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Teach For Japanと高校魅力化プロジェクトのコラボイベントを2つ行います。 ◆6月1日 ワールドスクール 〜社会を変える学校をつくる~ in博多◆6月2日 フューチャースクール ~地域を変える学校をつくる~ in津屋崎 地域との協働による魅力ある学校づくりに興味ある人や教育を通して社会を良くしていきたいという志ある人はぜひご参加いただければと思います。 また、僕らとともに活動する人材募集も行っているのでこうした取り組みに興味ありそうな人がいましたら、ぜひこの機会をご紹介いただければ嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ワールドスクール ~社会を変える学校をつくる~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ これからの時代を切り拓く人間を育てていくためにはどうすれば良いか?これからの社会をつくる学校や教育について、本気で考えたいという方の参加をお待ちしています。 ------------------------------------------ ○日時:2013年6月1日(土)13時30分~17時00分 ○場所:アクロス福岡円形ホール ○参加費:1,000円 ○定員:70名 ○話題提供 岩本 悠 (島前高校魅力化プロデューサー) 森山円香(Teach For Japan九州事業部エリアマネージャー) ○ファシリテーター 山口 覚(NPO地域交流センター津屋崎ブランチ) ○主催:島前高校魅力化プロジェクト、Teach For Japan 【参加お申し込みフォーム】 ※応募者多数のため申し込みは締め切りました。 ありがとうございました。【話題提供者プロフィール】 ●岩本悠1979年東京生まれ。学生時代、一年間アジア-アフリカ20ヵ国の地域開発の現場を巡り、『流学日記』(文芸社・幻冬舎)を出版。その印税等でアフガニスタンに学校を建設。幼・小・中・高の教員免許を取得し大学を卒業後、ソニーで人材育成・組織開発・社会貢献事業に従事。その傍ら途上国の教育支援活動や、国内の学校でキャリア教育に取り組む。2006年日本海の離島 海士町へ移住し、島唯一の高校で地域起業家的人財の育成を目指す新カリキュラムや学校連携型公立塾、全国から脱藩生を募集する「島留学」の創設など、未来をつくる学校づくりを推進。廃校寸前だった島の高校は、全国から生徒が集まる学校に復活。学校としては唯一、第一回キャリア教育連携推進表彰(文科省・経産省)を受賞。「日本を立て直す100人」に選出(AERA)。島前高校魅力化プロジェクトHP:http://miryokuka.dozen.ed.jp/ ●森山 円香 1988年岡山県岡山市生まれ。九州大学法学部卒業。大学休学中に臨んだ離島 海 士町のインターン先での子どもたちとの関わりを通して教育環境の格差に問題意 識を抱く。困難を抱える子どもたちの学習環境を立て直すと同時に若手人材の育 成を行うTeach For Japanの課題解決モデルに惹かれ、 2011年、在学中に団体 の前身である Learning for ALLの九州事務局を設立。 福岡市を拠点に、教育困難 校と呼ばれる公立中学校と連携した学習支援プログラムなどの企画運営を行い、 エリアマネージャーとして現在に至る。九州経済フォーラム地域人材育成賞受賞。 Teach For JapanHP:http://teachforjapan.org/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━フューチャースクール ~地域を変える学校をつくる~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━地域を活性化するには、地域を担う子ども達を育てていくことが必要ですが、今の学校教育の中では、地域の未来を切り拓く人材を育てることが充分にはできていないという現実もあります。では、どうすれば良いのか。地域活性化の一翼を担う人材を育てる学校や教育について本気で考え、共に行動したいという方の参加をお待ちしています。 ---------------------------------------------- ○日時:2013年6月2日(日)13時30分~17時00分 ○場所:旧玉乃井旅館 ○参加費:1,000円 ○定員:20名(参加者多数の場合は抽選とさせていただきます) ○内容:話題提供を組み合わせたワールドカフェスタイル ○話題提供 岩本 悠 (島前高校魅力化プロデューサー) 森山円香(Teach For Japan九州事業部エリアマネージャー) ○ファシリテーター 山口 覚(NPO地域交流センター津屋崎ブランチ) ○主催:島前高校魅力化プロジェクト、Teach For Japan、津屋崎ブランチ 【参加お申し込みフォーム】 ※応募者多数のため申し込みは締め切りました。 ありがとうございました。
2013.05.17
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今日の山陰中央新報(山陰のエリア紙)にコラムが掲載されました。これは、島根県へ贈ったエールの文章ですが、「しまね」を「にほん」と置き替えると、日本へのメッセージとも読めるやもしれません。駄文長文ですが、主な内容は以下のような感じです。** 「チームしまね」へ 四つの協働 **先日、島前高校をこの3月に卒業した生徒からメールが来た。大学の入学式で入学生代表として、海士町と知夫村の総人口よりも多い3000人以上を前にスピーチをしたとのこと。また、試験に合格し、この9月から欧州へ大学の補助を受けて留学することが決まったとのこと。イタリアやフランスなどの小さな村を中心に、コミュニティービジネスや地域ブランドについて学び、将来は地域で新たな仕事をつくっていきたいという。欧州で島前をPRするためにも、地域のことをもっと知りたいので島前に関する資料などを送ってもらえないか、また話を聴かせてもらえないかというメールであった。彼は、大阪から島前高校に入学した地域創造コースの第一期卒業生である。この春、島前高校は県外から約20名の入学生を迎えた。例年、東京からが多いが、今年は東北やドバイからもやって来た。こうした地域ならではの「特色あるキャリア教育」「少人数指導」「地域活動」「異文化交流」「自然体験」などが県外からも生徒を惹きつける吸引力となっているようだ。5年前には4人しか入っていなかった県立寮は生徒で溢れ、不足分は町が空き家を借りて急場をしのぐことになった。生徒の中には、祖父母の家が島前にあるという世代を跨いだUターン生もいれば、子どもの入学と同時に母親も島前へ転居し、父親が都会で単身赴任となる家族もあれば、父親もこれを機会に島の1次産業へ就農し、一家転住する家族もある。こうした生徒の増加等により教員数や部活動の数も増え、生徒のボランティアや地域活動も活発になり、学校は一層活気づいている。また地元の生徒と島外から来た生徒が、地域探究や様々なチーム活動を一緒に行うことで、地元生の多文化協働力の育成や地域の魅力再発見にも寄与している。島根県で全国に先駆けて取り組まれているこの「県立高校の魅力化事業」は、二つの点で今までにない大きな特徴を有していると言える。一つは『県と市町村の協働』である。島前に限らずいくつかの高校で、県立高校に町村のスタッフが入り学校と地域の連携と魅力化を進めるという、全国でも先進的な協働体制が生まれつつある。もう一つが前述した『地元生と県外生の協働』である。県立高校に県外生を受け入れ、学校の活性化を図ろうという発想自体が今までありえなかった。若者の流出、人口減少、少子化の最先端を行く島根だからこそ、そしてUIターンや定住促進、「わかもの・よそもの・のぼせもの」を活用した地域活性にトップランナーとして取り組んできた島根だからこそできた発想なのだろう。おそらくこのモデルは遅かれ早かれ他地域にも広がり、少子化で悩む日本の公立高校の形を変えるものになっていくだろう。また最近は国内だけでなく韓国や中国からも取材や出版の話が来るなど、過疎の農村を抱えるアジア諸国からも注目されるモデルになりつつある。一方、こうした協働により校内に受け容れる「多様性」を活かせるかどうかは、その学校の多文化協働力が問われるところである。では、この協働が進む次の段階は何か。一つは、『多分野との協働』であろう。この高校魅力化においていえば、単に「高校教育」だけの話に押し留めようとせずに、「生涯学習」「産業振興・地域振興」「観光・交流・定住」「子育て支援・福祉」など他の分野と共に協議し、連携していくこと。高校の問題も高校だけの問題として捉えるべきではない。地域全体の構造的な問題を相手にするのだから、学校だけの話に問題を矮小化しては有効な手立ては打てない。逆に関連分野の力を取り込んで協働していければ、多分野と相乗効果を発揮し成果は飛躍的に高まっていく。もう一つは、『多地域との協働』である。こうした動きをある特定の離島や中山間地域の特殊事例として切り離して考えるのではなく、同じような課題を持った地域同士がもっと協力しあえる部分で協働すること。例えば、東京など都市部での生徒募集も各校が独自に行うだけでなく、合同で行っても良いであろう。「チームしまね」として、この四つの協働を推進していければ、教育や学校が新たな「ブランド」となり、若者定住や地域活性、未来を担う人づくりに大きく貢献していくであろう。最後に、こうした協働を成功させるために必要と言われるコーディーネート力とは、簡単に言えば「縁を結ぶ力」のこと。全国から八百万の神が集うこの国の「縁結びの力」が今試されている。
2013.05.04
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先日13日の朝日新聞のオピニオン欄にインタビュー記事を掲載して頂いた。趣旨は、以下のような感じであった。 【高校が過疎を救う】 ●冬の日本海は荒れて船も欠航になる。離島は大変では? ここは自然が本当に豊かです。その反面、本土との船は一日数往復しかないなど、圧倒的に不便。ないものはなく、リソースも限られます。でも、それが人をたくましく育てる場として良いのです。忍耐力や協働力がつくし、限られた資源をうまく活用する力も鍛えられる。 ●全国で毎年、かなりの数の高校が消える中、島前高校の学級増は異例では? 全国から意欲ある生徒を募集する『島留学』の効果です。今年は約60人が入学し、念願の2クラスになりました。3分の2が島前(海士町、西ノ島、知夫里島)の子どもたち、3分の1が本土からの留学生です。 近年、生徒数が減り、一学年28人まで落ち込みました。21人を切れば廃校につながる。ならば発想を変え、島外からも意欲ある子を集めようと、高校と地元行政、島根県が連携し、留学制度を始めました。 志願者は年々増え、今は全校生徒が約130人です。志望の理由は、豊かな自然や少人数教育に惹かれたとか、地域活動をやりたいとか様々ですが、基本的に好奇心やチャレンジ精神のある子が多いですね。 ●都会から「よそ者」がきて、学校は混乱するのでは? もちろん、葛藤や対立が起きます。入学当初は島の子も外から来た子も途惑います。1年の学級活動などは、どんどん意見を出して物事を進めようとする留学生と、周りに配慮して進める地元生がぶつかったりします。それが3年生にもなると、互いの違いを理解し人間関係もできて、団結する。ぶつかりあいを通して、異文化との付き合い方を彼らなりに学んでいます。 島ならではの教育として、自然や文化を研究したり、まちづくりをする授業や部活動などもあります。例えば、隠岐の小島の間をつなぐ連絡船とバスの接続の悪さをアンケートで浮き彫りにし、コストをかけずに利便性を高めるダイヤを提案、ダイヤ改定を実現しました。 一方で、進学希望にも応えられるように、生徒の少なさを生かした個別指導のほか、少人数指導や地域資源を生かしたキャリア教育を行う学校連携型の寺子屋「学習センター」もあります。 ●高校の魅力化には過疎化対策の面もある? 過疎地に最も不足しているのは、子どもを生み育てる20代、30代の層。彼らにU、Iターンしてもらいたい。この子育て世代が気にするのが教育です。魅力的な教育がない場所に住もうとは思わない。仕事さえあれば若い人が来るという考えは通用しない。 ●教育の中でも、なぜ高校なのか? 高校がないと、中学卒業後は進学のために島を出ざるを得ません。仕送りなどでお金がかかり、家族は大変です。家族ごと出て行くかもしれない。それでは子どもを連れてU、Iターンしたいとは思わない。高校がなくなれば地域は過疎化と少子化へ一直線、歯止めがなくなります。また、高校は将来の生き方や進路を決める時期です。そのときに地域の課題や可能性を学び、自分の人生と地域を結びつけて考えられれば、Uターンの可能性も上がります。これは離島だけでなく、全国の中山間地に共通すると思います。 ●それでも高校卒業後、進学や就職で、島を出る子は多いですね。 それでいいんです。いったん東京や海外など遠くに出て、島ではできない経験や修羅場をたくさん体験してこいと。20代のときに外でしっかり武者修行して、「よそ」の目を養い、30歳前後でブーメランのように戻ってきてもらいたい。 ●岩本さんは海外への流学や途上国での学校づくりなど、バリバリ「外向き」です。日本の田舎に移住したのは意外です。 友人に頼まれ、2006年5月、島前の中学に出前授業で来たのが、この島との出会い。地域を熱く語る島の人たちと語り合うなかで相談されたのが、高校の存続問題でした。 少子高齢化と人口減が進むこの島は日本の縮図であり、課題の最先端地。どうやってこれらの課題とつきあいながら幸せな地域社会をつくっていくのか。学校を軸に、小さくても一つのモデルができれば、日本全体に広がると思った。教育や人づくりを通じ社会を良くするという自分のミッションに従い、その年の暮れ、移住しました。この島や島前高校の取り組みから、今までと違う未来が見えてくる気がします。 ●過疎地の現実は厳しい。本当にうまくいくでしょうか。 高校の魅力化にかかわるお母さんが言っていました。「私は、子どもたちがマラソン大会に出るとき、勝てないからといって途中で諦めたり、手を抜くようなことは、絶対に許さない。この取り組みも結果的には成功しないかもしれない。だからといって、大人が諦めてしまったら、子どもたちに「負けてもいいから最後までがんばりなさい」なんて二度と言えなくなる。できることを全力でやる姿を大人が見せなければ、子どもは育たない』。それだと思う。 常に課題は山積し、道は遠く険しい。今の人たちもずっと続けられるわけじゃない。そのとき期待するのは、ここで育った子たちが志を継いでくれること。そして、彼らがまた挑戦を続けてくれること。島前高校には、そんな夢も託しているんです。 朝日新聞デジタル ~地域再生のカギは高校にある~http://www.asahi.com/news/intro/TKY201212120685.html
