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出逢いと別れの季節。卒業、巣立ち、新たな出発とさまざまなドラマが生まれる季節ですね。実は私の次男も無事に小学校を卒業しました。ついこの間生まれたばかりと思っていたら、いつの間にかすっかりたくましくなって、まさにもう中学生!です。次男を生んだ2009年末。最初の出産から8年近くたっていたので体もびっくりしたのか私自身の体調も悪く、重ねて次男の夜泣きも凄まじく、そうこうしていたら父が胃癌で入院。乳飲み子の次男を抱えて往復2時間の病院通い。じいちゃん子だった小3の長男と祈るような毎日を送っていました。結局、祈りは届かず2010年11月に父を天上に見送ってからというもの、私の心は空虚となりました。私に筆を教えてくれた父が、病床で「いい仕事を考えたね。お父さんにはとても真似できないよ」と褒めてくれたネームズストーリー。ですが父を失ってから、なかなか筆を持つ気になれず、ネットショップも確か開けたり閉めたりしていたはずです。それでも細々と続けてきて、気が付けば2022年。時は流れました。その時々で精一杯の気持ちを込めて書かせていただいた作品は、私の手元にはほとんどありませんが、お一人お一人の毎日にちゃんと寄り添って、贈った人、贈られた人の温かな想いを知らず知らず次へと運んでくれていました。きょうはそんなお話です。これは、次男と同じく2009年に生まれた咲絵ちゃんという女の子のために書かせていただいたネームズストーリー。その2年前には美桜ちゃんというお姉ちゃんにも書かせていただいていました。姉妹揃って情景が浮かぶ美しいお名前。お母様はこうして玄関に飾って二人の成長を見守りながら、ほんとにこの詩の通りの二人だなあといつも嬉しく眺めていたそうです。そして、ある時、ひょっこり私に連絡を下さいました。「壱岐に暮らす素敵なご夫妻へ、御礼の気持ちを込めて書を作成してほしい」というご依頼でした。壱岐といえば、美しい海が印象的な長崎県の離島。そのご夫妻は「離島に暮らすようにして泊まれる=りとまる」というコンセプトで島ならではの楽しみを盛り込んだ一棟貸しのヴィラを経営しているのだそうです。代表の奥村洋行さんの紹介記事はこちら聞けば、咲絵ちゃんは壱岐市が実施している離島留学制度に志願して、昨年5月より早々と親元を離れ、このご夫妻の元でホームステイをしているのだそう。なんとたくましい。まさに自分らしく自分の好きな絵を描いているイメージそのままな咲絵ちゃんです。そんな咲絵ちゃんをいつも笑顔で温かく包んでくれているという里親のお二人の写真を拝見し、私もその表情からあふれ出る優しさをひしひしと感じました。しかも!広々とひろがる青い海のごとく、お二人のお名前それぞれに、そのままズバリの字が入っていました。かけがえのない伴侶、家族、会うべくして会った人たちというのは、不思議とそのお名前に不思議なリンクが生まれます。けっこうな確率でよくあることです。こうなると私の筆はもう書きたくて書きたくてたまらなくなり、突き動かされるように筆が走ります。実に楽しい瞬間です。こうして出来た夫妻への贈り物はこちら。スタイリッシュな「りとまる」をイメージして白木のスクエア2L額に。シンプルがぴったりきました。かくして、3月18日、島での卒業式を無事に終えたということで、無事に渡せましたと笑顔の写真がまた送られてきました。何度見ても、温かい気持ちになれる一枚で、私にとっての宝物がまたひとつ増えました。と同時に、久しぶりに壱岐の青い海が見たくなりました。ああ、ついでにあの名物の雲丹丼も食べたい。青空の下でバーベキューもいいな。夕陽を眺めながらうっとりとお酒を飲みたいな。いろんな欲望が渦巻いてきました(笑)離島の魅力を通じて、人々に笑顔と感動を届けたいと奮闘する奥村ご夫妻にも是非いつかお会いしてみたいです。ささやかな私の小さな手仕事でも、長くやっていればいろいろな縁を手繰り寄せ、幸せな気持ちを運んできてくれること、最近つくづく実感しています。余談。咲絵ちゃんの離島での卒業式の前日、次男も福岡市内の小学校で卒業式でした。彼なりに思いがあって男子では珍しく羽織袴姿で参加しました。