でも、家事をしてくれる人もいないから
最低限の事はしておかないと、明日からの一週間はお仕事が詰まっているので、
家事を繰り越すなんてことをしたら、
自分で自分の首を絞めてしまうから、ゴロゴロしたかったけれどお買い物やお掃除にお料理と、ずっと動き回っていました
一人だけの生活になって三年半…
気が付かない間に、独り生活のリズムが出来てきています
…というか、夫と一緒の生活も長かったのに
そのリズムを、思い出しにくくなっている事に、驚きます
特に、土曜と日曜の過ごし方は、今とは全く違うものでした
時間に追われていたけれど、二人で同じ景色を見て同じものを食べて、話をして、相談して…
絵画に例えるならば、とてもカラフルな生活でした…
その生活が懐かしい…というのではありませんが
いくら、懐かしがっても二度と見ることができない色鮮やかな日常生活なのです
今と比較すれば、ちょっと悲しくなるから
今は今で、一色でも明るい絵にはできると思うから
一生懸命、一色だけの日常を作っているのです、、、
そういえば、最近はぐっすりと眠ることができています
酷暑の頃は、エアコンを点けっぱなしでも夜中に何度も目を覚ましていましたが
夜が涼しくなって、自然の空気の中で眠るようになってから
朝まで目覚めることなく、ぐっすり眠れている事が多いのです
このぐっすりと眠れた感じは
夫が最後の癌になる前の時以来です
ということは、、、四年半ぶり位です
あの、ほのぼのとした時が流れていた頃・・・
世間では、コロナが始まって一年を迎えようとしていた頃に、夫の最悪の癌が見つかったので、その時から安眠はできなかったんですよね…
もう、心から安らぐような睡眠はできないと思っていました
でも、今だけかもしれませんけれど
また、眠れなくなるかもしれませんけれど
本当に、久しぶりに
朝まで眠ることができています
私の中の何かが、落ち着いて来たという事かも知れません
三年前には、ボンヤリとした意識の中で
ボンヤリと日常生活を送ることで一杯一杯だったのに…
眠れていなかったけれど
眠れていない事に、気が付いていませんでした
そんなころと比べれば
哀しみは、発作のように強く感じることはありますけれど
心の奥の波のようなものは、静かに落ち着いて来たんだと思いたいのです
毎日を、一生懸命にその時を生きていると
自然と、なだらかな時へ辿り着けるのかもしれません
また、谷や高い山越えに遭遇するかもしれませんけれど
トンネルは、何時か抜けることができると思います
束の間の、穏やかさかもしれませんけれど
そんな息継ぎのような一時があれば、独りでも頑張れそうに思います
新しい景色を探しに
独りで歩かないといけないけれど
少しずつ、元気になれれば
そんな苦労もできるように思います
今日も、少し厚手の肌掛布団に包まって
気持ちよく眠れればいいなぁ…
こんな小さな幸せがとても大切だという事に気付けて、良かった…と思います
明日からの、新しい週も
ほんの小さな良いことに、巡り合えますように…
では、また…
あの日に、戻りたくて 2025.11.11
山歩きの記憶 2025.09.09
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