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7日目、いよいよ最終日です。フライトは16:55発のため、お昼過ぎまでは時間があります。いつもは食べ過ぎてしまうホテルのバフェの朝食ですが、この日はお目当てのカフェでランチをしてから空港へ向かう予定ですので、軽めに。前日夜にパッキング済みですので、朝慌てることなく過ごせたのはよかったです。ホテルをチェックアウトしてスーツケースを預けて行動開始です!予定していた観光・買物は前日までに済ませましたので、午前中はノープラン。遠くまで行って時間までに帰って来れなくなると困りますので、近場で旧市街をぶらぶらすることにしました。共和国広場からナ・プシーコピェ通りに出た所にあるチェコ国立銀行。非常に大きく、存在感のある建物です。内部はアールヌーヴォー様式の内装で、一般の人も利用できるそう。両替はガイドブックで紹介のあったレートの良い両替所で行いましたが、こういう立派な銀行でしてもよかったです。ナ・プシーコピェ通りをムーステク方面、ハヴェルスカー市場へ。ハヴェルスカー通りにずらりと並ぶ屋台には、木彫りの人形やミュシャグッズなどの安くて可愛い雑貨が揃っています。プラハ市内の土産物店よりも1~2割は安く購入できますが、中には状態があまりよくない物もあるので注意が必要とのこと。雑貨だけでなく、食料品もあります。手前のベリーの詰め合わせは、49コルナ(約250円)。安いですね。ハヴェルスカー市場から旧市街広場までは、細い路地を通ってわずかな距離。いつも観光客で賑わっている旧市庁舎の天文時計前ですが、月曜日の午前中はそれほどでもありませんでした。何枚も写真を撮っている天文時計、最後にこんなアングルで撮ってみました。時計を取り巻く彫刻、装飾が繊細で美しいですね。市場でも見かけたワンちゃん。広場まで同じルートを歩いてきたようです。チェコでプードルを見かけたのは初めてで嬉しくなり、思い切って飼い主に話しかけて写真を撮らせてもらいました。女の子だそうです。馬車はお客さん待ちです。この広場には何度も足を運んでいますが、このクラシックな建物、そして壁にずらりと並んだ紋章に初めて気づきました。旧市街広場を後にして、共和国広場に戻ります。細い路地の間からティーン教会の美しい尖塔が見えて、プラハらしい風景です。どの通りを歩いても、絵になる景色が見られるプラハ。このままずっとお散歩を続けたい気分です。名残り惜しいですが、そろそろランチの時間にいたしましょう。
2015年07月31日
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夕方から出かけたのは、市民会館でのコンサート。スメタナやドヴォルザークといった偉大な作曲家を輩出したチェコは音楽の街で、毎日のように教会やコンサートホールでクラシックコンサートが行われています。予約なしで入れる場合がほとんどで、料金はリーズナブル。当日気が向いたら気軽に足を運ぶことができます。今回の旅は、初めてのチェコということで、行きたい場所・やりたいことがたくさんあり、コンサートまで事前に予定することができず、現地で時間に余裕があったら・・・と考えていました。この前日に館内ツアーに参加した時に、翌日小さなホールでコンサートがあることを知り、チケットを購入。本当はスメタナホールがよかったのですが、予定が合いませんでした。演目は、「モーツァルトとドヴォルザーク」モーツァルトは、vol.37 聖ミクラーシュ教会でも触れましたが、オーストリア生まれですが、プラハと縁が深く、何度も訪れて作曲をしたり演奏会を開いたりしていました。一方、チェコの作曲家、ドヴォルザークは、交響曲第9番「新世界より」や「ユーモレスク」で知られ、誰もが一度は耳にしたことがあるはず。プログラムは以下の通りです。<W. A. Mozart>1. Serenade in G Major"A little night music" KV525-Allegro, Romance(andante), Menuetto(allegretto), Rondo(allegro)2. Divertimento D Major, KV136-Allegro, Andante, Presto<A. Dvorak>1. Gypsy melodies, op. 55, No.4, "Songs my mother taught me"2. Humoreska op. 101, c.7 G Major3. From the New world-Symphony No.9, in e minor, OP.95-ll.Largo4. Two Walzes op.54-A major, D Major5. Slavonic Dance op.46, No.8 in G minorコンサートの会場は、地階のアール・ヌーヴォー・ホール。その名の通り、アール・ヌーヴォーの雰囲気満点の素敵なホールです。客席の8割は埋まっていました。ステンドグラスや照明が美しく、レトロな雰囲気がクラシック音楽にピッタリです。演奏者は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの計6名。弦楽器の美しい音色に酔いしれました。ほとんどが聴いたことのある曲(でも曲名は知らなかったものも有り)でしたので、聴きやすかったです。観光客向けのコンサートだと思いますが、素人の私には十分楽しめました。コンサートは約1時間で終了。プラハ最後の夜、夕食はイタリアンにしました。プラハ市内にはイタリアンレストランが至る所にあり、一度は食べてみたいと思っていたのです。ビールで喉を潤し、チキンのクリームソースのタリアテッレをいただきました。ゴロゴロとチキンが入っていて、そのカットが大きくて一口では食べられないほど。大胆な料理の仕方ですが、お味はよかったです。デザートが美味しそうでしたが、おやつにトゥルデルニークを食べてしまったのでもう入りません。カプチーノで締めました。ごちそうさまでした~。夕食後は、腹ごなしに少しお散歩して、ホテルに戻りパッキングを。お買物控え目だったため、全部スーツケースにおさまり、そんなに時間はかかりませんでした。********************6日目歩数: 19440歩歩いた距離: 15.77Km上った階数: 23階********************
2015年07月29日
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旧市街でのお買物を終えて、両手に荷物いっぱいになってしまいました。一度ホテルに戻ります。プラハで街中でよく見かけた、屋根の上にぶら下がっているこのお菓子。トゥルデルニークといって、小麦粉の生地を炭火で焼いて、砂糖やシナモンをまぶした伝統的なお菓子です。屋根の下で焼いているのがわかるでしょうか?バームクーヘンのように筒をくるくる回して生地を焼いていきます。これは、カレル橋のたもと、マラー・ストラナ側にあるお店。屋根の上にぶら下がった本物そっくりのトゥルデルニークが目立っていました。チェコ滞在中、一度は食べたいと思っていたトゥルデルニーク。多くの人は道端で食べていたのですが、食べにくそうだったんですね。そこで、共和国広場の屋台で買って、ホテルに持ち帰って食べることにしました。屋台のお兄さんは、「熱いからヤケドしないようにね!」とチェコにしては感じが良かったです。お味は、シナモンをチョイス。60コルナ(300円)。のどが渇いていたので、オレンジジュースと一緒に。ミリンダは、以前日本にもありましたが、今は見かけませんね。懐かしいです。写真からもわかると思いますが、結構大きくて、10cm以上はあると思います。ミリンダの缶や後ろのグラスと比べてもその大きさがわかりますね。生地は厚めで食べ応えがあり、お砂糖がまぶしてあるのでシナモンの味は弱めです。お味はクセがなくて、炭火で焼いた生地は香ばしく、そこにお砂糖の甘さが加わり、美味しかったです。これはやはり焼き立てのアツアツを食べるべきですね。初めは「全部食べられるかしら?」と思ったりしましたが、気がつけば完食!ごちそうさまでした~。この後、ホテルで少し休憩して、夕方から予約していたコンサートに出かけました。
2015年07月28日
