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確かに、あまり関心のない方面のことでは、それが最低限知っていた方がいいのではないかということであったとしても、知らないことは山ほどあるのは重々承知のことです(残念ながら=恥ずかしながら)。しかし、それなりに関心を持っているあたりのことで、まったく知らない聞いたこともないというものに出くわすと、「えっ!どうして今まで知らなかったの?」という妙な驚きと共に、「これは誰かにいわなければ!」という思いにも駆られたりします。という理由で、今回は始まります。・いきなりまずは、癌(がん)の話になってしまいます。一般に現代医学でがんを治療する方法としては、3つあるといいます(実際にはほかにもいろいろありますが)。外科的手術、化学療法(抗がん剤=投薬)、放射線療法の「3大療法」といわれるものです。この内、がん化した部位が比較的小さく、かつほかに転移もしていないような初期のがんなどの場合は、外科的手術によって効果的にがんを除去できるといいます。しかし、外科手術の難しい部位にできたがんであったり、外科手術による患者の体力的負担を軽減したい場合などには、放射線療法というものが行なわれたりするようです。がん治療における放射線療法に関しては、現在目覚しく進歩していて、最先端のがんの治療方法として、「(重)粒子線治療」というものが限られた病院及びがんセンターにはなりますが、行なわれているようです(全国で6ヶ所、全世界でも19ヶ所)。この重粒子線治療の利点は、ピーポイントでがん部位に放射線を集中させることができるため、その効果が従来の放射線治療よりも格段に優れているにもかかわらず、皮膚の上層部などのがん化していない健康な細胞への悪影響(副作用)を、極力少なくできるというところにあるようです。(今のところ保険適用外の治療のため、実費で300万円ほどかかるようですが。)このように治療も進歩し、がんも治る病気のひとつになってきたといわれているわけですが、それにはやはり、がんの早期発見ということが重要になってきます。ということで、がん検診をする人も年々増えてきているようです。(なにせ、現代日本人の3人に1人はがんで亡くなる時代です。)(そして近い将来には、2人に1人はがんに罹るともいわれているようです。)そうした状況の中、数年前に画期的ながん検診の方法として、PET(ペット)検診(陽電子放射断層撮影)というものが登場しました。PET検診は、「がん細胞が正常細胞に比べて3~8倍のブドウ糖を取り込む、という性質を利用します。」このブドウ糖に、放射線を発する物質(FDG)をくっつけて体内に注射し、血管を通って体中に回ったところで、全身をPETで撮影します。もし、がん化している部位があるとFDGが多く集まって、それが断層撮影画面上に色の濃淡として表れ、確認できるというわけです。従来からあるCTやMRIよりも、初期の小さいがん細胞を見つけることができるということで、登場してきたものです。(このPET検診も保険が利かないため、実費で10数万円ほどかかるようですが、最近どうやら当初の期待ほど、がんが発見できないということがいわれてもいるようです。)・突然また話題はかわりますが、今度は「温泉」の話です。全国にはさまざまな特徴や効能を持った温泉があります。(温泉の特徴についてはこちらを。 いろいろあるものです。 http://www.ubuya.co.jp/10relax/01.html)そうした中でも特に、「万病に効く」ということで有名な温泉に、秋田の玉川温泉や鳥取の三朝温泉があります。玉川温泉は、「癒しの湯」といわれ、その場所にもかかわらず(スミマセン)、全国から多くの人が訪れているようです。「皮膚病、動脈硬化、神経痛、消化器疾患、リュウマチ、交通事故の後遺症などに著効がある他、人間が生まれながらにもつ自然治癒力を高め、全身の細胞の働きを活性化して心身を若返させる効果がある」といわれているからです。なぜか。玉川温泉のほかに類を見ない特徴とは、ひとつには「pH1.2の超強酸性で98℃というほとんど沸騰に近い熱水が、毎分9,000リットルという膨大な湯量で轟音とともに自噴する」こと。そしてもうひとつが、「『北投石』という、微量の放射線を持つ石を産出する温泉であること」です。「この北投石はラジウムなどの放射性元素を含む温泉水の成分が長い間に層を成して石化したもので、昭和27年に国の特別天然記念物に指定されました。」「日本では唯一玉川温泉だけで産出されるもので、世界中でもこれまで台湾の北投温泉、南米チリ、そして玉川温泉の3ヶ所でしか発見されていません。」三朝温泉(みささおんせん)は、鳥取県東伯郡三朝町にある温泉ですが、その泉質には、「ラジウムおよびラジウムがアルファ崩壊したラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉である」といいます。「また一部の旅館には高濃度のトロンを含む温泉もある」とのことです。ラジウム、ラドン、トロンとはすべて放射線を出す能力をもった元素です。三朝温泉は、「本格的な療養温泉でもあり、温泉医療のメッカとしても知られ、国立病院や大学病院、温泉研究所が至る所に見られる」というところだそうです。また一方では、「長期滞在者向けの旅館や自炊宿も見られ、観光と療養という両極性がこの温泉の特徴」だそうです。(国内の「放射能泉」については、こちらをどうぞ。 知りませんでしたがいろいろあります。 http://holmic.net/index2.html)こうした温泉は、もちろん日本だけの特徴ではありません。有名なところでは、オーストリアのバドガシュタインがあります。(さらには、イタリアのイスキア、ドイツのバーデン・バーデン、アメリカのボウルダー、さらに前述した台湾の北投温泉などが有名とのことです。)バドガシュタインはラドン温泉プール、ラドン温泉浴治療施設を設備しているほか、ホテルやペンションなど宿泊施設が多数整備された山あいの美しい町だそうです。ここでは、「ガシュタイン療養トンネル」という鉱山あとの坑道内の「ラドン数値の高い場所での岩盤浴によって、ガンやリウマチ、糖尿病など様々な疾病の治療を、医師の指導の元で行っている」そうです。