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「王は愛する」公式インスタグラムにあった間違い探しが難易度高くて、目がおかしくなりました間違い探し、次の二枚の写真で、間違った部分を5カ所見つけてください。上の写真が原本で、下の写真が間違っている写真です。正解ちょっと待って!リン様の帯の色は分かりやすいとして、馬の額の色とか、サンの髪留めとか、難易度高すぎまあ、このシーン大好きだし、リン様ステキすぎるから、目を皿のようにして見つめ続けたけれど…ね。
2019/01/30
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父の死を知らず、王妃の話し相手になっているサン。ブヨンはウン・ヨンベクから取り上げた薬「天血丸」を、王妃付きの宦官に手渡します。宦官は王妃のお茶道具の横に、そっと「天血丸」を置くのでした。王妃は高麗王とのなれそめを、サンに話し続けています。元の皇帝に、その娘である自分を妃に迎えたいと何度もやってきた高麗王。ある日、高麗王を垣間見た王妃に、誰かが芍薬の花を差し出したと。それは高麗王ですか?と問うサン。ふと、茶器のそばにある「天血丸」に目がいきます。不思議そうな顔でそれを見るサン。王妃は、息子である世子のために自分は生きてきた、彼が力を得るためには、サンの父親ウン・ヨンベクの財産が必要だと言います。「くれぬか?」ってそんな簡単に言うなんて。これって、遠回しにサンにウォンの妃になれって言ってるのかしら?だ~か~ら~、サンはリンに心を寄せているんだって。たとえ遠距離恋愛でも2人は想いあっているんだって。2人の邪魔をするのは止めてくださいそこにウォンの護衛チャンイが飛び込んできます。知らせを受けて、ウン・ヨンベクが横たわっている部屋に駆け込むサン。目も開けず、動かない父親を見て、薬は飲みましたか?と「天血丸」を探します。身体が冷たくなっている父親に、取り乱すサン。王妃のところに薬があったと、王妃のもとへ急ぎます。何度もウォンが止めようとしますが、サンは聞き入れません。王妃の茶器のところにあった「天血丸」をつかみ、これを飲ませたら父親は恢復すると信じ込んでいます。しっかりするんだと言うウォン。「ところで、どうして薬がここに?」と、王妃に向かって尋ねるサン。一方、ムソクにリンはソン・インの待つ屋敷に連れてこられたのでした。そこには、高麗王の先の妃だった、リンの叔母の息子、江陽君がいました。彼は高麗王の長子なので、元々は世子の身分でした。そこに元から今の王妃が嫁いできて、ウォンを産み、リンの叔母だった妃と息子の江陽君を追いやったのでした。江陽君に会うように言うソン・イン。リンは江陽君のいる部屋に行きましたが、そこで見たのは精神に変調をきたし、書物を口に押し込んでいる江陽君の姿でした。ショックを受けるリン。ソン・インは、江陽君がこうなったのは、毒入りの菓子を届けた王妃のせいだと言います。そしてウン・ヨンベクがリンとサンの縁談の件で王妃に会いに行ったと、ソン・インは言います。急いで王宮に向かうリン。その頃、高麗王は家臣よりウン・ヨンベクが王妃によって殺されたという報告を受けています。ウン家の財産を狙って王妃がウン・ヨンベクを殺したというのです。またウォンもそれを承知だったとも言います。ブヨンの怪しい医術のせいで、すっかり生気をなくした高麗王は、この国に毒蛇を招き入れてしまった、その毒蛇が毒蛇を産んだのだ、私の自業自得だと呟きます。権力欲とは恐ろしいもので、際限なく罠が仕組まれています。高麗王は自分で考えることを放棄してしまったのだなと、哀れに思います。人の愛を信じられないんですよね。自業自得というのは、王妃を娶ったことではなくて、その愛を信じられないことではないのでしょうか。そんな王を愛してしまった王妃もまたかわいそうで。王妃の館にいるサンは、父の常備薬だった「天血丸」がどうしてここにあるのかと王妃に問い詰めます。王妃は自分を疑うサンを捕えようとしますが、ウォンが止めに入ります。どうしても父の死を受け入れられないサンに、「父上は亡くなった」と言うウォン。父を安置している部屋に行こうとするサンを、ウォンは力の限り抱きしめます。リン、早く来て通行人を突き飛ばして走るリン。あら、優しいリン様にしては珍しい。よっぽどサンのことが心配なのね。王宮の門番にウン・ヨンベクとサンが来たか問うリン。サンは朝早く王妃の御所に来た、走る姿もかわいい、寝姿はもっとかわいいだろうなって、ちょっと門番たち、誰の前でそれを言っているのよ。リン様にコテンパンにされるわよ。まあ、その後すぐリンに殴られて気絶してたけど。それはリンの私怨ではなくて(たぶん)、王宮に入るための手段だったんだけど、ちゃんとリンは「すまない」って言ってから殴ってました。さすが礼儀正しいリン様王宮ではリンを待っていたかのように、ウォンの護衛が案内します。ウォンのもとへ行くリン。サンとウン・ヨンベクの安否を尋ねますが、目を伏せてウン・ヨンベクは亡くなったというウォン。ウンの死因を疑うリンに、ウォンはあくまでも持病が原因だと言います。王妃を疑うリンに、ウォンは「母上を疑っているのか」と怒ります。いやだって、たった今怖い実例を見てきたもんだから、リンは。ウン・ヨンベクの遺体とサンは自分が引き受けると言うリン。私に任せろと言うウォンに、「信用できません」と宣言するリン。彼を殴るウォン。この王宮にサンを置いておけないと声を荒げるリン。サンのところに行くリン。泣きながら父親の遺体にすがっているサンの姿を見て、彼女のそばに寄り添います。そしてお父様と一緒に家に帰りましょう、私がお供しますと言うリン。父親の死を認められないサンに向かって、ウォンは「父親は亡くなった」と現実を直視させますが、リンは一緒に帰りましょうと、あたかもウン・ヨンベクが生きているかのように言います。ここもウォンとリンの性格の違いを物語っているように感じます。ウォンは世子として教育されてきたので、より現実的で合理主義なのかもしれません。一方のリンはウォンのそばで、いつも神経をつかい彼を立ててきたので、人の気持ちに寄り添って生きてきたのでしょう。もちろんそれぞれ生まれ持った性格という要素もありますが。立ち上がろうとしてよろけるサンの手をとり、リンが支えます。その様子を見つめるウォン。「父と一緒に家に帰りたい」というサン。ウォンは、握られたサンとリンの手から目が離せません。と、護衛たちに馬車を用意するように指示し、リンは自分が呼んだようにすると言います。そしてサンと父親を家まで送るように命じたことにするといい、部屋を出ていきます。目の前でサンとリンの仲睦まじさを見せられて、ウォンもつらかったでしょうが、リンを命令に背いた者として扱うことはできなかったようです。ここは世子としての矜持を保っていますね。王妃は、自分のところになぜ「天血丸」があったか、家臣たちを問い詰めています。ウン・ヨンベクが死んだのなら、その財産を自らが手に入れなくてはと言っているあたり、すごい執念だなと驚きました。ソン・インは世子から友と想い人を引き離し、孤立させようと企んでいます。そうすれば世子は自滅するか暴走するとにらんでいるのです。王妃の館では、夜中に女官がウン・ヨンベクが亡くなった部屋に置いてあった香炉を片付けていました。それを取り上げるウォン。いつもと違う香りが気になっていたと、その香を御医に調べさせます。それは心臓が悪い者にとって、非常に危険な作用のあるものでした。ウォンは昼間にリンに「信用できない」と言われたことばと、リンとサンの姿を思い出します。ウン・ヨンベクの家では、サンが葬儀の支度をしています。彼女の震える手をそっと握り、涙を優しく拭いてやるリン。この葬儀でのリンとサンは、友の間柄というより、すっかり恋人か夫婦のような雰囲気です。悲しみにくれるサンを傍らで支えるリン。12歳の時に刺客に母を殺され、今また最愛の父を突然亡くしたサンにとって、リンは何ものにも代えがたい存在だったでしょう。彼の支えがなかったら、きちんと葬儀を行えたかわかりません。使用人の前でサンが挨拶をするとき、泣いている彼女のそばに行き、手を握り、「ゆっくり、息を吸って、挨拶してください。大丈夫です」と言って肩を抱くリン。泣きながらリンの胸にもたれかかるサン。リンは戸惑いながら、サンを抱きしめます。悲しくも美しいシーンです。王妃はソン・インのスパイの宦官を問い詰めます。宦官は、リンとサンを結婚させて、リンを世子にする企みだと王妃に暴露してしまいます。ウォンは酒を浴びるほど飲み、リンとサンと3人で酒を求めて山に登った時のことを思い出しています。リンは父親に会いに家に戻り、サンと自分の縁談を進めていたのか尋ねます。認めるワン・ヨンに、サンと一緒に遠くに行くと言います。職をなげうって行くと罪人になるぞという父親のことばに、「はい」と頷くリン。あの娘のために残りの人生をなげうつのかと問うワン・ヨン。「お許しを。これしか術がありません」と答えるリン。護衛から、宦官が暴露した企みの報告を受けるウォン。リンを高麗王にする考えだと言う報告に、ありえない、私のリンだからと答えるウォン。久しぶりのブロマンスリンが来るのを待つウォン。深夜、ソン・インのところに行くリン。謀反をするつもりかと聞くリンに、世子におなりくださいと言うソン・イン。彼を切ろうとするリンでしたが、リンの刀を逃れたソン・インが障子を開けると、そこには彼の仲間の将軍たちが大勢並んでいて、リンに頭を下げるのでした。驚くリン。「高麗人の世子を立てられる日を待ち望んできた忠臣たちです」と言うソン・イン。逆賊を殺すと言うリンが、ソン・インに向かって刀を振り上げた時、奥の部屋の障子が開きました。振り向くリンの目に映ったのは、高麗王の姿でした。驚いて刀を落とし、リンは高麗王の前に跪きます。その頃、ウン・ヨンベクの食糧庫に王妃の兵がやってきて、穀物袋を持ち出していきました。翌朝、二日酔いのウォンのもとに、将軍たちがやってきます。以前、王宮所有の倉庫から消えた穀物袋が、ウン・ヨンベクとワン・ヨン家の倉庫から出てきたというのです。厳しく処分しろと迫る将軍たち。リンはすでに行方知れずだと言い、ウン・ヨンベクの一人娘を捕えるかどうか、ウォンに迫ります。ウン家では葬儀が始まっていました。葬列に並ぶサンとリン。王妃は兵たちに、サンとリンを連れて来いと命じます。一方、高麗王もソン・インに、世子になるリンを連れて来いと指示します。東宮でリンを待ち続けるウォンは、サンにあてて手紙をしたためていました。以前サンが手形だと言って渡してくれた母親の形見の指輪を同封して。ワン・ヨン家では、王宮からダンに使いが来ていました。世子妃になるまで離宮で、婚礼の用意をするということでした。これは罪に問われたワン・ヨン家の者たちを無罪放免にするための、ウォンの処置でした。驚く将軍たち。そういえば、サン宛の手紙の中で、以前サンとリンがつかまって牢屋に入れられた時、高麗王にどちらか1人を助けると言われ、ウォンはサンを選んだのでした。手紙には、今回はリンを選ぶと書いていたので、ダンとの婚礼を早め、その結果ワン・ヨン家の罪を許すと言うことなのでしょう。世子っていろいろ大変なのね~そして手紙を出して、サンを自分のところに呼び寄せ、自分が彼女を守ろうとしたんでしょうね。ウン・ヨンベクの葬列にいるリンとサンを連れ出そうと、王妃の兵と、ソン・インの配下のムソクたちが虎視眈々と狙っているところに、ウォンの手紙を携えた護衛のチャンイまで加わり、不穏な空気が流れる葬儀となってしまいました。16話に続く。
2019/01/30
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王妃の兵によってワン・ヨン、ワン・ジョンは捕えられてしまいます。体調を崩したサンは、アンサンの店でウォンに介抱されていました。薬を持ってきたアンサンは、「リン様に知らせれば、すぐに飛んでくるのに」って、どこまでもリンサン推し(私と一緒だわ)でもリンは捕えられているから、飛んできたくても来れないんですウォンの寝台で横になるサン。ウォンは布団をかけてやります。「そばにいてやろうか?」というウォンに、無言で布団を頭からかけてしまうサン。はい、ほっといてという意思表示ですね。そこにダンがやってきます。父と兄が連れていかれたと言い、リンも姿が見えないので捕えられたのでは?とウォンに尋ねます。心配ないというウォンに、不安で怖くて仕方がないと、すがりつき泣くダン。その様子を、部屋から出てきたサンが見ていました。その頃王宮では、捕えられたリンが着物を脱がされ、結っていた髪もほどかれ、罪人の姿にされていました。あの、着物の下の白い服は、当時としては下着扱いなんでしょうね。日本でいえば、平安時代の十二単のころから見ると、振袖が下着みたいな感覚…のように。でも、どんなお姿でもリン様はステキです 乱れた髪もワイルドで同じ格好でも、ワン・ジョンはいただけませんね。あれかしら、リン様のように毅然としていないで、情けない姿を見せるからかしらね。同じ罪人スタイルでも品格が全然違うわ見よ、この品格ある罪人姿のリン様↓一方、ウォンは王妃のところに行き、8年前の事件の時、リンは12歳で悪巧みをできるはずもなく、父親のワン・ヨンは無関係だと訴えます。しかし王妃は取り合いません。「力を得たいのでは?」と言います。「ダンを世子妃から引きずり下ろすためですか?」というウォンに、「ダンが世子妃になれば、あの一族が勢いづきます」という王妃。「己が生き残るためにあの兄弟を消せますか?」「リンは私の友です」そうウォンが言っても王妃は「民はリンが王になることを望むでしょう」と言って、聞く耳を持ちません。出来すぎた人間って、敵も多くなってしまうのね。リン、かわいそう。「世子のためです」という王妃に、それが口癖だというウォン。行き過ぎた過保護は、本人のためになりませんよ、王妃様。もう自分の好きにすると宣言するウォンに、「リンが死んでもいいのですか」って、駄目に決まってるじゃないですか、王妃様。私が許しませんダンはサンと一緒に、アンサンの店にあるウォンの部屋にいました。「この部屋に初めて入りました」というダン。家が大変な時だけれど、サンの髪が乱れているのは、この寝台で寝たからだ、許せないと考えてしまう、こんな自分が嫌だと言います。そう思うのは当然だから大丈夫だと思いますよ。サンは、世子様は私を男の友達のように思っていますといいますが…ダンは信じないでしょう?兄たちがお縄になったのは、サンの家にひどいことをしたからでは?というダン。人が死にましたか?許してはもらえませんか?兄のリンの想いをご存知では?兄に免じてお許しくださいと畳みかけるようにサンに訴えるダン。もうリンの気持ちは、ダダ洩れてことね。しかしサンの母親をはじめ多くの人が死に、8年間味覚を失ってまで苦しみ続けてきたサンが、おいそれと許せるわけがありません。ワン・ジョンを自分の手で殺し、遠くに行くつもりだったというサン。リンのためにそれで終わらせるつもりだったのに、許しまで求めるのかとダンに怒りをぶつけます。尋問場でリンたちは水も与えられず尋問も行われず生殺し状態で、ワン・ジョンが醜くわめいています。リンはただ黙って静かに立ち続けています。その姿を見つめるウォン。サンは父親のウン・ヨンベクとともに、証人として王宮に呼ばれました。王宮に来たサンに、王妃は刺客とワン・ジョンは一味だと証言しろと言います。ウン家の財産を奪い、謀反を起こそうとしたゆゆしき事件なので、国と世子のために一肌脱ぐようにと言う王妃。「母親の無念を晴らし、成仏させてやらねば」と王妃はいいますが、「そうかな~?」って思ったんですよね。だってサンの母親は死の間際に、ウォンに遺言を残したじゃないですか。誰も恨まなないようにって言って死んでいったサンの母親が、無念で成仏できないことはないでしょう?サンがそう反論するかな~と思ったんですが、母親の無念というより、サン自身の悔しさなんでしょうね。尋問場に向かうサンの手を引くウォン。サンに、リンやダンのためになかったことにしてくれというウォン。しかしサンは拒否します。証人の待合室で、リンの姿を思い出すサン。サンが捕らわれた時、「私の女人です」といって助けてくれたリン。いつもいつもサンの窮地に現れ、救ってくれ、けがはないかと案じてくれたリン。この時ね↓リンの姿を思い浮かべながら、彼のことを考えているサンに、証言をするように呼び出しがかかりました。ワン・ジョンやワン・ヨン、リンの前にやってくるサン。いよいよ尋問が始まります。「ワン・ジョンと刺客は一味でしたか?」という質問に、サンは涙を浮かべながらリンを見ます。そっと頷くリン。覚悟はできていると言っているのでしょうか。しかしサンは、ワン・ジョンは私を助けてくれたというのです。驚くリン。ふらつくサンをウォンが抱き留めます。サンとリンは見つめ合います。王宮で休んで行けと言うウォンの申し出を断り、家に帰りたいというサン。よろけながら帰っていくサンに、「ご苦労だった、ありがとう」というウォン。いいえ、ウォンのためではありませんから、リンのためだから。ワン・ジョンたちの処分が決まり、リンも王宮への出入りを禁じられ、地方に左遷されることになりました。リンの左遷は王妃が決めたことです。ウォンは反対しましたが、王妃はこういいます。「天が与えた好機です。ですが1つ失ったものがあります。ウン・サンの心を失ったのです。サンがリンを見つめていました。リンもサンを見つめていました。女人の心はこの母がよく知っています」「ウン・サンは私が心を寄せる女人です。私の女人をリンが想うわけがない。