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お城の館内ツアーと街の散策でかなり歩き、お腹も空いてきました。そろそろディナーにしましょう。チェスキー・クルムロフでは、伝統的なチェコ料理を食べると決めていました。それもヴルタヴァ川沿いのレストランで。宿泊したHotel Dovrakには、川沿いにレストランがあります。部屋にメニューが置いてあり、チェコ料理が充実しているのでそこに決めました。チェスキー・クルムロフは日帰りで訪れる人が多いので、ディナーの時間には観光客は少なく、街は静かになります。チェコのレストランやカフェでは、入口で待って案内された席に座るのではなく、自分の好きな席に座るシステム。入口付近は結構席が埋まっていたので、奥の方へ。真横を見上げると、お城の塔、前方にはラゼブニッキー橋が見えて良い眺めです。「やっぱり川沿いのレストランにして良かった~」と思いました。5月下旬のチェコは21時過ぎまで明るく、ディナーの時間でも昼間のように青空です。チェコは内陸国なので、魚料理よりも肉料理が中心です。肉料理は、鶏、豚、牛からアヒル、シカまで。このレストランのメニューは、親切に4ヶ国語表記です。日本でなかなか食べられないものにしようと、上から2番目のアヒルをチョイス。"1/2 Duck confined with old Bohemian sauerkraut and home-made dumplings"まずは、ビールから。ピルスナー・ウルクェルです。よく歩いた後の一杯は格別です。ほどなくしてお料理がやってきました。すごーいボリュームです。アヒルさんはリアルすぎてかわいそうですが、ごめんなさい、いただきます。付け合わせは、クネドリーキとザワークラウト。クネドリーキは、チェコの料理で小麦粉を蒸したもの(蒸しパン)。ザワークラウトはキャベツの酢漬け。アヒルは、臭みがなく、脂肪分の少ないあっさりしたお肉で、スパイスの味付けもよかったです。ホームメイドのクネドリーキは、味がなくて美味しいのかどうかわかりませんでした。ソース付きのお料理だと、ソースをからめて食べればよいのでしょうけど。。。個人的には、普通の焼いたパンの方がいいかな。ザワークラウトは美味しかったです。ボリュームがすごくて完食できませんでしたが、美しい景色を眺めながらチェコの伝統料理をいただくことができて満足です。
2015年06月30日
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チェスキー・クルムロフ散策、第2弾は旧市街。スヴォルノスティ広場を中心に、ヴルタヴァ川にぐるっと囲まれているエリアです。旧市街はお城に向かう通りよりも人が少なく、あちこちに伸びる石畳の通りを気の向くままにぶらぶらと。細い路地の間から教会やお城が見え隠れして、絵になる光景が次々に現れ、退屈することがありません。店頭のディスプレイに惹かれてお店の中に入ったり、お目当てのものを買ったり、楽しいひとときでした。こちらも第1弾と同様、初日だけではなく翌日に撮影した写真も含まれています。旧市街の中心地、スヴォルノスティ広場には、絵本から飛び出してきたような可愛らしい建物が並んでいます。この広場に面した"THE OLD INN"のカフェでひと休み。ケーキはチーズとチョコレートの2種類のみとのことで、チョコレートをチョイス。オーダーしてから気づきましたが、この前日にもチョコレートケーキを食べていました。。。それでは、この広場を起点に旧市街を歩いてみましょう。こちらは化粧品店。窓際に化粧品がぎっしり並べられています。その横には、商品のディスプレイ。これらが看板商品のようですね。でも、お店の外に現品を展示して盗難など大丈夫なのでしょうか?お城の展望スポットからもよく見えた細長い尖塔を持つ聖ヴィート教会。1407年着工のゴシック様式の教会。散策の途中で入ってみました。入場料無料。内部は撮影禁止。15世紀のフレスコ画やボヘミアの守護聖人であるヤン・ネポムツキーの礼拝堂があり、歴史が感じられる立派な教会でした。階段に何やらたくさん置かれている左のお店、可愛いものがいっぱいで、長い時間滞在してお買物しました。(戦利品については、後日)通りをはさんで右のお店は画材屋さんでしょうか。ドアには絵の具のチューブたくさん!よく見るとチューブの一部が「指」になっていて、ちょっとコワイかも?レストランの入口に立っているウェイターのおじさまと目が合いました。不機嫌そうな表情ですが、もう少し愛想良くした方がお客さんが入りやすいのでは?写真を見て気づきましたが、店頭に置かれている椅子がユニークですね。レンガ色の建物はロウ人形館。ロウ人形館はロンドンやニューヨークやなどの大きな都市で見かけますが、こんな小さな街にもあるんですね。エントランスにはマイケル・ジャクソンの看板が。だまし絵の施された建物の素敵なレストラン。夕食を済ませた後に見つけてしまい、ここもよかったな~と。こちらはホテル&レストラン。木のぬくもりが感じられる建物です。通りの先には、お城の一部が見えてきました。正面もお城の一部で橋の回廊。アーチ状になったスペースには彫像が建っています。川沿いまで来ると、お城の塔が見えます。
2015年06月29日
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チェスキー・クルムロフでは、散策して美しい中世の街並みを堪能してきました。オレンジ色の屋根、色とりどりの可愛らしい建物やお店・カフェの目をひく装飾。街全体がおとぎの国のようです。かなりの枚数の写真を撮ってきましたが、その中からピックアップして残しておきたいシーンをまとめました。第1弾は、宿泊ホテルからチェスキー・クルムロフ城までの道のりで出会った風景です。2日間にわたり何度か同じ通りを行き来していますので、初日だけではなく翌日に撮影した写真も含まれています。ホテルの隣にあるラゼブニッキー橋の上からは、高台にお城が望めます。この橋は観光客が皆足を止めて写真を撮るため、いつも混雑しています。お城の塔は真上に見えます。壁にはだまし絵が施されているのがわかるでしょうか?下を流れるヴルタヴァ川に目をやると、ワンちゃんが気持ちよさそうに水浴びしていました。ヴルタヴァ川は、プラハでは川幅500mある大河ですが、ここは上流のためそれほど広くありません。水も澄んでいました。プラハでも街中でワンちゃんをよく見かけました。トラムにも人と一緒に乗っていて、犬に優しい国のようです。旅先でワンちゃんを見かけると、留守番中のモコ(トイプードル)のことを思い出して会いたくなります。橋の反対側にも素敵な風景が広がっています。眺めの良い川沿いのレストランは人気で、ランチタイムにはほとんどの席が埋まっていました。お城に向かう通りには、カラフルな建物が並び、土産物店、宝石店、アンティークショップ、カフェ・レストランが軒を連ねています。ひときわ目をひくこのオシャレな建物はクレープリー。ショップの店先のデコレーションがそれぞれ可愛くて、つい足を止めて写真を撮ってしまいます。木製の観音開きの窓やドアがヨーロッパらしいです。このお店もそうだったと思いますが、チェコには木製のおもちゃを扱うお店があちこちにありました。手作りの木のおもちゃを見ると、子供の頃が懐かしく思い出されます。その素朴さ、可愛さに惹かれていくつか買ってしまいましたので、後日レポします。隣のお店には、チェコのキャラクターである「もぐらのクルテク」が(向かって右の扉)。入口の上の看板も可愛いです。私、日本の「ゆるキャラ」もそうですが、こういうキャラクターものには全然興味がないのでスルーしてしまいましたが、帰国してからチェコ訪問の記念として一つくらいクルテクグッズを買ってくればよかったかな~と思ったりしています。こちらはレストランのエントラス。こういう脇道があると、ついその先に行ってみたくなります。こちらは、装飾が施された橋の回廊。この坂道はお城への近道。中世の街の石畳の階段、映画のワンシーンに出てきそうで情緒たっぷりでした。新緑が目に眩しくて、この時期にチェコを訪れることができたことに感謝です。歳とともに、赤や黄色などの鮮やかな花の色よりも芽吹いたばかりの木々の緑色の方が美しいと感じられるようになりました。だまし絵の壁とヨーロッパらしい窓辺。シンプルで素敵です。
