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2007年04月19日
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今日は翻訳ではなくて、言葉を音(MUSIC)に乗せることについて考えてみましょうか。
その昔、私の時代のミュージシャンや音楽業界で活躍していた人間は、なぜか英語で歌うことにかなりムキになっていました。
このブログでも何度も取り上げたことがありますが、和製ディスコ・サウンドというのがこの典型的なパターンだったと思います。

当時すでに「音」だけで言えば、日本のミュージック・シーンは世界的な水準までに達していました。ってか、テクノなんていうジャンルでは世界的イニシアチブさえ取ったと言っても過言ではないと思います。
もちろんこれは、ポップミュージックの世界の話ですよ、あくまでも(笑)
いわゆる広い意味でのROCKで、その演奏テクニックやレコーディング・システム、楽器や機材のクオリティ、そのどれをとっても、世界的水準からみて見劣りなどしないところまで来ていたし、逆にデジタル系の楽器などは世界ランキングのTOPを取ったのではないでしょうか。そういった面から見ると、やはりYAMAHAの功績は甚大だったでしょうね。

当時のサウンドは世界的レベルで十分に通用するものでしたが、ひとつだけどうしてもぶち壊せない壁があったんですね。
それが「歌」=「ヴォーカル」だったんです。


それでも、比較的ディスコ系はチャレンジにはうってつけのマーケットだったのでしょう。
随分と色々なチャレンジがありましたね。ピンクレディだって英語で歌ったりしたんですよね(笑) KISS IN THE DARK~ビルボード誌のHOT100のランキングにも入りましたっけ。事務所も相当な金使ったことでしょう(笑)
でもね、素人が聴いても解るくらい杜撰な英語でした(笑)(ごめんね~)
日本国内でも和製英語ヴァージョンのディスコ・サウンドも随分出ましたけど、ヒットしたのはほとんどインストに近いものだったような気がします。

結局その原因は、製作者側にあるのではなくて、消費者側にあったのです。
単純明快、当たり前の理屈です。聴く側が英語の歌を理解できなかったんですね(笑)
ってか、今だって、英語の歌なんてほとんど理解できないんじゃないでしょうか。
それでも、英語で歌いたいってのは、やっぱ、コンプレックスというのか、アメリカ文化への憧れからくる夢だったのかもしれませんね。英語で歌わなければ本物じゃない、アメリカ人になりたいみたいな感じですか(笑)

1980年代前後流行となった、このインターナショナル志向、今風に言えばグローバル志向みたいな風潮ですが、それでもディスコがなかったら10年は遅れていたと思います。
そういう意味で言うと、ディスコって割りと便利な環境だったんですね。実験的な場として。言うなれば、メインは踊り、ダンスミュージックですから、英語っぽさが出てればとりあえずプレイされるみたいなとこがあったし、たとえヴォーカルが認められなくてもヒットが狙えた便利なマーケットだったのでしょう。そこそこは回収可能、大コケってのが少なかったみたいな(笑)

では本物志向のアーティストはいなかったのかっていうと、そんなことはなくて、今でも印象深いのはゴダイゴってグループですね。テレビドラマ「西遊記」のテーマでブレイクしましたが、このグループは完璧な英語ヴァージョンでぶっちぎりました。

あとはショーグンってバンドですか。このグループも故・松田優作さん主演のテレビドラマ「探偵物語」のテーマで有名になりました。
そういえば、矢沢栄吉っつあんもイギリスまで出かけていって英語版作ったりしましたっけ。後年、ドゥビーのメンバーとやってだいぶ本物っぽくなりましたね。

そうしてみると、私らの時代の人間は結局アメリカに近づくことがひとつの目標だったのかもしれません。
ちょっと後の時代になるとバイリンガル系が続々と出てきて、自分たちがやろうとしてたことをあっさりとやっちゃったんですけどね(笑)
小林克也さんなんかも良い例ですよね。マイケル富岡の登場で一気に状況が変わりました。今ならパックンみたいなのもいるし、宇多田ヒカルさんなんてもうそこらへんのボーダーは完全に超えちゃってますしね。







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最終更新日  2007年04月19日 09時57分09秒
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