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けものみち★★★☆
久垣「中に人がいることを分かって火を付けた、しかもご主人は逃げ出せなかった、そこまで知っていて火を付けたとすると、犯人は・・」。民子「人間じゃありませんね」
。 --一つ決めた、これからは自分自身を外から眺める--。前回のまとめ。--夫を焼き殺したこの女が、どうなるか、どんな色に染まるのか、どうなろうが元々ではないか--
。車に乗った民子は携帯にでる。小滝だった。民子「お願いしたいことがあって・・」。 --思えば私は、小滝と会う前から、この世に生まれ落ちたときから、迷い道をさまよったようなものだ--
。タイトル。
民子は「マスカレード」のデザイン工房の前の花を見ながら入る。そこに見学に寄った奈々美がやって来た。愛想良くしていたが、奈々美は怖い顔をして、テイアラをみつける。奈々美「良かったです、これが無事で、マスカレー、仮面舞踏会っか、ご主人との夢が叶って、かがやき にすると思ったが、そういえば、マスカレード、見せかけって、意味もありましたね」。民子「いつでも」。奈々美は去る。従業員の光恵が尋ねる。民子「あなたとは、そりが合わない、でも、才能ないけど、雇ってあげて」。 光恵は「審査委員が入れ替えられるまで、先生の受賞に反対したのはジュエリー財団副理事の結城紗和子先生だ」と知らせた
。結城先生は民子がかって弟子入りしていた。久垣は火事の現場を見て回ると、同僚が35歳無職の男が放火犯が絞られてきたようだ、と話す。鬼頭の家では、民子を待っていた。男が面会で待っている。鬼頭「くだらん」。米子が入る、待っていた関東高速理事の岡橋(字幕あり)のお茶を変える。民子は小滝の総支配人の部屋にやって来る。民子「私の目の前に新しい風景が広がる、あなた達の道具になってから」。そこに秦野もやって来ていた。民子「怖いわ、お説教、想定外の事をしたので戸惑っている、麻布のじいさまの相手をさせる、その目的は? 教えてくれない、でも私は大きな力に守られている、そんな私を見守ってくれるのは、天下のニューロイアルホテルの総支配人、しかも見栄えのいい男性」。小滝「恐縮ですな」。秦野「面白い人だ」。民子「お褒めの言葉として」。小滝「1週間後、200本のシャンンパンでいいのですね」。秦野「何をするのだ」。民子「銀座でジュエリーショップをオーペンする」。 小滝「今後はの秦野先生に、公私ともに顧問弁護士になって貰う、断ることはできない」。民子「手綱を握るってこと」。
秦野「私は滅多なことでは表に出ない、私は失礼するよ」と帰る。民子「小滝さんは麻布の老人に会ったことないでしょう、あの邸宅の寝室で老人はどうだか」。小滝「知る必要がない」。民子「最初の夜、何と言ったと思う、体つきが気に入った、そのあとは何をたくらんでいるの、乗りました」。小滝「まだ動いてない」。民子「はっきりしていること、あなたと私は共犯者と言うことだけですね」。久垣は単独で料亭旅館『芳仙閣』にやって来る。そして民子のことを聞く。久垣「当日の客は?」。女将・初音は「さあ」。久垣「台帳見れば分かるでしょう」。初音「お答えできかねる」。久垣「私、放火殺人の捜査で来ている、裁判所から令状で家宅捜査できる」。初音「刑事さんは二人で捜査するのでしょう、よろしんですか、こういうの・・」と去る。久垣「なめやがって」。そこに、仲居の武藤が来る。 久垣は「1月10日の午後10時から明け方まで彼女見かけた」と聞く。武藤「見かけました、一度だけ、あの人白妙のお客が来ると、いつも部屋に入り浸りでした、あの日は一度だけ、お酒の注文で届けました、このとき、これみがしでした」
。久垣「白妙の客は?」。武藤「田代さんでしたが」。久垣「偽名だろうが・・」。民子はエレベーターに乗る。 --人はこの世に何人くらい、思い知らせたい相手がいるだろうか、ただ成し遂げるには力は必要になる、力を得ぬまま、日々をかみ殺して生きていくしかない--
。民子は結城先生と会う。結城「ご主人を新聞で見た、お悔やみ申し上げる、大賞おめでとう」。CM。
