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表面上はとてもワイドショー好みのネタなのに、なぜだかそれほどおおごとにならないこのニュース、ちょっと面白いですね。大騒ぎができないのは、この話自体に違法性がほとんどなく、言いがかりに近い事件だからではないでしょうか。脅しを認める供述と言っても、「脅しと取られたなら仕方がない」と子供に発破をかけて親に訴えられた教師のようなコメントですから、むしろ良識を感じます。スタンガン云々の話にしても、そのような生活をしていれば逆恨みした男が殴りこんできたりというリスクもあるわけだし、それほど大変なことではありません。この話がニュースになって、一番最初に感じたのは、これは駆け込み寺だな、というものでした。女性にはそれが感じられたので、糾弾に火がつかないのではないかと思います。***「謎の集団生活」とよく見出しになっていますが、謎でも何でもありません。その場所が安心できるから、女性は集まって、ずっと暮らしているのです。子供ならともかく、大人の女性が自分の意思でそこにいるのに、何も考えないで謎だの、洗脳だの、脅しだのと言い回る人間こそ、現実がまったく見えていないんです。今の社会は女性にとって、決していい環境ではありません。性的な事件の被害にあっても、「ミニスカートなんかで男を誘ってるから・・・」などと言われます。いじめ事件でもそうですが、被害者を糾弾するのが日本社会の通例なんですね。こんなバカな話はありません。女性がミニスカートをはくのは男を誘うためじゃありません。それが気持ちいいからです。ダイエットするのは男にもてたいからじゃありません。2キロ減ったといって驚くのは、男性ではなくて女性なんですから。男は10キロくらい上下しても気づかないくらい、女性の体重に興味なんて持っていないんですから。だからこそ、渋谷さんの家に女性が集まったんです。ミニスカートでいても、変な目で見られる事もないし、お互いに認め合って一緒に暮らしていけるから。***男中心の今の世界で、本当に安心していられる場所は、実はそんなにないのです。女というだけで、欲しくもない様々な視線が集まります。本当に安心できるのは、家に帰って一人になった時という女性は驚くほど多いんです。結婚したとしても家庭も安らげる場所ではありません。ご主人はあなたのことなどより気にかかることをたくさん抱えていますし、プラスのところ見るより、マイナスのところを非難します。その方が簡単だからです。不倫など不要なのです。もし本当に安心できる場所が家庭にあれば。会社勤めの女性も、フリーで働いている女性も、男性ならありえないような、女性だからこそ降りかかる、心をずたずたにされるような経験をしているのではないでしょうか。「ここにいれば助かるが、出ていけばミンチになる」という言葉は、少し大げさですが、かなりの点で事実なのです。安心して、女性が女性でいられる場所、外から帰ってきてほっとできるところ。それを提供できたのが渋谷さんということなのです。その場所を提供できるからこそ、女性は渋谷さんと一緒に暮らしたんです。監禁したのでもない限り、マインドコントロールなど出来はしません。基本的に、人にしたくないことをさせるのは難しいんです。ましていつでも出て行ける状態であったのなら事実上不可能です。全国の何で俺はもてないんだクンが夢想しているような技術はありません。マインドコントロールにかかりやすい人が集まっているというのも、猿知恵レベルのコメントです。嫌なことをされた時にイヤと言えないような人が、安息の場所を求めて集まってきた場所なのですから、順序が逆なのです。今度の事件は、被害ジェンダーとされている女性よりも、男性の鼻息が荒いような気がします。この事件もライブドア事件と同様、自分よりもいい立場にいる人間に対するやっかみが主な原動力のような気がします。それ見たことか、という奴ですね。この集団生活の話は、本当に男性に絶望している女性がけっこう多いのだということをわからせてくれたのではないでしょうか。全国の「俺は何でもてないんだ」クン、簡単なことです。そばにいることで女性が安心できるような人間になれば、すぐにもてるようになるんです。もちろん、簡単ではありませんよ。でも簡単に人の心を掴むことなんて、誰にも出来やしないんです。
January 30, 2006
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今日はサーバーの調子も良く、枯れ井戸でおじいさんやくもさんと...あと、たかさんだっけ?とたくさん戦って、クエストを終えることができました。ここはあんまり人がいませんね。おじいさんがちょっと怖いけど、けっこういい狩場かも。クエストづいてきたので、今度はきこりの噂の検証と、遠い遠いところへの手紙届けを請け負いました。最初に手紙を届けに行こうとしたら、きこりさんの休み場があったので、ちょっと寄って見ることにしました。そうしたら巨人が多勢寄ってきてたこ殴りされたので、必死で逃げました。うん、ここは後で来ることにしよう。そう思ってひたすら北西へ向かうと、何だか良くわからない荒れ野に出ました。ここなら大丈夫と思っていたら、とかげ王とかいうのが襲ってきました。また必死で逃げて、気を取り直して北の方へ向かいました。坂を上っていくと怪しげな木が寄ってきて、攻撃したらぜんぜん効きません。逃げようとしたら、周り中、木のお化けだらけで、逃げ道がなくなりました。もうみんな見捨てて、坂を駆け下りました。全滅です。坂の下でしゃがみこんで呆けていると、隣にHPゼロのコボちゃんがふっと現れました。わ~、成仏してくれ~。しばらくそのまま、コボちゃんが回復するまで待って、落ちました。このクエストはレベル21ではまだきつかったのでしょうか。
