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2011年02月27日
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カテゴリ: オペラ
 新国立劇場  14:00~
 3階正面

 ヴィオレッタ:パトリツィア・チョーフィ
 アルフレード:ウーキュン・キム
 ジェルモン:ルチオ・ガッロ
 フローラ:小野和歌子
 ガストン:樋口達哉
 ドゥフォール:小林由樹
 アンニーナ:渡辺敦子

 新国立劇場合唱団
 東京交響楽団
 指揮:広上淳一
 演出:ルーカ・ロンコーニ


 今年のラインナップからは、若干地味目に見えなくもない、再演の椿姫。考えてみりゃ、今シーズンはシェニエ、マノン・レスコー、椿姫、蝶々夫人と、結構な演目が並んではいるのですよね。ただ、確か、この中で新演出は、マノンだけじゃないかなと。しかも、一度演ってる演目だし。
 なんだかイタリアものに冷たい気が.....

 この椿姫は2002年だか3年だかの、再々演になるのかな?以前観てます。観る前から「どうだっけなぁ......」という感じの演出でしたが、改めて観てみると、低予算でよく頑張ったという感じの演出でしたね。色々突っ込みたいところはあるけれど、全体としてはオペラの邪魔をせず、シンプルで、ほどほどによく出来ている。色々あるんですよ。舞台上方のカーテンを描いた書き割りの安っぽさとか、第3幕、ヴィオレッタの寝室の奥、灰色に塗り込められた虚空の如き空間はなんとかならないのか、とか。
 それにも関わらず、取り敢えず通してしまうのは、バランスの良さ故なんでしょう、恐らくは。だいたいで観てみると、好い加減のいい加減さが緩くていいんですよね。もっといい演出はあり得るけれど、という感じ。
 ただまぁ、だからこそ思う所もあるけれど....

 歌唱陣は、やはりチョーフィ。とはいえ、ロースターターなんでしょうか。1幕は、歌えてはいたけれど、及第点という感じ。安定感がもう一つなのと、ちょっと合わないかな、と。ただ、2幕、3幕と進むにつれて随分調子が上がって来た感じで。チョーフィを聞いたのは初めてだと思うのですが、思いの外中声域がしっかりした人なのですね。軽めの、コロラトゥーラを売りにするタイプなのかと思っていましたが、むしろ歌がしっかりした人なのかなと。いい意味で声量もあるし。これで安定感があれば文句無いんですが....
 ただ、椿姫で取り敢えずこれだけ聞ければ、まぁ文句は言いますまい。取り敢えず十分かと。


 オーケストラというより、指揮の広上淳一がちょっとどうかなと。ちょっと色々「表現」をいじり過ぎじゃないかなと。テンポをあれこれ工夫してくるのですが、残念ながら細部をいじって効果を出す以上にはならなかったような気がします。普通にやればいいのに。








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最終更新日  2011年02月28日 01時44分14秒
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