作は比較的楽なのですが、高速船だけに3本マストのロープワークが非常に複雑で、途中で分からないため、神戸商船大学に行って教えてもらったほどです。約8か月間集中して約500時間掛かりました。その間、6畳の部屋は部品準備、部品加工、塗装乾燥、仮組、本組の工程ごとに仕掛品があふれ、どこまで作っても終わらない製作過程はまさに模型の王様と呼ばれるにふさわしい優雅なものでした。しかし、振り返ってみると、製作中だけでなく、完成後もゆったりとガラスケースに入れて保管しておかないと、帆のマストを引っ掛けようものなら、ロープが外れて全体が一気に緩んで垂れ下がってしまい、修復に多大の時間を要します。絵画や彫刻を飾っておられるような広い部屋がないと見て楽しむこともできないので、時間とともに王様の空間が必要なことも分かりました。この模型は製作後、別荘のリビングにずっと陳列していましたが、別荘を処分し、72歳になったのでどなたか愛好家の方に引き継いでいただければ、嬉しいです。最近1か月掛けて、陳列中に生じた損傷個所を修復するとともに、長年のホコリを筆、刷毛、エアスプレー、カメラレンズクリーナー、ウェットティッシュなどを駆使して、丁寧に除去した次第です。別荘からの持ち帰り中に結構マストやロープを損傷していたので、一つ一つ修復しました。修復が完了した現在の状態です。完全ではありませんが、完成時の姿が蘇り、ほっとしています。撮影写真を整理してさらにアップしますので、よろしくお願いいたします。なお、帆船のもう1隻の「戦艦ヒーロー」に関しては別稿をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/またこのブログは閲覧数が142,000件を超え、ほかのテーマもお気軽にご覧下さい。「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「本当のセレブに招待される 1」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「フェラーリ296スペチアーレを待つ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508010000/「バイク趣味の歴史 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「遺品整理、終活、断捨離ズルズル伸ばしていませんか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404200000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「随意契約 備蓄米10kg 美味しく食べてます」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230001/「安くて美味しい和牛ステーキ 山垣畜産」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405190000/「趣味の園芸 ガーデニング」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406130000/「バラで楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405090000/「芝生は奥が深い」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406110000/ほかにも色々ございますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.10.19
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お蔭さまで閲覧数が142,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も3,600名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。2024/10/2-10/4までインテックス大阪で「ものづくりワールド」が開催されていたので、行ってきました。(なお、その後、福岡に続き、東京でも2025/7/9-11に開催されます)クルマ、バイクや鉄道模型などに活用できる技術や素材の先端動向を知りたくて、早速行ってきました。色々新たな発見があって、驚きの連続で感動しました。大きな印象としては4つの潮流があります。1.最近はデジタルやバーチャルがもてはやされていますが、やはりモノづくりは人間の根源的な本能に根差すことで、生きがい、やりがいを鼓舞する非常に重要な要素であることに変わりはないことです。あらゆる事業の基盤になりうる可能性があり、数えきれない企業や人々がそれに携わって日々地道な努力を続けていることを実感できました。2.技術や素材の開発方向が従来の標準規格の大量生産型から特殊な仕様に基づく個別受注生産でしかも小ロット、短納期で対応しようという流れに大きく変わりつつあることです。成長途上国の追い上げに対して、知識集約型の成熟社会になった日本が国際的に太刀打ちし、生き残っていく道でもあります。生産拠点を海外展開した後でも国内の空洞化を防ぐためにも重要な道です。3.巨額な資本投資を必要としない中小企業や地方の企業、個人が活躍できる場が広がっているということです。これは消費者の立場から見れば、インターネットやSNSの普及による情報収集の容易化と相まって特殊な技術や素材を個人でも活用できるチャンスが増えてきていることです。4.技術と素材の高度化により、切削、成形加工、鋳造、レーザーカットなどの境界がなくなってきて、例えば昔、鋳造で作っていた旧車の部品は今なら切削のほうが安くて早くできるとか、以前は金型で成形していたものが今はレーザーカットで容易に短時間に製作可能というような変化が起こっていることです。今回のエキジビションでは6つの会場にテーマごとに分かれて1200社が出展しています。予め、入場登録をすれば無料で入館できます。また、企業規模に関係なく個人事業主でも課長以上の役職者であれば、VIP登録でき、休憩コーナーや無料飲み物サービスがありますのでお薦めします。MONOK24_MAP_J_0823 (manufacturing-world.jp)その後、九州福岡でも開催され、2025年は7/9-11に東京を第一弾に開催されます。私が回った会場順にテーマを整理すると、6号館:機械材料、加工技術3号館:工場設備、備品2号館:次世代3Dプリンター、CAD等の設計製造ソリューション1号館:ものづくりAI、IoT5号館:計測検査、モーション技術4号館:モーション技術、機械材料・加工技術以下、順を追ってご報告します。全般共通各館の会場案内版に加え、入場者に地図も配布されます。初日10:30ころの風景で、この時はそれほど混雑していませんでしたが、段々来場者が増えてきました。初日11:30ころの風景です。各ブースでは展示だけでなく、デモやミニ解説セミナーを開催しているところもありました。6号館の横にセミナー会場が設けられ、外部講師によるセミナーも開催されていました。パーティションで設営されたセミナー会場です。初日11時頃のフードコートです。11:30に早めにランチを取りましたが、12:30頃には出店に行列ができて、座るスペースがほぼ満席状態でした。6号館:機械材料、加工技術大規模工場のロボット自動化というより、小規模な連続する加工作業の自動化ソリューションが非常に多く見られました。このデモではパイプの切断、断面の旋盤加工、ネジ切り、曲げ加工を対象にしていました。姫路鍍金工業所のブース:樹脂や金属へのメッキ蒸着技術の紹介です。複雑な形状への蒸着も可能になっています。写真右の見本スプーンのように鉄、アルミなどの金属への直接蒸着が可能になっています。鍍金業者が環境問題と後継者難で急減している中で、旧車やバイクのマフラー、フェンダー、モール、ドアノブ、ミラー、ウィンカー、ボルトなど、面倒で敬遠されがちなメッキもいずれはやってくれそうです。また、写真左の見本は光沢面だけでなく、デニム生地のような表面仕上げにした蒸着例です。これもかなりの驚きでした。スマホの裏面仕上げなどですでに実用化されているようです。オプティレーザーソリューションズ社のブース:錆や塗装、汚れをあっという間に除去するレーザーのデモをしていましたが、今までのサンドブラストやグラインダーでの研磨は一体何だったんだというくらいのインパクトを受けました。今のところは1500万円くらいして5年レンタルが原則だそうですが、今後低価格化すれば、かなり普及すると思います。本機を単独で購入(5年レンタル)するのは価格的にまだまだ難しいので、受託加工業者が早く出てほしいです。3号館:工場設備、備品コーナーガードやゴムキャップなどのほか、工具、ケースの防護、滑り止め加工など多様な技術が開発されています。愛知県清州のタカハラコーポレーション のブース:「ビバフィルム」や「レボシート」という超耐久カラーフィルムは鉄道の改札など、床に貼られた行先案内標識などで実用化されています。コンクリートブロックでこすりつけても破れないデモをしていました。写真の見本をもらって自宅ガレージの停止線や油汚れの付きやすいバイク駐車スペースのエンジン下部分に貼ってみましたが、破れやハガレもなく、一般消費者向けに市販されればいいと思いました。このような製品は結構、モノタロウで扱っている場合もあります。小型化されたアームロボットによる小規模組み立てラインの自動化ソリューションも多数出品されていました。マテックス社のブース:漏水やエア漏れ、漏電を補修するシリコンゴム製の自己融着テープで、実演デモで水中などでもできる作業の容易さとテープ末端を引っ張って留めるだけの自己融着性、密閉の完全性に非常に驚きました。関西電力でも漏電対策用に採用されたとのことです。写真のサンプルをもらって、ガレージのエアコンプレサーのジョイント部分のエア漏れ補修とバイクのキャブレターのエア吸い込みによる吹き上がり不調の補修に使ってみました。少なくとも一時的な効果はあり、現在、剥がれないか、耐久性をウォッチしています。モノタロウで販売しているようなことを言っていたので、耐久性に問題なければ確認します。2号館:次世代3Dプリンター、CAD等の設計製造ソリューション3Dプリンターは写真のような小物でより複雑な形状のモノに対応できるようになっているだけでなく、他方で大型試作品からのリバースエンジニアリング、大型鋳造品の金型製作、発掘遺跡や化石のレプリカ製作など、用途開発が急速に進んでいるようです。道理でスキャナーが大型対応でワイヤレスの機能が求められるはずです。大阪本町本社の APPLE社のブース:3DプリンターのOEM生産と商社を兼業して20年以上の老舗。従来から普及の大きな障害になっていた3Dデータの作成は、高性能のワイヤレス・スキャナーの開発でかなりカバーされてきたようですが、スキャナーの低価格化と精緻度の向上が現在の課題だそうです。写真左のワイヤレス大型スキャナーは400-500万円くらいするそうで、手で持っている右のワイヤ付き小型スキャナーでも200万円前後だそうです。鉄道模型やプラ模型のように小型で0.1-0.2mmレベルの精度が要求されると安価なスキャナーでは対応できないそうです。200万円前後のワイヤ付きスキャナーでデモをしてもらいました。対象物をスキャンする前に対象物の置かれる平面をまず定義するために特殊シールを7-8枚貼ります。試しにモニターのリモコンを最初0.5mmレベルの精度でスキャンしてもらいましたが、時間は掛からないものの、やはり形状の甘さを感じます。0.1mmレベルにすると5分ほど掛かりましたが、シャープな形状が読み取れました。400-500万円のスキャナーはさすがに照射センサーも多いので、エンジンのシリンダーブロックでも短時間にシャープな形状を読み取っていきます。RICOHのブース:精巧な小型品のスキャンはやはり固定式のスキャナーに軍配が上がります。これで500万円前後だそうです。背後の円盤が回りながら照射するので、対象物を回す必要はありません。大阪本町本社の APPLE社のブース:会場で見た中で最も個人ユースに適合していると思われる3Dプリンターです。これでも150万円はします。市中にはさらに安いプリンターも出回っていますが、使い勝手が悪く、機能に制約が多いので安かろう、悪かろうでは使いモノになりません。