January 26, 2006
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池袋ウエストゲートパークの4番目です。【東口ラーメンライン】ついにウエストゲートパークにもラーメン登場か、と少しげんなりしました。どうして世の中の人はああもラーメンやカレーの薀蓄を語るのが好きなんでしょう。ちょっと退きながら読み始めました。今回の話ではゼロワンがいちばんよかった。あずみのこれからも気になるけど、やはりこの男がいいです。ちなみに、私のこれまでのベストラーメンは新潟県魚沼にある陳々亭のチャーシューメンと、池袋東口駅前の屋台のラーメンだった。どちらもラーメンブームなんてものが来るずっと前の話ですが(あ~あ、結局薀蓄語っちゃってるよ・・・)【ワルツ・フォー・ベビー】今回は上野のストリートキッドが絡んできます。どんなくんずほぐれつかと思ったら、探索物でした。やさしく降り積もった埃を払って、まだ癒えない傷をほじくりだしてしまうお話です。かなり切ない親心、かな。【黒いフードの夜】今度は難民物です。作者は甘くも辛くもない目で彼らを見つめています。現実は甘くないし、そう簡単に変わるものでもない。でも、少しずつでも変わっていくものもあります。【電子の星】インターネットで個人のニーズと様々な趣味集団グループのニーズが合致するかどうかを確かめることが簡単になりました。昔はニーズさえないと思われたものが、高額で取引されたりしています。そのため、合法と非合法の境目がとても曖昧になってきています。本人が好きならいいじゃないか、という言葉で許されてしまう世界もあります。あまりに多様化された嗜好は、その分野が本当に自分の求めているものなのかどうかすらぼかしてしまいます。それに、本当に自分の嗜好する世界にアクセスできることになった時、その人が幸せになれるとは限りません。無間地獄の始まりに足を踏み入れただけかもしれませんから。このお話では、とある事情でやむなく入り込んでしまう青年が書かれていますが、自ら望んで入り込んだ世界を書くのも面白いかもしれません。ちょっとだけ感じたのですが、このシリーズは少しばかり現実の反対側のほうに寄り過ぎてきているかもしれません。今回の池袋は、自分の知っているあの池袋から離れてしまったような感じでした。ああ、ワルツ・フォー・ベビーは違いました。あの蝋燭が並ぶ歩道は、私もかつて歩いたことのある池袋の道でした。
January 25, 2006
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今日はクエストをやろうと意気込んで入ったんですが、とてもサーバーの調子が悪くて、うまくいきませんでした。すぐにサーバーとの切断が切れて入り直しです。それでも枯れ井戸のクエストと悪い噂のクエストを受けて枯れ井戸に突入しました。でも、切れる切れる。しかも切れた後に入りなおすと赤犬くんとあんこうくんがいなくなっているので、こぼちゃんだけが襲い来る敵と必死に戦っています。それに加勢もせずに逃げて、赤犬くんとあんこうくんを呼び出して駆けつけます。「手なづける」を上げておいてよかった~。何だかとても疲れました。でも、レベル19まであがったから、まあいいか。
January 24, 2006
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目が覚めたらそこは戦場だった...という感じで、入った途端に地下墓地にいました。そういえば、前回は大パーティで地下に入っていたんだっけ。とりあえず2階の端っこで地道に狩をしました。ケルビーとウィンディのスキルをあげたので、自分よりもレベルが高くなっていて、遠くから「それっ!」と言っているだけでいいので楽ちんです。でも、時々ウィンディが無差別攻撃をするので、誘ってもいない相手が寄ってきて、ちょっとカンベンって感じ~、みたいな~。...失礼しました。サクサクと調子よく両刀骸骨さんたちや狩人さんたちを狩っていたのですが、いつの間にかペットのコボルトくんが反抗期になってしまいました。レベルが上がってきたせいか、頭の上で黄色い渦巻きを回して、突撃命令を無視して後ろで傍観してたりするんです。「やってらんねえよ」という感じ。慌てて「手なづける」のレベルをあげましたが、まだ時々黄色い渦巻きを回したりしています。いつもはいい子なんですが。ペット育ても大変です。
January 23, 2006
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きょうはパーティで地下墓地に行きました。何かどんどん人が増えて、途中から何がなにやらわからない状態になりました。地下3階まで行ってレベル上げに励みました。でも、ウィンディはいつでも回りに攻撃かけまくって、勝手に死んでるし...おかげでずいぶんスリリングな目にもあいました。そろそろ能力をどう上げていいのかわからなくなってきました。そもそもサマナーって、どこを目指せばいいんでしょうか。