しかもレンタル衣装ではなく自前です。この羽織袴、実は、彼の祖父が結婚当時に仕立てた50年モノ。それ以来誰も手を通していなかったそうで、卒業式で袴が着たいと思い付きのように言った次男に、それならあるバイとこちらも長崎よりわざわざ祖母が持ってきて着せ付けてくれたのでした。羽裏に鮮やかな絵柄があるそれは立派なものでした。式中、意外にもしっくりと袴姿がよく似合っていた次男の横顔を頼もしく眺めました。また、思いがけず最高のじいちゃんばあちゃん孝行だったなあと。私自身は生まれながらにして双方のじいちゃんばあちゃんはすでに他界していたので、息子たちには祖父母の愛をいっぱい感じてほしいなと思います。次男と入れ替わりでじいちゃんは一人いなくなったけれど。でもいざという時に駆けつけてくれる、いつも案じてくれている祖父母の存在に感謝してほしいです。これは自戒を込めて。私自身は祖父母の愛を直接知らないので、ふとすれば忘れがちになるから。こんな時にはっと思い出すのでした。それにしても、女子の袴姿はけっこういたけど、男子はクラスで一人だけ。かなり目立っていましたが、恥ずかしがることもなく実に堂々としていた次男でした(笑)この調子で、中学校に行っても自分が信じる道を堂々と進んでいってほしいものです。私もコツコツと自分の手仕事をがんばっていこうと思う春でした。多くの皆様とのご縁に感謝。心機一転、新たな門出に乾杯!
2022年03月28日
2020年秋、福岡発の老舗経済情報誌【財界九州】で次世代リーダーのインタビュー記事として、いつもお世話になっている福岡市本社の(株)三森屋 森満俊 社長が堂々登場されました。※財界九州10月号。私のような超零細個人事業者にはとてもご縁のない九州経済界を代表する月刊誌です。文具等の卸販売業としてなんと戦後すぐの昭和21年創業の老舗を引き継ぐ3代目。社員、家族、そしてお客様とのご縁を何よりも大切にいつも明るく前向きに奮闘されている方で、言霊の力を信心され私の書の活動にもいつも様々な感動を運んでくださる素敵な方です。今回の取材の後「先生と2ショットですからね!」とご連絡があっていたのですが、記事を見てほっこりしました😊以前、三森屋さんの社名で作らせていただいた額がしっかり森社長に寄り添って写っておりました。なんと嬉しく元気が出ることでしょう。本社社屋は福岡市東区に。福岡市中央区渡辺通の電気ビル内には、一般の方が購入できるショップもあり、九州電力をはじめたくさんの地場大手企業のオフィス環境を支えています。店内では、ありがたいことに私の名前詩作品ネームズストーリーの紹介までしてくださっていますその社屋いっぱいに、誰もが元気になる清澄なる森の気が満ちていて、売る人、買う人、そして社会全体の三方に幸せを広げる、そんな会社を目指して。森社長はきょうも若きパワーで駆け回っていらっしゃることでしょう。
2021年01月08日
【2002年生まれ。巣立っていった一人娘に】まさに私と同世代くらいのお母様から、この春、進学のために家を出た大切な娘の前途を応援したく命名の想いを書にして欲しいとご依頼がありました。見知らぬ方ですが、私にも同じ2002年生まれの息子がいるため、その気持ちにとても共感し、精一杯、その未来を祝す言葉を書きました。ちょうど、芳香を放つ薔薇の花びらを飾っていたので、ローズの美パワーもつけようと花びらの中に入れてみたり。そうして出来上がった作品を、お母様はとても喜んで下さりさっそく、娘さんがいなくなった家に飾り、まるでそこに娘さんの存在を感じるかのように思ってくれていたそう。そうするうちに、最近娘さんが帰省し、作品を見てとても照れながら嬉しそうにしていたそうで、私に知らせるため、書と一緒に記念写真を撮ろうとしてくれたらしいのですが、年頃の娘は、照れてNGと。で、娘さんが帰る日になったら、なんとしっかり書をバッグに入れ、一人暮らしの家に持って行ってしまったそうです。それだけ嬉しかったんですねとメールを下さったお母さん。娘さんと一緒に旅に出た書。さらにまた、がらんとしただろう、見たこともないお宅の様子と娘さんの幸せを願うお母様の優しいお顔が浮かんでくるようでした。★風香堂のネームズストーリーのご注文・お問い合わせはHPまでどうぞ。画像をクリック↓
