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雲南省で最後の食事は、昆明市の銀座みたいな金碧路に面した「橋香園」という店だった。もうすぐ午後1時なのに大混雑で、店の外のテーブルまで満席だった。案内されたのは店の奥のほうで、先に2人いたお客と相席だった。橋香園whさんが手際よく注文してくれて、何が出てくるのだろうと楽しみに待っていると、たくさんの皿が次々に運ばれてくる。それぞれの皿には鶏肉、豚肉、魚の薄切やニラ、チンゲンサイのような野菜が入っている。そして、ひと際大きな皿に盛られて出てきたのは「米線」の麺だった。最後に、端の欠けた大きな丼に入ってグツグツ煮立っているスープがやってくる。「まず肉を入れて、野菜を入れて、最後に米線を入れます」whさんが食べ方を教えてくれる。「これは、『過橋米線』と言います。雲南省の有名な食べ物です」と、ノートに漢字を書いて説明してくれる。「『過橋』はこちらの皿からこちらの丼へ橋のように渡るから、そう言います」なんだか日本の「寄せ鍋」に「うどん」を入れるようなものだ。具がとびっきり上等なので、今まで食べた「米線」の中では一番美味しい。なるほど、それで今朝の食事はラーメンだったのか・・・過橋米線tetywestたちのテーブルの一列前に小さな舞台があって、運良く1時からのショーが始まった。竹の笠をかぶって民族衣装風のコスチュームをつけたダンサーが5人民族舞踊を踊るのだ。どの女性もルックスもスタイルも抜群にいい。「民族衣装風」と書いたのは、伝統的な衣装より肌の露出部分が多かったからなのだが、tetywestはこっちの方が嬉しい。民族舞踊ショーwhさんから「橋のように渡るから」と教わった「過橋米線」(グオチャオミーシェン)なのだが、帰国後調べてみるともう一つ説があった。 過橋米線は既に1000余年の歴史があり、雲南省南部の蒙自県が起源と言われている。当地のある書生が南湖にある小島で科挙の試験勉強に励んでいた。妻が食事を作って運ぶのだが、彼がすぐに食べないので、いつも冷めてしまう。ある時、妻が鶏のスープの壺を触ると熱い。中を見ると、上に油の熱い層があり、熱気を封じ込めていた。妻はこれにヒントを得、この後、夫に運ぶ麺のスープに鶏油を貼るようになり、夫に熱い麺を食べさせることができるようになった。妻は彼のために毎日食事を作って送り届け、その書生はついに試験に合格して状元となった。妻が毎日食事を送り届けるのに小さな橋を渡らなければならなかったため、書生はそれを『過橋米線』と呼び、その時から言い伝えられてきたとのこと。ちなみに米線の作り方は、うるち米を水に浸して発酵させ、挽いてしとぎにします。これを濾したものを蒸して、小さな穴がたくさんあいた板を通して、ところてんのように押し出して、うどん状にします。これをさらに冷水にさらしてできあがり。なのだそうだ。
2004年10月07日
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tetywestは農薬を使ってミカンを栽培しています。若い頃には「無農薬栽培」に挑戦したこともあったのですが、湿度の高い温帯モンスーン気候の日本では、無農薬ではきれいなミカンが出来ないことを悟りました。無登録農薬問題以降、農家は農薬の使用基準には特に気を遣っています。ミカンを出荷するときには、どんな農薬と除草剤をいつ散布したのかを園地、品種ごとに全部記録してJAに提出しなければなりません。また、JAではミカン販売金額の0.07%(当然、農家から徴収します)を使って独自に「果実残留農薬検査」を行っています。これは1検体当たり検査費用が5万円かかるのですが、殺虫剤・殺菌剤・除草剤併せて90成分を一度に分析できるのだそうです。農家は何も好き好んで農薬を散布しているわけではありません。手間とコストと健康を危険に曝すリスクを負うわけですから・・・。tetywestも台風18号の後どうしようかと悩んだ末、黒点病の予防のために最後の殺菌剤を散布しました。農薬名は「ジマンダイセン水和剤」です。この時期に黒点病が発生するかどうかは微妙なところで、その後の天候次第なのです。9月になっても残暑が厳しくて雨が多ければ黒点病が発生します。しかし、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」に拠ると、「ミカンへの使用時期は収穫30日前まで」と書いてあります。つまり9月5日に散布すると10月5日までは収穫できないので、9月下旬に収穫する「極早生」にはどのみち散布できないのです。ですからtetywestも極早生には散布しませんでした。