January 22, 2006
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今日はパーティを組んでレベル上げをしました。近場でほのぼのやっていたのでそれほど上がりませんでしたが、慣れるためにはちょうどいいかも。スキルが上がってちょうちんあんこうも呼び出せるようになりました。でも、どこで使ってやればいいんでしょうか。サマナーって、お願いするとみんなが自分より先に敵に殺到してくれるのが嬉しいですね。仲間って感じで。しかも多勢だからけっこう強いし。まあ、ぼちぼちあげていきます。
January 21, 2006
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この作品はビジネス小説と言ってもいい話です。大学を卒業しても職に就けず、親に1年モラトリアムを延長してもらいながらパチンコ屋に入り浸る、いわゆる負け犬が主人公です。この人もまた、石田作品の骨をつかさどるアウトサイダーの一人です。このアウトサイダーが、相場師と呼ぶのがふさわしいような個人投資家に見初められ、投資の世界に入り込んでいきます。魔術師というのはその個人投資家です。魔術師は何の苦もなく人にできないことをやってみせます。しかし、その実現のために、魔術師がどれほど身を削るような修行を積み、しかも常にぎりぎりの線を安全側に寄って渡っているのです。それをステージの向かい側にいる観客は決して知ることはありません。また、知ってしまったら魔術師は魔術師でなくなってしまうのです。このタイトルは本当によく、この小説の中身を表しています。石田衣良さんは、その魔術師が波の上を渡る投資の世界とその経過を、無理なく描写し、いつの間にか自分も投資界の荒波にもまれているのを感じさせてくれます。これはサスペンスです。ネタばれしてはまずいので、内容についてはこれくらいにしておきましょう。でも、老いた相場師の動機について少しだけ。彼は大きな対象に対し、抜き難い憎悪を持っています。それは個人的なものというよりはもっと大きなところから来る憎悪です。きっかけは個人的なものでも、大義名分はその犯罪を悪としたくない気持ちにさせられてしまいます。犯罪ものでは、多くの作家が加害者を仮想的とするため、悪の要素を強くしてしまいます。石田衣良さんのお話では、許せはしないけれども納得できる加害者の心の動きを伝えてくれます。すれすれの世界で、それでも汚水から穢れない花を拾い上げる石田さんの作品は、だから後味がいいのでしょう。内容に類似性はまったくないのですが、スティーブン・キングの「刑務所のリタ・ヘイワース」と似た読後感でした。あちらもかなりの名作です。ぜひ読んでみてください。「ショーシャンクの空に」のタイトルで映画にもなりましたが、私は原作が好きなので見ませんでした。個人的には保坂遥さんにはぜひ幸せになってもらいたいです。刑務所のリタ・ヘイワースはこの中に入っています。
January 20, 2006
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ちょっと前までとても元気だった年上の猫が、ほんの一ヶ月ほどですっかり痩せ細ってしまいました。少し太りすぎで、撫でるととても気持ちよかったのに、ある日突然気がついて愕然としました。背中はまるでステゴザウルスのように背骨がくっきりと浮き出て、頭を撫でると頭蓋骨の形そのままの骨が浮き出ているんです。甘えたいときの抗議するような鳴き声も出さなくなり、顔を洗っていると飛び乗ってきた洗面所の上にも上がれなくなっていました。うちに来てからもう17年、人間でいうと99歳くらいだとのことで、かなり覚悟を決めました。でも病気をしているわけじゃあないし、何かできることがあるんじゃないかと思い、まず餌を変えてみる事にしました。今まではずっとサイエンスダイエットの老猫用をあげていました。このフードは動物病院で教えてもらってからずっと使っているのですが、とてもバランスが良く、今まで病気一つすることはありませんでした。でも歳をとってから固いドライフードが食べにくくなったのかと思い、缶やレトルトのフードをあげてみることにしたのです。猫は好き嫌いが激しいので、ホームセンターで山ほどの種類を買いこんで試食をさせるところから始めました。20種類くらいの中で、食いつきがよかったカルカンをしばらくあげてみることにしました。缶だと始末が大変なので、レトルトを選びました。大量にまとめ買いをすると運ぶのも大変だし、店頭に無いときもあるので、試しに楽天市場で探してみたら山ほどありました。考えてみたら、重いし、嵩張るし、常に使うしで、ネット通販の中でも定番になる資格ありありなんですね。もうレトルトフードをあげ始めて2ヶ月くらいになりますが、見違えるほど元気を取り戻してきてくれました。頭もかなり丸くなってきて、背中も少しずつ肉付きがよくなってきました。フードの変更と並行して、ブラッシングも強化して、少しずつ色々なことを誘っていたら、年末くらいから洗面台へ上がってこられるようになりました。ブラッシングをした後、以前良くやっていたように「おいで」と声をかけて洗面台の上に誘導したんですが、頭を強くなぜた後に声をかけたら、以前の記憶を思い出したのか、危なっかしい足取りでしたが除湿機→洗面台といういつものルートを使って上ってきたんです。