宮里藍、開幕２連勝！４４年ぶり５人目快挙...米女子ゴルフ

◆米女子プロゴルフツアーＨＳＢＣチャンピオンズ最終日 （２８日、シンガポール・タナメラＣＣ＝６５４７ヤード、パー７２）　藍やった！　日本人初の２戦連続優勝－。　首位でスタートした宮里藍（２４）＝サントリー＝は７バーディー、４ボギーの６９をマーク。通算１０アンダーとし、２位のクリスティ・カー（米国）に２打差をつけ、４４年ぶりの開幕戦のホンダＬＰＧＡに続く２週連続優勝。ツアー通算３勝目を挙げ優勝賞金は１９万５０００ドル（約１７００万円）を獲得した。

　日本選手の年間２勝以上は１９９９年の福嶋晃子以来、岡本綾子、小林浩美と合わせ４人目。米女子ツアーでの開幕２連勝は１９６６年のマリリン・スミス以来４４年ぶり５人目の快挙となった。

　７０で回った横峯さくら（２４）＝エプソン＝が通算５アンダーで９位。２打差の３位スタートの上田桃子（２３）＝ソニー＝は終盤に崩れ通算４アンダー１５位に終わった。

　宮里美香（２０）＝フリー＝は通算１アンダーの１９位、有村智恵（２２）＝日本ヒューレット・パッカード＝は２オーバーの３２位、諸見里しのぶ（２３）＝ダイキン工業＝は４オーバーの３８位だった。

宮里藍 「２打差のリードは知らなかった。勝ち続けられる理由は分からないけれど、うれしい」

石川遼 「何も映像を見ることができなかったのに、こんなに感動したことはない。これからの日本の若いゴルファーに大きな夢を与えてくれたと思う。僕も将来は宮里さんのように活躍したい。（宮里藍と比べ）自分はまだまだです」

横峯さくら 「最後の連続ボギーはもったいなかったけど、この難しいコースをアンダーで回れて、いいシーズンのスタートが切れた」

宮里美香 「大会の後半になってゴルフが安定してきた。３月下旬からの米ツアー再開に向けて、オフに修正したスイングをもう一度チェックしたい」

有村智恵 「ドライバーからアイアンまでこの４日間、納得のいくショットが打てなかった。本当にタフなコースで今後の課題がたくさん見つかった」

諸見里しのぶ 「この２試合の結果は本当に悔しい。でも学んだことも多いので、それを生かし来週の日本の開幕戦でホステスプロとして頑張りたい」