こんにちは、とっしぃです!
今日は、望月俊孝さんの著書『無駄がなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術』をご紹介します。10数年前、時間がなくて泣きべそをかいていた新卒時代の私に読ませたい、最高の一冊だと感じました。
あなたは自分の人生の時間を無駄にしていることはありませんか?例えば、資格の勉強をしようと思っているのにスマホを見てしまったり、やるべきことに追われてやりたいことが全くできなかったり...。正直、私もこれまでに5万回くらいそんな経験があります(笑)。
「精神と時の部屋」さえあればできるのに...なんて思うこともありますが、残念ながらそんなものはありません。だからこそ、限られた時間をどう使うかが重要なんです。
1日24時間というのは、どんなにお金持ちの人でも、権力がある人でも、貧乏な人でも平等です。それなのに、実際の人生では幸せそうな人もいれば、そうでなさそうな人もいますよね。
その原因はたった1つ。誰でも平等に与えられた時間を、いかにうまく使えているか、この「使い方」だけが違っていたのです。つまり、時間の使い方を変えることができれば、あなたも仮面ライダー並みにハッピーライフを手に入れることができるというわけです!
この本の素晴らしいところは、エピソードと根拠がしっかりと書かれていて、さらに誰でもできる方法ばかりが紹介されていることです。あとはあなたがこの記事を読んだ後にやるかやらないか、それだけです。
今日の記事で学べることは以下の3つです:
特に3つ目に紹介する内容は、私が10年前にぜひ知っておきたかったことなので、必見です!それでは一緒に学んでいきましょう。
「時間がないからできない」という言葉、私たちはつい口にしてしまいますよね。ですが、ここで少し残酷なお知らせがあります。実は「時間がない」というのは単なる言い訳にすぎず、本当の原因は私たちの内側にあったのです。
時間管理の最大の敵は、自分の中に隠れている「不安」なのです。この不安とは、将来の失敗や悪い評価に対する気がかりのことを指します。これが想像以上に私たちの時間の使い方に悪影響を与えていたんです。
例えば、不安を抱えている人は:
人は不安でいっぱいの時、課題をうまくやるための脳のワーキングメモリーが約16.5%も減少すると言われています。さらに、本来やるべき課題に注意が向かなくなり、代わりに脅威をあおるニュースや破壊的な考えに引き寄せられてしまうのです。
「今これをやって意味があるのかな」「こんなことをしている場合なのかな」と迷ってしまって、あなたの時間ばかりが無駄に奪われていたのです。つまり、あなたの中にこういった不安がある限り、そこで生産性はすでに落ちていて、どんなに時間術を使っても圧倒的に損していたということなのです。
本当の時間術の第一歩として必要なのは、まずは自分の不安を葬ることです。ではどうすれば不安と決別できるのか?ここで13分でできる最高の方法をご紹介します。
それが「くよくよタイム」という方法です。ステップは2つだけ:
ステップ1: 1日のうちに9分間だけ時間を取って、思いきり不安になる。あらゆる心配事を考えて、それをどんどん紙に書き出していく。 (面白いことに、人は「不安になれ」と言われると、かえって不安になれないものです)
ステップ2: 1日の終わりの4分間、不安として書いたことが現実に起きたかを検証する。もし起きた場合は、その規模が想定内だったかどうか、それだけを検証する。
このプロセスを毎日繰り返していくだけです。実際にやってみると分かるのですが、不安が頭を占める割合が減っていくのです。紙に書き出すことで自分の不安を外に向けることができるので、意識することが減っていきます。
もし不安が押し寄せてきても、「ああ、また不安君が何か言ってるわ」くらいでやり過ごすこともだんだんできるようになっていきます。
この方法の効果としては、実は不安なことの9割は現実に起こらないということを体感できます。「起こるかもしれない」と考えるから不安になるのであって、実際には起こらないものなのです。このことを毎日の実践を通じて理解できれば、不安になることが少なくなっていきます。
ですから、時間が欲しいとあなたが思うなら、まずはこの「くよくよタイム」だけでもやってみてください。これをやるだけで、「現実は思っているより悪くない」ことに気づき、確実にあなたが悩む時間が減っていきます。
私もやってみて効果があった方法なのでおすすめです。もちろん、効果があるかどうかはその人次第ですが、大事なことは一度やってみること。効果があればラッキーですし、どうせ無料ですからやらないよりやった方がいいと思います。
勉強や仕事をしていると、ついついスマホを手に取ってしまったり、TikTokや動画を見てしまうことがありますよね。私もついつい可愛い子が鹿の子淡々を踊っているのを見てほっこりしてしまうので、その気持ちは痛いほど分かります。(鹿の子単体には何の意味もない時間ですが...)