それがリンです。私のリン」そう答えるウォン。リン様大モテ(違)いや、ウォンさん、リンだって人間だからね。心があるからね。しかもサンはリンが好きなんだからね。もうこれ以上、リンを苦しめるのはやめてよと、声を大にしていいたい。王妃だって、「哀れな我が子よ」って目をして見てたじゃない翌日、ウン・ヨンベクの家に、リンがやってきました。謝罪に来たのでした。いや、リン様は全く悪くないでしょう。むしろ傍観しているウォンに向かって、役人に知らせなければって進言してたのに。ウン・ヨンベクに土下座するリン。いや王族でしょ、それなのに土下座。リン様凄すぎる(べた褒め)「リン様は悪くない」とウン・ヨンベク。そうでしょう、そうでしょう。深く傷ついて寝込んでいるサンに会いますか?というウン・ヨンベク。お父様、よくわかってらっしゃる。案内され、サンの部屋の前で声をかけるリン。許しは請わない、けれど尋問の前に王妃に呼ばれたサンが、王妃に逆らったのではないかと心配だというリン。サンを守りたいけれど、自分は都を離れなければならないという言葉に、姿を現してどこへ?というサン。全羅道に数日中に立つというリンに、遠路お気をつけてと言い、去ろうとするサンの手をリンがつかみ…。ここもドキドキのシーン。 リン様ステキ「大丈夫ですか?」と問うリンに、「いいえ」と答えるサン。リンはそんなサンに「苦しまないで」と。リンは出立の前にウォンに会います。子どもの頃の思い出話をする2人。「お前は私と出会って人生が台無しになったな。行きたい場所、食べたい物、会いたい人を全部諦めた。私を優先したから。私が絵を手放したらお前は幸せだったかもな。思う存分、馬に乗ったり矢を射たり、女人を想ったり」というウォン。だから思いっきりリンにサンを想わせてあげて「世子様のおそばが嫌ならとうに逃げていたはず」というリン。「都を離れたくないなら…」というウォンに、「離れたいです」と即答するリン。サンが8年前の事件を忘れられるように、ウォンに託してリンは都を離れるのでした。サンは父親とともに、母の墓参りをしていました。そこに現れるウォン。「私は決めた。ウン・サン、お前をそばに置く」そういうウォン。リンが地方に行き、サンまで離れていったら耐えられないといいます。いや、自立しようよ、ウォン。「そばにいろ、私は待ち続ける。お前が私を見るまで」と言い、サンの髪をなでるウォン。いや、ダメだって。サンの心はリンのものだって。いくら離れていても想いあっている2人の仲を裂こうとするなんて、私が許さないよ、ウォン何も言わず、ウォンを見つめるサン。はっきり拒否してほしかったなー。一方、ウン・ヨンベクは、サンの気持ちはどこにあるか、ピヨンに尋ねています。「言葉ではなく行いをみればよくわかります」というピヨン。リンがウン家に謝罪に来た日、リンと別れて自室に入ったサンは激しく泣いたというのです。「奥様が亡くなって以来、お嬢様が泣くのを初めて見ました」と。それを聞いて、ウン・ヨンベクはすぐにワン・ヨンの家に行きます。そしてサンとリンの縁談を申し入れるのです。「互いに慕い合っているようです」というウン・ヨンベク。よくぞ言ってくれました2人を結婚させ、イスラム帝国で暮らすことにすれば?と提案するウン・ヨンベク。王族の妻は王妃の許しが要るので、さっそく王妃に謁見するといいます。話が早い早い。なぜもっと早くこうならなかったのか残念で。部屋の外で話を聞いていたダンは茫然とします。喜んでいいのか、悲しんでいいのかと。ダンに心を寄せているチングァンという世子の護衛に、自分の心の醜さを話すダン。ソン・インは高麗王を抱き込み、世子を陥れ、代わりにリンを世子にしようと企んでいます。全羅道にいるリンのもとへ、ムソクがやってきます。ウン・ヨンベクが危険だと言うのです。王妃との謁見の控室で待っているウン・ヨンベクのところに、ブヨンがやってきて、何やら怪しげな香を焚き始めました。ウン・ヨンベクは急に胸を押さえ苦しみだします。常備薬を飲もうとするウン・ヨンベクから薬を取り上げるブヨン。ほんとソン・インにしてもブヨンにしても、とんだ悪党だわ。というか、命がかかっている薬なのに、いつも1つしか持ち歩いていないんですか?無くしたり落としたりするときのために、もう少し多めに持ち歩きませんか?といっても、もう後の祭りですね。ウォンが駆け付けた時には、すでにウン・ヨンベクは息絶えていたのでした。サンはどうなる15話に続く。
2019/01/29
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ウォンは学者イ・スンヒュのところに行き、帝王学を学ぶにあたっての心構えを聞きます。離れたところで護衛するリン。そこへサンが花チヂミを作って持ってきます。「変わった花チヂミですね」といい、微笑みながらサンを見るリン。「私が作りました。先生の好物です」と答えるサン。どう見たって仲の良い恋人同士にしか見えません。ああ、リン様の微笑みステキ味見をしますというリン。はいはい、愛する人の作ったものが食べたいのよね~。サンは味見係を?と言っていたけれど、いや、ただ単にサンの料理が食べたかっただけでは?サンも「このきれいな物を」と言って、リンに出来のいい花チヂミを食べてもらいます。が…。花チヂミを口に入れたとたん、驚いてサンを見上げるリン。「あなたは味見を?」「ええ」「味が…」「美味では?皆喜んでくれます」苦笑するリン。後のシーンで出てきますが、サンは7年前の事件から味覚を失ってしまったのでした。母親が死んでしまったのは自分のせいだと思い込み、死んだ母親に申し訳なくてご飯を食べられなくなったとか。心に傷を負ってしまったサンがかわいそうで塩辛い味付けが多く、リンが食べた花チヂミも同様だったと思われます。それにしても冷静に対処したリンはさすが。はっきり不味いって言わないで、味が…と控えめに言うところが、相手を傷つけない気配りができるリンらしいです。(べた褒め)ソファがご飯を食べられるようになったのは、料理をさせたからだというイ・スンヒュ。「世の中には己が楽しむより、他人を楽しませることに喜びを感じる人がいます。まさにソファです」というイ・スンヒュ。「知っています」というウォン。「そんな王におなりください。民の喜びを我が喜びとする王にです」とイ・スンヒュ。さすが学者。ソファのエピソードから、うまく帝王学に話を持っていきました。ウォンは苦悩の表情を浮かべます。「ソファは誤解している」と。7年前の事件は、ソファのために母親が死んだのではなく、盗賊がウン家の馬車を襲うと知っていて、役人に知らせなかった自分が悪いのだと。リンは知らせるべきだと進言したのに、自分はウン家の財産と私兵のレベルがどの程度か知りたくて、役人を呼びに行かせなかったのでした。サンとリン、ウォンの3人で酒を飲んでいるとき、ウォンはサンに王宮に来るようにいいます。しかしサンは父親とイスラム帝国に行くというのです。そこに父親の持病を治せる名医がいるからだとか。リンにその名医を高麗に呼び寄せろと言うウォン。しかしサンは親子水入らずで過ごしたいと、ウォンの申し出を断ります。この時、サンはリンからも離れようと思っていたのかな。リンへの自分の気持ちは自覚しているはずだけど、リンとウォンの友情を守るために、自分は身を引くつもりだったのかな?ウォンは7年前の事件の時、盗賊の他に刺客がいて、盗賊も皆殺しにしていたと言います。サンは、どうして見て見ぬふりをしたのかと問います。あの時は興味本位で”止めたくない”と思ったんだと答えるウォン。目を伏せるサン。いまからでも真相を突き止めようというウォン。そこにサンの父・ヨンベクがやってきて、私たちは復讐を諦めましたと言います。ウォンは、名医を呼び寄せるので、サンを自分のそばに置くといいます。あれ?それはサンに断られなかった?それでもウォンは納得できないのかな。ウォンが帝王学を学ぶため、官職につけるべきだと、王妃は高麗王のもとへやってきます。そして主要な官職をウォンのために任命するよう強要します。まだ自分の軍隊が、ウォンによって抑えられているため、高麗王は仕方なく王妃の言うとおりにします。が、それでは腹の虫がおさまらない高麗王。王妃が一番嫌がることをします。ブヨンを妃にするというのです。(いわゆる側室というやつですか)そして名前も新たに、誰とも比べられない存在なので”無比(ムビ)”とします。王妃の顔を見ながら、「無比」と呼びかける高麗王。「はい、王様」と甘ったるい声で返事をするブヨン。ほんとこのバカップルは見ているだけでむかつきます。王妃の気持ちを考えると、殴ってやりたい気分ウォンが軍隊についての話をしているとき、リンは考え込んでいます。何を考えこんでいるのかウォンに聞かれ、「まことに8年前の事件を探る気ですか?」と答えるリン。あ、7年前から8年前に変わった。ということは、ウォン、リンとサンが出会ってから1年が経過したということでしょうか。事件を明らかにするというウォンに、リンは「実は…」と何か言おうとしましたが、そこに王妃が来て、話を続けられませんでした。リンはきっと8年前の事件に、自分の兄ワン・ジョンが関与しているとウォンに言いたかったのでしょう。自宅に帰り、父親のワン・ヨンに、ウォンが8年前の事件の真相を探るようだと言うリン。すべてをウォンに話すというリンに、ワン・ヨンは、人殺しを強いた罪でワン・ジョンはつかまり、自分たちは逆賊だと見なされると言います。話を聞いていたダンが「私はどうなりますか?人殺しの妹でも世子妃になれますか」と涙を浮かべながら言います。苦しい表情のリン。サンのために事件の真相を暴けば、最愛の妹を不幸にすることになるのです。東宮でサンが来るのを待つウォン。サンはピヨンと自宅で支度をしていました。ウォンにかたき討ちを手伝ってもらっては?というピヨン。そして「意中の人にもお会いになっては?」と言います。「口うるさいわね」と言うサン。いや、意中の人にはひんぱんに会ってますからそこにウン・ヨンベクがやってきて、サンの真意を確かめようとします。あれほど母親の仇を打ちたいと言っていたサンが、全て諦めて自分と一緒にイスラム帝国へ行こうとするのはなぜか。刺客の黒幕が、ワン・リンの兄と仲がいいからではないかと言うウン・ヨンベク。リンとあの家に害が及ぶから、すべて諦めたのだなという父親のことばに、「ワン・リン様もダン様もいい方々です。あの次男は最悪ですが」と答えるサン。リンのことが好きだからだよね~~「すべて諦めてこの地を離れるのか?」というウン・ヨンベクに「はい」と答えるサン。この”すべて諦める”というのは、リンへの想いも諦めて、彼から離れてもいいのか?という意味で聞いたと思ったんですが、そのすぐ後で、まめができるほど武術の練習をしているのに?とウン・ジョンベクが言ったので、「へ?」と思いました。さっき、蛇の刺青の男を探していたサンのことを心配していたって言ってたよね?仇討ちをしようとするサンが心配だったんじゃないの?自分と一緒にイスラム帝国に行った方が、サンは安全だと思うんだけど。リンとは離れてしまうけど。ちょっとここの父親のことばの真意がわかりません。リンの家では、泥酔したワン・ジョンが帰宅し、千鳥足の様子を苦々しく見るリン。ほんと、この次男のおかげで、リンはサンに申し訳ない思いでいっぱいなのに。イ・スンヒュに、自分の代わりに世子を手伝えと言われるサン。父とイスラム帝国に向かうまでの10日間、昼間は世子を手伝い、夜は仇を探せと言われます。翌日、ウォンに再度8年前の事件に兄が関与していると言おうとしたリンでしたが、ウォンが聞く耳を持たず、また言うことができませんでした。将軍たちとの会議中、兵倉が空だったと報告を受けるウォン。すべてはウォンの足をすくおうとしている高麗王とその側近たちの仕業でした。リンはウォンに8年前の事件に、兄が関わっているといいます。それゆえ私も共謀者うというリン。正直者すぎるよ兵倉の件で王妃に協力を請いに行ったウォンに、王妃は世子妃はウォンの役に立つ者でないとだめだと言います。そして世子妃候補のダンの欠点を探すとも言います。王妃は我が子可愛さに、ウォンの気持ちがサンにあることを知って、彼の想いを遂げさせてやりたいと思っているのでしょう。サンの気持ちはウォンにないことを知っているのに。さっきリンから、8年前の事件の関与について話を聞いただけに、これがダンを世子妃から追い落とす材料になりそうだとウォンは気づいたのでしょう。外でウォンを待つリンの顔を見て、複雑な表情をします。そこに、ウォンの仕事を手伝いにサンがやってきます。サンの姿を見て、と~てもうれしそうなウォンとリン。サンは、母のかたき討ちを手伝うのはやめてほしいと頼みます。驚くウォンとリン。「刺青の男を追っていたのに諦めるのですか?」と言うリン。「わかった。リン、もう何も言うな」というウォン。夜、ワン・ジョンの後をつけるサン。ムソクと落ち合うワン・ジョン。さらに後を追おうとしたサンの腕をつかんだのは…リン様サンのことを尾行していたというリン。どれだけサンのことが心配なのサンがウォンに、仇討ちを手伝ってくれなくていいと言ったのは、自分でかたをつけようとサンが思っていると、リンは気が付いたんでしょうね。会わせたい人がいるというリン。リンがサンに会わせたのは、8年前の事件の時、現場に居合わせたケウォンという男でした。彼は刺客のムソクが、後からやってきたワン・ジョンに合図を送られて頷いているのを見ていたのです。サンの母が殺された事件にはワン・ジョンが関係しているという証言をサンに聞かせるために、彼女を連れてきたのでした。どこまでも正直者すぎるリン。しかし予想に反してケウォンはワン・ジョンとムソクが目で合図を送っている部分だけ言いません。リンは、まだ続きがあるだろうとケウォンに迫りますが、彼はしらを切ります。どうやらウォンが手を回していたようです。アンサンの店で護衛に報告を受けています。すごいわ、ウォン。そこへアンサンがやってきて言います。「リン様の噂話?ソファとお似合いだわ。まさに天が結び付けた最高の伴侶です。リン様の方がご執心のようだね。ずっと見つめてる。ソファも名家の娘なんだろ?お似合いだ」苦々しい表情のウォン。護衛が気遣って、アンサンを部屋の外に出そうとします。「2人の仲を取り持って正解です」といいつつ、部屋の外に出されるアンサン。悲しい顔のウォン。このシーンね、アンサンは何のつもりでこういうことを言ったんでしょう。ウォンの気持ちは分かっているはずなんですよね。ウォンは自分の気持ちを素直に出していますから。それなのに、そのウォンに向かって、サンとリンが両思いだと言った意図は?リンが自分の気持ちを抑えて耐え忍んでいるのを見て可哀そうだと思ったのかしら?サンもリンが好きだと分かっているので、ウォンにくぎを刺しているのかしら?どちらにしろ、リンサン推しの私にとって、アンサンのことばはうれしかったなぁ~リンは、ケウォンの後はソン・インの手下だった塩売りのところにサンを連れてきます。そして聞きたいことを聞くようにと言いますが、サンは断ります。ウォンの手助けを断ったのは、リンの兄が絡んでいるので、リンも巻き込まれるかもしれないと思ったからだというサン。「私の心配を?」とリン。一人で戦うというサンに「どうしても真相を知りたのですよね?」と問うリン。「真相を知ってこそ、再出発できそうです。そうすれば、負い目を感じずに、おいしいものを食べ、好きな人を想って生きていけそうです」そういうサン。え、好きな人を想ってって、その好きな人の前で言っちゃう見つめ合う2人。2人の姿を陰からうかがうムソク。彼はその様子をソン・インに報告するのでした。ソン・インは、ウォンの弱点をやっと見つけたと言います。ウォンを支えているのは兵ではなく、子どものころからずっとそばにいるリンだと。分身のような2人だったが、ようやく2人を引き裂くすべが見つかったというソン・イン。その手段はサンでした。これからどんどんリンが追い詰められていく~~~ウォンと仕事をするサンが、席を外そうとすると、リンは彼女を心配して送っていくといいます。その必要はないというウォン。リンは、昨日の夜サンは一人でソン・インの家に行っていたと声を荒げます。護衛をつけた、ソファは私が守ると言い切るウォン。リンは力なく「出過ぎた真似を」とうなだれます。(かわいそう)そこへ王妃の使いがやってきて、リンを呼び出しました。尋問場へ連れていかれるリン。そこには8年前の事件の時、生き残った盗賊の1人がいました。そして当時のことを証言しました。ある人に依頼を受けて盗みをしたと。しかし皆殺しになったというのです。その依頼者が腰に下げていたものを、もらったという盗賊の男。それを見て驚くリン。王妃は「これはなんだ?お前の家の文様であろう」とリンに尋ねます。リンは「我が家の文様に間違いないです」と答えます。その様子を離れた場所から見つめるサン。視線に気づき、サンを見るリン。リンの家に向かうサン。ワン・ジョンを見つけ、短剣をかまえて近づいていきます。すんでのところでウォンに止められるサン。ワン・ジョンを殺すというサンに、駄目だというウォン。ワン・ジョンを殺して、私が終わらせるというサンをウォンは抱きしめます。駄目だって、ウオン。サンはリンの女人だってば。「お前のためにならない、やめるんだ」とウォン。サンはリンを助けるために、自分の手でワン・ジョンを殺そうとしたのかしら?それでも、王族を殺したらサンもただでは済まないだろうし。リン様もサンも可哀そうすぎて泣けてきます14話に続く。
2019/01/28