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旧市街でのお買物、第2弾。まずは、市民会館ギフトショップでのお買物です。1階の奥の方にあり、ハイセンスなキュビズムグッズやアールデコ調アクセサリー、ミュシャグッズや書籍など、チェコならではの商品が充実していました。キュビズムのマグキュビズムグッズは、黒い聖母の家の1階にあるショップで見て、素敵だけど、陶器は在庫過多だし、お値段もそこそこするし・・・と一度は自分の中であきらめたんですけど、ここに同じ物が置いてあり、結局買っちゃいました。しかも、3つも!黒い聖母の家では真ん中の黒のギザギザデザインのカップだけチェックしていたのですが、ショーウィンドウに並べられていた赤と黒のシンプルなデザインのものも気になり、赤か黒のどちらか選べなくて、結局3つとも買ってしまったという。。。黒のギザギザデザインは自分用に。ギザギザデザインに加えて気に入ったのが、数珠のような持ち手。何ともオシャレです。シンプルデザインの赤と黒のペア。迷いましたが、買ってよかったです。弟夫婦が来た時や、母の茶飲み友達など親しい間柄のお客様に飲物を出す時に活躍しそうです。キュビズムですから、カップの飲み口もギザギザです。アールデコ調のブローチアールデコ調のアクセサリーは、ミュシャ美術館にも置いてあり、素敵だな~と見ていたのですが、ピンときたものがありませんでした。一方、市民会館ギフトショップは品数が多く、このデザインに一目惚れ~。即決でした。艶消しの渋い金色の台に赤と白のガラス製パーツ。レトロな雰囲気が好みです。赤×白でお洋服と合わせやすそうですし、落ち着いた色のコートの胸元にも合いそうです。次に、ショピングセンター Palladium パラディウムへ。C&Aでワンピースとチュニックを。C&Aはヨーロッパ各都市で見かけますが、入ってみたのは初めて。ふらっと入ってみたら、デザインや品質はまずまず、リーズナブルでなかなかよいものがありました。同じくパラディウム、地下2階のオランダのスーパー Albert アルベルトでは、お菓子を。帰国後すぐにお土産として渡してしまったものがあり、写真を撮ることができたのは全部ではなく一部になりますが。ボケてしまいましたが、カルロヴィ・ヴァリのウェハース。ウェハースは色々な種類があり、小さなパッケージから箱入りまで、ばらまき土産に最適です。色々な味のチョコレートでコーティングされたウェハース。メダルのようなお菓子です。チェスキー・クルムロフに向かう時に、駅の売店で購入してバスの中で食べたんですね。そうしたら美味しくて、たくさん買って帰りました。上)猫ちゃんのパッケージが可愛いミルクチョコレート。下)「学生用」と名付けられたフルーツ&ナッツチョコレート。プラハでのお買物は、これで終了。今回の旅、私にしてはお買物少なめで、この日の夜スーツケースにパッキングしたら、全部入ってしまってビックリ!今まで海外に出かけてそういうことは一度もなく、入り切らないものは手荷物となったり、さらに重量オーバーな場合は現地からEMSで送ったりしていましたので。いつもの私だと、戦利品が少ないと物足りなさを感じるものですが、チェコでは全くそういうことがなく、美しい中世の街を満喫して心が満たされたようです。
2015年07月27日
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旧市街でのお買物、予定していたものも、そうでないものも、楽しんできました~。第一弾は、旧市街広場付近でのお買物です。まずは、コスメから。私が知っている唯一のチェコのブランド、Botanicus ボタニクス。日本にも進出しているナチュラルコスメです。ボタニクス公式サイトはこちら(★)プラハ郊外に自社農場をもち、伝統手法を大事にしたコスメ造りをしているそう。ウンゲルト地区のショップに立ち寄りました。この時、午後4時頃だったのですが、ちょうどガイドさんに引率された中国人の団体が店内にいて、満員電車のような混雑状態。出直そうかとも思いましたが、買物はこの日のうちに済ませてスーツケースにパッキングしたかったので長い会計の列に並びました。日本でも「爆買い」という言葉が聞かれますが、ここでの中国人の買い方もすごかったです。ほとんどの人が、スーツケースいっぱいになりそうな大量のコスメを買いこんでいました。しかも、免税手続きをしているので会計に時間がかかるのです。いやはや、「10年分とも思えるコスメの爆買い」には恐れ入りました。。。さて、私のお買物は、中国人からしたら「これだけ?」と言われそうな量です。ローズ ハンド&ボディクリーム×2スムージングフットローション死海の泥 石けんローズ&キューカンバー 石けんお値段は、日本販売価格の半額以下。特にお得だったのが石けんで約3分の1でした。もし中国人の団体がいなかったら、ゆっくり見てもっと買ってしまったと思いますが、コスメは在庫過多なのでこのくらい控え目でよかったのではないかと思います。次に、こちらもチェコのナチュラルコスメ Manufaktura マニュファクトゥーラ。ビールやワインコスメなど、チェコの自然の恵みを凝縮した製品が人気とのこと。コスメだけでなく木工製品、陶器などのダイニング用品も置いています。旧市街広場から細い路地を入ったところにある大型店舗で購入。マニュファクトゥーラはお初のショップですが、魅力を感じる商品がたくさんありました。看板商品のビールシリーズも気になりましたが、香りが気に入ったのが乾燥肌用のワインシリーズです。ワインコスメティック シャンプーワインコスメティック ハンドクリームアプリコットオイル ハンドクリーム死海ミネラル配合 髪質再生ヘアパックモヒート 石けんはちみつ&洋なし 石けんピノキオと猫の木工製品顔は手描きで、一つずつ表情が異なります。犬もありましたが、あんまり可愛くありませんでした。頭の上にバネが付いており、ぶら下げることもできます。マニュファクトゥーラは、香りだけでなく使用感も良く、日本に上陸すれば人気が出ると思いますが、お値段は・・・ボタニクスと同様、2~3倍になってしまうのでしょうね。次は、アクセサリーのお買物です。ヨーロッパを旅すると必ずといっていいほど買ってしまう、大好きなSWAROVSKI スワロフスキー。旧市街広場の東側と西側に2店舗あり、こちらは西側の店舗。スワロフスキーというと、ブルーの外観が目印ですが、ここはブラウン。景観に配慮して地味めの色にしているのかもしれません。この前日に夜景を見に行った時、遅くまで開いていたこの店舗にふらっと入ってみたんですね。そうしたら、お気に入りを見つけてしまったんです。箱は2つ。。。オープンしてみましょう。ハートのペンダントと同色のピアス。ショーケースの中でキラキラと輝いていて、一目惚れでした~。ピンクパープルですが、どちらかというとパープルの色味の方が強め。ハートのペンダントは、カットが美しく、角度により光が反射してとってもきれいです。ハートの上にはオーロラクリスタルの小さな蝶がアクセントとして付けられているのがまたオシャレ。オールシーズン使えますが、特に春~秋に活躍しそうなさわやかな感じのアクセサリーです。物欲のない昨今ですが、たまにこうしてお気に入りを見つけられると嬉しいものです。旧市街でのお買物は次回に続きます。
2015年07月26日
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ユダヤ人地区散策の後は、旧市街広場に移動しました。ユダヤ人地区から旧市街広場にかけては、プラハの中でも特に洗練された建築物が建ち並んでいましたので、記録に残しておきたいと思います。旧新シナゴーグ、裏の通り。通り全体が美術館のようで、素敵な建物が並んでいました。こちらは、マイゼルシナゴーグ近くの通り。外壁はシックなグレーですが、壁に彫刻や細かい装飾が施されて、上品な感じの建物でした。1階にはPRADAが入っています。この辺りには高級ブランドショップが点在しており、ルイ・ヴィトン、エルメスなどもありました。写真左の白い建物にはルイ・ヴィトンが入店しています。今回は、中世の街の美しさに感動の連続で、心が満たされたせいかブランド品への関心が薄れ、いつも海外でチェックするルイ・ヴィトンなどの高級ブランド店には入りませんでした。私にしては珍しいことです。微妙にカーブした通りに隙間なく建てられています。スペインシナゴーグの近くでひときわ目立っていたピンク色の(おそらく)アパートメント。こんなお家に住んでみたいものです。レストランも可愛らしい。この辺りでは、観光用の乗物をよく見かけました。プチトラン。馬車。パッカパッカと音を立ててやってきました。こちらは、クラシックカー。火薬塔の近くやマラー・ストラナでは、停車して客待ちをしているのを見かけました。プチトランや馬車はヨーロッパ各都市で見かけますが、クラシックカーは初めてです。古都プラハの街並みとマッチしていました。ここからは旧市街広場です。日曜日の午後、たくさんの食べ物系屋台が出ていました。こちらは、豚の丸焼き。他には、プラハハム、ソーセージ、チキンの串焼き、フライドポテトなども。屋台に加えて、パフォーマンスも見られます。広場の東側を通りがかった時に見かけたこのお二人にビックリ!一人が地面に座り右手に1メートルほどの棒を持ち、もう一人は棒の上の先端をつかんで空中に浮かんでいるのです。支えらしきものは何もなく、この状態のままずっと静止しています。周囲の人たちも「どうなっているんだ?」という表情で、首をかしげながら不思議そうに見つめていました。何か仕掛けがあるのだと思いますが、空中浮遊しているようにしか見えず、お見事です。貴重なパフォーマンスを見ることができたので、箱にコインを1枚入れてきました。この後、旧市街でショッピングタイムとなりました。
2015年07月25日
