ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2003年10月03日
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 いままでのキャリアを振り返ってみると、仕事に対する満足度はそのときそのときでアップダウンしていることでしょう。折れ線グラフに書き表してみてください。満足度は0から100%の範囲でどのように変化しているでしょうか。

 15人の看護職の女性にグラフを描いてもらったところ、グラフにはいくつかの山の頂点や谷のどん底が表れました。それぞれのポイントでの心模様やそのときの様子を聞き取ってみたところ、次のような出来事がキャリア上の節目というか分岐点になっていることが分かりました。

・スタート(期待が大きいか小さいかの差が出る)
・プロとしてひとり立ちする
・後輩指導など「教える」仕事を任される
・大学、大学院など職場以外に学びの場を求める
・研修でそれまでの勤務に対する見方が変わる
・主任などに昇進する
・職場間の異動、転職、組織改変などの環境の変化

 今回聞き取った人の範囲内では、看護職では結婚、出産で勤務を中断する人は稀で、大半の人が両立を目指すとのことで、キャリア形成上、あまり大きな影響を及ぼさないようですが、他の職種はもっと影響の度合いが強いでしょうね。

 このような節目の時期に、満足度は大きく上がるか下がるかします。下がった場合も、その新しい変化に対応しようと前向きに努力し、適応できた結果として、上向きに転じていきます。逆に、自分の望みどおりの環境になって満足度が上がっても「これでいいのか?」と現状に満足がいかなくなり、満足度が小刻みにアップダウンしたり、停滞する時期を迎えることがあります。

 つまり、満足度を図るモノサシは、一定ではないということに気付かされます。成長すると、それまでのモノサシが合わなくなります。全く新しいモノサシが必要になるのです。

 自分と自分の周囲の環境を見る目が変わると言うこともできるでしょう。「なぜ、あんなレベルで満足していたのだろう」「なぜ、あの程度のことに汲々としていたのだろう」「あのことには実はもうひとつ別の意味があったのだ」などと、新しい視点から見つめ直し、そこに隠されていた別の意味を発見することができるのです。

 職場以外に「学びの場」を求めることは、そのようなモノサシを変え、見る目を変えるのに大いに役立ちます。

 だから、2次元の平面上に満足度グラフを書き表せというのは実は無理があって、仕事の満足度ややりがいというのは、異なる次元へ次々に「ワープ」していくものなのかもしれませんね。

 さて、仕事の満足度を分析するときに、上記のように時系列で追っていくやり方のほかに、どのような要素が仕事の満足度を左右するかという要因・要素別に分析していく方法があります。

 職務の特性、賃金、勤務のシステム、職場の風土、私生活と仕事のバランス、心身の健康状態……。何が最も大きな決定要因かとたずねてみたところ、「人間関係」という答えがダントツでした。

 看護職の場合は、「上司」「同僚」のほかに「ドクター」という厄介な人間関係があり、そして、対「患者」の人間関係も大きな影響を持ちます。

 一般的には、「上司」「同僚」「顧客・得意先」「その他」というように4種類に分けられそうですね。

 自分を変えることだって難しいのに、他人を変え、人間関係を変えるのは至難の業です。人間関係に満足できないとき、どのように適応し、あるいは環境を変えるべく努力すればいいのでしょうか。

 この続きはまた後ほど。





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最終更新日  2003年10月03日 10時41分36秒


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