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派手な馬車がウォンとリンの横を通り過ぎようとしたとき、ウォンがその馬車を止めます。中をリンに検めさせると、そこには気絶したサンと、彼女を抱き寄せているソン・インが。「お見逃しを」というソン・インに「誰に手を触れている」と怒るウォン。「世子の座があやうくなってもいいのですか?」と脅しをかけてくるソン・インに、怒り心頭のウォンは切りつけようとしますが、リンに止められます。そこに「王命だ」と言いながら、高麗王の家臣がやってきます。ウォンは高麗王の家臣に切りつけながら言います。「お前たちは私を怒らせてはならなかった。お前もソン・インも父上も。後悔させてやる」と言うウォン。怖い恋する男を怒らせてはいけません。ウォンはいつもヘラヘラしているように見えても、怒ると怖いタイプ。怒り狂ったウォンは、高麗王の寝所にサンを探しに来ます。部屋という部屋の扉を乱暴に開けてサンを探すウォン。高麗王に呼ばれ、彼の前にやってきますが、ウォンの怒りは収まりません。不届き者が私の友を連れ去り、ここに逃げたので探していると言います。それに対し、お前の友ではなく私の証人だという高麗王。高麗王の側近を指さし、このような奸臣に惑わされてと諫めるウォンに対し、それほど王の座が待ちきれないのかという高麗王。この王様、ほんと馬鹿だな~って思います。気が小さいにもほどがある。王座を狙っているのではないというウォンに「黙れ、聞きたくない」って、奸臣から耳障りのいいことばかり聞いているからそうなるんですよね。良薬は口に苦しって言うでしょうに。リンは高麗王の後ろのカーテンの背後に、サンがいるのではと睨んでいます。サンの横にはブヨンがいて、「お嬢様が親子の仲を裂いたのです」と、これまた嫌なことを言って。ウォンが口を開くと「黙らぬか!」と叫び、モノに当たる高麗王。人間の大きさに差がありありすぎて。どんな時も冷静に対処できなければ、国のトップの資格ないでしょう?こういうトップって、ほんと国民が迷惑なんですよね。(早く代替わりしろ)花瓶などをウォンに向かって投げながら、高麗を戦乱から太平の世に導いたのは、この私だと自画自賛の高麗王。いや、こういうのは他人に言ってもらうものですから。自分でいうものではないし、言った時点で人間の小ささを露呈するし。ほんと小さいやつ。しかも勢いあまって、王妃の話を持ち出す始末。ウォンは母親を侮辱されたくなくて、話を止めようとしますが、高麗王の口は止まりません。高麗のために、元から王妃を娶り、それでも不安でお前を産ませたとまで言います。最低やね、高麗王。それ言ったらあかんやつ。こういうの聞いてたら、なんだかウォンがかわいそうになって、無下にできなくなるっていうの、よくわかるよ、サンでもそれは愛情じゃなくて同情だから。そこは誤解しないでほしい。カーテンの陰から現れたブヨンを見て、ウォンの堪忍袋の緒は切れました。あの女の前で母上を貶めるのですかというウォン。それでもまだわからない高麗王は、御託を並べます。いや、私が高麗王の口を手で塞いでやりたい気分。お前しゃべりすぎやって。高麗王の寝所から出てきたウォンに、リンは苦言を呈します。ウォンは確かに言いすぎました。しかし高麗王の方が言いすぎだから。まあ、こういう時にきちんと意見をしてくれる人の存在は貴重です。リンとウォンの信頼関係の強さがよくわかるシーン。一方、高麗王はサンの目の前で、世子の廃位を部下に命じます。驚くサン。ブヨンもソン・インも口をそろえてウォンの悪口を言うのを聞き、サンは高麗王に言います。「なぜご子息より、この者たちをお信じに?それでも父親ですか?私をさらったのはこの者たちです。嘘をつき世子様を陥れようとしています」勇気あるサン。敵ばかりの中でよく言ったしかし小心者の高麗王は聞く耳を持たず。ほんと救いようのない愚かな王です。王妃の館では、ウォンから事の次第を聞いた学者イ・スンヒュが「罠だ」と。王はきっと廃位を言い出すのではというイ・スンヒュに次の一手を考えるウォンと王妃。リンとウォンの護衛は、ともに王宮の屋根の上でサンの動向を見守っています。リンは護衛相手に語りはじめます。「悔やまれる。今まで悔やんだことなどなかったのに、なぜか悔やまれる。あんなふうに答えなければ…」ここで思い浮かべているのは、8話のシーン。↓「私は侍女を装っていたのに、私に敬語を使っていましたよね。なぜですか?」 「私の主君が、心を寄せる人なので。出会ったときからずっと…」こう答えてしまった後悔。だってウォンのためじゃなくて、出会ったときから好きだったのは自分自身なんですもん。だけどそれは言えなかったと。「あんなふうに送り出さなければ…」ともう一つのシーンを思い出すリン。世子妃を決めるお茶会の前日、ウォンがいる金果庭にサンを連れてきて、自分の正体をウォンに告げるように促すリン。「あなたの正体を知れば、世子様はお喜びに」と言ったんですよね。後悔先に立たず状態のリン様↑可哀そうすぎる(号泣)「四六時中頭に浮かぶ。そのたびに後悔の念が押し寄せる」隣にいる護衛は「?」って感じでしたが。王宮にやってきたワン・ジョンを見て、ソン・インらの思惑を考えるリンたち。ワン・ジョンがサンを助けたことにして、ウン家の財産を整理するというのです。ほんと悪い奴らです。手を縛られて、ワン・ジョンと一緒に馬車にのせられるサン。しかし手に隠し持った簪で、縛っている縄を解き、ワン・ジョンに簪を突きつけます。こっそり馬車から逃げたサンを追いかけるムソクら。サンが全速力で走っていると、物陰から手が伸びて…。はい、ここが12話の最高に素敵なシーン。ここもエンドレスリピです物陰からサンの腕をつかんで引き寄せたのはリン様でしたサンを抱き留め、指を唇に当てて「シッ」と。もうね、ステキすぎてくらくらします。想い人の腕に抱かれて安心したのか、サンは涙をこぼします。サンの父、ウン・ヨンベクを無事に救出したこと、けがはないかなど、尋ねるリン。(サンが額から血を流しているのが見えませんか、リン)泣いているサンを見て、思わず抱きしめるリン。「不安でした。探し出せぬかと」うん、うん、そうだよね。王宮の庭で、闇を見つめて立つウォンのそばに王妃がやってきます。そして人の縁が竹のようなものなら、自分が誰と縁があるか一目でわかるからと言います。しかし人の縁は赤い糸なので、すぐに絡まり思い通りに扱えず、切れたりもすると言う王妃。絡まったらほどき、切れたらつなげばいいというウォン。なんというポジティブシンキング。「人の心は思い通りにならず、時に刀より深い傷を与えるものです」という王妃に、サンの気持ちについて言っていると気付くウォン。「私ではないと?」ソファ(サン)の想い人は他にいると?」ただ黙ってウォンを見つめる王妃。可哀そうだけど、人の心はどうしようもないのよね、ウォン。サンはリンの家に行き、ダンの部屋でかくまわれています。ダンが薬湯を持ってきて、サンに飲ませてやります。礼を言うサンに、「世子様のために尽力してくださったから。私の夫になる人ですから、そうでしょ?」と言うダン。ダンもリンも、サンの返答を待っているように見えます。サンが微笑んで「そうですね」というと、ダンはほっとしたような表情になりました。これでダンは、サンの心にはウォンがいないと確信したのでしょう。そしてサンが額から血を流しているのを見て、薬を取ってくるので、リンに血を拭いてあげるように指示します。戸惑うリン。サンは自分でするといいますが、心を決めたように、サンのそばに座るリン。タオルを水に浸し、サンの額の血を拭いてやります。はい、ここも大好きなシーンですゆっくりとサンの額に手を当てて、血を拭くリンに、早く世子のもとに行くように促すサン。「黙って、動かないで」というリン。傷をよく見ようと顔を近づけると、サンがリンを見上げて、2人が至近距離で見つめ合いしばらくそのままの2人ですが、サンが傷口に手をやろうとして、リンが彼女の腕をつかみます。驚くサン。見つめ合う2人。このまま唇が触れるのではないかと期待したのですが、リンが「触れると悪化します」って。ふう。サンはちょっと期待していたんじゃないかな~?サンの腕を離し、立ち上がるリン。そしておやすみなさいと部屋から出て行ってしまいました。それで終わりですかその夜、寝ているサンのもとに、ウォンがやってきます。夢うつつでウォンを見るサン。返さなきゃ、あんたにもらったものというサン。それはあの簪なんでしょうね。というか、ウォンのサンへの愛を返すということを暗示しているのでしょうか。もうすでに、自分のリンへの気持ちは自覚しているサンなので、ウォンの気持ちは受け取れないということなのでしょう。翌朝目覚めたサンは、昨夜リンが手当てしてくれた額に手をやり(だから悪化するから触ったらダメだってリンが言ってたでしょ)、リンとの時間を思い出します。そして庭に出て光を浴びていると、ウォンの護衛が「お待ちです」とやってきます。松の並木でサンを待つウォン。よく眠れたか聞くウォンに答えつつ、周りを見回すサン。好きな人の姿を探すのって、あるあるだよね。「リンは見送りに。お前の父親と先生を」とウォン。察しが良すぎ。ソン・インらの悪巧みをウォンに言い、王様の逆鱗に触れたのに、ウォンはのんきだというサン。どうすればいい?と聞くウォン。世子の座を明け渡して、2人で遊んで暮らそうか?と提案するウォン。これは、11話でリンに言われていましたよね、傍にいてくれるかとサンに尋ねたのかって。遠い国にも行って人生の旅をしようと言うウォンに戸惑うサン。ふと松の木の陰から見える着物が目に入ります。「”世子様の心が揺らぐのは、この国の不幸だ”先生がそうおっしゃり私に頼みました。”揺るがぬよう支えて差し上げろ”」「”揺るがぬよう”?」分かりにくいたとえだな~と思いつつ聞いていたんですが、これって、サンはウォンのそばにいないよという意思表示なんですよね?松の陰で話を聞いていたのはダンでした。彼女のウォンへの気持ちを知っているというのも、サンがウォンの気持ちを受け取らなかった理由の1つなんでしょうね。世子の廃位を阻止すべく、ウォン、リン、サン、影の護衛たちは策を練ります。将軍たちを味方につけて、高麗王の持つ軍隊の力をそぐ作戦です。ウォンはサンのいる部屋の前まで来て、成功を祈ってくれぬかと話しかけますが、サンはすでにイ・スンヒュのもとへ向かった後でした。護衛から、「これを預かってきました」と簪を受け取るウォン。「ソファは鳥のようだった。すぐに飛び立ち去ってしまう。振り向きもしない」そう心で呟くウォン。準備ができ、高麗王のもとへ行くウォンたち。軍を率いてやってきたウォンの姿に高麗王は驚きおののきます。「謀反だ」と叫び、「お前は実の父を殺すのか」とウォンに言う高麗王。もうね、見てて恥ずかしいです。人間が小さすぎる。ウォンは高麗王が誤解していると言います。世子が帝王学を学ぶ年齢になったので、高麗王が玉座をしばらく明け渡し、代わりにウォンが役職について政治を学ぶということでした。まあ実質は高麗王を政治の中枢から退かせ、ウォンが実権を握るということなのでしょうけれど。それをクーデターではなしに、一滴の血を流すこともなくやってのけたウォンはさすがだと思います。「私は鳥籠を作っている。ソファのために…あり得ぬほど大きく、とどまりたくなる美しい鳥籠を」と心の中で呟くウォン。そして傍らにいるリンに声を掛けます。「リン、共に行こう」馬を走らせる2人。向かった先にはサンがいました。花が咲き乱れる山にいるサンのもとにやってくるリンとウォン。微笑みあう3人。サンを手に入れるために、友も自分さえも捨ててしまうだろうと考えるウォン。幸せな時間はそう長くは続かないのでした。13話に続く。
2019/01/26
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禁足令により、東宮から出てはいけないと高麗王に指示されたウォンですが、無視してサンのいる牢屋まで来ます。ウォンに対して、世子としてあいさつするサン。彼女が着ているのがリンの服だと、すぐに気が付くウォン。(いや、リンとどれだけ仲がいいの、ウォンは。だってリンは王族だから服だってたくさんあるでしょうに。しかも普段着っぽい地味なやつ)いつ自分のことを世子だと気が付いたかと問うウォンに、「ワン・ジョンとの結納の日です」と答えるサン。その時を思い出すウォン。そして高麗王に酒をかけられ辱めを受けた時にいた女人も、サン本人だったのかと問うウォン。頷くサンに、ウォンは次々と問いかけます。けがをした自分に氷を当ててくれたこと、首飾りの指輪をくれたこと、それらが全部同情からなのか?と聞きます。「その後私に懇願した。”私を妃に選ぶな”と」「すみません」とあやまるサンに、お前らしくないと笑うウォン。壁にもたれて座り、私の横に座れというウォンに、サンは首を横に振ります。「私が世子だから?妃が決まったから?」と寂しげに言うウォン。サンはただ黙ってウォンを見つめます。「なぜ、”私を選ぶな”と?想い人がいるから?」と重ねて問うウォン。「ダン様が妃になれば、リン様が元に行かなくて済むからです」と答えるサン。自分を犠牲にするのかというウォンに、元に行ってみるのもいいかもしれないと言いかけるサンを「そんなに甘くない」と遮るウォン。「私は嫌だ」と。サンは、自分の父ウン・サンベクの行方が心配だと言い、またリンがサンのために高麗王の護衛と闘ったので、それも気にかかると、ウォンに頼みます。「ハンチョンの心配はしないのか?」と言うウォン。「お会いになったら、”ソファが感謝している”とお伝えください。私のために陰で尽力してくれたことを、最近知った。私を守ってくれていたと、ようやく知った」そうハンチョンに伝えてくれと言うサンに、「伝えぬ」と答えるウォン。以前のソファに戻れるように努め、ハンチョンに直接伝えろと言います。牢を出ていくウォン。護衛から、ウン・ヨンベクの行方の報告を受けます。そのころ王妃は、高麗王の寝所に行き、元の使臣団への宴の提案をします。了承する王のそばには、ブヨンが侍っていました。苦々しく見る王妃。王妃がいるにもかかわらず、ブヨンを傍に座らせ、髪をなでる高麗王。高麗王ってほんと人間が未熟だと思います。なにも正妻の前で、愛人とベタベタしなくても。ブヨンもふてぶてしいし。王妃がプライドが高く、彼女の身分の高さに頭が上がらないとしても、王妃は高麗王を愛しているのだから、彼の仕打ちはひどいな~と何度見ても思います。いつかバチが当たるぞ(当たったけど)王妃が高麗王のところに行ったと報告を受けたウォンは、「私にもよく分かる。己の想いを拒む相手のそばで、日増しに枯れていく心を、ずっと見てきたから」そう言って、サンがくれた指輪を見つめるウォン。「どちらが難しいだろう。そばに置き、自分の心を殺すことか、それとも会わぬことか。忘れることを望みながら」自分の思いを受け止めてもらえない苦しみを、かみしめるウォンなのでした。いや、自分のことを好きではなく、まして自分の親友のことを好きな相手をそばにおくって、どれだけMなの?しかもその親友も彼女のことを好きなんだから、それ地獄ですわ。止めた方がいいよ、ウォン。サンの名がすでに貢女の名簿に書かれ、それが使臣団に渡っていると知ったウォンは、サンの師匠イ・スンヒュの助けがいると判断します。そのころ王妃の護衛もイ・スンヒョをさがし、捕えていました。ワン・ヨンの家では、王妃付きの宦官が、リンが王の護衛と闘ったのは、王妃の命令でサンを守るためだったと王妃がとりなしてくれたと報告に来ていました。その宦官は、実はソン・インの間者だったのですが、リンは彼が怪しいと見抜いていて、「お前は誰の間者だ」と攻め立てます。リン様は何をしていても凛々しくて素敵ですダンと彼女の部屋で話しをするリン。自分の代わりにサンが貢女になるのではないかと心配するダンに、世子様が何とかするから心配するなというリン。「お嬢様が好きなんでしょ?」と、いきなり剛速球の直球を投げるダンに驚くリン。「見ればわかる」とダメ押しまでされて。「心は見えぬのに分かるのか?」ってつい本音が出たようです。みるみる涙を浮かべるダンに「どうした?」と焦るリン。「世子様もお嬢様に心を寄せているんでしょ?世子様のまなざしを見て分かった」というダンは、ただの甘やかされたお嬢様ではないみたいです。だいたい恋のライバル役って、意地悪な女の子の設定が多いのですが、このダンは、泣き虫だけど、底意地が悪い性格ではないようです。私はむしろかわいらしいと感じてしまいました。ダンが自分の醜い心の中を、リンたちに吐露するんですが、そういうところも好感が持てます。誰にだって醜い心はあるもので、自分のその醜さに悩み苦しむところがいい子だなと。「お兄様もソファが好きだから、世子様とソファの仲を引き裂いてくれるかも。駄目なら私が引き裂く。私はこんなことを考える人間なの」と言って泣くダン。いや、それってフツーですから。恋する乙女だったら当たり前の気持ちですから。ダンのそばに行って優しく涙を拭いてやるリン。あ~~~~、サンもだけど、ダンも超羨ましいあんなふうに、リン様に優しく涙を拭いてもらいたい「世子様の”一番”はサンお嬢様でしょ?”一番”ははってきりお兄様だと思ってた」というダンに「私か?」と笑うリン。ダンもブロマンス脳のようです王妃に呼ばれ、王宮に出向くリンの前にウォンが現れます。牢の中のサンに会ったと告げます。見張り番がとがめられるのでは?と真面目なことを言うリンに、聞きたいことを聞けというウォン。ようやく「サンお嬢様は?」と聞くリン。「泣いてはいなかった。私には涙を見せないだろうな、寝ながら泣くことがあっても」というウォン。彼もサンの気持ちが自分に向いていないのは自覚しているんでしょう。サンが貢女になるのを防ぐため、王妃と世子は学者イ・スンヒョの力を借りようとします。