これは気づいているとは思いますが、やはり生産性がめちゃめちゃ下がってしまう時間です。ではどうすればこの問題を解決できるのでしょうか?
答えはめっちゃシンプルで、「環境を整えること」なのです。いつも目に入るものを意識的に変える、これが最適解です。人間の行動や選択は、実に9割も環境情報に依存しています。9割ってさすがにやばいですよね。
例えば、健康的な生活を送ろうと考えていても、目の前にお菓子があったら気づかないうちに食べてしまいますよね。私もヤングドーナツばかり食べちゃうので、その気持ちはよく分かります(最近は痛風持ちなのでガチで我慢していますが...)。
だからこそやるべきことは、お菓子を全部なくして、代わりにフルーツやナッツなどの食べ物を目に見えるところに置くようにするのです。こうやって環境に入るものが変われば、自然と健康的な選択をできるようになっていきます。
勉強や仕事も全く同じです。集中したい時は:
これだけで恐ろしいほど生産性が変わります!
個人的におすすめの方法としては、スマホをつい見てしまう人は、「スマホを見ない」と決めるのではなく、「スマホを見る時間」をあえて自分の中で作るようにするのです。すると自然と「LINEやSNSはこの後見れるし、今は集中して作業しよう」と思えるようになります。
私も仕事のメールは1日3回だけしか見ないと決めているのですが、それのおかげで時間が増えた印象を持っています。
「いつも目に入るものを意識的に変える」という方法には、もう1つ大きなメリットがあります。それが「今目の前のことだけじゃなくて、将来的にもめちゃくちゃ役立つ」という点です。
例えば、著者の場合は新卒で財閥系の自動車販売会社に就職したのですが、本棚に成功の哲学書や能力開発書ばかり置いていたそうです。その後28歳で能力開発業界へ転職して、現在もその分野で活躍しているとのこと。
つまり、身近な環境を変えることであなたの行動が変わり、やりたいことに最短で近づくことができるのです。
あなたがもし将来講師になりたいのであれば、本棚にプレゼンテーションの書籍を並べたり、スマホやPCのブックマークをTEDなどのサイトで埋めるなど、目に入る情報を意図的に変えていくと、その夢が早く叶う可能性が高まります。
私も自分のデスク周りに1年間の目標を紙に書いて貼っているのですが、そのおかげでそれを毎日見る習慣があります。それだけでやる気が続くので、行動に移すことが多いんですよね。
まずはあなたの作業の中身ではなく、環境だけを変えてみてください。絶対に変化があると思いますよ!
この本には習慣化するのに大切なことがたくさん書かれているのですが、ここでは私が「これはいい!」と思ったものを厳選して2つ紹介します。
あなたはいい習慣を身につけるために1番大事な要素って何だと思いますか?
これらも確かに大事ですが、最新の研究では、習慣化には「開始時間を守ること」が最も重要だと言われています。
ビクトリア大学の研究チームが行った実験では、ジムに通い始めたばかりの111名を対象に、1回30分の運動を週4回行うというプログラムを6週間続けてもらいました。その結果、見事に習慣化に成功した人たちに共通していたのは、「毎回同じ時間に運動を始めていた」ということでした。
つまり、運動する時間を決めてそれを徹底的に守ることで、自然と運動が自分の中の習慣になったのです。
私も毎朝4時半起きなのですが、これはもう3年くらい続けています。どんなに前日にお酒を飲んでも、アラームをかけなくても4時半に目が覚めてしまうんです。いかに「時間を守る」ことが大事か、その重要さを実感しています。
さらに重要なのは、「終了時間も守る」ということです。調子がいいとついつい明日の分までやってしまいたくなることもありますよね。ですが、これだと人は長続きしないんです。
心理学者のロバート・ボイスによると、成功している人たちは終了時間もきっちり守るという習慣を持っていて、きっちり守ることで長く続けられる習慣を作り上げていると報告しています。
例えば、読書を習慣にしたいなら、毎朝6時になったら本を開き、6時15分になったら本を閉じる、これを繰り返すようにするのです。他にも、毎週火曜日と土曜日の17時にYouTubeを開いて学識サロンの動画を見て、そして17時15分にYouTubeを閉じる...といった感じで、開始時間と終了時間を決めることであなたの中でしっかりと習慣化されていくのです。