2012.12.15
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12月9日(日)「地域連携による高校改革」に関する勉強会を開催します。地域との協働による魅力ある高校づくりに参画したい方がいましたら、是非ご参加ください。40名定員です。(詳細以下)http://www.kyoiku-u.jp/news/20121106.html
2012.11.06
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今度、こんな特別講義に参加しますので戦闘力を高めたい方はどうぞ。 **********************************************「ドラゴンボール人生学」in東京大学 日時:2012年10月20日(土) 13:00~16:30場所:東京大学 農学部3号館4階会議室 プログラム: 13:00~ 特別講義「ドラゴンボール人生学」 15:00~ スペシャル・クロストーク 「人生で大切なコトはすべてドラゴンボールに学んだ」 ・ 森岡康一 (Facebook副代表) ・ 清水克衛 (本のソムリエ、「読書のすすめ」店主) ・ 岩本 悠 ・ 菱田慶文 (プロ格闘家) ・ 大塚隆司 (子育て専門家、『思春期の子が待っている親のひと言』著者) ・ 丸太たぼ吉 (話題の小説『鴨か虎か』著者) ・佐藤剛史 (九州大学)、等 ※ゲストは変更になる場合があります。 16:30 終了 ※終了後、サイン会を行います。 申し込み方法:http://kokucheese.com/event/index/50486/ からお申し込みください。 主催:ドラゴンボール人生学実行委員会 **********************************************
2012.09.11
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幸太郎の初誕生を祝い一生餅を行う。 いただいた力餅をつく 一生餅を背負うこの一生餅には、「一生、(餅のように)粘り強く、丸く(円満に)長生き出来るように」という願いに加え、「一生の重みを感じさせる」という意味も。 人の一生は、重荷を負うて遠き道を往くが如しという教訓を心に刻んだのだろうか・・・ その後、「選び取り」を行う。 「本」は、学問と文化、教養の象徴、「工具」はモノづくりや創造性の象徴、「地元産の食材」は健康と自然、地域の象徴、などと決めて、床の上に並べておいて彼が何を掴みとるか見てみたところ、彼が選んだものは・・・ 「家族や愛の象徴」 を片手でおさえながら、「平和と芸術とスピリチュアリティーの象徴」チベットの鈴を、もう片方の手で高らかと鳴らした。Love & Peace を目指し、家庭と天職の両立を果たしていく子になるのでは、と願った。誕生日プレゼントのカホン(南米の打楽器)を叩くオリンピック目指して(?) 鉄棒の練習夏休みお父さんと一緒に無人島へ上陸お母さんと一緒に 赤壁(知夫里島)牛と遭遇 一年間、ありがとう。
2012.07.28
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きたる、8月17日に「島留学」のオープンスクールが真夏の島で開催されます。(詳細は以下)http://www.dozen.ed.jp/news/2012/0817-1801.php 年に1回の貴重な機会ですので、興味を持ちそうな中学生、保護者、教育関係者がお知り合いにいましたら、ぜひご紹介お願いします。 ●島留学の紹介はこちらをご覧ください↓http://www.town.ama.shimane.jp/news/attention/post-27.html
2012.05.17
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本日の山陰中央新報(山陰のエリア紙)にコラムを掲載して頂きました。若者の人口流出による、少子化と人口減少が続く中山間地において、どうやって元気が良い若いUターン者を増やしていくのか、その一つの可能性について少し書いてみました。 カタクて面白味のない駄文で申し訳ないですが、もしよろしければご笑覧ください。 ブーメラン戦略 ~Uターンの流れをつくる~ 「30歳で島に戻り、町長になってこの島を日本一幸福度が高い町にしていきたい」「将来、西ノ島に人と人を繋(つな)ぐ"ヒトツナギカフェ"を開き、私の好きな『食』を通じて、町をもっと元気にしていきたい」この春、様々な想いを胸に33名が隠岐島前高校を卒業し、その中の9割の子は島外へ出て行った。 冒頭にコメントを紹介した2人も夢に向かって東京の大学へ進学していった。1カ月たち、2人とも自分の夢に近づくようなアルバイトやサークル、社会活動を見つけたようで、今後は海外へも出て「北欧の地方自治」や「仏・伊の食文化」を学びたいと言っている。 昨年の春に「将来は島に新しい産業をつくりたい」と経営学部に進学した一つ上の先輩は、島と東京を繋ぐ人材ビジネスを構想し、ビジネスプランコンテストで入賞、この春には豪州で地域活動を体験してきたとのこと。 一方、郵便局に就職し、島に残った卒業生も「自分はここで地域の中に繋がりをつくっておいて、あいつらが帰って来たときに、一緒にやれるように準備しておきます」と日々頑張っている。 こうした彼らの姿は、島根県・学校・地域が長年取り組んできた「ふるさと教育」や「キャリア教育」の成果の現れでもあろう。 ここ島前は、少子高齢化や人口減少の著しい島根県の中でも、だいぶ先を行っている。島前地域のこの10年間の平均出生数は3町村を合計しても毎年30人程度。子どもの数が少ない上に、現在の30~40代の残人口率(出生数に対して、現在住んでいる人数の割合)は約40%。島根県の平均(約83%)の半分以下となっている。 今後この40%に満たないUターン率をどう高めていくかは、地域存続のための生命線なのである。 Uターン者を増やすうえで一つ参考にすべきは、『ブーメラン』の発想だと思う。高校卒業時に地域から出すとき、「なるべく遠くに行って欲しくない」と近くに抑えようとするより、ブーメランのように思い切り外へ飛ばしてあげたほうが、力強く元の場所へ還ってくるという考え方である。 今の山陰の若い子たちは「内向き」の傾向があるというか、遠慮しがちなので、なかなか全国や世界という視野で飛び出していく子は多くない。そこでどうせ外へ出すなら、「手の届く範囲に」などと言わず、最前線に届くぐらい押し出してあげて良いのではないか。 地元との繋がりを持ちながらも、20代は外の激しい荒波の中でしっかり鍛えられ、自分で仕事を回せるだけの力をつけ、たくましい姿になって戻ってくる。まさに、サケが春に清流から大海へ旅立ち、遠く北米沿岸まで回遊し、数年後、また大きくなって母川へ帰ってくるイメージである。 今までは、若者は都会へ出ていき、「地元には仕事がない」と帰って来なかったが、これからは「地元に仕事をつくりに帰りたい」とチャレンジ精神がある若者ほど戻ってくるようにしていきたい。 そのためには、高校卒業時までの地域に根ざしたキャリア教育の充実が大前提ではあるが、それに加えて、若い出郷者たちと地元を繋ぎ、相互に情報や想いの共有を行い、Uターンや地域貢献を促すネットワークやコミュニティーづくりも必要である。 その際、今どきの若者に合わせて、SNS(会員制交流サイト)の活用や地域プロボノ(専門性を活かして社会貢献するボランティア)の推進など新しい発想も取り入れないと効果は上がらないだろう。また、Uターン者の「定住」の支援に留まらず、「創業」や「自立」を支援する受け皿も地域側につくっておく必要がある。 そうした幾多の課題を乗り越え、10年後、彼ら彼女らが大きく成長して(あわよくばパートナーや子どもを連れて)続々と島へ帰ってくる。この春そんな夢を見るようになった。 山陰中央新報 談論風発
2012.05.12
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観光甲子園日本一を受賞した、 嵐の松本潤さんも感動した(?)高校生がプロデュースする島前の旅 『ヒトツナギ』の参加者募集がはじまりました。 * 『ヒトツナギ』とは?http://www.dozen.ed.jp/news/2010/0929-1033.php ぜひ、興味を持ちそうな中学生や保護者さんがいらっしゃいましたら、ご紹介いただければ嬉しいです。 これは、心の底からおススメなので、参加して絶対後悔しないと思いますので、 自分の子どもが中学生なら間違いなく参加させる企画ですので、 どうぞよろしくお願いします。 *『ヒトツナギ2012』参加者募集のページ http://www.dozen.ed.jp/news/2012/0502-1730.php *嵐の松本潤さん×島前高校のヒトツナギの様子が出ている『ニッポンの嵐』についてhttp://plaza.rakuten.co.jp/yougakudiary/diary/201107090001/
2012.05.09
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●岩本悠の強み、良い点、良くなってきた点 ・3年前に比べてチーム意識とかかなり成長した。気づきや学習、成長が早い。・勉強家 ・発想が大胆 ・発想が違う。 ・嗅覚。お金を取ってくる、プロジェクトを成功に導く、すべてにおいて嗅覚が研ぎ澄まされてる。 ・いろんな意味でピュア。これは最高の強みだと思います。 ・志・ビジョンが明確・次々と戦略をたてる・目標を達成するまでの段取りが上手 ・想いがすべてのベースで動いていて、行動が直結している。 ・事を成す力。事を成すためには手段を選ばない。 ・決めたことに対しての集中力がすごい。結果を出すための努力もすごい・成果をあげることで信頼関係を築く力がすごい ・実行力 ・やるといったことをやれてしまう。 ・ゴールイメージや頭の中のシナリオに沿って自分自身を自在にコントロールし、動かすことができている印象。万人が持っている能力ではないと思う。 ・忍耐強い。・気持ちが安定している。 ・ゴールから逆算する部分と、現状から考える部分とのバランスがいい。最高にいい。 ・直観と論理のバランス(方向性を見極め舵をとるのがうまい)・結果だけにこだわらないバランス感覚。・実行力がある割に、結果だけを求め、周囲の犠牲を省みずゴリゴリ進めるということがなさそう。時機を見つつ、長いスパンで最適な形を考えているイメージ。 ・見ている視野が、次世代のライフスタイルをしっかり捉えられていている。 ・大局的に広い視野でシナリオをつくり、状況に応じてつくりなおす力。 ・最初と話が違っても、状況が変わったから仕方ないと思わせる。自分も状況にあわせて変えていく姿勢と言動一致しているから。 ・相手を良く見ている。 ・ズレがあってもうまく順応していく。 ・自分を押し通そうとせず、WIN-WINにもっていくところは感心する。 ・「自分が」「自分が」というのが消え、人の気持ちを考えるようになった。・無理な要求をしなくなってきた。 ・チームメンバーのいいところを活かして巻き込みながらプロジェクトを進める力が伸びてきているように見える ・フェア(公平)なものの観方をする。・あまり偏らない。・流されない。 ・まず聴く、という姿勢からいつも学ばせていただいています。 ・体験も大切にしているところ。海士にたくさんいる高学歴の人と、ここがはっきりと違うなーと感じました。 ・酒の飲み方うまくなった。つぎ方、頼み方、話し方など ・お礼が少しできるようになってきた。 ・家族を大事にする。・人との関係性の中で解を生み出すセンス。 ・人たらしなところ(いい意味で)・したたかさ(いい意味で) ・なかなか言いづらいことも、ニコニコしながら言う。 ・不安な要素が少なくなった。 ・言い訳せずに努力する。嫉妬やねたみに振り回されずに元気。 ・縁の下の力持ち ・子どもが好き。 ・悠さんが島の子供たちのためにしていること、なんだかどんどんよくなってきているように感じます。成果がじわじわとでてきているように感じます。 ⇒身にあまる言葉に心から感謝です。調子に乗らず、怠らず、しっかり強みを活かしていきたいと思います。本当にありがとうございます。