そして、「痛みが取れる」「ガンが治る」という「噂」で、世界各国より多くの人が訪れるといいます。(ネットを見たら驚きました。)(バドガシュタインの石、楽天をはじめいろんなところで売っているんですね!)(これまた世間知らずが露呈しました。)(玉川温泉の北投石は、国の特別天然記念物なので持ち出せないことになっている、という話は聞いたことがありますが。)(その北投石もネットオークションにあったりするようです・・・)バドガシュタイン・ラジウム鉱石100g 長々と書いてきてしまいましたが、がんの検診、がんの治療、温泉療養、これらに共通するのは何かというと「放射線(放射能)」です。それもみてきた限りでは、我々にとって「有意義」に活用されているわけです。でも、放射線(放射能)です!※ちなみに、放射線と放射能についての混同―「放射能」とは「放射線を出す能力」をいい、「放射線を出す物」を「放射性物質」といいます。「放射能漏れ」や「放射能を浴びる」というのは、「放射性物質漏れ」や「放射線を浴びる」というのが正しいいい方だそうです。普通、ラドン温泉に行くなどと聞いても何の抵抗もないでしょうが(多分)、放射線(放射能)を浴びに行くと聞いたら「えっ」とならないでしょうか?でもこれが、「誰かにいわなければ!」と思ったびっくりしたことではありません。次回へつづく・・・
2007.08.31
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8月27日の続きです。・問題点4―責任の所在はどこに? 一体誰が責任者なの?こんなにコストがかかるペットボトルの樹脂原料リサイクルが、さも環境にいいかのように信じられているのはなぜでしょうか。その点に関しては、行政、飲料メーカー、消費者のそれぞれに責任があります。すなわち、第1には、そしてそもそもの元凶であるのは、国がコスト構造を無視して「容器包装リサイクル法」を施行してしまったという点です。第2には、この法律が経済原理に合わない不合理なものであるにもかかわらず、メーカーにとっては「免罪符」となって、ペットボトルは大量生産してもかまわないという状況をつくり出してしまったということです。第3には、行政やメーカーの意図なのか、あるいは消費者の勝手な思い込みなのか、とにかく結果として、「ペットボトルはリサイクルされやすい素材だから、大量に買って大量に捨ててももったいなくない」というイメージが消費者に定着してしまったということです。リサイクル費用の大部分は、実は私たちの支払う税金で賄われているにもかかわらずです。「リサイクル」という美名の下に、数ある問題点は無視され、なぜかあわてて先へ先へと進んで行ってしまったといった感じです。行政、メーカー、消費者の三つ巴で協力して行なっていかなければならないこうした事業は、往々にして管理や責任の所在が曖昧になってしまうという弱点があるようです。その結果、ペットボトルの回収率に関しては、市町村単位で詳細なデータがあるのに、回収されたペットボトルがどのようにリサイクルされているのか、どのくらいリサイクルされているのかという肝心のデータに関しては、行政もメーカーも業界団体も明らかにしないし(そもそも知らないのでできない?)、ゴミに出して手元からなくなってしまえば、消費者も気に留めないという状況を作り出してしまうわけです。常に現状を省みるチェック機能がないという、なんともお粗末な事業が国を挙げて行なわれているということになります。しかし、こうした状況が長く続くと、次のような疑惑やさらなる問題を生んでしまいます。すなわち、何のために分別回収してリサイクルしているのかという目的意識が希薄になり、誰か一個人やどこかの団体の利害やメンツのためにだけリサイクル(と称した活動が)されているのではないかという疑惑(事実かもしれません)が生まれる。ペットボトル・リサイクルには現在どういった課題があり、みんなでどうやって解決していかなければいけないのかということがまったく見えなくなってしまうという悪循環に陥ってしまう。当然のことながら、リサイクルは一個人や一団体の利害やメンツのためにすることではありません。少なくとも日本というレベル、ひいては人類、地球というレベルで考えて行かなければならない大きくて普遍的な問題のはずです(偉そうなことをついいってしまいましたが)。とにかくリサイクル(という名の活動)をしているのだから、それでいいではないかでは事は済まされません。では、使用済みのペットボトルはどうすればいいのでしょうか?武田氏の結論は簡単です。ペットボトルはリサイクルせずに可燃ゴミと一緒に燃やせばいい。廃棄物の焼却による熱回収は、一般の可燃ゴミを焼却処分するときにも行なわれています。わざわざコストをかけてペットボトルを分別回収する必要はまったくないはずです。今までのことがすべて事実とすると、確かにそうすることがいちばん理屈にあっていることになります。一度使ったボトルを洗浄してまた使うユリース(再利用)は、衛生観念の強い日本人にはなじまないでしょう。また、ペットボトルはガラスビンと違ってキズがつきやすく、キズのすき間に異物が入りやすいものでもあります。となると、やはり「燃やして熱回収」という選択になりますが、ペットボトルを燃やすというとダイオキシンの発生が心配だということになります。しかし、現在全国で使われている高温の焼却炉ならペットボトルを燃やしても問題はありません。武田氏によるとダイオキシンも大丈夫だそうです。そして現実に、サーマル・リサイクルとしてすでに焼却されてもいるわけです。水分の多くて燃えにくい可燃ゴミに、わざわざ灯油をかけて焼却しているケースもあるほどですから、石油からできているペットボトルを燃料代わりに一緒に燃やしたほうが、コストの面からも資源保護の観点からもずっと効率的です。目の前にあるペットボトルを「もったいないからといって安易にリサイクルすることは、結果的に無駄なエネルギーとお金を費やして、かえってもったいないことになる。本当に環境のことを考えるなら、経済原理にかなった処理方法を選ぶべきです。個人や一家庭でできるペットボトルの二次利用には限界があります(容器や小物入れ、鉢などとして利用する)。