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今日私、朽岐は初めて人を殺した・・・。 といっても別段辻斬りをしたわけではない。ことはPvP(プイヤー対プレイヤーについて教授して頂く為、第4鯖に向かったことから始まる。プレイヤーキラー(以下PK)に切り替え第4鯖の常連の方々に色々教わっている時、突然ピースモードが切りかかってきた。 噂には聞いていた。ピースモード(以下ピース)でPKに対し問答無用で切りかかり、そして挑発してくる愚か者がいることを。彼らは挑発にのったPKに殺されることを心待ちしている。知っての通りPKはピースを殺せば殺人者となり、死亡した時装備品をDROPしてしまうリスクを背負う。そのDROPを狙っているのだ。 そういう奴らは無視をしろ。 なんどもそう聞かされてはいた。しかし、元来堪え性のない私は遂に彼らを叩き切った。 その後は言わずもがなだ。何度切り伏せてもまるでごきぶりのように湧いてくる。モンスターの復活速度なんぞ目ではない。ただ、ゲートスクロールで戻ってくるからその週間撃破w 結局最後は3対1となってしまいあえなく轟沈。ディバイン防具をいくつか奪い取られてしまった。 まぁ周りの親切な方々がそれを見てただでディバインをくれたのは非常にありがたかった。 一般的に第4鯖通称PKサーバーはピースに恐れられている。かくいう私もそうだった。しかしPKはむやみにピースの方を襲ったりはしない。前述したようにリスクのみでなんのメリットもないからだ。この鯖で一番怖いのはPKではなくPKを一方的に攻撃してくるピースのPK(以下PK)である。 考えてみるがいい。これが現実であったとしたら。PKは人を殺せる力を持つがそのほとんどが己の腕を試すいわば修行者だ。対してPKKはおとなしい振りをして対PK限定とはいえ殺戮を繰り返し、そして法律で守られているという存在なのだ。 繰り返しいうがPKでピースの殺戮をするものはほとんどいない。己の腕試しの為にPKとなるものがほとんどだ。 そこにルールを盾に乱入してくるピースが一番恐ろしいのだ。 第4鯖は荒廃としていると誰かがいった。だが私は断言する。それはPKのせいではなく悪意あるPKKのせいだと。 では今日の感想。 私信:姫。旅行楽しんできてね。くれぐれも怪我などしないようにw
2003年07月31日

昨日俺バイアは初めてPvPというものを体験した。 知人を探すため第4鯖にきたのだが、シティス=テラで他の知人に声を掛けられPvPをすることになったのだが・・・ 対戦相手は金装備の片手剣パラさんだ。結果はというと・・・惨敗。俺の攻撃力防御力からすれば当然の結果だ。なにより俺は人に剣を振るうことに躊躇いがでるしな。 ところでこの戦闘の時俺について知られていない事実があることが分かった。だめもとで打撃攻撃と雷を繰り出した時、周りが驚く。「魔法使えるんだ。」 いったい俺をなんだと思ってたんだろう?腐っても魔術師だ。魔法の一つや二つ扱える。無論、INTは低いしスタッフマスタリーを持たない俺の魔法攻撃力は普通の魔術師の足元にも及ばないほど低い。 たが俺は雷に10以上振り、アストラルも扱える。一見無意味とも思えるこのスキルをとったのは何故か。 エフェクトが派手だから(爆 これは人には理解しづらいかもしれない。だが、両手剣使いの魔術師など所詮どうあがいても他の職には勝てはしない。ならば強さを追求以外の道を選んだ方が人生楽しめるというものだ。 PvPの現場で†G†さん(一応伏字w)は言った。「何故そんな大変な道を?」 俺はその時笑って誤魔化したが、まぁそういうことなんだ。 だから今後成長しても俺はエフェクトが派手になるようなスキルの取得の仕方をするだろう。それが楽しい道の一つだと知っているからな。 最後に雷+打撃攻撃のショットを・・・ 追記:他にもアストラル+打撃攻撃もあるがこちらは省略。 尚技の名前は『アストラルブレード』(w 名付け親はラピス第3鯖のT中将である。多謝^^