2012.03.31
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●今後への期待、エール、メッセージ ・「地域創造コース」が、地域の現場で聞かれたニーズを元に、高校生にとっても地域にとってもお互い嬉しいものであれば素敵だなぁと思います。 ・今までの魅力化枠からさらに飛び出した人たちの、いろんな人の思いがつまった魅力化になればいいなぁって思いました。特に島のお母さんとか。 ・このプロジェクトに関わる人は替わっていくけど、関わった人がみんな「関わって良かった」と思えるように。 ・本当に素敵な人だと思います。あなたの行動によって多くの人が変わりました。これからも変わらず、変化を求め続け、進化してください。私も悠さんに負けないよう、あらゆることにチャレンジしていこうと思います。隠岐島前高校を共に、変えて行きましょう! ・子どもが生まれたり、来年度やりたいことがあるみたいなので、大変かとは思いますが、全力でバックアップします。 ・悠君の味方になれるようがんばるので、必ずプロジェクト成功させましょう。 ・パパになった悠さんの、本当の意味で子供のためになる魅力化プロジェクトの今後が気になる。というよりおおいに期待!!です。 ・本当に自分が決めたことに対する成果を出すことに対する能力が高いと思い、いつも感心しいい刺激をもらっています。より強くなるためには、強い自分を鍛えるだけでなく、弱い自分を自分自身が認め、さらけだすことが必要になるステージが出てくるのかもしれませんね。より大きくなって、今後のさらなる活躍を期待しています。 ・これからも、人の力を引き出すプロとしてご活躍されることを心から期待しています。 ・確実に今後のライフスタイルをリードするアイデア&行動力がある方だと思う。キャリア教育以外にももっと露出していただけると更に世の中がよくなっていくと思います。 ・ここでおさまる人じゃないと思っています。ぜひ日本のために大きく活躍してください。 ⇒本当にありがとうございます。期待に応えられるよう一層精進していきたいと思います。 今後ともどうぞよろしくお願いします。 *3年前の結果(岩本悠への期待)は以下のページから見られます。 http://plaza.rakuten.co.jp/yougakudiary/diary/200901100004/
2012.03.31
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●岩本悠の謎、疑問、質問 ・ぶっちゃけ、島の高校生のこと、どう思っていますか?(島に帰ってくるのか、帰ってきて仕事を創れると思うか)⇒かなり可能性と手応えは感じています。僕が来た6年前に比べ、島の子たちの地域に対する愛着や志の高まりを感じていますので、卒業後15年以内に島に帰ってくる割合(uターン率)も今まで(3割強)より高まってくると思います。将来的に「起業」というのは、数的には少ないでしょうが、今までよりは増えると思っています。ただ、高校入学時点での基礎学力の低さはネックですね。基礎基本がしっかりできていれば、もっと飛躍できるのにもったいないと思ってます。 ・今の高校の教育内容でまだ足りないと思うのはどこか?"⇒一番は地域創造コースからの大学進学に向けた指導体制だと思います。特に小論文など書く力の土台となる言語活動の充実が必要だと感じています。 ・あまり弱みを見せないイメージがあるので、悩みが何なのか聞いてみたい⇒悩み:花粉症、目が悪い、字が汚い、文章書くのが遅い、人の顔と名前を覚えられない、過去をどんどん忘れていく(昔のことを思い出せない)、どれがアジでどれがサバかなど魚の区別ができない、英語の教員免許を持っていながら英語をしゃべれない、いまだに隠岐弁もしゃべれない、頼まれるのは良いが人から指示されると腹が立つ性格、自分の息子に自分の趣味や価値観を刷り込もうとしてしまうエゴ、などなど悩みは尽きません。 ・お子さんが生まれてから、家族と一緒に過ごす時間、増えてますよね? ⇒周りの理解と協力のおかげで、基本的には18時半に家に帰り、子どもに食事を食べさせたり、お風呂に入れたり、一緒に遊んだり、読み聞かせをしたり、子育てさせてもらい(夜の会などはお風呂に入れてから出るようにさせてもらい)、だいぶ豊かな家庭生活になったと感じています。感謝。 ・新年度、授業も増えて、忙しすぎないか。 ・頼りすぎてないか心配。無理しないでほしい。⇒新年度に関しては、僕も不安です。仕事に支障をきたさず、周りに無理をかけないよう、優先順位が低いことは断ったり、減らして、公私ともに本当に大事なことを大事にしていきたいと思っています。 ・今の自分やあり方・考え方を支えている、幼い頃の原体験はありますか。⇒すみません、小さい頃のことをあまり覚えてなくて…ハタチのときの流学体験で人格、人生ともに大きく変わり、それが今の自分の礎になっているとは感じます。 ・欲はないのか?⇒成長すること、成功させること、価値ある何かを実現することには貪欲です。新たな挑戦、創造、変化、自由、力、成果を求める欲求は人一倍強いと思います。 ・海士の次にすること。 ・この先どんな生き方をしていきたいのか、聞いてみたい ・最終的な「岩本悠」として、何を実現していく人なのか? ・最終的に何をやりたいか。どこにいきたいか。 ・いつか仕事を越えて、抱かれている長期的な夢のお話をお伺いできたら嬉しいです。 ⇒僕の夢は、自他満足に生きる人(自己実現と社会貢献を両立できる人)を育てる教育を通して、自他満足に生きるのが当たり前の社会をつくっていくことです。そこまでのいき方も、次に何をやるのかも全く見えていません。いま目の前のことを全力でやっていれば、道は自然と拓けていくと信じています。ただ、途上国の教育支援と、大学改革にはいつか関わってみたいという想いはあります(流学中にいつか自分が大きくなったら途上国に恩返しすると誓ったことと、そうした大学時代の経験と学びで僕の人生が大きく変わったからだと思います)。自分のはたらく場所や組織や役職にこだわるつもりはないですが、自分が最も活かされる(成長し、貢献できる)場にいたいとは思っています。 *3年前の結果(岩本悠への疑問)は以下のページで見られます。 http://plaza.rakuten.co.jp/yougakudiary/diary/200901100003/
2012.03.31
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直接的に意見や指導をもらいにくい今の環境の中で、プロジェクト等で関わりが深い約10人から、自分(岩本悠)の課題や気になること、今後への期待などについて聴きました。これをバネに新年度さらに改善していきたいと思います。 *近い意見同士をまとめています。*個人が特定されるコメントや長いコメントは一部省略させていただきました。 ●岩本悠の弱み、課題、改善点・字が汚い。 ・ゴールから逆算する割合が高いときは、たまにむちゃなことを言ってるときがある・依頼が結構ぎりぎり(事情があるとは思うけど)・細かいところで抜けがある。(秘書的なフォローをできる人が近くに必要) ⇒先を見据えて、計画的に先手先手で動くように意識します。 ・言葉が適切じゃないときがある・私に対しては気を使った表現はしなくてもいいのになぁと思うことがたまにある。 ⇒相手や状況に応じた「言葉」や「表現」ができるよう、もっと意識します。 ・コミュニケーションを増やしたい。しっかり話せる時間がほしい。・「学校」に合わない発想や「教員」と違う視点のときがある。・意識の高い人だけでなく、一般の人を巻き込むのに必要なコミュニケーションの 取り方はまだ苦手かな。・あまり遊ばないから、とっつきにくいと思う人が出てくるだろう。・ボトムアップを意識しているようにしながら、トップダウンのところがある。・頑固。自分の答えに自信がある分こだわりが強い。 ⇒自分の考えに囚われすぎず、オープンなコミュニケーションをとるよう心がけます。 ・昔と同じ路線ではないけれど、違った路線でより尖っていってもいいのかな~と思います。・プラスの感情を活かす能力は高い。マイナスの感情に対応する能力には課題があるかも。・つらそうな姿を見せない。大変そうに見せないから、好きでやってるんじゃないかと誤解される部分がある。・人間の泥臭さを出すことも受けとめることも苦手なイメージ ⇒ポジティブで綺麗な面だけではなく、ドロドロした負の面とも向き合える大きな人間を目指していきます。 ・影響力が大きいので、いなくなるとすべての取り組みが先細りしていくのではと不安。・次への継承。引き継ぎ。・高校の取り組み、ぜひ自立できるところまで(悠さんが手を離せるところまで)持って行ってほしいです。・悠さんがいなくてもできるプロジェクトに。持続可能なものを残していってほしい。 ⇒次の目標は、今のプロジェクトの持続可能性を高め、継続発展していくようにすることだと認識しています。多くの人たちの想いが詰まったこのタスキを、しっかり次へつないでいきたいと思っています。 ・家庭の部分が不安。困ったことあれば私的なことでも早めに相談してほしい。・「パパ」のイメージがわかないお子さんができたのに、家庭を一層大切にしている、というイメージがあまりわかない。以前にも増して家庭を大切にしているとは思うけれど、外からは内面や生活の変化があまり見えない(隠している?)。もっと公私混同して良いように思う(海士なのだから)。 ⇒家庭と仕事の相乗効果で、「子どもができてから、仕事も更にできるようになったね」と言われるぐらいにしたいです。特に、教育の道を志す者のはしくれとして、子育てにはちゃんと向き合いたいと思っています。今後ともご理解ご協力をどうぞ宜しくお願いします。 *3年前の評価結果は以下のページで見られます。http://plaza.rakuten.co.jp/yougakudiary/diary/200901100002/
2012.03.31
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幸太郎を見ると胸がキュンとする。まるで初恋。大好きだから、つい間違ってオムツを頭にかぶせたりしてしまう。幸太郎がときどき奇跡のカタマリのように見える。抱き上げて「キセキ!キセキ!」と呼んでみると、「キャッキャ!キャッキャ!」と笑顔でこたえる。幸太郎の後ろ姿も泣き声もうんちの匂いもおしっこの温もりも愛おしい。幸太郎がお風呂で自分の足をくわえているので、おいしいのかと思って、俺も幸太郎の足をくわえてみたらかわいかった。幸太郎は興味を持ったものに頭から突っ込んでいく。よく転んだり、頭をぶつけて泣いたりするが、それでもまた頭から突っ込んでいく。その前のめりの姿勢は尊敬に値する。 幸太郎は本や新聞が好きだ。本を見つけると寄っていき、読めもしないのに開いてめくる。新聞を読んでいると突進してくる。新聞をおもむろに広げ、くしゃくしゃにし、読むかわりに食べようとする。 幸太郎は、無防備だ。大事なモノを隠そうとしない。欲求も感情もそのまんま。後ろに倒れるときは受け身も取らず頭から落ちる。前に倒れるときは手も出さず顔からいく。あまりに無防備なのでいっそう大事にしたくなる。幸太郎は母親が好きだ。俺と遊んでいても、よく母親を探してる。母親の顔を見つけると、ニコ~としてまた遊びに向かう。母親が疲れて泣き出しとき、幸太郎も大声で泣き出した。母親のつらそうな顔に幸太郎が顔をすりすりすりつけ、励ましてる。幸太郎はやさしい。 今まで飛行機や電車で赤ちゃんが泣いていると、 「早く泣き止ませるか、外へ連れ出せ、この親!」と イライラしていた。 今では自分の子の泣き声はおろか、人の子の泣き声にも イライラせず、「お~よしよし」と笑えるようになった。 今までは、フェリーの中で周りの迷惑を考えず大声でハシャグ 子どもを見て、「何で叱らないんだ、このバカ親っ!」と カリカリしていたけど、今ではだいぶ怒らずに 注意できるようになってきた。 周りの子どもにも興味が広がり、人の子も愛おしくなってきている今日このごろ。 今までは、児童虐待のニュースを見ても 「最悪。ヒトデナシ。まったく意味不明」ぐらいにしか 思ってなかったのが、今では、児童虐待をしてしまう 親の辛さに、ほんのわずかだけ寄り添えるようになり 新聞を読みながら涙が出るようになった。 こういう事件が二度と起きないような 社会にしたいと強くおもう。 子どもは大人を変える。 子どもは大人に力をくれる。