トヨタグループ会社のブース:三次元のCADによる製品の生産設計(例えば組み立てやすい製品の構造を設計する)、生産プロセスの設計でもを見せてもらいました。データはパソコンでもハンドルできる容量だそうで、画面をタッチすると生産プロセスの設備部材の品質や調達先などのデータを検索することができ、例えば、不良品が発生した場合に発生原因をざっとCADで絞込み、その後の現場作業を短縮できるのだそうです。1号館:ものづくりAI、IoTオリエントモーター社など数多くの企業ブース:重量を検知して正常なボトルだけを仕分けし、箱詰めするデモをやっていました。液体を充填したペットボトルの分量を検査して、良品のみを選定して箱詰めする工程も原理は同じです。ボトルをAIで選別するアームロボットも形状は極限まで簡素化されて、ステーだけになっています。AIで凹み、変形のない正常な形状の缶のみを選別するデモです。手前に残っている缶ははねられた不良品ですが、肉眼でぱっと見てもほとんど形状の異常は分からないです。5号館:計測検査、センサー、モーション技術キャステム社のブース:脱着可能で通電トラブルが少ない基盤用の接続端子のメーカーで、種類の豊富さと接続の容易性、通電能力の追求姿勢に感心しました。確かに自動車などの車載用半導体では振動や温度変化など厳しい環境にさらされます。写真左が2枚の基板で10本X2列の計20本のピンを同時接続する多重端子、右は基盤にネジ止め用のタップ端子です。各々のサンプルとしていただきました。じっと観察していると、鉄道模型の室内照明や尾灯の端子の接続をリン青銅線でやっていて、通電不良が出れば、リード線をハンダ付けしているのが笑えてきました。太洋電気産業のブース:自動ハンダ付け機のデモをしていました。細かい基盤上でハンダ付け箇所をAI認識し、点付けも流し付けも思いのまま。200度前後の通常融点ヤニ入りハンダを使い、約400度前後の高めに温度制御しています。これは後出の基盤修理の熟練技術者と同じ設定温度で、びっくりしました。今まで350度くらいで下手なハンダ付けをしていましたが、今後は少し高く設定したいと思います(笑)。見事で素早い連続作業を見ていると、昔「トランジスタ・レディ」と呼ばれた工場の女子熟練作業員の方々がいたのを思い出しました。プロ用の温度自動調整式ハンダごてはこんなに沢山の種類が用途別に揃っているとは驚きです。道具より腕の問題とは思いつつ、モノタロウで確認してみます。4号館:モーション技術、機械材料・加工技術ハーモニック・ドライブ・システム社のブース:鉄道模型の缶モーターよりさらに小さいモーターと変速システムで、産業ロボットや航空機などの車載用ユニットです。高級仕様は50万円ほどするそうです。小型ながら高出力で全くガタがないこと、減速比は30:1、50:1、100:1と大きく、ミクロン単位の制御が可能とのことです。鉄道模型のターンテーブルのスロー回転、ピッタリ停止などはトルクや制御精度が求められないので、このような産業用小型モーターなら全く低次元レベルで朝飯前ですね。恥ずかしくて相談できませんでした。変速ユニットで大小、同じ構造だそうで、内側のギアは楕円形の遊星歯車になっていて楕円の長辺2か所で外側のギアを送るように動くので全くガタが出ないそうです。丁寧な説明をお聞きしても私にはよく分かりませんでした。共産圏への輸出禁止になっている高度技術だそうです。YAHAMAのブース:バイクやボートの生産技術を内製化した、かなり大掛かりなFAシステムになっていて異彩を放っていました。LOVEOX社のブース:2名の専門技術者による基盤トラブルの修理デモを行っていました。ヤニ入りハンダで塩化亜鉛溶液などは使わずに、余分なハンダも盛らない早業で電子部品の交換をしていきます。キサゲも使っていませんでした。まず基盤をアルコールでさっと拭き、200度前後の通常融点のハンダを約400度に設定した温度管理コテで巧みに付けて、あとは緑色の防錆液を塗布していました。千代田交易のブース:セラミック軸受けの特殊ベアリングを使ったデモをしていました。錆が出ず、潤滑オイルも不要なので、水中や食品原料の中などの特殊環境で使われるそうです。鉄道模型のギアなども、コストダウンの課題はあるものの、セラミックにすれば潤滑不要で音も静かになるんでしょうね。セラミックはコンベヤにもすでに活用され、「サイレントチェーン」と呼ばれているそうです。なお、基板修理は千代田交易でも行っていました。大丸鋲螺製作所のブース:絶縁性のある樹脂ネジに関して聞いたところ、ポリカ素材を紹介されましたが、ネジ径は金型の制約で2.6mmまでになっているが、さらに小径まで開発したいとのことでした。モノタロウでも他社製で2.6mm径が最小なので、今のところ業界の限界値でしょう。SGK社のブース:エッチングによる生産品を展示していましたが、写真はマイクロステンレスネットに代替する0.15mm前後の極細エッチングネットです。水は表面張力で通さず、空気のみ通すそうです。バイクのエアクリーナーエレメントにも使えそうです。日興精機、キャステムのブース:日興精機は「試作メーカー」として、切削加工、3Dプリンター、真空注型、板金加工などを駆使した短納期の試作製作を紹介していました。また、キャステムではロストワックス、シリコンラバー型、デジタルキャスト、デジタルシンターなどの生産技術を駆使した超小ロットの製作を紹介していました。旧車や模型の単品パーツ製作なども依頼できるかも知れません。デモでは、80-100度の低融点のハンダのようなスズ合金を溶かしてシリコン型に流し込む鋳造を行っていました。シリコン型は原形を3Dプリンターでスキャンして製作します。写真の鋳造サンプルをもらいましたが、とても手で注いだ鋳造とは思えない精巧度でインジェクションによる圧入と間違えたほどの出来栄えです。最後までご覧いただき、どうも有難うございます。このブログも閲覧数が142,000件を超え、他のテーマもご笑覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「HO30-60年前のビンテージモデルを楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202408130000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージサンライズを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403230000/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極まるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「Nゲージ蒸機収納ケースを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406120000/「HO 機関区、ヤード等の製作」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150000/「HOストラクチャー:腕木式信号機と踏切」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503040000/「HO/N レイアウト ジオラマの照明を工夫する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411050000/「HO/Nゲージ 持っててよかった!ツール・サプライ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/Nゲージ 頼れる鉄道模型店探訪 れーるぎゃらりーろっこう」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.10.03
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お蔭さまで閲覧数が163,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,700名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。「全てにこだわって究極の911を作る。」というSinger Porscheに興味を持っておられる方も多いと思います。930モデルに対する郷愁と忘れられないFun to drive、それにアンダーからオーバーステアへの急激な荷重変化に関する恐怖感・・・。値段はともかくとして、これらがSinger Porscheではどうなっているのでしょうか?2024年からディーラーになったCORNES主催の試乗会に行ってきましたので、参考にしていただければ有難いです。場所はジムカーナなどでよく使われる泉大津のフェニックス。今回紹介されたモデルは「クラシック・ターボ」と呼ばれ、1970年代の930ターボと934/5レーサーを各々オマージュした注文生産のカスタマイズド・モデルです。両車とも日本初上陸で、前日は千葉のMAGARIKAWAで同様の試乗会を開催。今回紹介されたモデルはあくまでも個別注文生産のベースとなる基本仕様車ですが、ざっと見た感じは、まさに1970年代にタイムスリップした印象です。私にとっては、18年間乗っていた1987年製のRUF BTR3.4と再会したような思いでした。フロントの「シャーク・フィン(1971年の917以来の呼び方です)」スポイラーとボンネット中央の給油口が930ターボとの違いを強調しています。RUF BTR3.4の比較参考写真です。当時は「京」ナンバーを継続するため、名義はイシダエンジニアリングの石田長造社長のまま、使用者だけを車庫証明用に変更して乗っていました。女房にも「買ったのではなく、ぜひ乗ってみてくれと言われて借りてきた。」と説明して・・。RUFフロントスポイラーはかなり効果的でしたが、それでも220-230km/hを超えた当たりからステアリングが軽くなり不気味でした。現行の911の中では、4WDを外したGT2RSが最も近いです。車体はドアとピラーの一部を除き、全てカーボン製です。リアフェンダーのマットガード部分は単なるデカールではなく、エアインテークに改造されています。車体のターボ・デカールが懐かしいです。サスは聞いたところ、フロントがマクファーソン・ストラット、リアがセミトレとのことでしたので、964のままです。逆に993をベースにすると、マルチリンクになって、カスタマイズが困難になるので敬遠した可能性もあります。ホイールは一見、16インチの純正フックス・アロイホイールに見えますが、BBSの特注品でリムの拡大でインチアップされています。ブレーキはブレンボのキャリパーとカーボンセラミックのローターだそうですが、冷却が苦しそうです。タイヤはさすがにピレリPZEROとは行かず、ミシュランのパイロットスポーツ4Sでサイズはフロント224/40、リア265/40でした。リアから見ると、ウィング下のエアアウトレットやリアバンパーゴム以外は殆ど930ターボと変わりません。なお、カーボンボディは注文時に自由にタルガトップタイプや大型ウィングの選択ができるとのことです。要するに、お金さえ払えば「何でもあり」の世界です。こちらは1976年、1977年にルマンで総合優勝したシルエットフォーミュラと呼ばれるグループ5の934と935を彷彿させる934/5ターボのレーサータイプモデルです。もちろん、個別注文でフラットノーズ化することも可能でしょう。シルバーのマルティーニカラーにすれば、まさにジャッキー・イクスの気分になれそうです。クレーマーカラーにするのもいいかも。カーボンボディの形状もしっかりチリが合っていて、細部へのこだわりを感じさせます。エンジンはまだプロトタイプの段階とのことで、見せてもらえませんでした。リアカウル、ハイマウントウィングの作りも非常にしっかりしていました。ドアノブ後方の丸いキャップは何か聞くのを忘れました。リアから見ると、レーサータイプとは言え、ベース車のシャーシ構造を踏襲する形で製作されているのが、よく分かります。基本的に今回の「クラシック・ターボ」は、型式認定を新規に取るのではなく、改造車の形になるので、この当たりはRUFと大きく異なります。具体的にはオーナーがベース車の964(修復歴がなければ、距離が出ていてもNA車でもPDKでも可)を日本で調達し、カリフォルニアのシンガーではシャーシ、エンジンブロック(クランクケース)、ドアのみを使ってカーボンボディに換装、パワートレインも注文製作し、完成車を日本に送り返して車検はCORNESが改造申請のうえ、取得する方法で検討中のようです。