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カフェ・スラヴィアを後にして、トラムで向かったのは、ユダヤ人地区。プラハには、10世紀頃からユダヤ人が住み始め、旧市街広場から北のヴルタヴァ川までのエリアにユダヤ人居住区がありました。この地区の大部分は19世紀に再開発されましたが、最も重要な建物や史跡は以前の状態で残されています。6つのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂のこと)、旧ユダヤ人墓地は、ヨーロッパで最も保存状態の良いユダヤの史跡に数えられているそうです。また、ユダヤ人だった作家、フランツ・カフカ(1883-1924)が生涯のほとんどを過ごしたエリアとしても知られています。歴史的建造物を探しながら散策してみました。儀式の家1912年にロマネスク様式を模して建てられた儀式のためのホール。館内には、ユダヤの伝統や生活習慣、子供たちが描いた絵が展示されています。この儀式の家の隣には、旧ユダヤ人墓地があります。区画整備された墓地とは異なり、墓石が土の中に埋もれたり重なったり倒れたりで異様な雰囲気の墓地でした。儀式の前の通りには、ミュシャグッズ、木のおもちゃなど、土産物の露店が並んでいます。旧新シナゴーグ1270年頃に初期ゴシック様式で建てられた、ヨーロッパ最古のシナゴーグ。独特なギザギザのファザードが目印です。元々は新シナゴーグと呼ばれていましたが、16世紀以降に他の新しいシナゴーグが造られ現在の名前に。カフカのバルミツバ(ユダヤの成人式)はここで行われたそう。マイゼルシナゴーグ1591年に皇帝ルドルフ2世の許可を得て、当時のモルデシャイ・マイゼルがユダヤ人のために個人で建てたもの。現在は、チェコにおけるユダヤ民族の歴史に関する資料が展示されています。スペインシナゴーグ外観がスペインのアルハンブラ宮殿に似ていることからこの名がつけられました。確かに似ていますし、ファザードが美しい。シナゴーグは内部見学することもできます。チケットは、「旧新シナゴーグ」とそれ以外の「ユダヤ博物館共通チケット」の2種類。ユダヤの休日である土曜日は休館日ですので、注意が必要です。保存状態の良い歴史的建築物が見られるユダヤ人地区。今回時間の関係で内部見学はパスしましたが、特徴あるシナゴーグは外観だけでも観る価値があります。また、周囲の建物が洗練されていて素敵ですので、散策にオススメのエリアです。ミュシャ美術館からプラハ本駅に向かう途中にあったこの建物。vol.31 レトロなプラハ本駅に写真を載せましたが、シナゴーグであることが判明しました。ユダヤ人地区以外の場所にもシナゴーグがいくつかあるようです。スペインシナゴーグの近くに建つカフカ像。生誕120周年を記念して建てられたもの。ユニークな像です。背後の美しい新緑がカフカ像を引き立てているようでした。カフカの作品は、「変身」しか読んだことがありません。「ある朝、グレゴールが夢から目ざめたとき、自分がベッドの上で一匹の巨大な毒虫に変わっているのに気づいた。」という冒頭部分は有名ですね。文章自体は読みやすく、「世の中の不条理」が感じられる内容ですが、正直、何を言いたいのかよくわからない作品でした。もう一度読み直してみようと思います。旧市街広場のすぐ近くにあるカフカの生家は、現在「カフェ・カフカ」になっています。カフカは、通りの名前にもなっています。
2015年07月23日
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カレル橋より、トラムでヴルタヴァ川沿いを南に移動し、チェコ軍団橋のたもとで下車。カフェ・スラヴィアにやってきました。プラハの旧市街と新市街を分けるナーロドニー通りとスメタナ河岸通りの角に位置しています。元々伯爵家の宮殿だったこの建物には、チェコが誇る作曲家スメタナが住んでいたこともありました。赤いひさしが目印です。カフェ・スラヴィアは、1881年に隣の国民劇場を利用する文化人のためオープン。劇作家でもあるハヴェル元大統領をはじめ、多くの劇場関係者、作家、詩人らが通った伝説のカフェです。毎晩17~23時にはピアノの生演奏があるそう。エントランスにはレトロな看板が。カフェですがお食事メニューも充実していて、チェコ料理、ステーキ、パスタ、もちろんビールもあります。無料wifi完備です。このカフェでも、案内されるのではなく自分の好きな席に座ります。写真正面の窓際の席からはヴルタヴァ川が見えますが、やはり人気らしく空きがなかったので、国民劇場側の窓際にしました。店内のインテリアは、アールデコスタイル。レトロな雰囲気がありながら、すっきりとまとまっています。テーブルは丸型で統一され、椅子の肘掛け部分のデザインが個性的です。まずは、カプチーノがやってきました。このカップ、四角でも楕円でもなく、微妙な曲線が何ともスタイリッシュ。ランチ代わりにオーダーしたのは、パンケーキの木イチゴソース添え。運ばれてきた瞬間、このオシャレな盛り付けに感動!何ともフォトジェニックなパンケーキです。細かくちぎったパンケーキを周囲に、中央には木イチゴのソース。添えられたホイップクリームの上にはミント。そして、三角に折り畳まれたナプキンとフォークをお皿の上にデコレーションするなんて、その発想が素晴らしい。窓の外の国民劇場を眺めながら、いただきまーす。パンケーキの生地はふんわりというよりもしっとり。木イチゴのソースとホイップクリームがミックスされると甘酸っぱく、さっぱりとした味わいでした。130年の歴史を持つアールデコスタイルの老舗カフェでゆったりとした午後のひとときを過ごしました。ナーロドニー通りをはさんで建つのは、チェコ人の誇りである国民劇場。オペラやバレエが上演されます。通路を歩いてみました。良い雰囲気で、ふと見上げると天井の装飾が美しい。91番のレトロなトラムは、土曜、日曜、祝日限定で、市内の主要観光地を約1時間でぐるりと走ります。午後のみ1時間に1本の運行にもかかわらず、運良くお目にかかることができました。スメタナ河岸通りでトラムを待っていたところ、ユニークなアートを発見!絵と同じポーズをして写真を撮っていたオジサマ、かなり時間をかけて真剣に撮影されていました。撮り終えてからと思って待っていたのですが、トラムがやってきてしまったので写真に入ってしまいました。ごめんなさい。ここからは、ヒヤッとした体験についてです。(プチトラブル:その5)カフェ・スラヴィアで、店外に置かれていたメニューを見ていた時のこと。若い西洋人の男性に話しかけられました。地図を広げて国民劇場の場所を差し、「この建物はどこか?」と。通りの向こう側に見えていたので、私は指を差して「そこですよ。」と答えました。そうしたら、次に「銀行はどこか?」と聞くのです。それはわからないですし、その時「なんかこの人おかしい」と思ったので、その場を離れました。その後、カフェ・スラヴィアに入って席につき、ふと思い出したのが『偽警官』の手口。犯人の一人が道を尋ねたり、写真撮影を依頼したりして歩行者を呼び止めると、警察官を装った仲間の犯人が現れ、身分証のようなものを一瞬示し、「麻薬所持を検査している」などと言ってパスポートや所持品の検査を要求します。このほか、犯人の一人が歩行者に近づき「チェンジ・マネー」「コカイン」などと声をかけてきて通り過ぎた後、警察官を装った仲間の犯人が「外貨を両替しなかったか」「コカインを買わなかったか」などと歩行者を呼び止め、パスポートや財布の提示を要求するケースもあります。これらに応えて歩行者が荷物や財布を差し出すと、偽警官は、検査するふりをしながら巧みに現金やクレジットカードを抜き取ります。(外務省 海外安全ホームページより)もしあの時、あの男性ともっと長く話していたら・・・『偽警官』が現れて、現金やクレジットカードを盗られていたかもしれません。もちろん、その男性は本当に道に迷っていたのかもしれませんが。。。チェコで多い犯罪の手口は、出発前に確認して『偽警官』についても頭にも入れていましたが、地図を持って話しかけられた時に、すぐに「これは偽警官?」と気づきませんでした。これは反省しなければなりません。そう言えば、クアラルンプールで『賭博詐欺』のグループに話しかけられた時もすぐにはわかりませんでした。もっと細心の注意を払わなければいけませんね。カフェ・スラヴィア Cafe Slavia電話:224-218-493営業時間:年中無休 8:00~24:00(土・日 9:00~)
2015年07月21日
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カレル橋の両サイドには旧市街側は旧市街橋塔、マラー・ストラナ側には小地区橋塔があり、どちらも塔に上ることができます。お天気もまずまずですし、旧市街側の旧市街橋塔に上ってみることにしました。この塔は、14世紀の終わり頃に建てられました。塔の入口には何も案内が出ておらず不安になりましたが、階段を上っていきました。窓口は塔の上部にあり、そこでチケットを購入します。入場料 90コルナ(450円)。前にいた外国人がクレジットカードで支払おうとしたら、「現金のみ」とのこと。プラハのほとんどの観光施設ではクレジットカードを使用できますが、稀に不可な場合もあるようです。屋上まで上りますと、素晴らしい眺め。カレル橋と対岸の高台に建つプラハ城を望むことができます。このように鉄の柵があり、その隙間から腰をかがめてのぞき込むように見ることになります。鉄柵の隙間から写真を撮りますと、このような絶景が!カレル橋とプラハ城のコンビネーション、そしてゆったりと流れるヴルタヴァ川。ポストカードでもよく見かける美しい風景です。カレル橋にズームしますと、たくさんの人!聖人の像がよく見えますし、露店が出ているのもわかります。プラハ城は、地上から見ても美しいですが、高い所から眺めると格別です。ヴルタヴァ川、下流方向。観光船が進んで行きます。こちらは、上流方向。丘の上に建つ展望台は、パリのエッフェル塔を模して1891年に建てられた高さ60mの塔。右方向に目をやると、2日目に訪れたストラホフ修道院・聖母マリア教会の優美な塔が見えます。こちらは、旧市街側。正面に見えるのは、薄緑色の屋根を持つ聖サルヴァトール教会。この教会には、埋葬前にドヴォジャーク(ドヴォルザーク)の遺体が安置されました。教会前の通り(白い車の走っている通り)は非常に狭いのですが、壁ギリギリにトラムが走ります。たくさんの塔が見えて、「百塔の街」プラハを象徴する風景です。緑色のドームは、聖フランティスク教会。オレンジ色の屋根を上から見下ろします。うろこのような屋根瓦と明り取りが可愛らしい。ずっと下ばかりを見ていましたが、ふと見上げると、塔の屋根。先端には金色の装飾が。塔を出て、次の目的地に向かうためにトラムを待っていたところ、カレル橋越しにプラハ城が見えました。