2012.03.25
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今日は巡の環の高野さやちゃんのお誘いで豊田地区におじゃまさせてもらった。貴重な話をいっぱい聴いていろんなものを見せてもらい野菜までたくさん頂いてしまった。印象的だったのは、みなさん「おかげ」「ありがたい」という言葉が端々に出てくること。また、人に何かして「もらう」ことより、人に何かして「あげる」ことが好きだということ。お年を召したからといって、色々なお世話をしてもらうより自分ができることを少しでも人にしてあげたいそんな精神を持っているようにみえた。 こうした、「おかげさま」や「ありがたい」や「あたえたい」といった心のありようこそが、この地域の宝物じゃないかと思った。目に見える祭りや伝統文化の伝承と同時に、目に見えないこうした心をどう継承していくのかも地域の宿題であるように感じた。 家に帰り、いただいた麺と野菜に桃と幸太郎への感謝の気持ちをのせてラーメンをつくってあげた。あまりうまくはできなかったけど、「おいしいよ。ありがとう」と言ってくれた。『家族を一番大事にせにゃいけん』今日みなさんから教わったことを、今日は実行できたような気がした。
2012.02.11
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今日発表された 「キャリア教育推進連携表彰」(文部科学省と経済産業省の合同で今年から創設された表彰)で島前高校の地域との協働によるキャリア教育の取り組みが選ばれました。学校として受賞したのは全国で島前高校一校のみ。 ___________________________________ ●受賞理由:過疎化・少子化の課題を抱える島前地域において、地域の独自性を活かしながら、学校と地域・社会や産業界が連携・協働し地域総掛かりで学校づくり・人づくりを進めている。また、キャリア教育の普及の遅れが指摘されている普通科高校が主体となって取り組み、優れた進路実績につなげている点も評価される。http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/01/1315003.htm ___________________________________ 感謝
2012.01.13
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最近、島前高校魅力化の取り組みがいくつかの媒体で紹介されました。以下、一部ご紹介です。◎全国から挑戦者を募集塾ジャーナル9月号 (転載許可済) http://www.manavinet.com/index.html ◎島前高校魅力化プロジェクトの本質フリーマガジンWUTAN 3学期号(転載許可済)*このフリーマガジンを欲しい方は教育同人社 http://wutan.jp/ へご要望くださいとのことです。◎島前高校のキャリア教育キャリアガイダンス(リクルート進学総研) 先進校WEB視察http://souken.shingakunet.com/career_g/2011/12/post-676b.html『夢探究』や『地域学』といった独自授業の内容が載っています。◎極上の島留学シマネスク(島根県)で島留学を紹介していただきました。 http://www.pref.shimane.lg.jp/kochokoho/esque/2011/80/03.html ◎人情、自然魅力の島留学読売新聞に紹介してもらいました。http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20120130-OYT8T00569.htm ◎停滞する日本に力を吹き込むAERA(朝日新聞出版)2012年1月2・9日合併増大号の「日本を立て直す100人」という特集に紹介して頂きました。http://www.aera-net.jp/latest/backdetail.html?id=221 ◎新年 1月8日(日)7時~8時のNHK「おはよう日本」で島前高校魅力化の取り組みが特集されます。もし宜しければご笑覧ください。感謝。
2011.12.27
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今日の夢探究の授業「新しい仕事のつくり方」にトビムシの竹本さんが急きょ参戦して話をしてくれた。 放課後、高校生から一次産業にアプローチする新しいプロジェクトを始めている生徒たちが、ロビーで竹本さんと2時間ほど話をしていた。頬を赤らめ、目をキラキラさせていた。 野村総合研究所の「日本から未来を提案する」小論文学生コンテストで1年生が優秀賞をとった。その生徒のコメント「やっぱり今年の大賞は東北の子だったか」 昼に図書館に立ち寄ったら、「先週、漁師さんに夜のイカ釣り漁に連れて行ってもらったんですよ。40パイぐらい捕ったのを、半分ぐらいもらっちゃって。寮に持って帰って、みんなで食べたんですよ」と嬉しそうな報告。 「最近、好きなことがたくさん増えたんですよ。絵を描くのもなんかおもしろくなってきて。今度描いたやつ見せますよ」と掃除の時間に教室を掃きながらの会話。 学校でのほんの些細なことたちなんだけど嬉しい。
2011.11.08
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深夜、幸太郎の夜泣きのお陰で目が覚める。泣きやんだ後も、頭を左右に振りながら「フガふがっフガが…」と一人ごとを言っているのでこちらも考えごとをはじめた。 謙虚な心と感謝の心の正体は何なのかと。 『謙虚な心』自身の至らなさの自覚あらゆる人やモノから学ばせて頂きたいという姿勢すべてのモノゴトヒトが我が師であるという敬意ある観方何びとも軽んじない、何事も疎かにしない誠実さに通ず 『感謝の心』多くの人やご縁のおかげさまで自身や今の状況が成り立っているという自覚。表に見えていないモノゴトの背景にも想いを馳せ、在ることが「当たり前」ではなく、「ありがたい」と捉えられる観方。世の中へ恩還し、恩送りをしていこうという貢献心に通ず。 この二つの心は、 おごれる者 久しからず という盛者必衰の理の中持続可能な成長を目指すには必須ではないかと思う。 あらまほしきものなり。 幸太郎 ものほしげ
2011.10.30
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なんか最近調子が良くない 「なんかこの人エラそうだな」 とか、「こんなことやるのメンドクサイな」とか、ときどき、不快な感覚が胸の奥に湧いてくる。特にこの1週間。 どうしたのかな、と不思議に思って海を見ながら舞ってみる。心身があったまったころ仰向けになって夜空を眺めて問うてみる。自分に何が起きているのか。 でてきた言葉は『慢心』 島前高校が学級増になったり、ちょと視察が増えたぐらいで「うまくいってる」「成功してる」 と勘違いして、驕っていたようだ。まだまだ課題は山積みなのに。はかない。 慢心を患い、ただでさえ少ない感謝の心と謙虚な心をさらに失っていた。 だから、「なんでこの人(俺より)エラそうなんだ」「なんで(俺が)こんなことをやらなきゃいけないんだ」と変な『我』が出て、小さくなってたんだ。ああ あわれ。 こんなときは幸太郎を見て感謝しよう。
2011.10.29
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〇 今月の『プレジデント Family』という親向けの雑誌に島留学の6ページの特集が載りました。【プレジデント Family 2011年 12月号】http://www.president.co.jp/family/backnumber/2011/20111200/ 見出しは大学への進学実績や費用面などが踊り、「奥さん、お買い得ですよ」みたいな感じで、僕としては非常に不服だが、本文の中身(特に写真とそのキャプション)は島のリアルが反映されていて、結構おもしろかった。 〇 一昨日、文科省の中央教育審議会の次期教育振興基本計画の策定に係る会に呼ばれ話をさせていただいた。 辺境の離島に上がった一筋の狼煙(のろし)が「中央」に届き、国の大きな動きにつながっていく、もしくは、この一隅を照らす小さな燈が、他の地域にも飛び火し、全体をより明るくしていく、そんな妄想が ほんのわずかだけ現実味を帯びてきたかのように感じた。 〇 今日の山陰中央新報(山陰のローカル紙)にコラムが掲載されました。 意欲・能力の高い若者ほど、地方から都市部へ出ていく流れ、過疎化・少子化で小さな学校は消え、地域は衰退していく流れ、こうした潮流への決別を目指す、新しい流れとして島の取り組みを紹介させてもらいました。 離島の高校の学級増の意義~高度成長期の潮流と決別~ 9月14日、島根県は来年度の隠岐島前高校の募集定員を、1学級40人から2学級80人にすると発表した。 翌日、山陰の地元紙の1面には「少子化で、県立高校全体の募集定員が過去最少となる中、離島にある高校の定員増は異例」とする記事が載った。この「異例」の学級増は、地域と学校の協働で進んでいる島前高校魅力化プロジェクトにとって、まさに悲願の一里塚であった。 4年前、このプロジェクトの会で「教職員数の確保と手厚い指導に向け、2学級を目指そう」という意見が最初に出た時は、何を寝ぼけたことを言っているのか、といったあきれ顔ばかり。誰も相手にしなかった。その後、学校の現状を分析し、今後の目指す学校像を描いた時、やはり2学級が理想的だと分かったにもかかわらず、目標として表に掲げることは却下された。そんなことは実現不可能だ、と誰もが思っていたからである。 県外から生徒を受け入れる島留学の案が出た時は「こんな所にわざわざ外から来るはずがない」と失笑が起き、しかも、島留学では意欲と能力の高い生徒を募集するとなると「そんな生徒、絶対に来るわけがない。10人も来たら港に赤い絨毯を敷いて出迎えるよ」と笑われた。 意欲と能力の高い若者ほど、地方から都市部へ出ていく流れを当たり前だと思い、誰も疑わなかった高度成長期。過疎化・少子化によって小さな学校は消えていき、そして、その地域が衰退していくという流れを、「仕方がない」と誰もが脇目でやり過ごしてきた。 そんな中で、こうした大きな流れから「いちぬけた」と決別するなんて、ましてや、その逆流を呼び込もうとするなんて、当時の常識では考えられなかったのだと思う。 過疎化の最先端にいてその流れを嫌というほど目の当たりにしてきたからこそ、余計に固定観念は強かったのだと思う。 そういう意味では、県外からの生徒募集の開始、そして今回の学級増は、今までの潮流に対して島根県がはっきりと出した、決別宣言であると言えるかもしれない。 島前での学校魅力化活動は、今まで、弱みとして捉えられてきた「小さい」ことを、逆に、一人一人をしっかりと伸ばせる「少人数指導」という強みに変え、さらに学校だけでなく地域の教育力も生かすことで、学力に加え「人間力」や「社会力」も育む教育環境づくりを目指した。 教員と生徒の頑張りにより、3割強の生徒が国公立大学へ合格するなどの実績も追い風となった。 そして、こうした離島・中山間地の強みである人や地域の「つながり」が、「関係資本」「ソーシャルキャピタル」などと呼ばれ、その価値や教育的効果が見直され始めた時代の流れに後押しされた。その結果としての2学級実現だったのではないだろうか。 この2学級を、一年限りの「はかない花火」に終わらせず、持続可能なものにしていくために、地域と学校はさらなる連携による魅力化を図り、保護者と子どもは「都市部に出れば・・・」という旧来の発想を再点検し、県や国は地域と現場の思いを実現するための制度や枠組みを整備する。そして、それぞれの役割を超えた対話と協働を推進する。 離島に上がった一筋の狼煙。この小さいけれど一隅を照らす燈が消えず、多くの地域に、灯っていくことを願う。 山陰中央新報 談論風発
2011.10.22
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9月22日 松江北高校 キャリア教育的お話9月27日 隠岐養護学校 キャリア教育出前授業9月30日 ユマニテさが 「人づくりをまちづくりに」講演 http://humanite.sagafan.jp/e418200.html 10月1日 佐賀県CSO推進機構 イベント10月9日 全国夜神楽フェスティバルin松江城 15:30-17:00 隠岐島前神楽 (小生は「切部」という演目を舞います) http://www.pref.shimane.lg.jp/kanko/kamigami/zenkoku_yokagura_fesuta_1009-1013.html 10月20日 文部科学省 中央教育審議会 11月2日 津和野高校 研修会11月3日 午前:安来高校 文化祭講演 午後:松江農林高校 PTA講演会
2011.09.19
