ライフキャリア総研★主筆の部屋

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2007年01月26日
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カテゴリ: 本のリサーチ
 毎日のように凄惨な殺人事件のニュースが報道されて、なんとまあ、殺伐とした世の中です。

 でも私は、犯人だけが異常なのではなく、異常さを育み、暴走させてしまう家庭や地域社会、あるいは学校や職場といった組織、コミュニティに問題があるのではないか、だからコミュニティが健全さを取り戻せば、再発や再犯をある程度まで予防できるのではないかと考えます。

 罰を重くすれば抑止力につながるという人もいますが、私はその考えには与しません。

 果たして、人間に人間を「適切に」罰することなど、できるのでしょうか。適罰というものは、存在するのでしょうか。

 冤罪や量刑不当をゼロにすることなど、人間にはできやしないのです。

 また、裁判の死刑判決では、犯人が矯正不能であることが死刑に処することの論理的根拠として使われますが、医学であれば「治療不能」に対しての挑戦が日々行われているのに、人間の矯正について放棄してしまうことを「敗北である」と、教育学・心理学・社会学の専門家、あるいは倫理学や哲学の専門家は思わないのでしょうか。

 いつも人の悪口を言っている人、「あんなやつは死刑にしてしまえばいいんだ!」という人、「同じ目に遭わせて罪の大きさを思い知らせるべきた」という人の声ばかりが大きく、何かと他罰的な風潮の世の中です。

 犯罪が多発することよりも、他罰的傾向が強くなること自体に私は脅威を感じます。

 では、私はどうやって生きればいいのか?



 しばらく「1日1冊」のテーマで日記を書いてみましょうか。なるべく、キャリアに関連させてね。

 今日は『薬物依存を越えて 回復と再生へのプログラム』(近藤恒夫著、海拓舎)という本を最後まで読むのが目標。

 薬物依存者へのサポート、とくにセルフヘルプグループの運営についてというテーマで記事を書くための参考資料ですが、薬物依存者に限らず、現代に生きる人々すべてに共通する問題点と、それを解決するためのヒントが数多く見つかります。

 私は、性善説でも性悪説でもなく、「性弱説」っていう考え方に共感を覚えます。これは、個人情報保護法の専門家から聞いた言葉なんですが、要は人間は弱いので誘惑に負けてつい悪いことをしてしまうものだから、「つい」が起こらないような環境を整えることこそ大切なのだという主旨ですね。

 まったくそのとおりだなあと思います。人間は弱いからこそ、邪魔者を排除するのではなく、お互いに助け合っていければいいなあと。

 詳しくはまた改めて。





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最終更新日  2007年01月26日 11時31分33秒
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