2015年06月28日
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ホテルにチェックインして一息ついたら、チェスキー・クルムロフ観光のハイライトであるチェスキー・クルムロフ城へ。お城はヴルタヴァ川の向こう岸にあり、橋を渡り坂道を上っていきます。プラハもそうですが、高台に建っているお城へ向かうには体力が必要です。チェスキー・クルムロフ城は、13世紀にヴィートコフ家が建設。14世紀初頭にロジュンベルク家、その後エッゲンベルク家、シュヴァルツェンベルク家と所有が移り変わり、第二次世界大戦以降は国の所有物となり、1992年に城を含む歴史地区が世界遺産に登録されました。城の領主が変わるごとに増改築が繰り返されたため、ゴシック、ルネッサンス、バロック様式が混在した複合建築が特徴となっています。館内はガイドツアーでのみ見学可能。赤い門をくぐりお城の敷地内へ。お城の見取り図がありました。ヴルタヴァ川に沿って東西に各施設が建てられています。お堀ではクマが飼われています。その昔、王様が狩りで出くわしたクマが城まで追いかけてきて、跳ね橋を渡れずに掘りに落ちてそのまま住みついたという伝説があるそうです。クマさんはお昼寝中でした。写真右には、ニンジンやリンゴなどのエサが置かれていますが、食欲より眠気?もう少し進みますと、中庭があり、振り返るとお城の塔がよく見えます。館内ガイドツアーのチケットは、写真右の建物で購入します。また、塔にも上ることができ、そのチケットは別の場所(塔の下の建物)で販売されています。お城の外観や中庭の壁には、スグラフィット装飾と呼ばれる技法で描かれただまし絵が見られます。だまし絵の壁をバックに色鮮やかなお花が美しく咲いていました。途中にあったバルコニーに出てみたら、良い眺め。宿泊するHotel Dvorakは赤い丸印のところ。その左にある橋を渡ってお城までやってきました。館内ツアーは、4月~10月のみ。11月~3月のオフシーズンは、お城の敷地内には入れますが館内の見学はできません。チェコ語(150コルナ)と英語(250コルナ:1250円)があり、それぞれ料金が異なります。英語のツアーを選択したところ、次回は15:30スタートでした。チケットです。この中庭がツアーの集合場所となり、だまし絵で囲まれています。近寄ると「絵」だとわかりますが、遠目からは煉瓦作りに見えます。だまし絵をズームで。館内ガイドツアーの所要時間は約1時間。館内は撮影不可です。ガイドさんは真面目な感じの女性。訛りの強い英語でしたが、何を言っているかはわかります。ツアーは、聖イジー礼拝堂、ルネッサンス・ルーム、アンテカメラ、エッゲンベルク・ホール、仮面舞踏会の間という順で回りました。当時の裕福な貴族の華やかな生活が想像できる家具や調度品、食器の数々が展示されています。特に印象に残ったのは、エッゲンベルク・ホールのローマ教皇を訪問する際に作られた黄金の馬車。馬車全体が金ぴかで見事でした。館内の見学終了後は、展望スポットへ。橋の上にはいくつもの彫像が並んでいます。壁を額縁に見立てて、オレンジ色の家々の中央に教会を入れて撮ってみました。お気に入りの写真の一枚です。街の中で目立つ存在の細長い尖塔を持つ聖ヴィート教会。右手に目をやると、ヴルタヴァ川が湾曲して流れているのがわかります。もう少し先の展望台からは、左にお城、右に街の中心部が見えます。青い空をバックにこの絶景をカメラにおさめることができて嬉しいです。5月下旬のチェコは、新緑も美しく、まさにベストシーズンではないでしょうか。こちらもお気に入りの写真です。お城をズームで。写真からはわかりにくいですが、お城の外壁にもだまし絵が使用されています。ピンク色のかわいらしい塔には明日上ってみましょう。
2015年06月27日
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チェスキー・クルムロフで宿泊したのは、Hotel Dvorak ホテル・ドヴォジャーク チェスキー・クルムロフには大型ホテルはなく、規模が小さめのホテルやペンションが街のあちこちに点在しています。ホテル・ドヴォジャークは、ヴルタヴァ川のほとりに建ち、チェスキー・クルムロフ城にアクセスしやすい場所に位置しています。ドヴォジャーク(Dvorak)はチェコ語の発音で、チェコが生んだ作曲家ドヴォルザークのこと。ドヴォルザークというと、交響曲第9番「新世界より」や「ユーモレスク」が思い浮かびます。左がホテルの正面。19世紀に建てられた歴史ある建物です。チェスキー・クルムロフ城に向かう橋の手前にあり、日中は多くの観光客が行き来する賑やかな通りに面しています。チェックインしようとしたところ、ここでトラブル発生!(プチトラブル:その3)ホテルバウチャーを渡した所、フロントデスクの女性がカチャカチャと端末をたたいて、何やら渋い表情をしています。しばらく待たされて、"I can not confirm your reservation."(あなたの予約を確認できない)と言うのです。つまり、予約が入っていないということです。このホテルの予約は、今まで何度も利用したことがある「ホテル予約サイト」から入れました。ホテル予約サイトを通して予約する場合は、いつもならホテルに直接メールして予約の確認をするのですが、出発まで時間がなかったためこのホテルだけ確認しなかったのです。(プラハで宿泊したホテルは、1軒目は出発前にメールで確認し、2軒目は予約サイトを通さずホテルに直接予約を入れました)ホテル予約サイトからの予約は、「予約が入っていないことがある」ということは聞いたことがありますが、今までそういうことは一度もなく、初めての経験です。一瞬動揺しましたが、「冷静に」と自分を落ち着かせました。「バウチャーが発行されているので確かに予約は入っているし、宿泊代金を前払いしている。代理店の連絡先が明記されているので、そこに確認してもらえないか?」とお願いしました。フロント担当者は、その代理店にメールで問い合わせるので、パスポート情報をもらえれば部屋の鍵を渡すと。とても親切な対応に感謝し、部屋に入ることができました。(その後、代理店とは連絡が取れて予約を確認できたそうです。)アサインされたお部屋は1階の103号室。キーは木製でレトロです。外出の際にフロントデスクに預けなければならないのは面倒ですが、その度にフロント担当者と一言二言会話をするのが楽しかったりします。30平米くらいでしょうか。広さは十分でした。ベッドルームに入ると、アーチ状の高い天井から下げられたモスグリーン×クリーム色の素敵なカーテンが目に入りました。落ち着いた色味とドレーブの加減が好みです。お部屋のインテリアはシンプルでスッキリしています。ベッドはダブル、ベッドスローはカーテンと同色のモスグリーン。ベッド反対側には、デスク、TV、クローゼット。TVは小さめ。日本語放送は無し。TV下のキャビネットには冷蔵庫があり、中は空でした。クローゼットの中にはセーフティボックスがあります。部屋のドアからベッドルームの間にはアプローチがあります。フックにはコートや帽子をかけるのでしょうか?ミラーと床に置いてある両開きの収納。この収納には何を入れるのか、悩んでしまいました。上の写真のミラーの向かいにはバスルームがあります。ドアを開けると、左に洗面台、右にバスタブ。洗面台がオシャレで、蛇口、カップホルダーがレトロ。左右に物を置けるスペースがあるのは◎。ドライヤーは洗面台左の壁に備え付けられています。バスタブにはシャワーカーテンがありません。水が飛び散らないように気を使いました。バスルームは、洗面台だけでなく、バスタブ、トイレ周りにもゴールド色が効果的に使われています。このホテルを選んだ理由はロケーションの良さ。お部屋からもチェスキー・クルムロフ城が眺められました。ちょうどベッドに横になるとお城の塔が見えるので、カーテンを少し開けて、ライトアップされたお城を見ながら眠りにつきました。下を見ると、ヴルタヴァ川の清らかな流れ。ラフティングボートも見えます。クラシックな雰囲気の素敵なお部屋で、快適な滞在でした。予約が入っていなかったというトラブルはありましたが、無事に宿泊できてよかったです。チェコのホテルやレストランはサービスレベルが低いと言われますが、確かに決して良いとは言えないレベルでした。でも、このホテルの女性担当者は、対応が良かったです。予約が入っていないとわかり、私が困った表情をしていると、「あなたは悪くないのよ。代理店のミスだから。」と安心させてくれたり、代理店と連絡が取れる前にパスポート情報だけで部屋のキーを渡してくれたりして(通常はクレジットカード情報も求められる)、助かりました。決して愛想の良い方ではないのですが、相手の気持ちがわかるというか、きっと優しい方なのでしょう。空室があったのは何よりラッキーです。「ホテル予約サイトを利用する時は、ホテルに直接予約の確認をすること」今回の旅で得た教訓です。