結果的には、9月は高温だったものの、台風21号が来るまでは晴天が続いて乾燥したので、極早生に黒点病の発生はありませんでした。しかしtetywestは、「これは一種の『バクチ』なんじゃないの?」と思うのです。堅実な農家のする事ではありません。「それなら、収穫1ヶ月前の8月下旬に散布したら?」という反論は当然あると思います。しかし、黒点病の防除は実際にはそう予定通りに出来るものではないのです。防除指針によれば、6月中旬に最初の黒点病の防除をして、その後1ヶ月ごとに7月中旬、8月中旬、9月中旬(極早生は除く)と防除をします。しかし、今年のように雨が多い年には少しずつ早めに散布することになってしまうのです。この問題にであったためにtetywestは、「ジマンダイセン水和剤」の「適用病害虫及び使用方法」をもう一度じっくりと見直してみました。すると、ミカンへの使用時期は収穫30日前まで4回以内ブドウ 収穫60日前まで2回以内リンゴ 収穫60日前まで3回以内ナシ 収穫45日前まで5回以内カキ 収穫45日前まで2回以内カンキツ(ミカンを除く)収穫90日前まで4回以内と、果物の種類によって使用時期と回数が違っているのです。さらに、マクワウリ 収穫7日前まで7回以内スイカ 収穫7日前まで7回以内メロン 収穫7日前まで5回以内トマト 収穫前日まで2回以内キウリ 収穫前日まで3回以内と、野菜では使用時期が極端に緩和されているではありませんか!!!!何を根拠にしてこのような使用基準が決められたのかtetywestには全く理解できません。参考URL:http://www.greenjapan.co.jp/jimandaisen.htm グリーンジャパン>農薬情報>殺菌剤
2004年10月06日
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長らく日記更新をサボっていました。tetywest、今年は春先から「異常気象」が気になっていたのですが、「台風」のことは全然考えていませんでした。現在までのところ、日本に上陸した台風は8個で過去最高。そのうち四国に上陸した台風は4個で、これも過去最高。tetywestの住んでいる香川県に大きな被害をもたらしたのは、台風15号、16号、18号、そして21号でした。中国山地と四国山地に挟まれた瀬戸内海に面した香川県は、もともと気象災害の非常に少ないところなのです。ところがこの夏は、香川県西部を中心にした豪雨による河川の氾濫、土砂崩れ、そして満潮と重なった高潮による高松市の浸水は全国版のTVニュースでも報道され、「災害県」として一躍有名になりました。tetywestにもTVを見た友人から「大丈夫?」と何本も電話がありました。幸い豪雨の被害は大したことはなかったのです。しかし、台風16号の高潮と潮風害は甚大でした。台風16号は、8月30日午前9時30分頃、鹿児島県に上陸しました。その日、tetywestの地方は結構雨は降っていましたが風は大したことはなく、台風は夜には日本海へ抜けたのです。午後8時過ぎには雨もほとんど止みました。「やれやれ、今回の台風は大したことなくて良かった」と、友人と話をしていました。ところがその夜、TVのニュースで、「高潮のため仁尾町の○○地区に避難勧告が出ました」そして、海水が道路を覆っている高松港付近の映像が映っているではありませんか。一夜明けて8月31日・・・「昨夜、ミカンが海水に浸かった」「潮でミカンの葉っぱが塩辛い」という情報が飛び交っていました。スプリンクラー施設のある園では、早朝から水を散布して海水を洗い流しています。施設のない園へは、トラックにタンクを積んで水を運んでいます。海岸沿いの道路の路肩の雑木や雑草は、除草剤を散布した時のように茶色に変色しています。そして、観音寺へ行く県道が陥没して通行止めでした。波によって県道の下がえぐられたのです。港の防波堤が真ん中で20メートルくらい跡形もなく崩れていました。1週間後の被害調査で、海水に浸かったミカン園は1ヘクタール。潮風害で50%以上落葉したミカン園は10ヘクタール。50%未満落葉したミカン園は140ヘクタールでした。曽保ミカン115年の歴史の中で、最悪の気象災害となりました。香川県でも過去最悪の台風災害で、死者 3名床上浸水 8,393戸床下浸水 13,424戸でした。余談ですが、台風18号で防風林の木が倒れたのをそのまま放置してありました。ところが台風21号の後なんだか様子が違っています。よく見ると、その木はもう一度反対側に倒れていました。台風21号はそれまでの台風と違って香川県の南側を通過したので、風向きが逆だったのです。
2004年10月05日
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