イ・スンヒョはそれを断り、代わりに自分の弟子を手伝わせると言います。扉の向こうにいたのは、サンでした。驚くウォンとリン。半日後に行われる元の使臣団の宴までに、サンに名前が書かれている貢女の名簿をなんとかしなくてはなりません。ウォン、リン、サンは歩きながら話し合います。と、サンがつまずいてしまいます。とっさに支えるリン。一歩遅れてウォンもサンの手を取ります。さすがリンはサンを見守り続けているだけあって、ナイスタイミング語り合う3人を見ながら、王妃とイ・スンヒョが話しています。世子が初めて力を得たいと言ったのは、あの娘のためだという王妃。「女人一人のために?貧弱で危うい名分です」というイ・スンヒョ。「1人の女人さえ守れぬ者が、国を守れるはずがない」という王妃。さすが王妃です。女人を助けたいということが貧弱な理由だというイ・スンヒョはジェンダー的には問題ありですね。王妃は、高麗王との軋轢があるので、一人の女性(王妃)を守れない高麗王が、この国を守れるはずがないと思っているのです。なので、サンを全力で救おうとするウォンは、国を統治する能力がある世子なのです。ウン・ヨンベクを助けるようウォンに指示され、その場から離れるリン。その姿を名残惜しそうに見送るサン。ウォンと話をしながらも、リンのことが気になります。父の常備薬のことをリンに教えようと、彼に駆け寄ります。スカートを踏み、リンに抱きつくサン。驚きながらもサンを抱き留めるリン。このシーンも大好きすぎて、エンドレスリピート話し終わっても、離れがたい2人。では、と立ち去っていくリンの姿を見つめ続けるサン。もう完璧に両想いだと分かる2人複雑な表情で見るウォン。ウン・ヨンベクをソン・インの館から救助するリンたち。一方サンは、元の使臣団から貢女の名簿を盗みます。ウォンは元の使節団と会い、サンの名簿を見せて破棄を交渉します。ここの交渉手腕はさすがです。サンの貢女はなくなり、ウン・ヨンベクも救い出せて一件落着…のはずですが…。高麗王による罷免を待つまで、再度牢屋で待つようにとサンにいうウォン。リンが送ると言うと、話があるのでここに残れと言うウォン。リンの代わりにキム内官がサンを送ることになりました。牢に向かうサンに、牢は寒いからと自分の着物をかけてやるウォン。それを見つめるリン。複雑です。リンは9話で自分の上着をサンに渡したものの、着せてやりはしなかったですよね。そこがウォンと違うところ。キム内官と話しながら牢に向かっていると、怪しい者たちがやってきて、サンとキム内官を取り囲みます。キム内官が助けを呼びに行き、サンは短剣を手にします。そのころウォンとリンは酒を飲みながら語っていました。「ほんの一瞬、ソファを送り出そうかと思った。よい思い出だけがあるときに、縁を切ったほうがいい。花も、盛りの時までが美しいものだ。しおれ始めた花は見ない方がいい。しおれゆく姿を見れば、盛りの時の記憶も損なわれる。そう己を納得させた」とウォン。「ではなぜ止めたのですか?」と聞くリン。「耐えられない、ソファがそばにいないと」とウォン。「”そばにいてくれるか”と尋ねましたか」と真っ当なことを言うリン。「いや、まだだ」というウォンに、「尋ねて拒まれたら?」と言うリン。え?そんなこと言うの、リンにしては珍しいです。「関係ない。私はソファがいないとだめなんだ」ってわがままなウォン。相手の気持ちを考えないと「鳥籠に閉じ込めると?」「そうだ」「鳥籠の中で不幸になったら?」「それはない」「なぜ断言を?」「不幸になると思っているのか?私のそばで?」なんとも自信過剰の世子と、あくまでも相手の気持ちを優先するリン。権力があって自信過剰なウォンのほうが、なんだか恋においても有利になりそうな、悔しい気分。リンは相手の気持ちを慮りすぎて、自分の気持ちを後回しにするから、幸せを逃してしまいそうで怖いです。そうこうしている間に、サンはムソクとソン・インによって連れ去られます。ソン・インったら、ウン・ヨンベクを連れ去られたのがよっぽど悔しかったのか、サンの頭を殴って気絶させるなんて。ウォンが見てたら殺されるよキム内官から知らせを受けて、サンを探すウォンとリン。彼らの目に映ったのは、逃げるムソクと派手な馬車でした。12話に続く。
2019/01/26
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自分が選んだ世子妃を紹介するというウォン。ダンの名前を呼び、彼女の手を取ります。ウォンの後ろで、目に涙を浮かべるサン。リンは王妃の館の門の前で、ダンを待っていました。ウォンはサンを世子妃に選んだと思い込んでいるリンは、ダンに「大丈夫か?」と尋ねます。そこに、同じくお茶会に出席していたお嬢様がやってきて、ダンにお祝いを言います。「お前が世子妃になるのか?」と驚くリン。ダンは「世子様が私の名を呼んでくださったの」と微笑みます。ウォンのもとへ急ぐリン。「何のまねですか。なぜダンをお選びに?恋情もないのに」とどなるリン。いや、まあそうなんですけど、それを言っちゃあ身もふたもないよという…。その剣幕にウォンは「正気を失ったのか?」と。「それは世子様では?すべてを知ったのになぜ?」と問い詰めるリン。ウォンに何を知ったというのかと聞かれ、サンの正体をお茶会の前日に知ったはずなのに、どうして彼女を世子妃に選ばなかったのかと言うリン。ウォンは、リンがすでにサンの正体を知っていて、またサンもウォンが世子だと知っていたという事実にショックを受けます。どうして言わなかったのかと、サンの正体を自分だけ知らなかったことにこだわるウォンに、リンは「それが重要ですか?」と言い、サンが世子妃に選ばれなかったので、貢女になるとウォンに告げます。言葉を失うウォン。詳しい説明をリンに促します。7年前、顔を切り付けられたのは侍女で、それから貢女を避けるためにサンは身分を偽っていたということ。それに気が付いた王妃が世子妃になるか、罰を受けるかとウン・ヨンベクに迫ったこと。それはウンの財産を手に入れるためだということなど、リンはウォンに語るのでした。「ゆえに私はソファ(サン)に、”正体を明かし、妃になれ”と。昨日の朝、ソファは何と?」というリン。「”お嬢様を妃に選ぶな”と懇願された」と言うウォン。「なぜ?」と驚くリン。「お嬢様には、つまりソファには、想い人がいると」ウォンのことばに、息をのむリン。このシーンも大好きですリンのその表情を複雑な思いで見つめるウォン。サンを探しに行こうというウォンのことばにも、まだ心が戻ってこないリン。自分の心が毎日壊れていくほどにサンのことを想っているリンですが、サンが貢女にならないために、世子妃になるよう働きかけていました。リンのそんな想いを知ってか知らずか、サンは好きな人がいるとウォンに告げているのです。王妃によって、部屋に閉じ込められるサン。ウォンやリンが王妃に面会に行っても、拒否されます。万事休すで、お茶会の時から食事はおろか飲み物も口にしないウォン。ウォンはリンに、力を必要としていると言います。今まで忌み嫌っていた権力ですが、自分の大切な人たちを守ることができないことが情けなく、力をつけたいとウォンは切望したのでした。そしてリンに言います。「私のそばにいてくれると約束してくれ。私には旗竿が必要だ。私という旗がどうなびこうと、お前が旗竿となり、支えてくれ」これもまた愛のカタチかもしれません。友情という名の愛。夜、囚われのサンは、部屋で物思いにふけり、リンは外で雑念を払うように武術の稽古をしています。サンはリンのことを想っているのでしょうか。リンは明らかに、揺れている自分の心を抑えるためなのでしょう。息を弾ませながら、空を見上げるリン。ウン・ヨンベクの財産を狙って、ソン・インや王妃、高麗王らが暗躍しているとき、サンは王妃と面会します。ウン・ヨンベクはソン・インにとらえられ、執事はウン家の財産目録を持って逃げます。アンサンの店にやってきて、リンを探します。サンが何かあったらリンのところへ行くようにと指示していたのでした。王妃と、世子に会ってからのことを話すサン。「お前にとって世子は?(どんな存在だ)」と尋ねる王妃に、「生涯の友にしたい方です」と答えるサン。これはもう男としてではなく、友人としてウォンを好きだという宣言。王妃はちょっとショックを受けたよう。「リン様とのご関係がうらやましく、私もそうなりたいです」というサンに、我が子の失恋を確信した王妃。リンを呼びます。部屋に入ってくるリンの姿を見て驚くサン。「連れていけ」と言って部屋から去る王妃。サンのそばに来て、けがの有無を聞くリン。サンは彼を見つめながら、「不思議だわ。いつも助けに来てくれる」と言います。リンはサンに着替えを渡します。着替えるサンを見ないように、後ろを向くんですが、一緒にいる護衛が振り向いて見ようとするのを、阻止します。やっぱり好きな女性の着替える姿を、他の男に見せたくありませんよね服が大きすぎるというサンに、自分の服を見繕ってきたというリン。振り返るとぶかぶかの男物の服を着たサンが立っています。リンの服を着るサン好きな人の服を着るなんてシチュエーション、最高すぎるサンの足元に跪き、自分の髪をまとめている紐を抜き取り、サンのズボンの裾を短く調整してやるリン。「何よりです。殴られず、けがもなく」というリン。着替えたサンと、リンは王宮から逃げようとします。逃げるとき、サンにもらった剣を渡すリン。それを見て「私の贈り物ね」と微笑むサン。「必要でしょう」というリンに「私に返すと?」とサン。「少しの間貸すだけです」という可愛すぎるリンサンからの贈り物がどれだけ大切なのそうこうしている間に、高麗王の兵士に囲まれ、闘うことに。必死に逃げますが、とうとう自らやってきた高麗王と対面することに。万事休す。高麗王の前に跪くサンのもとに、ウォンが駆け付けます。話を聞いてくれというウォンのことばに耳を貸さず、サンを貢女にするので、烙印を押せと命令する高麗王。兵士に腕をつかまれ連れていかれようとするサン。ウォンは「死にたくなくば手を離せ」とどなります。それを聞いて激怒し、ウォンを殴る高麗王。不敵な笑みを浮かべて高麗王に対峙するウォン。見守るリンとサン。さあ、どうなる。11話に続く。ようやく折り返し地点です。
2019/01/25
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ウォンの前で、顔を隠している布を取るサン。ウン・ヨンベクの娘サンが、自分の知っているソファと同一人物だと知って驚くウォン。王妃は、貢女に選ばれたくなくて、尼になったり、顔に傷があると偽ったり、無理に慶事をおこなったりする噂があるらしいと、ダンやサンにあてつけて言います。ウォンは驚いてサンを見つめたままです。お茶会の数日前のこと、ウォンはサンに「どんなことがあってもお前は私にとっての一番だ。それを忘れるな」と言ったとき、サンはウォンに母の形見の指輪を差し出します。鹿皮の紐にネックレスのようにして持っていたものを、”手形”だと言って、ウォンに渡します。「私に頼みがあるとき、これを差し出して。なんでも聞いてあげる」というサン。喜ぶウォン。世子として孤独なウォンへの、サンの精一杯の友情の証なんでしょう。ウォンはダンの貢女の件を、王妃に頼みに行こうとします。その時、世子の護衛のひとり、チングァンが「リン様が王妃様の御所に行き、長らく出てきません」と報告をします。すぐに王妃のもとへ行くウォン。そこには、王妃とともにリンの姿が。ダンの件で来たというウォン。王妃に、ワン・ジョンの婚礼を阻止したのは、自分に害が及ぶのを避けようとしたリンに頼まれたからだと言います。リンは自分の兄と妹を犠牲にしたのだと言うウォン。王妃の前に跪いて、懇願します。すでにダンの名前は貢女の名簿から外したという王妃。それにはリンが元に行くという条件付きでしたが、それは知らされないウォンなのでした。そのころ、サンはブヨンに強引に連れていかれ、ソン・インに会っていました。自分の味方になれと言うソン・イン。サンは拒否します。一方、サンをウン家で待つピヨンは、王妃の護衛によってさらわれようとしますが、ソン・インの部下ムソクによって助けられます。このムソクは、7年前サンに切りつけ、それをかばったピヨンが頬にケガをしたんですよね。ということは、ピヨンのケガはムソクのせいというわけです。気を失って倒れたピヨンの頬の傷を見て、7年前のことを思い出すムソク。ピヨンを抱き上げて歩いていきます。このピヨンとムソクのカップルもほほえましくてかわいいのですが、(特に不愛想なムソクがピヨンの前では可愛くなるところなんか)この2人もまた、サンたちと一緒に運命に翻弄されるんですよね。お茶会の2日前、王妃の下で仕事をするリンを、ウォンは強引に金果庭に来させます。ウォンが現れ、素手で戦いを挑みます。何度も倒されるリンですが、ウォンは納得しません。リンと手合わせしても、いつもリンは全力を出していないというのです。(いや相手は世子だから当然でしょ)本気でかかってこいというウォンに、リンは思わず本気を出してしまい、ウォンは唇を切ってしまいます。護衛たちにすぐにウォンから引き離されるリン。「私以外に手を出させない」というウォン。彼はリンが禿魯花(トンノファ)として、自分に黙って元に行こうとしていることを知ったのでした。リンは心の中で呟きます。「世子様は私にだまされている。やはり世子様はご存じない。私が去るのは世子様のためではない。私が去るのは、自分のためだ。私の心が毎日少しずつ壊れていくからだ」リン様~(号泣)この時、サンがやってきて、その姿をリンが見つめながら独白するのです。許されない想いを抱えているリン。抑えても抑えてもサンへの気持ちは募るばかり。これ以上自分の気持ちを抑えていれば、心が死んでしまう。リンはそう思ったのでしょう。つらいよね、リンその後、サンはウォンの傷に氷を当てて、冷やしてやります。リンは黙って2人にお茶を入れています。ぎごちないリンとサンを見て、ウォンは思います。「いつからだ?2人は目を合わせない。代わりに私を見て、私に優しく話しかけ、笑いかける。作り笑いだ。嘘がつけないもう一人は顔を背け、話もしない。私から去る気だ。たがいに目を合わせぬよう努めている」もうこれは両想い以外のナニモノでもないでしょうここでウォンがサンに、リンが禿魯花の名簿に載っていると告げます。驚いてリンを見つめるサン。リンはウォンの傷に塗る薬を持ってくると言って部屋から出ていきます。ウォンは、自分が何とかするから大丈夫だとサンに言い、彼女は自分に何かできることは?と聞きます。ウォンは、サンが自分にとっての一番だと言ったことを覚えているか確認します。そしてサンの手を握るン。サンはそっと彼の手を外します。やっぱりサンの心の中にはリンがいるんでしょうね。彼が元に行ってしまうかもしれないという不安。ああ、辛い。その夜、王妃はウン・ヨンベクの家に行き、サンが侍女として身を隠していたことを暴露し、貢女になりたくなかったら、お茶会に来て世子に気に入られ、世子妃になれといいます。同じ頃、世子はワン・ヨンの家に行き、リンの禿魯花を阻止するため、お茶会でダンを世子妃に選ぶと言います。王妃は我が子ウォンの想いを遂げさせてやりたいとの母心から、サンに世子妃になれといい、ウォンの方はリンのために、ダンと愛のない結婚をしようとします。リンは、ダンを守るためではありますが、自分の心が壊れるのに耐えられないという理由で禿魯花になろうとし、ほんとにそれぞれの思惑が絡まり合い、事態がより複雑になっていってしまいます。お茶会の着物を見繕うピヨン。興味なさそうにぼんやりするサンにピヨンは想い人のことを考えていたのかと尋ねます。「心が乱れるなら、もうお忘れください」というピヨン。はぐらかそうとするサン。「世子様に気に入られたら想い人が嫌がると心配を?」とピヨン。「1人は喜ぶはずよ。よくやったと拍手してくれるかも」「2人いるということですか?」「もう1人は悲しむはずよ。私のせいではなく友のせいで遠くに行くことになるから」「訳が分かりません」とピヨン。「結局私のせいで2人とも不幸になるわ。私を恨むでしょうね、きっと…」訳が分からないというピヨンに、「男心を知るのが一番難しい」というサン。(リンの心って、ほんと分かりにくいから…)ここのサンのセリフの真意がいまひとつわからないんですよね。言葉どおりにとってもいいものか。それだと喜ぶのはウォンで悲しむのはリンということになります。サンのせいではなく、友(ウォン)のせいで遠く(元)にいくリン?サンが、ウォンとリンの友情を自分が壊してしまう心の痛みを感じているのはわかるんですが。でも明らかにサンはリンの方が好きなはず。どうしてここでウォンを同列に置いたのか。もしかするとウォンへの気持ちが同情だと自覚していなかったのか?リン推しの私としては、2人想い人がいるみたいな言い方はやめてくれ~と言いたいです。そしてリンは、ダンの寝室の外から、彼女と話します。ダンは、さっき世子がやってきて、ダンを貢女からはずすために婚礼をすると提案を受け、しかし一番の女人にはなれないと言われたとリンに言います。リンは「無理に嫁がなくてもいい」と言います。ダンは「大丈夫、うれしい」と涙をこぼしながら言います。「大丈夫なわけない。うれしくないだろ」というリンに、「世子様のおそばにいられる」と答えるダン。「余計につらいはず。何倍も」そういうリン。ダンは、顔が見たくて声が聴きたくて、約束一つしてくれない人を待ち続ける心をリンはわからないのだと言います。「そんな心は捨て去れ」とリン。ダンは自分の心だけれどどうしようもできないと言います。笑うリン。「お前と私はよく似ているな。