ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2003年10月31日
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テーマ: 私の隠れ家(5)
カテゴリ: カテゴリ未分類


「隠れ家」っていうのは、ワタクシの場合、お酒をおいしく飲めることが絶対の条件ですね。もちろん、超絶美味なる酒のアテもほしいところ。店主のさりげない話術が、心を癒してくれれば、もう申し分ない。

 さてさて、昨晩の物語です。

 そこはどんなに詰めても10人入るのは難しいような、L字型のカウンターだけのお店。料理自慢のおやじさんが、奥さんまたは娘さんの日替わりアシストで切り盛りしています。

 私の連れは、腹ペコのヒグマちゃん……じゃなかった勤務先のサッポロから一時帰郷してきた某氏。

「よおし、端から注文しちゃおう。イナダのサシミ、ネギトロの磯辺巻き、冷奴、カボチャのけんちん詰め……あと何がいい?」

「野菜の煮物!」

 食欲にまかせて財布のヒモがゆるくなるにはワケがあって、ここのお店はとにかく安い!昔ながらの細長い黒板の品書きには、350円!400円!といったいまどき信じられない数字が並ぶ。何十年か前にタイムスリップしたみたい。というか、この店だけ時間が止まっているかのよう。

 付き出しに出てきたのは、おでん! 夜風が肌に冷たいこの季節には、うれしい限り。具はミニサイズにカットされていて、腹持ちがちょうどいい。

 ジョッキで生ビールなんて無粋なものは、この店には似合いません。ビールは瓶のみ。あとは日本酒も焼酎もキッパリ一銘柄だけ。

 最初はビールで始めて、次はお刺身に合わせて常温のコップ酒。まだまだ足りなくて、焼酎のお湯割り、お湯割り、お湯割り……。芋焼酎にしては香りがやわらかい。聞けば蕎麦焼酎「雲海」だそう。思わずCMソングを口ずさんだりしちゃう酔っ払い。♪そばじょーちゅーうんかいー

 さあて、定番メニューのいつものアレをいただきますか。

 ジャガイモを糸のように細く切り、同様にしたピーマン、ベーコンとあわせたシャキシャキ炒め! 最初に食べたときに涙が出そうなくらいに感動し、おやじさんに作り方を教えていただきました。

 自分で作ってみると、ジャガイモを糸のように細く切るのが至難の業だと分かります。まず、うすくうすーく紙のようにスライスし、それを千切りにします。スライスのときに妥協すると短冊になってしまう。自分にきびしく、鬼になって、紙のように、紙のようにと念じながらスライスせねばなりませぬ。

 千切りしたらただちに冷水に放ち、これをザルにあげて酢少々たらした熱湯でさっと湯がきます。ザルに広げて粗熱がとれたら冷蔵庫へ。こうしておくと保存がききます。

 昨夜は、新たなコツを授かりました。冷蔵庫から出したら、また冷水にさらす。これがさらなる「シャキシャキ感」を生み出します。そして、ジャガイモはメイクイーン。炒めるときは、色が変わらないうちに仕上げます。味付けは塩、胡椒だけ。

 私は男爵イモを使い、ちょっと焦げ付くまで炒めていました。こうすると甘みがよく出て、シャキシャキとホクホクが同居する感じ。歯が弱くなった両親には好評ですが、私にはちょっと物足りなさもありました。

 おやじさんのオリジナルは、きりりと引き締まったシャキシャキ感で、メイクイーンならではの角の立つような切れ味が実にいい。酒のアテは、こうでなくちゃね。

 このお料理を考案したきっかけは、ジャガイモの千切りを生で食べるサラダだそう。他の店で初めて食べてみて、「もっと細く切っていためたほうがもっと美味しくなる!」と直観したといいます。

 なーんておしゃべりを楽しむうちに、夜が更けていったのでした。その後、お気に入りの隠れ家バーに寄り、マティーニを1杯ひっかけて……あとはムニャムニャムニャ





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最終更新日  2003年10月31日 18時29分41秒


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