■家賃は収入の1/3を目安に
家賃は収入の1/3を目安におさえるのがよいとされています。学生なら親が支払うから気にしない人も多いかもしれませんが、家賃負担が多いともらえる生活費が少なくなり、結果バイトに明け暮れ勉強する暇がないなど、本末転倒なことにもなりがちです。
厚生労働省による平成24年賃金構造基本統計調査によると、初任給の平均は男女併せて大卒の場合で19万9千円、短大卒で17万円。これを基準に家賃を考えると、1/3に抑えた場合の家賃は5万6千円(収入17万円の場合)〜6万6千円(収入19万9千円)となります。大学卒業後、同じ場所で働くことも考えている場合は、家賃水準を5万〜6万円に絞って考えておいた方が引っ越す必要がなくなり、毎月の生活費の心配が少なくなります。
■家賃高めの物件についている条件から、妥協できる条件を省こう
駅チカ、バス・トイレ別、2階より上、オートロック、築10年未満、角部屋などが人気物件の条件です。家賃を少しでも安くあげるためには、妥協できる条件は妥協して我慢することも大切。また実際に暮らしてみると、そんなにこだわる必要もなかったと感じる条件も多いのです。
■4〜8月は、物件数は少ないものの家賃相場で狙い目!?
物件数が増えるのは新入社員、新入学生が増える12月〜3月です。4月を過ぎると物件数も落ち着き、不動産会社は8月頃まで客数が少なくなるオフシーズンを迎えます。このオフシーズンは選べる物件の選択肢は少ないものの限られた数の客を取り込むために、敷金・礼金・家賃などを下げて対応してくれることがあります。またオフシーズンなので接客時間にも余裕があり、丁寧な対応を受けられることもあるとか。なるべく安いところを借りたい人には、狙い目の時期といえるかもしれません。
■土地事情より交通事情、治安事情を優先する
都会では交通事情が悪くても、ブランド的な価値から家賃が高い地域があります。学校や通勤場所から遠いのに、わざわざブランド的な価値を求めて高い部屋に住む必要があるのかは、見直してみたいところ。家賃相場が安くて、治安の良いところ、住みやすいところ、交通に不便のないところを優先して選択肢に取り入れましょう。
■数千円なら値切りOKな場合も
決められた家賃を絶対払わなければならないのかというと、案外融通が利いたりもするのです。数千円の値切り交渉なら、受け入れてくれる大家さんもいます。1カ月数千円浮くだけで、一人暮らしにはかなり有り難いもの。ダメもとで聞いてみるのもよいかもしれません。
■契約書にきちんと目を通そう
契約書には難しい言葉がいっぱい並んでいます。ただでさえ忙しいのに、そんなものに目を通していられないと見ないで署名・押印してしまったがために、退去時にいらぬトラブルに巻き込まれることもあります。専門用語でわからないことは、ひとつずつ担当者にたずねながら、きちんと内容を理解してから署名・押印するようにしましょう。
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