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開催日:2023.7.15(土) 13:30開演
場所 :東御市文化会館ロビー(70名収容)
第97回サンテラスロビーコンサート 和洋が織りなすきらめく音世界へ行ってきました。
プログラム
1.カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」 P.Mascagni
2.ジュピター G.Holst
3.蒼き海の道 東儀秀樹
4.もののけ姫 久石譲
5.「炎」アニメ「鬼滅の刃」より 梶浦由紀
6.銀河鉄道999 ゴダイゴ
7.ミュージカルメドレー Over the rainbow~This is me~Mamma mia!
8.ジェラシー J.Gade
9.君と旅立とう A.Sartori
アンコール
10.この素晴らしき世界
11.夕焼け小焼け
レポート
カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」
ヴァイオリン、チェロ、尺八によるコンサートの幕開けは、しっとりとした雰囲気の楽曲で始まり、曲の後半からはジャズ風に移り変わるという斬新な運びで、まずは和洋が織りなすきらめく音世界への入り口に誘おうといった印象を受けました。
ジュピター
いわゆる木星の中間部のゆっくりしたところの抜粋演奏となりましたが、その主題をヴァイオリンによる弦の響き、そして尺八による和の響きをそれぞれ十分な尺を取っての演奏ということで、和洋の音楽の違いをじっくりと楽しませていただきました。
蒼き海の道
尺八をメインに据えた楽曲で、まさにTHE「和」という雰囲気を感じました。また尺八担当の大河内敦矢氏から尺八についてのレクチャーがあり、今回管の長さの異なる尺八を数台用意して曲によって持ち替えているとの説明がありました。例えば一番短い尺八とその次に長い尺八では、同じ運指で1音低くなるといった違いがあり、音色も変わってくることから、クラリネットのB♭管とA管の関係に近いような部分があるのかなと思いました。
もののけ姫
楽曲的には、本当に和楽器のテイストによくあう曲調ですが、アシタカせっ記ともののけ姫のメドレーで構成され、尺八独特の表現力が光った形となりました。余談ながら来週もののけ姫がテレビ放映されるとのことで、今日の演奏を想い出しつつ再放送を楽しもうかなと感じた次第です。
「炎」アニメ「鬼滅の刃」より
こんな激しいJ-POPもお手の物!という感じのノリノリの演奏で、本当にヴァイオリン・チェロ・尺八の相性の良さを感じました。お三方のユニット名は3人とも海が好きということで「トリトン」とのことですが、プロフィールに書かれていた幅広いジャンルの音楽を演奏することで世代を越えて多くの人たちに楽しんでもらえる音楽を届けるということが、本当に良く実践されているのだなと感じました。
銀河鉄道999
トリトンが練馬で演奏した際に、ご当地ソングとして取り上げたという紹介がありましたが、ヴァイオリンの菅野朝子氏はそれまでこの曲を知らなかった…というお話があり、それは意外だなという体ではありましたが、実際のところ世の中に出ている曲の数を考えたら、それも不思議ではないのかな…というところで、実際私も銀河鉄道999といえばささきいさおのTV版の曲の方だとずっと思っていて、ゴダイゴの999を初めて聴いたときに、これは999じゃないよね?と思ったことを想い出しました。
ミュージカルメドレー
ヴァイオリンの菅野朝子氏はミュージカルでも活躍されているとのことで、じつはその公演は1日2公演といったとてもハードな肉体労働で、一日勤めると精魂尽き果てるので体への入念なケアが欠かせないとのお話がありました。そんなことを踏まえて、力の入ったミュージカルの名曲をじっくと楽しませていただきました。
ジェラシー
作曲家のJ.Gade氏はのこの1曲だけで巨万の富を築き、音楽振興の基金まで立ち上げたとのお話がありました。それならばよほど有名な曲なのだろう…と思いましたが、聴いたところ恥ずかしながら私もどこかでは耳にしたことがあったかもしれませんが、例えばモーツァルトの「ああこの曲!」といったようにピンと来るものが無く、先ほどの菅野氏の999の話ではありませんが、改めて音楽の間口の広さを感じさせられたひとときになりました。
君と旅立とう
日本語訳の題名となっていますが、いわゆるタイム・トゥー・セイ・グッバイであり、構成的にスタートがカヴァレリアでフィナーレがタイム・トゥー・セイ・グッバイだとはなんてお洒落なんだろうと思いました。
この素晴らしき世界
アンコール1曲目はジャズの名曲より。ちょうど縁あってこの曲を知っていたこともあり、親しみを持って楽しむことができました。
夕焼け小焼け
コンサートの締めくくりは、聴衆に歌詞カードが渡されて全員合唱となりました。コロナ禍ではこういったこともできなかった訳で感慨深いものがありました。また歌詞にある「みな帰ろう」というのは、じつは仏教の教えで「この世での務めを終えたら、みなであの世に帰ろう。」といった深い意味が込められているそうで、一見子供向けの童謡かと思っても音楽には深い想いが込められているものだなと、よい勉強になりました。
まとめ
東御市文化会館主催のロビーコンサートではありますが、Presented by 長野興農ということで、来場者に「塩りんごジュース」のプレゼントがありました。また恒例の抽選で来場者3名への豪華プレゼント(当たったことが無いのでどんなものかはわかりませんが…)もあって、音楽だけでなく信州の味覚も楽しめるとても楽しいイベントと感じた次第です。