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2011年04月16日
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カテゴリ: オペラ
 新国立劇場  14:00~
 3階左手

 まーなんつーかブログタイトルがタイトルだけに、異様にアクセスが増えてしまっておりますが、んなこと言ったって別に新情報がある訳じゃないもんねぇ。
 というわけでいつもの通りに今日行った公演の話を淡々と書く訳であります。

 日曜に続いての2回目です。公演としては3回目。

 結論的には、大化けしたわけではなさそうです。
 新日フィルは、大筋では前回と変わりなく。ややこなれて来た分弛んだんじゃないかな?という感が、特に金管では、しなくもないような。色気が無いのは相変わらず。ただ、元々後期ロマン派とかは得意なんでしょうから、色気が無い以外はそれなりにいい演奏だったと思います。まぁ、色気が無きゃこのオペラ意味無いじゃん、とも言えるんだけど、ここまで出来てりゃオケとしてはいいと思います。.....甘過ぎ?
 歌手も、大筋では変わりなく。オクタヴィアンとゾフィーの両名は、ピンで歌ってる時はまだしもねぇ、というのも相変わらず。初日よりはこちらも収まり良くなって来たのは確かですし、代役だということを考えれば、あまり厳しいことをいう所ではないだろう、という気もしなくはないけれど。でも、やっぱり、オペラ歌手として致命的なんですよね、役と乖離してるってのは。未熟だったりするのは仕方ないとは思うんだけれど、個々の問題として「どういう役なのか」「その役としてどういう歌を歌うのか」「どういう風に役として行動するのか(これを一般的には演技というのでしょう)」ということを考え抜かれているかと問われると、ちょっとね。
 個人としては頑張っているんでしょう。それは認めます。でも、残念ながら新国立劇場は名目だけプロということになっている二期会の公演とはベースが違う。出来てない理由が、やった結果外してたとか、最初から他の所で勝負するからここは出来てなくていいとか、腹括った上での話ならいいんだけれど、どうなんだろう。


 正直、2度行くほどのことはなかったかな、と思わなくもないです。
 ただ、贔屓目抜きでも、新日の薔薇の騎士が聞けたと思えば、まぁ悪くはないか......

 演出は、やっぱり原演出と幾分か違うように思いますし、初日と今日とでも幾らか違ったような。あまり丁寧な感じのしない演出で、ちょっとどうかなと。コミカルさを前に出したいのかも知れないけれど、多分ミラーの狙いはそこじゃないような気がするんですよね。
 むしろ、コミカルさを前に出し過ぎることで、却って田舎芝居的になってしまっている面も少なからず。確かに分かりやすくはあるのかも知れません。ただ、なんというか、「薔薇の騎士」というオペラ自体も、ミラーの演出も、ある種の気品というものを感じさせるものではなかったかと思うのですが....


 前にも書いた「今薔薇の騎士をやるべきなのか?」ということへの答えですが、前回、今回と見ていて、思ったのは、結局、多くの人達にとって、「新国立劇場のオペラ」というのは、あくまで娯楽なんだろうな、ということ。
 いや、決してそれを否定する気はないんです。ただ、一応「芸術」という態でやっているのが新国立劇場だとすると、やっぱりただの娯楽では済まなくて、某かの現実との対話というか、そうしたものが問われるんだと思うんですよね。でも、実の所、皆そういうつもりではないのだろうと思うのです。
 初日もそうだったのだけど、見ていて、明らかに「義援金箱」は無視されているんですよね。いや、決してこの場で募金するのが当然、しないのはおかしい、とか、そう言いたい訳ではない。ただ、劇場側もそこそこ見える、目立つ所に置きつつも、決してプッシュしている訳ではない。むしろ、やってることは見せつつ、一生懸命意識させる訳ではない。何より、この公演の収益を義援金にするとか、言っている訳ではない。むしろ、そういうものから巧妙に、丁度いい塩梅を探って、目の端に入る程度に止めて、事実上見えないようにしている、そんな気がするのです。
 少なくとも見る方にとって、新国立劇場のオペラは娯楽なんですよね、多分。気晴らし。
 それはそれでいいと思うのですが、でも、それなら、オペラの存在意義ってなんなんでしょうね。だって、パチンコが盛んに槍玉に挙がっているようだけど、パチンコとオペラと何が違うのさ、そうしたら、と思ってはしまうのであります。特に、コンサートに行くなんてマジで博打みたいなもんだろ、と思ってる身としては。







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最終更新日  2011年04月17日 00時19分54秒
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