工夫次第ではさまざまな遊びのツールにもなるようですが(ペットボトルロケット、風車など)、最後はやはりゴミになります。そうしたことを考えると、一消費者としてまずすべきことは、ペットボトル容器はできるだけ買わないということになります。健康を思って、清涼飲料水の類を飲まなくなると、かなりペットボトルは減らせますが、清涼飲料水をミネラルウォーターに置き換えてしまうと、再びペットボトルの山になってしまいます。対処が必要です。ペットボトルに限らず、できるだけゴミを出さない工夫をすることが望ましいライフスタイルなわけですが、しかしそうはいっても、つい買ってしまったペットボトルはどうすべきか。分別回収せずに一般の可燃ゴミと一緒にゴミに出したほうがいい、いきなりそういわれても少しとまどってしまうというのが正直なところです。(それなりの年月の間分別していた習慣というものは、やはり侮れないものがあったりします。)(この行為になぜか、ほんの少しですが罪悪感を感じるのです。)しかし、そんな小心者の気持ちを打ち砕くかのように、武田氏はいいきります。日本ほど言論が自由で、報道があふれているのに、こんなことがあるのですから不思議なことです。でも、回収されたペットボトルの中には処分の途中でわざと「泥」をかけて「汚泥」として処理することもあるのです。国民に「リサイクルは大切だ」と言い、主婦はペットボトルを綺麗に洗って分別して出しているのに、それに「泥をかけて汚泥として処理する」というのですから、人の心を踏みにじるようなことが平気で行われる日本になったのだなとなにか少し哀しい感じがしている昨今です。汚れているペットボトルはリサイクルできないのだそうです。ですから「汚泥として処理する」というのは、焼却処分にまわすということです。これが事実なら、馬鹿正直に分別回収している一般消費者は、まるで茶番劇の登場人物のようです。昔見た『未来世紀ブラジル』という映画に確か、もはや誰にもその存在理由のわからない「意味のない仕事」を、そうとは知らず朝から晩まで一生懸命している主人公が出てきたはずですが、武田氏の記述を読んで、突然そんな映像が浮かんできました。世の中いろんなところに納得のいかないことがあったりするものですが、武田氏がいうこれらのことがおおよそのところで本当なら、ペットボトルのリサイクル問題もそういう納得のいかないもののひとつということになります。こうしたことは早いうちに、白黒ハッキリさせなければいけない問題なはずです。 ----------------------------------------------------------------------こんな腑に落ちないミステリーめいた話では後味が悪いので、心に不思議な感動が残る奇談(え~っ!ウソ~!!)を描いた、大好きな諸星大二郎の作品の紹介をして終わりにします。久しぶりに新しい作品を読みましたが、やはり諸星大二郎はいいです!画風といいストーリーといい、今回も独特の世界にドップリはまらさせてもらいました。 私家版魚類図譜 魔障ケ岳 人魚姫は感動ものです! これ奇談なり、 女の子や子どもの出てくる 諸星ワールド全開です!! 話が以外にもおもしろい!
2007.08.28
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わざわざ分別してゴミに出されているペットボトルのほとんどが、実はリサイクルされていない!リサイクルされている一部のペットボトルも無駄にコストがかかるだけで、実は普通の可燃ゴミと一緒に燃やしたほうがはるかに資源やエネルギーの節約になる!いきなり聞くとびっくりするようなことを主張しているのは、中部大学教授で工学博士の武田邦彦氏です。最近いろいろなメディアで露出度を上げているようです。武田氏の主張するところはおおよそ以下のようです。・問題の発端2005年時点のペットボトルの年間消費量は約50万トンです。消費量はここ10年間で、3倍以上に急増しました。その背景には、「容器包装リサイクル法」という法律の施行があります。1995年に施行されたこの「容器包装リサイクル法」とは、ペットボトルやビン、缶などを自治体が分別回収して、事業者がリサイクルすることを義務付けた法律です。実はそれまで日本では、飲料メーカーの自主規制によって、1L未満の飲料用ペットボトル(特に500mlペットボトル)は作られていませんでした。しかしこの法律を受けて、翌1996年、メーカー各社は「リサイクルするからいい」とばかりに、500mlペットボトル飲料の販売を解禁したのでした。それ以後は年々、ペットボトルの消費量は増加し、それに比例して分別回収されるペットボトルの量も急増し、2005年には30万トンにまでなっています。10年前まで、500mlのペットボトルが自主規制されていたとは知りませんでした。そういえばちょっと前まで、500mlのペットボトルはあまり見なかった気がします。そして次からが、えっ!と驚く「事実」の暴露編となります。・問題点1―リサイクルの現状の謎?わざわざ分別回収したペットボトル30万トンのうち、樹脂原料としてリサイクルされているのはたったの1割の3万トンだけです。のこりの9割は中国など海外に輸出されたり、「サーマル・リサイクル」(ゴミ焼却時に発生する熱を回収して、温水プール用の電力などに再利用するリサイクル)として焼却されています。とても変な話だと思わざるを得ないのですが、ペットボトルのリサイクルの現状には「対立するいくつかの説」というものがあるそうです。回収されたペットボトルのうち、60%~40%ほどは何らかの形で(繊維やシートなどとして)再利用されているという「説」と武田氏のいうように「ほとんどリサイクルされていない」(=10%程度)という「説」があるというのです!つまり、行政やリサイクルの業界団体の主張と武田氏の主張は真っ向から対立しているというわけです。 参考までに 「PETボトルリサイクル推進協議会」のホームページ http://www.petbottle-rec.gr.jp/about/index.html(こうした業界団体、至るところにありますが、なぜか自分たちの利益だけを守る排他的団体というイメージがあり、どうしても色メガネで見てしまいます。)