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May 17, 2006
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カテゴリ: 野球
BSで中継した交流戦・楽天―ヤクルトの一戦で、楽天の谷中が印象に残るプレーを見せた。


その打球を谷中はなんと、グラブをつけていない右手で捕りに行ったのだ。打球は指に当たって勢いが衰え、ショートゴロアウトになった。

バッターからピッチャーまでは約18メートル。その至近距離から飛んでくる石のような固さの硬式ボールは凶器だ。
長年ピッチャーをやっていれば、その怖さは知り抜いているはず。当たり方が悪ければ大怪我になるだろうし、選手生命が終わる可能性だってある。冷静に考えれば、やっちゃいけない行為だ。
1点を失うのも痛いが、チームにとってはケガで中継ぎピッチャーがひとりいなくなるのは、それ以上に痛い。

だが、谷中は手を出した。
グラブをはめている左手では間に合わない。反射的に右手が出た。
楽天はダントツの最下位。しかも、4回までで7-7という荒れた試合だ。ここで1点を失うぐらい、大したことはないと外から見ている者は考える。しかし、谷中にそんな意識はなかった。真剣勝負をしているアスリートの「負けたくない」という本能だろう。

身を挺して守ったプレーは何にもならなかったわけだ。
が、私はこのプレーに感動した。別に体を張ることがすごいというわけではないが、必死の思いが伝わってくるプレーは目に焼きついた。
谷中は西武、阪神、オリックス、楽天と渡り歩いた33歳の地味なピッチャーだが、この一球入魂の姿を見せてくれた以上、応援しないわけにはいかない。





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Last updated  May 17, 2006 11:23:48 PM
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