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2004年11月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『超能力教室 5』

青木真理が手際よく7枚のカードを

テーブルの上に置く。

一番上に『力』右下に『悪魔』

左下に『魔術師』真下に『節制』

右上に『太陽』左上に『月(逆さ)』

真ん中に『死神』が来ていた。

「なに、香澄――!」と望月。

「携帯で写真なんか撮っちゃだめ!」



「カシャ」と乾いた音が残った。



牧野は腰掛けていた椅子で長い足を組み替えた。

タイトスカートの端がつりあがる。

沢村は一瞬、虚をつかれる。

とたん牧野の髪の毛がふわぁーっと舞い上がった。

部屋全体にひろがる髪の毛。

それが大蛇のような太さの束になる。

次の瞬間、沢村の首、手足にまとわりつく。

まるで生きているようにきつく縛りこむ。

あえぐ沢村。

牧野の目は赤くつりあがり裂けた口が近寄った。

ジリジリジリジリ―――――――!!!!



牧野の上にもふりそそぎ、髪の毛が緩んだ瞬間、

沢村はやっと印を切った。

「臨、兵、闘、者、皆、陣、烈、在、前」

崩れ落ちる牧野、そして元の姿に。

「だいじょうぶですか―――!」



「いやー、先生の身になにかあったと察して―――――、」

「違うよ、

ネットハッキングでモニタリング。」

と、渡辺も来る。

通産省と文科省で設置されたモニターは、

校内の主要ポイントで熱差映像、

キルリアン映像をネットで本省へ送っている。

渡辺は火災報知器を強制始動させたのだった。

「う、うーん、」

「牧野先生!」

頭からつま先までぬれた牧野に沢村は上着をかける。

「しばらく他言はするな、

心霊的には憑依とよばれる現象だろう、

マイナス波動のエネルギーの物質化、

それが当人の意識に乗ってきた可能性も大。」

「つまり過失割合、0対10ではないということ?」

と渡辺が聞く、

沢村、濡れた顔を拭きながら、

「それにパワーポイントはプラス・マイナス関係なく

エネルギーを増幅するんだ。」

「渡辺――!俺、意味わかんね――。」

と、飯田。

「とにかく、このままじゃまずいから、

牧村先生を保健室まで連れて行くよ。」

「一応、僕らもついてってあげるか?

牧野せ、いや沢村先生になにかあったら、」

「下心なんかないわぃ!へっくしゅ!

職員室の机の上がびしょびしょだ、

たのむぞ、渡辺、飯田、」

「頼むぞって――――、」

バケツと雑巾を両手に見送る二人。

後から、来た職員、光景に呆然。

<続く>







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最終更新日  2004年11月10日 03時18分04秒


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