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これはイジメの話です。重いテーマなので買うときに躊躇したのですが、いじめられた子の復讐をいじめをしていた側から見るという視点と、どのように決着をつけてくれるかを見てみたくて買いました。いやな奴だと思っていても必ずいいところはあるし、死んで欲しい人間などいないということが伝わってきます。やっぱり切ない話。人を殴ったら、殴った人間はすぐに忘れてしまうけれど、殴られた方は忘れられない。いじめが一番いやなのは、いじめがされる人間のいる場所をどんどん奪っていってしまうこと。人が近づいてきただけで恐怖に怯えるようになってしまうこと。たかが、と言えるのはいじめる側の人間だけで、いじめられる人間にとってはそれが世界のすべてになってしまうこと。しかしイジメをなくすことは出来ないでしょう。イジメは人間の、いや生き物の遺伝子に織り込まれているから。動物も弱い仲間がいればそれを攻撃したり、群れから追い出したりします。人間だけの話ではないのです。でも、人間は自分の行動を振り返ることが出来ます。ほんの少しの想像力があれば、自分のしていることがいいことか悪いことかはわかります。バカではない子達がそれでもイジメをしてしまうのは、本人が閉塞して望ましくない環境にいるから、自分以外をいじめることで相対的に自分のいる環境を悪くないと思いたいがためです。もちろん、イジメをする子がかわいそうなんて言う気はさらさらありません。いじめをする人間はどんな理由があっても加害者なのです。よく言われる、「いじめられる子にも問題がある」なんてことはありません。イジメは差別なのです。差別される人間に罪があるなんて事はありません。本当にせつないですね。みんなが本当の自分に向かい合う勇気があれば、イジメなんて簡単になくせるんですが。それがわからない子でも、どんな子でも、それを理解することが出来る、とこのお話は思わせてくれます。決してありえない綺麗ごとではなく、痛みと苦しみを通してです。今も現実に起きていることに、どこかで歯止めをかけることが出来るのではないか、と思わせてくれるお話でした。
November 8, 2006
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会社で仕事をしていて、毎日の中で一番大きな気分転換になるのはやはり昼食です。その時間が今はちょっと幸せです。肉と魚で2種類が選べるのですが、今日の昼食は白身魚のフライのトマトソース掛けでした。白身魚を揚げておいて、出す直前にそれにトマトソースをかけてくれるのですが、そのためフライのパリパリ感がそのままで、それにソースをからめながら食べると口の中で暖かい魚がぱらぱらとほぐれて、味も食感も満足でした。トマトソースも甘くも辛くもなく、自然なトマトの酸味が上品で、いい感じ。社員食堂でこれだけのことしてもらえばまったく文句ありません。うちの会社の食堂のある事業所は、ぜんぶ同じ給食会社が入っており、出張なんかでほとんどの食堂で食べているのですが、内容はかなり差があります。同じメニューでも工場関係は味付けが濃い目で量が多く、出す食数の少ない本社や事業所はちょっと手間をかけています。でも味付けは今のところ私の職場のものが一番です。うーん、幸せ・・・^^
November 2, 2006
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