2020年11月16日
痴呆が進み、施設に入っていらっしゃるというおばあちゃん。コロナになってなかなか会えないけど90歳の記念に何か贈りたいと考えて、そうだこれなら!と思って。筆ペン塾に来てくれているいつも一生懸命なあきちゃんからの切望でした。昔から世話好きで明るくていつも笑っている大好きなおばあちゃんです。とにかくずっと元気でいてほしいと伝えたいです。自分の名前ならちゃんとわかるはず!!赤の額?いいですね!派手好きですから絶対似合います!熱い気持ちにこたえたくってがんばりました。どうせなら花束代わりにと、もっと派手にしました。睦子さん仲良しの家族の笑顔に囲まれた花のように明るいあきちゃんのおばあちゃん。写真をみせてもらいましたが本当に美しい笑顔でした。あきちゃんは、涙で目を潤ませながら、おばあちゃんってこんなにいい名前だったんですねー!ととっても喜んでくれました。いつ渡せるかなおばあちゃんどんな顔するかな早く渡せるといいねあきちゃんの優しい気持ちに私も癒されました。風香堂の名前詩ギフトについてのご注文・お問い合わせはこちら#睦子ばあちゃんと花畑 #名前詩の風香堂 #名前の物語 #お名前ポエム #名前の由来 #命名 #命名書 #命名書オーダー #命名カウンセラー #名前詩の風香堂 #書家香玉 #ネーミングカウンセラー #メッセージボード #メッセージ #言霊 #言霊パワー #言霊ヒーリング #還暦祝い #古希祝い #米寿 #卒寿 #プレゼント #筆文字ギフト #出産祝い #おばあちゃんへのプレゼント #サプライズプレゼント #花束の代わりに贈る言葉#筆文字ギフト
2020年11月06日
【2020年11月1日寿 sushi】 11月最初のいい漢字は、お寿司の日🍣にあやかって、おめでたい寿‼️ お寿司といえば、4年前、ある仲良し夫妻に ご招待いただいた大名のお寿司屋さんを 思い出します。 夫妻の友人である熊谷隆さんという大将が 営む鮨くまさんというお店。 開店7周年の記念に書を贈りたいとのご依頼を受け、書かせていただき、お寿司まで ご馳走になりました。 やまこえ たにこえ りゅうせいのくま🐻 うましさかな🐟 おう 熊谷隆さんのお名前の字をちりばめ 鮨の字を魚と旨にばらし 美味い鮨を追究するイメージで 温かい笑顔の素敵な大将にお会いでき そのお寿司の味は大変上品で丁寧な手仕事に感動しました。 そして、この仲良しご夫妻は翌年に 待望の赤ちゃんが生まれたのですが なんとお誕生日が きょう、偶然にも お寿司の日🍣😆でした。 ますます仲良しで 寿パワー全開で 息子さんはぐんぐん大きくなり 本日、3歳になったはず❣️ おめでとうございます! また会いたいなあ。 つくづく人のご縁は面白いですね。 明日もどうか良い日でありますように🙏 🖌毎日いい漢字日めくり作者 🍎青木香玉のつぶやき 🇯🇵2020後半戦ラスト日めくり🇯🇵 〜2020年7月〜12月31日 #毎日いい漢字 で連日投稿中 足早に過ぎ去る毎日を実感 1日1字登場の漢字を 作者#書家香玉 の想いと共に発信します #東京五輪 #東京オリンピック #開幕までカウントダウン #毎日いい漢字 #破らない日めくり #五輪 #漢字 #漢字好きな人と繋がりたい #日めくりカレンダー #日めくりカレンダー2020 #パレードブックス #筆文字 #shodo #kanji #japanese #japanculture #寿司の日 #寿司 #開店祝い #開店祝いのプレゼント #名前詩 #名前ポエム #風香堂の名前詩 #書家香玉 #言霊 #言霊パワー
2020年11月02日