ダン、すまない」といってダンの前から消えます。妹のダンを思う心と、サンを守りたい心、2つの思いに板挟みになり、壊れそうな自分の心を持て余しているリン。辛いよ~(号泣)そしてお茶会の1日前。サンが朝目を覚ますと、屋根の上にリンが待っていました。いや、サンの家って不用心すぎない?しょっちゅうリンが忍び込んでいるんですけど。たしか私兵がいたよね?行くところがあるので支度をしてくれというリンに、部屋に入ろうとしたものの、リンのところに行くサン。屋根の上で並んで座る2人。寝間着のままのサンに、そっと自分の上着を脱いで渡すリン。彼は自分で上着をかけてやることはせず、サンに手渡すんですよね。ウォンだったら抱きしめるようにして上着をかけてやるでしょうに。理性の人、リン。世子が金果庭にいるので、彼にサンの本当の身の上を伝えるのだというリン。王妃のお茶会にサンも呼ばれたことを知っていると告げます。「王妃様のおつきの者が教えてくれたんです」とリン。「親しい女人が多いのね」と、ちょっと嫉妬が混じった?サン。いや、リンに限ってそんなんことはないはず。ウォンがサンの素性を知ったら、ダンを世子妃に選ばず、サンを選ぶはずと遠回しに言うリン。そうなればダンが貢女になるのではと思うサンに、それはもう解決したというリン。「あなたが身代わりに?」と問うサン。答えず、立ち上がり「行きましょう」と手を差し出すリン。サンはリンの手を取らず立ち上がりますが、体のバランスを崩します。とっさにリンがサンを抱き留めます。その腕の感触に、目を見張るサン。そうです、ソン・インにつかまりそうになった時、助けてくれた覆面の男の腕の感触でした。「もしかして、以前…」と言いながら振り返り、リンを見つめるサン。リンは顔を背け、身をひるがえして屋根から降りていきます。そのしぐさも、あの覆面の男とそっくりです。あれはリンだったと確信するサン。「やっとわかった。あの日手を差し伸べてくれた人が誰か。その理由を聞けば、友のためだと答えるだろう」もうね、このシーン好きすぎてエンドレスリピですよ自分の窮地をたくましい腕で救ってくれた人、もうこれは惚れるしかないですウォンのところに行きながら、サンは考えます。「やっと分かった。なぜ胸が高鳴り、そして痛むのか。手を携える2人が美しくてほほえましく、私が、その友情を壊しそうで怖いからだ」でもね、もう出会ってしまったんだから、そしてその関係は変化してしまったんだから、いまさら元に戻そうとしても無理だと思うんですよね。もちろんウォンとリンの友情は素晴らしいものでしょう。でも一生同じような関係でいるとは限りません。人間関係は絶えず変化していくもの。ウォンもリンも、心も体も成長していくのですから、そのプロセスで、関係に変化がでるのは当然のことなんですよ。だからサンが、自分が2人の間に入ったことで、彼らの友情を壊してしまったとしても、それは彼らの人生の上で必要だったということなんでしょう。金果庭に到着し、「あなたの正体を知れば、世子様はお喜びに」というリン。彼を見つめるサン。意を決して扉を開きます。「役目を果たすべきね、今までのように。3人一緒に人生を楽しめるように力を尽くそう。寂しい気もするが、それが私の友情だ」そう心の中で呟くサン。このサンのことばもいまいちよくわからないんですよね。自分が世子妃になれば、リンは傷つき、サンのそばから去っていくだろうと思っているのはわかるんです。でも世子妃になれなければ、王妃に貢女にさせられるということになっているので、サンはウォン、リンと3人一緒に人生を楽しめないですよね。あるいは、リンを想っている自分が世子妃になったとしても、リンは当然のこととして、ウォンも自分も結局は幸せになれないと悟っているのでしょうか。ウォンに会ったサンは、リンの言うように自分が本当はウン・ヨンベクの娘サンだとは告げません。彼女は、王妃のお茶会にお嬢様(サン)が呼ばれたけれど、世子がお嬢様を気に入っても彼女を選ばないでくれと、世子に伝えてくれと言ったのです。「世子妃になりたくないと?」と尋ねるウォン。「そうよ」とサン。「意中の人がいる」と言います。えっ、それ言っちゃう?お茶会当日、前日にサンが言った言葉を思い出すウォン。苦悩の表情でサンを見つめ、ダンを世子妃にすると発表でします。ダンの手を取るウォン。その後ろで目に涙を浮かべながら立つサン。うーんと、サンはやっぱりショックだったの?泣きそうな顔していたもんね。うーん、わからない。あんなことを言っても、ウォンが自分を選ぶとは思っていないよね?10話に続く
2019/01/24
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MBCの「王は愛する」公式インスタグラムに、第1回「王は愛する」模擬試験の画像がありました。問題が3つほどあったのですが、リンに関する問題が3問目だったので、それだけをアップします。その内容が、オンエアの時に私自身「あれ?」と感じていたところだったので、(私にとって)タイムリーでした。4話で、サン、リン、ウォンが屋台で買い食いをするシーンです。第1回「王は愛する」模擬試験問題 ワン・リンが持っていた”フルーツ串”は、ワン・リンが走り始めると消える。ワン・リンは”フルーツ串”をどうしたのか?(難易度 上)1、ワン・リンがあっという間に食べてしまった。2、通りすがりの人にあげてしまった。3、地面に投げてしまった。4、服の中に入れておいた。5、そのまま玉に瑕。(←意味不明)正解確認↓3番の問題:②通りすがりの人にあげてしまった。確かにあの3人で競争するシーン、リンが持っていたお菓子はどうなったんだろう?って思いながら見ていたんですが、なるほど~そうだったんですねリンがあわてて食べたにしては、お口もぐもぐしてないし~リンに限って食べ物を粗末にするわけないし、潔癖そうだから、あんなベタベタしたものを服の中に入れておくわけもないし。5番の回答の意味は、よくわかりません。とりあえず、通りすがりの人にあげったって、なんだかリンらしいです。いきなりフルーツ串をもらった人もビックリですよね。上の画像を見ると、「」って感じだし。リンに、通りすがりにフルーツ串を貰いたいなぁ~
2019/01/23
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サンとワン・ジョンの結納の当日、ウォンはリンに頼まれて、結納と婚姻を阻止するためにウン・ヨンベクの家に行きます。高麗王も認めた婚姻を止めさせるための理由は、ワン・ジョンに莫大なウン家の遺産が渡るのを阻むためです。ウォンは、ウン家の財産やワン・ジョンに渡る予定の財産目録、ワン・ジョンが最近私兵を増やしたことなど報告を受けたと言います。非礼だと反発するワン・ジョンに、ウォンは「私兵には話したか?戦うべき敵は世子か、あるいは王か」と言い、「なぜ疑いを買うことを」するのかとワン・ジョンに詰問します。もちろんこれらの資料を集めたのはリンでしょう。ワン・ジョンの本当の目的は、サンへの愛情ではなく、世子の座を狙ってのことですから、リンやウォンの予想は的中だったということです。リンにとってはそれ以上に、サンをワン・ジョンに嫁がせたくない思いの方が勝っているのでしょうが。ウォンは顔の下半分を布で隠しているサンの前に立ち、「この婚姻は破談にせなばなりません。私を恨んでも構いません」と言います。ウォン退場。その後ろ姿をじっと見つめるサン。ウン・ヨンベクの家から出たサンは、侍女の姿に戻り、通りをうつろな表情で歩いています。ウォンとリンに出会ってからの出来事を思い出しています。出会ったときから別れを意識していた自分が、もう一日だけ、もう少しだけと、別れを伸ばしてきたのはなぜか。ウォンと一緒にいると心が満たされて、胸が痛んだサン。彼の微笑みがとても寂し気に見えたから。「私の存在自体が罪だ」と言ったウォン。その真意を推し量り、彼の孤独を思います。一方リンは、いつも自分を見なかったと思い出すサン。振り向くと、いつも他のところを見ていたリンに、胸が痛んだと思います。どちらのほうに、より胸が痛んだのか…と自問するサン。いやそれは、リンの方でしょうウォンへの胸の痛みは、それ、同情ですから世子として孤独に生きているウォンへの同情でしょう?自分が見ているのに、相手は自分のことなんて見てくれないという胸の痛みは、それは恋(断言)そう自問しているサンの前に、リンが現れます。サン、今胸がキューーーーーーンってしたでしょ?ね?あ、見てる私がしたのか。ウン・ヨンベクの家の近くからついてきたというリン。サンがよろけて転びそうで不安だったからといい、そんなリンの出方を見るために、転べばよかったというサン。(いや、1回転んでたけど?)しかしリンは遠すぎて支えられなかったはずと、これまた身もふたもないことを。まあ、リンの自分への気持ちを確かめたいサンと、自分の心の中を明かせないリンと、もどかしい会話が続きます。ウォンが実は世子だったのですねと確認するサン。サンの正体をウォンはまだ知らないはずなのに、ワン・ジョンとの婚姻を阻止してくれたのは、リンが頼んだからですね?と確認します。「はい」と答えるリン。なぜリンは、サンの婚礼を阻んだのかと聞くサン。「友だから?」「はい」いや、これ残酷ですから、リン。自分への好意から、婚姻を阻止してくれたと思いたいでしょ、サンは。世子の友であるリンは一体誰なのかと問うサン。「ワン・ヨンの息子です」「では、あなたがご三男ですか?」「はい」3話でワン・ジョンの人となりを調べにワン・ジョンの家に忍び込んだサンに、使用人がリンのことを「絶世の美男」って言ってたこと思い出したかしら?今までの非礼を詫びるサンに、悪いのは自分だと謝るリン。リンの人柄が良すぎて辛いリンには幸せになってほしいのよ、おばちゃん。リンから去ろうとしたサンは振り向いて尋ねます。「私は侍女を装っていたのに、私に敬語を使っていましたよね。なぜですか?」「私の主君が、心を寄せる人なので。出会ったときからずっと…」リンの返答にショックを受け、涙を浮かべながら去るサン。ほんと、これダメ押しよね。何度もリンの自分への気持ちを確かめようとするサンに、残酷な答えばかりするリン。でもね、サン。リンの立場を考えてあげて。態度はどう見たって、サンへの好意があふれているじゃない?でもウォンがサンを好きだから、リンはサンへの気持ちを告げることができないって分かってあげて。(号泣)ウォンは、母親である王妃から、リンの妹ダンを貢女にしたと告げられます。ワン・ジョンの婚礼で、それが無くなってしまうと心配したけれど、ウォンが婚礼を阻止したので、計画通りになったと喜びます。ダンの貢女のことを知らなかったウォンは驚きます。同じ頃、リンはワン・ジョンに殴られていました。世子の犬は、自分の妹も売ってしまうのかと。ダンの名前が貢女の名簿に載ったと報せを受けたワン・ヨンは茫然とし、ワン・ジョンは荒れます。リンは自分が確認してくると言います。いや、冷静なのはリンだけでしょ、父親はあきらめが早くて、兄は役立たず。ぎゃあぎゃあ言う間に、何か対策を立てなさいよ。(怒)ショックで寝込んだダンをリンは介抱します。高熱のダンの額に手を当てるリン。いや~、ホン・ジョンヒョン氏の手の美しさは半端ないです。大きな手で指が長い長い。見ていてため息が出ます。目が覚めたダンが、貢女になって元に行きたくないというと、なら行くなというリン。自分が行かせないというリンには、すでに自分が身代わりになるという考えがあったのでしょう。ワン・ヨンもワン・ジョンも少しはリンの爪の垢でも煎じて飲めばリンは王妃のところへ行きます。同じ頃、高麗王に呼ばれたサンは王宮へ向かいます。ウォンも高麗王に呼ばれ、ワン・ジョンとサンがいる部屋に通されます。婚礼を阻止された2人をなぐさめるために、高麗王が呼んだというのです。2人の前で、ウォンを辱める高麗王。つくづくこの高麗王とは愚かな人間だと思います。政略結婚で元の皇帝の娘と婚姻したからといって、ここまで卑屈になるものなんでしょうか。元の皇帝の娘である王妃は、高麗王を愛しているのに、その愛に応えず、傍に女をはべらせて。哀れな人間です。ウォンは反発もせず、その辱めを受けます。ウォンのこういうところ、いいなと思います。だからこそ、聡明なリンもウォンを尊敬しているのでしょう。高麗王に辱められるウォンを見て、彼の悲しさを知るサン。高麗王に取り入るブヨンの出すぎた真似のため、顔を覆う布を取らされることになった絶体絶命のサン。実はソン・インの女であるブヨン。ほんと嫌な奴。ソン・インを想うあまり、彼の操り人形になっているのはかわいそうだと思うのですが、サンやリンたちを陥れようとするから、やっぱり大嫌いです。顔を上げて顔の覆いを外せと命令する高麗王。まじで空気読めない馬鹿な王だこと。同じ頃、リンは王妃と会い、ダンを貢女から外してくれと頼んでいます。元に対する不忠だとなじる王妃に「代わりに私を送ってください」というリン。禿魯花・トンノファ(元に人質として送られる貴族の子弟)として、自分がダンの代わりに元に行くというのです。もうリンが優しくて毅然としていて、最高の性格すぎて辛いきちんとした場所ではなく、戦場でも城壁の工事場でも構わないというリン。自己犠牲が過ぎるでしょ。王妃はリンが立派だと言い、「お前は誠によき王になるだろう。民を慈しみ、民に慕われる王に。だからお前は高麗を離れるべきだ」と続けます。いや、もちろんそうですよ。リンは人格者です。でもリンはウォンを倒してまで世子になるという気持ちはないはず。むしろウォンは実行力のあるカリスマで、リンは聡明なブレーンって感じなんだけど。この2人が高麗を統治すれば理想的だと思うんですけど、我が子可愛さの王妃には理解できないでしょう。高麗王のところでは、サンの顔の覆いを取るために、ブヨンがまたでしゃばって、サンの覆いの紐をほどこうとします。それを見て「何様のつもりだ」と怒るウォン。ウォンはサンのことを知りませんから、ここでは純粋にブヨンに対しての怒りなのでしょう。彼女のおかげで、自分の母親である王妃が苦しんでいるのですから。ブヨンを突き飛ばすウォン。でかしたそして高麗王に向かって、「なぜ腹黒い連中をそばに?」と苦言を呈します。そんなウォンのことばも高麗王には通じません。ほんと馬鹿だわ、この王様。ウォンが必死に、ワン・ジョンたちの悪巧みを話しているのに、高麗王は全く耳を貸さず、ブヨンの心配をしている有様。ブヨンのことを「私の女人だ」という高麗王。そしてウォンの顔に酒を浴びせかけます。なんて肝がちっちゃい男なんでしょう。ほんとうの強さや勇気なんて、これっぽっちも理解できないんだわ。耐えるウォン。涙を浮かべるサン。そんなウォンの姿を見たサンは、彼のことを無下にできなくなるんでしょうね。一連の様子の報告を受ける王妃は、ウォンが哀れでなりません。自分のせいで、ウォンがそのような目に合うのだと思い込み、ウォンの意中の女性を彼のそばにおいてやると、自分のことを母とみてくれるだろうかと自問します。配下の者に、ウォンの想い人(サン)を探すように命じる王妃。アンサンの店(実は金果庭)にやってくるウォン。そこにはアンサンの料理作りを手伝うサンの姿が。喜ぶウォンに、サンはお互い相手に言っていない秘密を知るときまで、ウォンのそばにいられるかと聞きます。”助けが必要だ””頼る人が欲しい””怒る相手が必要だ”そんな時は言ってというサン。妙だといいながらもウォンはうれしそうです。そしてサンに言います。「今から話すことを覚えておけ。一番はお前だ。決して忘れるな」高麗王の仕打ちを見たサンは、自分のことを好きだというウォンのことを見捨てることができなくなったのでしょう。彼がつらいときは、そばで支えてあげたくなったというのも、なんとなく理解できます。そしてウォンの方は、世子として、いろいろ判断し、やらなければいけないことが多い中で、サンへの気持ちを疑われることも出てくるとわかっていたのでしょう。特にこれからダンをめぐって世子妃の話が出てきますから。夜更けにダンに会いに行くウォン。2日後に王妃が開くお茶会にダンを連れていくと告げます。そのお茶会は、実は世子妃を決めるもので、5人の姫君を王妃は招待しているとか。ウォンはそこでダンに求婚すると言います。それはダンを貢女にしないための作戦で、ウォンはさらに言葉を続けます。「婚姻後も私はお前を妻とは思えぬだろう。お前は妹同然だ。私の一番の女人にはなれぬ。一生私の心は別のところにあり、お前を抱くこともない」ウォンのことを好きなダンにとって、なんて残酷な言葉なんでしょう。もちろん貢女として元に行くことを思えば、はるかにいいのかもしれません。しかし「構いません。すべて覚悟しています。一番の女人になることを望んだりしません。それでもうれしいです」というダンがかわいそうで仕方がありませんでした。そしてお茶会当日、招待された5人の姫君たちとダンが王宮にやってきます。王妃はこのお茶会は、世子妃を選ぶためのもので、最初は5人だったが、ダンともう一人、王妃が呼んだ娘も来ていると言います。「出てきなさい」と言われ、奥から出てきたのは、顔を布で隠しているサンでした。ウン・ヨンベクの娘サンだと紹介する王妃に、ウォンは彼女はワン・ジョンと婚姻の話が合った娘だと説明しようとするも、王妃に阻まれます。顔の傷などなかったように治ったらしいという王妃は、サンに顔の布を取るように命じます。ゆっくりと顔の布を取り去るサン。現れたサンの顔を見て、目を見張るウォン。9話に続く。後半ほとんどリン様が出てこなかったので、退屈な私でした。
2019/01/22