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3か月の育児中にぶつかった最大の壁は・・・たった3か月の間にですが・・・「不眠症」。 ダメになるかと思いました。調べてみたら産後に(寝不足ではなく)不眠がちになる人は20%とかなり多いらしく。原因は、過労やホルモンバランスの乱れということです。 もともと寝つきの悪い方だったからならなければ不思議なくらい、とは言えました。 夜、子どもと一緒に寝られさえすれば明るく幸せに過ごせる日々が、自分自身が寝つけないためにウツウツとしたものになりどれだけくやしかったことか。 日中のカフェインを減らしたり午前中日光に当たったり外出して気分転換を図ったりいろいろ努力してみたけれど 一番効いたのが意外や、旦那さんとの会話。 まず夜の間だけ、授乳の時間以外子どもを預かってもらい 少し休み気持ちが前向きになったところで育児と関係あることなさそうなこと、ひとつずつ、意識に浮かぶままに気がかりなことを話してみました。 特に、ずーっと心の中にわだかまっていたある人が「嫌い」という感情。その根っこにある 自分でも一番向き合いたくなかった気持ちを認めてみたら なんとその夜はすんなり寝つけたのです。 話している間に心が軽くなったと感じた一瞬は・・・今、自分はこういう気持ちがあって苦しい という話の後「あなたはそういうことなかった?」と訊いたら自分も以前ずっと苦しかったよ、という答えが返ってきたとき そうなんだ!自分がゆがんでるからじゃないんだ!淡々として見えるこの人にもそんなことがあったんだ~~自分にOKが出せました。 なんで、この会話があんなに心を軽くしたんだろうか?今でも少し不思議ですが・・・会話も痴話ゲンカに発展していくようだともちろん逆効果で今回は(「現代の禅」と言われる)コーチングをしてもらったようで。 ざっくりと言って自分が今とらわれている状況や想いについて主観を抜きにした問いとそれに対する答えをかさねていくことで 自分自身を見つめなおしていく、という進み方だったように思います。 「今、気になっていることはなに?」「それは、どんな気持ち?」「どういうふうに、感じている自分なの?」・・・そうしているうちに好き嫌いを感じること自体が悪いことじゃないんだよまずはそう感じてる自分をみとめることが大事なんだよと、言ってもらえたそのことに、納得できました。 あらためて旦那さんの顔(頭)を見て・・・あぁ、このひと伊達に坊主じゃないんだな、と・・・育児の土台は夫婦関係。ありがと
2011.09.12
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台風の影響で今日予定していた国際交流×地域貢献・ひとづくり的な講演は延期。船も全便欠航により、ホテルで雨読。 内田樹さんの『日本辺境論』 簡単に言うと、 日本・島国=辺境であり、その辺境人の「学び」は効率が良かった という本であるが、一部にいたく共感。 これを「辺境学習論」として恣意的に咀嚼してまとめてみたい。 この学習論を一言で言うとすれば、 辺境の列島住民は、その地政学的地位ゆえに「学ぶ力」を選択的に進化させる。 それは、辺境に生きる人間は、資源の貧しい環境を生き延びるために「学ぶ」技術、「先駆的に知る能力」を開発せざるを得ないからである。 というような論である。 資源的に閉じられた世界では「ありもの」しか使えない。いつでもコンビニで買い足したりするようなことはできない。辺境を常に貫いているルールは、「手持ちの手段(ここにある資源だけ)でなんとかやりくりする」ということ。 それゆえ、「もの」の汎用性、それが蔵している潜在可能性を見抜き、「ありもの」の使い回しや活用により未来の需要に備える能力が養われる。 しかし、資源が豊かな環境であれば、そのような予備的な能力は必ずしも要求されない。目の前にあるものを気分次第で取る。不要だと思えば捨てる。捨てたものが有用であることに後から気づけば、また次の機会に拾う。資源や機会が豊かにあるというのはそういうことである。 これらをより説明すると・・・ 人間には「どうしてよいかわからないときに、どうしてよいかわかる」能力が潜在的に備わっています。その能力は資源が潤沢で安全な環境では発達しない。 「どうしてよいかわからない」ときにでも、「どうすればいいか」を訊きに行く人がいたり、必要なものを買い足しにいけるなら、先駆的に知る必要はない。 けれども、資源が乏しい環境や、失敗したときに「リセット」することが許されないタイトな環境においては、「どうしていいかわからないときにも適切にふるまう」ことが生き延びるために必須のものになる。 たとえば・・・ いきなりの大地震や想定外の状況において、「こういうときはこうふるまいなさい」という指示は存在しない。真に危機的な状況というのは、「どうふるまっていいか」についての指針やそれを指示するマニュアルがない状況のことである。 けれども、それを生き延びなければならない。そのためには、「清水の舞台から飛び降りる」ような決断をしなければならないのだが、そのためには、「セーフティネットが張ってある場所」めざして飛び降りることができなければならない。 もちろん、舞台の上からはセーフティネットは見えない。見えないけれど、見当をつけて「このへん」と飛び降りることのできる人間だけが、生き延びることができる。 針の穴ほどの生き延びるチャンスを「先駆的に知っている」ことがどれほど死活的であるか、私たちはあまりに豊かで安全な場所で暮らすことで、すっかり忘れてしまうのである。 ~日本人と学び~ 日本における辺境性の喪失が子どもたちの学びに大きな影響を与えているという。 現代の子どもたちが学ぶ力を失っているのは、彼らの「先駆的に知る力」が破壊され尽くしたからである。 学び始める前の段階で、学び終えたときに得られる知識や技術やそれがもたらす利得についての一覧的な情報開示を要求する子どもたち(「それを勉強すると、どんないいことがあるんですか?」と訊く「賢い消費者」的な子どもたち)は、「先駆的な知」というものがあることを知らない。 彼らは「計画に基づいて」学ぶことを求めている。 自分が実現すべき目的のために有用な知識や情報だけを獲得し、それとは関係のないものには見向きもしない。 おそらく本人はきわめて効率の良い、費用対効果の高い学び方をしていると思っているのだろう。だが、あらかじめ下絵を描いた計画に基づいて学ぼうとするものは、「先駆的に知る」力を自分自身の手で殺していることに気づいていない。 「先駆的に知る力」とはまさしく「生きる力」のことである。 そして、現代の日本に警鐘を鳴らす。 この力は資源の乏しい環境の中で生き延びるために不可欠な能力です。この能力を私たち列島住民もまた必須の資質として選択的に開発してきました。 狭隘で資源に乏しいこの島国が大国強国に伍して生き延びるためには「学び」力を最大化する以外になかった。「学ぶ」力こそは日本の最大の国力でした。ほとんどそれだけが私たちの国を支えてきた。ですから、「学ぶ」力を失った日本人には未来がないと私は思います。現代日本の国民的危機は「学ぶ」力の喪失、つまり辺境の伝統の喪失なのだと私は考えています。 ちなみに、内田さんは 学びの成立について、 「すでに持っていること」を覚知することによってではなく、「いまだ持っていないこと」についての切迫が学びを起動する。先駆性とはそのことです。 と言っているが、これと、海士町が最近宣言した『ないものはない』宣言は、相反するようで、相通じているような気もする。 最後に、内田さんは辺境論を語るにあたり構造主義の始祖であり、この隠岐島前にも訪れた文化人類学の巨匠レヴィ=ストロースを引用している。 レヴィ=ストロースは、「ありあわせのもの」しかない限定された資源のうちで生活している野生の(辺境の)人々を指して「ブリコルール」という言葉を使った。 「ブリコルール」とは、そこにあるありあわせの道具とありあわせの材料で器用に新しいものを創造する人のこと。 そして、その野生の人・辺境人の持つ"野生の思考"は答えやマニュアルの無い中で、ありあわせの知識や資源を元に手探りで目的を達成していくというものであり、計画され、無駄なく、論理的、効率的にことを成す"栽培された(工業化され効率化された)思考"と対極にあるもの だという。 現代の学校が、"栽培された思考"を鍛える効率的な場だとしたら、逆に、こうした離島のような非効率な環境は、"野生の思考"が鍛えられる絶好の場と捉えていくべきなのだろう。 "野生の思考"と"栽培された思考"の両方が鍛えられるということが、「離島」の「学校」で学ぶことのアドバンテージだと、レヴィ=ストロース氏も内田樹さんも言っているのだろうか・・・ いや、そこまでは言っていないか。
2011.09.03
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「塾」といって想起されるもの。 -松下村塾、適塾、慶應義塾、、、 -公教育から長いこと煙たがられてきたもの、、、 「塾」は今の地域や社会や子どもの課題に何ができるのか。「隠岐國学習センター」の取り組み事例やその課題をもとに 今、これからの新しい「塾」のカタチと可能性を考える会を行います。 以下のようなキーワードにご興味がある方はぜひご参加ください。●地域の教育格差の打破●学力だけでなく人間力やモチベーションを連動させる教育●一人ひとりの学習スタイルや学力にあわせた教育●地域を元気にするキャリア教育●学校と塾と地域の連携協働 会の概要(9月17日東京品川にて実施)、お申し込みはこちらhttp://www.town.ama.shimane.jp/news/attention/jisedaijuku.html *学校地域連携型公立塾「隠岐國学習センター」は同志の募集も行っています。詳しくはこちらhttp://www.town.ama.shimane.jp/news/attention/post-78.html
2011.09.03
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だいぶ前のことになりましたが・・・ぶじに男の子が生まれまして・・・ はじめてのお産の想い出を、かいつまんで書いておこうと思います。 ★お産の経過予定日(7月25日)前後から血圧が上がり始め、誘発をすることに。7月27日の明け方3時に(ラミナリアを使って)陣痛を誘発。東京で待機中だった悠くん5時ごろ病院に到着。 数時間後順調に破水したため一安心して痛みに身を任せる。夕方になっても子宮口がなかなか開かず、血圧もぐんぐん上がってきたため陣痛促進剤を投与。その後は血圧を抑えるために降圧剤、それでも下がらないので麻酔を打ち、それ以外にもなんかいろいろ薬を入れました。 自然な陣痛に身を任せているときは海で潜水をしているように呼吸に意識を集中してかなりいい気分だったけれど・・・正直、促進剤の痛みは半端じゃなかったなぁ。麻酔、怖かった。内診、泣きそうだった。(それでも「我慢強い方ですね」と助産師さんには何回も言われました) こんなにもいろいろ処置をしなければ出産てできないものなのか、と。もう少し自分の身体に自信があれば違っていたかもしれません。 結局18時間の経膣分娩でしたがその間ずーっと一緒にいてくれた夫と、母の手それから一度も弱ることのなかった子どもの心音にささえられて乗り越えることができました。幸せだった と、もう一度同じ想いをしても、生まれてきてくれるなら耐えられる、と言えるかな。 ★産後一週間入院中はお産よりさらにキツかったような。慣れない授乳は歓びの始まりとしても、いわゆるハイリスク分娩だったために点滴や診察は欠かせず。身体を休める暇がほぼなかった。(もうちょっとなんとかならないもんか) その間、うとうとして目が覚めてコットにいる赤ちゃんの顔を見るときは本当に本当にうれしかったなぁ。大げさなんだけど、毎回うれし泣きしていました。 「えぇっ?この子、本当に私の子??私がお世話していいの~」って毎回思ってた。 ずっと子どもがほしかったから・・・いつでも、私がぎゅっと抱きしめていいかわいがっていい子にそばにいてほしかったから・・・ 自分の存在の根っこにあった「さびしさ」がすーーーーっとぬけていくような気がした。 ★産後1か月まで実家で必死にやってました。育児以外の面倒を見てもらえるのは本当にありがたかった。母が私を育てるのにどんなふうにしてくれたのか が身にしみました。親への恩返しなんて、一生できないものかもしれないと思った。 ただ、子どもの世話だけは私が24時間することで。(そのようにして人間は育つ)やっぱり何度も自信をなくし、余裕をなくし・・・そのときに感じたのが「親ってどれだけ子どもをかわいがりたいと思っている生き物か」「それができるってどれだけ幸せなことか」「何かの加減でかわいがれないとしたら、どんなに悲しいことか」何度も思った。 つまり、虐待してしまう親の、気持ち子どもを自分で育てられない状況にある親の、気持ち戦争や災害で子どもを守れなかった親の気持ちどうしても、そういう気持ちに想いを致さざるを得なかった。 東日本大震災があったこと去年の10月(まだお腹に幸太郎がいないとき)に、乳児院を見学に行ったことそんな記憶があるので、余計に。 今この幸せを忘れてはいけないと思う。 産後は自分の時間どころか寝る時間もないけど、「あぁ、私も一緒に生まれ変わったんだな」「この子の人生のスタートを一緒に経験しているんだ」とすんなり思えた。今後10年間は子育て(と旦那さんを支えること)に人生を使うことになると思いました。