思わずじんとしてしまいました。その後、まえのように流水をそのまま飲むことはできませんでしたが(足元のふんばりが効かず、滑ってしまうのです)、私が手のひらに溜めた水をペロペロと舐めてくれました。その後降りることもできなかったので、抱いて下ろしたのですが、このときを境にどんどん元気を取り戻してくれました。今は踏ん張って流水を飲むこともできるし、洗面台から降りることもできるようになりました(何度も何度もトライさせてみた結果です)。階段も駆け上がれるようになったし、洗面所で「早く水をくれ」の抗議の声も聞けるようになりました。一時はもう駄目かと思ったのですが、いろいろトライしてみて本当によかったです。彼はこのブログを書いている今も、私の膝の上でくつろいでいます。そろそろ書き終えるのでどいてもらうことになりますが、また盛大な抗議の声を聞けることでしょう。この声をきくのは、家族全員にとってとてもうれしいことなのです。丸々太って元気だったときの彼少しずつ元気を取り戻してきているときの彼現在お気に入りのフード
January 20, 2006
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カンフーハッスルの感想もついに3回目です。書いても書いてもネタは尽きませんが、いったんここで終わりにします。前回の最後は大家さん夫婦の大活躍のお話でしたが、今回はいよいよラスボスの登場です。あまりの危険さに、さる施設に厳重に監禁・隔離されているという設定からものすごいキャラクターです。彼は火雲邪神。いよいよ登場です。なぜ「いよいよ」かというとこの人がブルース・リー世代の第一線のアクション・スターだからです。ブルース・リャンという名で、日本にも主演作がいくつも来ています。日本の俳優の倉田保明さん(Gメン75やクローサーに出演)が敵役としていい味を出していました。「世界一高く飛ぶ男」「蹴りはブルース・リー以上」という売りでがんばっていた彼の名前を見て血沸き肉踊らないわけがありません。その火雲邪神の監禁(というより封印)されたビルに忍び込んだシンは、がまの飛び跳ねる地下道を通って扉を開けることに成功するのですが...おや?ああ、間違いました、すいません。と言って帰りたくなるような場の空気。まさかでしょう。ほぼ髪のなくなった、ステテコ姿のおじさんがトイレに腰掛けて新聞を読んでいます。いや、これはいくらなんでも...で、結局この人が斧頭会に連れてこられてしまうのですが、ええっ?ビニールサンダルに眼鏡をかけて椅子に座っている姿は、正しいたそがれの親父そのものです。必死で面影を探しても、その面影はいったいどこにあるのでしょう。気持ちは斧頭会のボスと同じでした。「人違いじゃないのか?」あまりにもの姿に、若手が殴りかかります。そこで眼鏡が飛び、不敵ににやりと笑う顔を見て、初めてあれ? と思いました。この目つき。見たことがある...眼鏡をかけているとわかりませんでしたが、この目つきは確かに...ブルース・リャンでした。若いうちからしわの多かった顔が、色艶はかえって若い頃よりよくなったような...でもアクションが始まると、衰えの無さに驚きました。弾丸を指で止めるのは、ちょっと行き過ぎでした。お前は義和団か。まあ、これくらいでないと強さが表現できないのでしょうか。その直後、垂直にまで上がる足でのかかと落としで床を砕き、壁を噴き飛ばします。意味なく壁を壊しているのかと思ったら、既に大家さん夫婦が隣のカジノに来ているのに気づいての行動だったという演出。このきわどさもいいなあ。ここから先は言葉のいらない世界です。まあ、実に細かくカンフーの技が再現されています。一つ一つを語ると、1千日の語りでも足りなくなってしまうので、とにかく見てください。見れば見るほど細かいところまで見えてきます。面白かったのは大家さんの奥さんの咆哮が釣鐘をメガホン代わりにパワーアップされ、さすがの火雲邪神が噴き飛ばされたところ。斧頭会の下っ端たちは、建物の中を洗濯機の中の衣類のようにくるくる回ってしまいます。これで大家さん夫婦は火雲邪神を追い詰めるのですが、降参を偽った火雲邪神の暗器攻撃でダメージを受けてしまいます。シンはここで、やはり悪に組せないことを示します。やはり、ヒーローはこうでなければ。この後はチャクラを開き、真の力に目覚めたシンと火雲邪神の対決になります。ここから先は「ありえねー」世界が広がりますが、ハチャメチャに思えるシーンでも、ファンが納得できるようによく考えて作られています。も、とにかく見てください。では、書き損ねた見所をいくつか並べてみます。五郎八卦棍の達人が、初めてその力を発揮するときに店から飛び出ざまに棍を足で受けて掴み取るシーン。なんともかっこいい...火雲邪神に捻り返しをされた大家の奥さんの身体を大家さんが回して、捻り技の衝撃を打ち消すシーン。細かいんだよね、こういうところ。火雲邪神の怒りに触れた斧頭会ボスの頭が2回転。素直にびっくりしました。ナイフとコブラはこの伏線だったか、達人の素質、天性の回復力。トンビを足場に使って体勢を整える技。これは中国拳法にある刀の峰に立つ技や、相手の棍を踏みつけて、その棍を駆け上って相手の頭を蹴り飛ばす技の延長であり、実際にあるものです。このように細かい技にそれぞれ裏打ちがあるので、見ていて飽きるところがありません。カンフー入門としても最適の一本ですね。