Singerのモデルがなぜ964をベースにしているかを聞いたところ、1989-1994年に56,00台も販売され、2009年の設立時には安価で容易に調達できたからだそうです。エアコンも964から効くようになっているので、日本人としてはうれしい点です。ただ、964と言えどもその後の「ポルシェ・バブル」で安くありません。写真のカーセンサーの広告はざっと探して最も安かった出品例です。2012年のカレラPDKで754万円という出品例がありましたので、993の方が安いくらいです。934/5ターボのレーサータイプモデルの車内。レーサータイプモデルとは言え、展示車は運転席のロールケージがないので、乗り降りは非常にスムースで座った感じもかなりゆとりがありました。ドアは964のオリジナル外板パネルを使っているので、軽くありません。レーサータイプモデルですが、メーターは見慣れた5連を現代化。配置順も同じですが、クラシックタイプと2種類から選べるそうです。スピードメーターは外周がマイル表示、内周がキロ表示で220マイル、350kmまで刻まれています。ドアも鉄板むき出しではなく、内装パネルが付いていて、ウィンドジェネレータのハンドルがなぜか新鮮に見えます。ドアグリップは赤ではなく黒のストライプでRSをオマージュしていますが、初めはポリカネイトウィンドウを落とすストライプかと勘違いしました。ウィンドウは多少薄いかも知れませんがガラスのままです。Singerの正式社名は「シンガー・ヴィークル・デザイン社」で、ポルシェAGとの資本関係や技術提携はなく、完全な受注生産型によりポルシェ911の「レストアとリイマジン」を行っており、オーナーとの「コラボレーション」を盛んに強調しています。つまり、オーナーの意向に沿ったレストモッド(RESTMOD)、つまりRESTORE復元とMODIFY改造の複合モデルなわけです。2009年にカリフォルニアで設立されて以来、2024年2月には延べ300台の販売実績を達成したそうです。2022年のGoodwood Speed Festivalに参加して一躍有名になり、この2年間で売上は倍増し、ファクトリーを新設したようです。写真は恐らく新ファクトリーでの集合写真でしょう。開発生産は全てを車内で賄うのではなく、エンジンはMezger社、電子制御はBOSH社というように専門メーカーの協力を得ています。日本にSingerが知られたのは、2023年11月にニュースリリースされたこの911ナロータイプ(クラシック・スタディというモデル名で450台の限定販売車)が最初でした。73までのナローをオマージュしているものの964カレラベースなので、車幅は若干広いはずですが、ほとんど違和感がありません。エンジンは4リッターまで排気量がアップされ、足まわりにはオーリンズ製可変式ダンパー、ブレーキもブレンボ製キャリパーとカーボン製ローターに換装されています。ボディはすべてがカーボン製。写真の現車はコレクターのオーナーが永三(ユンサン) MOTORS社経由で発注したもので、納期2年、価格8,000万円とのことで話題になりました。販売価格は8,000-9,000万円にも関わらず、すでに完売し、現在は同ナロータイプの受注は受けていないそうです。個人的にはこのクラシックスタディは根強い人気が続くと思いますので、再生産されるでしょう。おなじみの5連メーターと言いたいところですが、全てリメイクされたメーターです。電球色の古臭さはありません。車内もシフトやキックボードを除いてそれほど、目立った違いはなく、ナローの雰囲気を強く残しています。ラジオのように見えるのも真ん中がモニタースクリーンで、ナビやエンタテイメント系を充実させたレストモットが施されています。964のエンジンをベースにモディファイされた4L NAエンジン。日本の改造車検に適合するため、エアファンネルではなく、独自形状のインダクションボックスとエアフィルターを装着し、フラットシックスの形状がより洗練された形で楽しめます。いよいよ、クラシック・ターボの試乗です。当日11:30からの予約でしたが、CORNESのご厚意で10時過ぎから一番目に乗せてもらいました。約400mほどのストレートとジムカーナ的なパイロン設置のコースを最初はSingerのテストドライバーの運転で同乗し、次に一人2周運転することになっていましたが、特別に3周走らせてもらいました。車内はナローモデル「クラシックスタディ」以上に見慣れたダッシュボードとステアリング、5連メーターで拍子抜けしました。エンジン音はノーマルより非常に野太い音色で、吹き上がりもターボを感じさせないシャープさがあり、ポルシェ好きにはたまりません。マニュアルシフトは6速で、RUFの5速、930ターボの当初4速より、進化が見られます。と言うか、走らせてみていきなり2回連続でストールさせてしまい、極端な高回転型でパワーバンドが各々3,000rpm幅くらいでとても狭いのにびっくりしました。RUFも930ターボに比べ、高回転型にチューニングされていましたが、低速トルクも太く街中でも乗りやすかったですが、シンガーはさらに尖らせてあり、6速の理由が分かりました。全体的にハイギヤードなため、1-2速でもクラッチ合わせは神経を遣い、おまけにパワーバンドが狭いのでスロットルを踏んでもすぐ頭打ちして、加速しません。3-4速に入れて初めてそれらしくダッシュします。ルマン等のホモロゲーション取得用に市販されたGT2RSでもこれほどクセはありません。あのじゃじゃ馬バイク、カワサキのマッハⅢを思い出しました。私は試乗1番目だったのでインストラクション通り、コース上の所定の停車位置2か所で一旦停止していましたが、後続の試乗者の方々は停止せずに3-4速のまま、周回していました。当然ですね。私はおまけの3周目でやっと強いクセに慣れてリズムに乗ってきた次第で、本当はあと2周くらい走りたかったです。ともかく、低速のトルクがないので、市街地走行はシフトチェンジに忙しく、渋滞時の発進の繰り返しは結構大変かと感じました。坂道発進などかなり気を遣う筈です。トルクバンドの狭さはよほど不評だったようで、2025年6月発表の世界100台限定「カレラクーペ・リマジンド・バイ・シンガー」からは可変バルブエンジンを初めて採用し、「トルクバンドの拡充」を図ったとシンガー社の広告では強調されています。「カレラクーペ・リマジンド・バイ・シンガー」に搭載されるエンジンは、コスワースとの共同開発で新たに採用された可変バルブタイミング機能が付いたNAの4バルブエンジンです。ただ、すでに4Lなのでこれ以上の排気量アップは難しく、私の読みでは次はツインターボ化して、トルクを太くしようとするでしょう。今回試乗した「クラシック・ターボ」はトルクバンドの狭さに反し、BOSCHと共同開発したトラクションコントロールはかなり高次元で制御されており、パイロンを廻る時もかなりスロットルを踏み込みましたが、ブレークする気配はなく、電子デフによる左右ドライブへのトルク配分が完璧な感じでした。ロールも殆どなく、ニュートラルステアのまま、ゴーカートのように旋回する安定した挙動には非常に驚きました。コーナリング途中でスロットルを踏み込んでもテールが流れる感じがしません。時代の違いもありますが、操安性ではRUFを完全に凌駕しています。今回の試乗で確認できた最大の成果と思います。エンジンは964のブロックを使って(エンジン番号を継承して)、ボア、ストロークとも修正した3.8Lツインターボで、934/5ターボのレースモデルタイプでは吸気を左右のリアサイドガラスに設けたエアインテークから行います。934/5ターボのレースモデルタイプのエアインテークです。最後に価格のお話です。余りに高いので、聞き間違いかとSingerのテストドライバー、CORNESの営業責任者の両方に確認しました。「クラシック・ターボ」のうち、930ターボ風のツーリングモデルは注文仕様にもよりますが、ベース車の964を別にして「100万ドルから」で、円でもドルでも支払い可能だそうですが、964の調達コストや税金、運賃、車検などを入れると2億円にはなるそうです。また、934/5風のレーシングモデルは注文仕様にもよりますが、ベース車の964を別にして、「300万ドルから」で、同じく円でもドルでも支払い可能だそうですが、964の調達コストや税金、運賃、車検などを入れると5億円にはなるそうです。外観と性能をにらみながら、この価格を高いとみるか、妥当とみるか、個人の好みと財力で分かれるところですが、今回はいい勉強をさせていただいたというのが率直な印象です。991.2のGT2RSやGT3RS、RUFのCTR3も何だか安く感じてきました(笑)。皆さんはいかがですか。ブログの閲覧数が163,000件を超えており、他のテーマもご笑覧下さい。「最強ポルシェ992GT3RSレーシングドライバーに同乗!」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202511240001/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「絶対買ってはいけないポルシェGT3RS 中古車選び」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「ロータス エミーラ 2026 3.5L V6SE 国内第1号車をオーダー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「フェラーリに任意保険をいくら掛けるべきか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300001/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「私のクルマの趣味 愛すべきクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「ベントレー 最新フライング・スパー・スピードに乗る」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202507230000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「私のバイク趣味 愛すべきバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/「ブルースロックからブルースへ これだけは聞きたい厳選名盤4枚」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404010000/「軍用機 飛燕甲 キ61-1実機取材」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406200000/「米軍戦闘機細部作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403190000/「プラモデルを極める―軍用機編」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100000/「B17アメリカ実機現地取材」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100002/「プラモデルを極める:B17の作りこみ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403100001/ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.09.22