2015年06月26日
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3日目はチェスキー・クルムロフへ。日帰りでも行けますが、ゆっくり滞在して観光だけでなく街歩きも楽しみたいので1泊することにしました。チェスキー・クルムロフは、プラハから南に160Km、チェコ・南ボヘミア州に位置する小さな町。13世紀に南ボヘミアの貴族ヴィートコフ家がこの地に城を建設したのがチェスキー・クルムロフの始まり。最も繁栄した16世紀の美しい風景が今でも残り、『世界で最も美しい街』と称されます。1992年、旧市街全体がユネスコ世界遺産に登録されました。1泊の小旅行ですから、スーツケースはホテルに預け、荷物は小さなボストンバッグ一つ。プラハに戻ってきてから再びそのホテルに1泊するので、出発前にメールで荷物の預かりをお願いしていたところ問題なく預かってもらえました。チェスキー・クルムロフへのアクセスは列車かバスになりますが、直通で所要時間が短いバスを利用しました。予約は、Student Agencyの予約サイトから。英語に対応しており、飛行機の予約サイトのように座席指定までできました。所要時間は、片道2時間55分。料金は7.5ユーロ(約1000円)。(安いですね)バスターミナルは、地下鉄Andel駅を降りてすぐのところ。往路は11時発。もっと早い時間に乗ることもできましたが、朝慌ただしいのは苦手ですし、寝坊する可能性もありますので時間に余裕を持たせました。この黄色のバスに乗ります。前から3列目の通路側を指定していました。座席は座り心地が良く、約3時間じっと座っていても疲れませんでした。パーソナルTVが付き、コーヒーのサービスもあります。Free wifi完備ですが、速度は遅かったです。定刻の13:55にチェスキー・クルムロフのバスターミナルに到着しました。バスターミナルから街の中心部までは15分ほど歩きます。少し歩くと、オレンジ色の屋根とチェスキー・クルムロフ城が見えてきてテンションが上がりました。この街に滞在する時だけは晴れてほしいな~と願っていましたが、青空が広がりとても嬉しいです♪次から次に美しい景色が現れるので、立ち止まっては写真を撮り、なかなか先に進みません。ここはエッゲンベルグというビールの醸造所。レストランも併設されています。のどかな風景もいいですね。石の橋と5つ星のホテル・ルージュ。ホテル・ルージュ前の広場は眺めがよく、記念撮影スポットとなっています。街はS字に蛇行するヴルタヴァ川(モルダウ川)にぐるっと囲まれています。オシャレなレストランのエントランスかわいらしい看板細い路地から見えるお城の塔絵になる景色ばかりです。街の中央に位置するスヴォルノスティ広場までやってきました。かわいらしい建物が並んでいます。観光客がみんな足を止めて写真を撮るこの通り。宿泊するホテルはこのベストロケーションにありました。それでは、チェックインしましょう。
2015年06月24日
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ロレッタ教会で本日の観光は終了。ホテルに戻ってもいい時間ですが、旧市街に行ってみたくなり、トラムと地下鉄を乗り継いで向かいました。5月下旬のプラハは21時過ぎまで明るく、夜でも行動しやすいです。この日の午前中に王の道を歩き始めた旧市街広場に再びやってきました。ティーン教会横の細い路地を抜けてウンゲルト地区へ。こういう細い路地はプラハのあちこちにあり、ヨーロッパらしい趣があるのでつい写真を撮ってしまいます。ウンゲルト地区は、観光客であふれている旧市街広場のすぐ近くにあるのですが、人が少なく静かで別世界のようです。ホテル、レストラン、そして日本にも進出しているオーガニックコスメのボタニクスもありました。もう少し進むと、火薬塔があります。ここは、プラハ城まで2.5Km続く王の道のスタート地点。1475年に建てられたゴシック様式の建物。もともとは城壁で、17世紀に火薬倉庫として利用されていました。火薬塔の隣には、市民会館お腹が空いてきたのでこの辺で夕食を・・・と思い市民会館地下のチェコ伝統料理のレストランに行ってみましたが、予約を含めて満席で入れませんでした。市民会館内のスメタナホールでコンサートがあった影響だと思います。市民会館の斜め前、共和国広場に面して建つショッピングセンターのPalladium パラディウム約200のショップが入っています。地下2階、地上3階。中央部が吹き抜けになっており、開放的です。こんなことを言っては失礼ですが、チェコにこんな近代的なショッピングセンターがあるとは思いませんでした。ファストファッションはH&M、ZARA、C&A、TOPSHOP、コスメはSEPHORA、ロクシタン、THE BODY SHOPなどが入り、レストラン街、フードコード、オランダ系のスーパーAlbertもあります。レストラン街がなかなか充実しているので夕食はここでいただくことにします。ショッピングセンター内のレストランは、気軽に入れて一人旅に便利なんですよね。この先何度かお世話になりました。アジアンレストランにしましょう。メニューは、お寿司(にぎり、巻き寿司)、焼きそばや炒め物のプレート、お弁当まであります。一応日本食のレストランのようですが、スタッフは全員中国系の方です。まずはビールから。チェコで初めて飲んだビール「ピルスナー・ウルクェル」です。軽めのビールで飲みやすかったです。食事は、味に失敗がなさそうな「てりやき弁当」をチョイス。チキンの下にも野菜がいっぱいあり、ご飯の量も多く、完食できませんでしたが、美味しかったです。海外で不足しがちなお野菜も補給できました。お腹いっぱいになり、ショッピングセンター内を少しうろうろ。トラムでホテルまで帰りました。この日は、王の道を歩き、プラハ城とストラホフ修道院、そしてロレッタ教会まで観光することができて、充実した一日でした。プラハ観光のハイライトを一日でほとんど周ってしまった感じです。一日観光してみて、英語はどこでも問題なく通じました。十数年前にプラハを訪れた友人から「英語が通じなくて苦労した」と聞いていたので、心配していたのですが大丈夫でした。また、よく歩いた一日でした。iPhoneのアプリを見たら、約27000歩、22Km歩き、31階分上っています。プラハ城までずっと坂道を上って行きましたが、相当高いところにあるのですね。坂道に加えてずっと石畳の道でしたので、歩きずらく足が疲れました。********************2日目歩数: 26943歩歩いた距離: 22.38Km上った階数: 31階********************
2015年06月23日
