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2023.12.30
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テーマ: 読書感想文(760)
カテゴリ: 本のこと
店主が厨房から出てくる気配はなかった。音もしなければ、匂いもまったくしない。


「いつもだれかが見ている」
大竹昭子 著 【写真】クミ・ヒロイ&アネケ・ヒーマン 亜紀書房



​ミステリーのようなタイトルですが、
違います。



この本は短編集で、
1話につき1枚の写真が冒頭に出てきます。


その写真にまつわるお話(フィクション)
が始まるわけです。


私たちの日常はそれが写真だとは気付かないくらい大量の写真にあふれている。それらの写真は私たちの意識や心にどのように作用しているか。そのことを頭の隅に置きながらストーリーを練っていったのである。

あとがきより。





写真からストーリーをひねり出すのって、

きっと撮影した本人よりも
ずっと長い時間、その写真に向き合って
考えるんだろうなぁと思うと、面白い。

普段の小説を書くのとまた違った感覚を使ってるんじゃないかな。



写真は写っている人も、場所も、国も
バラバラです。


一番面白かったのは1話目ですかね。


人間の些細な感情を明文化してあるのが面白かったです。

冒頭の文章は、その1話目から引用しました。




短いし、お話も変わるので読みやすいです。






いつもだれかが見ている [ 大竹 昭子 ]





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最終更新日  2023.12.30 23:15:53
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