2003年07月30日
ディバイン防具が装備可能になった。 多くは語らない。この世界ではめっきり珍しい存在となってきた両手剣使いの聖騎士としてここまでやってきたが、私一人ではなしえなかってであろうことをここに記す。 バイアの弟子や当時からの仲間。バイアを通じ知り合った人達。朽岐として知り合った人達。そして何かのいたずらでほんのひと時同じ時間を過ごした人達。 皆の存在なくしては私は両手剣を振るい続けることは出来なかったであろう。皆に伝える言葉は一つだけである。 ありがとう。 多くの言葉を費やしても私の気持ちはおそらく伝えられない。 だから行動で示そう。今後この世界で存在する限り私は両手剣を振るい続ける。それが皆へ感謝の気持ちが伝わる方法だと信じて・・・。
2003年07月29日
ええと、表題の通りです。ターラで狩りをしていると旧知のパラさんから第一報。 「紀沙さん国内1位、総合16位だよ」は?元弟子の名前を告げられ私は戸惑う。うそだろ? 「ごめん、まちがえた」そうだろう、そうだろう。 「国内2位だった」たいしてかわらん! その後の私は元弟子を自慢する為に情報中継センターと化し内緒しまくった。賞賛の返事が我が事の様にうれしかった。 一人の弓ヴァルは言う。 「こういうときは師匠のねぎらいの言葉が一番うれしいんだよ」 しかし、素直になれない私は元弟子から内緒で挨拶がきた時 「は?だれですか?」 紀沙、ごめん!正直気持ちの整理がついてなかったんだよ。 その後CWC参加者不参加者を交えてターラで雑談。周りのみんなに迷惑かけたかな? ふと、紀沙がおとなしいことに気付く。やばい、まだ怒ってるかな?そこで紀沙から一言。 「眠いです」 まぁ、普段は寝落ちの常習犯が30時間がんばったからね^^; ゆっくり休んでまた今日から狩りに繰り出そう。 ※注意:元弟子とありますが現在私の師匠です。しかし師匠と呼ぶと怒るのでこのような表記にしております。 追記 紀沙お疲れ様。結果よりも寝落ちしないでがんばったことを褒めたいのは失礼かな? なににしても、おめでとう!
2003年07月27日
表題を見てなんかいいこと書いてあるのかと思った人もいるかもしれないが、別にたいしたことは書いてない。 ただ単に激励を送りたかっただけだ。 現時点でクロノス最大のイベントになるこのCWC。賛否両論でているようだが、俺は楽しみにしている。弟子や、仲間も参加するしな。俺は所要で参加できないが、皆の活躍が大いに楽しみだ。 参加するからには勝利を!と思うかもしれない。まぁ、当然なんだが、出来うる限り楽しむことを忘れないでがんばってほしいな。後、30時間という長丁場だから無理し過ぎないでほしい。間違いなく寝落ちする奴に心当たりがあるがね。 では、えらそうな一言を。 健闘を祈る!
2003年07月25日
前日は真矢が金装備となったが、今度は元弟子が緑装備になった。積載量が200も減ったと嘆いていたが、まぁ、どう見ても喜んでる様子だ。つい先程、妙なアイテムを数点あげたが、お祝いと気づいているだろうか? なにはともあれ、紀沙、おめでとう♪ もう一人、真矢と何度もPTを組んでくれていた方が赤装備となった。ギルドの方々にからかわれながらも飛び回っているその姿はなんとも微笑ましいものがある。 鵺姫、赤装備おめでとう♪ 周りは着々と成長している。羨ましい限りだ。ん?私?さあ、どうでしょう? ただ、そろそろ気合を入れていかないとバイアに責められそうだ。 そういう訳で、今日も両手剣を振るいます。
2003年07月24日