とにかくどうやら、そして驚くべきことに、ペットボトルのリサイクルに関しては、「客観的データというものが公表されていない」というのが現状のようなのです!そのあたりの状況についても、武田氏が述べています。 「えっ!ペットボトルって、リサイクルされていないの!?」 あれだけ一所懸命、リサイクルしていたペットボトルが、現実にどのぐらい使われていたのかという「リサイクル率」や、リサイクルしたものを「何に使ったのか」ということが、まったく発表されていないことがわかってきたのです。地方の新聞社の中には購読者から「本を読んだらペットボトルはリサイクルしていないそうじゃないか! あなたの新聞はウソをついたのか!」という苦情が殺到し、やむを得ず「本当にリサイクルされているのか?」を取材するところも現れました。また「お上」を信用している人は早速、自治体やリサイクル協会に問い合わせをしたようです。その結果、「どうも、ペットボトルはリサイクルされているかどうかわからない」「自治体もリサイクル協会も逃げ回っている」ということになって風向きが変わったのです。この日本で、ペットボトルがリサイクルされていないというのは、まるで現代の怪談話のようです。これほどみんなが分別して、駅でも学校でもペットボトルのリサイクルの箱が設置されていて、お金も1年で600億円も使っています。それなのに、100本のペットボトルのうち、何とか用途があるリサイクル品は6本がせいぜいで、残りの94本は焼却されているか、それに近い形で処分されているのですから。・問題点2―ペットボトルの分別回収にどのくらいのコストがかかるのか?1リットルのペットボトルを分別回収するための人件費やリサイクル施設まで運ぶ際の輸送費、ラベルやキャップを外す作業コストは、一本当り26円になります。「そこまでコストをかけて分別回収したのなら、サーマル・リサイクルとして焼却してしまうのではなく、再利用するためにもっと樹脂リサイクルの割合を増やさないともったいない」と思う人もいるかもしれませんが、それだとますますコスト高になってしまいます。ペットボトルを樹脂原料にリサイクルするには、粉砕したり溶かしたりする工程が必要になりますが、そのコストは1本当りさらに7.6円かかります。 普通に可燃ゴミと一緒に焼却した場合のコスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1.8円 分別回収し、サーマルリサイクルとして焼却した場合のコスト 26円+1.8円=27.8円 分別回収し、樹脂原料にリサイクルした場合のコスト・・・・・・・26円+7.6円=33.6円このコスト差にはびっくりしてしまいますが、現状がこうであるからといって、それだけでリサイクルを否定してしまうのは、少し短絡的すぎるかもしれません。例えば、人件費などは今後のやり方次第でどうにかしていけることかもしれませんし、もっとコストのかからない方法や技術が開発されるかもしれません。また、そもそも「資源が有効に使われるのであれば」、多少のコスト高はみんなが我慢していかなければいけない、そういう時代なのだとも思います。しかし次に見るように、樹脂原料へのリサイクルには決定的な問題があるようなのです。・問題点3―エネルギー効率が悪い!樹脂原料へのリサイクルは、それに必要なエネルギーの面でも無駄が生じます。石油量に換算すると、ペットボトルを樹脂原料にリサイクルするには、ペットボトルを新たに1本つくるために必要な石油の約3.5倍もの石油を必要とします。1リットルサイズのペットボトルをつくるのに必要な石油は約40gですから、それをリサイクルすると、新たに約150gもの石油を消費する計算になります。これはどう考えても問題です。作ってしまった1本のペットボトルを生かすのに、3本以上のペットボトルを作れる石油が新たに必要だというのでは、まさに本末転倒な話になってしまいます。問題点はまだあります。次回へ続く。
2007.08.27
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8月15日の続きです。<シャンプー/リンス等の使い方の「コツ」>・最初はお湯だけで、頭皮に届くように、指でマッサージするように洗います。・たっぷりの泡で、髪の生え際から頭頂部にむかって洗います。・石けんカスが残らないように、お湯で十分洗い流します。・きしむ感じがするなら、「クエン酸または酢」を洗面器に適量入れたものに浸し、時間を置いてなじませた後、湯で十分にすすぎます。髪の洗い方まであるとは、なにやらおせっかいな気もしますが、石けんは性質上アルカリ性が強いため、本来弱酸性の髪の毛が石けんで洗うことでアルカリ性に傾いてしまいます。すると、髪の表皮にあたる組織である「キューティクル」が開いてしまい、髪がきしむということになるのだそうです。キューティクルは髪の表皮にあたる組織で、魚のウロコのようなカタチをしています。髪が柔軟に曲がるのはこの形状のためです。キューティクルが密で、ととのっている状態の毛髪が健康な姿なのです。なお、キューティクルは、健康毛でもひとりひとり違うため、指紋と同様に1本の髪から誰のものであるかを判定できます。また、キューティクルには髪の水分を保持する役目があります。キューティクルが壊れると髪は水分を保持できなくなって光沢と柔軟性を失います。一旦壊れたキューティクルは再生できません。 シャンプー用の石けんは普通の石けんに比べると、刺激はより少なく、皮膚や髪にせっけんカスが残らないように配慮されているといいます。しかし、それでもいくらかは石けんカスが残ってしまい、(人によっては)髪がきしむことにもなるのだそうです。そういう場合などに、酸性である「酢やクエン酸」で洗うことで、髪の毛のpHバランスを整えることができ(本来の弱酸性に戻すことができて)、きしみがなくなるというわけです。「石けんシャンプー用のリンス」は、まさにこの理屈を利用してトリートメントするのだそうです。ですから、合成洗剤のリンスやコンディショナーとは成分が全く違います。なので、石けんシャンプーのあとに合成洗剤のリンスを使ったり、合成洗剤のシャンプーのあとに石けんシャンプー用のリンスを使ったりしても、本来の効果は得られないということになります。