【ふるさと納税】筆文字作家・香玉によるオリジナルギフト「Name's Story」をお届け 送料込 価格:35000円(税込、送料無料) (2020/10/23時点)楽天で購入 食べてなくなるものより 何か形ある 心に残るものが欲しい 大切な方に他のどこにもない 価値あるものを贈りたい そんな方は ぜひご検討いただければと思います。 おひとりおひとりの お名前の文字で言葉を作り ポストカードというさりげなく小さな空間に 伝えたい想いを閉じ込めて 丁寧におつくりしています。 2017年の秋から返礼品として受注を いただくようになりましたが、 これまでに多くの方から まさにプライスレス! 予想以上の感動だったと 嬉しいお声をいただいております。 私の名前詩ギフト制作のモットーは押しつけがましくないもの あくまでさりげなく自然体で、その名の方に長く寄り添えるものを 作りたいとこの15年間、仕事を続けてきました。 ふるさと納税をお考えの方はどうぞ候補としてご検討ください。 また、納税関係なく HP風香堂でも普通に受注を受け付けております。 皆様とのご縁を楽しみにお待ちしております。
2020年10月23日
世界でひとりだけのあなたのために、その愛おしいお名前の文字から紡ぐ物語「Name's Story」こちらは赤ちゃん誕生の際に、床の間などでよく目にする命名の紙。【2枚以上で定形外郵便送料無料】B4サイズ命名書【命名紙 命名用紙】【毛筆】【代筆】価格:1320円(税込、送料別) (2020/9/14時点)楽天で購入成長ののちも長くいつまでもさりげなく飾っておける記念品ができないものかと15年前に、ポストカードサイズの【Name's Story】額は生まれました。実際、普段はお子さんの勉強部屋に、成人になって家を出るときは持たせたいとか自身のエールのためにと注文いただいた成人男性は墓場まで持っていきたいといった嬉しくありがたいお声までいただいています。当初は、額よりも中身で勝負。発送のし易さ等お届けスピードを優先しごく簡易的なペーパーフレームにお入れしての注文からスタートしました。だんだんとお客様の広がりを感じはじめた頃、より保存性に優れたものをとあれこれ市販の額を試したのち、手頃な値段でありながら他にはない上質なつくり洗練された色使いが魅力の現在のフレームに辿り着きました。詩の雰囲気に合わせての色選びはとても楽しく、還暦の御祝には赤、古希の御祝には紫とある高校のダンス部の卒業御祝として一度に20人分を制作したときには、それぞれの衣装のテーマカラーに合わせて発注したりと本当にこれまで数えきれない程のName's Storyを彩ってもらいました。もちろんこのカラフルシリーズはこれからも続けていくつもりなのですが、実はこのたび風香堂15周年にふさわしく、はじめて、額縁専門店様とコラボしてのオリジナル額が新たに誕生することとなりました。オリジナル額の制作を引き受けて下さったのは私が生まれ育った福岡県川崎町で40年以上続く老舗「ヒロタキガクブチ有限会社」様です。川崎町では、3年程前から、ふるさと納税の返礼品としてName's Storyを使っていただいておりましたが、このたび、もっと地元との関わりが深いものが作れないかと役場を通してお話いただき実現する運びとなりました。いつもなら市販の額に合わせて大きさを調整しながら書を書いていたのですが今回は私が使用している和紙はがきの大きさ、私の字の配置に合わせて専用のマットを切っていただくことから始まり、二代目・廣瀧学社長にあれこれと私の希望する雰囲気を伝えポストカードサイズのName's Storyシリーズにふさわしい専用の額を提案していただきました。カラフル額よりも一回り大きな余裕と、シンプルでどんなインテリアにも馴染む無塗装の木枠。さすが専門店、丁寧で上品なつくりがとても素敵で一目で気に入りました。裏には、大好きな深緑色のスタンド。発送が主となるため破損の心配のないアクリルガラスを使用しており言うことなしです。どうしても色が欲しい方にはマットの色で変化をつけることも可能です。様々な額の形状が並ぶわくわくする店内を眺めながら、もっと早く出会えたらよかった!と心から思いました。高校生まで川崎町で育ちましたが、書家であった父はいつも飯塚にある書道用品専門店に表装を依頼していましたので、同じ町内にある額縁屋さんを知る機会はほとんどありませんでした。川崎町の文化祭を見てもわかりますが、田川や筑豊には絵や書や陶芸、木工など芸術を愛する人がとても多いように思いますし、特に絵画の分野では多くの作品を目にする機会があったように思い出されます。だからこそこのような老舗の額縁屋さんが町に息づいているのだなあと今更ながら感慨深く思えました。そんなこんなで誕生した新製品は来月よりご注文を受け付けられるべく準備を進めたいと思っています。どうぞご期待ください。【ふるさと納税】筆文字作家・香玉によるオリジナルギフト「Name's Story」をお届け 送料込価格:25000円(税込、送料無料) (2020/9/14時点)楽天で購入