おお?なんかずいぶん久しぶりだな。まぁ、そんなことはどうでもいい。今日はこの俺バイアにとって、とてもいい日だ。俺の元弟子が金装備になった。思えば、ずいぶん長い付き合いになったなぁ。 弟子のお祝いにシティスまで駆けつけ雑談してたら、いつの間にやら、旧知の仲間でいっぱいになっていた。 愛されてる弟子を持つというのは気分がいいもんだ。弟子は成長が遅いと嘆いているが、人生生き急ぐよりのんびりやる方が楽しみも多いと思うのは俺の気のせいだろうか? 最近は自分の成長を早めようと少々無理をしていたせいかそんな風にも考える。弟子には、俺のようにならず一歩一歩楽しんでいって欲しいものだ。 そう楽しむこと。折角この世界に生まれたんだ、どんなことでもいい、楽しむ道を見つけたい。中には楽しむことを探さずしてこの世界を去っていく者もいる。とても悲しいことだ。世界には楽しむことも出来ず消えていく人間もいるというのに・・・。 おっと、また湿っぽくなっちまうな。今日はこの辺にしておこう。~追記~ 真矢。改めて金装備おめでとう♪
2003年07月23日
諸事情により日記を休止していた。今日はバイアに書かせようと思ったが、再振りにまた悩み出したようで私朽岐が代わって記す。 私がクロノスに入って10日頃、+3ノモスペンダントを手に入れた。アヴァロンアクセに比べると需要は少ないがそれでも高額で取引されることもあるアイテムだ。しかし、私はそれを使う必要もなく、また売るのも憚れた為倉庫の片隅で眠ることとなった。 ある時私はわりと良質のアイテムを販売した。周りをみるとかなり高額での販売も可能であったが、特別お金が必要というわけでもなかったのでかなりの格安である魔術師に販売した。その魔術師と軽い雑談をしている時、デヴァインの話題となった。 「私はデヴァインを拾ったこともなければ見たこともないです。」 気のいい彼のその悲しげな言葉を聞いた時、私は倉庫に眠るアイテムを思い出す。どうせ使わないからいいだろう。 そう思い私は彼にノモスペンダントを譲ることにした。「おいくらですか?持ち合わせ少ないんです。」「お金はいいんで、今後アヴァロンアクセが見つかったらそれを一つ下さい^^」 正直、使うつもりのないアイテムだ。私は冗談の一言と入手し易そうな場所の情報を付け加え彼にそのアイテムを渡し別れを告げた。 本来であればここで話が終わるはずだった。 それから3日後。彼の魔術師から連絡がはいる。「+3アヴァロンペンダントを拾いましたよ。すぐお渡しします^^」 私は自身の耳を疑った。あんな約束ともいえない約束を守る人がいたのか。しかも割りにあわない条件だ。普通アヴァロンはノモスより高額で取引される為、物々交換はほとんど成り立っていないのだ。「ほんとにいいんですか?」「私は使いませんし情報料込みですから^^」 どうも、入手し易そうな場所からデヴァインアイテムをいくつか入手したようだ。彼のそのうれしそうな言葉に私は遠慮なくもらうことにした。 私がこの件でうれしかったことは、アヴァロンを入手できたことよりも彼が私を信用してくれたことだ。 この時期アイテムのコピー事件が発生しており、他人からアイテムを入手するのは非常に不信が伴うことであった。しかし彼は、疑いの顔をすることもなく私の言葉を信じ、約束を守ってくれた。 殺伐とすることもあるが、こうした出来事は遇えるというだけでも、この世界にきたことに価値があるように思える。 偽善者と言いたい者は好きなように言うがいい。私は私である為にこれからも同じことを繰り返していこう思う・・・。
2003年07月22日

今日は私、朽岐がクロノスで会った方々を紹介しようと思ったのだが、急遽変更してマ=ドゥラヴァス、カイヌゥス、チャクラであった出来事を記そう。 まずは私も人生のやり直しを行った。防御に不安がある私はホーリーアーマーに力を注ぎ大幅な防御力上昇を図った。 その後、ギルドメンバー+魔術師の6人でカイヌゥスに訪れた。他のメンバーは知らないが私は初めて訪れた土地に感慨を抱いていた。しかし、その感慨を打ち消すかのように私の調子がおかしくなった。仲間との連絡が途切れる。気がつくとなぜかターラ。