純石鹸で髪を洗うという行為、なにやら昔臭い気がすることはします。それも、「浴用固形石鹸+酢」の組み合わせだと確かにそうです。しかし、それなりの年の男として、多分普通の長さの髪(硬い髪ですが)の私としては、この組み合わせがとても気に入ってしまいました。シンプルで、安全で、なおかつ安くも済むわけなので、気分的にも爽快です。小さい頃から、髪を洗うのは市販の(合成洗剤の)シャンプーと、何ら疑うことなく使ってきたわけですが、その「固定観念のようなもの」を、あっさり取り払ってもらえたという点でも、何か感動すら覚えるところです。しかし女性、それも髪が長い人たちにとっては、この方法では厳しいのでしょうか(イメージとしては確かにそんな感じですが)。(それでも実際には、イメージに反して、合成洗剤のシャンプー、リンスを使用するよりは、髪にも健康にも環境にも、ずっといいはずですが。)普段あまり関心のない者が、市場をざっと見渡して、その種類の多さにびっくりしてしまうということは、シャンプーでは、みんなそれぞれ思うところがあり、それぞれに試行錯誤を繰り返しているということになるのでしょう。シャンプー関係はまったくの素人なので、ごく限られた情報しか持ち合わせていませんが、そんな中でたまたまある大手の健康食品店で知った、「アミノ酸100%シャンプー」の「ミフォニーシャンプー」という製品、なかなか優れもののようなのですがどうなのでしょう。(ネットではあまり情報がないようなのですが。) 無香料・無着色・ 天然オレンジオイル配合 アミノ酸100%のシャンプー オレンジシャンプー270ml ボナミノシャンプー500ml固形石けんにしても、「たかが石けん」などといっていられません。「より健康に」という欲求から、「より美しく」という欲求へと進んでいくと、その求める製品や情報は、(いい意味でも悪い意味でも)限りなく奥が深くなっていくようです。しかし個人的には、そんなこだわりはまったくありません。とにかく、より健康でいるために、できるだけ安く(「妥当な値段」という意味で)、かつ、簡単に手に入れられる製品を見つけていきたいと思っている次第です。 独特の匂いですが 太陽油脂の いい石鹸ですね マルセイユ石けん アレッポの石けん・アレッポの石鹸ホームページより <迷ったときの石鹸リスト> <こうなったら、自分で石けんを作る・・・>廃油で作る石けんからオリーブオイルを使ったマルセイユ石けんなど、自分で作る石鹸レシピもいろいろあるようです。一度は挑戦してみたいものです。最後に、さわりだけになってしまいますが、<髪を洗うのも、体を洗うのも、洗濯をするのも「水」が大事!>飲み水としての水道水は健康によくない、といわれます。であれば当然、生活水としての水道水も健康によくないということになります。シャンプーや洗剤を変えても、水を変えないと根本的な問題解決にはならないということです。特に、シャワーから吹き出る塩素は髪へのダメージだけでなく、体全般に悪影響を及ぼすといいます。水に関しては飲み水も含めて、次回以降で整理したいと思います。追伸。こうして見ると現代は、エネルギーだけなく、本当の意味で「石油にどっぷりつかってしまっている石油文明」なんだとつくづく思ってしまいます。その中でも日本は、石油を全く産出しないというのに、この状況です。大丈夫でしょうか。やはりキーワードは「脱あぶら」のようです。食生活の面から健康を考えると、「脱脂(あぶら)」(肉や食用油などを控える)という結論に達したわけですが、生活全般にわたっても、「脱あぶら」(石油製品を控える)ということが健康には不可欠なことのようです。
2007.08.16
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8月3日のつづきです。長年に渡って、合成洗剤を使い慣れていると、「純石鹸」に切り替えるにあたって、当初はいろいろ戸惑うことがあります。そんな中でも特に、「値段」と「使い方(=コツ)」の2つに関しては、少なからず違和感、抵抗感を覚えるところかもしれません。値段に関しては、脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムからなる無添加の純石鹸は、合成洗剤に比べると一般的なものでも、洗濯洗剤で2倍から5倍、台所用洗剤で2倍から4倍、シャンプーでも2倍以上は高くなるようです。スーパーやドラッグストアで特売される合成洗剤であれば、その価格差はより一層開いてしまいます。原価が安く大量生産できる石油製品とは違って、純石鹸は材料も安くはなく、製造にも手間隙がかかるため、合成洗剤のようには安く作れないようです。というよりも、合成洗剤=洗剤と思っているので、それを基準にしてしまい、それより高いと何かとても高いように感じてしまうようです。合成洗剤=洗剤ではあっても、決して、洗剤≠合成洗剤です。合成洗剤=合成洗剤です。そして、「本当の洗剤」=純石鹸です。つまり、洗剤と合成洗剤は別物だと思えば、気持ちが切り替えやすくなります。「アル添酒」と純米酒、「みりん風調味料」と本味醂、白砂糖と本物の黒砂糖、精製塩と自然塩、化学調味料と鰹節の違いのように、「似て非なるもの」なわけです。とはいえ、毎日使うものだから少しでも体にいいものをと思えるか、毎日使うものだから少しでも安いものをと思ってしまうか、心の葛藤が起きるのも事実です。抜け毛やアトピー、手あれなど体に何らかの深刻な症状があったりすれば、その原因を追究することと共に、進んで純石鹸などに切り替えようとするのでしょうが、幸いにしてそんなこともない場合などは、どうしても腰が重くなってしまいがちです。なぜかこうした日用品類は、毎日食べる食品ほどには神経質にならない気がします。しかし健康にとって、日用品類は食品以上に危険性があるということを自覚して、こうした「値段の壁」は克服していくようにしなければいけません。値段のほかに、それぞれの用途の洗剤で使い方のコツというものがあるようです。今まで使ってきた合成洗剤と同じようには、いかないところが少なからずあるようなのです。・汚れの大半は水の力で落ちるといいます。