と、カンフーマニアの血が騒いで色々とマニアックなことを書き連ねましたが、これはこういう見方も十分にできる作品だということです。この作品の本当の姿は、見て大笑いできる娯楽映画だと思います。これから見ようという方は、一人で見ては面白くありません。できるだけ気のおけない、馬鹿笑いしても恥ずかしくない同性の友達2-3人と見たほうが数倍面白くなります。カンフー物でお笑いというのがわかって足を運んでいる人がほとんどの映画館ならもっといいんでしょうけど。とにかく騒音を気にしなくていいロケーションで見ることをお奨めします。騒音というのは、見ている人たちの出す騒音のことです。とにかく笑ったもの勝ちです。声を出して笑うほどに面白くなってきますから。気取ってみていけない映画ベストスリーに入る作品です。さっきストーリー確認のために見直したんですが、飛ばしてみるつもりがもう一回最期まで見てしまいました。続けてみても、やっぱり面白い。ストレス解消には一番の作品の一つです。
January 19, 2006
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途中までだった「カンフーハッスル」感想の続きです。前回は一人目の達人が耽美に殺されるところまででした。もろネタばれですが、かなりの人はもうご覧になっているでしょう。一度見た人がもう一度、見ていない人も見るべきところを網羅するようにご紹介していきます。2番目に狙われたのは洪家鐵線拳の達人です。仕立て屋を訪れてきたもう一人の殺し屋(鷹爪拳の使い手でしょうか)の攻撃をかろうじて避け、広場に転がり出て、琴から繰り出される殺人音波に晒されます。やはりわかりにくいと思ったのか、このあたりから殺人音波は刀の形で表現され、技の感じがわかりやすくされています。真っ直ぐに飛んで来る刃、回りながら飛んでくる刃、二人組みで両手を使い、逃げ場なく飛んでくる刃。幻想的で怖ろしい、洗練されたシーンです。鉄線も砕かれ、あわやというときに3人目の達人が飛び込んできて、音波をすべて槍で弾き返してしまいます。槍を束で携えて現れた彼はその槍を投げ上げ、槍を断ち切られるたびに新たな槍を掴んで次の攻撃につなげていくところは華麗です。それでも結局二人の殺し屋にやられてしまうのですが、視界いっぱいに広がって舞いながら襲ってくる音の刃がすべて無効化されてしまいます。無効化するのは大家さんの奥さんの叫び声。その怪音波は同じ音波兵器である古琴の弦をすべて断ち切ってしまう強さです。殺し屋が新たな敵に向かおうとすると、既に大家さんが二人の間に。相手の攻撃をすべて受け流す太極拳の技を見せてくれます。殺し屋は切れた弦を張り、必殺の気合で古の闘神を宿らせた技を繰り出します。こいつらはシャ-マンキングのタオ家か? しかしターゲットのだんなさんの前に大家さんの奥さんが立ちはだかり、さらなる咆哮ですべてを吹き飛ばしてしまいます。いつの間にか斧頭会のボスの車に乗り込んだ大家さん夫婦は、斧頭会のボスを脅しつけるのですが、このときの決めポーズは、すべてブルース・リーそのままです。ちなみにドラゴンの道で英語を知らないという設定のブルース・リーが、ギャングのボスを脅すときに使ったポーズです。香港で公開された時は、ここで大歓声があがったのでは。言葉が喋れない女の子とのエピソードは連続するアクションシーンの息抜きにちょうどいいのですが、悪になり切れないシンの演出は、やりきれなさがちゃんと感じられて素直に好きです。ああ、疲れた。今宵はここまでにいたしとうござります。というわけで、続きは怒涛の解決編を待て!ということで。
January 18, 2006
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面白いと思った作家は絨毯爆撃をするのが私の読み方です。「少年計数機」は池袋ウエストゲートパークの2作目に当たります。既に1(池袋ウエストゲートパーク)と3(骨音)を読んで、すっかりマコトとGボーイズに引き込まれている私にとって、この本を開くのは至福のひと時です。今回は「妖精の庭」60ページ、「少年計数機」54ページ、「銀十字」70ページ、「水の中の目」145ページの4話です。ページ数でわかるとおり、水の中の目は普通の2話分あります。内容もこってりです。「妖精の庭」これはバーチャルピーピングのお話です。やはりブロードバンドになって絵が付くとなると、テレクラが霞んでしまうんでしょうね。今はテレビ電話なんかもあるみたいですが。お話は人間のふりをしたハイテク人形と、アイドル人形のふりをした生身の人間の間のアフェアです。まあ、本当の主役はタチのショーです。マコトからの携帯でショーが激励されるところのスピード感は最高です。どんな人間でもその望むところを突き詰めていけば、たとえ望みはかなわなくても幸せになれるんだ、というお話です。「少年計数機」本当にこの人は望まないままにアウトサイダーとされてしまう人たちを書くのがうまいです。今回の主役は学習障害の子供。マコトは本当に人を傷つけるであろう言葉を使わない。ただ使わないのではなく、慎重に、必死に言葉を選んで使わない。相手の自我を否定するような言葉を決して口から出さないために。だから大勢の人間が信用するのが自然に納得できる。「銀十字」これはバイクひったくり犯のお話。マコトさんは人の好意も素直に受け止める。これも人たらしだよね。