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高血圧とは、文字通り、血圧が高くなる病気のことです。
「高血圧」は、なじみのある言葉です。
成人した 日本人の約 4 割が、高血圧 である、と言われるほど、ポピュラーな病気です。
高血圧は 生活習慣病のひとつ で、放置していると、他の生活習慣病も引き起こしてしまいます。
しかも、初期では自覚症状がないため、症状が進行しないと気付かないのもやっかいな病気です。
高血圧とは、血圧が高くなる病気。
そもそも、血圧とはなんでしょうか。
血圧は、血液が血管の中を流れるときの血圧を言います。
血圧は、心臓のポンプ作用により、全身に送り出されます。
心臓が収縮し、血液を送り出すときに、血圧が一番高くなります。
これを 収縮期血圧 と言います。最高血圧とも呼ばれます。
心臓が拡張するとき、血圧は最小になります。
これを 拡張期血圧 と言います。最低血圧とも言われます。
血圧が少しくらい高いくらいでは、自覚症状はありません。
しかし、高血圧のまま、放置していると、 動脈硬化や脳卒中などの脳血管疾患 を引き起こしやすくなります。
また、 心筋梗塞や腎疾患 も引き起こされるおそれがあります。
あらゆる生活習慣病につながるおそれがあるからこそ、予防を意識したいです。
日本高血圧学会の 「高血圧治療ガイドライン 2009 」 で、高血圧の基準値が設定されています。
診察時血圧で 140/90mmHg 、家庭血圧が 135/85mmHg です。
診察時血圧とは、病院で計測したときの血圧、家庭血圧とは、家庭で測定したときの血圧です。
家庭で測るよりも、病院で血圧を測定したほうが、高めに出ます。
このため、二重のラインが設定されています。
高血圧の種類は 2 つあります。
ひとつは、原因がわからない 本態性高血圧 。
もうひとつは、原因が分かっている 二次性高血圧 です。
本態性高血圧 は、原因がはっきりと分からない高血圧です。
高血圧患者のうち、 約 9 割 が、本態性高血圧に含まれます。
血圧を上げる要因は、ひとつではなく、複数あるのが通常です。
ひとつは、 遺伝的素因 。
高血圧症になる素因を持っていて、遺伝的に高血圧になる場合です。
もうひとつは、 環境因子 です。
食塩の取りすぎや、肥満、運動不足、ストレス、飲酒、喫煙 などの習慣が、要因として高血圧を引き起こします。
もうひとつの高血圧、 二次性高血圧 は、高血圧の原因がわかっているものです。
ほかの病気を発症していて、その病気の一症状として現れます。
腎性や内分泌性、血管性、薬物 によるものが挙げられます。
高血圧のほとんどの割合を占める本態性高血圧は、生活習慣により発症リスクを下げられると言われています。
たとえ遺伝が原因にあるとしても、そのほかの生活習慣を改善することにより、なにもしない場合よりも、発症しにくくなります。
忙しい毎日では、規則正しい生活を続けるのは難しいかもしれません。
けれども、健康のためには、食事、運動を含めた生活習慣全体からの見直しが必要なのです。
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