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6話で、牢屋から出てきたリンに、急いで会いに来たサンが、リンの顔を見てまずしたのは、彼の顔に拷問の後がないか確認するんですが、その時サンにされるがままになっているリンが可愛すぎてたまりませんその時のリン加工画像をアップするのを忘れていたので。MBC公式インスタグラムより可愛すぎて、悶絶さて、リンに「サンお嬢さん」と呼ばれて、自分の身の上がばれてしまったとわかるサンは、どの程度まで知っているのかリンに問い詰めます。「知るべきことは大体」知っていると告げるリン。「7年前、侍女とサンは入れ替わり、イ・スンヒュ先生の弟子になったが、ワン・ジョンに秘密を知られたため、彼のもとに嫁げば秘密は守られる」というリンのことばを聞き、驚くサン。リンはさらに言葉を続けます。「人生がかかっているのに脅されて嫁ぐのですか?」諦めた表情のサンは、「相手の顔も知らずに嫁ぐよりいい」といいますが、リンは納得しません。「尋問場でお嬢様を殴ったのはワン・ジョンでは?」とさらに問い詰めます。自分の想い人を殴って血を流させた兄に対して、リンは怒りを覚えているはず。サンは「忘れていた」とごまかしますが、「忘れられないはず」と声を荒げるリン。「何とかする」というリンに、サンは自分のために大勢を傷つけたくないといいます。だから明日は思い出作りのために採蓮会に行くと。そんなサンに、リンは何も言えません。いや~、もしこのままワン・ジョンにサンが嫁いだとしたら、リンの義姉になるってことですよね。これ、リンにとってめちゃくちゃつらい状況。しかも飲んだくれで女にだらしないワン・ジョンのことですから、サンは幸せになれないはず。悲しい顔のサンを近くで見ないといけないリンは、メンタル崩壊でしょうね。リンはその足で、例の酒場に行き、相変わらず女に囲まれて飲んだくれているワン・ジョンに「ウン家との縁談を破談に」と言います。「お前も知っていたのだな」というワン・ジョンに「私の女人だといったはずです」と宣言するリン。しかしワン・ジョンは本気にせず「世子の女人ではないのか?」って。いや、リンの女人ですからっ 信じてあげて。それを聞いて固まるリン。さらにワン・ジョンは、「王様の前で世子は心を寄せていると言っていた」と言います。リンは「恐れも知らず、その女人を欲するのですか?」と兄を責めます。7年前、サンの母親が殺された事件とワン・ジョンの関わりを追及するリン、否定するワン・ジョン。そこへソン・インが「外に聞こえます」と言って入ってきます。ソン・インってほんと悪巧みに長けている人間なんですよね。彼とワン・ジョンの企みをウォンに告げるというリンに、「顔に傷があるといって貢女を避けてきたサンは、それがばれるとまっさきに元に送られるはず。官史の側室にもなれず、戦場で兵士の相手をさせられるか、妓女になるか」と恐ろしいことを言います。リンにとって、サンがそんな目にあうなんて、地獄ですよね。だからワン・ジョンはサンを救おうとしていると、ソン・インの詭弁士がああ、苦しい、苦しいよ、リンソン・インはさらにリンに言います。この国のためにやっていると。ソン・インにしてもワン・ジョンにしても、世子反対派はとても血にこだわっているようです。蒙古の血が半分流れているウォンのことが、どうしても認められない様子。リンは血にはこだわらず、人となりを見ると3話で言っていました。たとえ純粋な血筋でも、だからといって人格者の王になるかどうかなんてわからないじゃないですか。同じ兄弟でも、ワン・ジョンとワン・リンでは人格に雲泥の差があるし。だから私もリンと同様に、血よりも人となりが大切だと思います。血筋だけを大切にするソン・インは、実は高麗のためにならない道をまい進していくのでしょう。それが正しい道だと信じて。哀れじゃ。悩みながらウォンの所に来るリンですが、ウォンに会わずに帰っていきます。翌日、八関会の当日、ワン・ジョンは馬車でサンを迎えに来ます。にらみつけるサンに、父親のウン・ヨンベクは「共に過ごしてみると見かけと違い思慮深い人かもしれぬ」と気休めを言います。父親としては、そうあってほしいという願望でしょうが、それは無理というもの。「意に添わぬ場合は正直に言え」とも言っています。やはり一人娘の将来を案じているのでしょう。ワン・ジョンは馬車の設えは自分が用意したと言い、どうぞと手を差し出します。躊躇するサン。諦めて手を差し出そうとした、その時。またもや我らがリン様登場このシチュエーション、白馬の王子様以外のなにものでもないわ(リンの馬は茶色い毛並みだったけど)「馬車はありません。それでも案内させてください」と声高に言うリン。ワン・ジョンは「なんのまねだ」と言いますが、「世子様のご命令です」と答えるリン。(こういえば全部OKですよね~)ワン・ジョンは「先約があったと言え」と言いますが、サンはそんな彼についていくはずもなく、「私は狭いところに入ると大暴れする持病があります」とワン・ジョンに言い、軽やかにリンのそばに来ます。当然ですよね。その様子を見ていたウン家の使用人クヒョンが、ウン・ヨンベクに、先日サンをかばって投獄されたのはあの方ですと伝えます。リンの姿を見るウン・ヨンベク。馬上で微笑みあうリンとサン。それを見守り微笑むウン・ヨンベク。どう考えたって、リンとの方がお似合いだし、何より想いあっている2人というのが伝わってきます。ほんとに大好きなこのシーン王宮までの道中の2人も、まるで恋人同士のデートのようで、見ていて癒されますリン「寒いですか?」サン「凍え死にそうです」リン「馬車を準備すべきでした」微笑むサンリン「笑いました?」サン「見えないはずですが」リン「隠しても今は見えます」リンのことばを味わうような表情のサンリン「何よりです。泣いていないか心配だったので」サン「そうでしたか。ずっと私の心配を?」リン「はい」もうこれって恋人同士の会話でしかないでしょう?2人がラブラブで幸せすぎて辛い。この後のいろんな展開を思うと。サンを見送った後、ウン・ヨンベクは侍女ピヨンから、ワン・ジョンに嫁いだら、サンは命を投げ出すのではないかと告げられ、驚きます。サンには誰か意中の人がいるのかと問うウン・ヨンベクに頷くピヨン。いったい誰かと重ねて問うウン・ヨンベク。「いつもどなたかのことをお考えのようです。そのような時は常に微笑んでおられます」と言うピヨン。リンしかいないでしょうーーーーーーー王宮に着いたサンとリンは、話しながら歩きます。どこから見ても恋人同士にしか見えません、(ひいき目)仮面をつけたリンも美しいです。もう何から何まで、リンは美しいですそこに同じく仮面をつけた男がやってきて、サンを連れて行こうとして…。リンが腕を捩じ上げるのですが(リン、かっこいい)、その男はウォンでした。サンに簪と、顔を覆う布をプレゼントして、彼女の手を取り行ってしまうウォン。一人取り残されたリンいよいよ日が暮れて、採蓮会が始まります。ウォンと踊るサン。リンも離れて踊っていましたが、ワン・ジョンが来たのを見ると、踊りの輪から離れます。そして離れた場所から踊るサンを見つめるリン。サンもまた、リンを見つめます。ここにウォンの独白ナレーションがかぶさります。未来の自分が回想しているという設定で、この日を境に、唯一の友は自分を欺きはじめ、女人と自分との間は川で隔てられると。というか、それはすべてウォン視点であり、最初からサンとリンが惹かれ合っていたことを考えれば、少々違うのではないかと。リンは自分の気持ちをずっと抑えているのだし、サンもそういったリンの言動から、いまいち彼の自分への気持ちがつかみきれず不安なわけですよ。リンはサンとワン・ジョンとの婚礼を破談にするために、7年前の悪巧みをネタにしようとしますが、運の悪いことに、妹ダンが、王妃に貢女にすると脅されて、採蓮会から帰宅します。婚礼のある家から貢女を出さないのではないかと、サンとの婚礼を早めようとするワン・ジョン。父に「私にはサンお嬢様だけです」と言います。この嘘つきめサンお嬢様一途なのは、あなたの弟のリンでしょうに父のワン・ヨンもワン・ジョンに同意してしまいます。ワン・ヨンはリンに意外なことを言います。昼間、ウン・ヨンベクが訪ねてきて、リンのサンへの気持ちを聞いたというのです。驚くリン。父親に、サンに恋しているのかと問われたリンは、採蓮会でのサンとの会話を思い出します。ウォンに、自分の婚礼のことを言わないでいてくれて感謝しているというサン。ウォンはサンへの気持ちをストレートに表現していますから、彼女の婚礼のことを知ったら耐えられないだろうというのです。その言葉を聞きながら、「私は、どうだと思います?私の想いも察してください」と心の中で呟くリン。(号泣)「私がどこにいるのかも知るよしもない」というサンに、「知っています、私は」というリン。そりゃそうでしょうよ。家族になっちゃうんですもんね。見つめ合う2人。父親の問いただす声で、我に返るリン。ワン・ジョンは7年前からサンを好きだったが、まさかお前も恋情を抱いていたのか?と言う父ワン・ヨン。いや、リンだって7年前からだし。ワン・ジョンは今でもサンを好きなわけじゃないし。リンの脳裏にはウォンの顔が。自分の気持ちを断つように、目を閉じるリン。そして口を開きます。「私が恋情を抱けるような方ではありません」それを聞いて安心するワン・ヨン。リンはワン・ジョンがサンを好きなわけではないと言いますが、父親は聞く耳を持ちません。父が去った後、目を潤ませながら胸を押さえるリン。そうだよね、胸が痛いよね。(号泣)どいつもこいつも自分の利益ばかり考えやがって、リンの気持ちを考える奴は誰もいないのか(憤怒)そしていよいよサンとワン・ジョンの結納の当日、リンはウォンのところへ行き、破談にするように頼みます。この時点で、ウォンはウン・ヨンベクの娘がサン本人だとは知りません。しかし他でもないリンの頼みであり、ワン・ジョンの悪巧みに感づいているため、一肌脱ぐことになります。ウン・ヨンベクの館に行くウォン。ウォンは、顔を布で隠しているので、ウン・ヨンベクの娘がサンだとは気づきません。世子の姿でサンの目の前に現れたウォンを見て、彼女は驚きます。8話に続く。画像はすべてMBC公式インスタグラムより
2019/01/21
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リンが牢屋にいることをよいことに、サンに強引アタックするウォン。自分と一緒にいるときに、他の男のことを考えるなと言う彼に対し、サンは動揺します。「難しいわ。あんたの前で他のことを考えるのが。あんたは私の心を乱し、気まずい思いをさせる。だから、どいて」そういうサンの顔をじっと見つめるウォン。「私の前からどいて」というサンのことばに、「ああ」といって、サンの前から身体をどかせるウォン。物理的にどいてと言ったようですが、サンは心理的なことも含めて言ったんでしょうね。だ~か~ら~、リンのいない間に~抜け駆けはやめて~。様子をうかがっていた酒場にワン・ジョンが現れたのを見て、サンは父ウン・ヨンベクのもとへ急ぎます。7年前母を殺した刺客たちの一味にワン・ジョンがいるということと、彼らは世子を陥れようとしていると告げます。そしてリンがいなければ、自分は拷問を受けていたといい、父の力で彼を牢から助け出してほしいと頼みます。この時サンは、まだウォンが世子で、リンが王族のワン・リンだと知らないので、リンのことを、世子の護衛スインという男だと説明します。「その者に申し訳なく、心配でたまりません」というサン。「私の女人(恋人)だ」と言う言葉はインパクトありますよね。そう言ってサンの無実の罪をかばってくれたリンですから。サンを救ってくれたスインという人物を探るウン・ヨンベク。スインは実はワン・リンだと判明しますが、ウン・ヨンベクは、リンがなぜサンを救ってくれたのか理由が分かりません。どういう魂胆だって、そりゃあ財産家ですから、慎重になりますよね。大丈夫、リンはサンのことを大切に思っていますから。私が太鼓判を押します牢屋の中のリンは、見張りの兵士に「何かご不便な点は?」と聞かれて、「正直なところ、居心地が良い」って、なんて柔軟な人なの「牢暮らしが合っているようで、心穏やかだ」というリン。いい人過ぎてつらいです兵士が行ってしまってから、リンはサンとの時間を思い出します。3話で、サンをソン・インから守った時、「何者だ」「お前は誰だ」と何度も問いかけられたことを思い出すリン。あの時、屋根の上でサンに覆面を取られそうになったリンは、身をひるがえして消えましたが、その後、サンが帰るまでずっと見守っていたようです。積もっている雪を集めて玉にしているしているサンを、離れたところから見つめるリン。その時はもう覆面はしていません。なぜ外していたんでしょう。もし人の気配にサンが急に振り向いたら、リンだとばれてしまうのに。もちろん敏捷なリンですから、そういうことはないのでしょうけれど、少し不用心かな。そこがまた可愛いんですけどサンの問いかけに、リンは心の中で「答えられなかった。私が誰か…。問いに答えられる日は訪れぬだろう」と呟きます。サンが落とした雪の玉を、彼女が去ってから手に取るリン。彼の手の中でみるみる溶けていく雪の玉。そして彼の手の中には何も残らず、牢の中で再び自分の手のひらを見つめるリン。「そんな日を、夢にも描いてはならぬのだ」と自分に言い聞かせます。かわいそうなリン。(号泣)ウォンやウン・ヨンベクのはからいで大臣たちが動き、高麗王を説得して、ようやくリンが釈放されます。大急ぎでリンのもとに駆け付けるサン。挨拶もせずにリンの顔を触り、あざやケガがないか調べます。自分の代わりに拷問されたのではないか心配していたのです。そして「拷問されるかもしれないのに、なぜ口出しを?突然口を差しはさみ、”私の女人です”?何を考えて…とにかく警告しておきます。今後口出しは無用です」と言うサン。「誤解しないでくれ」と答えるリン。「だから誤解させないで」とサン。サンはなんだか、リンが自分のことを「私の女人だ」と言ったことがうれしいような感じがしますが、リンは世子を守るために言ったのであって他意はないと。ああ、キッパリ言っちゃうのね、リン。ほんとはサンのことが気になっているのに。サンはリンに、ウン・ヨンベクから預かってきた、リンと世子へのお礼の品を渡します。リンへは短剣でした。ウォンは世子だと名乗っていないので、直接贈り物を受け取れません。ハンチョンとしての自分へのお礼はないのかとだダダをこねます。その間に、サンからもらった短剣に見入るリン。好きな女性からの初プレゼント、うれしかったのかな~もう山に帰るというサンを、ウォンは必死に引き留めます。サンの希望を聞き、部外者は入らせない金果庭(世子の影の護衛を訓練している場所)に入れてやります。サンと話をしていたウォンですが、(黙ってリンはお茶を入れている)護衛の一人に呼ばれて、外へ。部屋の中に残ったのはサンとリンだけ。ふとリンを見上げるサン。目が合う2人。しばらく気まずそうに黙りますが、リンが「ハンチョンが別れが寂しい様だ」と言います。それはリンだってそうでしょうに。背中を向けてお茶を飲んでいたサンが振り返ると、顔をそらせるリン。サンは「長居すれば、別れが余計につらくなる。そうなると面倒なことになる」と答えます。サンは自分の気持ちに気づいていたのでしょうか。リンに惹かれつつも、ウォンを無下にすることもできない自分。何とかサンの気持ちを変えようとしているのか、リンは「八関会(ダンスパーティみたいなもの?)を見物しないのか」と聞きます。サンは見ても何も残らないといいます。ここからのリンとサンの会話シーンが、リンサン推しにとっての萌えポイント「思い出になる」というリンのことばを聞いて、彼を見上げるサン。見つめ合う2人。「思い出を残しても、何の役にも立たない」「思い出に浸ればいい。生きるのがつらく、心のよりどころが必要な時に。そのために残すものが思い出だ」リンのことばに、彼を見つめるサン。流れる甘い空気。外からウォンがいぶかしげに見ています。ほんと、このシーン好きです。リンの思慮深さに触れ、サンがまたぐっとリンに引き寄せられたシーンだと思います。サンは興味なさそうだった八関会、その中の王妃主催の採蓮会に、サンを招待しようとする、ワン・ジョン。そしてウォン。ウォンはリンにサンを連れて来いといいます。自分は当日まで王妃に見張られているので、代わりにリンに託すのです。「お前は分別がある。だから頼むのだ。私の想い人を連れて来いと。男である私が、男であるお前に」というウォンのことばに驚くリン。さっきの2人の雰囲気から、ウォンは恋する男のカンで何かを感じ取ったのでしょう。ああ、リンかわいそう。採蓮会に誘うと同時に、求婚もするワン・ジョン。サンが侍女として身分をごまかしていたことも暴露され、もうにっちもさっちもいかないことに。あんな奴のところに嫁ぐなんてと泣くピヨンを置いて部屋から出るサン。庭にはリンが立っていて驚くサン。リンはウォンの使いで、採蓮会への参加証を持ってきたのでした。これが最後かもしれないから参加するというサンを見つめるリン。参加証を見ながら「これで最後の思い出を作るのも悪くない」とサン。ただ黙ってサンを見つめるリン。翌日、準備のためにリンの家に来たサン。リンの妹ダンが手伝って、衣装を決めて着飾ったり、舞の練習をしたりします。サンが着替えている間、外でサンからもらった短剣を眺めているリン。いや、よっぽどうれしかったのね。サンが着飾って出てくると、あまりの美しさに息をのむリン。お互い意識し合いながら、舞のけいこをします。やはり曲が必要だとダンが楽士を呼びに行っているとき、リンはサンに結婚はやめるべきだといいます。「断るべきです。おやめに、サンお嬢さん」そういうリンを驚いた顔で見るサン。見つめ合う2人。この日、リンに「サンお嬢さん」と呼ばれた時のことを、サンはずっと覚えているんですよね。決定的に恋に落ちた瞬間かしら?7話に続く。画像はすべてMBC公式インスタグラムより