なので、汚れのひどいものは水で予洗いする、というひと手間をかけるといいそうです。・粉石けんを使う場合は、洗濯機の「節水コース」より「念入りコース」、また「水量を高く設定するコース」を選びます。洗濯物の量はメーカー表示の80%が適量。つまり、たっぷりの水でていねいに洗うことが重要(詰め込みすぎはいけません。)・粉石けんは先に溶かしてから、洗濯物を入れます。溶けにくい場合は、他の容器で溶かしてから入れるなどします。・たっぷりの水で十分すすぎます。すすぎの最後にクエン酸か酢を入れるとふんわり洗い上がり、石けんカスや黄ばみ、ニオイの防止になります。・洗ったらなるべく早く干します。日光には、殺菌、漂白作用があるので、できるだけ外に(日光が当たるようなところに)干すようにします。純石鹸できれいに洗うためには、こうしたちょっとした手間がかけられるかどうかが大事なようです。 しゃぼん玉せっけん ミヨシ石鹸 石けんの街2kg 粉石けんスノール 無添加 洗たく用せっけん 廃食油から作られた石鹸 同じことは、台所用やシャンプーなどにもいえるようです。<台所用洗剤の使い方の「コツ」>今までは食べたあと、油などが付いたままでもそのまま食器を重ね、水を張った桶に入れて置き、あとでまとめて洗うということがほとんどだったのですが、石けんで洗う場合、それではあまり具合がよくないようです。合成洗剤に慣れてしまっているせいか、その使用感、汚れ落ちや洗い上がりの「ぬるぬる感」も、最初何かと気になります。そこでまずは、・油などで汚れた食器と、そうでない食器を分けます。油で汚れた食器の積み重ねは、汚れが食器の裏にまで付着するのを避けるためです。そしてひと手間、・油汚れのひどい食器は、ぼろ布や使い古しの紙などで油を拭き取ってから洗います。・石けんは十分泡立てて、包み込むようにして洗います。せっけんは洗う時ヌルヌルしますが、これはせっけんの持つ自然な作用。大きく重いお皿などを洗う時は特に注意して、落とさないようにしなければいけません。そこで、スポンジではなくネットで洗うことをおすすめします。ネットなら、洗いつつ両手で持っているような状態が可能。洗剤とスポンジでお皿をなでるのではなく、せっけんとネットでキュッキュッと磨きましょう。ネットはスポンジと違い、細かい部分やスミにもよく届くので、とても使いやすいという利点もあります。市販のネットもありますが、塩ビを使用しているものもあるため、できれば自分で手作りを。ナイロンやポリエステル製のボディタオルを4等分して、ちょっと面倒ですが端を縫います。タオルは綿が入ってると汚れやすいので必ず繊維の表示を確かめて。一度に4つできて経済的ですし、汚れや水分を含まずすぐ乾くので、たいへん衛生的です。ネットが古くなったら最後は掃除用におろして使いましょう。このネットはいいようです(切ったり縫ったりが面倒なようなら、台所の生ゴミ入れ用の小さな青いネット、これでも代用できます)。ネットだと泡立ちもよくなり、洗剤の使用量も少なくてすむという利点もあります。 台所用石けん ミヨシ石鹸 パックス 200番 800ml なの花台所用せっけん(450ml)さらに、つづく。今年の夏は暑いですね!
2007.08.15
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8月2日の続きです。―界面活性剤の用途・・・近年、この危険な合成界面活性剤の用途が広がっているといいます。洗濯用や台所用洗剤、シャンプー、リンス、歯磨き剤は周知のことですが、それ以外にも、農薬の中にも薬剤が進入しやすいようにと用いられています。化粧品にも乳化剤、溶化剤などとして、必ず用いられます。食品にも乳化剤という形でチョコレートをはじめとした菓子類、缶飲料、マヨネーズ、ドレッシング類などに用いられています。―洗濯洗剤には界面活性剤以外にもいろいろ・・・合成洗剤には、界面活性剤以外にも危険な成分がいろいろ入っているようです。「輝く白さ」、このうたい文句の正体は蛍光増白剤(蛍光剤)です。これは、ほとんどの洗濯用合成洗剤に含まれており、洗濯物に「付着」し、白く見せる働きをしています。決して汚れ、黄ばみを落とし、衣類本来の白さを引き出しているわけではありません。これを称して、船瀬俊介氏は「合成洗剤」ではなく、「合成染剤」だといっています。この蛍光増白剤には毒性があるため、食品衛生法では、食品・包材・紙コップ・台所用ふきん・食器など食品が直接触れたりするものに使用することが禁止されています。また、薬事法では、生理用品・紙おむつ・トイレットペーパーなど、薬局法の規格では、ガーゼ・脱脂綿・マスクなど肌に直接触れたりするものに使用することが禁止されています。船瀬氏は、「布きんや下着を合成洗剤で洗えば、法律違反の有毒布きん、有毒下着の出来上がり」と声高に叫びます。※ 漂白剤と蛍光増白剤の違い漂白剤の働きは汚れを分解すること、蛍光増白剤の働きは汚れの上を白く染めることです。一度蛍光増白剤で染められると、なかなか取れません。洗剤メーカーは、手を変え品を変え、消費者の購買意欲をそそるキャッチフレーズ、さわやかなCMを作り続けています。「新素材」、「新開発」、「抗菌作用」、「バイオの力」、「特許申請中」、「経済的」、「酵素配合」、「植物性」・・・柔軟材の「ふんわり柔らか」もそのひとつ。なぜ「ふわふわにする」必要があるのか。合成洗剤で洗うと「ゴワゴワする」からです。しかし、この柔軟材は「家庭用品品質表示法」(下記参照)の品目に入っていないため(洗剤ではないということ)、その成分表示はメーカー独自(表示義務なし!)。何がどのくらい含まれているのか、実際のところはわかりません。(都合の悪いものを使っていても、表示する必要がないということです。)このように、次から次と魅力的なキャッチフレーズを並べても、所詮は石油製品、その危険性に何ら変わりはないということです。―シャンプー、リンスのいろいろ・・・市販のシャンプー、リンスも界面活性剤で成り立っています。しかし、洗濯用洗剤や台所用洗剤の成分表示のように、「界面活性剤~%」という表示がされていません。