達人のひとりごと(JKLab)

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2017.02.19
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カテゴリ: 室内音響
リスニングルームの大きさによって、どのような定在波が発生するかはソフトで計算することができる。HOTEIさん(石井式リスニングルームの伝道師)という方のホームページから、 Stndwave2というフリーソフトをダウンロード して使う。
 広くするとダメと言うことなので、従来と同じ10畳の広さの部屋を縦方向に使うとすれば、そのシミュレーション結果は下図のようになる。

90Hzあたりを中心とした大きな谷ができていることがわかる。これでは低音の良い響きは得られない。
 困っていたところ、1階にリスニングルームを作るのであれば、ヘーベル板という断熱・遮音パネルを省略することでダウンフロアとして30cmほど床を下げることができると言う。早速これで計算してみよう。

谷が少し浅く狭くなったことがわかる。さらに、石井式リスニングルームで推奨されている横型配置を採用してみよう。

これなら文句のない特性である。50Hzと80Hzの2ヶ所に山があって、低域特性は滑らかに伸びている。部屋の縦・横・高さの比率は、1.000:0.808:0.629となった。天井高に制限のある鉄骨系の住宅としてはまずまずの比率が実現できたと思う。





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最終更新日  2017.04.02 22:57:05
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