2020年09月14日
昨年11月より、福岡の創作書家・香玉オリジナルの名前詩ギフト「Name's Story」が、ふるさと納税サイト・さとふるでもオーダーできるようになりました。申し込みページはこちらポストカードという小さな空間の中でそのお名前の文字を香玉独自のイメージで表現するもので、他にはない詩作、フレームの色との調和、贈る人、贈られる人の想いにも心を巡らせて、ひとつひとつ大切に制作させていただいています。ポストカードのアートフレームは2006年の創業当初よりずっと作り続けている定番商品であり、1番人気の商品です。さとふるでのご紹介以来、先月までの約1年間で北は北海道、東北から南は沖縄まで、さらにたくさんの方とご縁ができ大変ありがたく嬉しく思います。また、私の仕事を通じ、過疎化が進む故郷の小さな町の税収が少しでも増えているのかと思うと感無量。本当に感謝ばかりです。さとふるからご注文いただいた方の一部ですが、こんな温かなレビューも頂いています。ありがとうございます!受け取っていただいた皆様からのお声がどれほど励みになるかわかりません。ただ、大変残念なことに、国からの通告、方針により、寄付金に対する割合の関係でこれまで2万円のお納めでお送りできていたのが、今月より26000円の寄付金となってしまいました。私がいただく分は変わらないのでありますが、これによりサイトが再アップとなり、今まで頂いていたありがたいレビューも0になってしまいました。悲しい限りです。さとふるの新しい申し込みページまたご縁がありますこと願うばかりです。贈るひとも贈られるひとも楽しみなギフトを目指し、これからも精進します。引き続きよろしくお願いいたします。創作書家 青木香玉
2018年12月12日
12年前より、それぞれのお名前の文字で詩作し記念の額をつくるハンドメイドの仕事を始めました。今では同種のものが、大量生産的に存在していますが、私のオリジナルブランドName's storyは、漢字や語感、その意味合いから選ぶ言葉や文字の雰囲気がそれらとは一線を画したものをめざしています。実際ご注文いただく方からも、わざわざあれこれ探して、やっと自分が欲しいと思うものが見つかったと言っていただくことが多いです。一番多いご注文パターンが生まれたばかりの赤ちゃんへの贈り物。命名祝いにぴったりです。後日、可愛い赤ちゃんと一緒に喜びの写真が送られてくるとき、最高に幸せな気持ちになります。私はほとんどオーダーいただく方と顔を合わせお会いするチャンスはありませんが、そのお名前の文字を頼りにその人がまとう言霊のエネルギーをあくまでさりげなく、なるべく簡潔な言葉に凝縮し、目に見える形におさめていく作業を集中して行います。最近は私の生まれ故郷である福岡県川崎町のふるさと納税の返礼品にも採用いただき、さとふるというサイトを通じて新たなご縁を頂くことも増えてきました。さとふるを通じてご注文いただく方とは、このように手書きの注文用紙でやりとりしています。最近多いのが自分自身の励ましにと、ご自分のお名前でオーダーいただくパターンです。それぞれのお名前がより一層輝き、パワーアップできるよう言葉を紡ぎ、心を込めて筆字にします。直筆でしたためられたメッセージを拝見するのも、とても楽しみであり、また背筋が伸びることでもあります。名前の文字に秘められたパワー、名前の文字から描くその人のためのサクセスストーリーご興味ある方は風香堂の名前詩をぜひご利用ください。
2018年07月12日