2015年07月20日
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6日目の朝を迎えました。まずまずのお天気です。丸1日過ごせるのはこの日が最後。ホテルでバフェの朝食を済ませて、行動開始です!地下鉄とトラムを乗り継いでマラー・ストラナの聖ミクラーシュ教会へ。聖ミクラーシュと呼ばれる教会は、プラハに2つあり、もう1つは旧市街広場にあります。マラー・ストラナ広場に面して建つ聖ミクラーシュ教会。ファザードは堂々とした風格を感じさせます。マラー・ストラナ広場側からは確認できませんが、後方からは薄緑色の屋根を持つドームが見えます。カレル橋や旧市街側からも見える存在感のあるドームです。入場料は、70コルナ(350円)。カメラ撮影料は入場料に含まれているとのこと。入場料も安いですし、良心的な教会です。入場時に左下をちぎられてしまい、ちょっと残念。マラー・ストラナの聖ミクラーシュ教会は、13世紀に建てられたゴシック建築の教会を18世紀にバロック様式に改築し、現在に至っています。それでは入場してみましょう。中に入り、まず感じたのは、淡いピンク色に彩られ、ゴールドの装飾が華やかさを添えているということ。2日目に訪れた同じバロック様式のロレッタ教会と似ていますが、こちらの方が規模の大きな教会です。主祭壇この教会で必見なのが、円天井のフレスコ画。丸いクーポラに描かれているのは、「三位一体の祝典」。天井が高いので、細かい所までは見えませんが、全体の色調が周囲の壁や装飾とマッチしていて建物に溶け込んでいるようでした。壁や柱に施された豪華な装飾。この教会では2階に上がることができます。そういう教会は珍しいですよね。2階といっても教会ですからかなり高く、下を歩く人が小さく見えます。柱の上の方に施された装飾が近くで見えたり、下から見上げただけでは見えない場所に彫刻があるのを確認できたりします。天井は当然ながら近くに見えます。また、2階で見逃してならないのは、この白いパイプオルガン。これは、モーツァルトが演奏したオルガンなのです。モーツァルトはプラハと縁が深く、何度も訪れて作曲をしたり演奏会を開いたりしており、亡くなった時にはこの聖ミクラーシュ教会で盛大なミサが行われたそう。聖ミクラーシュ教会は、可憐なピンク色に染められたゴージャスな教会でした。バロック様式のゴテゴテ感は否めないものの、優しい感じや洗練された雰囲気があり、女性は気に入るのではないかと思います。教会を出たら、徒歩で旧市街に戻ります。2日目に歩いた王の道を逆に進むことになります。小地区橋塔をくぐり、カレル橋を渡ります。日曜日のお昼頃、橋の上は数日前の平日(その時の様子はこちら)とは異なり、真っすぐ歩けないほどの人出でした。混雑を避けるのであれば平日の方がベターですが、日曜日は露店の数が多かったですし、似顔絵描き、音楽、人形劇のパフォーマンスなどもありました。
2015年07月19日
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ヴァーツラフ広場から一旦ホテルに戻り、少し休憩。朝からすっきりしないお天気でしたが、夕方にはお天気が回復し晴れ間も見えてきたので夜景を見に出かけることに。夕食は軽く済ませて暗くなるのを待ちます。お部屋でまったりし過ぎてブルーモーメントの時間を逃してしまったようですが、旧市街広場まで来たら、こんなにきれい!Beautiful!時刻は22時前でしたが、広場には昼間と変わらないほど大勢の人。皆さん、この美しい夜景に酔いしれているようでした。天文時計もライトアップ。昼間よりも文字盤がはっきり見えます。旧市街広場からカレル橋を目指してカレル通りを歩き始めましたが、どうやら迷ってしまったようです。旧市街は路地が迷路のように入り組んでおり、3日前に王の道を歩いた時は迷うことはなかったのですが、暗かったこともあり方向感覚がおかしくなってしまったのでしょうか。ずいぶん歩いてたどり着いたのは、この立派な建物。ヴルタヴァ川沿いに建つ芸術家の家。1884年にネオルネッサンス様式で建設され、中にはドヴォジャークホールがあり、チェコ・フィルハーモニーの本拠地になっています。この芸術家の家は、映画「のだめカンタービレ」のロケ地で、千秋とのだめが最初にヴィエラ先生のコンサートに行った場所だそう。「のだめカンタービレ」は観たことがなくストーリーも知りませんが、プラハで撮影されたシーンがあり、ロケ地巡りをする方もいるとか。市民会館のスメタナホール、プラハ城への新登城道、ヴァーツラフ広場もロケ地になっているようです。芸術家の家の前にはマーネス橋があり、ここからも対岸の夜景を見ることができました。目的のカレル橋は南方向に見えており、歩いて向かいました。カレル橋のたもとから対岸のライトアップされたプラハ城を望みます。美しいですね~。うっとりです。川の水面に光が映り込み、その光がゆらゆら揺れているのが幻想的でした。3日前にも昼間に同じ場所から写真を撮っていますが、夜の方が対岸が近くに感じられました。プラハ城にズームしてみましょう。尖塔が高くそびえる聖ヴィート大聖堂は、夜も存在感があります。ちなみに、プラハ城の照明にはパナソニックのLED電球が使用されているそう。22時を過ぎても、カレル橋は多くの人々で賑わっています。振り返ると、旧市街橋塔聖フランティスク教会この教会でもコンサートが行われるようです。教会前にはカレル4世像が建っています。共和国広場周辺の建物もライトアップされ、石畳の広場を照らしていました。ホテルに戻ったのは、23時半。旧市街は、夜遅くなっても観光客であふれ、旧市街広場付近のショップやレストランは23時を過ぎてもオープンしていて、夜型の街のようです。夜景を見に行く人も多く、私の歩いた共和国広場~旧市街広場~芸術家の家~カレル橋では、特に危険を感じることはありませんでした。もちろん、パスポートや多額の現金を持ち歩かない、スリに気をつけるなど、用心はしていましたが。「プラハの夜景は美しい」と話に聞き、写真も見たことがありましたが、実際にこの目で見ると言葉を失うほどの素晴らしい光景でした。チェスキー・クルムロフでもそうでしたが、プラハの夜景も「オレンジ色」で、ヨーロッパの夜の色でした。********************5日目歩数: 25236歩歩いた距離: 21.68Km上った階数: 7階********************
2015年07月18日
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ヴァーツラフ広場での目的は・・・チェコビーズアクセサリーのお買物。ビーズの加工技術の本場チェコで作られたビーズの総称がチェコビーズで、チェコビーズの歴史は古く、ボヘミアンガラスビーズが元祖なのだそう。ここ数年、スワロフスキーやベネチアンガラス、天然石を使用したアクセサリーを愛用しているので、本場チェコでビーズ店を訪れるのを楽しみにしていました。ヴァーツラフ広場のほぼ中央にあるミス・ビジューへ。チェコ産のガーネットや琥珀、その他各種ジュエリーからビーズまで、品数が充実していました。チェコビーズは1000種類以上あるそうで、色ごとに袋詰めされたものもありました。ガイドブックにも掲載されているこのショップ、日本人は皆チェコビーズを求めてやって来るらしく、入口付近でショーケースを見ていたら、店員さんが「チェコビーズ?」と店内奥に案内してくれました。奥の方には、チェコビーズのネックレス、ピアス、リングなどのアクセサリーがいっぱい!「全部チェコガラスでできているのよ」と店員さん。デザインも色も豊富で、どれにしようか迷ってしまいます。お土産にしても喜ばれそうですので、これらをお持ち帰りしてきました~。(1)ショートネックレス、ピンク系(2)ロングネックレス、コーラル系(3)ロングネックレス、パープル系(4)ピアス、パープル系(5)ショートネックレス、パープル系(6)ショートネックレス、シルバー・イエロー系こちらは、ガラスのネイルファイル。チェコ土産の定番で街中の土産店でも見かけましたが、このお店のものはスワロフスキービーズ付きで素敵だったんです。柄も可愛らしくて、女性へのお土産によさそうです。(5)、(6)のショートネックレスとネイルファイルはお土産にしました。これだけ買っても12000円!日本では考えられない安さです。このお値段なら、普段使いに日替わりで着けられるほどいくつも買えてしまいますね。デザインに関しては、正直日本の方がオシャレで洗練されていますが、このレベルであれば合格点ではないかと思います。免税書類作成もしてくれました。チェコでは、2001コルナ(約10000円)以上購入すると免税対象になります。大満足のお買物でした~。
2015年07月17日
