ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2006年01月29日
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カテゴリ: 女性労働研究
 再就職までに治したい「オバさん病」シリーズは、オバさんを揶揄したり責めたりするために書いているわけじゃなくて、あくまでも本人のためを思ってなんです。余計なお世話かもしれないけどね。

 前回に引き続き、「みんな」思考の弊害を再就職のシーンに限って考えてみましょう。

 再就職というのは、新卒のときの就職とちがい、普通は「孤独な戦い」です。情報を交換し合える「同級生」が身近にいないし、親身になって援助してくれる「就職部」もない。ハローワークは自分には縁遠い気がしている人も多いでしょう。最近の窓口はそうでもないけど、以前は横柄でロクなアドバイスをしてくれませんでしたから。

 景気が上向いて有効求人倍率が1倍を超えたとはいえ、業種や職種によってはまだまだ「買い手市場」であり、ただでさえ「敵」が多いのに、孤独になると「自分自身との戦い」が加わってきます。「弱い自分」に負けそうになってしまうのです。

 たとえば、小さい子どものいるお母さんの場合、面接を受けに行くと「小さいお子さんがいるのに、働いても大丈夫ですか? お子さんが寂しがりませんか?」という質問を必ずといっていいほど受けます。

 それで不採用になると、「ああ、やっぱり小さい子どもがいると不利なんだ。どこの会社もみんな嫌がるんだ。絶対無理なんだ」というふうに考えてしまう女性が非常に多い。

 冷静に考えれば、1社で良い結果が出なかったとしても、全てが同じということではありえないでしょう。

 それに、不採用になった理由は、もっと別のところにあるかもしれない。

「お子さん」うんぬんの質問をされたときに、「大丈夫です。信頼のおける保育園を見つけてありますし、保育士さんと密に連携をとり、何か問題が起きても職場の皆様にご迷惑をかけないようにします。それに、手前味噌になりますが、ウチの子どもは自立心が旺盛でしっかりしているので、大丈夫です。私が働くことを前提に、しっかり育てました」



 このあと、「私にチャンスを下さい!」と言ってみてね。

 機会均等の世の中ですから、チャンスをくれない会社は最悪の悪玉です。

 もう1つのありがちなシーン。

 あなたが再就職を有利にするために、何かの資格を取ろうとします。一生懸命勉強します。でも、家事と育児に追われて忙しい中で、勉強時間を捻出するのは簡単ではありません。

「やっぱり、無理かなあ」と、途中で挫折しそうになります。

 そんなとき、あなたの身近にいるオバさんたちの囁き声が耳に入ってきます。

「資格なんか取っても、どうせ役に立たないわよ。みんなそう言ってるわよ。お金に困っていないなら、働くことなんかないじゃない」

 もしもーし、みんなって、誰と誰と誰ですか?

 なーんて、突っ込めないですよね。オバさんたちは怖いから。だからまあ、心の中でつぶやく程度にして、「資格なんか役に立たないわよ」という部分をリセットしてしまいましょう。

 それはあなたに有益になる助言でもなんでもなく、単に足を引っ張って、自分と同じ低いレベルに引きずり込もうとしているだけなんですから。

 資格が役に立たない根拠を列挙できるオバさんは、ほとんどいないでしょう。どんなに突っ込んでも、「みんな」と「絶対」のフレーズが繰り返されるだけだと思います。



 でもね、多数派って本当に安心なんだろうか。

 多数派の中に入っても、常に多数派と同じことができるとは限りません。「あの人はできるのに、自分はできない」ということが起きてきます。満たされなさ、やっかみ、ねたみ……多数派の中の安心には、つねにそういったオマケもついてくるのです。

「自分は自分」でいいじゃない!

 だって、あなたは操り人形じゃないんだからね。






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最終更新日  2006年01月29日 07時51分03秒
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