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偏った食事をしていると、高血圧になりやすくなります。
高血圧患者のうち、 約 9 割 を占める 本態性高血圧 は、 遺伝的素因と、環境素因 によって引き起こされるとされます。
ひとつだけではなく、複数の要素が複雑に絡み合って発症します。
食事は、生活習慣のうち、高いウエイトを占める要因です。
高血圧と診断されたら、まず指導されるのが食事の改善です。
高血圧を予防するうえでも、食事に気を付けることが大切です。
高血圧予防のための食事で、まず考えなければいけないのは 塩分を控える ことです。
塩辛い食べ物やメニューを好んでいると、血中塩分量が増えてしまいます。
体は、濃度を薄めるために多くの血液を作り出そうとし、それにより血圧が上がります。
塩辛やたらこなど塩辛い食べ物、漬物、加工食品 には多くの塩分が含まれています。
調理をするときでも、しょうゆやソースを多用するのではなく、 だしをきかせた味付け にすると、薄味でつくれて減塩になります。
このほかにも、高血圧予防のための食事のために、気を付けることがあります。
★カロリーを摂りすぎない
高カロリーの食事は、肥満を招きます。
肥満になると、血液が上昇しやすくなります。
穀類やお菓子、甘い飲み物 をたくさんとっていると、糖分の過剰摂取となり、肥満を招きます。
揚げ物など油脂 の過剰摂取も、肥満のもとになります。
早食い すると、食べ過ぎになります。
食べる量が多いと、それだけ脂肪摂取量も増えてしまいます。
なるべくゆっくり、よく噛んで食事をしましょう。
★栄養バランスを考える
食事は主食、主菜、副菜のバランスをとって、考えます。
主食は炭水化物を多く含む食品です。
ご飯やパン、麺類などが炭水化物です。量を決めて、毎食食べます。
主菜は、良質なたんぱく質を含む食品を取ります。
タンパク質は、血管を丈夫にしてくれます。
肉には脂肪が多く含まれるので、魚や卵、豆腐、脂の少ない赤身の肉など、良質なたんぱく質を毎食 1 品食べましょう。
副菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む食品でつくります。
新鮮な野菜は果物には、ビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。
カリウムは、体内のナトリウムを尿中に排せつし、血圧を下げるのに役立ちます。
高血圧予防のためには、カリウムを含む食品を積極的に取りたいです。
ただし、腎臓病などで、カリウムを摂取する場合があるときには、医師の相談の上、摂取量を決めましょう。
食物繊維は便秘予防に役立ちます。
★アルコールを控える
アルコールには、血管を広げるはたらきがあります。
ですから、 飲酒直後は血圧が下がります。
しかし 飲みすぎると血圧上昇のもと になります。
アルコールはほどほどに、血管拡張作用のメリットだけを得られるような飲み方を心掛けたいです。
たくさんお酒を飲むと、カロリーの摂り過ぎにもなります。
過剰な飲酒は肥満を招きます。
飲酒については、医師と相談しながら調整したいです。
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