これは、経済産業省管轄の「家庭用品品質表示法」によって、「合成洗剤、洗濯用又は台所用の石けん及び住宅用又は家具用の洗浄剤」については、含有される界面活性剤の種類と含有率を表示するように定められているためだそうです。一方シャンプー、リンスの多くもその成分から見ると、合成洗剤に分類されて当然なのですが、商品区分としては化粧品類に属するそうです。そのため、上記の「家庭用品品質表示法」には従う必要がなく(厚生労働省管轄の「薬事法」になる)、洗濯用洗剤や台所用洗剤のような「界面活性剤~%」という表示義務がありません。ですから、シャンプー、リンス、歯磨き剤などの成分表には、虫めがねを使わなければ読めないような細かい文字で難しいカタカナの羅列が書いてあるだけということになります。しかし、シャンプーには、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩やラウリル硫酸ナトリウムなどの界面活性剤が通常、30~50%も入っているといいます。界面活性剤そのものの強さの違いはあるのでしょうが、レンジ洗いやトイレ洗い用の洗剤に含まれている界面活性剤よりも、その濃度は何倍も濃いものとなっています。実際、シャンプーでお風呂やトイレを洗うととてもきれいになります(いい香りも)。その他にも、プロピレングリコール(PG)や殺菌剤のパラベン、○色○号などのタール系色素、石油系香料、金属封鎖剤、PH調整剤など、めまいがしてくるほどに石油系化学物質が多数使われています。リンスの主成分も界面活性剤です。油分、金属封鎖剤、防腐剤、タール系色素、香料などが使われ、シャンプー同様に有害な化学物質のかたまりです。「合成界面活性剤のほとんどが陰イオン系(マイナスの静電気)ですから、中和をするために仕上げ剤として陽イオン系(プラスの静電気)の柔軟仕上げ剤やリンスが使われます。陽イオンが残留すると防水効果を持ってしまい、汗などをすいにくくなるので肌のトラブルの原因になります。 陽イオン系界面活性剤は活性剤の中でも急性毒性がもっとも強く、陰イオン系の5~7倍とされています。」という説もあります。シャンプー以上に危険度が高いかもしれないというのがリンスというわけです。(シャンプーと違って、あまりすすがないとすれば、危険度はさらにアップすることになるかもしれません。)(匂いはいいですが、実際のところは「石油べたべた頭」になっているわけです。)―なぜ、私たちはこんな危険な洗剤類を使い続けているのか・・・「石けんを駆逐して」合成洗剤が使用量を増大させてきたのは、前述のようにメーカーの宣伝効果に負うところが大きいようです。洗濯用洗剤にしても、歯磨き剤にしても、シャンプーにしてもそのテレビCMを見ない日はないように思います。そしてそのCMは、一流のタレントさんを使ったさわやかで、購買意欲をそそる魅力のあるものがほとんどです。メーカーは宣伝広告に膨大な費用をかけています。マーケティング戦略、理論、調査などにも、時間とお金をたっぷりかけています。ドラッグストアやスーパーなども連日のように、特売の目玉商品にしています。売り場のコーナーもきれいで、スペースも大きく取られています。何も知らない無防備な消費者は、一網打尽、あっという間にその網にかかってしまいます。例えば、今いちばん売れているシャンプー、S堂の「TSU※※KI」の宣伝広告費はなんと50億円!(日本の普通の映画なら、何本作れるのでしょうか。)でも確かに、魅力的で何回見てもあきない、いいCMです。(CM見たい方は、こちら。)女性なら、一度は使ってみたいという気にさせるCMなのでしょう(売れているのだから、絶対そうです。)しかし残念ながら、このシャンプーの主成分も界面活性剤などの石油がほとんどです。TSU※※KIも少し入っているようですが。(詳細については、livedoorニュース 「日本の女性に、ごめんなさい。」~ http://news.livedoor.com/article/detail/2764821/?rd へ)果たして、このCMに出演した多数の美しい(髪の)女優陣方は、ホントにこのシャンプーを使っているのでしょうか。これもまた、ホントかウソかよくわからないのに、そうかもしれないと妙に納得してしまうことですが・・・こうしたシャンプーや洗剤を開発している研究者、販売しているメーカーの幹部の人たちは、自社の製品は決して使わないという話、よく聞きます。―では、どうするべきか・・・自分のためにも、家族のためにも、環境のためにも、あらゆる界面活性剤、合成洗剤は使わないようにする!これです。CMに踊らされてはいけません。いいCMでも、見るだけにしましょう。そして代わりに、「純石けん(本物の石けん)」を使うというのが、まずはすぐにも始められる安全安心な選択ということになります。次へつづく。暑い日がつづいているので、少しでも涼しげな風景を
2007.08.03
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・今の若い女性には、子宮筋腫や子宮頸がん、乳がんなどの女性疾患になる人が多い。・今の若い男性には、精子の数が極端に少ない人が多い。・子どもをはじめとして、アトピーの人がどんどん増えている。・原因の特定できない病気や症状がどんどん増えている。さらには、・出産の時、羊水からシャンプーのニオイがする、・手術で取り除いた子宮筋腫からせっけんのニオイがする、と話す産科医が増えている。・今日本は世界一奇形児の出生数(流産等も含めて)の多い国である。以上は、最近いろいろなところでよく耳にしたりする話です。客観的なデータがあるもの、ないもの、あるいは、単なる噂、憶測もあるのかもしれません。しかし、こうした話を聞いて、そうかもしれないと妙に納得してしまうところに、一抹の不安を感じてしまいます。2005年の日本の奇形児出産頻度1.95%、2000年は1.42%、年々その率は上昇傾向にあると読めるデータはあるようです。(「先天異常データベース」より)「野良里蔵狸さん」のブログも興味深いです。 http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-255.htmlブームにもなった経皮毒(食べ物のように口から体内に吸収されるのではなく、皮膚を通して体内に吸収されるもののうち、体にとって悪影響を及ぼす物質)には、さまざまなものがあります。