ちょうど、マスターを発見したので私の変わりにカイヌゥスへ向かってもらうことにした。 途方にくれる私に弟子(ほんとは師匠なのだがそう呼ぶのを嫌がる)から連絡がはいり、もう一人のヴァルキリーと共にマ=ドゥラヴァスへ向かうこととなった。3人で向かうことに不安を覚えていた私の前に守護者(支援型聖騎士、私が勝手にそう呼んでる)が現れた。彼となら大丈夫だ。 早速彼を巻き込みマ=ドゥラヴァスへ。しばらく狩りを続けていると我々の前に巨大な生物が現れた! 噂のバトルアンテクラだ。既に何人かの冒険者達が挑んでいたが私は気づくのに一瞬遅れ即死。すぐに帰還し再び参戦。総計8名の冒険者により、バトルアンテクラは地に沈んだ。こんな奴がいるのか。難敵を倒した感慨と共に恐怖が今更のように蘇る。 その後共闘した旧知の魔術師を加え一度ターラへ戻る。装備を整えている時に突然仕事が舞い込む。 デスアンテクラ討伐 無茶だ。バトルアンテクラを倒すのにあれほど苦戦したというのに、まして5人でなどと。しかし、守護者と魔術師は口を揃えて言う。「やれるさ。」 私より遥かに豊富な経験から出る言葉だろう。彼らの軽い口調はしかし重みを持っていた。 再び装備を整えカイヌゥスで探し回ること20分。「見つけた。」 個別偵察にでていた魔術師から連絡が入る。私達は現場に集合し難敵を見据える。今回の作戦ではヴァルキリー二人のバインドに懸かっている。敵を足止めし魔術師の強大な威力を誇るアストラルをぶつける。幾度かの失敗の後、遂にバインドがかかる。今だ。魔術師がアストラルを仕掛けるのと同時に、守護者の防御と回復の魔法を受け両手剣のリーチを利用し私も攻撃を仕掛ける。しかし攻撃が通じているようには到底思えない。 ふと守護者の戦術を思い出す。違う。私のやるべきことは他にある。仲間に攻撃を仕掛ける雑魚の排除。これが私のすべき仕事である。聖騎士は足が遅い。しかしそれでも私は戦場を駆け巡り雑魚を排除していく。そして雑魚がいなくなれば、少しでもダメージをとアンステラに攻撃。 幾度それを繰り返したであろうか。気の遠くなる時間が経過した後、遂にその巨体は轟音と共に倒れ伏す。 割りに合わない報酬を受けつつ胸にある思いが過ぎる。 いつの日かこいつを一人で倒してみせる。 一つの野望を抱きつつ私達は再び戦場へ舞い戻った・・・。 追記 この後チャクラで2体のクルーエルアンステラと遭遇、撃破。しかし思う。今日は厄日だ。当分の間こいつらには会いたくない。満足感と野望、そして若干の恐怖を胸に今日は休むとしよう。
2003年07月19日

朽岐がネェちゃん達と水浴びしてる間、俺バイアは人生のやり直しをしていた。結果はごらんの通りだ。 仲間から一言。 お前はホントに魔術師か?!(笑 生まれはそうだが俺には自分が魔術師という自覚はない。 あるとすれば自分が非力だということだけだ。 生まれ変わった俺はある旧知の聖騎士に会う為にターラに向かうことにした。そこはモンタヌゥス神殿の先にある世界。俺はモンスター達の攻撃から身をかわしつつターラに向かい、久しぶりにその大地に足を踏み入れる。 残念ながら目的の聖騎士は不在であった。しかし多くの人達に声をかけられる。「復帰おめでとう!」「まずは、赤装備までがんばれ!」 俺が引退する時、すでに赤装備であったTさん、rさんにも声をかけられた時はさすがに舞い上がった。 その後シティス=テラに戻り当時のカンを取り戻す為、神殿2Fで軽く戦闘。相変わらず剣の振りは遅いが悪くはない。以前は敵わなかったデスラミュレスを撃破することも可能だった。 一汗かいた後、街で仲間の弟子と軽いトーク。と、その時また声をかけられる。「日記見てます。頑張ってくださいね^^」 これは焦った。朽岐の名前で書いてるから気づく奴は少ないだろうと思っていたのに。 突然だとポーズを取れない俺は、ろくなお礼も言えなかったので改めて。 Rさん、ほんとにありがとう。復帰してよかったと思うのは、多くの人に迎えと激励の言葉をもらう時だ。