彼女の年齢は25歳で、相手の男性は29歳とのこと。
最近は晩婚のイメージがあったので、
「近頃では珍しく若いカップルだなー」と思ったのですが、
本当のところはどうなんでしょう。
少し気になったので調べてみました。
人口動態統計月報年計にみる結婚の実態
厚生労働省の「平成23年人口動態統計月報年計(概数)の概況:結果の概要」によると、
平成23年の婚姻件数は66万1899組で、
前年の70万214組より3万8315組減少し、
婚姻率(人口千対)は5.2で前年の5.5を下回っています。
平成23年の平均初婚年齢は、
夫30.7歳、妻29.0歳で、夫、妻ともに前年より0.2歳上昇しています。
これを都道府県別にみると、
平均初婚年齢が最も低いのは夫・妻とも福島県で、夫29.6歳、妻27.8歳で、
最も高いのは夫・妻とも東京都で、夫31.9歳、妻30.1歳のようです。
都道府県 | 夫 | 妻 |
---|---|---|
* | 歳 | 歳 |
北海道 | 30.2 | 28.7 |
青森 | 30.2 | 28.4 |
岩手 | 30.4 | 28.4 |
宮城 | 30.2 | 28.6 |
秋田 | 30.3 | 28.6 |
山形 | 30.1 | 28.3 |
福島 | 29.6 | 27.8 |
茨城 | 30.6 | 28.6 |
栃木 | 30.4 | 28.6 |
群馬 | 30.6 | 28.8 |
埼玉 | 31.1 | 29.2 |
千葉 | 31.0 | 29.1 |
東京 | 31.9 | 30.1 |
神奈川 | 31.5 | 29.6 |
新潟 | 30.5 | 28.7 |
富山 | 30.7 | 28.8 |
石川 | 30.3 | 28.6 |
福井 | 30.3 | 28.5 |
山梨 | 31.0 | 29.1 |
長野 | 31.1 | 29.2 |
岐阜 | 30.4 | 28.4 |
静岡 | 30.5 | 28.6 |
愛知 | 30.5 | 28.6 |
三重 | 30.2 | 28.4 |
滋賀 | 30.4 | 28.6 |
京都 | 30.9 | 29.3 |
大阪 | 30.7 | 29.2 |
兵庫 | 30.4 | 28.9 |
奈良 | 30.7 | 29.0 |
和歌山 | 29.9 | 28.4 |
鳥取 | 30.1 | 28.5 |
島根 | 30.3 | 28.5 |
岡山 | 30.0 | 28.4 |
広島 | 30.1 | 28.6 |
山口 | 29.9 | 28.4 |
徳島 | 30.0 | 28.5 |
香川 | 30.0 | 28.4 |
愛媛 | 29.9 | 28.4 |
高知 | 30.5 | 29.1 |
福岡 | 30.3 | 28.9 |
佐賀 | 29.9 | 28.3 |
長崎 | 29.9 | 28.6 |
熊本 | 29.7 | 28.3 |
大分 | 30.0 | 28.6 |
宮崎 | 29.8 | 28.4 |
鹿児島 | 29.9 | 28.4 |
沖縄 | 29.9 | 28.3 |
平成23年の統計なので、少し古いかもしれませんが、
ここ数年、初婚の平均年齢が上昇しているのは変っていないと思います。
また、平均値なので、
実際には、かなり高齢になってから結婚された人が多く含まれています。
結婚年齢が遅くなっている訳
何故結婚が遅くなっているのでしょうか。
上図を見てわかるように、
東京都や大阪府など、どちらかといえば都会に在住する人の方が、
結婚する年齢が高いことがわかります。
これは、「都会の利便性の良さ」が起因しているようです。
確かに、都会に住んでいれば、
ちょっと出歩けば、スーパーやコンビニ、飲み屋に娯楽場、
都心に行けば、ブランドショップと、
これといって一人でいることに不自由することはありません。
こうなると、
「結婚はもう少し後でもいいや!」と思うようになるんでしょうね。
しかし、
いくら便利だからって、そうノンビリと構えていては駄目なようです。
30歳近くになっていざ結婚しようと思っても、
その年齢からの出会いは、なかなか難しいようです。
ある統計では、
30代で結婚した人の大半が学生時代から付き合っていた人と結婚したという割合が
高いことが分かっています。
あくまで、お互い仕事でがんばって、それなりの収入を得るようになり、
もうそろそろ一緒になろうか!という感じのようです。
また、大抵の女性は30歳を過ぎると、
肌のトラブルや筋力の衰えなど、
一定の老化を感じるようになります。
さらに、歳を重ねるということは、
伴侶となるべく人も高齢になっていきますので、
出会う人の総数も減っていきます。
やはり女性が一番輝いている時が、
出会いには重要な時期なのです。
だから、このタイミングを理解し、
それ相応の年齢の時には、
将来伴侶となる男性とお付き合いしていることが大切です。
また、別の調査では、
交際期間が1年から3年未満で結婚したひとが約40%、
次いで1年未満が25%と、およそ6割以上の人が
交際期間が3年以内に結婚をしています。
30歳で結婚するとなると、
27歳から29歳までには、
お付き合いしていた方がよさそうです。
結婚 出会いのきっかけは
次に、出会いのきっかけで多かったものを順位にすると、
1位「職場の同僚・先輩・後輩」
2位「友人・知人の紹介」
3位「学校の同級生・先輩・後輩」
4位「インターネット」
5位「クラブやサークルなどの部活動」
6位「合コン」
7位「イベント」
8位「ナンパ」
この中で意外だったのが「インターネット」。
出会い系サイトや交流サイトを通じての出会いが
結婚につながった人が多いのに驚きます。
これほどまでスマホが普及しているので、
今まで出会い系だったサイトも婚活サイトにリニューアルしていたり、
大手インターネット企業も婚活に参入してきています。
今までゲスいイメージがつきものだった出会い系サイトですが、
婚活サイトだと、そんなイメージもありません。
さらにTVコマーシャルなどでも、
清潔なイメージで宣伝されているので、
今後益々、婚活サイトで出会うというのが
普通になっていくのかもしれません。
理想的な出会いとなると、
できれば、職場での出会いや友人からの紹介なのですが、
なかなか難しいシチュエーションなのかもしれません。
また、既にタイミングを逃してしまった人や、
話ベタや消極的な人の場合、
出会って直ぐに気にいられるのって至難の技です。
それよりも、
条件を明確にした上で、
自分のタイミングで出会いをセッティングしてくれる
婚活サイトの方が有利かもしれません。
まとめ
話が大きく逸れてしまいましたが、
「晩婚」化しているのは間違いなさそうです。
しかし、晩婚だからといっても、
伴侶との出会いは「適齢期」があるようです。
いわば、昔であれば、「結婚適齢期」だったのでしょうが、
社会構造が変った今では、
「結婚予定出会いの適齢期」というのもあるのかなと思います。
ちょっと長ったらしいので、 「出会い適齢期」 にしておきましょう。
時間はすぐ過ぎますよ。