2019/01/21
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「王は愛する」のそれぞれの回に、リンサンカップル萌えポイントがあるのですが、この5話は特に大好きな場面があります。予告でそのシーンを見たとき、心臓がどっきーんってしましたよ。さて、そのシーンにいくまでに、まだひと悶着あるようで。ワン・ジョンやソン・インらは、自分たちが高麗王とウォンを仲たがいさせようと仕組んだ罠を、ウォンの配下とみなしたサンになすりつけようとします。ウォンは母親の王妃が、リンは父がかばおうとしますが、サンだけは何も知らずに母を殺した刺客のムソクにおびき出されてしまいます。そして世子ウォン専用の矢を作った職人たちが死んでいる場所にサンは居合わせてしまい、そこへワン・ジョンが兵士とともにやってきて、サンを捕えてしまいます。ほんと悪い奴ら。全部自分たちが仕組んだくせに、何も知らないサンのせいにするなんて。拷問所に連れてこられるサン。拷問道具を見ていると、こちらまで背筋が寒くなってしまいます。冷たい表情でやってくるワン・ジョン。彼を見知っているサンは、必死に申し開きしますが、彼は聞く耳を持ちません。世子の命令で職人たちを殺したのかと問うワン・ジョンに、サンは驚いて、「私の身なりを見てください。そんな方とは縁がありません」と答えます。この時は、ウォンが世子でリンが王族の子息とは知りませんから、当然の反応です。しかしワン・ジョンはウォンを追い落としたいため、サンの口からウォンに命令されたといわせたいのです。世子を知らないと言い張るサンの頬を激しくぶつ、ワン・ジョン。唇から血を流すサン。ここでサンは、ワン・ジョンが世子を陥れたいがために、こういう質問をするのだと悟り、「お望みの返答は何ですか?」と言います。ここのサン、おびえもせず、ジョンをにらみつけて肝が据わっています。離れた場所で尋問の様子を見る高麗王のところへウォンがやってきます。そしてサンへの尋問を止めるように頼みます。しかし高麗王は納得しません。サンへ焼きゴテが近づいているのを見たウォンは、「私が初めて心を寄せた娘です」と高麗王に告げます。そのころリンは王妃から、ウォンの代わりにお前が罠にかかれと命令されていました。尋問場へ急ぐリン。ワン・ジョンはサンに向かって世子に命令されたのかとしつこく聞いています。サンは「ワン・ヨン様のご次男は美男で有名ですが、その心も美しいか知りたかった。分かりました。私の師が酔って吐いたへど。その程度の人柄ですね」って、すごすぎる。怒り心頭のワン・ジョン。他の兵士がサンの目に焼きゴテを当てようとしたその時「私が命じました」リン様登場(号泣)ステキすぎて、うっとりしながら、何度見たかわからない、この名シーンまっすぐサンを見つめながら近づいてくるリン。見つめるサン。「証人たちを捕えさせたのも、この娘に指示したのも私です」と、ワン・ジョンに言うリン。なぜ口出しするのかと問われ、リンは、「私の女人です(내 여인입니다)」と。サンを見つめながら近づいてきて、血を流している唇に触れながら言います。「想い人が捕えられ、血を流しているのに、男として口を出さずにいられると?」このセリフ、王妃にウォンを助けるために、自分が罠にかかれと言われたから、仕方なくい言ったんじゃないと思うんですよね。もちろんきっかけはそうですけど、サンへの気持ちを自覚しつつあったリンは、毎日自分の気持ちを抑えるのに必死だったのでは?そんな時、サンへの気持ちを告げることができる好機に恵まれ、リンは心から、この言葉を言ったんじゃないかと思うのです。サンの心も、大きく揺れたような気がします。ステキなシーン(うっとり)それを見ていた高麗王は、道化芝居だとバッサリあんまりです結局リンとサンは、高麗王の命令で投獄されることに。いや、リンもサンも濡れ衣でしょ。というか、ウォンが必死に2人をかばっているのに、高麗王は聞く耳持たず。いや、もっと公平に冷静に裁きましょうよ。この後、アロマオイルマッサージのような施術をしてもらいながらブヨンに、「世子には命がけで守ってくれる友がおり、女人もいる」って愚痴る高麗王。かっこ悪いです。目の前の幸せに気づかないから、幸せになれないんですよ。で、高麗王は意地悪にも、ウォンに「どちらか1人を助けてやるから選べ」と言います。ほんと意地悪。でも、ウォンはあっさり、サンを選びます。もうちょっと苦悩しながら考えるのかと思いきや、ほんとうにあっさりと。牢屋に向かう途中、サンを拷問場から引っ張っていった兵士を見つけ、殴る蹴るの仕返しをします。「再び、私の者に指一本触れてみろ。今度こそ命はない」って、こわ~~~。感情的になりすぎ。サンがすきなのはわかりますけど、兵士にはとばっちり以外の何ものでもないです。ウォンはまずリンのところに来ます。どんな状況でもあわてず騒がず、クールなリンウォンはサン(ソファ)を助けるとリンに告げます。サンがひどい目に遭っているのを見るのは耐えられないと。リンは、自分は唯一の友で信頼できる臣下では?とウォンに聞きます。ウォンもそれを認めながら、笑えるよなと言い、2人して笑い合います。サンへのウォンの気持ちがますますわかり、リンは自分の気持ちを押し殺そうとするんでしょうね。ウォンのはからいで牢屋の外に出たサンは「私と一緒に捕えられた男は?」とリンの心配をします。牢の中で、もしかしてサンはずっとあのシーンを思い出していたのかしら?(きゃ~)牢から出たサンを待っていたのは、ウォン。雪が降り始めた中、切ない表情でサンを抱きしめます。あ、リンがまだ牢屋の中だからって、抜け駆けだよ~ウォン。「何をするのよ」というサンに「雪で足が滑った。しばらく寄りかかる」というウォン。足が滑るほど積もってませんけど、雪(これがリンだったら、なんて言って抱きしめるのかな~って、しばし妄想)サンとウォンたちは、世子の矢を盗んだ黒幕を探すことに。それにかこつけて、サンとのデートを楽しむウォン。まっすぐ見つめるウォンの視線に、抱きしめられた時のことを思い出し、とまどうサン。だからリンがいない間に、ずるいってウォンリンがいない今だけだよ!リンが牢屋から出てきたら、そっこーでサンの気持ちをかっさらっていくんだから。(リンサン推しの独り言)そのころ、牢屋のリンのところには、ウォンの手配で布団などが入れられ、リンの父と妹ダンからは豪華な弁当が差し入れられていたのでした。弁当は警備の兵士たちの分もあったようで、リンの父の配慮がよくわかります。また弁当を一目見たリンが、「ダンだな。私の妹」という時の表情が柔らかくて好きです。妹ダンとの関係が良いことがよくわかるからです。ウォンとサンは黒幕がいると思われる酒場へ。以前(3話で)、ウン・ヨンベクがワン・ジョンと会った料亭です。サンは、ウォンにそこで何者かに助けられた話をします。サンの素性を調べていたリンなのですが、彼女は気づいていませんでした。リンからたぶん報告を受けていたウォンは「ここだったのか」と独り言。しかししきりにそのとき助けてくれた男(リン)の話をするサンを見て、複雑な表情になるウォン。「なぜなんだ。なぜ私の前で他の者のことを考える。私には無理だ」そういい、サンを見つめるウォン。いや、だから、リンはまだサンのかわりに牢屋にいるんだって。ウォン、そんなことを言ってる場合?確かに牢屋の中で快適に過ごせるようにしてはくれたけどね、でも…。見つめ合う、サンとウォン。6話に続く。MBC公式インスタグラムより
2019/01/20
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高麗王が狩りをしていた荘園で、王を狙って矢が放たれました。その矢は、世子が使う印が入ったものでした。高麗王とウォンを仲たがいさせるために、ソン・インらが仕組んだのです。耳をかすめて飛んできた矢に驚く高麗王。そこにウォンがやってきたものですから、すっかり彼が矢を放ち、自分を殺そうとしたと思い込み、恐れます。世子専用の矢を作る職人から奪われた矢を、リンは盗賊から1本取り戻していて、手に持っていました。ウォンを恐れる高麗王を見て、リンはウォンの馬めがけて矢を放ちます。落馬し、手にけがをするウォンを見て、高麗王は自分めがけて矢を放ったのはウォンではなかったと安堵するのでした。あの状況でそういう判断ができ、ちゃんとウォンの馬に矢を当てることができるリン、ステキです高麗王と世子ウォンを狙った者がいるということで、近くにいたリンはすぐつかまってしまいます。しかしウォンのおかげで助かります。お互いを信頼し合った2人の関係が美しいシーンです。リンは、世子の矢を奪った者たちの他に、高麗王が狙われた荘園内にいたサンを探そうとします。ウォンがサン(この時はソファと名乗っている)の名前を必死に思い出そうとしているとき、リンは彼女の人相書きを描いているんですが…。あんなに美男で聡明で武術に長けているリンですが、絵を描くのは苦手だったんですね。似ても似つかない人相書きが出来上がっていましたが、本人は「そっくりでは?」って。そこがまたかわいくてこれ↓ サンが見たら怒るだろうなMBC公式インスタグラムよりこの絵を渡されて、探せと命令された護衛も迷惑な話ですよね~。ウォンがサンのことを思い出しながら、「王宮に大きな鳥かごを置いて、あの娘を入れれば毎日笑って暮らせる」というのですが、リンは「閉じ込めれば死んでしまう鳥も」と諫めます。するとウォンは「大きな庭を与えればいい」と答えます。広さではなく、閉じ込められる、自由がないことが耐えられない鳥(サン)もいるのだと、この時はまだウォンは気が付かないのですね。リンはこの時すでに、サンの気質を見抜いたのでしょうか。リンもまだこの時は、ウォンのそばで彼を守ることに力を注いでいたように見えるのですが。サンがダンに連れられて、世子の私兵を訓練する場所(ウォンとリンもたまに寝泊まりする)に来た時、正体不明の娘だから気をつけろというリンに、「飽きるまで正体を隠して会う」と言うウォン。この時リンはまだサンを疑っていて、ウォンの身の安全が最優先だったようです。といいつつ、世子の矢を盗んだ者をウォン、リン、サンの3人で探している途中、屋台のお菓子を買ったり、競争したり、次第に打ち解け合う姿がほほえましいです。そして有名な橋の欄干のシーン。欄干に上り歩くサン。見守るウォンとリン。バランスを崩したサンにウォンは手を差し伸べます。リンもとっさに手を差し伸べるのですが、いつもウォンの後ろにいるので、サンは気づきません。リンは少し顔を上にあげ、陽射しにまぶしそうな表情をします。そこへピンク色の花びらが飛んできて、リンの手のひらから、サンのところに飛んでいきます。象徴的な美しいシーンです。その夜、3人で酒を酌み交わせているとき、酔いつぶれたサンが、7年前の後悔をつぶやきます。「もしもあの時、奥様のそばを離れなければ、誰も死ななくて済んだのに。誰も馬車を離れるなと教えてくれなかった」といって寝てしまいます。それを聞いたウォンは苦しい表情で、「私がお前たちに危険を知らせて見物を辞めていれば皆死なずに済んだ」とつぶやきます。確かにウォンの言う通り、あの時リンが進言したようにすぐ役人に知らせていれば、もしかしたらサンの母は助かっていたかもしれません。ただ、サンも母と一緒にいたら、あの凄腕の刺客の腕ですから、サンは侍女と間違われて殺されていたかも。運命はどう転ぶかわかりません。ところで、このシーンのリンの斜め横顔、鼻筋がすっと通っていて美しいです。リンというか、ホン・ジョンヒョン氏って、鼻が高いので、横顔や斜め横顔がとってもきれいなんです。鼻筋は白く、他の部分は陰になっていて、鼻の形の良さを物語っているというか。いや、惚れ惚れ見とれてしまいます椅子で寝込んでしまったサンをおんぶして寝台に連れてきてやるリン。丁寧に頭を支え、足もそっと寝台にあげてやります。優しい~ウォンはサンの寝顔を見つめ、寝ながら泣いているサンの涙をそっと拭いてやります。サンの母親を見殺しにしてしまった罪悪感は相当なものなんでしょうね。その様子を見守るリン。3人で過ごす時間が長くなるほど、打ち解けても来ますが、心に秘めた想いもまた膨らんできて、どんどん切なく苦しい状態になってくるんでしょうね。見ているこちらも切ないです。(ドラマ視聴中は私、韓国の高麗時代にタイムトリップしてますから、観終わった後の疲労感が半端ないです)5話に続く
2019/01/18
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剣術のけいこをしながら、サンのことを思い出しているウォン。先日呼び出した飲み屋では、自分のことを口外すれば殺すとぶっそうなことを、サンに言われていたのです。それに対し、いつでも殺していいと返答するウォン。すると「いらない、まずいから」とウォンに言い、犬に向かって「お前がお食べ」と言い放つサン。厳しい~母親を殺されてから侍女として身を隠してきた境遇からいえば、シビアにならざるを得ないのかも。それがよほどショックだったと見え、剣術のけいこ相手にムキになるウォン。まだまだ修行が足りません。後でリンに「犬とは?」と突っ込まれていました。そんなリンにウォンはサンと会いたいと伝えます。反対するリン。相手の正体が不明だというのです。さすがリンは冷静もう少し詳しく調べるといいます。が、ウォンは「あまり近づくな」と。リンの正体がばれれば、自分が世子だということもばれるから…と言いたそうだったウォン。といいつつ、ほんとうは恋する男のカンで、サンにリンを近づけたらまずいと思ったのかも。「遠くから探れ」「言葉も交わすな」と言っていますからね。やっぱり嫉妬でしょうね。リンはもともと思慮深く聡明だったとは思いますが、そのほかに環境もあったのかもしれません。ウォンの母は元の皇帝の娘で、16歳で39歳の高麗王(ウォンの父)に嫁いできています。いわゆる政略結婚ですよね。それでも王妃は高麗王を慕っていたのに、当時高麗王には正妃と長男がいました。リンの父、ワン・ヨンの妹でした。王妃に疎まれた正妃と長男は王宮から追われているのです。なので、リンの父は、「用心に用心を重ねろ」と注意します。そういう環境もリンの性格を形成していったのでしょう。そしてサンとリンの関係を決定づけるような出来事が起こります。(このシーン大好きすぎて、何度見たことか)サンは夜、出かけていく父ウン・ヨンベクの姿を見かけ、不審に思い、後をつけます。サンの後を、リンがつけていきます。大きな料亭のような店に入っていくウン・ヨンベク。サンは従業員のふりをして、父が誰と会っているか探ります。ウン・ヨンベクはリンの兄、ワン・ジョンと会っていました。ジョンはサンとの結婚を申し入れたのです。が、リンと違って、このワン・ジョンってやつ、めちゃくちゃ嫌な奴なんですよね。王族であることを鼻にかけて、エラそうだし、酒は飲むわ、女は買うわで、最低な奴。しかもサンとの結婚はウン・ヨンベクの財産が目当てという最低な奴で。もともと7年前、サンの母親が強盗に殺された事件も、ワン・ジョンがサンを助けていいカッコして結婚の申し入れを…という筋書きだったんです。しかし偶然、侍女ピヨンをサンだと勘違いしたワン・ジョンの言動により、サンは侍女として生きていくことになるわけです。ほんとこいつのせいで!と怒り心頭。そんなワン・ジョンとその取り巻きたちと父の会話をこっそり盗み聞ぎするサンの気配を、取り巻きの一人であるソン・インが気づきます。部屋の外に出て様子をうかがうソン・イン。しかし廊下には誰もいません。間一髪でリンがサンを別の部屋に連れて行ったのです。ソン・インはその部屋に入り、くせ者を探します。机の下にはリンに口をふさがれたサンが。ソン・インをまいて、2人きりになったサンとリン。リンは忍者のような格好で顔を隠しているので、サンには誰かわかりません。サンから離れて去っていこうとするリンを追いかけるサン。「何者だ」と聞くのですが、口は隠れていても、顔の上半分は見えているので、十分リンってわかりそうなものなんですけど…。予想外だからわからないのかなぁ~。ウン・ヨンベクとワン・ジョンのいる部屋の隣の部屋で、2人でもみ合うんですけど、そんなことしてる場合?とヒヤヒヤ。音を立ててしまい、再びソン・インが気づき、部屋をのぞかれます。窓が開いていて、逃げたとわかったソン・インは執拗に追いかけてきます。リンは屋根で、屋根からぶら下がっているサンの手をつかみ支えています。すんでのところでソン・インに見つからなかった2人。リンは勢いをつけてサンを屋根の上に引き上げます。勢いあまり、サンを抱きしめるリン。うらやましすぎ。この時の抱きしめられた感覚が、その後のサンの気持ちを育んでいくのですが、それにはまだ時間がかかるようです。この後、リンの人となりがよくわかるシーンが出てきます。ウン・ヨンベクとワン・ジョンの密会をウォンに報告するリン。ウン・ヨンベクの財産が目当てなのは、ワン・ジョンが世子の地位を狙っているからではないかとわかるんですが、ウオンは自分は元の血が混じっているけれど、ジョンは純粋な高麗の血だから、民も喜ぶだろうとリンに言います。それに対してリンはこう答えるのです。「”血”で分かるのですか?どれだけ民を慈しむかは、”血”では分かりません。誰もが同じ赤い血を持っています。