そうしたものの中で、ほとんどの人が毎日のように使っている、接しているという点では、いちばん最初にその功罪が問われるもののひとつではないかと思われるものに、界面活性剤があります。石けん、合成洗剤、合成界面活性剤、よく聞く名前ですが、その違いがどこにあるのか、以前「歯磨き粉の項」でも整理しましたが、もう一度簡単に整理してみます。その昔(といっても、日本では明治時代まで)は「洗剤」として、木やワラの灰や動物の糞、うどんやそばのゆで汁などの自然素材が用いられていました。その「洗剤」の世界を大きく変えたのが石けんの登場でした。最初の頃の石けんは、動物や植物の油脂と木の灰を一緒に煮て作っていました。灰汁(アク)には苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が含まれ、これが繊維を白くするのに役立ったのです。石けんは最初に作られた人工合成した界面活性剤であり、合成洗剤です。しかし、合成洗剤ではあるものの、分解性がよいことに加えて有害な物質を作り出さないため、今では、単に石けんと呼ばれていて、合成界面活性剤や合成洗剤といった場合、その仲間には加えません。合成洗剤と呼ばれている洗剤は、ごくわずかな例外を除くと、石油から造られる合成界面活性剤に、さまざまな補助の役割を果たす助剤(ビルダー)が加えられて造られる洗剤のことを指します。―合成洗剤=界面活性効果!界面活性剤とは、「親油性基」と「親水性基」をもつ物質のことをいうそうです。親油性基とは、油に溶ける部分のことで、親水性基とは水に溶ける部分のことです。この両者の性質を合わせ持つことで、油と水の界面を変化、流動化させることができるようになるというわけです。そしてこの界面活性力で、汚れの原因の油を水に溶かし出すわけです。界面活性剤には、水に溶けた時にイオン化するものとしないものがあります。イオン系界面活性剤と非イオン系界面活性剤です。さらに、イオン系界面活性剤には、陰イオン系、陽イオン系、両性イオン系があります。<陰イオン系界面活性剤の例>・純石けん分(脂肪酸ナトリウム)、純石けん分(脂肪酸カリウム)・アルファスルホ脂肪酸エステル塩(α-SFE)―洗濯用洗剤・アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(ABS)―洗濯用洗剤,台所用洗剤,住居用洗剤・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)―同上・高級アルコール硫酸エステル塩(AS)―シャンプー,洗濯用洗剤,歯磨き・アルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)―シャンプー,洗濯用洗剤,台所用洗剤・アルキル硫酸トリエタノールアミン―シャンプー・ラウリル硫酸ナトリウム―歯磨き粉、シャンプー、髭剃りクリーム、泡風呂<陽イオン系界面活性剤の例>・アルキルトリメチルアンモニウム塩―リンス,帯電防止剤・ジアルキルジメチルアンモニウムクロリド―柔軟剤<両性イオン系界面活性剤の例>・アルキルカルボキシベタイン[ベタイン系]―台所用洗剤やシャンプーの洗浄力増強剤,増泡剤,工場用<非イオン系界面活性剤の例>・脂肪酸ジエタノールアミド―シャンプーの洗浄力・起泡力増強剤・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)―洗濯用洗剤,住居用洗剤,乳化剤・ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(APE)―乳化剤,洗濯用洗剤石けんも合成洗剤も、界面活性剤効果によって汚れを落としています。しかし前述したように、石けんが通常動植物の油脂から作られるのに対して、合成洗剤は石油からの化学合成によって造られるため、その性質は大きく異なります。石けんは汚れ物質を変化させながら、自らも変化し分解されていきます。石けんは1日で水と二酸化炭素に分解されます。石けんカスは微生物の栄養源に、そして最終的には魚のエサになります。それに対して、合成洗剤は汚れ物質を分解することはなく、自らも8割まで分解されるのに3週間くらいかかり、しかも、10年以上に渡って完全には分解されません。そしてその間、毒として人間をはじめさまざまな生物、環境に悪影響を与え続けます。自然界に存在しない化学物質は、分解するにもさまざまな条件が必要なのであり、完全に分解してしまわない限り、自然界の生態系に組み込まれることはありません。―よく「無リン」とうたわれているのは、なぜ?合成洗剤には多くの助剤(ビルダー)が加えられていますが、かつてよく用いられていたのがリン酸塩でした。今でも外資系の一部の洗剤には含まれていたりします。このリン酸塩は、ABSやLASなどの陰イオン系界面活性剤の働きを助ける(汚れ落ちをよくする)ために用いられているそうです。ところが、これが川や湖などに流れ込むと植物性プランクトンや藻などの異常発生の原因となる「富栄養化」を引き起こし、魚介類に大きなダメージをもたらしました。合成洗剤の使用量が増加の一途を辿るに伴い、日本中の川や湖でなどで問題となり、無リン化が進められるようにたったというわけです。1979年以降、日本で造られるほとんどの合成洗剤が、このリン酸塩を加えない「無リン」になりました。しかし、合成洗剤自体の毒性は変わってはいないようです。それどころか、汚れ落ちをよくするため、あるいは、環境への毒性が急激に発現しないようにするために、次々に開発されてきた界面活性剤は、むしろどんどんその毒性を強めているといいます。 ・主要な界面活性剤の変遷 ABS→LAS→AS→ポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE・非イオン系) 毒性はどんどん強くなっている残念ながら日本は、合成洗剤の単位面積あたり使用量が世界一だといいます。その2へ、つづく。
2007.08.02
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