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ストラホフ修道院から徒歩5分ほど、ロレッタ教会にやってきました。カトリック勢力の拡大のために1626年に創建された教会。ロレッタ教会とは、パレスチナにあった聖母マリアの家が天使によってイタリアのロレッタ村に運ばれたという伝説に基づく教会で、ボヘミア各地に建てられました。プラハのロレッタ教会は、その中で最も古く最も美しいと言われています。残念ながら正面部分は工事中。入場料150コルナ(750円)、カメラ撮影料100コルナ(500円)。他の施設はカメラ撮影料が50コルナでしたが、ここは高めです。撮影料を支払うとこのようなシールを渡されるので、肩や胸など目立つ場所に貼って見学します。中庭を取り囲むように回廊があります。優美な塔。回廊の天井にはフレスコ画が。ここの回廊は素敵でした。白い壁とオレンジ色の屋根、緑色の屋根を持つ優美な塔、天井の美しいフレスコ画・・・回廊を歩いていると中世の世界にタイムスリップしたような気分になります。聖なる家(サンタ・カーサ)に入ってみましょう。入ってビックリ!一目でバロック様式とわかる装飾の数々。天井のフレスコ画、壁の天使や聖人の彫刻、金色の装飾・・・これほどまで濃厚なバロック様式の教会は初めてです。良く言えば「華やか」「きらびやか」、悪く言えば「装飾過剰」「ゴテゴテ」といった感じでしょうか。主祭壇サンタ・カーサ全体に見られますが、アーチ状の部分のピンク色が強いインパクトを与えています。天井のフレスコ画サイドのこってりした装飾。「かわいい天使?」とよく見たら、右手にはペンチ、左手には歯を持っているではありませんか!もうビックリです。帰国後に調べてみましたら、キリスト教迫害で歯を一本ずつ抜かれる拷問を受けて殉教した聖アポロニアさんを描いているようです。後ろを振り返るとパイプオルガン。ズームしてみると、パイプオルガンにもたくさんの天使が。回廊の2階は展示室になっており、きらびやかな宝物が展示されています。ロレッタ教会はストラホフ修道院よりもさらに人が少なく、ほとんど貸切状態でした。プラハ城からストラホフ修道院に向かう途中にあり、素通りしてしまう人が多いようですが、ここは是非訪れたい教会です。外に出ると、お花が満開!プラハ各地で見かけましたが、ライラックのようです。ライラックというと札幌が思い浮かびますが、暑さに弱い北国の植物ですから、緯度の高いプラハは生育に適しているのでしょうね。5月下旬のチェコは、新緑に加えてお花も色とりどりきれいでした。
2015年06月22日
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カフェで一息ついて向かったのは、ストラホフ修道院。1143年に創建された男性の修道院。現存するプレモントレ会修道院のうち世界最古の修道院の一つ。今日でも数十人の修道士が静かな生活を送っているそう。聖母マリア教会、図書館、美術館などの施設がありますが、その中でも公開されている図書館が素晴らしく、観光ルートに組み込んでいました。プラハ城の正門から徒歩10分ほどでアクセスできますが、ずっと上り坂できつそうだったので、遠回りになりますがトラムでやってきました。聖母マリア教会の優美な塔修道院図書館へはこちらから入ります。入場料は100コルナ(500円)、カメラ撮影料50コルナ(250円)。チケットの写真は神学の間。長い歴史のある修道院図書館は世界で最も美しい図書館の一つに数えられており、20万冊以上の蔵書のうち写本が3000冊あります。図書館は2つの広間からなり、渡り廊下でつながっています。まず奥の方にある神学の間へ。天井には見事なバロック様式の白い装飾が施され、その中にはフレスコ画。部屋を取り囲むように置かれた書棚には、主に神学文学と数千部に上る様々な版の聖書が所蔵されています。そして、床には地球儀。神学の間天井の白い装飾とフレスコ画。サイドの書棚。地球儀には動物が描かれています。カニの姿も見えます。天井の細かい白い装飾が見事で、この広間をより豪華に見せているように思います。次にもう一つの広間、哲学の間へ。天井には壮大なフレスコ画、そして床から天井まで壁一面に書棚があります。哲学、天文学などの数万冊の書物が所蔵されています。哲学の間天井全体に描かれたフレスコ画「人類の精神史」。金色の装飾が使用された書棚。クルミ材でできているそうです。哲学の間は神学の間とはまた趣が異なり、天井の淡い色彩のフレスコ画も素晴らしいですが、飴色の美しい書棚が印象的でした。神学の間と哲学の間、どちらも息をのむ美しさでした。写真では見たことがありますが、実際にこの目で初めて見て、その豪華さ、美しさに感動です。どうしてここまで美しい図書館が必要だったのか、知りたくなります。どちらの広間も中に入ることはできず、入口からの見学となります。ただし、特別な許可を得た人は入れるようで、私が訪れた時は数人が内部見学をしていました。この図書館は、映画「007 カジノロワイヤル」や「オーメン」に登場しています。手書きの蔵書も展示されています。ここは団体ツアーに組み込まれていない場所らしく、入場者は少なめ。館内は静かで、ゆっくり見学することができました。ストラホフ修道院が位置するのは、ペトシーンの丘の高台。市街地を一望でき、果樹園もありました。このレストランからは絶景が望めそうです。
2015年06月21日
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プラハ城の観光、最後は黄金小路です。細い路地に1597年にできた小さな家が並んでいます。オカルト好きだった16世紀の領主ルドルフ2世が呼び集めた錬金術師たちが住み、黄金や不老不死の薬を作っていたという伝説があります。この伝説、本当かどうかわかりませんが、何やら謎めいた小路という感じがします。現在は、色とりどりの小さな家にショップやギャラリーが軒を連ねています。ここはプラハ城の中でも一番混雑していました。子供たちの団体もいて、細い路地はとても賑やか。このように、かわいらしい小さな家が並んでいます。一軒ずつ番号が付けられ、家の形や壁の色が異なり、それぞれ個性があります。No.22の家は、作家のフランツ・カフカ(1883-1924)が33~34歳にかけて仕事場として使っていた場所。今はカフカグッズを扱うショップとなっています。2階には5~15世紀の武器や鎧などが展示されており、無料で見学することができます。入口では中世の武士がお出迎え。せっかくなので2階に上がり見てきました。黄金小路の小さな建物の2階がつながっており、長い通路に鎧や武器が多数展示されていて、中世の世界を垣間見ることができます。2階を歩くと建物の古さがよくわかり、木造ですので歩くと床がギーギー音を立てていました。女性が好みそうなかわいらしいデコレーションの家もあり、フォトスポットになっていました。No.17の家はユライ・ヴァニャ氏が手がける彩色陶器のお店で、カントリー調のかわいらしい陶器がいっぱい!欲しくなりましたが、ここで荷物を増やしたくなかったのでぐっと我慢。しかし、この後プラハ市内で同じような陶器を扱うお店を見つけられなかったので、気に入ったものがあったらその場で買った方がよさそうですね。黄金小路は日中は入場券がないと入れませんが、18時以降は入場料無料。ただし、すべてのショップの営業は終了しています。東側の出入口を出たら、ここには衛兵さんがいました。容姿も採用基準に入っているということで、イケメンさんでした。プラハ城、4施設に入場できるショートチケットでの観光所要時間は2時間半でした。混雑は黄金小路を除いてそれほどでもありませんでしたが、入場券購入の待ち時間を避けるためにも、やはりプラハ城へは比較的空いている朝一番で行くことをオススメします。帰りは旧登城道を下りてみましょう。ノスタルジックな一本道で、ここからも旧市街やカレル橋を一望できます。この階段の石畳は模様が入っていますね。この旧登城道とは別に同じような眺めが望める登城道もあり、そこは世界各国の映画やドラマのロケ地となっています。中世の街並みの残る古都プラハは街全体が映画のセットのようです。旧登城道を下りて、次の目的地へは22番のトラムで向かいます。初めにやってきたトラムは超満員だったので、次を待ったらこんなにガラガラ。トラムを降りて目的地近くに到着した時にはランチの時間を過ぎていましたが、朝食をホテルのバフェでしっかり食べたのであまりお腹が空いていません。この1年弱、今までに経験がないほど忙しく働き、1日2食(ランチと深夜0時過ぎに食べる夕食)という日々を送っていました。そのため、朝しっかり食べるとお昼時にはお腹が空かず、次の食事は夕方でいいくらいなんです。ここで重たいものを食べてしまうと夕食が入らなくなるので、こちらのカフェでスイーツを。チョコレートケーキとカプチーノをいただきました。チェコのコーヒーは濃い目、ケーキのお味もまずまずです。窓越しに外を眺めながらしばし休憩です。
2015年06月20日