ただの人たらしと違うのは、それが持続するところ。メインはご老人たちのパワーかな。「水の中の目」面白いのだけれど、つらくて、切なくて、やりきれないお話です。表も裏も関係なく破壊する新進グループと池袋ダークゾーンの戦い話かと思ったら、監禁事件から発展してマコト自身が死に限りなく近づいていく。ミナガワさんは間違いなく不幸になるとわかっていながら、ミナガワさんに感情移入してしまったので、マコトがいてくれたことにずいぶんと感謝してしまいました。結末は...どうなんでしょう。マコトはやはりタカシよりも冷酷で残酷なのかもしれません。でも、通すべき筋を通すためには、時にそうならざるを得ない時があるのかもしれません。どんなに薄汚れていても、マコトの世界に吹く風は透き通っています。それはマコト自身の生き方が欲やなんかを突き抜けているからなんでしょう。
January 17, 2006
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同居人がやっているのを見ているうちに、何となく登録して「RED STONE」を始めてしまいました。職業は色々考えましたが、にぎやかなのが好きなのでサマナーを選びました。動物好きだし。ルールが比較的わかりやすく、下手でもそれなりに楽しめる感じです。スキルアップのパーティに参加させてもらいましたが、地下3階に連れて行かれました。確かにスキルはどんどん上がるけど、3体の敵に囲まれてキャーといっている間に死んでいました。それから少し年少同居人のレクチャーを受けながら、クエストをやって地道にレベルを上げようとしています。病気のコボルトの服集めと花集めとコボルト退治をして、レベル9になったので、コリンさんから聞いたストラッシュさんに会いに行きました。何とかクリアできましたが、何であの人はあんな危険なところにボーっと立っていて、しかも走りまくっている私より早く移動しているんでしょうか。うーん、侮りがたしストラッシュ!今は赤イヌさんとくらげさんと、ペットのコボルトと一緒に走り回っています。どこかでお会いすることがあったらよろしく。
January 16, 2006
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見ました、見ました「カンフーハッスル」。これ以上はないというくらい面白かったです。少林サッカーのときもそうだったけど、この人はミュージカルが好きなんでしょうかね。斧頭会の成り立ちはミュージッククリップで。それも微妙に垢抜けないあたりが素敵です。延々とナレーションで説明されるよりはいいですが、ここだけこれだと映画全体の雰囲気はバラバラになります。そして、それこそが!香港映画の一大特徴なのです!面白いと思われるところ、観客が喜びそうなところをかき集めて、ごった煮にした闇鍋。それこそが伝統的な香港映画なのです。ジャッキー・チェンの映画でもありましたが、テレビゲームを実写で、しかもワイヤーメインで実現したり、漫画的表現を生身の人間にやらせたり。このカンフーハッスルもそこらへんは凄かったですね。でも、この作品はなかなか入り込めませんでした。ちょっと身体の外側で滑り続けている感じで。因縁をつけるシンが弱そうな相手を名指すシーン。気弱そうに見える顔が立ち上がると2メートル以上あったり、眼鏡の貧相なおじさんが前に出ると筋肉隆々だったり、子供を名指すと...と延々と続くくすぐりギャグ。面白いんですが...斧頭会が豚小屋砦に入り込んできて暴れ始め、3人の達人が活躍し始めるシーンで、最初の一人の地面に足をつけずに攻撃を続ける功夫の秘技の一つ。腕に鉄の輪を嵌めて刃物の攻撃を受け、打撃の威力を増す技。大きくしなる棒で鉄をも砕く棒術。これこそが功夫だという華麗な技に感動はしたんですが...どこか観客の視線になってしまって。それが最初にぴたりと入り込んだのが、ナイフ投げのシーンです。本当に何気なく刺さるナイフと、相棒の投げるナイフ。不意に笑いのツボに嵌ってしまいました。口笛を吹けば蛇はおとなしくなる...ああっ、予想通りだっ...その後の大家のおばさんとシン(主役です)の追いかけっこシーンでは、笑いすぎて涙が零れました。だって、ばかばかしいんです。このシーンだけでもぜひ見るべきです。バカバカしさも、徹底してこそ素晴らしい。ああっ、もう一度見てみよう...そして中盤、二人組みの殺し屋が出てくるとがらりと雰囲気が変わります。まるでダークファンタジーのような、幻想的な戦いが繰り広げられます。歩いている一人目の達人の回りで小物が静かに吹き飛び、それが次第に絞り込まれて、気配に飛び降りようとした猫の影は二つに分かれていきます。達人が気配に気づいて振り向くと、ずっと遠くに楽器を弾く黒眼鏡の男。次の瞬間、地面に映った達人の影から頭が離れていきます。うーん、耽美!この映画はさらに、香港映画のもう一つの1大特徴をもクリアしています。それは、残酷シーン。なぜか、香港映画はザンバリ、バサリと人の身体を切るシーンがやたらに多い。それはもう、日本人が見ると「ああ痛い、イタイ、いたい~~~~~っっっっっっつ!!!!!!!」というくらいに多いんです。しかもそこで切る必然性があるの? と思えるようなシーンで唐突に腕が落ちたり足が落ちたりするので、心の準備もしにくいのです。昔のカンフー映画なども、かなり有名なものでも心してみないといけないようなシーンがあります。まあ、あまりにも特撮が稚拙で、逆に笑えてしまうケースもかなり多い、というかほとんどそうなのですが。ブルース・リーはアメリカで俳優をしていたので、残虐シーンを抑えたのでしょうか。同時期のほかの香港映画に比べると歴然と残虐シーンは少ないです。香港一作目のドラゴン危機一髪はけっこう入っていますから、やはりブルース・リーの意思で減らしたんでしょうね。とにかく「わかりやすい」残酷なシーンが多いので、香港映画は損していますね。この映画も、出てくる残虐シーンをかなりカットしても面白さは変わりません。そこらへんを考えれば、もっと欧米で展開しやすくなるのですが。いつまで書いても尽きませんね、これは。とりあえず今夜はここまで。また続きを書きます。
