達人のひとりごと(JKLab)

達人のひとりごと(JKLab)

2011.11.23
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カテゴリ: オーディオ一般
 今年はSACDを大量に購入した。と言っても、フルトヴェングラーの昔のモノラル録音である。CDよりもアナログ盤の方が音がよいと言う人は多いのだが、さすがにSACDは高域もきれいに伸びている。で、お値段はEMIのものが3,300円、グラモフォンのものは何と4,500円と言うではないか。しかし、日本限定発売などと言われると、ついつい買ってしまうのがファンの心理というものだろう。

こうやって並べてみるとずいぶん散財したことがわかる。EMIのものは18枚、グラモフォンも5枚ある! 
 聴いてみて驚いたのは、EMIの方である。ベートーヴェン第7交響曲の冒頭の強烈な和音は、以前のCDでは音の歪みによって誇張されていたのが、SACDで聴くと澄んだ音がする。ブラームス第2交響曲の終結部での金管楽器の絶叫も、案外良い音であることがわかった。まさに新しい発見の連続である。これに対して、グラモフォンの方はどこが良くなったのかさっぱりわからない…。
 SACDというメディアが、古きアナログ録音の再発売という形で、最近活況を呈しているわけだが、もう少し広く使われるようになって欲しいものだ。コピープロテクトをガチガチに固めてしまったことが、かえって普及を妨げていると思う。





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最終更新日  2011.11.23 17:42:53
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