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お蔭さまで閲覧数が149,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。アルピーヌA110は私にとって因縁極まりない名車です。別稿の「買わなかった2台の名車」で記載の通り、初代A110に関しては相当の紆余曲折がありました。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/さらに、「窮屈すぎて攻められない」という結論で未練を断ち切っていたところに、何と二代目A110が登場!早速、A110リネージとA110Sを試乗し、特にA110Sでは3時間ほど六甲山を自由に攻めることができました。わずか300psでデュアルクラッチ以外、電子制御がないにも関わらず、1,100kg前後の軽さを武器にした絶妙なトラクションコントロールに深い感銘を受けたのでした。ポルシェ911 73RS以来の印象で、ここまでは別稿で記述しました。その後、フェラーリ488ピスタと296GTB以外の日常の足として、アウディ「8J(二代目))」TTクーペRSを使い、高いスポーツ性とリアハッチで長尺荷物もたっぷり詰める利便性が両立しているので随分重宝してきましたが、A110の動向は横目でじっと睨み続けておりました。そのうち大幅な価格改訂があって、軒並み1,000万円オーバーになりました。A110Sではマイナーチェンジに伴い、カーボンルーフ以外のノーマルアルミルーフも標準仕様として加わり、大好きなフレンチブルー1色の車体が選定可能になりました。また、サーキット走行専用とも言えるA110R TURINI(チュリーニ)がラインナップに加わって限定販売されるに至り、またまた本格的な購入検討をすることになりました。A110Rの限定販売は目下3回目の受注が2024/9/17締切りで受付中であり、自分なりの結論を出したので皆さんにご報告させていただきます。新車納車待ちでディーラーの整備スペースに並んでいたA110SとA110Rです。ショールームにあったA110Sです。個人的にはこのフレンチブルーが一番好きです。A110Sのサイドビューです。リアエンジンミッドシップを目指したので、ホイールベースは全長4.2mに対し、何と2.42mもあります。六甲山に試乗に行った時にUターンしようとして最小回転半径が5.8mと大きいのにびっくりした記憶があります。現オーナーに聞いても「狭い駐車場に停めるのは苦手」とのことでした。二代目A110はこの角度から見るのが先代のイメージに最も近いでしょう。フランスでは先代のオマージュとして、ボンネットクランプやセンターモールの貼り付け社外パーツがあるそうです。CIBIEのスーパーオスカーを付けているマニアもきっといるでしょうね。A110はリアからの姿も流麗と感じます。ただ、エンジンは見えません。敢えて見ようとすれば、まず、トランクルームを開けて3個のボルトを外したうえ、さらにリアゲートを開けて6個のボルトを外し、トノカバーを取り外す必要があります。エンジン自体は興味をそそる眺めでもないので、やはり観賞用ではなく、点検保守用でしょう。A110の現オーナーによると、コックピットはルノーの他モデルと全く同じだそうです。そうだとしてもレジェンド用を流用したような初代NSXでの違和感に比べると失望感はありません。いずれにせよ、コンソールが奥にあるのと、ドアの開口幅が広いので、バケットシートに関わらず、乗り降りは非常に楽です。先代A110の難航苦行の着席儀式とはエライ違いです。オーバー1,000万円のモデルと思うと文句を言いたくなるのは次の2点です。1.パドルがステアリングと連動して動かない。デュアルミッションによるキックダウンはそれほどスムースとは思えないので、ハード走行ではパドルの補助がかなり必要にも関わらず、手抜きとしか思えません。ただ、レバーは上端が比較的長いとは言え、レバーの上端、下端がさらに長い交換用の社外パーツもあるそうです。2.ナビの機能が貧弱独自のナビ機能を搭載せず、iPhone/アンドロイドのスマホとリンクさせてディスプレイに表示させる機構のため、反応が遅く、使いモノにならないようです。現オーナーも「曲がってから曲がる表示が出る」と怒っていて、別のナビを付けていました。大半のオーナーが社外品ナビを後付けしているようです。こういう弱点は買う前にはほとんど分からず、買ってから不満が募ってくるので後味が悪いです。自動車雑誌は礼賛ばかりでなぜ何も書かないのでしょうか?ストレートアームのポジションを取っても余裕があります。ステアリングがFF車のように少々寝ているのが気になりますが、乗り降りは逆に楽です。助手席に荷物を置くことを想定し、最大限後方にすらして傾けた状態です。やはり長尺モノはシートを倒しても搭載できないです。乗り降りや仮眠程度など、ゆったりしています。シートの裏側は荷物の収納スペースとしては期待できません。日常の利便性の点では、フロントのラゲッジスペースは間口の大きさはいいとしても浅いので、現オーナーによれば、「ハードケースは厳しく、布製バックなどに限られる」そうです。リアのトランクは開口幅に比べて左右が奥深いので、思ったより広いでしょうが、こちらも浅いのが難点です。また現オーナーによると「リアトランクはかなり熱を帯びるので冷蔵品などは置けない。」とのことでした。あのロータスヨーロッパのリアトランクを思い出しました(笑)。ともかく、いざ真剣に買おうとすると、積載性の悪さは大きな障害になると思います。車内にグローブボックスやドアポケットもなく、小物を置くのも困るので日常使いには結構ネックになります。今回のマイナーチェンジでグレード名のエンブレムが追加されました。簡単に整理すると、A110ピュア→A110 252ps リクライニングシート 1120kg A110リネージ→A110GT 300ps リクライニングシート 1130kg 3A110S→A110S 300ps バケットシート 1120kgA110R TURINI→新規限定販売 300ps レーシングバケットシート 1086kg(フルカーボンオプション時)浅いですが、左右幅はあります。A110Rです。この角度から見ると、オーラを感じさせる凄味があります。このA110Rのオーナーはカーボンパーツとの色の調和を考えて、ダークブルーを選んだそうです。A110Rのカーボン製パーツの象徴のように目を引くのがボンネットです。コストも考えて平織のウェットカーボンのようで余り厚みはありません。エアアウトレットのような造形は魅力的ですが、恐らくこのような成型を入れないと現状の厚みでは200km/h以上の高速で歪んでくると思います。A110Rのカーボンパーツで最も問題になるリアフードです。リアガラスがなくなったせいか、着座すると穴ぐらにいるような雰囲気で、室内にバックミラーがないことにも驚きました。フロントスリッターからボンネット、ルーフ、リアフード、ウィング、ディフューザーとカーボンパーツが続くので、ホワイトなどの明るい車体色ではかなり分断された印象を受けるように感じます。個人的な好みもありますが、A110RではA110の優雅なボディラインの魅力がなくなったと言えるかも知れません。ツールドコルス75 世界限定150台でもリアガラス(プロキシ?)は残していたので、かなりの割り切りと言えます。A110Rのぢフューザーは後方に伸びているので、A110Sより全長で2cmほど長くなっています。A110Rのスワンネックマウントのウィングです。991.2の911GT3RSを彷彿させます。A110Rのマイクロファイバー製レーシングバケットシートはA110Sに比べて深く曲がっていて、ショルダーパットの張り出しが大きいので、A110Sのように乗り降りは容易ではありません。また、サベルトのハーネスベルトは股下に1本の5点式よりさらに両ひざを固定する6点式になっており、リリースはセンターホルダーを押すだけのワンタッチですが、装着はかなり面倒です。助手席に荷物を置く時もベルトがかさばって荷物が落ち着かない印象でした。ともかく、サーキット走行前提なので、当たり前ですが日常の利便性は大きく損なわれているようです。A110Rの見積書です。今回の3回目限定販売は2024/9/17で1か月の受注期間が終了しますが、納期は2025年4-5月だそうです。次の4回目の受注期間はまた設定されるそうですが、具体的には未定です。支払い総額では、A110Rの17,269千円に対し、A110Sは13,199千円と4,070千円の差があります。この差額で得られるものは何か?●エンジンはターボチャージャー付4気筒、DOHC16バルブ1800CCで同じ。 両車とも300ps/6300rpm、340Nm/2400rpmです。●車高はA110R専用シャーシのため、A110Sより1cm低いです。さらにアジャスタブルダンバーにより1mm単位で車高をさらに1cm落とせるようです。この差が運動性能にどこまで影響するのか、私には分かりません。●重量はA110Sの1,120kgに対し、A110Rは1100kgの登録ではあるが、厳密には1086kgになるとのこと。ただし、これはカーボンホイールを装着したフルオプション状態値であり、自動車雑誌では軽さの賛美のみで、カーボンホイールは破損時即交換の必要があり、タイヤ交換はディーラーとBOND大阪、東京くらいしか応じてくれないという不便さを認識されているのでしょうか。上辺だけの紹介記事にはいつも腹立たしく感じています。●最高速度はA110Sのノーマルが260km/h、エアロパーツ装着で275km/h、A110Rは284kmだそうですが、この辺りの速度領域になると到達タイムが問題になります。FISCOの周回でも1.5kmのストレートでそこまで出ないと思います。本来、中高速でハンドリングを楽しむクルマです。いくらカーボンで軽くしてもトルクがないので加速力には明確な限界があります。同じような軽量化チューニング志向のポルシェ911GT3RSでも第1コーナー前で280-290km/hくらいです。●0→100km/hタイムはベースのA110の4,5秒に対し、A110Sは4.2秒、A110Rは4.0秒です。因みにフェラーリ488ピスタや296GTBは2.9秒で、458が3.4秒、ポルシェ911GT3RSは3.3秒です。私は以上を総合して、結局A110Rはパスすることにしました。A110Sの見積書です。ルーフは車体色をフレンチブルーメタリック1色仕上げにしたかったので、カーボンではなく、標準のアルミです。ほかのオプションはブレーキキャリパーの黄色のみで、フロントスリッターやリアウィングのようなエアロパーツは外観のエレガンスを保つために追加していません。なお、カタログによると、エアロパーツを装着すると最高速度が260km/hから275km/hに向上するそうですが、300ps、340Nmでは到達するのに20秒近くかかるでしょうから、あまり意味があるとも思えません。納期は受注後7-8か月だそうです。今契約したとすれば、A110Rと大差ありません。ローンプランです。3年後、4年後、5年後の残価設定は保証ではなく、単なる最終返済額の設定目安に過ぎません。それでも残価率は本体価格A110R 15,865千円、A110S 11,965千円に対して、3年後で50%、4年後で40%、5年後で30%と高くありません。因みにフェラーリの場合、保証ではない設定目安の残価率は5年後で55%です。アルピーヌジャパンは日産グループの新車販売会社なので、独自に中古車販売はしておらず、認定中古車もありません。そのため、中古車の買取価格を維持しようという動機もなく、営業責任者からは「比較的高く買い取ってくれる板金修理ショップを紹介する」と言われたくらいです。A110RやA110Sのカーセンサーなどでの相場価格は希少人気車種ということで比較的高くはなるでしょうが、ディーラーの中古車市場での価格支配力が弱いので買取価格は同じペースでは高くならず、A110Rだからと言って、フェラーリのような底固い資産価値や転売プレミアムは期待できないと思います。現在、最終の発注をどうするか、具体的には5年後の買取価格をもう少し調べて、5年間乗るとした時の売買差額がどうなるか、詰めているところです。軽量化の美名を借りた装備の手抜きが多く、元々の販売価格が高すぎるという疑念は今も持っています。後日談:結局普段使いでFun to driveが日常的に楽しめるスポーツカーとして、ポルシェ911 992.1のカレラT中古車を選択しました。A110は日常の運転を楽しくしてくれる要素は高いのですが、積載性やナビ無しなど、装備の貧弱さが最後までネックになりました。現オーナーや既に発注された方々からコメントをいただけると助かります。よろしくお願いいたします。ブログは閲覧数が149,000件を超えて、クルマに関して色々投稿しておりますので、ご笑覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/ctgylist/?ctgy=1「ポルシェ911 992カレラT ついに買う。Fun to Drive!?