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(ヴァーツラフ広場)市民会館・館内ツアーの後は、ヴァーツラフ広場へ。徒歩で向かいました。火薬塔の前では、少年がシャボン玉を作っていました。バケツの中の液に格子状のロープを浸して身体の前で広げると、大きなシャボン玉ができて飛んで行きます。日本では見かけないような素朴なパフォーマンスですが、土曜日の午後、人々は立ち止って見ていました。ナ・プシーコプェ通りを進みますと、途中、渡り廊下のような橋の回廊が。このような橋の回廊はプラハのあちこちで見かけましたが、連続して2箇所にかけられているのは珍しかったです。ナ・プシーコプェ通りは大きな通りで歩道も広く、歩きやすかったです。通り沿いにはショップやレストラン、カフェ、カジノもありました。ヴァーツラフ広場はナ・プシーコプェ通りに対して垂直に広がっています。ムーステク駅から国立博物館までの長さ750m、幅60cmの大きな広場。プラハの繁華街です。デパート、ショップが並び、ショッピングを楽しむ人々で賑わっています。もう少し前方に進みますと、正面の国立博物館が近くに見えます。国立博物館前にはボヘミアの初代王、聖ヴァーツラフ騎馬像が建っています。ヴァーツラフ広場は、1968年「プラハの春」の舞台となりました。この広場で変革運動が起き、1969年ソ連の侵攻および占領に抗議したヤン・パラフさんが亡くなったという悲劇がありました。民主化が実現した今、広場には美しい風景が広がっています。こちらは、ホテル・アンバサダー。ホテルを探しをしている時に見かけましたが、こんなにクラシックな外見だったんですね。ヴァーツラフ広場付近にはたくさんホテルがありますが、この辺りは治安が良くないと言われていますので候補から外しました。明るいうちは特に危険は感じませんでしたが、夜はまた雰囲気が異なるのかもしれません。トラムの車両を利用したカフェ。その後方にやまぶき色の目立つ建物があります。その建物は、グランド・ホテル・ヨーロッパ。後期アール・ヌーヴォーの傑作で、1906年の創建。一部内装を手がけたのは、広島県物産陳列館(現在の原爆ドーム)を設計したヤン・レツル。ヤン・レツルさんは、明治末期から大正にかけて日本で活躍したチェコ人の建築家で、オリエンタルホテル、聖心女子学院校舎、上智大学旧1号館、宮城県営松島パークホテル、宮島ホテルなどの設計も手がけています。このホテルも素敵でした。壁にだまし絵の施された建物もありました。通りの両側には、思わず写真を撮りたくなるような歴史ある建物が並んでいました。ヴァーツラフ広場にやってきた目的はショッピングだったため、通りがかりに眺める程度でしたが、もう少し時間があればじっくり建物ウォッチングしたかったです。ショッピングの様子は次回・・・。
2015年07月16日
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市民会館の館内ツアー、次は豪華なホールへ。壁一面の大きな絵画とエレガントな天井画が印象的です。次の小部屋では、天井のシャンデリアが繊細で素晴らしい。その次の部屋は、市民会館で最も注目すべき「市長の間」。この市長の間は、アール・ヌーヴォーの巨匠であるミュシャが内装を手がけているのです。窓にはステンドグラスがはめ込まれています。このステンドグラスもミュシャの作品です。ブルー・パープル系の落ち着いた色合い。アール・ヌーヴォー様式の植物のデザインと幾何学模様。ズームしてみると、非常に精巧にできていることがわかります。天井画には、スラブ民族の歴史や重要な人物が描かれています。色合いは暗めの青で、全体に暗い雰囲気が漂っており、先ほどミュシャ美術館で観てきた明るい色調の作品とは全く異なります。右下で帽子をかぶっているのはヤン・フスさんだそう。隣の部屋とはドア+カーテンで仕切られており、その周辺の装飾も手が込んでいます。刺繍が施されたカーテンの柄は孔雀でしょうか。美しくてうっとりでした。こちらもミュシャのデザインです。天井、壁、窓ガラスからソファまでこの市長の間全体の内装を手掛けたミュシャ。この時すでにパリで成功をおさめ世界的に有名になっていたのですが、祖国に貢献したいとのことですべて無償で行ったのだそう。外国で名声を得たミュシャに対しては批判もあったようですが、祖国に対しては特別な思いを抱いていたのでしょう。1939年3月にチェコを併合したナチス・ドイツがプラハに侵攻し、祖国愛を表現する作品を描いていたミュシャはナチスから危険視され、逮捕・投獄されて厳しい尋問を受けました。 数日で釈放されましたが、体調を崩し、4ヶ月後の1939年7月に78年の生涯を閉じました。館内ツアー、最後は小ホールへ。エントランスにはステンドグラスが用いられています。市民会館には、大人数を収容できるスメタナホールの他に小規模のホールがあります。このホールの他に地階にもありました。このホールのカーテンと照明も素敵でした。館内ツアーは約1時間で終了。「市民会館」と聞くと地味な感じがしますが、内部はアール・ヌーヴォーの殿堂でした。完成から100年以上経過しているとは思えないほど保存状態が良かったです。特に印象に残ったのは、「スメタナホール」と「市長の間」。思わず「うわ~」と声が出てしまったほど感動しました。特に市長の間では、ミュシャデザインの素晴らしい内装を見て、彼のエピソードを聞き、ますますミュシャのファンになりました。また、部屋により装飾のコンセプトが異なる点が興味深かったです。ここは、団体ツアーの観光ルートには入っていないと思いますが、プラハを訪れたらアール・ヌーヴォーやミュシャのファンでなくても是非訪れてほしい場所です。アール・ヌーヴォー様式のレストランやカフェも併設されています。
2015年07月15日
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市民会館は共和国広場に面して建っています。右隣には火薬塔。1912年完成。1918年にチェコスロバキアの独立宣言をした場所。アール・ヌーヴォー様式の世界最高レベルと言える規模と保存状態を誇っています。ステンドグラス、天井画、モザイク画など、あらゆる場所に細かい装飾が施されており、一部の作品はミュシャが手がけています。また、建築様式だけでなく、スメタナホールが音楽祭「プラハの春」のメイン会場となっていることでも知られています。15:30からの館内ガイドツアーに参加しました。アール・ヌーヴォーに興味がある私は、この内部見学を楽しみにしていました。館内はガイドツアーでのみ見学可能で、事前予約はできません。チケットは当日10時より窓口で販売されます。曜日によりツアー時刻は異なり、土曜日は15:30、16:30、17:30の3回でした。人気があるため夏の観光ピーク時には朝10時前から並んだ方がよいとの情報を得ていましたが、5月下旬では11時頃でも空きがありました。入場料:290コルナ(1450円)、カメラ撮影料:55コルナ(275円)。1階入口を入ると階段があります。この先に進めるのは、館内ガイドツアー参加者とコンサートの観客のみ。館内に一歩足を踏み入れた時からアール・ヌーヴォーの世界が広がります。館内ガイドツアーの参加者は50人ほど。世界各国からの観光客のようです。日本人は私一人だけでした。ツアー最初の見学場所はこの扉の先にあるスメタナホール。スメタナホールは、プラハで最も大きいコンサートホールであり、チェコを代表する作曲家スメタナの命日に当たる5月12日に開幕する音楽祭「プラハの春」のメイン会場です。スメタナの交響詩「わが祖国」の第2曲「モルダウ」(ボヘミアの川よ~モルダウよ~)は、誰もが一度は口ずさんだことがあるはず。舞台の上にはチェコ国旗が掲げられています。客席は2階席もあり、天井のステンドグラスからは明るい光が差し込んでいました。ホールには、彫刻、ステンドグラス、モザイク画など、美しい装飾が施されています。「ここでクラシックコンサートを聴いてみたい」そう思える素敵なホールでした。きっと音響も良いのでしょうね。プラハ滞在中、スメタナホールでコンサートがあった日もありましたが、予定が合わず残念でした。この翌日に小さなホールでのコンサートがあったので、そちらは行ってきました。アーチ状の天井とピンク色の柱がかわいらしい廊下を通って、次の部屋へ。瀟洒なサロン。「100年以上前のイタリア製エスプレッソマシン、だけど"It does not work."」と説明があり、その場が笑いに包まれました。レースのカーテンがとっても素敵で、各部屋でチェックしてしまいました。次は、天井の美しい小部屋へ。照明がレトロで、こちらもカーテンと同様、各部屋でじっくり眺めてしまいました。こちらは伝統の刺繍で飾られた部屋。どこかオリエンタルな雰囲気があり、素朴な感じのお部屋でした。ガイドさんからは説明がありませんでしたが、窓の外のこの方が気になりました。何をしているのでしょうかね?館内ツアーは次回に続きます。
2015年07月14日