あなたは朝の時間を優雅に使えていますか?実は「朝を制するものは1日を制す」と言われるほど朝の時間はめちゃくちゃ大事で、1日の始まりの気分がその日のパフォーマンスを大きく左右することが研究で明らかになっています。
朝は毎日誰もが迎えるからこそ、その過ごし方で人生に大きな差が生まれていくのです。では、最高の1日をスタートするためにできるモーニングルーティンを4つ紹介します。
太陽光には「バイオレットライト」という波長の短い光が含まれており、これが脳にいい影響を与え、抑うつ症状を軽減する効果があります。ただし窓越しだとその効果が弱まってしまうので、窓を開けて直接光を浴びるか、外に出るのがベストです。
冷水シャワーを浴びると体温が上がり、脳が覚醒します。秋になってきて少し寒いと感じるかもしれませんが、実はその刺激が逆に体を目覚めさせてくれて、ポジティブな気分や集中力を高めてくれます。
いきなり全身は敷居が高いので、まずは腕だけに冷水を当てるなどから始めてみるといいでしょう。
実は感謝の気持ちを持つことは、ポジティブシンキングよりも強力だと言われています。1日に1つ、小さなことでもOKですので、感謝できることをノートに書き出す習慣を始めてみましょう。
ちなみに私は朝お風呂に入っている時に「〇〇さん、ありがとう」「〇〇さん、大好きだ」と感謝の言葉を口に出して言っています。これはやってみると分かりますが、マジで1日の気分が良くなるんですよ。
たまに3歳の息子がお風呂に乱入してきて「パパ、1人で何喋ってんの?」と言われて恥ずかしい時がありますが、慣れればへっちゃらです(笑)。
たった6分の読書でも、ストレスが大幅に軽減され、リラックス効果が得られるという研究報告があります。しかも音楽やコーヒーよりも効果的にリラックスできるとも言われているので、ぜひ朝に少しだけ時間を取ってあなたの好きな本を読んでみてください。
これら4つのルーティンは全てこなしても15分以内で終わりますし、どれもすぐに始められるものなので、ぜひ自分にできそうなものを選んで明日の朝から取り入れてみてください。
ここで少し話題を変えて、私の子育て体験をシェアしたいと思います。
私は現在7歳の娘と3歳の息子がいるのですが、小学校1年生からお小遣い制にしています。1年生から月500円で、1年上がるごとに300円ずつ増えるルールにしているのです。
これは私も小さい頃お小遣い制で、「今月どれくらい使えるんだろう」と計画しながら過ごすのが勉強になったから、自分の子供にもそうしているのですが、皆さんはどうでしょうか?
実際、私の周りのパパ友やママ友に聞くと、お小遣い制にしていない人がかなり多い印象です。でも教育学や子育ての本を読んでみると、お小遣い制にして子供のうちからマネーリテラシーを身につけておいた方がいいということは、結構共通して書かれていることなんです。
私自身、子供の頃から自分のお金を管理する経験ができたのは良かったと感じています。
すごく覚えていることがあって、私が小学校1年生くらいの頃、100円ずつ持って兄と駄菓子屋によく行っていたんです。すると兄も同じ100円持っているのに、兄の袋はパンパンで私のはすごく少なくて、「これ何が違うんだろう?」と不思議に思ったことがあるんです。同じ100円なのに!
その理由は、兄はキャベツ太郎やコーンポタージュなど安くて大きめのスナック菓子ばかり買っていて、私は1個40円とか50円とかのチョコを買っていただけだったからです。当時は本当に七不思議の一つでしたが、今考えれば単純なことでした。
こうして自分のお金でどう使っていくと、どんな違いが生まれるのかを学んでいくのが、今思うととても楽しかったし、勉強になったなと感じています。
『無駄がなくなり、すべてがうまくいく 本当の時間術』には、今回紹介した以外にも、自分の人生が豊かになる時間術が36個も分かりやすく書かれています。あなたにぴったりの方法が絶対に1つはあると思いますので、ぜひ興味がある方は手に取ってみてください。
私たちはみな平等に1日24時間という時間を与えられています。その時間をどう使うかで、人生の豊かさは大きく変わります。今回ご紹介した:
これらを実践することで、あなたの時間の使い方は劇的に変わり、人生をより豊かに、より充実したものにできるはずです。
さぁ、明日の朝から、新しい習慣を始めてみませんか?
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