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503160000/「ロータス エミーラ 2026/2025/2022モデル 買うために比較する。911、A110を超えたか?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508020000/「買わなかった2台の名車」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210002/「本当のセレブに招待される 1」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404070000/「本当のセレブに招待される 2」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405060000/「本当のセレブに招待される 3」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405070000/「Future Best Ferrari 296GTB」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170001/「296GTB サーキットで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404190000/「296GTB 北海道東北ロングドライブで実力チェック」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202407090000/「Very Best Ferrari 488ピスタ Pista」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402160000/「なぜ458スペチアーレを買わなかったか、復元車の魅力とは?」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404180000/「免責200万円!フェラーリ高額モデルの車両保険コスパ追求」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504120000/「私のクルマ趣味歴 愛するクルマたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090000/「絶対買ってはいけないフェラーリ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403300000/「ポルシェGT3、GT3RSをなぜ買わないか。」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406160000/「アストンマーチン Vantage 期待通り!」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202503130000/「京都北野天満宮スーパーカーミートに参加 」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504280000/「六甲展望台サンデーミートに行く」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404290000/「私のバイク趣味歴 愛するバイクたち」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090001/「詐欺画面にご注意 アカウントブロック等」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404160001/「緊急必読:商品/投資詐欺サイトにご注意! 私も盗られました」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202405020000/「市川團十郎 愛之助 映画国宝を10倍楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202508230000/「VANが青春だった。石津謙介さん」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404300000/「トンプソンM1921「シカゴタイプライター」「トミーガン」」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402260001/「帆船模型を楽しむ 戦艦ヒーロー」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402210000/ ほかにも色々ありますので、お気軽にどうぞ。投稿テーマ一覧です。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diaryall/
2024.09.17
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お蔭さまで閲覧数が153,000件を超え、お気に入りに登録いただいているフォローアーの方も6,400名強いらっしゃいます。ともかく、内容の深さ、正確性を旨として投稿に努めますので、よろしくお願いいたします。今から60年ほど前の小学生5年のころから亡き兄と始めたHOゲージですが、高校生になると次第にバイクや音楽、クルマに関心が移りました。その後、ずっとブランクがあったのですが、10年ほど前、兄の遺品整理でNゲージの作りかけたレイアウトや車両を見たのをきっかけに、Nゲージで鉄道模型趣味を再開しました。その際、自分の手許にあったHOゲージの蒸機や気動車なども納戸の奥から引き出して懐かしく思いましたが、どれも不動で元のお蔵入りになっていました。しかし、Nゲージの山麓レイアウトが雑誌「Nゲージマガジン」のコンテストで入賞してひと段落が付いたのと、高齢化であまりに細かい作業はしずらくなってきたので、一念発起してHOゲージを再開、今ではHO・Nゲージの複合レイアウトを製作して、むしろHOを優先して楽しんでいます。ここでは、30-60年前の天賞堂、カツミ、アダチ、エンドウなどのビンテージモデルを復活させて楽しんでいる状況をご報告します。なお、修復の手順に関しては、別稿の解説をご覧ください。「ブラス蒸機の不動修理」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「ウェイトの増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/また、当時からビンテージモデルを持っていなくても、ヤフオクや中古専門店でブラス製蒸機が気に入って買われることもあろうかと思います。その際はぜひとも「Tenshodo Book」を入手されて、仕様の違いや当時定価、相場感をしっかり持つことをお薦めします。Tenshoco Bookには、写真左の創業50周年を記念して出版された1949-1999年版と写真右の2023年8月に追補出版された2000-2010年版の2冊あります。前者はすでに絶版で古本書店では高ければ35,000円ほどするレア本ですが、肝心の別冊資料編が欠落している個体があるので、「安い!」と間違って買わないように。後者は写真と資料編が一体になっていて、今も天賞堂のオンラインショップで@7,260円で買えます。無くならないうちにどうぞ。製品写真を眺めて楽しむだけでなく、資料編の製品説明を熟読して、SLモデルの変遷を俯瞰したうえで、仕様の違いと当時の定価、現在のオークション相場を頭に入れたいものです。本家天賞堂銀座本店の模型営業部の皆さんがボロボロになるまでご覧になっています。私たちも勉強しないといけません。折角、高価な買い物をしたのに、同じ定番商品番号の後発モデルで前照灯点灯(LEDではない「イルミネライト」で1985年頃から)、テンダー後照灯点灯(イルミネライトで1998年頃から)、テンダー後尾灯(LEDで2000年頃から)、フライホイール(1991年頃から)、軸箱スプリング・イコライザー装備(1983年頃から)などの改良型が出ていますのでご注意下さい。1990年代では製品定価が15万円前後だったのが、2000年代に入ると20万円前後になり、2005年ころには27-28万円に高騰、プラ製モデルも加わって差別化が図られます。2010年にはついに33万円のC62が出現します。2010年代には職人不足が深刻になり、トップエンドモデルは45万円を超えることになります。そして、2024年10月に予約を開始したC622(品番11094)、C623(11095)、C6215(11096)は何と定価が594,000円になりましたが、11月中に生産予定の200両全てが完売、現在キャンセル待ちです。https://models-store.tenshodo.co.jp/blogs/museum/c62それでも、昔は1品番で300-400両生産し、発売された全品番をまとめて買う方が沢山おられたので、隔世の感です。天賞堂の方によると、「定価が30万円を超えたころから買う方が急減し、しかも65歳を超えると皆さん、年金生活で買わなくなる」そうです。そのような背景があり、年々の定価の上昇は円安と生産台数の減少による韓国工賃の高騰の影響が大きく、精巧度とは比例しません。ご留意ください。また、2006年からはダイキャスト製のカンタムモデルが発売され、リアル感は工芸鑑賞品としての精巧度だけでなく、走行音も大きな要素になりました。あまり公言されていませんが、再生ブラスト音は肉厚なダイキャスト製のほうがいいくらいです。牽引力もブラス製車体で缶モーターのクラウンモデルやHGシリーズはブラス製の軽量客車/旧型客車7両を牽引できません。別稿「蒸機の牽引力と走行音を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/なお、ブラス製最高峰の「クラウンモデル」には銀箱に下の写真のような識別マークが入っていますが、製品の広告では単に「HGモデル」と言われることも多いので、昔の「HGシリーズ」製品と混同しないようご注意!また、「クラウンモデル」でカンタムシステムが搭載されている機種は例外的にC62とD52だけで、通常はC56,C57,C58,C59,C61,C62,D51のいずれも搭載されていません。本当に紛らわしいです。買い間違わないように!あと、当時の製品価格や仕様はTMSの新製品紹介(エポックメイキングな製品の解説に限られますが、全体の流れを掴むのに役立つ)、特集記事(蒸機、電気機関車など、カテゴリー別に各社代表製品を掲載)、専門店広告(みどりや、ニットー教材などは製品単体の価格表示広告が多い)をバックナンバーで調べることもできます。6月号や12月号にはボーナスシーズンに合わせて比較的沢山の情報が掲載されていました。それでは、楽しんでいるビンテージモデルを加修内容とともに具体的にご紹介します。① Adachi(天賞堂)C57標準形45年ほど前に「天賞堂とのダブルブランド」で市販されていた(Adachiのオレンジ色の元箱に天賞堂の黒シールが貼付)モデル#1003で、ギアの固着、集電不良などで不調でしたが、OH修理のうえ、ウェイトを増量しました。もう1両の門鉄デフ形と同様にエコーモデルの空気作用管キットを購入しましたが、C57の細身のスマートさにも惚れているので、この写真の姿のまま楽しんでいます。エコーモデルから空気作用管のキットが@6,000円前後で販売されています。ただ、綺麗に取付けにはコツが要ります。別稿「HO空気作用管を極める」をご覧ください。C57はボイラーが細いので、キャブの腰板、ギアボックスの上、屋根などにも赤枠で示したウェイトをぎっしり計60g搭載しました。一般に60gが増量できるウェイトの限界かと思います。いずれにせよ、「ウェイトを積みすぎて動かなくなる」ことはありません(笑)。一般的には40-60g増量すれば十分かと思いますが、写真のように実際に牽引させながら、1個20gのウェイト・ブロックを蒸機の上に順次載せて空転が止まる必要量を確認すると間違いないです。写真では60gですが、増量ウェイトの格納スペースの見当を外観で付けやすいです。Adachi(天賞堂)C57標準形はウェイト増量により天賞堂の軽量客車7両(ブラスモデル、エンドウLED照明に交換、インテリア、フィギア追加)を楽々牽引できます。