2011.09.03
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最近の日替わりケータイ待ち受け写真。モノ欲しげ顔ご満悦顔満腹寝顔この顔を見るだけで、暑くても眠くても疲れていても「がんばろう」って気持ちになれる。しかも長いこと顔を見ていると ひょっとしたら、 おれが親ばかなんじゃなくて こいつはホントにかわいいのかもっと、自分のおやばかぶりさえ疑ってしまうほどのおやばかになれる。 あかちゃんには 人に元気や勇気や やる気をもたらす 何か不思議な力があるそう思えてならない。ありがとう
2011.08.14
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ちょっと俺に似てるっと思ってしまった。
2011.08.05
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子どもの名前が決まりました。 【幸太郎】『幸せに育ってもらいたい』という、僕らの一番の願い。そして、もし叶うのであれば『周りの人も幸せにできる人になってもらいたい』そんな願いを込めて、幸太郎(こうたろう)*太郎=最初、最大、最高のもの 生まれて100時間ぐらいの彼に訊いてみた。 「自分も人も幸せにする男ってので、 幸太郎って名前はどうかな?」すると、顔をくしゃくしゃにして、「ぷ~~~~~ぷりぷりぷりぷり~~~~~ぷりっ」とすごく長いウンコで、 『最幸っ!』 と応えてくれた。もしくは、嬉しさと喜びのあまりにウンコをもらしてしまった。「そこまで喜ぶなら、やっぱりこれだね!」ということで名前が決まった。少なくとも、君の存在が僕と桃ちゃんに最高の幸せをくれたんだからこの名前に嘘はない。幸太郎、いつまでも幸せであれ。そして、いつか人や社会に幸せをもたらすものとなれ。幸太郎。
2011.08.03
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おかげさまで、産まれました。体重3172グラム性別 おとこ名前はまだない母子ともに健康です。朝5時ごろから陣痛分娩室に付き添って夜21時過ぎに誕生しましたが、穴から現れ出た最初の姿を見たときは「宇宙人っ」かと びっくり感動の涙も一気に引っ込みました。自分の思い通りにならない、よくわからない「大変」で「不思議」なものを、受け容れともに生きる 覚悟のようなものが生まれました。感謝。やっぱりかわいい。。。(すでにおやばか)明日また逢えるのがたのしみももちゃんありがとう。悠
2011.07.28
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嵐の松本潤さんによる海士の旅や島前高校のヒトツナギ隊との交流が収録された『ニッポンの嵐』がついに買えるようになった。 *この本は、もともと嵐のメンバーの「自分が暮らすこの国や まちのことを知らなければいけないとの気持ちがきっかけ」で 生まれたという「日本の魅力を再発見する旅本」で、 全国の学校への寄贈図書として非売品だったが、 「東日本大震災の復興支援に役立てることはできないか」 というメンバーからの提案により発売が決定したらしい。 この本の収益はすべて東日本大震災の復興支援のために 寄付されるとのこと。1050円。発売後すぐに20万部を 突破しているというからすごい。ポケット版(縮小版)ということでの、文字の小ささに負けず松本潤さんによる「ひとつなぎの旅」だけでも読んでもらいたい。宣伝でスミマセン・・・「ニッポンの嵐 ポケット版」
2011.07.09
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本日の山陰中央新報(山陰のエリア紙)に「島根の教育力」と題したコラムを掲載して頂きました。地域振興の様々な施策が論じられる中で、いつもつい見落とされたり、後回しにされがちな「教育」の可能性について少し書きました。地域や学校の現場で、子どもたちのために、そして地域の未来のために取り組まれている人たちの頑張りや想いに、自分を含めて、もう少し目が向けられればと思っています。真面目でカタクて面白味のない駄文で申し訳ないですが、もしよろしければご笑覧ください。《山陰中央新報 談論風発》http://www.sanin-chuo.co.jp/column/modules/news/article.php?storyid=526761035
2011.07.09
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学校連携型公立塾「隠岐國学習センター」でインターンの募集を開始しました。モチベーションや社会人基礎力を重視する地域学校連携型の新しい学びの場づくりや離島・僻地の教育格差の克服モデルに興味関心のある方がいらっしゃいましたらご紹介いただければ大変嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。詳細はこちらhttp://www.town.ama.shimane.jp/news/attention/post-67.html
2011.07.04
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ~高校選びの新しい選択肢~ 一人ひとりの夢を育む『島留学』 ≪全国から募集中≫◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆〇 高校生活は、豊かな自然や素適な仲間と、個性溢れる 先生に囲まれながら、充実した3年間を送りたい。〇 教室内の勉強だけでなく、一生の想い出に残る貴重な体験や おもしろい活動もやりたい。〇 もっと人間的に大きく成長したい。強く優しい人間になりたい。〇 将来は自分の好きなこと、得意なこと、やりたいことを 活かして、地域や社会に貢献するシゴトがしたい。〇 たった一度の人生、夢を見つけ自分らしく挑戦したい。 そんな好奇心に溢れた中学生の皆さんのための『島留学』〇 学力は大事。でも高校時代に身に付けて欲しいことは それだけじゃない。〇 豊かな自然・文化・人とのつながりの中で、これからの 未来を自ら切り拓いていく人間力も身につけて欲しい。〇 全寮制の全人教育も良いと思うが、私立校や海外留学は 経済的に少し厳しい。〇 子どもの可能性を存分に伸ばせる教育環境を探している。 そんな保護者の皆さまへ 都会の進学校とは違う 隠岐島前高校(公立)への『島留学』も選択肢にどうぞ。┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 隠岐島前(おき どうぜん)とは ?┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛島根県の北60キロ、日本海に浮かぶ隠岐諸島の中の3つの島(西ノ島町、海士町、 知夫村)で、世界第一級の景勝地である「摩天崖」や日本の名勝「赤壁」に加え、 後鳥羽上皇や後醍醐天皇が配流された地としても有名。 また、神楽や民謡、俳句などの歴史文化を誇る一方、 3島すべてが国立公園に指定されるほど自然豊かな島々である。 最近では、まちづくりも非常に活発で、独自の産業創出、人づくり、教育施策により全国から多くの若者が移り住み、地域活性の先進地として海外からも視察が来るようになっている。┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 隠岐島前高校とは?┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛隠岐島前3島における唯一無二の高校(公立・普通科)。全校生徒約100人という、手厚い指導が可能な規模を活かし、一人ひとりの夢と可能性を伸ばす少人数指導を行う一方、著名講師を招いた特別プログラムや海外研修なども行っている。総体17年連続制覇を誇るレスリング部や地域国際交流部など部活も活発で、生徒一人ひとりの夢の実現を目指し、進路先も多様である。*H21年度 筑波大学から八角部屋(大相撲)まで*H22年度 4人に1人が国公立大学に合格、就職希望者100%内定*H23年度 早稲田大学、日本郵政グループ 、山陰合同銀行など生徒達が企画した観光ツアーが、全国観光プランコンテスト「観光甲子園」で日本一を受賞し、更に生徒達が島民とともにそのツアーを実現化させるなど地域活動が非常に活発。近年は島前3町村と島前高校、島根県が連携し、全国から生徒が集まる特色ある学校づくりも始まり、高校と地域の連携型公立塾「隠岐國学習センター」も開設。今年度の入学生の約3割の生徒が東京、大阪など島外から入学している。今年度より島の豊富な地域資源や人材を活用し、次世代の地域起業家的リーダーの育成を目指す「地域創造コース」と夢に向け国公立大学などを目指す「特別進学コース」も開始。●隠岐島前高等学校HP: http://www.dozen.ed.jp/ ●生徒によるまちづくり活動 「ヒトツナギ」の事例http://www.dozen.ed.jp/news/2010/0929-1033.php ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ 島留学制度とは?┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛島外から島前高校に入る意欲・能力の高い生徒を対象に寮費・食費(月2万円)や里帰り交通費等の補助が出る制度です。*具体的な条件はお問い合わせください。国内でも特に治安の良い島の環境に加え、島前高校の寮は学校隣接のため安心安全です。寮内では現役教員による学習指導や進路相談もあり、集団生活を通して主体性やリーダーシップ、自立心を育みます。 ぜひ選択肢の一つとしてご検討ください。 ■ お問合せ○以下の島前高校HP内よりお願い致します。https://secure-3in.jp/www.dozen.ed.jp/contact/ ■ 資料請求○「島留学」島前高校パンフレットは以下からご請求ください。https://secure-3in.jp/www.dozen.ed.jp/pamphlet/
2011.07.03
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っと 思いながら 暮らしてます。今週一杯は 友だちと会ったり興味あったお店に行ったりしてましたが・・・バテることが怖くもなり身体一番の養生生活に。こんな感じでっす ★ 7時半 起床 8時~10時 朝ごはん、休憩→体操 ~12時 ひと仕事 ~13時 昼ごはん ~16時 休憩→体操 ~18時 ひと仕事 ~19時 散歩 ~22時 夕ごはん、だんらん 23時 就寝 ★ひと仕事 って言っても当初は昼寝ばっかりでも最近は東京の暑さにも慣れ、とっても体調よく過ごしてます ※便秘やムクミなし 体重は11kg増でせきとめ中これもいろいろ一緒に考えていいようにしてくれる両親のおかげ酷暑の中の節電や放射能汚染におびえながらも東京に帰ってきてよかったです今回が最後の機会かな、とも思うので自分がどんなふうに育てられたか、しっかりココロにきざみつけていきます ところで父との会話 も「おとーさん、昔 おすもうさんは自分でおしりがふけないから 一番弟子にふかせるんだって言ってたよね?」 父「ああ、あれね。」 も「ホントだよね?」 父「ウソだよ~」 も(もう何人かに話してしまったのに・・ 今更訂正できない・・・自分が関取体型になって 思い出して確かめたけど・・・)かく言う父は 電車の中でふくよかなおばさまを妊婦さんと間違えて席を譲ろうとしたり私は両親と8年近く離れて暮らしていたので「そーいえばこういう人だった」「ややっ 意外意外」と思うこともあり、今後役立ちそうです。D様とは夜など一日一回は電話しますがやっぱり側にいてくれないといろいろ困っちゃうものだなと実感しています。読み聞かせはD様の担当だったので、最近サボり気味でふくチャンもつまらないだろうと。だいたい私も、毎日話したいことがたくさんあります。結婚するまでも・・・してから後も、二人に慣れるまではあんなに大変だったのにもうすっかり家族なんだね夕方ごろ、一日が終わりに近づくとあ~~今日もがんばってよく生きたなぁ~~ と思いますそれから・・・今頃 海士の空はきれいだろうな 海は最高だろうなと、恋しくなります。ふくチャンが海士の夏空と海を見るのは来年になるのね。
2011.07.02