新たなる旅立ち、卒業シーズンに。初めての大量注文をお引き受けさせていただきました。去年、全国大会にも出場したというサッカーの名門校を卒業する男子高校生部員21人分の名前詩額をとそのお母さん方よりお声をいただきました。一生ものの記念になるよう、身が引き締まる思いでありがたく筆をとりました。ひとりひとり想いが込められた名前。チームの中のその人はきっと、その働きをしたのだと確信しながら。フレームはチームカラーのグリーンをお選び頂きました。ご注文の数だけ新たなドラマが生まれるこの仕事、誇らしいです。感謝
2014年03月09日
まことのこころに あふれしひと そらたかく あなたまついのちにそそげ あいとどけ 日本一忙しいと言われる空飛ぶドクター 小林誠人先生に贈らせていただきました書です。 今年の夏、TBS情熱大陸でその活動を拝見してからというもの、こんなお医者様が身近にいてくださったらどんなに安心だったろうとただただ涙があふれ、これぞ誠の人だとそのお名前に心奮い立ちました。 満足な治療が受けられず田舎の病院で父をあっさりと失ってしまった私にとって、救命のためならばたとえ無駄足であっても、とにかく駆けつける。ご自分の負担を一切かえりみることなく誠意を持って患者と向き合い、できる限りの手を尽くすというその真摯なお姿はまぶしいほどに衝撃的でした。 本来、医者と患者は近い存在であるべきはずなのに、今の医療は、とにかく情報だけはたくさん転がっているのですが、患者側に相当な収集能力と選択眼がない限り、医者から手を差し伸べてくれることはそうそうなくて、その距離は広がるばかりです。そうでなくとも心身に大きなダメージを抱えているにも関わらず、患者は必死に誠意ある医者に歩み寄ろうと努力を続け、運が良ければやっとのことでその命を守れる。 父の病院選びを完全に失敗してしまった私は自戒を込めてそう強く感じていて、これからの学びとしなければと思っています。病床で身動きがとれない父を何度、ちゃんと心を込めて治療をしてくれる、もしくはその命が残り少なくとも最後の安らぎと緩和を与えてくれる医者のいる病院へ、どうにかして運んであげられないものかとやきもきしたことでしょう。こんなことならギリギリまで自宅で頑張り、最後は道に倒れた方がまだマシでした。そこがもし兵庫あたりなら、小林先生がヘリで飛んできてくれたでしょう。 まともに病院に行けば、先生に診てもらえるまでかなりの時間がかかるのに、小林先生が提唱するドクターヘリ、ドクターカーは、常に万全の体制で、その場にすぐにお医者さまが現れ、適切な処置をしてくださるのです。こんな夢のような医療があるでしょうか。もちろん命に関わる緊急の場合だけですが、先生は行政区の垣根を破り、いかに効率的に、それを必要とする人のところへ確実にこのシステムが浸透するように努力を重ね、さまざまな斬新なアイデアを打ち出されています。 寝る間もないほどに、張りつめたお忙しい毎日であろうと想像するのですが、私のラブコールにもしっかりこたえてくださり、私の活動に関心を示し、一方的なプレゼントをとても喜んでくださいました。 これだけ見てもいかに一人一人の患者と向き合い、人との絆を大切にされているかがわかります。 本当に素敵な方です。 こんなお医者さまと普通に出会える時代が早く来ますように…父の一周忌を前にしみじみと願う夜です 2020年10月28日 追記 父の死から10年の節目に 先生とはその後も交流が続き、先生のお子様の門出やご両親の長寿のお祝い、また、同じ職場の方からも書のご注文など頂くようになり、なんとも信じられないほど温かで嬉しいご縁が次々とできました。 私が思う以上に、先生は私の書を大切にしてくださり、仕事場に飾ってくださっているだけでなく、パソコンのデスクトップにも貼って、ハードな日々のひとときの癒しとしているとお言葉を下さいました。 これもまた父の死あったからこその新しい喜びなのだと今になってしみじみ思えます。 真ん中が小林先生 左は先生の同級生で歯科医の太田先生 なんと! 福岡に講演に来られた際にお会いして会食まで叶いました。繋いでいただいた方もまた、先生の同級生で福岡で歯科医院をされている素敵な方です。 この仕事をして本当によかった。 そして父を失ったことで得たことの意味をしみじみと考える2020年でした。
2011年10月23日
