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国内映画
ツレがうつになりまして
a.仕事から逃げるのであれば、転属
b.転職する
とみてきました。
最後にc.休職することについてみていきましょう。
まず言っておきたいことがあります。
休職はあなたが思っているほど珍しいことではありません。
決して恥ずかし事ではありません。
休職はあなたの今後のQOLの維持向上に欠かせないことです。
つまり、あなたにとって必要なことなのです。
極限までストレスを蓄積すると、いわゆる「うつ」を発症することが知られています。
サラリーマンではだれもが一度は「自分はうつではないか」と思うことがあります。
残念ながらその多くが、気のせい、自分がうつになんてなるわけない、他の人はもっと大変だ、と言い聞かせて自分のメンタルへルスの状態を深く探ろうとしない人が大勢います。
そんな状態を続けていると、うつを重症化させるだけでなく、いずれ社会生活を正常におくれなくなる事態に陥ります。
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・パニックになる
・人の話が入ってっこない
・決断することが怖くてできない
・休日でも仕事のことが頭から離れない
・眠れない。寝ても夜中に目が覚めて朝まで眠れない。
・急に仕事が出来なくなってきた
・食欲がない。食べてない
・性欲が無くなった
・生きている価値がわからない
睡眠、食欲、性欲。これら人間の三大欲求の低下がみられる場合は、あなたは、うつ病、躁うつ病、パニック症候群などのメンタルへルスの不調に襲われていることを認めてください。
この症状を抱えたまま無理をして働き続けると、自律神経にダメージを与え、重症化すると自己呼吸ができなくなる恐ろしい事態を招くこともあります。
そのほかにも自殺願望や、自分が罰を受けているように感じたり、幻聴、幻覚がみられる場合は、直ちに精神内科、脳神経科といった医療機関を受診してください。
医療機関を受診した際「あなたははうつ病です」と診断されることになるでしょう。
仕事を休むことを勧められると思いますので、断らず、休職を受け入れてください。
うつ病の症状だけで、あなたのQOLは完全に破綻していますから、その状態を抱えたまま働き続けることは生死にも関わってきます。
少なくとも身体は疲弊している訳ですから、免疫力が著しく低下している状態です。
免疫力が低下すれば、普通では重症化しない、または重症化しても回復することが出来る身体の病気であっても重症化、回復の遅れ、致命傷になることもあります。
免疫力や生命力といった分野になるので、正確なことは言えませんが、例えばインフルエンザ。
成人の死亡率はそう高くはありません。
しかし回復の遅れが、急性脳炎などに繋がり死を招くこともあります。
ショッキングなことを述べてきましたが、うつ病はあなたが思っている以上に、恐ろしいものであることを理解してください。
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あなたは、休職を受け入れる心構えはつきましたか?
他の人に迷惑をかける?
そんな急に休めない?
あなたを今の状況に追い込んだ、会社、仕事、それを取り巻く人間関係。
それらが全てがあなたのうつの根源なのです。
人の心配をする、責任感が強い、真面目、うつ病になるひとにはこれらの特性が強く見られますから、そう思うのも当然かもしれません。
ただし、あなたは、あなたしか守れません。
極限まで追い込んだまわりに気を使う必要は全くありません。
休職することで、あなたがこれから得る考え方が、今後のあなたの生き方の指針となってくれるでしょう。
学生時代以来の長期休暇。その程度と思ってください。
あなたには、これからの人生の方がはるかに大事なことです。
それを忘れずに、休職という道があることを知ってください。
(第1回) 1.QOLとは
(第2回) 2.QOLが低下する理由
(第3回) 3.QOLを向上させるには
(第4回) 4.ストレスの蓄積を防ぐには
(第5回) 5.逃げるが恥だが〜自分の得意な分野に向かう
(今 回) 6.休職はあなたにとって必要なことだ
(第7回) 7.困難に立ち向かわないし逃げない生き方プロローグ
(第8回) 8.困難に立ち向かわないし逃げない生き方(1)
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