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プラハ城の観光、次は聖イジー教会へ。聖ヴィート大聖堂の東側に位置する赤と白のかわいらしい教会です。920年に創建された当時は木造でした。現在の姿は火災後の1142年に石造りで再建されたもの。現存する教会の中ではプラハ城内最古。ボヘミアで最も美しいロマネスク様式の教会といわれています。プラハの各教会ではコンサートが頻繁に行われていますが、この教会でもその案内が出ていました。夜に再びここを訪れてコンサートを聴くのもいいですね。教会の後方には、太さが微妙に異なる2本の白塔があり、向かって右の太い方が男性、左が女性を表しています。この白塔、それほど高くないので教会に近寄ると先端しか見えません。少し離れると、このように太さの違いがわかります。ここにもありました、聖ヤン・ネポムツキー像。頭上に5つの星が輝いているのですぐにわかります。内部は狭く、石に包まれているような空間です。古い年代の建築ですので、耐震性の影響か窓は小さめです。主祭壇地下への階段を下りると、クリプト(納骨堂)があります。教会奥から正面を。外観のかわいらしさは教会とは思えず、おとぎの国に建っていそうな雰囲気です。石造りの小さな教会。石の存在感、あたたかみが感じられ、気分が落ち着く空間でした。
2015年06月18日
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プラハ城の観光、聖ヴィート大聖堂の次は旧王宮へ。聖ヴィート大聖堂の向かいにあるクリーム色の建物です。16世紀まで歴代の王宮として使用されていました。ヴラディスラフ・ホール長さ62mの大広間。16世紀に完成した当時はヨーロッパ最大のホールでした。天井のアーチ型の模様が特徴的で、複雑に曲線が交差しています。ここで大統領就任式が行われます。ガラーンとした印象ですが、当時は戴冠式の祝宴や舞踏会などが行われていたということで華やかな雰囲気だったのでしょうね。ヴラディスラフ・ホールからバルコニーに出ると、絶景が!先ほど歩いてきたカレル橋もよく見えます。息を切らして坂道を上ってきましたが、この角度からもプラハ城がかなり高い場所にあることがわかります。旧市街広場のティーン教会も見えます。議会の間戴冠式で用いられる王冠、王しゃく、王の林檎の三点セット。残念ながらレプリカです。この王冠は、カレル4世が10世紀になくなったヴァーツラフ王に捧げたため、「聖ヴァーツラフ王冠」と呼ばれるようになったそう。重さ2.3Kg。サファイア、ルビー、天然真珠で装飾されています。「いったい何カラットあるの?」と聞きたくなるような大粒の宝石が散りばめられた豪華な王冠。本物を見てみたいものです。
2015年06月17日
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プラハ城観光、まずは聖ヴィート大聖堂から。王の道からも見えていたプラハ城の中でも高くそびえ立つ尖塔がこの聖ヴィート大聖堂です。非常に存在感のある建築物で、まるで高台からプラハの街を見守っているようです。現在の大聖堂の場所に最初の教会が建てられたのは10世紀。その時はロトンダ(円形型)のシンプルな教会でした。現在のゴシック様式の大聖堂が建てられたのは、14世紀のこと。プラハ城内に位置し、現在は王の戴冠式や大統領任命式に利用されています。正面から。全景は大き過ぎてカメラにおさまりません。サイドにはガーゴイルが。パリのノートルダム大聖堂を思い出します。大聖堂の内部は、高さ34メートル、幅60メートル、奥行き124メートルの大きな空間。荘厳な雰囲気です。聖ヴィート教会で注目すべきは数々の美しいステンドグラス。入口から見て左側の3番目(上の写真の右)は、ミュシャ(ムハ)のステンドグラス。テーマは「聖キリルと聖メトディウス」。左2列にはキリルの生涯、右2列にはメトディウスの生涯が描かれています。約4万枚のガラス片が使用されているそう。ズームしてみました。赤い服の少年が10世紀ボヘミアの王、チェコの守護聖人である聖ヴァーツラフ。隣で椅子に座っているのがその祖母である聖リュドミラ。ミュシャ(ミュシャはフランス語で、チェコ語ではムハ)はチェコを代表するアールヌーヴォーの画家。パリで成功を収め、草花をアレンジした模様や曲線を多用したアールヌーヴォー様式と女性像を組み合わせた美しい作品を残しています。後日訪れたミュシャ美術館にはこのステンドグラスの下絵が展示されていました。このステンドグラスは、ここにだけ光が当てられているかのように異彩を放ち、ミュシャ独特の世界観が感じられました。外側に寒色系のブルー、内側に暖色系の色が使われることにより、全体のバランスが良く、色彩的な美しさが際立っているように思います。他のステンドグラスも美しく、うっとりです。この大聖堂でステンドグラスの他に是非見ておきたいのは、ヤン・ネポムツキーの銀製の墓碑ヤン・ネポムツキーは、カレル橋の聖人像で一番人気のボヘミアの守護聖人。銀製棺の総重量は2トン。赤いビロードの天蓋、周囲には銀色の天使が飛んでいて、ゴージャスな墓碑です。美しい礼拝堂正面側には3000本のパイプオルガン。その音色を聞いてみたいものです。南側のメインタワーとゴールデンゲート。見事なモザイク壁画「最後の審判」のゴールデンゲート。歴代君主が戴冠式の時に通る儀礼用入口です。ちょうど修復作業中でした。東側から。チケット売場は混雑していましたが、大聖堂内はそれほどでもなく、落ち着いて観ることができました。壮大さにも圧倒されましたが、やはり特筆すべきはミュシャのステンドグラス。この世にこれほど美しいものがあるのかと思うほど、光り輝いていました。
2015年06月16日
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プラハ城の西側にある正門付近は、現在修復工事中。ですが、内部の見学は通常通りできます。工事中ですので、いつもなら正門前の左右のボックスに直立不動で立っている衛兵もいません。毎正時の交代式、見たかったです。次回のお楽しみにしましょう。プラハ城の西側玄関の前にあるフラチャニ広場。ここは、2009年4月5日、アメリカ合衆国 オバマ大統領が核廃絶へ具体的な目標を示した演説を行った場所です。この演説により、オバマ大統領はノーベル平和賞を受賞しています。映画「アマデウス」「レ・ミゼラブル」の撮影でも使用されました。プラハ城敷地内に入りまして、まず入場券を購入しますが、このような長~い行列ができておりチケット売場を探す手間が省けました。プラハ城は年間500万人が訪れるプラハでも人気の観光スポット。混雑するため朝一番で行った方がいいという情報を得ていましたが、王の道を歩いて行きたかったのでお昼近くになってしまいました。5月下旬の平日でこの行列ですから、7~8月の観光のピーク時期の混雑は相当なものでしょう。待ち時間は20分ほどでした。入場券には、メインの見所のみを周るショートツアーとショートツアー+王宮美術館他のロングツアーの2種類があり、ショートツアーのチケット:250コルナ(1250円)を購入。ショートツアーの入場券「聖ヴィート大聖堂」「旧王宮」「聖イジー教会」「黄金小路」の4箇所に入場することができ、2日間有効。チケットの写真は、黄金小路。また、プラハの観光施設ではカメラやビデオで撮影する場合には撮影料を支払わなければなりません。撮影料を支払うと「撮影許可」を示すシールを渡されるので、胸や腕など目立つところに張って見学します。ここでは、カメラ撮影料は50コルナ(250円)。ビデオ撮影料は100コルナだったと思います。撮影料が必要な観光施設を訪れたのは初めてです。他の国にもそういう所はあるのでしょうか?中庭にあるベンチでひと休みして、プラハ城見学を始めましょう。
2015年06月15日