そしてそれは俺に新たな力を与えてくれる。 最後に俺の復帰を一番喜んでくれたのは嘗ての弟子達であったことをここに記そう。 今は二人とも朽岐の師匠であったり、弟子であったりするが、今でも俺のことを師匠と呼んでくれる。 真矢。俺が普通の魔術師になるのかと気に掛けていたが、俺はお前と出会った時の印象を残し続けていくつもりだ。俺を超えるのも時間の問題だろう。その時を楽しみにしている。 そして紀沙。俺が復帰した時、俺の周りを駆け回って喜んでくれたことを忘れることはないだろう。既に俺を超え、そして更なる高みを目指すお前に期待している。 まぁ、そんな訳で俺は今後、神殿2Fで剣をふるう。もしよかったら見に来てやってくれ。へっぴり腰で両手剣をふるい、しかし一歩ずつ成長していく俺を・・・ 追記 どうも、雰囲気が暗いな。 明日は朽岐の番なのだが、明るい話題があるといいなぁ。
2003年07月18日
過去2日分日記を書いた自分なりの感想。 重い。重すぎる。そういうわけで今日はもう一人の分身に代筆してもらうとしよう。~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ お?始まってるのか?う~ん、朽岐は暗すぎる。あんなので世の中渡っていけるのか?という訳で今日は俺バイアが代わりに日記とやらを書くことになった。面倒だがしかねぇな。奴には借りもあるしよ。 俺のことは1日目の日記に少し書かれてるな。哀愁漂う男って感じでいいんだけど、あれじゃちと情けねぇよな。 そんなわけで両手剣を使う魔術師を引退してのんびりした生活を送っていた俺なんだが・・・。 昨日は久しぶりにシティス=テラの街に出てきた。シャバの空気はやっぱりいいねぇ。別にムショに入ってるわけでもないがね。昔の仲間達とも久しぶりに再会した。皆レベルが上がって赤い装備なんか装備してる。ちとうらやましかったが、再会を喜ぶ気持ちの方が強くてどうでもよかったね。 ひとしきり雑談した後何故か北門で木登り大会。俺も久しぶりだったんでとりあえず登って遊んでたんだがふと気づく。 周りにヴァルしかいねぇ。 いや、別に意図してそうした訳じゃないんだ。ホントに偶然だぞ。まぁ気分が良かったのは否定しないが・・・。やめとこう、品性を疑われそうだ。 そんな思いを抱いている時、声をかけられた。 「おや?そこにいるのはバイアさんじゃないですか?」 誰だ?俺の知らない魔術師。人見知りする訳じゃないが警戒する。 「おや?私をご存知で?」 笑うなよ。知らない人間と話すときはこうなっちまうんだよ。 「バイアさんは有名人ですから」 聞いてびっくり。そして焦ったね。俺が引退表明をしてからすでに2週間は経っている。この世界の時の流れは遅いかもしれないが、俺の存在なんてとっくに忘れさられてると思ってた。 「印象に残る人の噂は止められませんよ」 恥ずかしい話だが俺は感動した。確かに俺は魔術師なのに両手剣を使う変わり者だ。だが今もって語られてるとはね。 「記念に写真をお願いします」 柄にもなく緊張しながら俺は決意していたことを改めて思い浮かべる。 冒険者への復帰。 すでに幾人かの知人には話してあったが、俺にはまだやるべきことがある。 両手剣使いの魔術師として赤い装備を身に着けること。 本当にやれるかはわからない。だが俺の後を引き継いだ朽岐からあるアイテムを借り受けた。アヴァロンアイテム。打撃攻撃を極める者としては喉から手がほしくなる品物だ。それを3つもだ。 魔法の力に頼らずどこまでできるか。魔法を極めりゃもっと楽に冒険できるのにな。自分のバカさ加減をしかし俺は心の底から楽しんでいる。 おっと、明るい話題なのにちと暗くなっちまったな。 まぁ、そんな訳でまた俺の冒険が始まる。きっちり復帰宣言もしないとな。結構大げさに引退表明しちまったからよ。 待ってろよ、未知なる世界よ。俺は必ずそこにいってやるぜ!
