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2023.09.22
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カテゴリ: 本のこと

​​ 日野原先生の心の言葉を代弁するならば、「私にその時間を譲ってくれないか」といったところではないだろうか。九〇歳を超えた医師には、まだまだやりたいことがたくさんある。診療、会合、講演、執筆-趣味としてゆっくり音楽を聴く時間もほしいし、ゴルフも始めたい。いくら時間があっても十分ということはない。

「いまも患者さんを三人、診てきたところなんですよ」

寸暇を惜しんで動き回る彼にとっては、だらだらと無為に日々を過ごす若者がもどかしく見えて仕方がないのだろう。



「65」 日野原重明×乙武洋匡 著
幻冬舎文庫




面白かったです。
モチベーションに火が付く良書でした。
1日で読み切っちゃいました。


古い本です。2003年に刊行されたものだそうなので
今から20年前です。



この本は、日野原重明先生と乙武洋匡さんの
対談がそのまま会話で文章になっています。

タイトルの「65」というのは、二人の年齢差です。
92歳ー27歳=65歳



どんな人か、簡単に著者を紹介しますが

本を読んで紹介したいと私が感じたところを
書きますので、
もっと知りたい人は調べてね



日野原先生は当時92歳の医師です。(当時)

戦争真っ只中で医師になり、結婚しています。

学生時代に結核を患って入院し、「同級生より遅れた」と感じますが
その期間中に音楽に出会って、
大人になってからNHKのコンクールで指揮をしたり、作詞もしています。

他にも「葉っぱのフレディ」というミュージカルの脚本を行ったり
小学生にむけていのちの授業をはじめとする多くの講演を行ったりと
精力的に活動されていました。

調べたら、2017年に105歳で亡くなっていました。

95歳からゴルフやりたいとか
決めていたみたいなので
「さすがだな」と調べて思いました。笑


冒頭の文章にもあるように、
彼の積極性にまず素直に感銘を受けました。


私もこれだけ発信したい


そして、彼の無我夢中の生い立ちを読んでいると
内助の功はありきなんですが
「今からでもできることはたくさんあるじゃん」
と前向きになります。

仕事も留学も勉強も。
終戦してから子どもも3人もうけています。


彼はふと振り返ったら39歳だったと言っていました。




昭和26年にはアメリカに留学して
「毎日身長が伸びる感覚」で
成長していると実感した、
という話もありました。




(乙武氏)
彼がやりたいと思っていることの
ほとんどは奉仕の精神に基づいている
」​




これがガソリンみたいになって
動き回る原動力になっているんですね。



日野原先生はこんなことも言っています。
自分を見つめるために留学したり、
忙しい時でも外国にちょっと旅行をするといいの。

飛行機に乗ってぼんやりと考えたりするだけで、
色々と新しい発想が出てくる。行った先で違った立場の人と話をすると、
別の視点から気付かされることもある



これを読んで、
私の英語モチベーションが断然上がったのは言うまでもないぽっぽっぽっ


とりあえずTOEICでまともな点数とるぞ。
コミュニケーション取る機会がなかったら
英作文でもして毎日英語に触れるぞ。



紹介だけで結構書いてしまいました。まぁいいや。




乙武洋匡さんは
「五体不満足」の著書で有名ですが
当時はスポーツライターでした。


プライドもって仕事されているのが格好いいです。

選手を知ったり、試合を見に行ったりと
外国にもしょっちゅう行くし、
当然ながら大変なライターの生活ですが
すごく丁寧に仕事をされていたのが伝わります。
その知識量から。努力の様子から。

「今はスポーツライターとして
仕事に多くの時間を費やして上達したい」
という熱心さ、仕事に対して持っている人は
果たして何人いるでしょうか。



また、外国の選手と日本の選手や
その応援の姿勢から
愛国心についての新しい考え方も
話されいるのが興味深かったです。


本に書いてあったけど探せなかったのですが(笑)

彼は、大学時代にボランティア活動していたことが
新聞に取り上げられ、それに目を止めた人から
本を書くように勧められ、それが売れて
スポーツライターの仕事を引き寄せたような
ことが書いてありました。


どんどんご縁が引き寄せて
今のお仕事につけたというのです。

これ、素敵だなと思って

ハンディキャップ以上に
根っからの素直さやさわやかさが
引き寄せた根源だろうと私は思います。



このお二人の話は
どんどん話題が変わっていくので
多くのことについて対談されているのですが

1テーマだけピックアップして
記録しておこうと思います。



「流れから抜けることの大切さ」
「人生を見つめなおす機会をもとう」

連続になっています。


ここには、外国の制度について
まず多く書かれていました。

例えば、

・サバティカル・リーブの話
アメリカは6年間働くと1年間自由な時間が与えられる制度があるらしいです。

そういえば友人も10年間働いて20日のお休みをもらっていました。
比較すると短いけどいい制度だなぁ。

・ギャップ・イヤーの話
アメリカでは、大学に入るまでの1年間、
体験することを入学した学校が許可するという制度があるそうです。
旅行に行くとか、アフリカに行くとか
「私は1年間こうします」というのが言えたら、入学を来年まで待ってくれるらしいです。


これをもとに、対して日本では・・・
ずっと勉強をして
外に目を向けたり、多様な人とコミュニケーションをとる機会もなく
学力を上げた人が入学できるシステムであることに
疑問を抱いたものになっていました。


確かに、いろんな経験は若い時にしておくほど
今後の行動の選択肢が広がるというのは
一理あります。


そんな制度が大学や会社であれば
やはり魅力的。


乙武さんも、大学を卒業してから
ライターになるまでに2~3か月あけたそうです。


お父さんが手紙で
「本当にやりたいことをじっくり探してみてはどうか」
と言ってくれたことがきっかけで。



日野原さんもそうですが
入院中に自分を見つめなおす機会がありました。


これを自分に置き換えると
私の場合、それって「今」なんじゃないかなと
思うわけです。
今。育休中。

実は、「子どもは欲しい!」
と思う気持ちの裏に

「仕事から離れることで
ポジションを失ってしまうのでは」

みたいな恐怖があったことは事実です。


いろんなチャンスをひったくって
やってきた仕事です。

プライベートが大変なときも
仕事に救われていたし、

プライドもってちっぽけながらやってきた仕事です。


育休期間は「仕事にとってマイナス」
ときっと心のどこかで蓋をしていた気持ちに
何度も考え直しても
頭のどこかで媚びりつくような思いに

「「流れから抜ける」ということは
必要な機会で、多様な選択肢が見えるとき」

だと考えを改めてくれたのが
この本を読んで大きかったこと。



当時は27歳ですが
現在も精力的に活動をされている彼の姿は
日野原先生と重なるところがあります。


私も頑張る。
大きな収穫を得た本でした。

これが古本100円か。ありがとう、運命。






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最終更新日  2023.09.22 10:15:14
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