② Adachi C57門鉄デフ形45年ほど前のモデル#1301で、ドローア部分のショートを修理し、ウェイトを増量。細かいホコリが取れないので、洗浄後に下の写真のようなタミヤのプラサフやセミグロスブラックの缶スプレーでリペイント。さらにエコーモデルの空気作用管キットを取付けました。ビンテージモデルでは再塗装や小改造を加えることが多いですが、塗料は主に写真のようなメタルプライマー、プラサフにタミヤカラーの艶消しブラック、半艶消のセミグロスブラック、艶消のクリアを重宝しています。これらは中々の優れモノです。前者は塗装の食いつきがよく艶加減も一眼レフカメラのような高級感が出ます。また、後者は微妙なテカリの修正に有効で、電気機関車や客車、貨車の屋根にさっと吹くだけで商品価値を損なうことなくリアル感を高まります。お陰でミニ・スプレーガンは使わなくなり、塗装作業の鬱陶しさから解放されました。また、素材は0.2-0.3mmの真鍮線に加え、1mm厚のプラバンと2mmプラ角棒があれば、ロストワックスパーツとの組合わせでほとんど間に合います。Adachi C57門鉄形はウェイト増量により、同じく天賞堂の軽量客車7両を楽々牽引できました。ただ、もう1両の標準形モデルに比べ、モータ音、ギア音が多少大きかったので、結局、コアレスモータの初めてのテスト搭載を兼ねて交換しました。牽引力に問題なく、モータ・ギア音も静かになりました。詳しくは別稿「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」をご覧下さい。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/③ 天賞堂 C59標準形天賞堂の50年ほど前の1972-1974年製モデル#487で、棒型モータ(MH-8)が付いており、精巧度もそこそこです。#487は長期定番商品で同じ#487であっても途中で棒モータから缶モータへの改良など仕様変更があるのでオークションで探す時は注意してください。当時からの長期保管に関わらず、何とか動いたので、ギアの固着、集電不良を修理して、ウェイト増量だけで済みました。エコーモデルの空気作用管を取付けて、随分天賞堂モデルらしくなりました。架線注意標識を取付けました。スチームドーム前のステップ下には写真では分かりにくいですが、小型形を取付けています。天賞堂C59標準形はウェイト増量により、同じく天賞堂の軽量客車7両を楽々牽引できます。ただ、モータ音、ギア音が多少大きかったので最終的には天賞堂の同型後続モデル#487などと同様の缶モータに次の写真のように交換しました。缶モータに交換して、かなり音が静かになりました。詳しくは、別稿「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/④ 天賞堂 C622号機 (#491)天賞堂 C62 2号機(#491)は折損したジョイントゴムを交換し、ギアにカーボングリスを塗布しただけで快調に走行し、棒モータ搭載、ウェイト追加なしのオリジナル状態で、天賞堂のブラス製軽量客車7両を牽引できました。これは機関車単体で575gもあり、AdachiのC57標準形棒モータ搭載のオリジナル状態の507gより70g近く重いためです。バラしても走らせても素性の良さを感じ、さすが天賞堂です。空気作用管がなかったので、5本目の空気管が追加され、六角ユニオンが廃止された「梅小路保存機仕様」のエコーモデル空気作用管キットを取付けました。HGシリーズモデルの精巧さに近づいてきました。棒モータ搭載機ですが、市販のバックプレートを大幅改造して何とか装着しました。主副機関士フィギュアに加え、架線注意標識とゼブラ板の電化対策パーツも付けました。作業が我が家の苗穂工場で完了した出場記念写真です。⑤KTM D52標準形先出のAdachi C57と同じく天賞堂の軽量客車7両を楽々牽引できます。シュパーブラインが登場する前のモデルですが、D52の堂々としたフォルムに大満足。現在、カツミの直営ショップでは蒸機モデルが他社製品含め、全くないのは寂しい限りです。有楽町店の遠藤様のようなベテラン職人も定年退職でおられなくなりました。本機は数々のトラブルを修復し、最終的にはウェイトを増量のうえ、タミヤのセミグロスブラックの缶スプレーでリペイントし、エコーモデルの空気作用管を取付けています。カツミの現状を踏まえ、参考に以下、トラブルの詳細と修理方法を詳しく説明します。ドローアに関するショート原因としては、以下の項目が多いです。1.ドローアが主台車枠と接触している。 特に上下動させた場合やセンタービスのスプリングが紛失したり寸法不足の場合など。2.ドローアの取付ビスの先端やナットがモーターと接触している。 ビスの寸法違いやナット厚違い、余分なハンダの削除不足など3.ドローアの取付ビスと主台車枠の絶縁が不良になっている。 段付き絶縁ワッシャの割れや紛失、代用絶縁テープの破れ、配線端子絶縁カバー欠如など。先輪、従輪のショートとギアの固着を修理したら一旦スムースに走行するようになりました。ギアの固着は昔付けていた粗悪なミシンオイル等の潤滑油が経年でペースト状になり、やがて蝋のように硬化するためです。しかし、修理後も色々走らせるうちにモーター音が大きくなり走りにムラが出て来ました。「棒型モーターは強力」と思い込んでいるマニアの方も多いでしょうが、経年で内部絶縁不良やマグネット磁力が劣化するようです。従輪のショートトラブルは非常に多いので、走行中に止まるような場合は、従輪と先輪をまず外して試走させるとすぐに分かります。対策としては、車輪を両絶車輪に交換したり、従輪台車枠の上側や後端を写真のようにリューターで削除したり、ディーテルアップモデルではキャブ下の空気管、分配弁、圧縮機等のパイピングや従輪の泥溜、給水管などで接触している箇所を突き止めて切断したり曲げたりします。ショートの可能性を少しでも減らす両絶車輪は10.5mm径でほとんど適合しますが、スポーク車輪は非常に希少なので、普段から買い置きしておくと慌てません。ピポット軸であっても車軸先端はグラインダーで削れます。先輪、従輪とも10.5mmでほとんど適合するはずですが、スポークとプレートタイプがあります。両絶車輪は今やレアなので、日常探して、あれば買っておくのが賢明と思います。お世話になっている「れーるぎゃらりーろっこう」で以前に床次様に在庫を探してもらいましたが、片絶はあるのに両絶だけ在庫切れでした。入手の裏技として、ビンテージのブリキ製/真鍮製貨車(エンドウ、カワイ、KTMなど)に付いている両絶ピポット車輪を外して流用する手もあります。最近も1970年代に発売されたKTMの急行貨物有蓋緩急車ワムフ100に室内照明を付けるため分解したところ、何と10.5mm径の両絶スポークピポット車輪があり、一挙に4軸も入手できました!後出の「ロコモデル急行貨物列車ワキ1000」で再掲しています。先輪はシリンダー棒(ピストン尻棒)やシリンダー内側とのショートが多いです。先輪を外して走行させてみればすぐ分かります。対策としては、1.車輪を両絶車輪に交換したり、2.シリンダー棒をハの字形に外側に曲げたり、3.シリンダー棒の内側を半円形の断面に削除したり、4. 場合によってはネジ留めのシリンダー棒そのものを取り外します。5.また、シリンダーの内側角を写真のようにリューターで斜めに削る場合も多いです。削る場合は、金属粉がモーター等に付着すると大変面倒なので、飛散防止に留意しましょう。KTM D52標準形はさらに後退走行中に突然、動輪クランクが写真のようにロック。自分では手に負えないので「れーるぎゃらりーろっこう」に修理をお願いしました。別稿でご紹介しています。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202406060000/KTMのD52標準形の棒モーター(MH-8)は40年前の当時からかなり走行していたので、店主の床次様と相談し、Adachiの缶モーターに同社のアダプターステーを使って交換しました。音が静かで拍子抜けしましたが、ウェイト増量後も牽引力に変化ありません。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/なお、最近AdachiのMC1525が品番5009で再生産され、取付けアダプターや付属部品付きセットなので、とても手軽と思います。定価4,180円でホビーサーチで10%OFF3,762円で通販されています。ECO MODELでも買えると思います。別々に入手するよりも手間もかからず、割安かも知れません。⑥ KTM D52門鉄デフ形「故障のデパート」だった標準形(写真の下側)に加え、KTMのD52は門鉄デフ形(写真の上側)もありました。こちらは、若干の集電不良を修理してギアグリスを付け直したりする程度で好調に走るようになったので、ウェイトのみ増量しました。なお、車両ケースは両機とも元箱がボロボロだったため、エンドウの銀箱を流用しました。別稿の「HO車両ケースを極める」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/⑥ KTM D51半流形 シュパーブラインKTM C58とともに当時、高山本線や福知山本線をオマージュした60年前の山麓レイアウトで最も酷使したモデルですが、先輪、従輪のショートや集電不良など軽度の整備でモータ・ギア音が劇的に小さくなり、缶モーターかと疑うほどです。天賞堂のブラス製軽量/旧型客車7両を牽引できます。さすが、シュパーブラインでしょうか、現在最も調子がいい1台なので赤ナンバーを付けてもいいくらいです。当時小学6年生の自称「工場長」(亡き兄は社長)は山麓鉄道ジオラマの線路状況の悪さをさておいて、走行性能向上と称して第二動輪のフランジをやすりで削り落としておりました。交換用の動輪が入手できないので、とりあえず、このままにしていますが、不幸中の幸いで牽引力には大した悪影響は出ていません。なお、先輪、従輪は写真のように新品の両絶車輪に交換しています。KTMD51半流形シュパーブラインは、KATOのプラ製とエンドウのブリキ製の混成貨車列車20両編成を楽々牽引しています。⑦ Adachi D51全流形Adachi D51全流形はヤフオクで3年ほど前に入手し、ギアボックスをOHして動輪軸にエンドウのセラミックグリスを塗布した結果、快調に走行できるようになりました。棒モーターですが、走行音は重厚で静かなほうであり、特に牽引力も天賞堂のブラス製軽量/旧型客車を7両牽引できて不足はないので、このままにしておこうと思っています。棒モーターを例外なく缶モーターに交換するつもりはありません。なお、D5122のナンバーをニコイチで製作してランボードに付けていますが、好調機なのでいずれはIMOXに特注するなり、より完全な姿にグレードアップする予定です。⑨ 天賞堂 HGシリーズ D51肥薩線人吉機関区重装備天賞堂の1993年製HG(ハイ・グレード)シリーズ#502のD51肥薩線人吉機関区重装備で、ヤフオクで少し前に買ったモデルです。すでにこの時代には棒モーターから缶モーター(フルイチ2030)に変更され、兜工場はじめ沢山のベテラン職人がおられたせいか、HG(ハイグレード)シリーズとして非常に精巧にディーテルアップされています。当時の定価165,000円が信じられません。なお、本機には当時のHGシリーズやクラウンモデルの殆どに搭載可能だったドラフト擬音再生システム「SL-1」がオプション組付けされておりました。天賞堂では、カンタムシステムの先駆けとして、米国製PFM/LTM を独自に日本化した「SL-1」)と呼ばれる疑似ブラスト音の再生システムが1983年前後からHGシリーズモデルに別売のオプションキットで装備できるようになっていました。写真のように動輪に付けられたドラムを擦る時のスパーク雑音をテンダーに搭載したスピーカーで再生する仕組みです。再生音が動輪の回転と同期するのは優れていますが、カンタムのように録音した実機の音源ではないので、リアル感に限界がありました。端的に申し上げると、再生音は「ジィジィ」という感じの音です。再生のためには今や販売中止の「サウンドジェネレータ」をパワーパックに配線する必要があり、再生できないだけでなく、通常走行時でもちさな異音がするので、私の場合は天賞堂模型商品部に依頼してオプションキットを全て取り外していただきました。SL-1関連装置を取り外して調整するだけで結構修理代が掛かりましたが、雑音は完全に消えて、走りもよりスムースになりました。