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ちょっと寄り道してしまいましたが、王の道に戻りました。ここは、マラー・ストラナ地区。18世紀の街並みがそのまま残るエリアです。通りの両側の趣のある建物には、土産物店やカフェが並んでいて、チェックしていたチェコのナチュラルコスメのお店もありました。ついのぞきたくなりましたが、ここでは我慢して先を急ぎます。ゆるやかな上り坂になっており、この後プラハ城までずっと上りが続きます。上の写真の通りの先にも見えていた薄緑色の屋根の大きな建物は、聖ミクラーシュ教会。この辺りはマラー・ストラナの中心地で賑やかなエリアです。通りにはトラムが走っています。旧型から新型まで様々な車両が走っており、乗物ウォッチングをするのも楽しいです。ここには、2008年にオープンしたスターバックス チェコ1号店があります。古風な外観ですが、不思議とスタバのモダンな雰囲気とマッチしていました。この一角をぐるっと反対側に回ると、マラー・ストラナ広場があります。1257年に食料品の市場が開かれた場所。広場の中央には、18世紀初頭にプラハで流行したペストの終焉を記念して建てられたペストの円柱があります。周囲の建物は美しく、プラハ城の姿が望めて景観も良い広場ですが、駐車場となっているのが残念です。聖ミクラーシュ教会の入口はマラー・ストラナ広場に面しています。ここはとてもゴージャスな教会でした。後日レポします。マラー・ストラナ広場を過ぎると、次はネルドヴァ通りを進みます。この通りから坂の勾配がさらにきつくなります。通りの両側の歴史を感じられる建物が素敵で、右を見たり左を見たり、キョロキョロしながら歩いていました。ジンジャーブレッド博物館珍しいと思いショーウィンドウをのぞいただけでしたが、後でガイドブックに写真付きで掲載されているのを見つけてしまいました。アイシングの可愛いジンジャーブレッドが300種類もあるそう。立ち寄ってくればよかったと後悔です。この通りには各国の大使館も建ち並んでいました。ネルドヴァ通りを右折するとプラハ城はもうすぐ。最後の坂道で、高台からプラハ市街地を一望できます。オレンジ色の屋根の街並みがずっと続いています。建築規制が敷かれているのでしょうね。高層ビルはありません。プラハは「百塔の街」と言われますが、本当に街の至る所に尖塔が見えます。手前の薄緑色の屋根は、先ほど近くを通ってきた聖ミクラーシュ教会。最後の坂を登り切って、やっとプラハ城に到着です。旧市街広場からスタートして約2.5kmの王の道を歩いてきました。スタスタ歩けば1時間かからない距離ですが、途中の建物や景色が美しく、立ち止まっては写真を撮り、そして寄り道もしましたので、2時間弱かかりました。
2015年06月14日
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小地区橋塔のゲートをくぐり、そのまま王の道を進めばマラー・ストラナ地区ですが、ここでちょっと寄り道します。ガイドブックで見て興味を持った場所に行ってみたくて。。。それは・・・細~い路地幅1mはないと思います。60~70cmでしょうか。人間一人がやっと通れるくらいの狭さ。こんな細い道にどうして信号がついているのでしょうか?実は、この先にレストランがあり、そこを行き来するための信号です。人がすれ違うことができないため一方通行にしているのです。ガイドブックの地図を頼りに歩いていった場所ですが、最初に通った時、あまりに細い路地のため見落としたらしく通り過ぎてしまいました。しばらく進んで「これは行き過ぎた」と戻ったところ、セグウェイに乗った団体が写真を撮っていたため発見することができました。「写真、お先にどうぞ」と譲ってくださったセグウェイの皆さん、ありがとうございました。プラハ中心部(旧市街広場~カレル橋~プラハ城)は徒歩でも観光することができますが、坂道が多く結構きついのでセグウェイに乗れば楽ちんでしょうね。セグウェイ体験ができるのはツアーのみ。コースや時間は会社によって様々だそう。旅先でのこういう気になるスポットには立ち寄らずにいられません。ここは観光客の記念撮影スポットになっています。この近くで見かけたピルスナー・ウルクェル Pilsner Urquellの大きな壁画。ここはピルスナー・ウルクェル・ギャラリーです。チェコビールの2大メーカーのひとつでチェコビールの代名詞。ビールはあまり得意でない私ですが、その土地で飲むと美味しくて・・・毎日飲んでいました。(笑)(チェスキー・クルムロフにて)
2015年06月13日
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カレル橋は、全長約520m、幅約10m。12世紀に現在よりも少しヴルタヴァ川上流に木橋が、次に現在の場所に石橋が架けられましたが、どちらも洪水により流されてしまいました。現在の橋は、カレル4世により1357年に着工、約60年かけて完成したもの。映画「ミッション・インポッシブル」にも登場しました。橋の両側には、合計30体の聖人の像が並んでいます。この時は平日の午前中でそれほど混雑していませんが、日曜日のお昼頃通ったらすごい人でした。ここはスリが多いことでも知られているので、混雑している時は特に注意しなければなりません。このように橋の両側に聖人の像があります。ヴルタヴァ川下流方向。橋上から見ると、大きな川であることがわかります。カレル橋からもプラハ城を一望できます。やはりこの美しい景色には青空が似合いますね。晴れてよかったです。絵やアクセサリー、雑貨の露店、似顔絵描き、ミュージシャンの路上ライブなど、橋を渡るのが楽しくなるようなパフォーマンスも見られます。橋の上も石畳です。聖人の像の中でも、特に人気があるのが聖ヤン・ネポムツキー像。橋上最古の唯一のブロンズ像。パワースポットとして知られています。聖ヤン・ネポムツキー(1345-1393)は、プラハ大司教の司教総代理。伝説では、王妃の不義に関わる告解の秘密を守り通したがために、国王ヴァーツラフ4世から拷問を受け、カレル橋から川に投げ込まれ、その際に5つの星が浮かび上がったといわれています。台座のレリーフに触ると幸せが訪れるといわれており、みんな触るためピッカピカになっています。もちろん私も触ってきましたよ。(この方は私ではありません)左側のレリーフにはワンちゃん。右側のレリーフは、橋から川に投げ込まれるリアルなシーンが描写されています。だんだん対岸が近づいてきました。ふと見下ろすと、運河と水車が。ヴェネツィアのような雰囲気です。橋を渡り切りました。対岸の橋の入口にも塔(小地区橋塔)があります。二つの橋塔の間に門があり、高い方の塔は旧市街側の塔をモデルにゴシック様式で造られています。(低い方の塔はロマネスク様式)1784年まで税関として使用されていました。こちらの塔にものぼることができ、旧市街橋塔と同じく展望スポットになっていてカレル橋を一望できます。このゲートをくぐれば、その先は城下町のマラー・ストラナ地区。王の道はまだまだ続きます。カレル橋でツアーバッジをつけた日本人の団体が歩いていましたが、プラハもチェスキークルムロフも各観光スポットで時々見かけるくらいで日本人率は低かったです。
2015年06月11日
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王の道、旧市街広場の次に目指すのはカレル橋。細く曲がりくねったカレル通りを進みます。通りの左右には土産物店やオープンテラスのレストランが並んでいます。途中、可愛いちびっこちゃんたちと一緒になりました。みんなお洋服がカラフルです。この後訪れたプラハ城でも先生に引率された子供たちの団体を見かけました。路地が入り組んでいて迷子になりそうでしたが、人の流れについていったらカレル橋が見えてきました。橋の入口に建つ旧市街橋塔この塔には後日のぼりましたのでレポは後ほど。カレル橋を渡ろうとしたところ、橋のたもとからの対岸の景色が素晴らしかったので、ここでも足が止まりました。初めて見るヴルタヴァ川。左はカレル橋。小学生の時に歌ったスメタナの「モルダウ」(ボヘミアの川よ~モルダウよ~)、今でも覚えています。「モルダウ Moldau」はドイツ語で、チェコ語では「ヴルタヴァ Vltava」なんだそうです。チェコ国内最長の川で、ボヘミア盆地の水を集めて南から北に流れ、北ドイツ平原に出てエルベ川に合流し、さらにドレスデン、ハンブルクなどの都市を潤して北海に抜けています。プラハでは川幅500メートルほどでプラハの旧市街と城下町を隔てています。ヴルタヴァ川はゆったりと流れていました。そして、素晴らしい対岸の景色。オレンジ色の屋根の街並みと高台に建つプラハ城のコンビネーション。よく旅行パンフレットでこのアングルの写真を見かけます。そうそう、この景色を見たかったの。なんて美しい街なんでしょう。しばし、この絶景をうっとり眺めていました。縦位置で撮ってみたり、ズームしてみたり、見たかった景色を思う存分カメラにおさめてきました。柵には、控え目に南京錠がかけられていました。それでは、カレル橋を渡りましょう。
