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2011年09月23日
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カテゴリ: オペラ
 神奈川県民ホール  15:00~
 3階正面

 エリザベッタ:エディタ・グルベローヴァ
 ノッティンガム公:デヴィッド・チェッコーニ
 サラ:ソニア・ガナッシ
 ロベルト・デヴリュー:アレクセイ・ドルゴフ
 バイエルン国立歌劇場合唱団
 バイエルン国立管弦楽団
 指揮:フリードリッヒ・ハイダー


 さて、待ちに待ったグルベローヴァであります。よくぞ来て下さった。

 グルベローヴァは、相変わらず驚異的な出来具合です。かなりいい調子に仕上げて来たといった感じでしょうか。
 ただまぁ、衰えは隠せないのも又確か。2幕最後など、敢えて声を絞るようにする表現をしていましたが、あれ、間違いなく全盛期であれば、そこまで行かずとも10年前なら、決してああはしなかったと思います。きちんと歌って表現していた筈。それを、歌にならない形で処理してしまうのも、これはこれで至芸なのだけれど、やはり衰えたのは事実。満場に響き渡るピアニッシッシモとは行かない。
 とはいえ恐ろしいのは、この辺の衰えがはっきり出て、もう別格の「あのグルベローヴァ」ではなくなって暫く経つのに、そこからの衰えが本当に見事にコントロールされていること。衰え、崩れ始めてはいるのだけれど、言わば芯となる所は全くぶれない。バランスの取れた形で、フォルムを崩すことなくここまで来ている。もうとっくに還暦過ぎているのにこの歌唱。一体どんな努力に裏打ちされているのか、何故未だに歌い続けるモチベーションが維持されているのか。恐るべし、です。
 実際、この面子の中でも、歌唱的には一番安定していたと言っていいと思います。去年ザルツブルクで「ノルマ」を聞いた時は、もう少し不安定だったと思うけれど、全体的な安定感では今回の方が上かも。まぁ、「ノルマ」の方は、ガンガン飛ばさなければいけない役なので、そこへ行くと「ロベルト・デヴリュー」の方が、難所もあるにせよ、全体的にはより落ち着いた役とも言えるし。
 それと、最終幕での歌唱と演技。何せ名君エリザベス一世なので、さしものドニゼッティも「狂乱の場」にはしなかったものの、これはもう内実は狂乱の場そのもの。そのへんの危うさも含めて見事でした。これは、27日のチケットを抑えなかったのがやや悔やまれる所か.....

 あとは、まぁ、いいや(爆)

 代役も含めてまぁちゃんとやれてましたよ。ただ、グルベローヴァと並んでしまうとねぇ....

 演出は、DVDで見慣れたもの。
 評価は、なんともですね。個人的には、ちょっとこの描き方はどうかな、と思いますが。私、結構エリザベス一世は嫌いじゃないしね。それと、もう一つ役柄の位置付けがはっきりしないので、なまじっか背景を知っている身には、ちょっと喰い足りない気がします。







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最終更新日  2011年09月24日 01時39分10秒
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