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GIRL FRIENDS幼なじみやら、会社勤めのころの戦友やら・・・私の体調と相手の都合のあう限りで、我が家まで来てもらったり 健診先の近くなんかでお友だちと会っておしゃべりしていますか~な~り アガるなにがそんなにアゲるんだろ?って考えるとやっぱり人生の一部を共有してきたからだと思う。あのとき自分たちあんだけがんばったよね って。あんなに笑いころげたよね って。昔の自分たちが元気注入してくれる。 大学のボート大会にクラスで出場して 優勝したこととか夢に出て来たよ・・・で、近況報告すると 友だちの人生も追体験できたりしてなおよい。へ~~っ、仕事おもしろそうじゃん!とかそっかぁ、ツラい想いしてたんだとか。自分もこれからまたがんばろって、やる気が湧く。たった今、節目を迎えていて、それをまっすぐ話してくれたり同級生の・・・うれしい、または悲しいお知らせをさりげなく伝えてくれたり悩みをぽろっとこぼしてくれたり今の私を、私以上に全力で肯定してくれたりお産前に、思いがけず人生振り返りました。 しかーし不思議なことに、 男性の友人知人に会いたいな~~とあまり思わない。 今まで性差をあんまり意識しないで生きて来ただけに・・・ これは今の身体の状況のなせるわざだな、と思うわけです。 たまたま出会って友だちになったような気がしてたけどやっぱり必然だったんだねThanks to...あやちん*床*ちっぴ*ぼーちゃん、麻美ちゃん、のんち*Kafoo
2011.07.01
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東京でまっさきにしたのは髪を切ること。※後ろでMy父が変顔をしてますが 掲載許可下りずトリミングぷは~すっきり当分、短いままのつもりです帰ってから隠岐の美容院に行くのも楽しみこちらは母と足を伸ばした都立公園※母がいっしょにうつっている 瓜二つの写真も掲載許可下りず↑あっ↑そんなもの食べて~~今の実家は20歳くらいまで住んでいたところとずいぶん離れているので私にはなじみうすい土地ですが戸建てが多く全体静かでウチは庭が広いのが素敵と思うのちにジャムとなる運命のすぐりの実と前の家から引っ越して来たくちなし・・・「かめにゅけーしょん」とか言っていたら出発時 自宅に携帯を置き忘れだいぶあたふたしました(未熟です)。電磁波がないのはふくチャンにはよかったよね!また近況報告しまっす
2011.06.15
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「かめにゅけーしょん」スローなやりとりのこと最近の造語です。最近、さらにはなはだしく頭の回転速度が落ちております身体中 血の巡りがよすぎて頭にはまわらないもよう。結果、言葉のやりとりも亀に。出せなかった年賀葉書の代わりに下さった方にだけでもお返事しとこう・・・と思ってハガキをデザインし手元に届いたのが1月下旬震災で動揺しあたふたしているうちに5月。里帰り前、出産前に投函できました。よかった。ずっと気にかかっていた・・・また、声をかけたいな~ と思っていた人には特別VERS.の葉書と封筒。ポプリもつけたよ。残るは、海外にいる友たち。海士を離れる前には、身体のことなど心配してくれている人たちに元気な顔を見せてから出発したいと思っています。顔を会わせることも手紙を書くことも時間がかかるけれど今はまったく苦にならない。むしろ、急き立てられるようなせわしないやりとりが苦痛になる。以前はコミュニケーションの量と速度で仕事の達成度も社交の充実度も感じていたのが自分でもおかしい。行き過ぎると 産前産後引きこもりがちになってしまうだろうけど今はこのペースを守りたいです。葉書のお返事で、ひさびさにつながったりうれしい報告をもらえたり東京で会えそうだったり亀におつきあいくださりありがとうござい。
2011.06.01
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東京、大阪で『島留学』の説明会が開かれます。以下ご案内です。┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ようこそ 島留学 in 東京・大阪 ~日本海の小さな島から説明に伺います~┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛■ 内容〇知られざる宝島 隠岐島前(海士町・西ノ島町・知夫村) ・地域活性化の先進地 ・子育て島、教育の島、人づくりの島 ・全国から移住希望者が来る島々〇地域活性の一翼を担う隠岐島前高校 ・都会にはない特色ある教育、取り組み ・一人一人の夢を育み伸ばす少人数制 ・特別進学コース、地域創造コース ・地域国際交流、全国常連のレスリング部など〇全国から意欲ある生徒が集う『島留学』 ・自立心、リーダーシップを育む寮生活 ・東京、大阪などから来た生徒たち ・寮費や食費、交通費の補助など■ 島からの訪問者〇澤谷 隆成島生まれ,島育ち,島前高校出身。島前高校の腰の低い熱血体育教師。レスリング部監督として17年連続県総体で優勝に導いている。知夫里島の住職も兼ねる。〇吉元 操島生まれ,島育ち,島前高校出身。島前高校魅力化プロジェクト事務局長。海士町の財政課長も兼ねる。〇岩本 悠東京生まれ,海外経験,島暮らし。高校魅力化プロデューサー。地域創造コース,ヒトツナギ,公立塾の立ち上げなどに携わる。■ 日時:場所:会場 〇6月26日(日)14:30-16:00 東京丸ビル コンファレンススクエア(丸ビル 8階 Room5)〇6月28日(火)19:00-20:30 大阪ハービスPLAZA 6F 2号室 (梅田) ■ 本件の概要、お申込み、お問合せ:http://dozen.ed.jp/news/2011/0530-1714.php
2011.06.01
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〇6月12日(日) 10:00~16:00ミラクル熟議in沖縄~ひとづくりとまちづくり その循環に子ども・若者が参画する意味~主催:文部科学省・国立大学法人琉球大学 共済:沖縄県教育委員会http://www.u-ryukyu.ac.jp/top_news/debate2011051701/〇6月13日(月) 18:00~20:00『流学/世界一周という可能性』東京外国語大学 府中キャンパス:研究講義棟一階226教室 主催:Alma Mater〇6月26日(日) 14:30~16:00島前高校『島留学』説明会in東京丸ビル コンファレンススクエア(東京駅) 詳細&申込 http://dozen.ed.jp/news/2011/0530-1714.php〇6月28日(火) 19:00~20:30島前高校『島留学』説明会in大阪ハービスPLAZA 6F (梅田)詳細&申込 http://dozen.ed.jp/news/2011/0530-1714.php〇7月2日(土) 10:00~12:00場所 鹿児島県伊佐市 菱刈環境改善センター 多目的ホール内容 定住促進及び高校魅力化について〇7月4日(月)松江市立 女子高等学校 講演島根県立 松江農林高等学校 講演〇7月6日(水) 14:30~16:00島根県立大学 キャリア形成講座Reflection 振り返りの技術~行動・体験からの学び方~
2011.05.27
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コロンつぶつぶっ すキラキラっ す~~そうです今日の正真正銘 綺麗なものは野いちごです2年前に友だちに教えてもらったひみつの場所に今年また出かけました野いちごの緑の葉陰にまるく紅くきらりとひかる実を見つけたときの喜びはたいへんなもので・・・いくら腹ボテであろうと採集本能が燃え上がり夢中になってしまうのですね。ひとつぶ見つけるともっと高いところにもっと大きくて紅い実が・・・と つぎつぎ今日はそれを上から見ているカラスの視線を感じましたお腹の子も元気よく不随意腹踊りをしていましたよ~~わたしは気まぐれ怠け者すぎて畑はできない(いずれやりたい・修行不足)のですが山菜摘み系統はすでに大好きです。しかし、良い山菜の生える場所はなかなか教えてもらえない現実のきびしさ今の季節はつわぶきもいいですネ今日はこれくらいで。砂糖で煮て、明日お友だちの家のお茶におみやげにするのですこんな遊びしたい人、今度いっしょに行きましょう身体を動かした日は夢をたくさん見ます今の心身の状態ではそういう経験をする女性多いそうです最近の強烈な夢は 男の子が三人出てくる夢迷路の(階段の途中に台所がある)ような家の中三人の男の子と話しているとみんなの目が大きくなって座敷童子になっちゃうという子どもと一緒に私の感性が炸裂していくといいなぁ。(でも周りは迷惑かな~~)
2011.05.17
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おめでとう私朝一番で母と弟がメールをくれた。母に「この世に送り出してくれてありがとう」と返事をすると「まあ!親冥利に尽きるわ。」と返ってきた。自分のために、ささやかなお昼のデザート特別変わった日にはならなかった。先週の疲れからか動悸息切れが激しく昨日の午後と今日の午前中はほぼ昼寝午後から一人で散歩に出て見つけた今日の「正真正銘綺麗なもの」(いつも散歩では「今日の綺麗なもの」探しをします)白藤というそうです。・・・さて 私たち夫婦は毎週1回時間をとって会話することを決めています。まとまった相談や最近思うことがしっかり話せてよい習慣だと思う。昨晩はダンナさんの『最近の成長実感』がお題のひとつになった。思えば海士に来てからのここ数年、仕事での壁にぶつかり弱音を吐かない人のつらそうな様子が見えて心配していました・・・それが、ここ数ヶ月 かつての自分と変わったところとそこを軸にうまくいきはじめたところ があるようだと気づき始めたと言う。くわしくは割愛するけれどその話をする顔を見て本当にうれしかった。そういう顔が見たくて、ここまで一緒に来ることを決めたんだから。来てよかったなぁ と心底思ったのはこのときが初めてかもしれないです。そしてその後、ダンナさんの今の仕事のお仲間やここまで引っ張ってくれた人こちらで私たちとお友だちになってくれた人に感謝する気持ちになれた。最幸の誕生日プレゼントだ。よく考えたら今晩は夕食支度中に揚げ物の油がはねて痛いし貧血の上にじっとしていたのに鼻血が出たし特別でないというより情けない日だったけどそういう日にこそ・・・ね遠い近いの差はあれ・・・みなさんのおかげさまで元気ですありがとう
2011.05.16
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先日、お友だちから手作りのマザーズバッグをいただきました。うれしいな~~お世話になっている方のオクサマなので「お友だち」っていうにはあれだけど作ったのよ~~って持ってきてくれたときにおそろいなの~~って少し小さめの自分のバッグも見せてくれたものだからそれでなおさらうれしくなってつい「お友だち」と思っています中には裏地がしっかりと、ポケットもたくさんおむつ入れつきでした・・・このバッグを見るたびに優しい気持ちになって思わず顔がニコニコしています。手作りにかけてもらった時間と縫い目にこもっている気持ちがつたわってくるからかな。こんなふうに人を幸せにする贈り物ができるようになりたいなー。私、洋裁もお菓子もできないけど。「同じ道を通った後輩」ということで同性からの気遣いがうれしく心強い最近・・・こういった、女性に普遍的な想いってやはり確としてあるものなんですね。一方で、授からなくて今まで感じたこと考えたこと忘れまいと思っています。今の幸せな気持ちと表裏一体の大切なことだから。これからも、子どもがいるからつらいことあると思います。それも、子どもがいて幸せという気持ちと等価だと思って受けとめていきたいです。・・・ついこないだは「悠くんて家では普通のお父さん?」「すっごくきちんとしてそう!!」という会話があり・・・普通のお父さんがどういうお父さんか分からなかったのとある意味すごくきちんとしているので答えあぐね それにしても「きちんと」という印象はどこから・・・? たぶん、イスの上で靴を脱いで正座するとことか いつもきれいな坊主を維持していることとか・・・悠くんがどんなお父さんになるのかは私も楽しみだなぁ。
2011.05.14
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今後の島外での講座・研修等の予定です。〇5月11日(水) 14:40~16:10島根県立大学 キャリア形成講座アクティブコミュニケーション ~やりたいことの見つけ方~〇5月21日(土)9:45~16:30ソーシャルビジネスフォーラムin九州 ひとづくりからのまちづくり ~教育からの地域活性~福岡ビル9F 大ホール 福岡市中央区天神1丁目11-17お申込・お問合せHP: http://www.sinkweb.net/ 〇5月24日(火) 14:00- 14:40小中学校キャリア教育担当者研修 島根県教育センター主催 隠岐合同庁舎別館
2011.05.05