さずが天賞堂模型商品部の丁寧で完璧な作業にはいつも感心させられます。SL-1オプションキット搭載機をお持ちの方には、ぜひお薦めします。なお、SL-1システムに関しては、別稿の「SL-1とは何だったのか」をご覧ください。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501150000/KATOのプラ有蓋車とエンドウの真鍮製有蓋車の混合列車を20両編成で楽々牽引します。ディーテルアップされたHGシリーズモデルにも関わらず、R550の4番ポイントも無加工でスムースに通過できるのは立派と思います。機関区の全景です。機関庫でHGシリーズ D51肥薩線重装備の左隣に並んで駐機しているのは、約30年歳下の天賞堂カンタムD51鷹取式集煙装置付です。肥薩線重装備機の集煙装置は容量の大きい敦賀式なので、鷹取式より幅広です。地域事情に基づいて同じ機種でも機関区ごとに創意工夫していたのでしょうね。鷹取工場100年史「蒸機とともに一世紀」を読むと昭和28年に150両に集煙装置を取り付けたとあります。☞<天賞堂HGシリーズ/クラウンモデルと当時定価の推移、中古品選びの留意点>ここでHGシリーズモデルとクラウンモデルに関してまとめておきます。HGモデルは1985年ころのC62やC59から発売された当初は定価も75,000円や84,000円でした。しかし、1990年に入ると定価は15-16万円前後になり、2005年頃には27-30万円前後に跳ね上がります。また、2010-2015年前後に発売されたトップラインのクラウンモデルは定価が36-45万円の設定になり、煙室の扉が開くほか、キャブ下、ボイラー上のパイピングが増えていますが、観賞重視で折角軸箱スプリング、イコライザーが装備されているのに先従輪台車の可動範囲や動輪の横動範囲が制約されて、走行性能の低下が目立ちます。走行性能を追求したいのか、観賞用の美術工芸品を追求したいのか、訳が分からなくなってきます。したがって、1990年代のHGシリーズは外観、走行性能、価格(当時定価)のバランスが取れていて、非常にコスパの高いモデルと思います。ただ、オークションで入手される場合には、コスパが高いと言っても所詮中古品、買取り業者は人気機種でも<当時定価の30-40%>でしか買い取ってくれないことを覚えておきましょう。定価の70-80%を目安に入札の上限金額を決めて時間を掛けて入札することをお薦めします。ビンテージモデルを死蔵するオーナーは案外多く、高齢化で手放したい方が少なくありません。高めの落札実績が出ると「2匹目のドジョウ」を狙って続いて出品が増えることが多いです。「この出品商品しかない」と思い詰めるのは間違いです。当時の定価以上の落札実績があっても入札価格の経過をよく分析して二番札、三番札の相場を頭に入れておくと失敗しません。熱くなって二人で競り合う形で決まった落札価格は参考にしない方がいいです。そのような激情タイプの入札者がいつも揃うわけではないので、チャンスを冷静に待ちましょう。⑩ 天賞堂 HGシリーズ C57135号機天賞堂の1997年製HGシリーズ#515のC57 135号機で、ヤフオクで少し前に買ったモデルです。D51肥薩線重装備モデルと同様にすでにこの時代には棒モーターから缶モーター(マシマ1630)に変更され、兜工場はじめ沢山のベテラン職人がおられたせいか、HG(ハイグレード)シリーズとして非常に精巧にディーテルアップされています。当時の定価198,000円が信じられません。精巧度は見ての通りで非常に高く、むしろキャブ下周りのパイピングが作りこみすぎて、従台車が砂蒔き管とドローアのセンターピンに干渉して走行中にショートして瞬停していたので、加修しました。シリンダー尻棒は付けていません。従台車の後端枠がセンターピンに干渉していました。直線のテスト線路でちょっと走らせても問題は出ませんが、レイアウトでは線路の上下動があるので所々でショートしてしまいます。高級モデルの価値を損なわないよう、従台車枠の削除は塗装をできるだけ剥がさず最小限にしました。C57 158号機にも横に並んだ9600とともにお約束の架線注意標識を前照灯下、スチームドーム手前のステップ下、テンダーハシゴに取付けました。C57 135号機にも後出のC58北海道形とともにゼブラ板を取付けました。実機に電化対策で取り付けられたゼブラ板はハシゴを上る整備員に見えるように原則、ハシゴ下段に上向きですので、取付け方向にご注意。なお、「C57135」の取付け位置は変則的でハシゴ中段です。大宮の鉄道博物館の保存機です。黒ナンバーの現役時代からゼブラ板はハシゴで中段に取付けられていたようです。☞<高級機モデルへのウェイト増量 C57135HG事例>ここで、牽引力が不足しがちなHGシリーズやクラウンモデルのウェイト増量に関して、多少作業が厄介ですのでまとめておきます。このHGシリーズのC57135号機は、標準編成客車としている天賞堂軽量客車シリーズの7両(ブラス製のインテリア、LED照明装備)で動輪が空転するため、ウェイトを増量しました。HGシリーズやクラウンモデルは精巧度が高く、小型の缶モーターを搭載しているとは言え、キャブ内はバックプレートが付いて余裕がなく、イルミライトの前照灯用基板やTPEシステムの関連部品が付加されているので、増量できるウェイトがスペース的に限られるのが難点です。まず、写真のように追加ウェイトを20gくらいから順次増量してみてスローの始動ややや急な始動を行って追加すべき最低必要量を確認します。その結果、最低40g、できれば60gの増量が必要なことが確認できました。車体を分解し、ウェイトをどこにどの程度追加できるか、検討します。C57はボイラーが細く、ギアボックスより前方部分には全く増量の余地がありません。また缶モーターのギアボックスは写真のように大きな一体型になっており、ボックスの上方には余裕がありません。わずかにボックスのボイラー脇に左右合計で15gほど搭載できる余地を見つけました。ウェイトを金切りばさみかニッパーなどで大まかなサイズに切断します。切断したウェイトをカナヅチで丁寧に叩いてボイラーの内側曲面に合わせカマボコ形に成形します。正確にはボイラーを貫通してハンダ付けされている沢山の真鍮線と干渉しない内側になります。もちろん、ギアボックスにも干渉しないように何度も試着を繰り返しながら、成形します。この工程が非常に重要になります。と言うのも、HGシリーズ以前のビンテージモデルでは棒モーターなので元々20gほど重く、増量必要量がその分だけ少なく、バックプレートのないキャブ内にもウェイトを搭載できました。それに対して、HGシリーズではキャブ内には搭載できないので、ボイラー内で隙間のないきっちりした成形で最低必要量のウェイトを搭載しなければなりません。ボイラー内面の真鍮線のハンダ箇所を損傷しないよう、細心の注意を払いながら、カマボコ形に成形したウェイトをゴム系接着剤で固定します。なお、写真でウェイトの左に写っているスナップのような基盤はイルミナイトの前照灯用基板でこれを損傷すると缶モーターと直列で配線されているため、前進しなくなりますので注意してください。さらに缶モーターの後ろ(バックプレートの前)に35gほどのウェイトを搭載できるスペースがあったので、丁寧にウェイトを型取りします。型取りしたウェイトをカナヅチで叩きながら、缶モーターに干渉しないギリギリの大きさに2枚合わせで成形します。@15gX2枚で30gの増量になります。型取りしたウェイトを3枚に追加し、ゴム系接着剤で固定します。ウェイトを固定後、車体を仮にかぶせて先台車、従台車なしの状態で正常動作、点灯するかを確認します。ショートが心配でしたが、問題ありませんでした。結局、必要最低量の40gに対し、45gの増量になりました。それでも機関車で375gですから、棒モーター搭載のAdachi製C57の増量後507g(別稿 「HO真鍮製蒸機のウェイト増量」をご参照下さい)よりもかなり軽いです。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/130gも軽いのにほぼ同等の牽引力があるのは、動輪軸受ボックスのスプリングとイコライザーが施されてレールとの密着性が格段に高められているからです。C57で比較すると、上がAdachiのビンテージモデルで、下が天賞堂のHGシリーズモデルです。HGモデルでは、動輪の軸箱にスプリングが組み込まれて可動し、なおかつ第2、第3動輪の軸箱はシーソーのように動くイコライザーのステーで繋がっています(6点式ではなく、厳密には4点式のイコライザー)。これによりレールに対する圧着力のバラツキを少なくして、脱線や集電不良、動輪の空転を緩和する構造になっています。第1動輪はイコライザーが付いていないので、フリーで軸箱のスプリングが動きます。C57 135号機は45gの増量で始動時に少しだけ実機同様、空転しますが、無事天賞堂ブラス軽量客車7両編成を牽引できるようになりました。ヤレヤレ。HGシリーズの増量は大変でした。牽引力と走行音に関しては、別稿「HO蒸機の牽引力と走行音を極める」で詳しく検討しています。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/☞<天賞堂HGシリーズのテンダーへの石炭搭載>TPEシステム用のスピーカー取付け穴がテンダーに開いていて、少しコツがいるので説明しておきます。天賞堂のHGシリースは当時考案のブラスト擬音再生SL-1システムのスピーカーを別売オプションキットで搭載できるように石炭搭載スペースは別板になっています。さらに作例のD51やC57など増炭枠がある場合は別パーツになっているため、石炭を搭載していない方が多いのではないでしょうか。写真のように別板の上に増炭枠と「周囲を囲むプラ板(1mm厚推奨)」(赤線の部分)を接着してから石炭をホワイトボンドと修正洗剤の溶液で固定すると取り外し可能な状態で綺麗に搭載することができます。増炭枠はハンダ付けせずに周囲を囲むプラ板とともにセメダインホワイトで固定。作例では周囲を囲むプラ板の高さまで石炭を搭載して見えなくしています。⑪ 天賞堂 初期ブラスモデル9600小学6年生の時に亡き兄と製作した山麓レイアウトは畳3枚分の小型だったので、写真のドビーC11, KTM C56 2両とともに天賞堂の9600も手許に残っていました。この9600は1965年製の初代モデル#477(定価11,000円)で、イコライザーこそ付いていませんが軸バネ可動式の名機と呼ばれるだけあって威風堂々とした作りです。若干集電不良を修理した程度ですぐ走るようになりました。ただ、当時の若気の至りで、前後にゼブラマーク、テンダーに安全第一マーク、ランボードに白線がラッカーでペイントされ、キャブの屋根が曲がっていた(落として兄に怒られたのを覚えています。笑)ので、一旦塗装を剥がして修復後、タミヤのプラサフとセミグロスブラックの缶スプレーでリペイントしました。写真のドビーC11は従輪のショートを修理しましたが、混合列車のような短編成向きで私のレイアウトでは走行させる機会が少ないので、別にあったトビーのC50とともにヤフオクで愛好家の方にお譲りしました。同じく写真のKTM C56は後述のように缶モータに交換、見事復活しました。屋根のへこみはハンダで修復しましたが、久しぶりの真鍮板工作でコテの熱で歪みが出てしまいました。いずれ、ハンダの腕を磨いて再修理するつもりです。ウェイト増量もせず、材木列車16両を楽々牽引できています。⑫ 天賞堂 9600 二つ目79615号機 HGシリーズブラスモデルとプラ製現行モデル両方とも76915号機ですが、写真手前が2001年製ブラス製HGシリーズ#477(定価194,000円)で、向こう側は2019年プラ製現行モデル#51049(定価52,800円)です。なお、ブラス製に関しては、同じ品番#477で定価も195,000円でありながら倶知安機関区時代の二つ目である1996年製の79616号機と79618号機はイルミネライトの前照灯やLED後尾灯が点灯しませんのでオークションや専門店で買われる場合は特にご注意下さい。天賞堂のプラ製蒸機を買うのは初めてでしたが、今後の勉強に実機写真を見ながらボイラー上のパイピングなどをディーテルアップし、より艶消しが強いタミヤカラーのマットブラックTS-6でリペイントしました。両機を見比べると、やはりブラス製は繊細なすっきり感がちがいますし、ともに缶モータですが走行音はかなり異なります。