TESTAMENTO

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2021.01.01
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カテゴリ: 考えたこと
2020年の師走は、医療崩壊への危機を実感しながら過ごすことになった。
 1年前に新型コロナウイルスとしてパンデミックの始まりが告げられ、人間社会の各地に混乱が波及していった。

 人間は地球上に満ちあふれ、生物界の頂点に立つとして、やりたい放題に過ごして来た。
 億年単位の地球上の歴史の中で見れば、小賢しい小型哺乳動物の姿が見えてくる。
 言葉、文字、紙…と情報伝達や蓄積で、群れ社会としての能力を高め、産業を起こし進め広め、数千年の我が世を誇ってきた。
 情報分野はデジタル化により空間と時間を狭め、処理能力は更に量と質を新次元にまで高めつつある。
 科学技術の蓄積は、もはや自分でコントロール出来ないまでに大きな能力となっている。

 そこに「新型」ウイルスという「生物と無生物の間」の微細な存在が現れ、浸透して来た。
 3密高効率化で成り立ってきた社会は、その在り方を変えなければウイルスとの共存社会を目指すことは困難だろう。


 持続可能社会を唱えながら、デジタル化推進と再生可能エネルギーへの切替を示しながら…、実は、今までとと同じ価値観で、今までと同じ社会構造のままで、元のバランスのままで…その延長線上に復帰できるものと考えている。

 利他主義が究極の利己主義である…というような考えを受入れるまでには、まだまだ時間がかかるのだろう。

2020.06.27の日記で「戻ってはいけない」と書いている。
 半年が過ぎて同じことを感じて考えている。

 今日と明日と明後日と…せいぜい自分の周りの生活のことで日々を過ごし、歩みがほぼ止まっている。
 そろそろ…これからの生活のことも考えなければ、いつまでも立ち止まってはいられない。
 繰り返しではない新しい価値観での生活を始めたい。





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最終更新日  2021.01.30 21:15:54
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