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朝日新聞の田舎力というローカルコラムに桃のこんな文章が掲載されていた。**************************新学期。フェリーの就航する菱浦港から桜並木の坂を上っていくと、裏手に黒毛和牛の鳴く牧場を控え、目前には日本海を見晴らす県立隠岐島前高校が立っています。今は改築されましたが、かつて住民の方たちが一つひとつ、礎の石を運んで校舎を築き、分校から「わがとこの学校」として独立を果たしました。少子化に伴って存続の危機にさらされてきた島前高校に、この春はっきりと新しい風が吹いたようです。島外からも生徒を受け入れ始めた結果、募集定員を上回る志願者が集まったことです。競争率が発生し、中学生の子を持つ親御さんたちの間で話題騒然となりました。島外の新入生の中には、昨夏出会い、このコラムでも紹介した「夢は島民になることです」という彼もいます。私は島前高校と連携する公立塾で働いており、その新入生たちに接する機会がありました。英語の課題でつまずいた箇所を解説した後のやり取り。「オレ今の勉強でレベル5上がった!」「元のレベルはいくつ?」「2!」……塾ではレベルを設定していないのですが、彼なりに2から五つ分上がったとなると、短い時間に随分がんばったんですね。その隣で「いつもだったらもう寝てる時間だよ」と言いながら9時まで勉強していく子も。こうした島の子たちに、驚くほどの素直さと伸びしろの大きさを感じます。赤ん坊のときから地域に見守られて育つ島の子たち。進学や就職で本土へ出れば、まさにそこから新しい風にもまれる人生が始まります。今、島前高校そのものが、島に新しい風を呼び込む一つの要になるのではないでしょうか。**************************夫婦そろって似たようことを書くもんだ。
2011.05.03
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さてっ と今日で、今のお仕事がひと区切りです。そのお仕事とは「隠岐國学習センター」という隠岐島前高校連携の公立塾での指導スタッフです。今回、ワークライフバランスを改善できたこと旦那さんの関わるプロジェクトの一部に参加できたことも、よかったことでした。でも・・・いちばんよかったのは「高校生と向き合う」経験ができたこと。接する時間は週に数時間と少なく自分の高校時代に戻ったように自分自身がナイーブな口下手になってしまうのでまったく簡単ではなかったけど「一人ひとりと向き合うを最優先しよう」っていうのは 一年間ずっと心がけました。・・・通じ合えたかな っていう手ごたえがありますひとりひとりにかけてあげたい言葉があって、小さなメッセージカードにして今日渡しました。「おさいふに入れとこう」って言ってくれた子が何人もいてうれしかった。「いつ復帰するんですか?」の質問に「子どもがいたらちょっと夜は無理かなぁ・・・」と応えたら「自分らが交代で見ますよ!」と言ってくれたのがうれしかった。声を大にして言いたいけど、島前の子たちの、とってもすごいところはココなんです自分が向けてもらった気持ちに、応えることができる。こちらが向き合おうとすれば、しっかり向き合える。まっすぐなやりとりができる。高校時代に、これって難しくありませんでしたか?私、先生や目上の大人とまっすぐやりとりできた思い出があんまりないよ。(・・・ひねくれてたのか、出会いに恵まれなかったのかな?)今となっては悔やむことではないけど。ここの子たちほど、一人ひとりが応援してもらっている高校生たちもいないと思います。私、高校時代に先生にがんばれって励まされた覚えほぼないよ。この、短い3年間 出会いと成長のチャンスをフルに使ってみんながおっきなおっきな、魅力的な大人になることを祈ってます。ここで働けたこと、同僚と上司のみなさんに感謝わたしもがんばるぞーーー
2011.04.27
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最近はまっているモノ、ふくチャンの胎教。 *ふくチャン=胎児の名前、赤ちゃんの愛称 *胎教=胎児教育のことそもそもの発端は、「教育の道を志す者として、この授かりし子を通じて、人の生涯の成長と教育の過程を学ばん」と想い、その手の本を読んでみたこと。胎児への音楽や語りかけ、読み聞かせなどが情操教育に良しとする説のあることを知り、興味深く思いて試してみた。ふくチャンの好みや趣味がわからないので、自分の好みと趣味でやってみる。両親が楽しみ喜ぶことこれ即ち胎教に通ず と思い神楽の奏楽にはじまり、論語、賢治、般若心経など心の趣くままに唄う。次第におもしろくなってきて、高校の現文や古典の教科書を借りてきては朗読す。国語の教科書は今更ながら心をそそり、見るとわくわくし、読もうとするとドキドキし詠みだすとモコモコとふくチャンが動き出す、そんな作品たちが並んでいる。 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ、自然よ 父よ 僕を一人立ちにさせた広大な父よ 僕から目を離さないで守る事をせよ 常に父の気魄を僕に充たせよ この遠い道程のため この遠い道程のため (高村 光太郎) 肝心なことは 感動すること、 愛すること、 望むこと、 身震いすること。 生きること。 (オーギュスト・ロダン)親子ともども身震いし、夜な夜な詩や短歌俳句を愉しむことこれ即ち我が家の胎教ナリ。また、たまに深夜遅くに家に帰り桃の怒髪天を衝くことあり。これも胎児のためと思い、桃の怒りをサウンドバックのように受けとめる。また、よろこばしからずや。↑↑「論語」から漢文口調がうつってしまったようです(桃)
2011.04.24
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本日の山陰中央新報(山陰のエリア紙)に以下のようなコラムを掲載して頂きました。**********************************今、島根が必要としているモノは何か? この問いに、僭越ながら、わたしであればこう答えたい。「危機意識」と「前向きさ」ではないかと。危機意識とは、「どうにかせんといけん」という強い問題意識。また、目の前の問題を自分のこととして捉え、「今やらねば、いつできる。わしがやらねば、誰がやる」という気概のことである。前向きさとは、「あれは、××だからダメだ」という批判で終わるのではなく、どうすれば良いかという提案までを見据える思考習慣である。これは「できない理由を探すのではなく、できる方法を考える」習慣と言えるかもしれない。今ある良さを生かしながら、この危機意識と前向きさを適切に兼ね備えると、さらに魅力と活力ある島根になっていくのではないだろうか。その一つの事例が、地域の文化拠点でもある高校の存続問題である。この春、島根県内で高校へ入学した生徒は約7千人。10年前から、2千人以上も減った。今後10年で、さらに1千人が減る。その中でも、離島や中山間地域の子どもの減り方は尋常ではない。わたしが住む隠岐島前では、この10年間で中学の卒業生数は半分以下になっている。もし無為無策のままであれば、生徒数は激減し、学校の教育力は落ち、離島・中山間地域から高校は消えていく。もし高校を残したいと思えば、地域内外から生徒が集まるような魅力的な学校づくりをするしかない。考えることは定住施策と同じだ。いかに地元生徒の地域外の高校への流出を防ぎ、逆に地域外からも生徒が入ってくるような魅力をつくるかである。それには、既存の枠を超え、地域と学校が一つのチームとなる協働体制づくりが欠かせない。隠岐島前の場合、「学校の存続は地域の存続と直結する」という危機感のもと、島前高校の教職員と保護者、卒業生、地元の中学校、3町村の行政、住民による組織をつくり、地域の未来と学校の姿について議論を重ね、改革プランをつくりあげた。そして、その構想に基づき、地域づくりを担うリーダー育成を目指す地域創造コースの創設や、今までの発想ではありえなかった高校連携型の公営塾の設置などが行われた。また小規模校の課題と言われる、固定化された人間関係や価値観の同質化を打破し、多彩な刺激や切磋琢磨を生み出すために、全国から意欲ある生徒を募集する島留学も始まった。こうした4年間の取り組みのさなか、この春には卒業生の約3割が国公立大学に合格。隠岐島前高校の入学志願者は、2008年春に27人だったのに対し、今春は関東や関西などの県外からも含めて44人となり、定員の40人を上回った。まだまだ課題は山積しているが、地域活性の一翼を担う高校づくりと、島で必要な人財は島で育てるという人の「自給自足」を目指した人づくりは少しずつ進んでいる。島根県はこうした取り組みを離島・中山間地域全体に広げようと、2011年度から1校あたり3年間で1500万円を予算化し、高校と地域が一緒になって魅力化を進める事業を開始した。これに関して「県がこれだけ支援をして地域と高校にチャンスを与えたにもかかわらず、もし変われないのであれば、そのような高校は統廃合されても仕方ない」という声もある。 離島、中山間地域としては、「高校の存続をかけ、最後のチャンスが与えられた3年間」と捉え、高校と地域が一体となって前向きに取り組みたい。***********************************感謝。
2011.04.16
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こんにちは。お知らせです。ウチに(わたしのおなかに)あかちゃんがきてくれています。世の中に出てくるのは7月下旬の予定。さかんにあばれてキックキックの時期です。負けじと話しかけたり歌ったり悠くんと3人でいっしょに遊んでいます。何か考えるより先に、今 幸せです。…基本、直接お会いしてのお話やお手紙でお知らせしたいと思っていました。「年賀状で」と思っていたら3月になり、そして震災が起きました。あかちゃんがいるおかげで現状、感じ考えることがより先鋭になりよりよい生を生きたいと強く思うようになりました。生まれてきたらどうぞかわいがってやってくださいね。
2011.03.26
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こんにちは。今、どこでどんなふうに暮らしていますか。みんな、そうだと思いますが震災があった日から、私もいろいろ感じてきました。すこしずつ、考えてもきました。そんなふうに 夫や友人とのやりとりを通して1週間かけて整理できたことを、読む方の何かしら材料になれば と書いてみます。===============================================<前提>この震災は歴史に残る。日本を変えていく。この歴史に直面してどのように行動するか は生き方そのものを表すとても大事な判断。<私がすること>1.まずは自分と家族の身の安全を守る。2.次に日常をしっかり暮らし、自分の本分を守る。 それはたとえば掃除機をかけたり、小さなことひとつひとつ。3.同時に誠実な情報を収集し、社会の動きを注視する。 そして災害対策や被災地支援などに対する自分の意見を持つ。4.自分の考えが持てたら、支援を始め長く続ける。5.今回をきっかけに「自分の身を守る」「大変な人の役に立つ」 「賢くミニマムに暮らす」点においてちょっとレベルアップした自分になる。=================================================書いてみてまず「すること」って震災時や戦時だけでなくいつも同じなのでは?と気づきました。でも注目する面は明らかに違う。今までがとてもとても恵まれていたのだと思います。この1週間実際に何をしていたかというと1~3に時間をかけていたところです。むしろある程度情報をシャットアウトして情緒を安定させていました。(それでも不安定にはなりました。)緊急度から言って実際に困っている被災地の人に役立つためにはパワーをかけてでも、4にたどりつくまでのスピードが大事。私には今、守りたいものがあるからそれができなかったです。ようやくガードを解いて今「4」の段階にいますが、その私にとって切実なテーマが二つあります。ひとつは原発事故のこと。端的に、里帰り出産のために東京に帰るかどうかが目下の最大関心事です。そしてそれは今後、原発に賛成か反対かの態度と行動につながっていく。今のところですが・・・東京で産んでも特に危険はないと踏んでいます。「自分の生まれ育った土地で 自分を生み育てた家族に囲まれて赤ちゃんを迎える」温かく最高に幸せなお産のために、私にとっては大事なことです。危険を過大評価して不安に陥る姿を赤ちゃんに見せたくない。もしどうしようもなければそのときに気持ちを切り替える。(実際に福島県内や近隣から疎開している妊婦さんはたくさんいますよね。)そして今後も私は「島根原発の近くで子育てをするのか?」「原発そのものを日本からなくす生活が自分にできるのか?」考え続けると思います。ふたつめは、震災で心に痛手を負った方との向き合い方のこと。これはキャリアにかかわることです。私は今後心理職として働くために勉強中の身ですがこの震災で実際に辛い想いをされた方に接するかどうか覚悟を決めあぐねています。自分は他人の感情に対して揺れやすく、今特に弱いと思っているから。このキャリアを選んだ以上、結局は「いつ始めるか」の問題に過ぎないけれど心身の調子を安定させておきたい今今その一歩を踏み出すのは得策ではないかなと思っています。せめて、身近に避難してきたひとは温かく迎えたいと思う。至って普通、今は特にゆっくりしか動けないけれど、一瞬一瞬を一生懸命生きています。2週間後には2週間後の、想いと行動があるはず。また書きます。
2011.03.19
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