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(プラハ本駅)ミュシャ美術館の次は、プラハ本駅へ。時間があったら行ってみたいとチェックしていたのです。地図を見たら徒歩10分ほどで行けそうだったので。ぶらぶら街を歩くのも楽しいですしね。ミュシャ美術館の斜め前にはアールヌーヴォーパレスホテルがありました。1909年開業。5つ星のクラシックホテルで、外観からも歴史が感じられます。ホテル探しをしている時に候補に挙がりましたが、ヴァーツラフ広場には近いもののやはり場所が不便です。歩き進めると、火薬塔に似た塔がありました。「百塔の街」プラハでは、このような塔を街のあちこちで見かけます。この通りにはトラムが走っていました。この辺りでは1両でしたが、他のエリアでは2~3両編成が走っていますし、車両にも旧型~新型があります。途中、異文化を感じさせる華やかな建物があり、皆さん写真を撮っていました。この辺りは観光スポットから外れており、地図にも詳しい表記がありません。(追記)シナゴーグ(ユダヤ教の会堂のこと)でした。シナゴーグは、旧市街広場から北のヴルタヴァ川までのユダヤ人地区に集中していますが、それ以外の場所にもいくつかあるようです。(詳しくは、vol.40 ユダヤ人地区 参照)大きな公園(ヴルフリンツキ公園)を通り抜けると、プラハ本駅に到着です。外観からも大きな駅であることがわかります。駅舎の1階は、日本にもよくあるような近代的な駅で、電光掲示板に次々に発車する列車が表示されています。店舗は、土産物店、ブックショック、お花屋さんから飲食店までありました。旅の計画を立てている時、チェコに一週間滞在して時間が余ったらどこかへ日帰りできないか、このプラハ本駅から列車で行ける場所はないかと調べたんですね。そうしたら、片道2時間半で「ドレスデン」に行けることがわかりました。一応列車の時間を調べていましたが、時間は余るどころか足りないくらいで、結局ドレスデンに行くことはありませんでしたが。旅の周遊の仕方として、プラハからドレスデンに入り、ドイツ国内を旅することも可能なんですよね。また、チェスキー・クルムロフからはウィーンに入ることも。次回チェコを旅する時には、隣国との周遊も検討することにします。ちょっと話がそれましたが、プラハ本駅での目的は、2階のアール・ヌーヴォー様式のカフェTOPにも写真を載せましたが、高いドーム状の天井から床まで一面クリーム色で、壁に紋章や彫刻が施されています。このレトロな雰囲気の一角は、近代的な1階とは別世界のようです。ここ数年で修復され、以前よりも明るい色になり、所々塗装が剥げていた壁や彫刻はきれいに復元されていました。アーチ部分には女神や植物の装飾、細い緑色の柵には植物のモチーフ。まさにアール・ヌーヴォーです。修復工事に伴い、カフェは「2014年春オープン予定」とのことでしたが、まだ営業していませんでした。この時2015年5月ですから、1年以上遅れているようです。後ろを振り返ると、ステンドグラスとガラスの扉から明るい光が差し込んでいました。プラハ本駅のカフェに入れなかったのは残念でしたが、素敵なアール・ヌーヴォー様式のドームを見ることができて駅まで歩いた甲斐がありました。この後、トラムで共和国広場まで戻り、ショッピングセンターPalladium パラディウムで軽く食事を。EXPRESS SANDWICHはチェコのファストフード。サブウェイのようなサンドウィッチ専門店です。プラハサンド(プラハハムのサンドウィッチ)とグラーシュ(スープ)をいただきました。このプラハハム、美味しかったです。お野菜も新鮮でした。
2015年07月12日
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(ミュシャ美術館)グランド・カフェ・オリエントを出たら雨は止んでいました。次はミュシャ美術館へ向かいます。「ミュシャ」はフランス語の発音で、チェコ語では「ムハ」となりますが、この旅行記ではわかりやすいように『ミュシャ』と表記することにします。途中、装飾の美しいイエローの建物や、スタヴォフスケー劇場(エステート劇場)など、目をひく素敵な建物が並んでいるので、歩いていても退屈しません。このメタリックな扉には何やらたくさんの突起物が。近づいてみたら、人の頭でした。頭は上下右左、色々な方向を向いています。これも芸術なのでしょうが、ちょっとコワイです。10分ほど歩いたのでしょうか、パンスカー通り沿いのミュシャ美術館に到着しました。カウニツキー宮殿の中にあり、大きな看板が出ているわけではないので、注意して見ていないと通り過ぎてしまいそうです。緑色のバナー"MUCHA MUSEUM"が目印です。入口はこじんまりとしています。入場料は240コルナ(1200円)。館内は撮影禁止です。アルフォンス・ミュシャ Alfonse Mucha(1860-1939)は、チェコ生まれのアールヌーヴォーを代表する巨匠。館内は、パリ時代とプラハ時代のセクションに分かれていて、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスの下絵や油絵、地方展示会のポスターなどが展示されています。ミュシャ自身が実際に座った椅子もありました。また、一番奥ではミュシャの生涯についてのビデオが上映されていました。館内はこじんまりとしていて美術館というよりもギャラリーといった感じです。作品数は100点くらいでしょうか。一通り観てもそれほど時間はかかりません。私は2013年に六本木ヒルズで開催されたミュシャ展を観てミュシャのファンになりました。草花をモチーフとし幾何的な文様や曲線を多用したアール・ヌーヴォー様式とモデルの美しい女性。独特の世界観がそこにあり、ミュシャの作品を見ていると癒されるのです。思ったよりも規模の小さな美術館だったことは残念ですが、本場チェコでミュシャの作品に触れることができたことはファンとして嬉しいことです。ミュージアムショップでは、ミュシャグッズだけでなくアールデコ調のレトロなアクセサリーもありました。ポストカードとブックマークを購入。アールデコ調のアクセサリーはここでは見ただけだったのですが、気になっていたのでしょうね・・・他で買ってしまいました~。
2015年07月11日
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ヒルトンにチェックインして一息ついたら、行動開始です!お天気は、朝は晴れていたのですが、その後雲に覆われて小雨が降っています。今日はインドア中心の観光にしましょう。まず、1912年に完成したキュビズム建築の黒い聖母の家(通称「ブラック・マドンナの家」)へ。旧市街の中心地、火薬塔と旧市街広場の間にあり、キュビズム美術館やカフェが入っています。キュビズムとは、20世紀初頭にピカソやブラックが主導した絵画の技法。ものを多角的にとらえ、直線を使った立体的な面を細かく組み合わせる技法で、これを建築物に取り入れたのはチェコだけ。2階のカフェのバルコニーや大きめの窓にも立方体(キューブ)のモチーフが効果的に使用されています。建物の角には、その名の通り「黒い聖母(ブラック・マドンナ)」が。是非立ち寄りたいとチェックしていた2階にあるカフェ「グランド・カフェ・オリエント」階段もキュビズム様式で、手すりのデザインが素敵です。流れるような螺旋階段がエレガント。この美しい階段を上って2階のカフェへ向かいます。グランド・カフェ・オリエント1912年から1920年までの8年間営業したカフェを再現したもの。インテリア、照明、バーカウンター、ハンガーに至るまでキュビズム様式です。店内全体が見渡せる席に座りました。案内された席ではなく、自分の好きな席に座れるのはこういう場合いいですね。土曜日の午前11時。店内はガラガラでした。椅子はモスグリーンのストライプ柄で統一されています。店内に入りまず目についたのが、モスグリーンのストライプ柄とこの照明。今まで見たことのないような独特な趣があります。何十年か前の世界にタイムスリップしたかのような、こういうレトロな雰囲気好きですね~。ハンガーもキュビズム。ギザギザしています。コートだけでなく新聞が掛けられているのが、なんともいい感じです。メニューの表紙は、黒い聖母の家。サンドウィッチなどの軽食やケーキもありますが、ホテルで朝食をいただいてきたのでまだお腹がすいておらず、カプチーノを。65コルナ(325円)。ステンレスのトレーにお水と共にやってきました。キュビズムのカップで出されることもあるとのことですが、カプチーノは普通のカップ&ソーサーでした。お味は・・・普通でした。キュビズム様式の独特の雰囲気に浸りながら、チェコならではのひとときを過ごしました。お天気の良い日にはバルコニー席も良いですね。火薬塔方面を見ると、チェコらしい素敵な眺めです。黒い聖母の家の1階にはキュビズムグッズのショップがあり、キュビズムデザインの食器類、花瓶、雑貨、Tシャツなどが並べられていました。素敵なものばかりでしたが、安価ではありません。「欲しい!」と思ったカップがあったのですが、食器はもう格納する場所がないので自分自身に購入禁止令が出ているのです。ぐっと我慢しました。しかし、後で市民会館のギフトショップで同じものを見つけて、結局買ってしまいました。。。グランド・カフェ・オリエント Grand Cafe Orient 電話:224-224-240営業時間:年中無休 9:00~22:00(土・日 10:00~)
2015年07月10日