2015年06月10日
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2日目はカーテンの隙間から差し込む朝日で目が覚めました。朝から良いお天気です。ホテルでバフェの朝食を摂り、プラハの観光スタートです!お天気次第で臨機応変に行動できるよういくつかのプランを用意していましたが、この日は青空が広がり絶好の観光日和。予定通り、王の道を通ってプラハ城へ向かいます。「王の道」とは、13世紀から4世紀にわたって歴代の王が戴冠パレードを行ってきた歴史的な道のこと。ルートはかつて城壁の門だった旧市街の火薬塔から始まり、カレル橋を通ってプラハ城までの約2.5Km。王の道は、正確には火薬塔から始まりますが、この近くで両替をしたもので旧市街広場からプラハ城を目指すことにします。旧市街広場広場を囲むように、バロック様式の聖ミクラーシュ教会やロココ様式のキンスキー宮殿などが建ち並んでいます。どの建物もそれぞれ特徴があり素敵なので、広場を一周してみましょう。北側の角の建物にはカルティエが入っています。こんな素敵な店舗でお買物してみたいものです。カルティエに続く北側の建物は、ピンク、イエローで明るい雰囲気。この前にはヤン・フス像が建っています。ヤン・フスさんとは、15世紀のチェコにおける宗教改革の先駆者で、本職はカレル大学の総長。ベツレヘム礼拝堂の説教師も務め、民衆に慕われたのだそう。敬虔なキリスト教徒で、カトリック教会の堕落を批判し、異端として1415年に火やぶりの刑に。東側には、ロココ様式のキンスキー宮殿。この建物は繊細なレリーフが美しかったです。淡い色調が上品で好みです。その並びには、旧市街広場でひときわ目立つティーン教会。12世紀の創建。14世紀に改築されて現在のゴシック様式の教会になりました。2つの塔の高さは、80メートルあります。南側には個性的な建物が並んでいます。西側にあるのは、旧市庁舎。装飾や大きさの異なる建物が連なる庁舎です。この旧市庁舎の塔にはのぼることができます。ズームしてみると、細かい装飾が施され、壁に多数の紋章があるのがわかります。この庁舎に設置されている天文時計。縦に二つの文字盤が並び、天体の動きと時間を表しています。9時~23時の毎正時にはからくり人形の仕掛けが見られ、時計の前は観光客でいっぱいになります。ちょうど10時まであと数分でしたので、少し待ってからくり人形を見てきました。時計の上の2つの窓から人形が出てきてひっこむ。それだけで、あっという前に終わってしまいました。。。旧市庁舎の隣には、全体にだまし絵の描かれた建物がありました。だまし絵は、スグラフィットと呼ばれる装飾技法で、まず黒っぽい漆喰を、次に石灰を含んだ白い漆喰を塗り、下絵を元に白い漆喰部分を削って下の濃い色を出す、手間のかかる技法だそう。プラハだけでなくチェスキー・クルムロフでも、街中至る所でだまし絵が見られました。こちらは女性が好みそうですね。色味と窓辺のお花が可愛らしい。旧市街エリアは、石畳の細い路地が迷路のように入り組んでいます。こんな趣のある路地を見つけたら、ついこの先に行ってみたくなります。王の道の一部として立ち寄った旧市街広場。どの建物も素敵で、写真もかなりの枚数撮り、予定よりも長い時間滞在してしまいました。ここは旧市街の中心地でもあり、この先のプラハ滞在で何度も足を運んだものです。夜景も素晴らしかったです。そろそろ王の道を先へ進みましょう。
2015年06月09日
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プラハで、1-2日目、4日目に宿泊したホテルは、Hotel Diplomat ホテル ディプロマット 空港から市バスやエアポート・エクスプレスでアクセスでき、マラー・ストラナ地区や旧市街へもアクセスしやすい、レビューも良い、ということで選びました。(空港からのアクセスは、少し前に直通でなくなってしまいましたが、場所的に空港に近く、所要時間は30分程度。)地下鉄・トラムのDejvicka(デイヴィツカー)駅からホテルは見えており、徒歩1~2分です。アサインされたお部屋は5階。スタンダードダブルのお部屋です。広さは22平米。一人で宿泊するには十分な広さです。ベッドは1台ですが、敷き布団と掛け布団がセパレートになっています。窓際には、ソファとテーブル。このソファは座り心地がよかったです。ホテル滞在時間は短かったですが、就寝前のひととき、このソファに座り、翌日のプランを立てたりしました。ベッドの反対側の壁には、TVと机。TVは日本語放送も映ります。TV下のキャビネットには、冷蔵庫、湯沸かしポット、お茶セット有り。冷蔵庫は空で、持ち込んだものを冷やせます。バスルームは標準的。新しいホテルではありませんが、最近改装されたらしく、清潔です。シャワーヘッドは可動式。一昔前のヨーロッパのホテルは固定式のシャワーヘッドがほとんどでしたが、最近は可動式が多くなりましたね。バスアメニティはシンプルで、シャンプー&ボディーソープ、ボディミルク、シャワーキャップ&ヘアゴムのみ。空港からのバス路線に続いて、このホテルでも問題発生!(プチトラブル:その2)チェックイン時にフロントデスクで言われましたが、この地区(プラハ6区)で水道水に問題が発生しているため、決して飲まないように、歯磨き、うがいにも使用しないように。部屋にペットボトルのミネラルウォーターが置かれているのでそれを使用するように、ということです。注意書きに"There is a serious suspicion about contamination of drinking water"(飲料水が汚染されている疑いがある)とありますので、何らかの健康被害を及ぼす可能性のある菌でも検出されたのでしょう。海外ではどの国でも水道水を飲むことはありませんが、うがいや歯磨きまで使用しないように徹底させるとは、事態は深刻のようです。チェスキー・クルムロフに一泊した後、4日目に再び宿泊した時は、もっと不便になっており、深夜4時間ほど断水しました。仕方がないので、早めにシャワーを済ませて就寝しました。ちなみに、警告通りに水道水を口にすることはありませんでしたので、何も問題はありませんでした。ホテルの外観です。計3泊して、全体的に合格点でした。特に良かったのは朝食。種類豊富で、オムレツだけでなく、ワッフル、クレープもその場で作ってもらえます。一方、「ドライヤーがパワー不足」「TVのリモコンの接触が悪い」といった細かな気になる点はありましたがクレームをつけるほどのことではありません。サービス面は、海外ではどの国でも期待していませんし、チェコは特に接客がよくないという情報を得ていましたので、特に落胆することはありませんでした。一つだけ、ドキッとするようなことが起きましたが、大事には至りませんでした。(レポは後日)旧市街へは地下鉄やトラムを使用すればそれほど時間はかかりませんが、旧市街メインで行動するのであれば、やはり旧市街に宿泊した方が便利です。プラハ城を含むマラー・ストラナ地区へのアクセスは良いです。バス1本で空港へアクセスできなくなってしまったのは残念です。
2015年06月08日