2003年07月16日
聖騎士。自ら剣をふるいつつ、仲間の為に回復、防御、攻撃力上昇の支援魔法を使う騎士。彼らとパーティを組みその恩恵を受けた者は少なからずいるであろう。 だが昨今は自らの攻撃力不足を補う為、支援魔法を捨てつつある騎士が多い。私もその一人だ。パーティプレイ時の有効性に疑問を感じ得ない現在、ソロでの行動を容易にする為攻撃力を上げる。最早聖騎士とは名乗れないと自覚もある。 そんな中、自ら剣を捨てた聖騎士がいる。引退したのではない。剣を捨て支援魔法に特化した者である。 彼との出会いは魔術師時代であった。自ら剣を握る魔術師と剣を捨てた聖騎士。私達の出会いはある意味必然であったのかもしれない。 パーティを組むことはなかったが、彼の生き様が過酷な道であることは容易に想像できた。剣を捨てた為ソロでの活動が出来ず、ただ只管仲間が集まるのを待つ。時には30分以上パーティの募集に時間を費やすこともある。そしてパーティを組んでも稼げる経験値はソロより遥かに少ない。こうした成長の困難さが私達の共感するところであった。 こう書くと彼を哀れんでいるように思われてしまうが、そうではない。彼の真価はパーティを組んだ時十二分にわかるであろう。 昨夜私が聖騎士となって初めて彼とパーティを組んで驚愕した。現時点で最強の敵が潜むチャクラ。私程度では単独で挑むことは不可能な地域に彼を含む6人の聖騎士で足を踏みいれた。でかい。そして固い。私は初壁で死の予感に駆られる。しかし傷は思った程深くはない。ターラで単独行動している時と然程変わらない。彼だ。彼のその驚くべき防御魔法の効果だ。そして連続して打ち出される回復魔法。かつて魔術師時代、幾人かの聖騎士とパーティを組んだことがあるが、これ程回復魔法を連続して打ち出せた者はいない。やれる。不安を抱く私にそう思わせる心強さ。 彼はただ魔法をかけるだけではない。自らもその杖で攻撃する。意味がない。最初はそう思わざるを得なかった。剣を捨てた彼の攻撃がこのチャクラで通じるわけがない。しかし戦闘が進むにつれふと疑問に思う。私に攻撃を仕掛けてくる敵が少ないのだ。またしても彼だ。彼は通じるはずのない攻撃を行い自ら囮となり、私達への攻撃を減らしていたのだ。 この戦術眼の高さは驚くべきことであろう。パーティを組んでも目の前の敵を叩く、或いは狙い定めた敵に集中攻撃。この程度の戦術しか持ち合わせていなかった私は彼に更なる尊敬の念を送ることになる。 今回の遠征は途中幾人かのメンバーが抜けてしまった為、結果として一瞬の油断から私は死の宣告を受けてしまったが私にとっては些細なことであった。 彼の真価に触れたこと。これが何よりの収穫である。 彼は控え目で腰の低い方である。しかしその奥には冷静で砕けることのない心を持つ者である。 人は彼を聖騎士ではないと思うかもしれない。しかし私は彼こそが最高の聖騎士であると断言する。 現在私は、ディヴァインアイテムより彼の為になるアイテムを探している。これが彼に対する、最高の恩返しと信じて・・・ ラピス第3サーバのターラ。現在彼はそこを主な拠点としている。みなも一度彼に会うといい。彼の存在はこの世界に生きる者として最高の励みとなるであろうから。 今日も彼は街で冒険者達を待つのであろう。自らの名声より冒険者達の未知なる世界に挑む心を守るために・・・
2003年07月15日
ふむ。日記というものを書くのはいつ以来だろうか。 長い事してないことを再び始めるというのは、初めて行うことと然程変わらない。まぁ、誰かに迷惑のかからない様にだけは注意するとしよう。 まずは何を書こうか。順番としてはおかしいが私のもう一人の分身について少し触れてみるとしよう。 プロフィールにもあるように私にはもう一人の分身がいる。かつて人から茨の道を歩む者といわれた両手剣を扱う魔術師である。 そう、魔術師。打撃戦を不得手するが魔法で敵を滅する者。しかし私は敢えて打撃型の魔術師の道を選んだ。 理由は簡単。珍しいからだ。気楽な気持ちで歩み始めた道であったが、しかし成長するにつれ更なる道の険しさに疲れを隠せなくなった。 当然である。自分の長所を殺し短所を伸ばす。聞こえはいいかもしれないが、自分を把握しなかった結果がこれだ。 先日、成長の困難さを理由に引退した。夢は現在の聖騎士が引き継ぐ。それでいいではないか。聖騎士は志半ばで去っていった魔術師の無念を晴らすがごとく急成長を遂げ、遂には嘗ての弟子に迫るに至った。 今後はどうなるであろう。明日はそんな思いを抱かせたある聖騎士について書いてみることにしよう。
2003年07月14日
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