2003年09月05日
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 毎月購入している健康雑誌がある。
 仕事上便利に利用させてもらっている本なのだが、数ヶ月前「閉鎖療法」という事で紹介されていた治療法が、私の疑問をすっきりさせてくれた。

 簡単に説明すると、「消毒薬も、ガーゼも使わず、傷を乾燥させない治療法」・・モイストヒーリングともいう。

 この仕事をしてもうすぐ20年になろうとしているが、ずっと疑問に感じていたことがあった。

 「傷に当てたガーゼを交換する時、せっかく再生させた皮膚が壊されてしまう・・・・」「膝やひじはカサブタが割れやすいんだよね・・・だから治りにくいんだけど・・・・」

 同業者の多くはきっと「傷を乾かしてね」「カサブタを無理に取らないでね」と子供たちに言っているだろう。

 しかし、手当てをしながら思うのだ。
 「この元気者たちがおとなしくしているわけがない・・・。」   結果カサブタは何度も割れることとなる。



 こうできたらいいのにと思ってはいたが、細菌感染や化膿することを考えると、現場では「乾かして」としかいえなかった。でも理論的に説明がつくこの治療法に納得した。

 でも現場では出来ない。あまりにも従来の考え方と対極なので・・・つまりまだ一般的ではないのだ。

 しかしその方法を試す機会は意外と早くやってきた。   ・・・・自分がスライサーで指先をスライスしてしまった。

 結果は、驚きと納得。

 皮下組織まで剥き出しとなった私の親指の先は怪我をしてから翌々日には全く普通に料理が出来るほどに回復していた。勿論外見的に全く元通りになったわけではなかったが、驚異的スピードで皮膚が再生した。

 この方法が一般的なものになれば、不自由な時期はあるがこれまでよりはずっとはやくきれいに傷は治る。しかもそれは、痛む期間も短くしてくれる。

 現場では使えないが、少しずつ啓蒙活動はしていきたい。






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最終更新日  2003年09月05日 11時16分26秒
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