January 14, 2006
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石田衣良さんの4TEENを読みました。石田衣良さんのお話に出てくる人たちは、いつもぎりぎりのところを、当たり前に歩いて、あるいは走っています。今回のお話の主人公は、タイトル通りの中学生たちです。こんな中学生がいるか、と思う人はけっこう気の毒だと思います。【お話ごとの感想】[びっくりプレゼント] これはいろいろと物議を醸しただろうな...でも、本当は大事な人のために、一生懸命考えた、一番欲しいだろうというものをあげるピュアなお話です。[月の草] べたべたするだけが優しさじゃない。肝心なのは相手を大切に思うこと。[飛ぶ少年] 本当に飛べると思いました。[十四歳の情事] 打算のない愛。その人がその人らしくいられるようにという思い。[大華火の夜に] 子供たちはいつも真剣に、それぞれの信念に基づいて薄氷を渡っている。[ぼくたちがセックスについて話すこと] ごく自然に受け入れる力。[空色の自転車] 相手のすべてを受け入れられる信頼関係と、でも雨の日ばかりではないということ。それがかえってつらくなる、とりかえしのつかない過ぎたこと。[十五歳への旅 ] ちょっと盛り込みすぎなのは、作者が彼らに感情移入しすぎたのでは。現実味を持たせるなら、もうちょっと退いてみた方がいいんですが。----------個人的にも中学生の時の友だちは心に強く残っています。小学生はまだ親の色が強いし、高校生になると異性が気になるし。大学生の友だちは受験という枷を脱して、モラトリアムの利害関係のないつき合いができるので、また格別ですが、中学生の時の友だちとは、今考えても透き通った付き合いをしていました。あの頃は一番人間から遠かったような気がします。空も飛べそうなくらい。
January 13, 2006
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以前から進めていた2階廊下の手すり部分の本棚化ですが、このほどようやく形になりました。正月休みと成人の日を使って進めました。昨年10月ごろ、試し穴を開けました。この時、ねずみ侵入騒動があったのは前に書いた通りです。その時の画像がこれです。ねずみ除けの亜鉛鋼板のガードがこれです。これならちょっとやそっとでは侵入不可能でしょう。1月2日にここまでやりました。いくら休みとはいえ、3が日のうちにここまでやるとは、自分でも自分が信じられません。3日は全身筋肉痛です。そして今日、1月9日にようやく形が出来ました。構造材を横壁に使っているので、サイズもまちまちです。棚板も背板もすべてそれに合わせてオーダーメイドしなければなりません。前回も書きましたが、とにかくそれがしんどかったです。奥行きからいって文庫本と単行本、コミックス用ですが、とりあえず入れてみたところ、700冊以上入りました。当分は作る気はありませんが、あと3列は作れそうなので、1000冊は収納できそうです。まあ、苦労した甲斐があったというものです。この他に大小16個の本棚があり、それが全部埋まっていて、ダンボールにも20箱以上本が詰まっていますので、本の処分も考えた方がいいのかもしれません。次は何をしようか。今回の作業でずいぶんと経験値も上がりました。もっともっと改善していきたいですね。
January 9, 2006
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このお正月休みに、2階廊下の手すり部分の本棚化を進めました。綺麗にできている壁をぶち抜いて、そこに棚を作りつけようという無謀な作戦です。以前、壁の一部を試しに開けてみたのですが、そこからねずみが侵入してパソコンの後ろでおしっこをしたりするようになったので大騒ぎをしたことがあります。見つけて追いかけた時にそこに飛び込んでいったので、進入経路がわかりました。もっとも、それまではまったく出たことがありませんでしたから、そこだとわからない方がおかしいのですが。そこには亜鉛鋼板を曲げてちょっとやそっとでは突破不可能な蓋をしました。それからは侵入がないので大丈夫だとは思うのですが、ちょっと気分的にネガティブになってしまい、進める気力を失ってしまいました。半年くらいそのまま放置していたのを、久しぶりに再開したのです。放置はしていても、頭の中ではいろいろとシミュレーションを重ねているので、初めれば進むのはけっこう早かったです。1月2日に2メートル強の壁をぶち抜きました。ツッキリソー(石膏ボード専用の鋸。