うずらの卵

2008.11.04
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カテゴリ: 登山記録

daisen01.jpg
大山山頂(弥山)にて

今回も、山の会のお友達T子さん(ハンドルネーム考えないとなぁ)と一緒です。

子供でも日帰りで十分に往復できる大山に、1泊で登ってきました(^^;
なんたって中国地方の最高峰、百名山ですからね~!
西側から見ると富士山のような形に見えることから『伯耆富士』とも呼ばれています。
しかし雲が多く、その神々しい姿を拝むことなく大山寺の駐車場へ。


daisen02.jpg
麓の木々が色づいてます。


登山口を10:12出発
登山道はずっと階段。
大きな荷物を持った我々を試すかのように、緩やかだった段差がきつくなる。
こりゃ厳しいわ~。


まるで北アルプス縦走にのぞむかのような我々の格好、もしや浮いてるのだろうか?
実際、登っている人はみな軽装である。
手ぶらな人や、観光客チックな服装の人も結構多い。

連休のせいか、下山してくる人の多いこと。
もし、早朝に登ればこんな時間に下山できるくらいの山なのね~。
なのにハアハア、ゼイゼイ・・・ボッカをしてる私達っていったい(ーー;)

11:30頃、六合目到着。
避難小屋があるけど、廃墟っぽくてなんだかなぁ・・(^^;
そんなことより荷物を減らすのだ~!
早速うどんを作り、せっせと胃の中へ放り込む。
今回は水場がないので、水1リットル、飲み物1.5リットル、うどん出汁0.5リットル持参。


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六合目。避難小屋があります。
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かき揚げうどんですな。


ガスがときおりジャマをするが、
北壁の険しい峰や、裾野から広がる平野部が大山の存在の大きさを物語っていた。
元谷大堰堤にありんこのような人の姿が確認できる。

もう少し晴れてくれたらなぁ。
雲がすっぽり覆い隠した山頂へ向い、出発。


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山を覆うブナの黄葉がきれい!



ガスの中に、突然避難小屋の姿が確認できた。

隊長、オレもう歩けません。
もう少しだ!頑張れ!
おい、あれ見ろ!避難小屋だ!
助かった!(抱き合って喜ぶ)

・・・なわけない。
あっけなく終点に着いてしまった。

どうする~?時間、ありすぎるんじゃ?
13:30。まだまだ下山することも可能だけど。

いやぁ、たまにはいいんでないかい?
明朝、ここでご来光を見るってのも悪くないし(曇りの予報だけどね)
何よりもボッカした労力が無駄になるのがもったいない。
泊まろう!絶対に泊まるんだもーん!

避難小屋の中は、多勢の人で溢れ返っていた。
ちょうど開いたスペースに潜り込んで、ちんまりと休憩。
そうこうしてるうちに、ガスが晴れてきたようなので山頂へ向う。


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山頂より大山頂上小屋。

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最高峰、剣ヶ峰方面。かっこいい!縦走したくなります。

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しかし、稜線の縦走は崩壊が激しく『通行禁止』になってます。
稜線を歩いたら風に飛ばされそう。もちろん行きません(^^;


避難小屋は古いけど、中は広くてきれいである。
管理人さんがおられるので安心(ただしこの連休まで)トイレもある。
あんなに多かった人が、どんどん去っていく。
とうとう我々3人だけになってしまった。寂しい~~!
と、思ってたら日没間近に若い単独の兄ちゃんがやってきた。
よかったー!(^。^;)
日没後、2時間限定ということで電気をつけてくれた。
こんな避難小屋の待遇に出会ったのは初めてで、とても感激!
それでも無料なのである。

その後もパタパタと結構人がやってくる。
暗くなっても登ってくる人がいるんだ~
それも、泊まりじゃなくて日帰り往復の人が。
どう見ても登山をするような服装ではない。
ヘッ電も持たず、暗い中登ってきてそのまま下山するのである。
彼女と夜景でも見に来ようと思ったのだろうか?
管理人さんが心配そうに声をかけるが、
だいじょうぶや!まかせときー!と、去ってしまった。

なんとなく、、、
簡単に登れる山なので、軽い気持ちで山頂から縦走しちゃう人がいるのかもしれない。
縦走路の『通行禁止』の理由は、崩落だけではないような気がした。

あのカップル、無事に下山できたのだろうか?

泊まりは我々と兄ちゃんの4人だけと思いきや、
まだまだ避難小屋へやってくる人がいて、結局12~13人くらいになった。
小屋は詰めれば50人は宿泊できるスペースがあるので、
単独の兄ちゃんを交えて、ゆったりと食事&おしゃべりができた。
山小屋と違って、どこに寝ようがいつご飯を食べようが自由なのがいい。

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野菜あんかけヤキソバ作ってみました。
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またーりくつろぐメンバー達(笑)


まだ、しゃべり足りないけど、他の人に迷惑になるので21時頃就寝。
さすが山頂、夜通しゴーゴーと窓をたたく風に不安になりながらも、
翌朝6時まで寝ていた(^^;

朝起きるとさらに人が増えていてびっくり!
どうやらご来光目当ての人達が未明に登ってきて仮眠しているようだ。
残念ながら、これだけのガスではご来光を見るのはままならない。

ホットケーキに、ゆで卵に、ウィンナーに、コーンスープ、コーヒー、デザートにピオーネ。
朝からホテル並のブレックファーストをたっぷりいただく。


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ホットケーキ、ベリーソースを添えて


7:45下山開始。
単独の兄ちゃんが、一緒に下山することになった。
おお!オバサンがあと10年若かったら・・いや20年か?
せめて若いエキスだけでもいただくことにしよう!(妖怪か?)

ガスと風の中、下りの木道は滑りそうでちょっぴり怖い。
ダイセンキャラボクって、このハイマツみたいな低木のことだろうか?
満足に植物の観察ができなかったことが少し心残り。

六合目より少し下の分岐より行者コースを辿る。
夏道は行き違いが大変なほどにどんどん人が登ってくるが、
行者コースは人も少なく、ゆったり歩ける。
ブナの黄葉もきれいで、激下りのしんどさが幾分か和らぐ。


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気持ちいい道!


元谷の大堰堤を取り囲む北壁の迫りくる様子はすばらしかった。
写真は逆光で使えないのが残念!!!

ちょうど大神山神社の裏手へと出てきたのでお参りを済ませおみやげ屋さんの並ぶ参道へ。


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大神山神社。ブナと杉の大木が見事です。


まだ10時過ぎである。はや~~!
下山後の温泉は、美作三湯のひとつ湯郷温泉に立ち寄りちょっぴり観光気分を味わえた。

天候のせいで、長く滞在したわりには大山の本来の姿を十分感じることができなかった。
もし機会があるならば、冬の厳しい大山へ登り、雄大な景観を心ゆくまで味わってみたい。

・・・って、登れるのかな~??(^^;





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Last updated  2008.11.05 00:13:54
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