それゆえ私は血ではなく人を見ます」惚れてしまうやろこういう公正な判断ができるリンって最高(べた褒め)ウォンは真顔で聞いていましたが、心の中ではきっと喜んでいたでしょうね。リンの家に泊まるとウォンはいい、そして付け加えます。「お前を選ぶ」「はい?」「世継ぎの座を譲るとしたら」いいですね~信頼関係で結ばれた2人の友情相手の身分や財産などは関係なく、お互いの人となりを信用して結ばれている友情なんですよね。これから先のウォンとリンに起こってくる出来事を思えば、まだ幸せな時期だったんだなぁと。「顔は見られていないな?」と言いつつ、寝室に消えたウォンを見送り、廊下に佇むリンは、先ほどのサンとのやり取りを思い出しています。「最初から私を助ける気だったの?私を心配して?」とリンに言うサン。答えられないリン。「お前は、誰だ」と、リンの覆面をとろうとするサン。それをよけて身をひるがえすリン。同じ頃、実家でピヨンとお酒を飲んでいたサンも、リンとのことを思い出していたのでした。高麗時代って香料とかあったんですよね?リンは身分が高いので、自分のお気に入りの香りとか身につけていなかったんですかね。あれほど近くにいて、まして抱きしめられたのですから、相手の香りを感じたんじゃないかな~。助けてくれたのがすぐリンだと分かってしまっては、その後のストーリー展開が変わってしまったかもですが。翌日、リンの家で目覚めたウォンとリンが庭で話をしていると、使用人が働いているところにサンの姿が。驚くウォンとリン。サンは自分に結婚の申し込みをしたワン・ジョンの人となりを探りに来たのでした。使用人の女性がワン・ジョン、ワン・リンについて語ります。長男は結婚して分家しているとのことで、長男が出てこない理由がここで判明。「3番目の若様がかなりの美男子よ。絶世の美男」という使用人。そうでしょう、そうでしょう。重ねて人柄を聞くサン。次男は人柄がよくないという使用人。三男のリンは、自分の世界に浸っていて、何も見ていないとのこと。リンらしいです。それを聞いて「なら、女人も眼中いないわね」というサンの言葉を聞いて、何か言いたそうな表情のリン。この表情がツボです使用人から離れ、なおも探りを入れているサンに近づくウォン。ウォンの姿に驚くサン。ワン・ジョンの姿を遠くから見て、あれは誰かと尋ねるサンに、「次男のワン・ジョン」だとウォンは教えてやります。「三男は?」というサンに、ちょうどやってきたリンを指さし、「こいつが三男を知っている。三男と親しいんだ」って、本人やんリンを見て、少し動揺するサン。やっぱりサンはリンのこと意識しているんじゃないでしょうか?絶世の美男なんだしと思っていたら、リンの妹ダンが現れ、正体は隠したままウォン、リン、サンと4人でお茶を飲むことに。サンがお茶をこぼしたのをウォンがかばい、やけどをします。とっさにふきんをとろうとしたリンよりも早く、サンがふきんをとり、ウォンを介抱します。先を越されて動揺するリン。ウォンに思いを寄せるダンもまた動揺していました。しかし、このダンというお嬢様、性格がいいのでよかったです。ヒロインと恋のライバルになる女性って性格が悪いっていう印象だったのですが、このダンは育ちがいい素直な女性でした。少々泣き虫ですが。リンがかわいがるのもわかるな~って感じ。そして舞台はウン・ヨンベクの荘園に移ります。高麗王、世子、ワン・ジョン、ワン・リンらが参加しての狩りが始まります。そこにサンもいて、母親を殺した刺客を見つけます。この狩りの場で、高麗王と世子の中を決定的に引き裂こうという者たちの悪巧みが仕組まれていて…。ウォンを守るべく、リンが窮地に立たされるのでした。回を追うごとに、ブログが長くなりすぎて4話に続く「血より人を見る」とリンが言う、名シーン↓MBC公式インスタグラムより
2019/01/17
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さて、ちぎれたつり橋につかまったまま、リンはウォンと仲良くなり始めた時のことを思い出します。リンの父が「孤独な方だから、友のように接しろ。だが真の友ではない。王になられる方だ。友にはできぬ」といい、リンは「当時は父の言葉の意味が分からなかった。だが思いを途中で止められようか」と思っています。んんこの時の「思い」って、リンの誰に対する気持ちなんでしょう。最初見た時は、リンのウォンに対する気持ちだと解釈したから、リン→ウォン→サンという恋愛模様だと思っていたんですよね。それはそれでリン、切ないし、リン推しとしては萌えるシチュエーション。でも、今思えばすでに7年前からサンのことが好きだったリンが、ウォンがサンを好きだとしても、サンへの気持ちは途中で止められない」ってことだったのかも。その間もずっとつり橋につかまっているリン。サンはさっさと立ち上がって、先に行ってしまうし、ウォンはいつまでも転がっているし。リンを助ける人はなく、自力で這い上がったリンは、ウォンを助け起こして「大丈夫ですか」って言ってるし。か、か、かわいそう。誰かリンを助けてよ。ようやく酒がある洞窟に到着し、薪を集めてくるというリンにウォンは、サンのことを誰かわからないのかと聞きます。不思議そうな顔で「ええ」というリン。ウォンはすでにイ・スンヒュ先生のところで、7年前に出会った少女だと気づいていたのですが、リンはほんとに気づいてなかったのかな。ウォンにサンの素性を聞いて、再び回想するリン。サン(ここでは入れ替わったピヨンのことをサンだと思っている)に母親の遺言を伝えようと、サンの屋敷に忍び込んだリンが、泣きながら死者を弔っているサンを見て、「私が先に見た。その娘は泣いていた。私が先に手を握りたかった」と思います。最初このシーンを見た時、リンが手を握りたかったのはウォンでは?と思ってしまいました。いくら友といってもやはり相手は世子。なので、手を握るなんてできなかったのに、いきなり登場したサンにウォンの手を握られたという悔しさ…という解釈。ブロマンス脳でしたねやっぱり何事も先手必勝のウォンに比べ、リンって後手後手になっちゃうのよね。かわいそう。でも、薪を集めてきた後、(その間にサンは酒を探しているが、ウォンは何もしていない)寒いといっているサンを前に、上着を脱ぐリン。サンはてっきり自分にかけてくれると思い、「あなたも寒いのに悪いわね」と言って、着せてもらおうとするけれど、リンはウォンに上着をかけるという芸当をしてくれて。サンがあきれていました。ということは、サンはリンが彼女に優しくしてくれると思っていたのでしょうか。リン優しいからねー。あまりの寒さに、サンは置いてある焼酎を飲んで暖を取ろうと提案します。が、「先生のお酒を飲んでも?」というリン。真面目過ぎるそこがいいんだけど。(べた褒め)この後も、リンが焼酎の甕を開けて、最初に酒を持っていくのはウォンのところ。サンはいぶかしげな眼で見てこういいます。「2人の間柄は友というより、ひそかに慕い合う…」即座に否定するリン。なんだかその後の3人を思うと切ないです。焼酎を一甕全部飲んで酔いつぶれて寝てしまったサンに、ウォンは自分が羽織っていたリンの上着をかけてやります。彼女の頬に手を当て、「冷たい」というウォン。リンは「手が暖かいのでは?」と身もふたもないことを。ウォンはサンの横に寝転んで、リンを反対側に寝ろと指示します。両側からサンを温めてやろうという考えなのですが、リンはいまいちピンとこない様子。ほんと恋に奥手なのね。意識して離れて寝転ぶリンに「くっつけ」というウォン。素直に従うリン。サンの顔を愛おしそうに見つめて微笑むウォン。リンサン推しとしては、リンの奥手ぶりに歯がゆいやら、可愛いやら。翌朝無事に酒甕をもってイ・スンヒュ先生の家までたどり着くのですが、あの落ちたつり橋のところはどうやって越えたのかという疑問が。(笑)そうやって3人が酒甕探しに奔走しているころ、王宮では世子を追い落とそうとする勢力と、守ろうとする王妃の勢力とがせめぎ合い、お気楽そうに見えるウォンも、案外つらい境遇なのだということがわかります。でもね、王妃様、リンに当たるのはやめてほしいです。そりゃ、我が子を陥れようとする輩には腹が立つでしょう。でもリンはウォンを守る立場にいるんですよ。いきなり金属のつけ爪で殴るなんて。リンのけがを見たウォンは薬を持ってきてやり、うまく濡れないリンに代わって塗ってやろうとするブロマンスシーンリンサンカップル推しの私でも、って思っちゃいました。素直にされるがまま目を閉じて薬を塗ってもらっているリン、最高ですこの後、ウォンはサンのことを話すんですが、リンは誰のことかわからなかったようで、この時はウォンはすでにサンのことを想っているのに、リンはそれほどでもないのかしら?なんて思いました。サンよりもウォンのことが大切で守らなければと思っていそうです。それがサンに会い続けていくうちに、リンの心の中を占めるウォンの存在が、どんどんサンに侵食されていくのかなと思うと、それはそれで切ないです。ただ、サンが実家に帰る先々でウォンの護衛たちがサンを守るシーンを見ていて、ウォンは最初、サンを女性として好きになったというより、自分のせいでサンの母親を守れなかった負い目から、サンに優しくしているのではとも思いました。サン(ソファと名乗っている)の正体を調べるべく、リン自らサンの家に忍び込んでいるのですが(ホン・ジョンヒョン氏、鼻の頭が赤くなってて寒そう)、サンを見かけた時のリンが淡く微笑むのですが、その表情がいいなぁ~サンを飲み屋に呼び出し、これからも会い続けるべきだというウォン。戸惑うサン。そして部屋の外で話を聞いているリン。サンは遺言を伝えてくれたウォンのことを覚えていて、ずっと感謝していたと告げます。ということは、サンの心の中に7年間ウォンがいたってこと?後ろで立っていたリンのことは?と、出だしはリンに不利な条件が多いストーリー運びなのでした。3話に続くmbc公式インスタグラムより
2019/01/16
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リンとサンの愛の軌跡を追う”独断と偏見”日記、始めます。ドラマを最後まで見てからの感想なので、未見の方はネタバレ注意です。このドラマ、タイトルが「王は愛する」でオープニングでウォンがサンにキスしようとしているシーンが流れるのですが、もうそれだけで、『え?オープニングでネタバレ?三角関係のストーリーということだけど、オチがオープニングでわかるってこと?』と頭の中がでいっぱいに。でも、1話からもう一度見直してみると、そこかしこにリンサンカップル推しにとっての萌えポイントが目白押しでした最初の出会いはサンが12歳の時、サンの母親が盗賊に襲われて亡くなった時です。さすがにその時は、ウォンやリンを意識することなく、ウォンが伝えてくれた母の遺言を泣きながら聞き入るのみです。(子役もリン役の子の方が好きです。ウォン役の子も可愛かったけど)しかし7年後、身分を偽って学者イ・スンヒュの下で暮らすサンの前に、ウォンとリンが現れた時、サンの気持ちにかすかな変化が見られます。サンは生意気なウォンに反発し、物静かなリンに一目置いているように見えます。かすかにリンを意識しているのでしょうか。例えば、イ・スンヒュ先生の前で、サンを介してウォンとリンはやり取りをするのですが、サンを女だと馬鹿にするウォンに比べ、リンはサンにも礼儀正しい態度で接します。サンの冗談に微笑んだ後、「先生のご高見をうかがう術は?」と冷静に問いかけ、微笑みながら頭を下げるリンをサンはまぶしそうな表情で見つめます。『お、サンは紳士的なリンを意識してる』とうれしくなりました。いや、紳士的なうえにイケメンですもの不注意でイ・スンヒュ先生の大切な酒瓶を割ってしまい、サンが険しい山の上まで同じ酒を求めに行くときも、金を出すというやや卑怯な手を使って同行を提案するウォンと、誠実な条件を出して同行の許可を取るリンは対照的でした。いやー、散々女だと馬鹿にしておいて、「女人を1人で危険な所に行かせるわけにはいかぬ」って、あんたどの口がそういうのよ!って画面に向かって言いたくなりました。(ウォンペンさんごめんなさい)対してリンは「我々は体力があり、足手まといにはなりません」「1人で登るのは初めてでは?」「頼ってください」「私に」という礼儀正しくて紳士的なセリフの数々。惚れてしまうやろそして酒が手に入った時はどうするのかとサンに聞かれると、全部よこせと言うのではなく、「一杯だけ分けてください」といい、サンに頭を下げるリン。それでようやくサンの許可を取り、ウォン、サン、リンは山の上まで一緒に酒を取りに行くことになります。途中、ボロボロのつり橋のところで、先頭争いをしていがみ合うウォンとサン。そんな場合じゃないでしょと思いつつ見ていると、さすがリンは2人を諫めます。そして大きくつり橋が揺れサンがバランスを崩したとき、その背後で支えるリン。いやもうドキドキしっぱなしウォンも振り向いてそれを見て、「おや?」なーんて。いよいよつり橋の綱が切れ、猛ダッシュで走る3人。やっぱり先頭が有利ですよね。ウォンは向こう側の山に着いたものの、サンとリンはちぎれたつり橋につかまっている状態。ウォンは手を差し伸べてサンを引き上げようとしますが、サンの下にいるリンも、サンの足裏を持ち上げて、彼女を助けようとします。リン、一番危険な状態なのはあなたなのに。勢いよく弾みをつけてサンを引き上げたウォンは、サンと抱き合う格好に。唇が触れそうなほど近づいたウォンとサン。それを見守るリン。(まだちぎれたつり橋につかまっている状態。早く彼を助けてあげて)ここでウォンはサンを意識し始めたのではないかな~って感じたのですが、8話でリンが最初からウォンはサンに心を寄せていたって言ってたけど、このシーンがあるからほんとかな~って思ってしまったんですよね。2話に続く。mbc「王は愛する」公式インスタグラムより
2019/01/16
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韓国ドラマ「王は愛する」にすっかりはまった私。毎日OSTを聴いたり、メイキング動画を見たりしています。お話は一人の女性をめぐって、2人の男性の友情に変化が訪れるという内容。男性の一人が世子(王の跡継ぎ)だったので、家臣たちの権力争いも盛り込まれ、3人の恋愛模様にさまざまな影を落とすというというストーリーです。で、その3人というのが、世子のワン・ウォン(イム・シワン)と彼の唯一の友人であり護衛の王族ワン・リン(ホン・ジョンヒョン)、豪商ウン・ヨンベクの娘サン(ユナ)です。シワンは「未生(ミセン)」で頼りないサラリーマン役を好演していました。美青年だわ~って見ていたんですけど、ウォンはちょっとお年を召したって感じ。世子役だから貫禄あるようにしているのかしら?特筆すべきはワン・リン役のホン・ジョンヒョン氏かしら。彼は「麗 花萌ゆる8人の皇子たち」で主人公のワン・ソ(イ・ジュンギ)を敵視するワン・ヨ役。めちゃくちゃ嫌な奴の役で、憎々し気な表情をしていたので、「王は愛する」を見始めて最初は、ワン・リンがワン・ヨを演じたホン・ジョンヒョン氏だと分かりませんでした。さすが俳優。回を追うごとに、物静かで自分の感情を押し殺すワン・リンにすっかりはまってしまいました最初は1人の女性を2人の男性が取り合うシチュエーションってありきたりすぎるから、ウォンはサンが好きだけど、リンは実はサンではなくウォンが好きだったというオチがいいなぁ~と想像していましたが、お話が進むにつれて、主君であるウォンへの遠慮から、サンへの気持ちを押し殺すリンの苦悩という設定にすっかり夢中になってしまいました。ホン・ジョンヒョン氏すごい(べた褒め)。サンが選ぶのはウォンかリンか?というのが、お話の大筋なのですが、ラストまでぐいぐい引っ張っていくストーリー展開はさすが、韓ドラ。リン推しの私としては、サンがリンを選んでほしかったのですが、自分の気持ちに正直なウォンに比べ、リンの気持ちはなかなかサンに伝わらず、ドキドキしながらリンサンカップルを見守っていました。サンのリンへの気持ちの動きを最初から詳細に見ていく作業に没頭する今日この頃。ウォンのストレートな愛情表現に、リンはやや押され気味だなぁ~と思いつつ、節目節目にラッキーなシチュエーションになるリン。(リン推しの私の目にはそう映る)リンサンカップルの心の変遷を追うブログを、ぼちぼち書いて行こうかなと思っています。
2019/01/16
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お久しぶりです。生息しています。K-POP熱が冷めて、韓国語に触れることも少なくなっていた2018年でしたが、秋に再熱してしまいました。TVの番組表を何気なく見ていて、ふと目についた韓国ドラマ「다시 만난 세계(ひと夏の奇跡)」を見始めたのですが、あれよあれよという間にはまってしまい、その後見始めた「마녀의 연애(魔女の恋愛)」に至ってはdvdを購入し、今は「왕은 샤랑한다(王は愛する)」なしでは毎日が過ごせない状態。やっぱり素地があるってこういうことなのね~と妙に納得。こんなに立て続けに韓ドラを見られたのは、やっぱりアジアドラマチックTVのおかげかな。「다시 만난 세계(ひと夏の奇跡)」(2/2~)も「마녀의 연애(魔女の恋愛)」(1/26~)もまたアジドラで放送されるようなので、韓ドラ好きで未見の方は要チェックですよ~ひと夏の奇跡魔女の恋愛王は愛する
2019/01/14
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