とても使いやすいが、面積が広いとしんどい)とのこぎりと電動ジグソーを併用しながらぶち抜きました。ぶち抜いてしまうと、ねずみ君の侵入の可能性があるので、そのまま亜鉛鋼板のカットおよび曲げ加工、さらに釘による固定までを連続作業で行わなければいけません。暗くなるまでかかって、何とか終了。全身疲れきりました。1月3日は疲れのため作業はなし。ただし、買い物に行って棚板用の木材を買って来ました。サイズが合うのがそれしかなかったので、ポプラ材を購入。ポプラって学校の校庭に良くあるけど、材としてはどんなもんなんでしょう? わからないまま色の白さに惹かれて買ってしまいました。1月4日は棚材と受けの部分の材をカットしました。始めはのこぎりで挽いていましたが、時間がかかるため、電動ジグソーに変更。寒風吹きすさぶ中、ひたすらカット、カット。身体の芯まで冷え切りました。全部で100以上のパーツをカットしました。そのあと、背板用のシナ合板をサイズを合わせながらカットしました。この日はここで力尽きました。そして今日、1月5日は合わせて組み込んでいきます。だいたい大きめにカットしているので、カンナやノミ、のこぎりやカッター、やすりなどで調整しながら合わせていくのですが、これが大作業でした。やってもやっても合ってくれないんです。背板はカンナでシャーコ、シャーコと気持ちよく削れてすぐ合うのですが、棚板は厚い分なかなか削れてくれず、泣きそうになりながらしこしこと削り続けました。その甲斐あって、とりあえず形になりました。最下段の棚板と背板、上の飾り板をすべて付け終わったところで、今日の作業は終了としました。後は中段の棚板、4段くらいにするつもりなので、3枚ずつを付けてあげれば完成です。今週末には仕上げるつもりです。そうすれば少しは本やDVDがけっこう片付けられると思います。↓壁の穴開けに、とても便利なツッキリソー。
January 5, 2006
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とりあえず、と思って子供と一緒に見始めたんですが、初めのうちは何だコレ、という感じでした。変に特撮にこだわっているし、話がスカスカな感じで、外れかなと思いながら見ていました。それが後半、だんだんと面白くなってきました。ゴリエさんがこんなところに。おお、何だかちょっと渋いじゃん。怖そうなのも出てくるし、ああ、これはひょっとして、と思ったとおりになって、主(あるじ)さまの行動で不覚にもほろりとしてしまいました。子供もそれなりに感動していたみたいだし。話題性だけかと思いましたが、話題になってよかったじゃないか、という感じです。見ていない人も、機会があったら見てみてください。前半かなり我慢する必要がありますが、その分カタルシスも大きくなります。特に子持ちの方にお奨めします。子供さんと一緒に見てください。あと、どうってことはないんですが、なぜか新撰組!メンバーがけっこう出演していましたね。ちょっと嬉しかったりしました。
January 4, 2006
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1年ぶりの懐かしいメンバーたちの顔、しっかりと見届けさせていただきました。いやー、副長はやっぱり時代劇やってたほうが絶対かっこいいですね。1時間半でたった一日。リッチな使い方だと思ったらとんでもない。これでいっぱいいっぱい、足りないくらいでした。会津でも宮古湾でも見せ場はたくさんあったのにと思いましたが、ここだけに絞ったことで土方さんの気持ちがびんびんと伝わってきました。さすがの演出です。史実を外さずに、きっちりと「生きるために戦う」土方歳三を納得させてくれました。ともすれば滅びの美学だのなんだのと騒がれる最期を、後ろ向きにならないように見せる演出はやはり三谷さんの考え方なのでしょう。死ぬ場所を探して戦いに望むなんて、やはり新撰組の副長としては認めがたい退行でしょう。戦いは生きたい者が生きるために力を尽くすための行為でしょう。やりたかったことを尽くした近藤さんと、生きるために前に進んだ土方さんの最期。この二つは1年という時を超えてしっかりと響き合い、新撰組はその幕を閉じました。今はただ、満足。またしばらく時間を置いて、じっくりと見直したいと思います。個人的には大鳥さんがよかったですね。榎本さんも土方さんを相手に回して一歩も引けを取らない貫禄でしたが、誰よりも戦いたい自分の気持ちを押さえて榎本さんの意思を受けとる強さ。コミカルに描写された分、おしまいの方では輝いていました。旧幕軍の桶狭間作戦を越える官軍のひよどり越えの戦。史実をゆがめずにこの演出。しかも昨年の大河と噛み合わせるあたり、どこまで隙がないのか この人は、と思わせられてしまいました。今、ちょっとうっとりしています。
January 3, 2006
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いやー、ついに2006年になってしまいました。別に何があるということではないんですが。今年は 「考えるより早く動く」 をモットーにがんばりたいと思います。いや、がんばらないで動けるようになりたいです。やることは次から次へと出てきますからねえ・・・
January 1, 2006
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