寺山修司倶楽部
2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
4/29放送時は1960年代末、詩作、演劇、映画、果ては競馬評論まで、手段を選ばず、時代を挑発した寺山修司は、若者たちのカリスマだった。 当時の若者はいわゆる「団塊の世代」、就職、進学で100万人を超える若者が故郷を離れて東京に集まった。映画館、喫茶店、銭湯が乱立し、街は巨大な学園祭の様相を呈する。フォークブーム、ヒッピー、アングラ演劇、学生運動。かつてないムーブメントが首都を席巻した。 寺山は全国から「家出人」を集めて、演劇実験室「天井桟敷」を結成。「見世物小屋の復権」を掲げて世間の良識を挑発した。「一寸法師の身長は10メートルでも、2センチでもいいじゃないか」。寺山はいわば時代という見世物小屋の興行師だった。 しかし1970年になると、寺山たちの祭りは大阪万博という国家による祭典にとって代わられる。学生運動は終息に向かい、団塊の若者達は次々と長髪を切り、背広に着替えていった。寺山的興奮はその後の管理社会の進展のなかで忘れられていく。 今年は「天井桟敷」が結成されてちょうど40年。団塊の世代は定年退職を迎えている。番組では寺山の作品、美輪明宏ら同時代の「同志」の証言、そして60年代末の若者の風俗、データを織り交ぜて、「戦後の最盛期」ともいうべき時代を振り返る。
2007.04.29
コメント(0)