2003年03月29日
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 初めて自分で「あなたが好き」と伝えたのは、22才の冬の初め。
 同じ職場に勤めていた彼。

 その頃わたしは1校目の産休代替を終え、病院の病棟の受付(クラークと言っていた)のアルバイトをしていた。

 レントゲン技師だった彼は、わたしより4歳年上。病棟の患者さんのレントゲンの予約その他で、たびたび彼と顔を合わせる機会が多かった私。背が高くがっちりした感じで、白衣が似合っていた。

 2校目の産休代替のはなしがあって、私は病院をやめる事になった。最後の日・・・・だったかな、私は意を決し電話帳を調べ、彼に電話をした。自宅からはつながらなかった。出先の公衆電話を持つ震える手。受話器から聞こえた彼の声。

 ためらいながら思いを伝える私。ためらいながら、待ち合わせの約束をする彼。待ち合わせの場所にやってきた私服の彼は、妙に大人に見えて。

 それから何度か会い、後ろ髪を引かれるように実家に帰った私に年賀状が送られた。産休代替で赴任した先からも何度か会いに行った。・・・でも・・・。


 自然消滅。
 結局強い結びつきではなかったのだと思う。



 「純」の字がつく彼。今はどこでどうしているのか。







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最終更新日  2003年03月30日 02時56分23秒
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