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釣果は多いが型ものの姿は見えず
前日の雨により渇水気味の流れが解消されたのではと、9月11日に2週連続で尻別川本流に釣行した。前回9月3日の尻別川は寒別橋の上下流で竿を出したが、完全な坊主状態で慌てて支流に逃げた。
支流では、型は小さかったもののヤマメがコンスタントにあがり、本流での不振を何とか挽回することができた。
今回の釣行ポイントは前回よりもかなり上流。川幅が狭くて浅瀬が多い反面、中流域よりも魚影の濃い流れが点在する。いつもはドライフライで遡行したあと、ウェットフライで釣り下るというケースが多い。
しかし今回は、初めからウェットフライを選択、起点の橋から下流の橋まで、約4キロメートルを釣り下ることにした。
入釣地点は曲りの入った淵が連続していて、大物を予感させる。そのためか多くの釣人が入っていて、魚影は見かけとは違いかなり厳しい。なのにこの場所に入ったのは、前日の雨により魚の活性が進んだのでは、との思惑から。
実際にこれまでも、雨の後の釣人の入っていないタイミングで、そこそこの型のヤマメや岩魚を上げたことがあった。
11日は午前5時に現地に到着、前日の雨の影響はどうだろうかと川の流れを見ると、増水した後はあるが濁りはなくコンディションは悪くはない。
問題は、多くの釣人が入ったことでどれだけ魚がスレているのかと、魚がどれだけ抜かれたのか、ということ。
その懸念は現実となり、この場でのアタリは全くなかった。
それでもいつもは、ヒットはしなくても頻繁に小さな魚のアタリはあった。今回それもないということは、前日も雨に関係なく釣人が入ったのだろう。100メートルほど続いた絶好のポイントを釣り下がると、浅いザラ瀬の続く流れが現れる。
いつもはここで引き返すが、今回はザラ瀬にもウェットフライを打ち込みながら、釣り下がることにした。入釣地点から500メートルほど下った水深のある平瀬でこの日の1匹目がようやくヒット、上がったのは10センチほどのヤマメだった。
これを機に、同じような型のヤマメのヒットが続く。ルアーや餌釣りでは難しい、極端なザラ瀬からもアタリが。
下流に向かって2キロメートル地点で、まるで当水路のように川の流れが2つに分かれた。その落ち込み口で20センチ強の虹鱒もヒットした。
入釣地点から3キロメートルほど下った、岩盤底の浅い流れでも10センチ前後のヤマメがヒットするが、型ものはいない。
時間は8時を過ぎて気温が急上昇、なのに到着地点の橋はまだ見えない。
雲が厚くて、直射日光が刺さない分だけ救われたが、汗が滝のように噴出し、胴長の中はびしょ濡れ。
何とか気力を絞って釣り下る。しかしヒットするのは、相変わらず同じような型のヤマメだけ。この時期は型ものは難しいのだろうか。
ようやく脱出地点の橋が姿を現したのは午前10時半、約4キロメートルの釣行距離を5時間半かけて走破したことになる。
ここまでの釣果は10センチ強のヤマメが10数匹に、10センチ以下が5匹、それに20センチ越えの虹鱒が1匹。
到着地点の橋の下流にもここぞというポイントが点在しているが、体力的に限界にきている。ここから川沿いの道路を1時間かけて戻ったが、車に戻った段階で足がつるほどの疲労が押し寄せてきた。
夏の釣行は体力勝負だと、今回あらためて感じた。
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