◎主婦らが「こんにちは赤ちゃん」=虐待防止へ乳児宅訪問-厚労省
(時事通信社08月22日 05:13)
厚生労働省は22日、地域の人材から登用した「訪問スタッフ」が、生後4カ月までの乳児がいるすべての家庭を訪問し、子育てに関する助言を行う「こんにちは赤ちゃん事業」を創設する方針を決めた。ストレスから虐待に走るリスクが高い子育て初期の親の不安を和らげ、虐待を未然防止するのが目的。実施主体となる市町村に国が費用の一部を補助する。関連予算を2007年度概算要求に盛り込む。
子どもにとっても、親にとっても、「社会的ひきこもり」は重大な問題。人は人の中で、地域の中で育まれるのではないでしょうか。
自宅に他人を入れたくないと言って、家族以外の人の来訪を友人・知人ですら拒む人が増えているようですが、これは「個人主義の行き過ぎ」であり、新たな社会病理を招いているように私には思えます。
色々な意味で「風通し」が悪く、透明性がない、外部からの干渉のない場所は、ドロドロに濁ってしまうのではないか。
自ら他者を拒み、ひきこもることによって病んでいく人がいる一方で、独りで生活することは色々な意味で難しいにもかかわらず、独りで暮らさざるを得ないために、危険や悲劇と隣り合わせになっている人たちもいます。
孤立死防止へ総合対策、異変察知のシステムなど整備
(読売新聞08月22日 15:02)
厚生労働省は22日、一人暮らしの高齢者などが地域から孤立した状態で亡くなるのを防ぐ、「孤立死ゼロ・プロジェクト」を来年度に実施する方針を固めた。
単身の高齢者世帯は今後増加が予想されることから、地域社会の再生を柱にした総合的な対策に本腰を入れる。
国が、こうした防止策に本格的に乗り出すのは初めてで、2007年度予算の概算要求に1億7000万円を盛り込む。
孤立死は、地域の支えを失い死亡することで、単身者が誰にもみとられることなく亡くなる孤独死や、高齢者世帯の夫婦が共に自宅で死亡するケースが大半。同プロジェクトは、「地域社会が希薄」とされているニュータウンといった都市部を中心に、高齢者や一人暮らしの中高年が地域で孤立しないための取り組みを推進するのが狙い。
先に紹介したほうが「こんにちは赤ちゃん」事業なら、さしずめ後のほうは「こんにちはバアちゃん」事業かしら。高齢者の孤立を防ぐためには、まず訪問、そして孤立を防ぐために、地域の人的ネットワークの中に組み込んでいくことになるでしょう。
どちらの事業も、行動の担い手は行政というよりも、地域で暮らす人々、とくに専業主婦や元気なお年寄り――といっては失礼かな、退職者の皆さんになるでしょう。
いま、新しい波を起こしつつある「コミュニティ・ビジネス」のひとつとして結実したら面白いのではないかと思います。
会社に勤めるだけが「はたらく」ことじゃないわけで、地域の中で地域の人々とふれあい、平和で豊かな生活を共有するために貢献し、自らも同じ地域の中でフィードバックをもらう。そんな「コミュニティ・ビジネス」が、主婦や退職者の皆さんの力によって伸びていったら面白いし、地域にはびこる社会病理が事件や事故につながる前に未然に防ぐことができるのではないかなあという予感がします。
また、こうした「コミュニティ・ビジネス」に対して興味をもち、やりがいを見い出す若者も少なくないでしょう。ニートやフリーターと呼ばれる若者たちおよびその予備軍が企業や働くことに対して抱いているような閉塞感を突破する何かが感じられます。
私は猫になりたい 2009年05月15日
移住を考えた 2008年09月18日
最良の介護予防は働くこと! 2008年09月13日