九州ビジネスチャンネルという地域情報発信サイトより、取材をしていただきました。タイトルは恥ずかしながら「輝く女性起業家」として。2006年より始めた私なりの活動をこのような形で客観的に見ていただける機会ができたこと、とても刺激になりました。実際のところは、育児家事に追われ、日々ヘトヘトになりながらも夜中に気力を振り絞って筆をとっている日常。。。で、とても輝いている自信はないのですが、輝きを忘れないよう精進し自分を磨いていかなければと気持ちをあらたにしました。一分程度のインタビュー動画です。筆をとるシーンも少し出てきますご覧いただければ幸いです今後ともどうぞ宜しくお願いいたします九州ビジネスチャンネル「輝く女性起業家~名前詩作家、青木美香」インタビュー動画はこちら
2011年10月17日
大津波からきょうで7ヶ月。復興へ!という力強い合言葉は聞こえるものの、その地は今実際のところ、どんな状態なのか、そこに暮らす人々はどんな気持ちでこの7ヶ月をすごしてきたのか、とてもとても想像に及ばない。ただただ案じている、それだけの情けなさである。そんな中、震災前から書の注文などで交流のあった石巻のご家族から、思いがけない贈り物が届いた。「がんばろう宮城」のステッカーが貼られた小包。中身は石巻名産の笹かまぼこと仙台名物、牛タンの詰め合わせであった。なんということ!急いで、贈り主に電話をかける。メールで受注のやりとりがあっただけで、実際に話すのも初めてだったその人。電話口に出られたのは、正確には何度か注文をくれた二十代女性のお母さまだったのだが、私が名乗るとすぐに反応してくださり「素敵な書をいただいて本当にうれしくて。何かしてさしあげたいとずっと思っておりまして…石巻はこうして元気にやっておりますとただお伝えしたくて」と穏やかなお声。いや、そんなそんな、なんというか、私の方こそ何かと思いながらこんなことしかできず…と恐縮しきりで、電話を手に何度もお辞儀をしてしまった。こんなことがあっていいのだろうか。あらためて東北の人々の奥ゆかしさ、あたたかさをかみしめる。「そちらはいくらか変わりましたか」浅はかな私は軽い気持ちでこんなことを聞いてしまった。「いいえ、なんにも変わりません。けれどそれでもみんなで力を合わせていくしかないのです」とお母さま。たまたま高台に家があって、みんな無事であった石巻のとあるご家族。一時は、家をなくした人たちを受け入れ、生活をともにしていたこともあった。とはいえ、周囲の状況はいまだあの日からなんら変わっていないのだそう。ショックである。そんな中でもこんな贈り物をして下さるそのお気持ち。つくづく人間とは尊い。人間のひとりとして、恥ずかしくない生き方をせねばと思う。感謝
2011年10月11日
お顔も知らない、お話したこともない、ただそのお名前と、たしかに私に向けて伝え届けてくださったメッセージ。ほんのひとときの交流でしたが、あなたの安否がとても気になります。お送りした作品は9日の午後にお受け取りになられたとの記録がありました。宮城県石巻市はほぼ壊滅状態と、テレビからは伝わってきます。あなたはいまどこでどうしていらっしゃるのかこの書は、波に飲まれてしまったのでしょうかあなたが元気でいらっしゃるのなら、何度でもまた書いて差し上げたい今はそんなものはいらないとは思いますがどうかどうかご無事で
2011年03月14日
来月13日金曜日の午後より、福岡市天神のリビング新聞社の一室にて、それぞれのお名前で描く筆文字アートの1日講座を開催します。材料費千円の中に、専用の筆ペンや紙、フレーム代が含まれていて、出来上がった作品はすべてお持ち帰りできます。みなさんのご参加お待ちしてます。詳しくは西日本リビング新聞社まで
2009年10月26日