結城「大逆転だ、あなたの才能の勝利だわ、新事務所に花を贈らせて貰った」。民子「気づきませんでした、余りに多くって」。結城「今後ライバルになるかもしれない」。民子「光栄です」。結城「大事なことは?」。付いている男は外そうかと言うが結城はかまわない。 民子「銀座の先生のショップだけで、年間3億の売り上げがある、そこを明け渡して頂きたい」。結城「何を言っているか、分かっているの」。民子「先生が5年前ドイツで金賞を取った作品を覚えています、受賞を期に世界で認められた、あれは先生の所にいた若いデザイナーがコンペしたもの、私もいました、あのデザインを私のデッサンを元にした物」
。結城[あれは0から私が考えた物」。民子「証拠があるの、私が当時先生に渡したデザインのコピーです」。結城「汚い手を使ったのか知らないけど、この世界に入れただけでもよしとしたら」。民子「今公表したらどんな騒ぎになるか、尊敬する先生を弟子として傷つけたくなかった」。結城「あなた変わったわ、何がそうさせたの」。民子「目の前の分かれ道の一方を選んだだけだ」。そこに客がやってくる。そこで、民子「紹介していただけます」。客は民子の受賞を知っていた。民子「先生から、身に余る提案を受けた、それは先生から・・」。 結城「成沢民子さんは、皆さんもご存じの通り、才能をお持っで、今後銀座3丁目のショップをお任せしょうと思って」。民子「よろしいんですか、私に、あんな素敵なショップを・・」
。皆は「応援するわ」。 なんで、そんなにうまくいくの?? 黒革よりも順調だ
。 --私は変わった、以前の私なら、こんな嘘は演じきれなかった、(コピーを破る)、私のデザインに盗まれる価値のあるものはない、ただ大先生にも後ろめたいことがある--
。麻布から黒谷が車で迎えに来た。車の中で、民子は足を組み替えて挑発する。バックミラーでちらっと見つめる黒谷に民子「私の膝に何か付いている?」。麻布では、岡橋が5時間も待っていると米子が伝える。鬼頭「あの子はまだか」。米子「来てます、お風呂です」。鬼頭は大喜びだ。米子は風呂場の民子に「旦那様は客と面会中だから、寝室で待つように」。 民子「黒谷は何を?」。米子「旦那様の秘書兼警備担当です」
。 黒谷も何か助けてくるのだろうか。絡んでくると思いますが・・
。追われた男は米子にすがるが、米子「話すことはないと、黒谷~~」。黒谷に追い出される。CM。
鬼頭と民子は二人だ。部屋の置物を見て民子「何だか怖い、あの不動様」。 鬼頭「不動ではない、愛染明王だ、愛欲を浄化して、仏の心にする、愛染=人間の煩悩、愛欲の悩みを救う物じゃ、心は優しい、事業充実しているようだな、充実した日々は肌にでる」
。抱かれながら民子「おかげさまで」。芳仙閣に久垣は顔を出し武籐に、金を渡し、「白妙の客を知っているのだろう」。 武藤「ニュー・ロイヤル・ホテルの小滝という支配人と聞いた」。久垣「やばいな、違法捜査になる、聞かなかったことにしてやる」と金を取り返す
。 久垣もダーティですね、民子の黒革みたいに味方になってくれるのかな??
久垣は深夜、自分のアパートに帰る。妻の薫が、起きてきた。薫「コンビの刑事から、あなたが捕まらないって何度も電話があった、最近のあなた変よ、銀行から塾の金を引き落とそうと思ったら」。久垣は妻に金を渡す、そして、子供の顔を見つめる。民子の店に初音がやって来た。初音「ジュエリーの勉強してたことは知っていたが、この世界は一度賞を取ると、見違えるような人生を手に入れる物なのね」。民子「運が良かった」。初音「ご主人があんな事になったが、運は逃しても、何十倍のものが後から来るものですね」。民子「もういいですよ、小滝さんから女将さんが頼まれたんでしょう、親兄弟なしで、金銭に困って、条件次第では男の慰みものの道具になるような・・でも、おかげで成功できた、私に白羽の矢を当てた、女将さんに感謝している」。初音「今日はあなたに忠告しに来た、刑事が来たのよ、白妙の客の事しつこく聞かれた、もちろん、女将だから話さない」。 民子「忠告でなく、要求ですね、口止め料、支払う必要ないわ、3ヶ月に1回開かれる秘密の会、当局に知られたら、女将さんの手が回りますよね」。
初音「あなたも知って働いたこと忘れたの、告発したら、あなたも引っ張られる」。民子「匿名の情報提供で十分です、お引き取りください」。頭を下げて初音「お願い、500万、お客が減っているの、知ってたでしょう、火の車だってこと」。 民子は小切手に500万を書き渡す
。民子「聞き取れませんでした」。初音「恩に着ます」。民子「どういたしまして」。CM。