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2011年04月24日
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カテゴリ: クラシック
 NHKホール  15:00~
 3階後方

 マーラー:花の章 / さすらう若人の歌 / 交響曲第1番「巨人」

 バリトン:河野克典
 NHK交響楽団
 指揮:ロジャー・ノリントン

 先週に引き続きノリントンのN響。
 先週のベートーヴェン&エルガー・プロに比べると、明らかにお客が多いのは、Cプロは金土の日程だから土曜に集中するのか、はたまたやはりマーラーは人気があるからなのか、どっちだろう?

 で、マーラーの交響曲はあまり好きではない私がこのチケット買ってるのは、ノリントンもさることながら、ディートリッヒ・ヘンシェルが出る予定だったから。ところがヘンシェルはキャンセル。やはり震災影響なのでしょうね。N響は流石にpoliteness 溢れておりますので、さらりと「来日できなくなりました。」と過不足無く表現しております。


 さすらう若人の歌は、まぁ予想通り。普通ですねぇ。NHKホールの割に思いの外聞けたのは、中央に陣取ったからでしょう。でも、それ以上のことはないなぁ、と。いや、正直ヘンシェル聞くつもりだったのに....という思いがあるので、これはもう仕方ないというかなんというか。

 で、一言で感想をいえば、まぁマーラーはやっぱりマーラーやねぇ、という感じでしょうか。
 ただ、ノリントンは勿論ここでもノンヴィヴラート。で、ノンヴィヴラートで演奏されると、確かに響きはすっきりしたものになるので、全体にさっぱりとした演奏になっていました。卑俗なものは確かに卑俗なのだけれど、それがある程度昇華されて、音楽作品として客観性のあるものに仕上がった、というところでしょうか。もっとも、これがマーラーの交響曲としてあるべき姿なのか、というのは多少議論の分かれる所かも知れません。ただ、今時の演奏の多くが、「マーラーの真の姿に迫る」という名目で、やたらと情緒性(抒情性とは違います)を強調するものが増えているように思う昨今、この演奏は清々しくもあっていいのではないかなと思いますが、どんなもんでしょう。
 ノリントンが決してマーラー的卑俗さを否定している訳ではないと思うんですよね。曲の最後のホルンのベルアップなんて、わざわざ一つ前の所で普通にベルアップさせて、その後では最後までホルン立ちっ放しですからね。あのおっさんイロモノ系です。ただ、これはN響の性能も寄与しているのだとは思うんだけど、それでも尚「音楽としてどう構成されるべきか」というのをどっかできちんと考えていて、それをオーケストラで表現させてる、そんな感じかと思うのです。

 ただ、まぁ、あの客席の大騒ぎはなんなんだろう........そこまで熱狂するような曲か?と却ってしらけてしまったのは事実ではあります。日本人て、本当に、後期ロマン派が好きな人が多いんですねぇ。それも、盲目的に、なんだろうな、あれは。






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最終更新日  2011年04月25日 00時25分07秒
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