ポストカードサイズ、カラーフレームでのオーダーが最近、人気です。全部で15色あるフレーム、もともとは写真用ですが作りがしっかりしていて上品な風合いの色づけがアートフレームとしてもぴったり。写真は栃木県在住のKさんご注文分。奈々緒くんという名の息子さんの命名記念に、詩の内容は全てお任せでオーダーいただきました。カラーのご希望はグリーン(薄)タイプ。とっても爽やかな素敵な色です。奈という漢字は、お名前にもよく使われますが、ひらがなの「な」のもとになった字で、その漢字一字にはあまり意味を持たない字ではあります。でも何という漢字と組み合わせれば、いかんと読むことにつなげて言葉を紡いでみました。いかなるときにも希望を捨てずに前を向いていられますように。緒という字は、「いとぐち」とも読みます。難局を打破する何かのきっかけ、どこかにあるはず、諦めて探すことをやめてしまったら、そこで終わり。だよね~かくいう私も、すぐに疲れて投げやりになりやすいところがあるから、自分への戒めも込めて。書かせていただくことで元気になります。感謝
2009年09月19日
妹は三姉妹のお母さんです。幼稚園の年長、年少、そして1歳半。まだ下の子はお喋りしませんが、三人娘が揃ってぺちゃくちゃやり始めたら、それはそれは賑やかなことでしょう。で、妹が最近、何気なく三人の名前をひらがなで書き並べていて、はっと気がつきました。上の娘から、のどか、ちさと、みちのという名前。それぞれ、妹やそのダンナさまや父が好きな漢字などを用いてつけた名前で、関連性などはまったく考えてないそうなのですが、なんと、まるでクロスワードパズルのように組み合ってます不思議。やっぱり名前ってその人だからこその意味が知らず知らずのうちに込められるものなんだなぁとあらためて感じました。
2009年09月04日
このところすかっと晴れない日々が続いています。きょうも朝からずっと窓の外は薄暗く、朝も昼も夕もない感じ。なんとなく気持ちまでどんよりしてしまいますね太陽がぱあっと輝く1日はやっぱり爽快。わけもなくやるぞ~!なんて気持ちになる。太陽は偉大だなぁと常々感じています。信仰や宗教感には疎い私ですが、古代からの太陽神という考えには共感できるなぁ。なんて、思っていたところ、立て続けにふたり、男の子の名前詩のオーダーが入ってきました。それぞれ、去年の夏と今年、早春生まれの男の子で、もちろんご依頼主はまったく別の方。ですが、どちらもお名前が「太陽くん」書いていくうちに、以前に書かせてもらったお名前のご依頼が再度、別の方からくることは時々ありますが(もちろん内容はそのたびに変えています)同時に来たのは初めてでした。しかも太陽が恋しいなぁと思っていたところでしたので、ちょっとびっくりしました。大好きなシンガーソングライターの奥田民生さんの歌の中にもよく、太陽が出てきます。最近では「なにかあったら太陽にきけ。頭を持ち上げて雲の上。」というフレーズがとても新鮮でした。さて、私もそれぞれに太陽の魅力を筆文字にしてみたいと思っています。ふたつとして同じものがないのが自慢。頑張ります!
2009年02月27日
8月中にオーダーいただいた作品を急ピッチで仕上げています。書作はまさに生みの苦しみですが、完成したものを額装する時間はかなりワクワクします。今回、ナチュラルタイプの木製額にお入れする二点に新たな試みをほどこしました。まずは、半紙に書いたものを専用の用紙を使い、霧吹きとアイロンで、びしっと裏打ち。そして額のサイズにぴったりとあった厚紙のマットを重ねて、しっかりと位置を決め、額にお入れするのですが、今回はそのマットを敢えて下に敷いて、掛軸の表装などで用いられる「フクリン」という縁飾りをイメージして、前々からやってみたいと思っていた、イマドキの洒落たデザインが揃っている和紙でできたマスキングテープでおめかししてみました。この可愛らしい和紙テープ、倉敷の工房で生まれたらしく、多彩な色合い、斬新なデザインのもの、いろいろと揃っていて、値段もお手頃。ラッピングなどに使ってみればと、ある人が最初にいくつかプレゼントしてくれたのですが、探してみれば、あちこち、こだわりの文具店や雑貨屋さんでも手に入れられることがわかり、気がつけば目的もなく、たくさん集めておりました。ナチュラルなイメージを壊さない程度、最初は控えめに、こんな感じ。なかなか素敵ではありませんか!和のイメージが強い筆文字額がなんだか柔らかく、洋室のインテリアにもしっくりと馴染みそうです。もっと作りたくなってしまった!我こそはという方、ご注文お待ちしております。
2008年09月03日
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