だれだって年をとる。だれだっていずれ死ぬ。でも、その間に長い人では十年以上にわたって介護される年月があるかもしれない。幸運な人は在宅で、そうでない人は施設で。
親の介護と無縁でいられる人は少ないだろう。
介護は私たちみんなの関心事であるはず。介護する側になっても、される側になっても、不愉快で、苦しく、つらい経験はしたくない。
だから、介護技術、介護予防技術のさらなる発展を望みたいし、プロ意識と高度な専門知識・技術をもつ優秀な人材が安心して介護現場で働けて満足のいく報酬とやりがいを手にして欲しいと切に望む。
小学生も、中学生も、高校生も、大学生も、ぜひ一度、介護現場に触れて欲しい。お年寄りが幸せな老後を送っているのかどうか、その表情と体の状態を見て欲しい。
そして、企業で働く老若男女もぜひ一度、介護現場でのボランティアを経験して欲しい。自分の親が介護される立場になったときのこと、自分が介護される立場になったときのことをイメージして、五感を揺さぶられるような経験をしてほしい。
私は今回、たった2か所だけれども介護施設の取材をしてみて、人生観が音を立てて変わり始めるのを感じた。
サービスの受け手になるか、供給側になるか、その両方を体験することになるかもしれないが、介護の仕事はみんなのものだという意識をもつべきだと痛切に感じた。
で、今日2番目の気になるニュースは……
(2008年8月27日 読売新聞)
厚生と労働の役所を合併した効用かなあと思う。違法行為を繰り返す悪徳事業者を摘発してつぶすことも大切だが、それ以上に、事業の育成を助けることも厚生労働行政の重要な仕事でしょう。そして、雇用の安定(フリーターの側からすると正社員として定着すること)と職業能力開発支援は相互に関係が深く、厚生労働省の昨今の重要施策のひとつです。
第8次職業能力開発基本計画(2006年度~2010年度)の中でも、「職業能力開発施策は、職業安定施策とあいまって雇用対策の一環をなすものであり、密接な連携が必要である」とされています。
ちなみに、いま、介護労働者の能力開発や待遇がどうなっているかについての調査データを見つけました。教育研修の実施状況、職員の資格取得状況、平均年齢、平均勤続年数、平均給与などのデータがあり、非常に興味深い内容です。
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