単に素材の違いだけでなく、クランクピンやクロスヘッド、動輪横動幅などの加工精度の違いがあり、プラ製は軽くて賑やかな印象で、ブラス製の重厚感には及びません。やはり高いだけのことはある!素直な印象です。両方を所有して突っ込んで比べないと分からない差です。プラ製のディーテルアップはブラス製モデルを見ながらやればよかったのですが、ブラス製が中々手に入らず、プラ製を先に買ったのと、Tenshodo Bookの製品掲載写真は正規側だけだったので、細部を識別しにくい実機の当時写真を参考にしました。そのため、仕上がりの仕様に違いがあります。プラス製を主務機、プラ製を補機の重連で、ワキ1000急行貨物7両編成を軽快に牽引します。9600は最高速度65km/hなので架空のシーンでしょうが・・。二つ目モデルで肝心の前照灯が点灯しないと全く意味がないと感じます。3両勢ぞろいの武骨な雄姿です。大型ボイラーによる出力のわりに軸重が軽い長所を活かして交代役のD51に駆逐されず、最後まで稼働した国鉄蒸気のしぶとさがにじみ出ています。左から2019年プラ製現行モデル#51049(定価52,800円)、2001年製ブラス製HGシリーズ#477(定価194,000円)、1965年製の初代モデル#477(定価11,000円)⑬ KTM ブラスモデルC58小6時代に、高山本線や福知山本線をオマージュした山麓レイアウトで最も酷使したモデルですが、先輪のショートや集電不良など軽度の整備で調子よく走っています。動輪を黒染めしようか、迷いましたが、KTMは一時期、動輪をメッキ、テンダー台車を黒メッキ仕立てにしていた時期があるので、当時を懐かしんでそのままにしています。C58は30年ほど前に天賞堂のHGシリーズ#532が発売されるまで、宮沢モデルが幅を利かせていて、精緻なモデル化がされずにいたようです。大好きなC58ですので、KTMの既存モデル以外に後出の天賞堂モデルも入手しました。当時から牽引力に不安はなく、今も材木列車16両を動輪を空転させることもなく楽々牽引できます。鷹取式のような集煙装置は当時販売されていた汎用プラパーツで、懐かしいのでそのままにしています。⑭ 天賞堂 ブラスモデルC58北海道形C58には思いれが強いので、KTMの簡素な60年前のモデルには飽き足らず、その後のシュパーブラインモデルも検討しましたが、精巧度はたいして高くないので、結局天賞堂の品番532の1997年製HGシリーズ北海道形切り詰めデフ標準テンダーモデルをヤフオクで最近入手しました。当時定価165,000円に対し、落札価格は140,000円でした。試走させたところ、後退のみで前進しない珍しいトラブルがあり、模型商品部で修理してもらいましたが、出品者の質店が良心的で修理代を負担いただきました。冒頭で紹介しましたように、ヤフオクで落札する際はTENSHODO BOOKで入念にチェックし、当時の定価までを基準に入札するようにしています。一般的に1990年代のHGシリーズのブラスモデルは缶モーターで、兜工場など腕利き職人による精密工作と価格のバランスが取れたコスパ面でベストモデルと思います。なお、ブラスト擬音を出すSL-1システムが搭載可能になっていますが、D51の肥薩線重装備モデルで説明したようにカンタム出現後の現在では有蓋無益の販売中止の旧システムではあります。ヘッドライトと前進の配線が直列で配線されていたとは知りませんでした。ふつうは常識的に並列で配線するはずですが、当時はまだダイオードがなかったので、ライトの点滅は+-だけで制御していたのですね。架線注意標識を約束通り、前照灯下、スチームドームの手前ステップの下、テンダーハシゴに取付けました。C58の場合、小型機でスチームドームのステップが小さめのため、架線注意標識も小型のほうを取り付けました。後方のC62には通常型の標識を取り付けていますので、大きさを比べて下さい。テンダーにはステップ3段目の上にゼブラ板(写真のEco Model製品)を取り付け、1段目の下に通常型の架線注意標識を取付けました。同じHGシリーズのC57135に比べ、さらにC58はボイラーが細いのでウェイト増量は諦めましたが、天賞堂の高崎センタープラ製客車7両編成は写真のように楽々牽引しているので、これでよしと考えています。もちろん、天賞堂のブラス製旧型客車7両は空転して牽引できませんが、機関車が缶モーターで静かなのに客車のみゴーゴー金属音を響かせて仮に走ってもリアル感があるかというとやや疑問だからです。軽すぎる走行音の課題は引続き、検討します。⑮ 天賞堂 クラウンモデルC581やまぐちHGシリーズのC58に続き、2008年製クラウンモデルのC581やまぐち#11027をヤフオクで入手しました。クラウンモデルは工賃(韓国工場?)の高騰で販売価格も高騰しており、当時の税込定価304,500円に対し、落札価格も281,000円でした。小型機のせいか、特に加工することなく、550R4番ポイントも苦も無く通過しました。ただ、高いだけのことはあり、煙室扉の開閉はじめ、架線注意標識など精緻な作りは期待どおりです。ただ、単機で天賞堂の軽量客車7両編成を牽引させたところ、ウェイト不足で空転するばかり。高価な工芸品なのであまり改造するのは止めて、当時のSL山口号の初期と同じく、C57を補機重連で走行させることにしました。同じ小型機のクラウンモデルC56も同じような牽引力不足と考えて下さい。トレインマークは24系客車のSLやまぐち号では付いていましたが、軽量客車を使った臨時列車はトレインマークなしのことが多かったようで、言い訳はともかく重連で走らせてみました。補機のC57は先出の⑧天賞堂HGシリーズのC57 135号機で前部のダミーカプラーをKDカプラーに交換するだけで問題なく連結できました。⑮ KTMブラスモデルC56小6時代に、高山本線や福知山本線をオマージュした山麓レイアウトで先出⑪のKTMC58とともに最も酷使したモデルですが、先輪のショートや集電不良など軽度の整備で一旦走行できるようにありました。しかし、そのうち走行中にギクシャクするようになって再度OHしたものの、車体をかぶせるとショートして動かなくなり、手に負えないので、れーるぎゃらりーろっこうに修理をお願いしました。その結果、棒モーターの絶縁不良とのことでモーターを交換せざるを得なくなりました。写真の上から2番目が元々付いていた棒モーターですが、C56はボイラーが非常に細く、幅12mm前後の非常に細い特殊な棒モーターであることが判明し、交換可能な棒モーターや缶モーターを半年以上探したところ、ヤフオクで偶然、天賞堂のHGシリーズのC56やC11で使われていたマシマの幅12mmの細身の缶モーターを入手できました。写真の一番下が交換して取り付けた状態です。取り付けて車体をかぶせようとしたところ、市販のモデルアイコン製の缶モーターマウントが干渉して入らず、かなりの改造を強いられました。紆余曲折の末、無事正常走行できるようになりました。ともかく、小型機の場合はアダプターを狭い主台枠やボイラー内壁に収めるためにアダプターの整形加工が必要です。別稿「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」をご覧下さい。https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/なお、私のレイアウトでは天賞堂のブラス製客車7-8両編成が標準のため、ボイラーが細くてウェイトを追加できないC56は当初、7-8両の貨物列車(エンドウブリキ製とKATOプラ製の混成)を牽引してお茶を濁していましたが、下の写真のようなプラ製客車の導入で、一気に活躍の場が広まりました。牽引力の弱いクラウンモデルやHGシリーズに天賞堂が軽さを追求したプラ製のはつかり客車8両編成を引かせたところ、何とC62/C61と同様、空転なく牽引、快走しました。車両重量がブラス製室内照明、インテリア、フィギュアフル装備のおよそ半分@140-150gしかありませんので無理からぬことでしょうが。走行音が軽いので改善検討中です。蒸機以外のDL車、電気機関車、電車、客車、貨車に関しては、別稿に分割しましたので、そちらをご覧ください。「HO 30-60年前の天賞堂等ビンテージモデルを楽しむ Ⅱ 蒸機以外編」:Hhttps://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202504090000/また、閲覧数が153,000件を超えて、鉄道模型の他テーマに関しても、ご覧下さい。「HO・N複合レイアウト ジオラマ」: https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090004/「HOブラス不動蒸機の再生」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150001/「HO天賞堂カンタム搭載機を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402170000/「HO真鍮製蒸機 ウエイト増量」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402150002/「ビンテージ蒸機の棒モータを缶モータ、コアレスモータに交換する」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411230000/「HO 蒸機の牽引力と走行音を極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412300000/「HON サウンドを極める: カンタム、サウンドBOX、TOMIXホームサウンド」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202501250000/HO蒸機 空気作用管を極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402290000/「HO/N パンダスパーク!に酔う」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202502040000/「HOプラ製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403260000/「HO真鍮製電車、客車等の車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402120003/「HO/Nゲージ トワイライトEXを極めるー乗車と車内作りこみ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403310000/「HO貨車を楽しむ」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202411070000/「HOカプラーを極める」:「HO/Nゲージ難関転写マークインレタを極める」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404120000/「HO KATO 動かないポイントを動かす」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412110000/「HO/N 持っててよかった! ツール・サプライ」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202404030001/「HO/N 車両収納ケースを極める」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202403160000/「Nゲージ山麓レイアウト コンテスト入選作」https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202402090002/「大宮鉄道博物館 実車と運転シミュレータが嬉しい」:https://plaza.rakuten.co.jp/smorimoto0296/diary/202412050000/「頼れる鉄道模型店探訪 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2024.08.13
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