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デュッセルドルフからプラハまでのフライトは、18:40発 ユーロウイングス 4U9770便。ANAで成田~デュッセルドルフのコネクティングフライトとして予約しました。「ユーロウイングス」という航空会社は聞いたことがなかったので、予約時に調べたら、ルフトハンザ傘下の航空会社とのこと。ところが、出発時間が近づいて搭乗ゲートに行ってみたら、"germanwings"と表示されているではないですか!どうして、"eurowings"ではなくて"germanwings"?急いでネットで調べてみたら、「ジャーマンウイングスはユーロウイングスの子会社で、同社便をユーロウイングス機材で運航する事がある。」のだそうです。つまりこの便は、機材だけユーロウイングスで運航はジャーマンウイングスということのようです。3月に墜落事故があったばかりなので、できれば避けたい航空会社でしたが、ここまでくれば乗るしかありません。小さな飛行機(ボンバルディア CRJ900)なので沖止めされており、バスで向かいます。座席は出入り自由な通路側が好きな私ですが、1時間15分の短いフライトでしたので窓側を座席指定していました。Safety Cardはeurowingsですが、機内食の案内はgermanwingsになっています。短いフライトですが、軽食が出ました。サンドウィッチ、お水、グミのようなお菓子。サンドウィッチはチーズかターキーの2種類からチョイスできます。カフェでパニーニを食べたばかりだったので、このセットはお持ち帰りしました。この他にコーヒーなど、ソフトドリンクのサービスもありました。窓の外はずっと雲の上。この雲がどこまでも続いていてきれいでした。降下を始めると、畑や住宅が見えてきました。フライトは快適でほぼ定刻の20:00にヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港に到着。既にデュッセルドルフで入国審査を済ませているので、ここでは荷物を受け取って税関を通過するのみ。初めてチェコに上陸です。お初の国に行くのは、2007年に仕事で訪問したインド以来でしょうか。旅先はニューヨーク、ロンドン、パリ、ソウルなど、同じ都市に何度も行ってしまうので、初めての土地は新鮮です。それほど大きな空港ではありませんし、この時間に到着するフライトが少なかったのか、到着階はガラーンとしています。このブースで、地下鉄・トラム・バス共通の1日券(24時間有効)を購入し、バスでホテルに向かいます。1日券は110コルナ(550円)。バス停に行って、乗るバスを確認したら問題発覚!(プチトラブル:その1)119番のバスの終点はDejvicka(デイヴィツカー)のはずですが、違う場所になっています。このバス停には係の人がいなかったので、先ほどの1日券を購入したブースに戻って聞いてみたら、「最近、Dejvickaより手前までしか行かなくなった。終点からDejvickaまでは、トラムでも地下鉄A線でも直通で行ける。」とのこと。到着して早々不安になりましたが、取りあえず119番のバスで終点まで行きました。そこには地下鉄A線とトラムの駅があり、トラムだと土地勘がないのでどこで降りるかわからないかもしれないと思い、地下鉄でDejvicka駅まで向かい、無事にホテルに到着しました。バスの路線は、ちゃんと下調べしていたのですが、直前に変更が生じるとどうしようもありません。英語が通じてよかったです。
2015年06月07日
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日本からプラハへは直行便がありません。ヨーロッパかアジアのどこかの都市で乗り継ぐことになります。候補に挙がったのは、大韓航空で仁川乗継、ANAでドイツ国内乗継、KLMでアムステルダム乗継の3ルート。第一希望は仁川経由の大韓航空だったのですが(ソウルでストップオーバーできるため)、手配をしたのが出発の10日前だったため希望の日程のチケットは取れず、ANAのデュッセルドルフ乗継の便を予約しました。いつもそうですが、休暇を確保できるのは仕事の状況次第のため、何ヶ月も前から旅の計画を立てることはできません。出発の一ヶ月前を切って手配することがほとんどです。出発は成田空港から。良いお天気でした。ANAの長距離路線は久しぶりで、3年前のパリ便以来です。出発前のお楽しみ。免税品ショッピングは、BOBBI BROWNのジェルアイライナー(黒&茶とブラシのセット)とルナソルのオレンジ系チークを。デュッセルドルフ行きNH209便は、11:00発。ANAのデュッセルドルフ便は2014年3月に就航したそうです。機材はB787。座席配列は3-3-3。真ん中3列の通路側を座席指定していました。機内はほぼ満席です。自分の座席に座ろうとしたところ、前方の座席から外国人の若い女性がやってきて、「ボーイフレンドが私の隣の席だから、席を変わってもらえないか?」と。「通路側の席ならいいですよ」と答えたところ、その女性の席はバルクヘッド席の通路側でした。前が壁で足元が広いバルクヘッド席は座席指定ができなくて滅多に座ることができないため、喜んで変わりましたよ~。その女性だけでなくCAさんからも「座席変更していただきありがとうございます」と感謝されて、何よりバルクヘッド席に座れることが嬉しくて、良い気分で旅が始まりました。バルクヘッド席の隣の2席は、日本人の親子。ドイツに住む娘さんが日本で出産して赤ちゃんと一緒に帰るところ。とても感じの良いお二人で、ヨーロッパ各地の話で盛り上がりました。こういう一期一会の出会いは大切にしたいですね。機内食 1回目。カツカレーをチョイス。周りの皆さんもこちらを選んでいました。赤ワインと一緒にいただきました。ANAはカレーメニューに力を入れているのか、帰りの便でもありました。機内食 2回目。しばらく食べられなくなるので和食を。12時間弱の長い飛行時間。映画を2本観ました。ハリウッド映画の「アリスのままで STILL ALICE」と韓国映画の「国際市場で逢いましょう」。どちらも胸にジーンとくるような良い映画でした。デュッセルドルフには定刻よりも早く到着。シュンゲン協定国からシュンゲン協定国に国に乗り継ぐ場合は(ドイツもチェコもシュンゲン協定国)、最初の到着地(この場合、デュッセルドルフ)で入国審査を受けます。手荷物検査、入国審査を受けた後は乗り継ぐプラハへの便の出発を待つだけですが、ANAが早く到着してしまったため、3時間以上も時間があります。免税店でも見て時間をつぶそうと考えていましたが、デュッセルドルフ空港は規模が小さく、お店は一通り見ても30分もかかりませんでした。中央に通路があり、その両側にショップと飲食店が並んでいます。さすがドイツ、バーもあります。皆さん大きなグラスでビールを飲んでいました。私もビール!といきたいところですが、眠気が襲ってきており、ここで飲むとさらに眠くなってしまいそうなので、カフェでパニーニとカプチーノを。夜食用にプレッツェルも買いました。窓の外には、エアーベルリン機、ジャーマンウイングス機が駐機しています。私の乗る便は、一番下、18:40発 プラハ行きです。プラハの表記は、チェコ語では"Praha"、英語では"Prague"ですが、ドイツ語では"Prag"なんですね。私は英語ベースの人間なので、この旅行記では"Prague"と表記することにいたします。
2015年06月06日
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ここ数年ずっと気になっていたプラハ。画像や映像で見ると非常に美しくて、いつか行きたい憧れの街でした。しかし、個人旅行で行くには、英語が通じにくいとか、スリが多くて治安がよくないとか、サービスのレベルが低いとか、ネガティブな情報ばかりを耳にして、なかなかプラハ行きを実行に移すことができませんでした。今年はタイミング良く仕事が落ち着き、「バースデー旅行にヨーロッパへ行こう!」となり、思い切ってその憧れの街に行ってみたのです。プラハと共に気になっていた『世界で最も美しい街のひとつ』と言われるチェスキー・クルムロフにも足を延ばしてきました。プラハもチェスキー・クルムロフも想像以上に美しい街で、感動の連続でした。本当に行ってよかったです。心配していた英語はほとんどの場所で通じましたし、治安は悪いというよりむしろ良いと感じました。サービスのレベルは・・・確かに高くはないですが、それもお国柄と思えば旅に支障が出るほどではありません。ベストシーズンのヨーロッパ。お天気にも恵まれました。プラハチェスキー・クルムロフ少しずつ旅行記にまとめていけたらと思います。
2015年06月05日
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