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チェコ滞在5日目。この日はホテルを移動します。1, 2日目と4日目の計3泊したHotel Diplomatをチェックアウトして、トラムで旧市街へ。バースデー旅行ですので、後半2泊はもう少し良いホテルに泊まりたいと思い、旧市街にある5つ星ホテルをチョイス。チェコは、ユーロ圏の国よりも物価が安く、ホテル宿泊料金もリーズナブルですので、5つ星に手が届きました。歴史あるクラシックホテルも検討しましたが、建物が古い分水周りに問題があったり、客室に当たり外れがあったりするようですので、無難にアメリカ系のホテルに。Hilton Prague Old Town ヒルトン・プラハ・オールドタウン 予約は、ヒルトンの公式ページから。このホテルは標準的なお部屋で1泊3万円ほどしていますが、ちょうどSummer Saleのプランが出ていてお得に宿泊することができました。プラハにはヒルトンが2軒あり、もう1軒はヴルタヴァ川沿いにあり、眺めはいいと思いますが場所がちょっと不便なんです。こちらのヒルトン・プラハ・オールドタウンは、地下鉄:ナームニェスティー・レプブリキ駅、共和国広場、市民会館のすぐ近くにあり、旧市街広場まで徒歩10分弱、ヴァーツラフ広場まで15分ほどと立地の良い場所にあります。また、空港ミニバスの停留所がホテルの前にあり、空港へのアクセスもバッチリです。観光客でごった返す旧市街広場付近よりも静かなエリアです。まだ午前10時台でしたが、部屋の準備ができているとのことでチェックインできました。アサインされたお部屋は赤丸のついている438号室。廊下の突き当たりにあります。部屋のドアを開けると廊下があり、ベッドルームは右側にあります。他の客室は長方形ですが、この部屋は端にあるため台形になっています。予約した部屋のカテゴリーは「キングヒルトンゲストルーム」で27平米ですが、この部屋はそれよりも若干広いような気がしました。インテリアはベージュ、茶系でまとめられて落ち着く空間です。ベッドはエクストララージ。広々としていています。窓際にはデスク。机は扇型でオシャレ。壁沿いに棚があり、モノを置くのに便利でした。ソファはオットマン付き。ゆったりくつろぐことができました。TVは、他のホテルは韓国のLGでしたが、ここはPHILIPSでした。TVの左では、横にスーツケースを広げられて荷物整理がしやすかったです。部屋のドアを開けると、突き当りにクローゼットがあり、中は左に棚、右にはハンガー、アイロン台。クローゼットの前の棚には、湯沸かしポット、冷蔵庫、セーフティーボックス。冷蔵庫の空きスペースはわずかで、500mlのペットボトル1本のみ冷やせました。バスルームは、部屋のドアを入ると左側に。右にバスタブ、左にトイレ。シャワーは可動式、ドライヤーは備え付け。タオルは十分な枚数用意されていました。バスアメニティは、シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、ボディミルク、石けん、シャワーキャップ。アメリカのPeterThomasRothというブランドのもので、使い心地はよかったです。女性だけでなく男性も好みそうな香りで、ビジネスマンを意識しているのかなと思いました。wifiは、ロビーやレストランなどの公共スペースは無料。客室は有料。お部屋の広さは十分、清潔感があり、浴室は気持ち良く使え、備品も揃っていて快適な滞在でした。エアコンの細かい温度調節ができた点もよかったです。「クラシックホテルがたくさんあるプラハで、なぜアメリカ系ホテル?」という迷いがありましたが、「快適さ」を求めるならば正解だったようです。また、立地が抜群で、外出の途中で荷物を置きに戻って少し休憩することもできたので、やはり旧市街に位置するホテルは便利だと感じました。朝食は、もちろんホテルのバフェを利用しました。品数はまずまず、一品ごとのクオリティが高く、満足のいくお味でした。
2015年07月09日
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お城の庭園をお散歩し、塔にのぼり、お買物をしていたら、いつの間にかお昼の時間を過ぎていました。チェスキー・クルムロフでの滞在時間もあとわずか。最後にこのおしゃれなクレープリーで何か食べましょう。このお店はお城に向かう途中にあり、通り過ぎるたびに気になっていたのです。内装はカントリー調で素敵です。それほど広くなく、テーブルが5~6卓。ほとんどの席が埋まっていました。スタッフは全員女性。東ヨーロッパには美女が多いと言われますが、皆さんお綺麗でした。感じも良かったです。クレープはこの換気扇の下で焼かれます。クレープリーですので、メニューはクレープが中心。6番の「バナナ・ヘーゼルナッツチョコレート・アーモンドフレーク」をチョイス。フォーク&ナイフはこのようにセットされています。待つことしばし、カプチーノと共にやってきました。うわ~、美味しそう。それでは、いただきまーす。ヘーゼツナッツチョコレートはそれほど甘くなく、バナナとの相性が良く、さらにアーモンドフレークが香ばしくて美味でした。ホテルの朝食でも焼いてもらいましたが、チェコのクレープはレベルが高いです。おやつとして食べるにはボリューミーですが、ランチ代わりですので量的にはちょうどよかったです。かなりのカロリーだと思いますが、旅先では気にしないことにしています。そんなことを気にしていたら旅を楽しめませんから・・・食べたいものを食べます。美味しいクレープをいただいて、ホテルに戻る途中で見つけたマンホール。中央に紋章が入っています。ホテルに戻りフロント係の女性にお礼を。予約が入っていなかった時はどうしようかと思いましたが、親切な対応により無事宿泊できたことに感謝です。「次回はホテルに直接予約を入れてね」とホテルのパンフレットを渡されました。チェスキー・クルムロフを再訪する時には、またこのホテルを選ぶと思います。荷物を受け取ってバスターミナルに向かい、15:00発のバスでプラハへ戻りました。座席は往路と同様満席です。空席があれば予約なしでも乗れますが、5月下旬の平日で満席ですから夏のオンシーズンでなくても予約を入れた方がよさそうです。プラハ~チェスキー・クルムロフ間のStudent Agencyのバス料金は、往復で15ユーロ(約2000円)。旅行会社の日帰りオプショナルツアーですと、自由散策でも110ユーロ(約15000円)しますから、自分で手配した方が断然お得です。プラハにはほぼ定刻の18:00に到着し、1, 2泊目に宿泊した同じホテル Hotel Diplomatへ。再度チェックインして、番号札を渡して預けたスーツケースを受け取ろうとしたところトラブル発生!(プチトラブル:その4)ちょうどベルボーイが不在だったため、フロント係が荷物の部屋に行きましたが手ぶらで戻ってきました。「この番号の荷物はない。誰かが持っていったのでは?ベルボーイに聞いてみるので戻ってくるまで待って。」と。私は驚いて、何も言葉が出てきませんでした。。。5分ほどしてベルボーイが戻ってきました。荷物部屋には中にもう一つ部屋があり、私のスーツケースは施錠されたその部屋の中にありました!「長い間保管する荷物はこの部屋に置いている」とのことですが、私が預けたのは1泊だけなんですけど・・・。まぁ、無事にあったのでよかったですが、ホテルに預けた荷物がなくなったという話を聞いたことがあるので、預ける時はそういうリスクを承知の上で・・・ということになりますね。スーツケースには貴重品は入れていませんが、持ってきた衣類一式がなくなってしまうと困ります。海外旅行傷害保険にはちゃんと入っていたのでその辺はカバーされると思いますが、もし紛失していれば現地で衣類を購入する無駄な時間を費やすことになったでしょう。アサインされたお部屋は、1, 2泊目と同じフロアーの部屋で、レイアウトは同じでした。(1, 2泊目のお部屋はこちら)水道水のトラブルはまだ解消しておらず、今夜は深夜から午前4時まで断水するとのこと。夕食はマラー・ストラナで・・・と考えていましたが、少々疲れを感じ、断水もあるので、ホテル内のレストラン Meet Burgerでハンバーガーをいただき、早めに休みました。********************4日目歩数: 19424歩歩いた距離: 16.18Km上った階数: 41階********************
2015年07月08日
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チェスキー・クルムロフでは、散策しながらお買物も楽しんできました。聖ヴィート教会の近くで見つけたこの雑貨屋さん、何やら店頭に色々ディスプレイされています。気になって入ってみました。店頭の階段には鳥、ネコ、カエルなどの置物がずらーっと並んでいます。手作りなのでしょうね、一点ずつ表情が異なります。玄関先に置くとオシャレな感じになりそう。荷物の容量に制限がなければ持ち帰りたかったです。店内には、壁掛け、文房具、食器など、インテリアからダイニングまで猫グッズがたくさん!猫好きにはたまらなく楽しい空間でした。可愛いものがたくさんありましたが、その中からこれらをお持ち帰りしました。左)木製の猫。右上)ミュシャの絵柄の眼鏡ケース。右下)犬&猫の壁掛け。描かれているチェコ語は"Happy Family"だそう。この中で一番のお気に入りは、右下の犬&猫の壁掛け。ワンちゃん、ネコちゃんの表情と色合いが可愛らしくて、早速玄関の壁に飾っています。チェコ語が入っているので、チェコ訪問の良い記念になりました。我が家でもこうして犬&猫が仲良く暮らしていましたが、昨年12月に猫のみぃが21歳で旅立ち、今は犬だけに。寂しくなりました。こちらは木工製品のお店。チェコでは、手作りの木工製品を扱うお店をあちこちで見かけました。こちらのお店は、店頭の大きなお馬さん?(違うかな?)が印象的でした。ワンちゃんとバレッタをお買上げです。ワンちゃんはダックスフンドでしょうか。ちゃんと歩くんですよ。耳も動きます。バレッタは天然木の風合いが感じられ、留め具が大きいサイズだったので即決です。早速現地で使用していました。こういう木工製品は日本では高価ですが、チェコではリーズナブルでした。川沿いの土産店では、左上)栓抜き・・・ビールの国チェコならではのデザインですね。右は缶切りも付いています。お土産にしました。左下)マグネット・・・チェコはマグネット天国ではないかと思うほど種類豊富でした。立体型のマグネットです。右)ネコ柄のバッグ・・・犬柄もありましたが、猫の方が可愛かったので。生地も縫製もしっかりしています。チェスキー・クルムロフ城のギフトショップでは、来年の卓上カレンダーとポストカードを。卓上カレンダーは、切り取り線でカットしてポストカードとして使用することもできます。
