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熊を警戒しながらの支流でヤマメが順調
8月末に降った雨で河川の渇水が解消されたとの期待から、9月3日に尻別川上流に釣行した。
元々は余市・白井川支流を計画していた。この支流は白井川本流以上にヤマメの濃い川だが、今年に入ってまだ一度も釣行はしていない。
白井川の支流の中では、あまり目立たない分、釣人も入っていないだろう、との目論見もあった。
だが釣行日の二日前に、行きつけのフライフィッシング専門店で「この前降った大雨の濁りが消えた京極付近で、ヤマメが好調だった」「尺ヤマメも釣れた」と、たまたま居合わせた客が尻別川での釣果を話しだした。
今年の尻別川釣行は苦戦続きで、ヤマメはこれまで20センチ余りが最長。なので、数はともかくサイズアップができるならば、とその話に乗せられて急きょ行先を尻別川の上流に変更した。
今回のポイントは、過去に泣き尺のヤマメをヒットさせた寒別橋付近。午前9時から10時にかけてラフティングがうるさい場所だが、その前に切り上げることにして、午前5時の日の出とともに川を漕いで中州に渡った。
水量は前回釣行の6月と比べると幾分少ないが、若干濁りが入っておりドライフライは難しそう。試しに、早瀬脇に#10のカディスを打ち込んだが、小魚の反応さえない。
ウェットフライも、濁りに合わせて派手目なソフトハックルを使用。
流れに乗せて、スウィングさせたあとに逆引きを繰り返すが、まったく反応がない。ここでは小一時間ほど粘ったが、結局一度のアタリもないまま下流に移動。
ポイントとしては、ザラ瀬気味のこの下流の方が意外性があり、昨年は尺越えの岩魚や虹鱒がウェットフライにコンスタントにヒットした。
だが、ここも小さなアタリが数回だけ。多分、足元を群れになって泳いでいるヤマメの新子だろう。
仕方なく、尻別川下流に流れ出る支流のひとつに入ることにした。
この支流も今年初めての釣行だが、昨年までの釣行では20センチ前後のヤマメや岩魚、尺越えの虹鱒など、安定した釣果に恵まれた。
だからと言って、通い詰めたりしなかったのは、「熊出没」の看板が至る所に立てられるほどの危険地帯だから。周りにはトウキビなどの畑が多く、それを狙っての出没らしいが、川に降りた熊と鉢合わせする可能性はかなり高い。
それを承知で入渓することにしたが、いつもの「熊出没中」の看板が今回は見当たらない。それでも、突然出没してもおかしくない場所なので、熊鈴を振り鳴らし、身構えながら遡行を開始した。
この渓流には低い堰堤が数多く設置されていて、堰堤の落ち込みや流れ出しがポイントとなっている。実際に、今日の初ヒットは3つ目の堰堤の下から。10センチにも満たないヤマメで、ドライフライのアントにきた。
何基めかの堰堤を乗り越えて現れた小さな淵で、この日最長となる20センチ前後のヤマメがヒット。その後も子虹鱒や10センチ前後のヤマメがフライにかかる。
陽が上空に達して一気に汗が噴出。上流を見ると、堰堤が終わってザラ瀬が続いている。ここから引き返すことにしたが、とても川に沿って走る農道を歩く気持ちにはなれなくて、ウェットフライを操りながら川伝いで入渓地点まで釣り下ることに。
このウェットフライにも小型のヤマメや虹鱒がヒット、釣り上がってのドライフライと併せた釣果は12、3匹。尻別川本流の不調を挽回するまでには至らなかったが、魚信を楽しめた分だけ気分は良かった。それに熊とも遭遇しなかったし。
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