2015年07月06日
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今日はモコのトリミングDay。ここ数日、ずーっと雨で今日も雨。安全運転で行ってまいりました。今回のカットは・・・こんな感じに仕上がりました。背景はヒマワリ。本格的な夏を迎えるので、全体的に短めのサマーカット。足はストレート、シッポだけポンポンでふわっと。胸元の飾りは動物病院からのサービスで、白いレースに大きな水玉ピンクのリボンが可愛らしい。ピンク色がモコの毛色に合っています。モコも気に入ったみたいです。でも、バニーガールみたい?約1年ぶりのアップになりますが、6歳になったモコ、元気にしています。
2015年07月05日
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お城の庭園をお散歩した後は、塔に上ります。この前日に展望スポットから美しい街を堪能しましたが、せっかくなので高い所からも眺めてみたくなったのです。お天気にも恵まれましたし。高台に建ち、街の至るところから眺められるお城の塔。チェスキー・クルムロフのシンボル的存在かと思います。塔は、下からゴシック、ルネッサンス、バロック様式で建設されています。城の領主が変わるごとに増改築が繰り返された結果、様々な建築様式が混在することとなりました。入場料は50コルナ(250円)。チケット売場は、塔の下の建物にあります。このような狭く急な階段をロープにつかまりながら上って行きます。下りてくる人もいますので、お互いに譲り合って交互に。写真からも古い年代の建築であることがわかりますが、階段はミシミシ音を立てていました。この搭で日本人数名とお会いしました。ツアーで昨夜チェスキー・クルムロフに宿泊し、フリータイム中でこの後ウィーンに移動されるとのこと。チケット売場でチケット購入のお手伝いをして、一緒にこの階段を上ったのです。私よりずっと年上の方たちでしたが、スタスタ階段を上られて、皆さんお元気です。若い頃よりも体力の衰えを感じるこの頃、10年後、20年後にこうしてこのように元気に旅していられるのか心配になります。階段を上り切ると、展望スペースに到着です。塔の周りを取り囲むように通路があり、街を各方向から見渡すことができます。まず目に飛び込んできたこの眺め。高いところから望む景色は格別です。オレンジ色の建物が模型のように見えます。『世界で最も美しい街』と評されることに納得の美しい街ですね~。遠くの方にも家が点在しているのが見えます。緑が多く自然豊かな街です。空気もきれいでした。旧市街で最も高い建物「聖ヴィート教会」は搭の上から見ても目立っていました。スヴォルノスティ広場も見えます。右方向を見ると、湾曲したヴルタヴァ川。写真左、橋のたもとに建っているのが、宿泊したHotel Dvorakです。ラフティングボートも見えます。皆さん楽しそうに、キャーキャー叫び、ワイワイ騒ぎながら漕ぎ進めていました。お城の居館や中庭もよく見えます。館内ツアーのチケット売場やギフトショップは手前の建物にあります。日帰りだとおそらくお城の館内ツアーの時間しか取れなかったと思いますが、一泊したことにより、庭園に加えて塔に上ることもできました。高いところから眺める『世界一美しい街』の景観は格別でした。
2015年07月04日
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4日目の朝を迎えました。「お天気はどうかな?」とカーテンを開けて空を見上げると、晴れています!この日は○○回目の誕生日。チェスキー・クルムロフで青空のもとバースデーを迎えられたことに感謝です。毎年旅先で誕生日を迎えたいと思いつつ、連休でもない日のためそれは難しく、休暇が確保できたとしても1泊か2泊の国内旅行がいいところ。海外で誕生日を迎えるのは、十数年前のスペイン以来、2度目です。ホテルで朝食を摂り、チェックアウトをして、荷物を預けて行動開始です!15:00発のバスでプラハに戻るため、それまで時間があります。「お天気が良かったら・・・」と予定していたチェスキー・クルムロフ城の庭園へ。庭園は、その前日に写真を撮った展望スポットからさらに高台にあります。まだ9時台ですが、日差しが強く、帽子とサングラスでしっかりガード。気温も上がってきました。展望スポットから5分、いやそれ以上坂道を上り、やっとゲートが見えてきました。ここが庭園の入口です。広大な庭園には、フランス式庭園、イギリス式庭園、林、噴水などがあります。噴水は中央付近に。左右の彫像から中央に向けて水が噴き出ています。噴水というと、下から上への水の流れを想像しますが、ここでは横なんですね。なんだか新鮮です。向かって右の女性の彫像がエレガントでした。噴水の先には、広大な芝生が広がっています。こちらはイギリス式庭園でしょうか。樹木はどれも大木です。ちょうど淡い紫色のお花のお手入れ作業中でした。庭園はどこも手入れが行き届いています。新緑が美しいです。旧市街の反対側には、豊かな自然が広がっています。丘の中腹にはオレンジ色の屋根の家が点在していて、絵本の中の世界のよう。青い空と緑の芝生。そこに白い柵とゲートがアクセントになっています。噴水の後方には、おそらくフランス式庭園。ヴェルサイユ宮殿の庭園で同じような刈り込みを見かけました。豊かな緑とお花で彩られた庭園は、開放的でリラックスできる空間です。ベンチも置かれていますので、お城の見学を終えてから、ここで一息つくのもよさそうです。入場は無料です。
2015年07月03日
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ディナーの後は、再び街を散策したり、ホテルで休憩したりして暗くなるのを待ちます。この時期のチェコは、日が長いのは良いのですが、夜景を見られる時間になるまで長いのが悩み。ベストシーズンに旅することができたのに、贅沢な悩みですが。。。暗くなり始めるのが21時過ぎ、そして真っ暗になるのが22時過ぎ。冬は17時には暗くなるので、ずいぶん差があります。やっと日没の時間になりました。夜景が一番きれいなのは、ブルーモーメントと呼ばれるわずかな時間。晴れた日の日没から夜に変わる約10分間。そのブルーモーメントの時間を狙って外へ。まず、ホテルの隣にあるラゼブニッキー橋からチェスキー・クルムロフ城を望みます。ライトアップされたお城が幻想的で美しいです。川の水面には光が映り込んでいます。右に目をやると、お城の塔がほのかにライトアップされています。ホテル・ルージュ前の広場からは、お城の全景が望めます。スヴォルノスティ広場もライトアップされていました。ほぼ満月のお月さまがこの街を優しく照らしているように見えました。この広場にはペスト記念塔が建っています。ペストの塔はプラハのマラー・ストラナ広場にもありましたが、当時ペストの流行は脅威だったのでしょうね。夕方カフェを利用した"THE OLD INN"もライトアップ。このホテルは宿泊先として候補に挙がりました。昼間も同じ場所を歩いていますが、日没後は雰囲気が異なります。ホテルの前の通り。お城に向かう通りも結構人が歩いていたので、お城まで行ってみました。お城の敷地内には夜でも入ることができます。静寂の中、漆黒の空にライトアップされた搭、美しいです。ライトアップされて、壁のだまし絵が浮かび上がって見えます。この先にも行くことができますが、人影が見えないのでやめておきました。ホテルの部屋の窓からもお城のライトアップが望めました。カーテンを少し開けて美しいお城の姿を見ながら眠りにつきました。この夜は誕生日前夜。明日も晴れますように・・・。いつも思います。ヨーロッパの夜は「オレンジ色」だな~と。オレンジ色の夜景を見ると、「ヨーロッパに来たんだな~」と実感します。日帰りできるチェスキー・クルムロフに一泊したのは、この夜景を見たかったことも理由の一つ。ニューヨークなどの近代的な大都市のキラキラ輝く夜景とは異なり、中世の街は灯りの中に数百年の歴史が映し出されているような、落ち着いた雰囲気に魅力を感じます。宿泊して本当によかったです。********************3日目歩数: 15114歩歩いた距離: 12.47Km上った階数: 19階********************
2015年07月01日
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